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2019/04/26 一般財団法人高度情報科学技術研究機構 FrontISTR Ver.5.0a インストール手順書 (Linux 64 ビット版 )

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FrontISTR Ver.5.0a インストール手順書

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目次

1. アプリケーション概要 ... 1 2. システム環境 ... 1 3. 必要なツール・ライブラリのインストール ... 2 ① ruby ... 2 ② cmake ... 3 ③ REVOCAP_Refiner ... 4 ④ REVOCAP_Coupler ... 5 ⑤ METIS ... 6 ⑥ MUMPS ... 7 ⑦ Trilinos ML ... 8 ⑧ ParMETIS ... 9 4. FrontISTR のインストール ... 11 5. 動作確認の実施 ... 14

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1 本手順書は、FrontISTR の入手からインストールまでを説明した資料です。 1. アプリケーション概要 本手順書が対象としているアプリケーションは以下の通りです。アプリケーションの詳細につきまし ては、オフィシャルサイトをご参照下さい。 ・アプリケーション名 FrontISTR ・バージョン 5.0a ・オフィシャルサイト https://www.frontistr.com/index.php ・ダウンロードサイト https://www.frontistr.com/reservoir/reservoir.php ※ダウンロードにはユーザ登録が必要です。 2. システム環境 本手順書が想定するシステム環境は以下の通りです。実際のシステム環境に応じて、パスやコマンド 等を読み替えてご利用下さい。 ・OS

RedHat Enterprise Linux 7.2 ・コンパイラ

インテルParallel Studio XE Cluster Edition for Linux 2018 update 1 【インストール先】 /opt/intel/compilers_and_libraries_2018.1.163 ・MPI ライブラリ

インテルMPI ライブラリ for Linux 2018 Update 1 (上記コンパイラに同梱のバージョン)

・数値演算ライブラリ

インテルMath Kernel Library for Linux (上記コンパイラに同梱のバージョン)

・各種アプリケーション・プログラムのインストールディレクトリ $HOME/package

・インストール用の作業ディレクトリ $HOME/src

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2 3. 必要なツール・ライブラリのインストール FrontISTR をインストールするにあたって、必要となるツール・ライブラリ等のプログラムをインス トールします。 ・環境変数・シェル変数の設定 一連のインストールに必要な環境変数(ロケール)を設定します。 $ LANG=C 次に、インストールディレクトリをinstd シェル変数に設定します。以下では FrontISTR 本体と 同じディレクトリ($HOME/package)を想定しています。FrontISTR 本体とは別のディレクト リにインストールする場合には、適宜変更してください。 $ instd=$HOME/package ① ruby 以下ではバージョン2.5.3 を使用しますが、バージョン名は適宜読み替えてください。 ・インストールディレクトリの作成 インストールディレクトリ($instd/ruby-2.5.3)を作成します。 $ mkdir -p $instd/ruby-2.5.3 ・コンパイル用の作業ディレクトリの作成 コンパイル用の作業ディレクトリ($HOME/src)を作成し、移動します。 $ mkdir -p $HOME/src $ cd $HOME/src ・プログラムの入手 プログラムをダウンロードします。 $ wget https://cache.ruby-lang.org/pub/ruby/2.5/ruby-2.5.3.tar.gz ・プログラムファイルの展開 プログラムの圧縮ファイル($HOME/src/ruby-2.5.3.tar.gz)を展開します。 $ tar xvf ruby-2.5.3.tar.gz 展開されたディレクトリ($HOME/src/ruby-2.5.3)に移動します。 $ cd ruby-2.5.3 ・コンパイルオプションの設定 インストールディレクトリ($instd/ruby-2.5.3)を configure コマンドに指定します。 $ ./configure --prefix=$instd/ruby-2.5.3

