市民参加型コミュニティ
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(2) ■ 塚田 浩二 公立はこだて未来大学准教授,科学技 術振興機構 さきがけ研究者(兼任). 1977 年 生.2005 年 慶 應 義 塾 大 学 大 学院政策・メディア研究科博士課程修 了.博士(政策・メディア).産業技 術総合研究所研究員,お茶の水女子大 学特任助教,科学技術振興機構さきが け研究者を経て,2013 年 4 月より現 職.生活環境での利用に適したユー ザ・インタフェースの研究・開発に従 事.2012 年イグノーベル賞(音響学) 受賞.. ています.2011 年 12 月から半年ごとに 4 回開催されており,各回 5 ∼ 10 万程度のオンラ イン視聴者を集めています. Quantified Self は,2011 年に米国シリコンバレーを中心に始まった,ライフログ/ヘル スケア分野を中心に,ツールの開発者/研究者とそのユーザが集まるコミュニティです.入 手の容易なライフログツールを利用することで,一般ユーザでも定量化したデータに基づく 科学的な議論がしやすい点が特徴です.日本でも 2012 年 5 月から始まり,約 3 カ月ごとに 過去 4 回開催されています.参加者は各回 30 ∼ 60 人程度で小規模ですが,外国人参加者も 多い独特のコミュニティを形成しつつあります. これらのコミュニティは発表スタイルやトピック等は異なりますが,研究者/開発者/ ユーザといった枠を超えて同じ場で熱のある発表/議論が行われ,ブログ/ビデオなど Web を介した情報共有が積極的に活用されている点が共通しています.企業から「個人」として 参加する人々も多く,新しい情報交流/活動の場となりつつあるように感じます.たとえば, 技術力のあるエンジニアが(本業とは異なる)好きなものを作って発表する,「素人発想・ 玄人実行」の実践の場になり得るのではないかと思います. 研究者にとっても,こうした市民参加型コミュニティが,研究と社会をつなぐ新しい場と して機能していくのではないかと思います.情熱だけで研究に取り組んだあの頃の熱気を感 じに,気軽に参加されてみてはいかがでしょうか?. 情報処理 Vol.54 No.11 Nov. 2013. 巻頭.
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