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パインアップルにおける非破壊選果機導入の可能性と問題点: 沖縄地域学リポジトリ

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Academic year: 2021

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Title

パインアップルにおける非破壊選果機導入の可能性と問

題点

Author(s)

竹内, 誠人; 仲宗根, 福則; 上地, 邦彦; 長堂, 嘉孝; 上地, 永

伯; 松村, まさと; 田邊, 哲也; 島袋, 伸彦

Citation

沖縄農業, 36(1): 46-47

Issue Date

2002-06

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12001/1472

Rights

沖縄農業研究会

(2)

パインアップルにおける非破壊選果機導入の可能性と問題点

竹内誠人1.仲宗根福則2.上地邦彦2.長堂嘉孝2. 上地永伯2・松村まさと3・田邊哲也4.島袋伸彦5 (沖縄県農業試験場名護支場’・八重山支場2・八重山支庁3.FANTEC4・JA八重山5) 1.はじめに 沖縄県におけるパインアップルは,平成2年 (1990)のパインアップル缶詰輸入自由化を境 に,ハウスパイン栽培法が確立され普及に移さ れるなど,生食用果実出荷の比率が増加し,現 在では総生産量の3割以上が生果として取り扱 われている.沖縄産生食用パインは概ね好評を 得ているものの,過熟果や未熟果の混入により 消費者の信頼を裏切っている.この様な現状の 中で,安定して高品質の果実を出荷するために, 非破壊で内部品質を測定できる選果機開発の重 要性は増している. 考えられる. 160 000 420 浬但鵜匡三 8.0 8.010.012.014.016.0 糖度実測値 図1.NlRによる糖度推定値と実測値の関係.

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2.測定の可能性 八重山地域では,パインアップルの「ブラン ド化」の一環として,平成12年(2000)からパ インアップル生果用光センサーの開発を行って いる.測定項目は,過熟果,未熟果等のクレー ムが多い熟度,外観から判断できない果実病害, 味を決定する糖度,酸度となっている.分析の 結果,糖度には高い相関が得られている(図1) が,酸度においては相関が低く誤差が大きくなっ ている(図2).また,熱度,病害に関しては 分析に用いたサンプルの都合上,現時点での判 別は困難であると考えられた.これらの事から, 直ちに非破壊選果機を実用化することはできな いが,周年を通し数多くの果実を分析すること によって,酸度,熟度,果実病害に関しても精 度の高い検量線を作成することは可能であると 0.801.001.201.401.601.80 酸度実測in 図2.NIRによる酸度推定値と実測値の関係. 3.活用と問題点 現在のパイン生果は全品秀品として取り扱わ れ,階級(大きさ)だけ判別されているが,非 破壊選果機が導入後は適熟果が選抜され,品質 により等級分けされるようになり,高品質果実 はより高い値で取り引きされる可能性がある. さらに,安定して高品質な果実を出荷し続ける ことで産地としての信頼を高めることができる. しかし,導入までには高品質生果用果実を生産 、=207 r=0.834 _△ ● 、 ●田 p_● > ̄ 、 ロ ● ●

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(3)

竹内・仲宗根・上地・長堂・上地・松村・田邊・島袋:パインアップルにおける非破壊選果機導入の可能性と問題点47 し,的確に収穫する技術確立や,それを元にし た選果基準の決定,基準からはずれた果実への 対応が必要となる.また,品質取引になった場 合,自然夏実の時期に収穫が片寄る可能性があ るため,品種組み合わせ等による高品質果実の 収穫期間を拡大の必要性がある. 非破壊選果機の実用化までは,多くの課題を 抱えているが今後も増加するであろう生果用パ インアップルの価値を高めるためにも,必要不 可欠な技術であると考える.

参照

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