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3 ・インストール実行 4 並列にてコンパイルを実行し、インストールします(コンパイルに 10 分程度要します)。 $ make -j4 $ make install ② cmake 既に cmake 2.8.11 以降がインストールされている環境では、②は不要です。③に進んでください。 以下ではバージョン3.12.4 を使用しますが、バージョン名は適宜読み替えてください。 ・インストールディレクトリの作成 インストールディレクトリ($instd/cmake-3.12.4)を作成します。 $ mkdir -p $instd/cmake-3.12.4 ・コンパイル用の作業ディレクトリの作成 コンパイル用の作業ディレクトリ($HOME/src)を作成し、移動します。 $ mkdir -p $HOME/src $ cd $HOME/src ・プログラムの入手 プログラムをダウンロードします。 $ wget https://cmake.org/files/v3.12/cmake-3.12.4.tar.gz ・プログラムファイルの展開 プログラムの圧縮ファイル($HOME/src/cmake-3.12.4.tar.gz)を展開します。 $ tar xvf cmake-3.12.4.tar.gz 展開されたディレクトリ($HOME/src/cmake-3.12.4)に移動します。 $ cd cmake-3.12.4 ・コンパイルオプションの設定 インストールディレクトリ($instd/cmake-3.12.4)を bootstrap コマンドに指定します 1 $ ./bootstrap --prefix=$instd/cmake-3.12.4 ・インストール実行 コンパイルを実行し、インストールします(コンパイルに数分要します)。

1コンパイルにはGCC4.8 以上が必要です。新しいバージョンの GCC への PATH, LD_LIBRARY_PATH を設定してから bootstrap

を実行してください。例えば、名古屋大学環境(CX400)の場合、以下のように設定します。 $ PATH=/center/local/apl/cx/OpenFOAM/gnu/bin:$PATH

$ LD_LIBRARY_PATH=/center/local/apl/cx/OpenFOAM/gnu/lib64:/center/local/apl/cx/OpenFOAM/gnu/lib:$ LD_LIBRARY_PATH(1行で入力してください)

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4 $ make $ make install ③ REVOCAP_Refiner ③~⑧に共通の設定を行います。 ・環境変数の設定 コンパイラおよびライブラリの追加設定を行います(インストール環境に応じて、パスやコマン ド等を読み替えてください 23)。 $ source /opt/intel/compilers_and_libraries_2018.1.163/linux/bin/ifortva rs.sh intel64(1行で入力してください) $ PATH=$instd/cmake-3.12.4/bin:$PATH 尚、以降の作業では、GCC4.8 以降のバージョンが要求されます。環境によっては別途 GCC4.8 以降をインストールする必要があります(GCC のインストールについては本手順書には記載し ません) 1 ・インストールディレクトリの作成 インストールディレクトリ($instd/REVOCAP_Refiner-1.1.04)を作成します。 $ mkdir -p $instd/REVOCAP_Refiner-1.1.04 ・コンパイル用の作業ディレクトリの作成 コンパイル用の作業ディレクトリ($HOME/src)作成し、移動します。 $ mkdir –p $HOME/src $ cd $HOME/src ・プログラムの入手 ダウンロードサイトより「REVOCAP_Refiner-1.1.04.tar.gz」を取得し(要ユーザ登録)、イン ストール用の作業ディレクトリ($HOME/src)にコピーします。 (ダウンロードサイト:https://www.frontistr.com/reservoir/reservoir.php) 2コンパイラおよびライブラリの設定については、環境に応じて、下記の通り実行してください。 名古屋大学環境(CX400)の場合 $ source /center/local/apl/cx/intel_2018/parallel_studio_xe_2018/bin/psxevars.sh 九州大学環境(ITO-A)の場合

$ module load intel/2018.3

3名古屋大学環境、九州大学環境では、それぞれ以下の環境変数を設定することによりcmake 3.10.2 が利用可能です。

名古屋大学環境(CX400)の場合

$ PATH=$HOME/CMake-3.10.2/bin:$PATH 九州大学環境(ITO-A)の場合

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5 ・プログラムファイルの展開 プログラムの圧縮ファイル($HOME/src/REVOCAP_Refiner-1.1.04.tar.gz)を展開します。 $ tar xvf REVOCAP_Refiner-1.1.04.tar.gz 展開されたディレクトリ($HOME/src/REVOCAP_Refiner-1.1.04)に移動します。 $ cd REVOCAP_Refiner-1.1.04 ・コンパイルオプションの設定 Makefile より呼び出す設定ファイルをインテルコンパイラ用のものに変更します。

