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沖縄における地籍調査(2): 沖縄地域学リポジトリ

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Title

沖縄における地籍調査(2)

Author(s)

佐久川, 政一

Citation

沖大法学 = Okidai Hōgaku(4): 97-170

Issue Date

1982-03-31

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12001/6542

(2)

〔資料〕 四位置境界明確化特措法(現行法)による地籍調査 同法の正式名称は「沖縄県の区域内における位置境界不明地域内の各筆の位置境界の明確化等に関する特別措置法」 (昭和五二年五月一八日法第四○号)である。同法の略称としてたんに「地籍明確化特措法」、あるいは「位置境界明 五沖 むすび 五沖縄県の「地籍確定法案要綱およびその他諸法案」の検討 四位置境界明確化特措法による地籍調査(以下本号) 三復帰後の地籍調査(以上「沖大法学』第三号掲載) 二琉球政府立法「土地調査法」に基づく地籍調査 一米軍占領下の所有権認定事業 はしがき 〈資料七〉l〈資料十一〉

沖縄における地籍調査(二)

目次 佐久川 政 97

(3)

沖縄開発庁所管については、最近の聞き取り調査によれば、その指定面積一一五・○九M(実際は一一四・五一一一M)の

すべてについて調査実施済であるが、合意済地区面積は一一一一一・七九九M、未合意地区面積○・七一一一一Mとなっている。

また認証済面積は十五・一○七mで、調査済面積の六一・六%、合意済面積の六三%にしかすぎない。

右にみるごとく全指定面積について調査実施済であるにもかかわらず、かなりの未合意地区が存在する。一つのブロ

ックに一人でも未合意者がいるとそのブロック全体が未合意地区に数えられる。|つのブロックに含まれる全地主が合

ている模様である。 る一一二Mは認証} 法の全文および施行令をそれぞれ〈資料七〉、〈資料八〉として掲げておいた。

え未契約地主の土地を国が不法占拠するという事態に終止符を打ち、形式的合法性を装うことができたからである。同

年を十年に延長したからである。そのことにより、昭和五十一一年五月十四日限りで効力を失い、そのため四日間とはい

第六項により、復帰の際立法された軍用地等の継続使用のための「公用地暫定使用法」第一一条の定める暫定使用期間五

確化特措法」などが使われる反面、あえて「基地確保・地籍明確化法」と呼称する者が多い。その理由は、同法の附則

同法は国会での可決l社会、公明、共産は反対のため欠席又は退場のため自民、民社、新自由クの賛成によるlとと

もに即日公布、施行された。同法第三条によれば、昭和五十一一年度からおおむね五年の間に地籍の明確化を完了するこ とを目途として計画を立てなければならないとしている。ちょうど五年が経過した今日、はたして地籍明確化の調査は どれ程達成されただろうか。

防衛施設庁所管については、昭和五十六年十一一月一日現在、指定面積一一七Mにおよぶ駐留軍用地等の九六%にあた

こ一一Mは認証済となっており、僅か指定面積の四%にあたる五Mが地主が押印拒否等のため認証手続が保留となっ

98

(4)

しかしながら県としてはこのような法の根拠をもたない、地主間の集団和解による解決方法には、過去の実績(西原

飛行場跡地のモデル調査など)からして限界があるとして、「沖縄県地籍問題対策協議会」を設置し、地籍問題に関す

る調査研究を行い、その果実として〈資料九〉の県法律案要綱が生れたのである。県は、同要綱に基づく特別法の制定

国が地籍明確化のための特別法の制定に消極的であったのは何故だったのだろうか。国としては特別の立法をせず、

行政措置により充分目的が達せられると考えたとしか思えない。行政措置とは前章でみた復帰後の地籍調査の方法であ

る 。 過ぎた。

境界不明土地問題を解決することは、県民の権利回復と地域発展を図るうえで焦眉の急務であると、沖縄側は認

識した上で取組み、国に対しても幾度となく立法化の要請を行ってきた。琉球政府当時の復帰対策要請書第二次分によ

っても、混乱した地籍問題解決のための抜本策として法令の改正を行い、国の責任において早急に地籍を整備するよう

要請した。また昭和四七年の第六七回臨時国会(いわゆる沖縄国会)では衆議院内閣委員会でも取上げられ、政府は特

別法の立法化の必要性を認め、その検討を約束した。しかしながら法令の改正や特別法の制定もなされないまま五年が

のことが最大の問題点として指摘されてきたが、その他にも種々の問題が存する。 れなかった場合の規定はなく、同勧告には強制力もないからブロック全体が放置されることになる。同法にとってはこ 意に達しなければ、実施機関の長が位置境界について勧告ができるとの規定が盛り込まれているが、勧告が受け入れら 本章では、先ず立法の経緯について、次に同法の問題点を指摘する。本章では、先ず H立法の経緯 99

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方について、内閣総理大臣を初め、関係省庁、国会、各政党に要請したのである。

ようやく政府は、復帰五年目に至り、俄に法律制定の動きをみせた。昭和五一年十月五日、防衛施設庁から〈資料十〉

の「沖縄県の区域内の駐留軍用地等特別措置法(案)」(基地確保新法案と略称する)が発表され、臨時国会に提案さ

れた。この法案の骨子は、〈資料十〉にみる如く、第一に米軍及び自衛隊基地にかかる地籍不明土地の位置、境界の明

「「確化のために国が援助する、第一一に公用地法で現在使用している土地で昭和五一一年五月十五日以降も継続使用の必要の

ある土地は、特例を設けて境界明確化まで国が強制使用するという一一本柱からなっている。しかし法案の真のねらいは、

地籍明確化という〃アメ〃をテコに賃貸借契約を拒否するいわゆる反戦地主の土地を一片の特例でもって強制収用する

ことにあった。羊頭狗肉とはこのことをいうのであろう。

基地の確保を至上命令とする政府のなりふりかまわぬ法案であるとして、沖縄地元をはじめ野党各党の根強い抵抗に

あい、また当時国鉄、電報料金値上げなどの重要法案があったためもあって、結局、国会では審議もされず時間ぎれに

なって廃棄となった。これらのことを通して言えることは、政府は公用地暫定使用法の期限切れを目前に控え、それに

代るものとして基地確保新法案を考案し、基地確保のみでは伯仲国会を通過させる自信がないところから県民の願望す

る地籍明確化という〃エサ〃を抱き合せにしたのである。

この政府原案の国会提案と前後して県の「地籍確定法案要綱(略称)」が発表され、これを基にした特別法の立法化

要請が関係筋に対してなされた。この県案をたたき台にして社会党案が作成され、さらに社会、公明、共産の一一一野党に

よって作成された後掲の〈資料十一〉の法案も政府原案への対案という形で提案された。

政府原案たる基地確保新法案に比べれば、種々の点ですぐれていると思われる諸法案が発表され、または上程されて

100

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少なからぬインパクトを受けた政府は、原案の、向氏、民社、新、クの一一一党による修壯雍捉川という形で川価した。これが 本章のテーマである「位置境界明確化特措法」として日の口をみたのである。ところで本法はその附則節六項に全く異 質の公用地暫定使用法の五カ年間の期限延長が規定されているため、肝心の地餓処剛についての論議が十分なされない まま、しかも社会、公明、共産の欠席の状態で可決・成立した。 ロ同法に基づく調査の実績と問題点 同法に関しては、多くの問題点が指摘され得るのであるが、わけても木合怠汕Ⅸの処川がホーン川にも匹敵できる難 所であろう。 てきた沖縄総合事務局、県土地調 示すと次のようになる。(聞き取 勾昭和五六年度までの調査内容 ㈹調査実施済面積一一四・五一一一M 回合意済地区面積一一三・七九九M ㈹未合意地区面積○・七一三M(調査実施済面積の一一・九%) 目認証済面積一五・一○七M(調査済面積の六一%、合意済面積の六三%)

