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観光戦略研究会の研究経緯 (平成13年度事業報告)

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Academic year: 2021

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4.研究会「観光戦略研究会」

観光戦略研究会の研究経緯

和歌山大学経済学部 教 授

田 章

和歌山県では、観光産業は重要であり、和歌山市では「花 と緑の海都WAKAYAMA」をスローガンにイベントを開催し ている。又、紀南地域では「ほんまもん体験」と名を打った 体験型観光を売り出している。体験型観光は近年注目を浴び ており、各地でも農林漁業体験、生活文化体験、地域産業体 験など様々な体験が用意されている。紀南地域は市町村各地 が連携し、管轄地域のみならず、他市町村の体験型観光も売 り出すことにより、紀南地域の観光産業全体を盛り上げてい こうとする戦略を取っている。対して、紀北地域となると、 ロイヤルパインズホテルやポルトヨーロッパは祝日、クリス マス、年末年始にかけて賑わうものの、他地域になると宿泊 数が特に減少している。この要因が奈辺にあるかを分析し、 有効な施策を立案することが必要となる。 本研究会は、こうした視点から和歌山県の観光及び観光産 業の発展を目指して、平成12 年に立ち上げた。2 年目の本年 度は昨年度に引き続き、和歌山市内の観光問題の検討を行な うことにした。和歌の浦観光協会、和歌の浦観光旅館組合を ゲストに迎え、和歌浦観光業界の現状の確認を現地で行なっ た。また、和歌の浦の現状や和歌山県内の観光事情を伺い、 本研究会の研究員と意見交換を行った。 意見交換会では、USJ による宿泊数の増加の期待に反して、 宿泊数が減少したことが発表された。その点を踏まえ、顧客 情報(特性や満足度、観光経路)の分析や情報の蓄積してい く必要性が確認された。その情報の分析や蓄積を行なう役割 を和歌山大学、また地域経済研究機構の観光戦略研究会が担 う必要があるのではないだろうか。 こうした基本的方針に基づいて、本研究会は来年度にわた り和歌の浦地域と和歌山県全体の観光産業の活性化の可能性 を探っていくこととする。 ― 16 ―

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