$ sed -i "s,MakefileConfig.in,MakefileConfig.LinuxIntelCompiler," Makefi le(1行で入力してください) ・インストール実行 コンパイルを実行し、インストールします(コンパイルに数分要します)。 $ make $ cp -pr bin $instd/REVOCAP_Refiner-1.1.04 $ cp -pr lib $instd/REVOCAP_Refiner-1.1.04 $ cp -pr Refiner $instd/REVOCAP_Refiner-1.1.04 ④ REVOCAP_Coupler ③におけるIntel コンパイラや GCC の設定を前提とします。 ・インストールディレクトリの作成 インストールディレクトリ($instd/REVOCAP_Coupler-2.1)を作成します。 $ mkdir -p $instd/REVOCAP_Coupler-2.1 ・コンパイル用の作業ディレクトリの作成 コンパイル用の作業ディレクトリ($HOME/src)を作成し、移動します。 $ mkdir –p $HOME/src $ cd $HOME/src ・プログラムの入手 ダウンロードサイトより「REVOCAP_Coupler-2.1.tar.gz」を取得し(要ユーザ登録)、インス トール用の作業ディレクトリ($HOME/src)にコピーします。 (ダウンロードサイト:http://www.ciss.iis.u-tokyo.ac.jp/dl/index.php) ・プログラムファイルの展開 プログラムの圧縮ファイル($HOME/src/REVOCAP_Coupler-2.1.tar.gz)を展開します。 $ tar xvf REVOCAP_Coupler-2.1.tar.gz

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展開されたディレクトリ($HOME/src/REVOCAP_Coupler-2.1)に移動します。 $ cd REVOCAP_Coupler-2.1

・コンパイルオプションの設定

インストールディレクトリ($instd/REVOCAP_Coupler-2.1)および ③でインストールした REVOCAP_Refiner のパス($instd/REVOCAP_Refiner-1.1.04)を configure コマンドに指定し ます。

$ env REFINER_LIBS="-L$instd/REVOCAP_Refiner-1.1.04/lib/x86_64-linux -lR capRefiner -lstdc++" REFINER_INCLUDES="-I$instd/REVOCAP_Refiner-1.1.04 /Refiner" ./configure --prefix="$instd/REVOCAP_Coupler-2.1"(1行で入力し てください)

・インストール実行

インテルコンパイラをmake コマンドに指定してコンパイルを実行し、インストールします(コ ンパイルに数分要します)。

$ make CC=icc F77=ifort FC=ifort MPICC=mpiicc MPIF90=mpiifort $ make install ⑤ METIS ③におけるIntel コンパイラや GCC の設定を前提とします。 ・インストールディレクトリの作成 インストールディレクトリ($instd/metis-5.1.0)を作成します。 $ mkdir -p $instd/metis-5.1.0 ・コンパイル用の作業ディレクトリの作成 コンパイル用の作業ディレクトリ($HOME/src)を作成し、移動します。 $ mkdir –p $HOME/src $ cd $HOME/src ・プログラムの入手 ダウンロードサイトより「metis-5.1.0.tar.gz」を取得し(要ユーザ登録)、インストール用の作 業ディレクトリ($HOME/src)にコピーします。 (ダウンロードサイト:http://glaros.dtc.umn.edu/gkhome/metis/metis/download) ・プログラムファイルの展開 プログラムの圧縮ファイル($HOME/src/metis-5.1.0.tar.gz)を展開します。 $ tar xvf metis-5.1.0.tar.gz

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展開されたディレクトリ($HOME/src/metis-5.1.0)に移動します。 $ cd metis-5.1.0