⑪法第十三条に基づく勧告は与那原町で六件なされたが、勧告に基づく和解は一件のみ。

阿未合意地区原因調べ(昭和五七年一一月現在) 復帰後の返還軍用地を除く民間地域の位置境界不明地域は一九市町村に二四・八’二M存在する。 きた沖縄総合事務局、県土地調査事務局は昭和五七年三月末日までに全指定面械の調査を終えた。 すと次のようになる。(聞き取り調査による) 実際の調査を行っ その実績データを 101

(7)

㈹面積に不満一一一一一ブロック、一一一六一一一筆、○・一一三九七M、未合意者一一七人 何境界に不満ニニプロック、一五六筆、○・一○二七M、未合意者一一八人 ㈹占有界主張二○ブロック、’九○筆、○・’六七一一一M、未合意者三○人 目所有権争い九ブロック、四七筆、○・○四一一五M、未合意者一○人 ㈱位置、土地売買、抵当権、通路問題一四ブロック、六八筆、○・○三○五M、未合意者一一十人 ㈹居所不明九ブロック、一一九九筆、○・○五一一一一M、未合意者七人 Ⅲその他一○ブロック、八一一一筆、○・○二三四M、未合意者一○人 計一○七ブロック、一二○六筆、○・六五八一一一M、未合意者一一一一二人 右の何の㈹その他に該当する事例は、位置境界確認以外の理由により合意しない場合で、例えば協議不参加、行政不 信、調査非協力、私道潰地の代償要求、占有地と自己所有地との交換要求などが含まれている。 これらのデータから浮彫にされてくるのは、未合意地区の処理の問題である。同法の採川している境界確認の方法が、いわ ゆる〃集団和解方式〃といわれるもので、これは、一つのブロックの関係所有者全員の協議により先ず図上(現況測量 図)確認をなし、然るのち現地に即して確認し、位置境界を表示した図面および関連書面を作成し、署名押印させるこ とによって成し遂げられるとするものである。その際、確認が得られなかった土地及び訴訟が係属して争訟中のものは 除外されるとする(法第一○条、一二条)。平たく言えば、|ブロック内に一人でも未合意地主がいると、このブロッ ク全筆について認証ができない仕組みになっているわけである。 次に指摘されるべき問題点は、図上確認又は現地に即した確認が得られない場合で、法第一三条は、土地所有者の申 102

(8)

沖縄県は去る大戦において土地に関する公図・公簿を消失し、加えて米軍等の基地建設により土地の原形が破壊され

た。本稿第一章から第三章(『沖大法学」第一一一号掲載)でみたように、終戦直後、米国の布告等によって所有権認定事

業が実施されたが、当時作成された公図・公簿は不備欠陥が多く真正な公図・公簿というにはほど遠いものであった。

その他第一九条以下の地籍明確化の困難性を緩和するための脇役的条項についても問題点が多々ある。法第一一一一条の

公共施設の整備の範囲は施行政令第一一一条になり明確となっているが、当初考えられていた河川、公園、学校などは外

され、道路だけに縮限された。しかも道路の範囲も幹線的市町村道以上の規模のものとなっている。対象外の道路はど

のように補償すべきであろうか。法一一四条の規定する駐留軍又は自衛隊の用に供されている土地の買入れについても問

題があることを指摘しておこう。基地内の土地が国有化され、基地の永久固定化につながるし、返還後における県や市

町村の土地利用計画にも支障が生じるのではなかろうか。その問題点については紙輻の都合もあるので省くことにしよう。

出により、実施機関の長が審議会の意見を聴いて位置境界について勧告することができる旨規定している。

しかし右の勧告にも法的拘束力はないので最終的に確認が得られない場合の方策が講じられていない・民事訴訟で解

決する以外にないともいえる。右のデータでみた如く、これまで六件の勧告が行われたが、これに基づいて合意に達し

たのは僅か一件のみである。この方式の有効性については立法過程でも議論の対象となったが、憂慮されていたことが

露呈したといえよう。 H県の地籍確定法案要綱

五位置境界明確化のための県の地籍確定法案要綱およびその他諸法案の検討

103

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その後、琉球政府立法の「土地調査法」に基づく地籍調査により公図・公簿の修正を図ったが十分になされないまま復 帰となった。復帰後は国の補助を受け、行政措置を講じながら〃集団和解方式〃により地籍明確化作業が推進されたが はかばかしい実績は期待できなかった。 このため、県においては、境界不明地域の地籍問題の根本的解決を図ろ目的をもって、昭和五一年十月、後掲の〈資 料九〉にみる「沖縄県における境界不明地域に係る地籍明確化のための土地調査に関する法律(仮称)案要綱(略称「地 籍確定法案要綱」)を作成し、同要綱に則した法律の制定方を政府関係筋に強く要請した。同県案は復帰後数年に亘っ て行われた西原飛行場跡地のモデル調査の実績を踏まえ、経険を通して学びとった教訓を生かし、事実問題と法律問題 の有機的関連を図りながら地籍を明らかにするという画期的構想をねり上げて作成されたものである。 この法案要綱は、本文十一章四十七項と附則からなっている。その性格や骨子は、①実施主体を沖縄開発庁長官とし、 基地内外ともこの法律を適用して土地調査を実施すること、②境界の確定は、原則として現地における確認主義に立脚 してなすものとし、これによりがたい場合は、当事者の協議によって境界を確定するものとし、協議が成立しないとき は、民主的な手続のもとに沖縄開発庁長官が決定できること、③境界確定に係る土地所有者と土地利用者の権利を調整

する必要から法定優先賃借権を設定したこと並びに土地の實取請求又は国有地との交換措置を講じていること、の三点

に集約できる。 この県案が現行法の立法過程でたたき台として参考に供されたにも拘らず、両者の相違点を浮きだたせる最大のもの は、右の②、すなわち境界確定の協議が成立しない場合の、沖縄開発庁長官による行政裁定Ⅱ決定ができるとするとこ ろにある。もちろんその場合、決定が民主的に行われるようにするため、決定に先だって地主から聴聞の請求があった 104

(10)