・コンパイルオプションの設定

インストールディレクトリ($instd/metis-5.1.0)を make コマンドに指定します。 $ make config prefix=$instd/metis-5.1.0 openmp=1 cc=mpiicc

・インストール実行 コンパイルを実行し、インストールします(コンパイルに数分要します)。 $ make $ make install ⑥ MUMPS ③におけるIntel コンパイラや GCC の設定を前提とします。 ・インストールディレクトリの作成 インストールディレクトリ($instd/MUMPS_5.1.1)を作成します。 $ mkdir -p $instd/MUMPS_5.1.1 ・コンパイル用の作業ディレクトリの作成 コンパイル用の作業ディレクトリ($HOME/src)を作成し、移動します。 $ mkdir –p $HOME/src $ cd $HOME/src ・プログラムの入手 ダウンロードサイトより「MUMPS_5.1.1.tar.gz」を取得し(要ユーザ登録)、インストール用の 作業ディレクトリ($HOME/src)にコピーします。 (ダウンロードサイト:http://mumps.enseeiht.fr/index.php?page=dwnld) ・プログラムファイルの展開 プログラムの圧縮ファイル($HOME/src/MUMPS_5.1.1.tar.gz)を展開します。 $ tar xvf MUMPS_5.1.1.tar.gz 展開されたディレクトリ($HOME/src/MUMPS_5.1.1)に移動します。 $ cd MUMPS_5.1.1 ・コンパイルオプションの設定

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8 指定します。

$ cp Make.inc/Makefile.INTEL.PAR Makefile.inc

$ sed -i -e "s,#LMETISDIR = /opt/metis-5.1.0/build/Linux-x86_64/libmetis, LMETISDIR = $instd/metis-5.1.0/lib," -e "s,#IMETIS = /opt/metis-5.1. 0/include,IMETIS = I$instd/metis5.1.0/include," e "s,#LMETIS = -L¥$(LMETISDIR) -lmetis,LMETIS = --L¥$(LMETISDIR) -lmetis," -e "s,^ORDER INGSF = -Dpord,ORDERINGSF = -Dmetis -Dpord," -e "s,MKLROOT=/opt/intel /mkl/lib/intel64,MKLROOT=$MKLROOT/lib/intel64," Makefile.inc(1行で入力 してください) ・インストール実行 コンパイルを実行し、インストールします(コンパイルに数分~10 分程度要します)。 $ make $ cp -pr lib $instd/MUMPS_5.1.1 $ cp -pr include $instd/MUMPS_5.1.1 ⑦ Trilinos ML ③におけるIntel コンパイラや GCC の設定を前提とします。 ・インストールディレクトリの作成 インストールディレクトリ($instd/trilinos-12.12.1)を作成します。 $ mkdir -p $instd/trilinos-12.12.1 ・コンパイル用の作業ディレクトリの作成 コンパイル用の作業ディレクトリ($HOME/src)を作成し、移動します。 $ mkdir –p $HOME/src $ cd $HOME/src ・プログラムの入手 ダウンロードサイトより「trilinos-12.12.1-Source.tar.gz」を取得し(要ユーザ登録)、インス トール用の作業ディレクトリ($HOME/src)にコピーします。 (ダウンロードサイト:https://trilinos.org/download/) ・プログラムファイルの展開 プログラムの圧縮ファイル($HOME/src/trilinos-12.12.1-Source.tar.gz)を展開します。 $ tar xvf trilinos-12.12.1-Source.tar.gz 展開されたディレクトリ($HOME/src/trilinos-12.12.1-Source)に移動します。 $ cd trilinos-12.12.1-Source

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9 ・コンパイルオプションの設定 インストールディレクトリ($instd/trilinos-12.12.1)の設定および数値演算ライブラリ(インテ ルコンパイラに同梱)をcmake コマンドに指定します。 $ mkdir build $ cd build