同法案の正式名称は〈資料十〉にみるとおり「沖縄県の区域内の駐留軍用地等に関する特別措置法案」である。同法案 の立法趣旨や問題点については前出の第四章でとりあげたので重複を避け、二点だけ指摘しておこう。第一点は、地籍が 明確になれば、未契約地主所有の駐留軍用地は「駐留軍用地特措法」により強制収用し(五月十五日の公用地法の期限 ところで県案にとっての第一の問題点は、行政裁定をもって各筆の位置境界を決定することができるかである。政府 筋は消極に解しているようである。その論拠とするところは、土地の境界の決定は裁判所の所管であって行政がやれる ことは確認の範囲に限定される、要する創設的な権利設定はできない、若し敢えてやるとすれば私権に介入することに なるというにある。又、行政決定を争う訴訟も起りうるという。 果してそうであろうか、法理論上興味ある問題である。戦後三七年にもなるというのにあらゆる努力にも拘らず未だ に地籍が確定しないという事実、先に掲げたデータから、現行法の下でも「未合意地区」「未合意地主」が数多く存在 するという事実、土地の公共的性格を重視すれば、憲法一一九条の財産権の保障と公共の福祉による制約の問題、民法一 条の基本原則、民法一一○六条の所有権の内容、民法二○七条の土地所有権の範囲等々の財産権の制約を導くこれら基本 条項は「行政決定による境界確定」に道を開くのではなかろうか。集団和解による境界確定にしても、物証による真の 確認主義が完徹されている訳ではなく、確認が擬制されているに過ぎないのである。いずれにせよ、この問題は土地の 公共性という法理上興味のつきない分野である。いまはたんに疑問を提出しておくにとどめる。 るよう手続を厳正にしている。 場合は、審査調整会議におい一 ロ防衛庁作成の政府原案の検討 審査調整会議において公開による聴聞を開き、自己に優利な証拠を提出させる等地主の利益が充分に反映され 105

(11)

したがって同法案は、地籍が明確になれば収用法で、明確にならなければ、第三章の特例で、未契約地主の土地を従 前どおり継続使用することにねらいがあるのであり、地籍の明確化は、それとの関連でなされるのであって、二義的な 使用する土地は、総理大臣による認定により、使用権を発生せしめるとしていることである。‐ 地収用法の手続がとれない土地について、公用地法の期限切れとなる昭和五十二年五月十五日以降も引続き基地として つ問題点を指摘しておこう。同法案の第三章「土地の使用の特例」で、位置境界が不明のため駐留軍用地特措法又は土 いことを、本法案の成立によって可能ならしめようとする意図のもとに準備され、国会に上程されたのである。もう一 収用できるかどうかについては、否定的解釈が通説であり、また実施例もない。このように全國にも例のな 地は「土地収用法」の公益事業認定手続によって強制収用するということである。自衛隊用地を土地収用法で 切れを前にして、「収用委員会の裁決」をめぐって県民どうしの攻防が展開された)未契約地主の所有する自衛隊用 この法案が廃案となったことは幸いであったが、もし成立して、強行実施されたとしたら、基地撤去の立場から契約 を拒否している反戦地主の土地は有無を言わさず無期限に強制使用されてしまうことになったであろう。かくては憲法 二九条で保障された個人の財産権に対する重大な侵害となり、憲法の空洞化をさらに進めることになったであろう。 現行法の下では個人の財産を強制使用できるのは憲法二九条の「公共の用に供する」場合のみであって、なにがこれ に該当するかについては、「土地収用法」に制限列記されている。これによれば、自衛隊の配備は「公共の利益とな色 事業には該当しない。したがって自衛隊の強制配備のために、地籍が明確になるまでは「基地確保新法」の特例で、明 確された後では「土地収用法」によって未契約のままに土地を強制収用することは、憲法違反を免れ得ずしてはできな いことであると言わねばならない。 106

(12)

次に、県の地籍確定法案要綱との差異を挙げれば、大筋においては県案と一致しているといえよう。先ず第一に、法 の目的が、ひたすら県民の民生の安定向上に資すること、第二に、地籍不明確の原因をつくった第二次大戦、そして米 軍の勝手な土地接収と基地構築を容認してきたのは国であり、従ってあくまで国が戦後処理として解決の責任を負うべ きであり、所要経費もすべて国の負担とすること、第三に、法律の対象は、軍用地、非軍用地を問わず、沖縄県全体の 位置境界、地籍不明地とし、実施主体は沖縄開発庁長官とすること、第四に、沖縄開発庁長官は位置境界明確化作業計 画を樹立し、作業を早期に実施する必要があるが、その場合審査調整会議を経て進めること、第五に、明確化作業の手 法は、政府案と同じく関係地主全員の協議によること、などは県案と共通している。 なかんずく、同法案と県案との最大の共通項は、明確化作業の過程で関係地主間で協議が整わない場合で、政府案で は確認が得られず協議が整わない場合の措置の規定がなく、従って放置するほかないのに対して、「沖縄開発庁長官の 案要綱を対案として関係省庁に提案したことなどにより陽の目を見ることなく廃案となった。 ものと言っても過言ではない。当然のことながら、県民の、とくに反戦地主会の反発を買い、また県も先にのべた法律 曰社会、公明、共産三党共同提出の法案 社会、公明、共産三野党は、政府の原案「基地確保新法案」への対案として、後掲〈資料十一〉の法案を提出した。こ の三野党案は先に発表された社会党の素案「沖縄県における地籍調査および確定に関する特別措置法案要項」をたたき 台とし、衆議院法制局で条文化したものである。社会党案も三野党案も県案の実現に協力する趣旨から、立法上の骨子 や条文の配列など共通点が多い反面、地図の作成、地図等の交付、土地の位置境界明確のための協義に対する援助など については防衛庁案そのものである。 107

(13)

考方法と一致している。 むすび

戦後三十七年が過ぎようとしている今日においても沖縄の地籍は完全には明確となっていない。しかし、関係者の涙

ぐましい努力によってすべての不明地籍の調査が完了し、その大部分について認証済という最終的段階にまでこぎつ けたことは喜ばしいことといえよう。ところが軍用地等については全調査面積の四%に当る五M、非軍用地については 全調査済面積の一一・九%にあたる○・七Mが未合意地区面積として残されている。 で、沖縄の特殊な状況の下では、行政権が公益的に介入し作業を推進するほかないとの考え方に基づいており、県の恩 明確化のため大きなたよりになる当時の事情を知っている古老の証言その他の証拠手段が得にくくなるおそれがあるの 決定」という行政処分の手法を導入したことである。協議が整わない場合、直ちに訴訟となっては解決が長びけば地籍 ところが、行政権による地籍の確定ということが、行政の私権への介入、公権力による個人の財産権の侵害のそしり を免れるための、行政権の介入に対する必要な民主的チェックや救済制度等の措置については、県案と同法案との間に は大きな相違が存する。第一に、関係地主が協議して、不調に終った場合でも開発庁長官は、「さらに期限を附し再協議 を求めなければならないこと、第二に、行政権の発動は、関係地主の一一一分の一一以上の同意による申請があったときとす ること、第三に、行政決定に対し、異議の申立てをすることができること、第四に、異議申立てに対する処分にもなお 不服であるときは、行政訴訟法も民事訴訟法も起こすことができること、などが県案と異なる点で、同法案が県案より も、行政決定による私権への介入に対して、より慎重で、より民主的であるということができよう。 108

(14)