$ cmake -DCMAKE_INSTALL_PREFIX=$instd/trilinos-12.12.1 -DTrilinos_ENABLE _ML=ON -DTrilinos_ENABLE_Zoltan=ON -DTrilinos_ENABLE_OpenMP=ON -DTrili nos_ENABLE_ALL_OPTIONAL_PACKAGES=OFF -DTPL_ENABLE_MPI=ON -DBLAS_LIBRAR Y_DIRS="$MKLROOT/lib/intel64;$MKLROOT/../compiler/lib" -DBLAS_LIBRARY_ NAMES="mkl_intel_lp64;mkl_intel_thread;mkl_core;iomp5" -DLAPACK_LIBRAR Y_DIRS="$MKLROOT/lib/intel64;$MKLROOT/../compiler/lib" -DLAPACK_LIBRAR Y_NAMES="mkl_intel_lp64;mkl_intel_thread;mkl_core;iomp5" .. (1行で入力 してください) ・インストール実行 4 並列でコンパイルを実行し、インストールします(コンパイルに数分要します)。 $ make -j4 $ make install ⑧ ParMETIS ③におけるIntel コンパイラや GCC の設定を前提とします。 ・インストールディレクトリの作成 インストールディレクトリ($instd/parmetis-4.0.3)を作成します。 $ mkdir -p $instd/parmetis-4.0.3 ・コンパイル用の作業ディレクトリの作成 コンパイル用の作業ディレクトリ($HOME/src)を作成し、移動します。 $ mkdir –p $HOME/src $ cd $HOME/src ・プログラムの入手 プログラムをダウンロードします。 $ wget http://glaros.dtc.umn.edu/gkhome/fetch/sw/parmetis/parmetis-4.0.3. tar.gz(1行で入力してください) ・プログラムファイルの展開 プログラムの圧縮ファイル($HOME/src/parmetis-4.0.3.tar.gz)を展開します。

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10 $ tar xvf parmetis-4.0.3.tar.gz 展開されたディレクトリ($HOME/src/parmetis-4.0.3)に移動します。 $ cd parmetis-4.0.3 ・コンパイルオプションの設定 インストールディレクトリ($instd/parmetis-4.0.3)を make コマンドに指定します。

$ make config openmp=1 cc=mpiicc cxx=mpiicpc prefix=$instd/parmetis-4.0. 3(1行で入力してください)

・インストール実行

コンパイルを実行し、インストールします(コンパイルに数分要します)。 $ make

(13)

11 4. FrontISTR のインストール FrontISTR のインストールを実施します。 ・環境変数の設定 ロケールを変更します。 $ LANG=C ①~⑧でインストールしたツール・ライブラリのディレクトリ($HOME/package)を instd シェル変数に、FrontISTR 本体のインストールディレクトリ($HOME/package)を instd2 シェル変数にそれぞれ設定します。以下ではinstd と instd2 に同じディレクトリを設定していま すが、適宜変更してください。 $ instd=$HOME/package $ instd2=$HOME/package コンパイラおよびライブラリの設定を行います(インストール環境に応じて、パスやコマンド等 を読み替えて下さい 2 $ source /opt/intel/compilers_and_libraries_2018.1.163/linux/bin/ifortva rs.sh intel64(1行で入力してください) cmake, ruby のパスを追加します 3 $ export PATH=$instd/cmake-3.12.4/bin:$instd/ruby-2.5.3/bin:$PATH ③~⑧でインストールしたライブラリをそれぞれの環境変数に指定します。 $ export REFINER_ROOT=$instd/REVOCAP_Refiner-1.1.04 $ export REVOCAP_ROOT=$instd/REVOCAP_Coupler-2.1 $ export METIS_ROOT=$instd/metis-5.1.0 $ export MUMPS_ROOT=$instd/MUMPS_5.1.1 $ export Trilinos_DIR=$instd/trilinos-12.12.1 $ export PARMETIS_ROOT=$instd/parmetis-4.0.3 ・インストールディレクトリの作成 インストールディレクトリ($instd2/FrontISTR)を作成します。 $ mkdir -p $instd2/FrontISTR ・コンパイル用の作業ディレクトリの作成 コンパイル用の作業ディレクトリ($HOME/src)を作成し、移動します。 $ mkdir –p $HOME/src $ cd $HOME/src