くり返して述べると、未合地区が生じる即川は、現行法上、|ブロック内に一人でも木合意地主がいると、このブロ ックの土地全体について認証ができない仕組みになっていることにある。またⅢ法に雄づく勧倍もなんらの強制力がな いため、解決の最終手段にはなりえていないことにもその原因がある。 今後これら未合意地区をどう解決するかが重要な課題として残るが、開発庁は、学者、関係省庁、県の代表からなる 研究会を発足させ対策を検討しているようである。法改正を求めるか、あるいは公害等調整委員会による土地の調停、 あっせん制度を活用するかなで極々の案が検討されたようであるが、開発庁の中には、現行法でやっていける、との意 兄が強く、現在までのところ、研究会としての結論は出ていないという(沖縄タイムス一九八二・五・’八) 県の地籍確定法案要綱や三野党法律案は、これら未合意地区の生ずることを慮って、民主的手続を伴う「行政権によ る決定」という手法を導入して解決を図るほかないとの結論に達したのであるが、政府筋は、それに対して「行政によ る私権への介入」になるとの見解を示した。法理上も興味のつきない問題である。 筆者は先に、未合意地区の処理は、地籍確定作業のホーン岬であると表現した。同じホーン岬でもたんに船を走らす ことであれば、難所を避けて通ればそれで済むわけであるが、地籍の場合、不明確のまま放置することはできない。た んに地主の土地利用や処分に支障をきたすのみでなく、例えば返還軍用地の跡利用の陰路とともなって都市計画や振興 開発にも多大の影響を与えかねない。 沖縄の地籍不明は地主の意思で生じたものではない。それは、第二次大戦および占領米軍の基地建設によるものであ る。いわば戦争の爪痕である。責任はあげて戦争を引き起した国にあるのであり、その爪痕を除去することは当然国の 責務としていつまでも残ると云わねばならない。ひきつづき国および関係機関の配慮を促したい。 109

(15)

▼参考資料 日本社会党政策審議会編「第八○回国会報告」一二六頁以下。 仲地博「公用地法期限切れをめぐって復帰五年の意味するもの」 沖縄開発庁「沖縄における境界不明土地問題の諸対策」第一回および第二回 沖縄県土地調査事務局編「沖縄の地籍 沖縄県土地調査事務局編「沖縄の地籍問題 沖縄県土地調査事務局編「位置境界不明土地調査関係法令集(昭和五六年) シンポジウム記録(昭和五 (憲法普及協 現状と対策」(昭和五 ユ 経緯と現状」(昭和五十年 ス第一七号) 年 、-ゴ 年三月) 月 禺.ノ -110-

(16)

第2条との法律において「位置境界不明地域」とは、沖縄県の区域内において、太平洋戦争による破壊又はアメリカ 合衆国の軍隊の行為によって、土地の形質が変更され、又は土地登記簿及び地図が滅失したことにより、各筆の土地 の位置境界が明らかでないこととなった土地が広範に存在する地域として、政令で定めるところにより、沖縄開発庁 長官又は防衛施設庁長官が指定したものをいう。 2この法律において「実施機関の長」とは、位置境界不明地域内の土地のうち、駐留軍用地等以外の土地については 沖縄開発庁長官をいい、駐留軍用地等については防衛施設庁長官をいう。 3前項に規定する駐留軍用地等とは、位置境界不明地域内の土地のうち、琉球諸島及び大東諸島に関する日本国とア メリカ合衆国との間の協定の効力発生の際沖縄県の区域内においてアメリカ合衆国の軍隊の用に供されていた土地で、 (定義) ための措置等の緊急かつ計画的な実施を図り、もって沖縄県の住民の生活の安定と向上に資することを目的とする。 済的生活に著しい支障を及ぼしていることにかんがみ、その位置境界不明地域内の各筆の土地の位置境界の明確化の

第1条この法律は、沖縄県の区域内において位置境界不明地域が広範かつ大規模に存在し、関係所有者等の社会的経

(目的) 〈資料七〉 沖縄県の区域内における位置不明地域内の各筆の土地の位置境界の明確化に関する特別措置法

(剛鍔十籠町卑八和)

-111-

(17)

(実施機関の長の協議) 第4条沖縄開発庁長官及び防衛施設庁長官は、位置境界不明地域内の各筆の土地の位置境界の明確化の方法及び時期 その他前条一項の計画の作成及び達成のために必要な事項について協議しなければならない。 4沖縄県及び関係市町村は、位置境界不明地域内の名筆の土地の位悩境界の明確化のための措悩について協力しなけ 3政府は、第一項の計画の達成に必要な措置を識ずるものとする。 ことを目途とした内容のものでなければならない。 2前項の計画は、昭和五十二年からおおむね五年の間に位綴境界不明地域内の名筆の土地の位撹境界が明らかとなる ればならない。 第3条実施機囮 (地図の作成) ればならない。 (位置境界明確化のための計画等) 内の土地で、これらの土地以外のものをいう。 れたもの及びこれらの土地が存する市町村の区域内の町又は字(大字を除く。)の区域(以下「字等の区域」とい羨工) 条約に基づき日本国にあるアメリカ合衆国の軍隊をいう。以下同じ。)の用に供され、又は自衛隊の部隊の用に供さ おける合衆国軍隊の地位に関する協定の規定に従い駐留軍(日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障 引き続き、日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約第6条に基づく施設及び区域並びに日本国に 実施機関の長は、位置境界不明地域内の名筆の土地の位置境界の明確化のための措閥に関する計画を定めなけ -112-

(18)

(関係所有者の代表者の選出) 第8条位置境界不明地域内( 第7条実施機鯛 (地図等の閲覧) 第6条位置境界不明地] 力しなければならない。 2関係行政機関の長は、前条第一項の地図の作成について協力しなければならない。 2実施機関の長は、前項の地図の作成に当たっては、関係人から土地について事情を聴取するとともに、土地の調査 その他の方法により、各筆の土地の位置境界を明らかにするための物その他の資料の発見に努めなければならない。 3実施機関の長は、第一項の地図を作成しようとするときは、市町村の境界にあっては沖縄県知事及び関係市町村長 と、市町村の区域内の町又は字の区域にあっては関係市町村長と、それぞれ協議しなければならない。 やかに作成しなければならない。 域内の各筆の土地の位置境界を明らかにするため参考となる物が現に存在し、又は存在した場所を記載した地図を速 境界不明地域に係る道路、・河川、用排水路、墳墓、立木竹、石垣、井戸その他の位置境界不明地域について字等の区 第5条実施機関の長は、位置境界不明地域に係る市町村の境界及び当該市町村の区域内の町又は字の区域並びに位置 (地図の作成への協力) 7条実施機関の長は、第五条第一項の地図を作成したときは、直ちに、総理府令で定めるところにより、当該地図 並びにこれに関する写真及び書面を一般の閲覧に供するとともに、その旨を公示しなければならない。 位置境界不明地域内の土地の所有者は、前条の公告があったときは、当該公告のあった位置境界不明地域に係 位置境界不明地域内の土地の所有者は、前条第一項の地図の作成について、資料の提供その他の方法により協 -113-

(19)

第9条実施機関の長は、前条二項の届出があったときは、総理府令で定めるところにより、同条第一項の代表者に対 して第五条第一項の地図並びにこれに関する写真及び書面を交付するとともに、その交付した旨その他政令で定める 事項を公告しなければならない。 (関係所有者による位置境界の確認の協議等) 第扣条実施機関の長は、第五条第一項の地図並びにこれに関する写真及び書面を第八条第一項の代表者に交付したと きは、関係所有者に対し、総理府令で定めるところにより、全員の協議により、同条第一項の区域内の各筆の土地の 位置境界を確認するよう求めなければならない。 2関係所有者は、前項の確認を求められた場合においては、全員の協議により、速やかに、第八条第一項の区域内の 各筆の土地の位置境界を確認するように努めなければならない。 3関係所有者は、前項の規定による確認前に、政令で定めるところにより、第八条第一項の区域内の土地に関して所 有権以外の権利を有する者の意見を求めなければならない。 (地図等の交付) 令で定める事項を実施機関の長に届け出なければならない。 2前項の規定により代表者として定められた者は、総理府令で定めるところにより、その住所及び氏名その他総理府 らない。 土地の所有者(以下「関係所有者」という。)の過半数の合意により関係所有者のうちから代表者を定めなければな ろ字等の区域(政令で定めるところによりこれを区分したときは、その区分した区域)ごとに、当該区域内の各筆の 114

(20)

第枢条関係所有者は、第十条第一一項の協議により第八条第一項の区域内の各筆の土地の全部又は一部の位置境界(隣

接する土地の間の境界について争いがある場合には、当該境界を除く。以下同じ。)が確認されたときは、総理府令

で定めるところにより、全員で、実施機関の長に対し、その旨及び協議の内容を通知し、なければならない。 2実施機関の長は、前項の規定による通知を受けたときは、その通知に係る土地の所有者に対し、その通知に係る土

地の位置境界を現地に即して確認するため立ち会うべき場所及び期日その他必要な事項を通知しなければならない。

3前項の規定により通知を受けた者は、正当な理由のある場合を除き、その通知に従い、その場所に立ち会って、第 一項の通知に係る土地の位置境界を現地に即して確認しなければならない。この場合には、実施機関の長は、その所 属の職員を立ち会わせなければならない。

4実施機関の長は、前項の規定により土地の位置境界が現地に即して確認されたときは、直ちに、その土地の位置境

界を表示した図面及びその土地の地番、所有者その他総理府令で定める事項を記載した書面を作成し、これに、同項 の規定により立ち会った者に署名押印させなければならない。 わなければならない。

界を明らかにするための資料の提供、その所属の職員の派遣その他当該協議が円滑に行われるために必要な援助を行

第川条実施機関の長は、前条第一一項の協議が行われる場合においては、第八条第一項の区域内の各筆の土地の位置境

(実施機関の長の勧告) (位置境界の確認等) (協議に対する援助) -115-

(21)

(他人の土地への立入り) 第個条実施機関の長は、 3国土調査法第七条及び第一一十五条第一項の規定は第一項の規定による調査及び測量について、同法第十七条の規定 は同項の規定により作成された地図及び簿冊について準用する。 2前項の地図及び簿冊の様式は、国士調査法(昭和二十六年法律第百八十号)第二条第一項第三号の地籍調査に係る する測量を行い、その結果を地図及び簿冊に作成しなければならない。 が明らかとなったときは、速やかに、当該土地について、その所有者、地番及び地目の調査並びに境界及び地積に関 第H条実施機関の長は、第十二条第四項の書面により第八条第一項の区域内の各筆の土地の全部又は一部の位置境界 那覇防衛施設局に置かれる防衛施設地方審議会の意見を聴かなければならない。 3実施機関の長は、前項の規定により勧告をしようとするときは、あらかじめ、駐留軍用地等以外の土地にあっては 1 第個条関係所有者は、第十条第二項又は前条第三項の規定により土地の位置境界を確認しようとする場合において、 必要があると認めるときは、書面をもって実施機関の長に対し、当該土地の位置境界について勧告をするよう申し出 2実施機関の長は、前項の規定による申出があったときは、その申出に係る土地の位置境界について勧告をすること (地籍調査に準ずる調査) 地図及び簿冊の例による。 ができる。 ることができる。 第五条第一項の地図の作成並びに前条の規定による調査及び測量のため必要があるときは、 116

(22)

第伯楽実施機関の長は、前条第一項の規定による立入りにより他人に損失を与えたときは、その損失を受けた者に対 して、通常生ずべき損失を補償しなければならない。 2前項の規定による損失の補償については、実施機関の長と損失を受けた者とが協議しなければならない。 3前項の規定による協議が成立しないときは、実施機関の長又は損失を受けた者は、政令で定めるところにより、収 用委員会に土地収用法(昭和一一十六年法律一二九号)第九十四条第二項の規定による裁決を申請することができる。 第何条実施機関の長は、第十四条第三項において準用する国土調査法第十七条第一項の規定により閲覧に供された地 図及び簿冊について同項の閲覧期間内に第十四条第三項において準用する同法同条第一一項の規定による申出がないと き、又は同項の規定による申出があった場合において、その申出に係る事実がないと認めたとき、若しくは第十四条 第三項において準用する同法同条第三項の規定により修正を行ったときは、速やかに、同法第十九条第五項の国士調 (地図及び簿冊の認証の申請) (土地の立入りに伴う損失の補償) 求があったときは、これを提示しなければならない。求があったときは、これを提示‐ 3第一項の規定により他人の土地に立ち入ろうとする者は、その身分を示す証明書を携帯し、所有者又は関係人の請 あらかじめ通知することが困難であるときは、この限りでない。 立ち入らせようとするときは、あらかじめ、当該土地の占有者に通知しなければならない。ただし、占有者に対して、 2実施機関の長は、前項の規定によりその所属の職員又はその指定する者を宅地又はかき、さく等で囲まれた土地に その所属の職員又はその指定する者を他人の土地に立ち入らせることができる。 -117-

(23)

』 第別条政府は、位置境界不明地域内の各筆の土地の位置境界が明らかとなった場合において、当該土地の所有者がそ 第個条政府は、沖縄県の区域内においてアメリカ合衆国の軍隊から返還された位置境界不明地域内の各筆の位置境界 が明らかとなった場合において、土地区画整理法(昭和二十九年法律第二九号)による土地区画整理事業若しくは 土地改良法(昭和二十四年法律第一九五号)による土地改良事業又はこれらの事業に類する事業を実施しなければそ の所有者による利用が困難である土地があるときは、これらの事業の推進のために必要な措置を講ずるものとする。 (土地又は建物等の買取りのための資金の融通等) 第加条政府は、位置境界不明地域内の各筆の土地の位置境界が明らかとなった場合において、当該土地に所有者以外 の者が建物その他の工作物を設置しているときは、当該土地の所有者から当該土地の買取りの申出を受けた当該土地 に建物その他の工作物を設置している者又は当該土地に建物その他の工作物を設置している者から当該建物その他の 工作物の買取りの申出を受けた当該土地の所有者に対して、必要な資金の融通又はあっせんに努めなければならない。 2実施機関の長は、前項の地図及び簿冊の写しを沖縄県知事及び関係市町村長に送付しなければならない。 を保管し、一般の閲覧に供しなければならない。 第旧条実施機関の長は、国土調査法第十九条第五項の規定による指定があったときは、その指定に係る地図及び簿冊 (土地の交換等のあっせん) (返還地の利用促進のための措置) &実施機関の長は、前項の地図丘 (地図及び簿冊の保管等) 査の成果としての認証を申請しなければならない。 118