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12 ・プログラムの入手 ダウンロードサイトより「FrontISTR_V50a.tar.gz」を取得し(要ユーザ登録)、インストール用 の作業ディレクトリ($HOME/src)にコピーします。 (ダウンロードサイト:https://www.frontistr.com/reservoir/reservoir.php) ・プログラムファイルの展開 プログラムの圧縮ファイル($HOME/src/FrontISTR_V50a.tar.gz)を展開します。 $ tar xvf FrontISTR_V50a.tar.gz 展開されたディレクトリ($HOME/src/FrontISTR)に移動します。 $ cd FrontISTR ・コンパイルオプションの設定 インストールディレクトリ($instd2/FrontISTR)を cmake コマンドに指定します。 $ mkdir build $ cd build

$ cmake -DCMAKE_INSTALL_PREFIX="$instd2/FrontISTR" -DWITH_LAPACK=1 -DCMA KE_C_COMPILER=icc -DCMAKE_CXX_COMPILER=icpc -DCMAKE_Fortran_COMPILER=i fort -DBLA_VENDOR="Intel10_64lp" .. (1行で入力してください)

cmake の出力において、必要な OPTIONAL パッケージやコンパイラが認識されていることを確 認します(以下、出力例)。尚、MKL ライブラリのパスについて二重定義のワーニングが出力さ れる場合がありますが無視してください。

-- The following OPTIONAL packages have been found: * MPI * OpenMP * BLAS * Threads * LAPACK * Metis * Mumps * Parmetis * Refiner * Revocap * Scalapack * Trilinos

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13 * Doxygen

-- scalapack libraries /opt/intel/compilers_and_libraries_2018.1.163/lin ux/mkl/lib/intel64/libmkl_scalapack_lp64.so;/opt/intel/compilers_and_lib raries_2018.1.163/linux/mkl/lib/intel64/libmkl_intel_lp64.so;/opt/intel/ compilers_and_libraries_2018.1.163/linux/mkl/lib/intel64/libmkl_intel_th read.so;/opt/intel/compilers_and_libraries_2018.1.163/linux/mkl/lib/inte l64/libmkl_core.so;/opt/intel/compilers_and_libraries_2018.1.163/linux/m kl/lib/intel64/libmkl_blacs_intelmpi_lp64.so;iomp5;pthread;m;dl

-- Build FrontISTR for Linux-x86_64-3.10.0-327.el7.x86_64 -- BUILD Type : RELEASE

-- C compiler : /opt/intel/compilers_and_libraries_2018.1.163/ linux/bin/intel64/icc

-- C++ compiler : /opt/intel/compilers_and_libraries_2018.1.163/ linux/bin/intel64/icpc

-- Fortran compiler : /opt/intel/compilers_and_libraries_2018.1.163/ linux/bin/intel64/ifort

-- Installation path : /home/fujitsutc/fujitsutc07/package/FrontISTR -- Found Ruby: /home/fujitsutc/fujitsutc07/package/ruby-2.5.3/bin/ruby ( found version "2.5.3")

-- Found /home/fujitsutc/fujitsutc07/package/ruby-2.5.3/bin/ruby. Enable tests. : ・インストール実行 4 並列でコンパイルを実行します(コンパイルに 10 分程度要します)。 $ make -j4 インストールを実行します。 $ make install

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14 5. 動作確認の実施 テストデータを用いた計算による動作確認を実施します。計算実行の際は、インストール環境の運用 方針に応じて、ジョブスケジューラを使用してください。 ・簡易テストの実行 4.で展開されたディレクトリ($HOME/src/FrontISTR)に移動します。 MPI ライブラリの設定を行います(インストール環境に応じて、パスやコマンド等を読み替えて ください 2 $ source /opt/intel/compilers_and_libraries_2018.1.163/linux/bin/ifortva rs.sh intel64(1行で入力してください) cmake, ruby のパスを追加します 3 $ export PATH=$instd/cmake-3.12.4/bin:$instd/ruby-2.5.3/bin:$PATH OpenMP 関連の環境変数を設定します。 $ export OMP_NUM_THREADS=1 $ export OMP_STACKSIZE=1g 4.で作成した build ディレクトリ($HOME/src/FrontISTR/build)に移動し、簡易テストを実行 します。 $ cd $HOME/src/FrontISTR/build $ make test