(24)

第四条那覇防衛施設局長は、第三条第一項の規定により防衛施設庁長官が定めた計画に係る位置境界不明地域内の土 地(その所有者との合意により駐留軍又は自衛隊の用に供されていた土地に限る。)が駐留軍又は自衛隊から返還さ れた場合において、当該土地を原状に回復することが著しく困難であるとき、又は当該土地を原状に回復しないでも これを有効かつ合理的に使用することができると認められるときは、その所有者の同意を得て、その土地を原状に回 復しないで、その所有者に返還することができる。 2前項の場合においては、土地の所有者及び関係人の受ける損失は、補償しなければならない。 (駐留軍等が使用している土地の買入れ) 第四条国は、政令で定めるところにより、第三条第一項の規定により防衛施設庁長官が定めた計画に係る位置境界不 第四条那覇防衛施誕 (返還地の原状回復) 第皿条国は、第三条第一項の規定により沖縄開発庁長官が定めた計画に係る位置境界不明地域内における政令で定め る公共施設の整備について、政令で定めるところにより、関係地方公共団体に対し、必要な財政措置を講ずるものと 2国は、前項に規定する位置境界不明地域内における政令で定める公共施設の整備で他の法令の規定により当該公共 施設の管理を国が行うこととされているものについて、その促進を図るものとする。 する。 (財政措置等) っせんに努めなければならない。 の所有に係る土地とその所有に係る土地以外の土地との交換又は買換えを希望したときは、当該交換又は買換えのあ 119

(25)

(施行期日) 1との法律は、公布の日から施行する。 (この法律の施行前の行為についての経過措置) 2との法律の施行前に那覇防衛施設局長、沖縄県知事又は位置境界不明地域内の土地の所有者がした行為で、第五条、 第九条、第十条又は第十一一条第一項から第三項までの規定による行為に相当するものは、それぞれ、これらの規定に よりされたものとみなす。この場合において、この法律の施行前に第十一一条第一項の規定による通知に相当する通知 があったときは、第七条又は第九条の規定による公告は、することを要しない。 (この法律の施行の際位置境界が明らかな土地についての措置) 3との法律の施行の際沖縄県の区域内の土地で、現地調査書(現地における調査の結果を記載した書面で、その内容 について字等の区域内の土地の所有者の全員が同意したものをいう。以下同じ。)によりその位置境界が明らかとな っているものについては、第十四条から第十八条までの規定を準用する。ただし、当該現地調査書に記載された現地 その一部を地方支分部局の長又は沖縄県知事に委任することができる。 西条この法律の規定により沖縄開発庁長官又は防衛施設庁長官の権限に属する事務は、政令で定めるところにより、簾西条この洋 (事務の委任) の範囲内において、当該土地を買い入れることができる。 明地域内の土地で駐留軍又は自衛隊の用に供されているものの所有者が、当該土地の買入れを申し出るときは、予算 則 120

(26)

5沖縄開発庁設置法(昭和四十七年法律第二九号)の一部を次のように改正する。 第四条中第八号を第九号とし、第七号を第八号とし、第六号を第七号とし、第五号の次に次の一号を加える。 6沖縄県の区域内における位置境界不明地域内の各筆の土地の位置境界の明確化等に関する特別措置法(昭和五 十二年法律第四○号)による駐留軍用地等以外の土地に係る各筆の土地の位置明確化等に関すること。 第五条第二項中「同条第五号」の下に「及び第六号」を加え、「同条第六号及び第七号」を「同条第七号及び第八 号」に改め、同条第三項中「及び同条第五号」を「同条第五号」に改め、「限る。)」の下に「及び前条第六号に褐 7沖縄県の区域内における位置境界不明地域内の各筆の土地の位置境界の明確化等に関する特別措置法(昭和五十 第四十五条中第八号を第九号とし、第七号を第八号とし、第六号の次に次の一号を加える。 4防衛庁設置法(昭和二十九年法律第一六四号)の一部を次のように改正する。 一一年法律四○号)による駐留軍用地等に係る各筆の土地の位置境界の明確化等に関すること。 第五十五条中第八項を第九項とし、第三項から第七項までを一項ずつ繰り下げ、第二項の次に次の一項を加える。 3那覇防衛施設局に置かれる防衛施設地方審議会は、沖縄県の区域内における位置境界不明地域内の各筆の土地の 位置境界の明確化等に関する特別措置法第十三条第三項の規定による防衛施設庁長官の諮問に応じ、意見を述べる (沖縄開発庁設置法の一部改正) (防衛庁設置法の一部改正) 調査の結果に基づき土地の表示に関する登記がされた土地については、この限りでない。 ことができる。 -121-

(27)

6沖縄における公用地等の暫定使用に関する法律(昭和四十六年法律第 (沖縄における公用地等の暫定使用に関する法律の 3審議会の組織、委員の任命その他の事項については、総理府令で定める。 2審議会は、沖縄県の区域内における位置境界不明地域内の各筆の土地の位置境界の明確化等に関する特別措置法 ▼ 第十一一一条第一一一項の規定による沖縄開発庁長官の諮問に応じ、意見を述べることができる。 第他条総合事務局に、附属機関として、沖縄位置境界明確化審議会(以下「審議会」という。)を置く。 (沖縄位置境界明確化審議会) 十二条の規定に係るものに限る。)」を加える。 げる事務(沖縄県の区域内における位置境界不明地域内の各筆の土地の位置境界の明確化等に関する特別措置法第 第二条第一項ただし書中「五年」を「十年」に改める。 第十一一条を第十三条とし、第十一条の次に次の 第九条第一項第一号中「及び第八号」を「、第六号及び第九号」に改める。 部改正) 条を加える。 巨万)の 部を次のように改正する。 -122-

(28)

(沖縄県知事等への計画の通知) 第2条実施機関の長は、法第一一 第1条沖縄県の区域内における位置境界不明地域内の各筆の土地の位置境界の明確化等に関する特別措置法(以下 「法」という。)第一一条第一項の規定による指定は、駐留軍用地等(同条第三項に規定する駐留軍用地等をいう。以 下同じ。)以外の土地については沖縄開発庁長官が、駐留軍用地等については防衛庁長官が、それぞれ行うものとす る。ただし、指定の際駐留軍用地等であるか駐留軍用地等以外の土地であるかが明らかでない土地については、沖縄 開発庁長官及び防衛施設庁長官が行うものとする。 2沖縄開発庁長官又は防衛施設庁長官(以下「実施機関の長」という。)は、前項の指定をしようとするときは、あ らかじめ、国土長官、沖縄県知事及び関係市町村長の意見を聴かなければならない。 3実施機関の長は、第一項の指定をしたときは、当該指定に係る地域を、官報で告示するとともに、沖縄県知事及び 関係市町村長に通知しなければならない。 (位置境界不明地域の指定) 〈資料八〉 ければならない。 沖繩県の区域内における位置境界不明地域内の各筆の土地の位置境界の明確化等に関する特別措置法施行令 法第三条第一項の計画を定めたときは、その内容を沖縄県知事及び関係市町村長に通知しな (改正昭和五十三年十一月十日)

(Ⅷ瑠糾一一薪覗部)