出力結果に“100% tests passed, 0 tests failed out of 23” が出力されている事を確認します。尚、 テスト番号23(テスト項目 Dynamic_exX_Test)にてエラーが発生することがあります。その 場合、build/Testing/Temporary/LastTest.log ファイルを確認してください。以下のように、不 一致になった値が表示されています。

Node V3 max value not coincident actual 63.922 : correct 63.923 誤差が軽微( 0.001 / 63.923 = 1.56E-05)であるため、テストは合格と判断します。 (誤差がこれよりも大きい場合、コンパイルに失敗している可能性があります)

また、LastTest.log ファイルに不一致の原因が出力されていない場合、詳細モード(make test のオプションにARGS='-V'をつける)にて再実行し、LastTest.Log を再確認してください。 $ make test ARGS='-V'

次に、並列計算用チュートリアル(「FrontISTR Ver.3.7 チュートリアルガイド」4.1~4.2 節参照) の動作確認を実施します。

(17)

15 ・チュートリアルデータによる動作確認 簡易テストにおける環境変数の設定を前提とします。 ・チュートリアルの実行 チュートリアルデータのディレクトリに移動します。 $ cd $HOME/src/FrontISTR/tutorial/02_elastic_hinge_parallel チュートリアルを実行します。 $ $HOME/package/FrontISTR/bin/hecmw_part1 $ mpiexec.hydra -np 4 $HOME/package/FrontISTR/bin/fistr1

実行ログに「FSTR_SOLVE_NLGEOM FINISHED!」、「FrontISTR Completed !!」が表示され ていることを確認します(実行時間の値は、マシン環境に依存するため一致はしません)。

### summary of linear solver

2086 iterations 9.425190E-09 set-up time : 3.793406E-02 solver time : 5.981260E+01 solver/comm time : 1.435511E+01 solver/matvec : 1.377988E+01 solver/precond : 2.933439E+01 solver/1 iter : 2.867334E-02 work ratio (%) : 7.599986E+01 Start visualize PSF 1 at timestep 1 ### FSTR_SOLVE_NLGEOM FINISHED!

==================================== TOTAL TIME (sec) : 62.66 pre (sec) : 0.26 solve (sec) : 62.41 ==================================== FrontISTR Completed !! 計算結果を確認する場合には0.log ファイルの以下の出力項目の値が、以下の値と一致すること を確認します。 : #### Result step= 1 :

##### Global Summary @Node :Max/IdMax/Min/IdMin#### //U1 3.9115E+00 82452 -7.1083E-02 65233

(18)

16

//U2 7.4504E-03 354 -5.8813E-02 696 //U3 5.9493E-02 84 -5.8751E-01 61080 //E11 1.3777E-01 130 -1.3653E-01 77625 //E22 4.9199E-02 61 -5.4370E-02 102 //E33 6.8634E-02 51036 -6.1176E-02 30070 //E12 7.1556E-02 27808 -6.8093E-02 27863 //E23 5.3666E-02 56 -5.4347E-02 82 //E31 7.2396E-02 36168 -9.6621E-02 130 //S11 3.8626E+04 130 -3.6387E+04 28580 //S22 1.6628E+04 130 -1.5743E+04 28580 //S33 1.6502E+04 30033 -1.5643E+04 28580 //S12 5.7795E+03 27808 -5.4998E+03 27863 //S23 4.3345E+03 56 -4.3896E+03 82 //S31 5.8474E+03 36168 -7.8040E+03 130 //SMS 2.8195E+04 77625 1.2755E+00 75112 : 以上

参照

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