-123-

(29)

(協力委員) 第3条法第二条第一項に規定する位置境界不明地域内の各筆の土地の所有者は、当該位置境界不明地域に係る市町村 の区域内の町又は字(大字を除く。)の区域(次条の規定により当該区域が二以上に区分されたときは、当該区分さ れた区域)ごとに、その区域内の各筆の土地の所有者の協議により定める方法により、本人の同意を得て、次項に定 める任務を行う協力委員を選任することができる。 2協力委員は、法第八条第一項の区域内の各筆の土地の所有者(以下「関係所有者」という。)による当該各筆の土 地の位置境界の確認が適正かつ円滑に行われるよう法第五条第一項の地図の作成その他の措置について関係所有者及 び那覇防衛施設局長又は沖縄県知事に協力するものとする。 (公告すべき事項) 第5条法第九条( (字等の区域の区分) 、 第4条法第八条第 合意によらなければならない。 5条法第九条の政令で定める事項は、次に掲げる事項とする。 L地図等の交付に係る法第八条第一項の区域の表示。 2地図等の交付に係る法第八条第一項の代表者の住所及び氏名。 a第一号の区域内の関係所有者の氏名及びその所有に係る土地の地番(当該土地が登記されていない場合にあって は、当該土地の位置。以下同じ。) 法第八条第一項の字等の区域を一一以上の区域に区分するには、当該字等の区域内の各筆の土地の所有者全員の 124

(30)

(地籍調査に準ずる調査の実施の公示) の 第9条法第十四条第三項において準用する国士調査法(昭和二十六年法律第一八○号)第七条の規定による公示は、 第8条法第1 (勧告の申出) 第7条法第4 (現地立会の通知) 第6条法第十条第三項の規定に』 (関係利用者に対する意見の聴取) aその他の参考となる事項 4申出に至るまでの経緯 a申出の趣旨及びその理 2申出に係る各筆の土地 1斗件艸』笏一F昨房ワ国彦佃里厭一信一宅 5法第十条第一項の協議の開始の予定時期。 4当該公告にその氏名が記載されていない関係所有者は、その住所及び氏名、その所有に係る土地の地番及び地積 並びに当該土地の所有権を疎明する方法を記載した書面により、関係所有者である旨を当該公告を行った機関に申 し出ることができること。 法第十三条第一項の書面には、次に掲げる事項を記載するものとする。 申出を行う関係所有者の住所及び氏名 申出に係る各筆の土地の所有者の住所及び氏名並びに当該各筆の土地の地番及び地積 申出の趣旨及びその理由 法第十条第三項の規定による意見の聴取は、関係所有者全員の協議により定める方法により行うものとする。 法第十二条第二項の規定による通知は、立会の期日の十日前までに、書面により行わなければならない。 -125-

(31)

第川条法第十六条第一一一項の規定により、土地収用法(昭和一一十六年法律第二一九号)第九十四条第二項の規定による

裁決を申請しようとする者は、総理府令で定める様式に従い、次に掲げる事項を記載した裁決申請書を収用委員会に 第扣条法第一 (誤差の限度)

(公共施設) 5協議の経過 4損失の補償の見積り及びその内訳 a損失の事実 2相手方の住所及び氏名 L裁決申請者の住所及び氏名 提出しなければならない。 (裁決申請手続) 項の地図及び簿冊の例による。 扣条法第十四条第三項において準用する国土調査法第十七条第一一項の規定による地図及び膀冊の誤差の限度は、同 3調査期間 2調査地域 L調査を実施する者の名称 官報により、次に掲げる事項を掲載して行わなければならない。

(32)

2国は、前項の規定による補助を受けて土地を取得する市町村に対して、当該土地を円滑に取得するについて当該土 地が同項の位置境界不明地域内にあることによりその他の土地との交換等の特別の措置を講ずる必要があると沖縄開 発庁長官が建設大臣と協議して認めるときは、予算の範囲内において、同項の規定による補助を行う年度の翌年度に八 当該特別の措置を講ずることに伴い必要となる費用を充てさせるため、交付金を交付することができる。 対して、補助するものとする。 縄県に対して、同条第三号に掲げる道路に係るものについてはその十分の八を当該道路の道路管理者である市町村に縄県に対して、同条第三号に檀 当該土地の取得に要する費用について、前条第一号及び第二号に掲げる道路に係るものについてはその十分の十を沖 ものを当該道路の道路管理者(道路法第十八条第一項の道路管理者をいう。以下同じ。)が取得する場合においては、 土地のうち太平洋戦争の開始の日から日本国との平和条約の効力発生の日の前日までに築造された道の敷地であった 第個条国は、法第一一十一一条第一項に規定する位置境界不明地域内にある前条各号に掲げる道路を構成する敷地である (財政措置) 3市町村道のうち、当該市町村道の存する市町村の区域内の主要な集落を相互に連絡するものその他の当該市町村 2県道 L道路法第十三条第一項の指定区間外の一般国道 に規定する道路をいう。以下同じ。)のうち次に掲げるものとする。 第佃条法第一一十一一条第一項の政令で定める公共施設は、道路(道路法(昭和一一十七年法律第一八○号)第一一条第一項 の区域における主要な道路網を構成するものとして建設大臣が沖縄開発庁長官と協議して指定するもの。 -127-

(33)

3法第五条、第七条、第八条第一一項、第九条、第十条第一項、第十一条、第十一一条、第十四条第一項、第十五条第一 項及び第二項並びに第十六条から第十八条までの規定に基づく沖縄開発庁長官の権限に属する事務は、沖縄県知事に 委任する。ただし、法第十一条の規定に基づく権限に属する事務は、沖縄開発庁長官が沖縄総合事務局の長に行わせ 条第一項及び第二項並びに第十六条から第十八条までの規定に基づく防衛施設庁長官の権限に属する事務は、那覇防 2法第五条、第七条、第八条第二項、第九条、第十条第一項、第十一条から第十三条まで、第十四条第一項、第十五 第旧条法第十三条の規定に基づく沖縄開発庁長官の権限に属する事務は、沖縄総合事務局の長に委任する。 (事務の委任) 該土地を買入れることが適切であると認められる場合に、行うことができる。 による当該土地の使用の方法及び状況、当該土地の位置並びに当該土地の所有者の経済的事情を総合的に勘案して当 第個条法第二十四条の規定による土地の買入れは、駐留軍(法第二条第一一一項に規定する駐留軍をいう。)又は自衛隊 (駐留軍等が使用している土地の買入れ) 第川条法第二十一一条第二項に規定する政令で定める公共施設は、道路とする。第川条法第二十二条第一 (国の管理する公共施設) の事項を考慮して沖縄開発庁長官が建設大臣と協議して定めるところにより算定した額とする。 3前項の交付金の額は、第一項の規定による補助を受けて取得する土地で前項の特別の措置に係るものの面積その他 ることを妨げない。 ■ 衛施設局長に委任する。 128

(34)

3防衛施設地方審議会令(昭一 第一条に次の一項を加える。 1この政令は、公布の日から施行する。 2防衛庁組織令(昭和二十九年政令第一七八号)の一部を次のように改正する。 第一五六条の一一を次のように改める。 4法第十七条の規定による国土調査法第十九条第五項の国士調査の成果としての認証の申請は、那覇防衛施設局長に あっては防衛施設庁長官を、沖縄県知事にあっては沖縄開発庁長官を、それぞれ通じて行うものとする。 2前項に規定するもののほか、審議会は、沖縄県の区域内における位置境界不明地域内の各筆の土地の位置境界の 明確化等に関する特別措置法(昭和五十二年法律第四○号)第十三条第一一一項の規定による諮問に応じ、当該諮問事 駐留軍の使用に供する施設及び区域の取得並びにこれに伴う必要な措置に関する事務のうち特に関係行政機関との 留軍用地等に係る名筆の土地の位置境界の明確化に関する事務をつかさどるほか、命を受け、自衛隊の施設並びに る特別措置法(昭和五十二年法律第四○号)第一条から第十八条までの規定による同法第一一条第三項に規定する駐 1第茄条の2用地調整官は、沖縄県の区域内における位置境界不明地域内の各筆の土地の位置境界の明確化等に関す (用地調整官) 附 項について意見を述べる。 調整を要する事務をつかさどる。 則 (昭和三十七年政令第四一二号)の一部を次のように改正する。 129

(35)

5沖縄開発庁において経費の配分計画に関する事務を行なう事業等を定める政令(昭和四十七年政令第一八三号)の 4沖縄関発庁組織令(昭和四十七年政令第一八二号)の一部を次のように改正する。 第四条中第三号を第四号とし、第二号の次に次の一号を加える。 a沖縄県の区域内における位置境界不明地域内の各筆の土地の位置境界の明確化等に関する特別措置法(昭和五 十二年法律第四○号)による同法第二条第三項に規定する駐留軍用地等以外の土地に係る各筆の土地の位置境界 の明確化等に関すること(振興局の所掌に属するものを除く。)。 第十五条の表総務部の項中第七号を第八号とし、第六号を第七号とし、第五号の次に次の一号を加える。 a沖縄県の区域内における位置境界不明地域内の各筆の土地の位置境界の明確化等に関する特別措置法による同 法第二条第三項に規定する駐留軍用地等以外の土地に係る各筆の土地の位置境界の明確化等に関すること。 第十六条第一項の表に次のように加える。 一部を次のように改正する。 第一一条第一一項中「第十一一条」を「第十三条」に改める。 附則(昭和五十三年十一月十日政令第一一一六七号)この政令は、公布の日から施行する。 130 沖縄位置境界明 確化審議会 総合事務局の長の諮問に応じて、沖縄県の区域内における 位置境界不明地域内の各筆の土地の位置境界の明確化等に 関する特別措置法第十三条第三項の意見を述べること。

(36)

第二基本方針 第一目的 この法律は、沖縄県における毎筆の土地の境界が明らかでない地域の土地の調査に関し、必要な事項を定めること により、緊急かつ計画的に地籍の明確化を図り、もって土地の所有者の権利を回復するとともに、あわせて国土の保 全及び利用の高度化並びに地域の発展に寄与することを目的とする旨を規定すること。 〈資料九〉県の地籍確定法案要綱 沖縄県における境界不明地域に係る地籍明確化のための土地調査に関する法律(仮称)案要綱 この法律に基づく土地の調査は、毎筆の土地を現地について調査確認する国土調査法(昭和二十六年六月一日法律 第百八十号)の確認主義に立脚してなすものとするが、沖縄県における境界が明らかでない地域に係る毎筆の土地に ついて、この原則を適用して調査するだけでは地籍の明確化を図ることが極めて困難であることに鑑み、沖縄開発庁 長官が、土地の所有者その他の利害関係人又はこれらの者の代理人(以下「土地所有者等」という。)に対し、現地 について境界を確定するための協議を求め、協議がととのった場合には、境界が確定したものとし、協議がととのわ ない場合には、この法律の定めに従い、沖縄開発庁長官の決定によって境界が確定するものとし、これにより境界が 明らかになったものとして、国土調査法の地籍調査に準ずる調査によって地籍図及び地籍簿を作成し、国土調査法第 十九条第五項の規定による成果の認証により、地籍の明確化を図るものとする旨を規定すること。 第一章総則 -131-

(37)

第三定義

1この法律において「境界不明地域」とは、第一一次世界戦争による戦禍及びアメリカ合衆国の行為により、土地の

形質が変更され並びに土地の登記簿及び地図が消失したことにより、毎筆の土地の境界が不明となり、土地調査法

二九五七年十一月十四日立法第百五号)による調査によっても地籍が確定せず、かつ、国土調査法による地籍調

査の実施が極めて困難な地域で、この法律の定めるところにより指定する地域をいう旨を規定すること。

2この法律において「土地調査」とは、この法律に定める手続により、境界不明地域に係る毎筆の土地について境

界を確定し、その結果を地籍図及び地籍簿に作成することをいう旨を規定すること。

3この法律において「特殊土地」とは、境界不明地域に係る登記漏れ土地、不存在土地、所有者不明土地及び水没

土地をいい、それぞれ次に掲げるとおりとする旨を規定すること。

一「登記漏れ土地」とは、土地の所有者が、土地所有権関係資料蒐集に関する件(’九四六年一一月一一十八日琉球

列島米国海軍軍政本部指令第百一一十一号)及び土地所有権証明(一九五○年四月十四日軍政本部特別布告第一一一十

六号)並びに土地所有権(一九五一年六月十一一一日琉球列島米国民政府布告第八号)による事業(以下「所有権認

定事業」という。)において、所有土地の申請書を提出しなかったことその他手続の暇疵により、土地登記簿及

び地図に表示されていない土地をいう。

一一「不存在土地」とは、従前から現地に存在しない土地が、所有権認定事業において、土地所有権の認定、証明

又は登記手続の暇疵若しくは土地の所有者の錯誤により、土地登記簿及び地図に表示された土地をいう。

一一一「所有者不明土地」とは、沖縄の復帰に伴う特別措置に関する法律(昭和四十六年十二月一一十日法律第百二十

-132-

(38)

第四国の責務 第五地域の指定及び区分

1境界不明地域は、調査の難易又は地域の特性によって、政令で定める区分に従い、沖縄開発庁長官が指定すること。

2沖縄開発庁長官は、前項の境界不明地域の指定にさきだって、沖縄県知事及び関係市町村の長の意見を聴き、沖縄

境界不明土地審査調整会議の議を経るとともに、関係行政機関の長と協議して、指定する旨を規定すること。

3沖縄開発庁長官は、境界不明地域を指定するときは、総理府令で定めるところにより公示するとともに、沖縄県知

事及び関係市町村の長に通知しなければならない旨を規定すること。

4境界不明地域の指定は、解除又は変更することができるものとし、解除又は変更に関する手続は、指定の手続に準

国は、沖縄県における境界不明地域に係る毎筆の土地に関する地籍の明確化を図るための直接の責務を負うものと し、これに要する一切の経費を負担する旨を規定すること。 四「水没土地」とは、従前、存在していた土地で、第一一次世界戦争による戦禍及びアメリカ合衆国の行為により、 B 現況において水面下に没している土地をいう。 地をいう。 九号)第一 第二章境界不明地域の指定及び土地調査の実施 第六十一一条に規定する土地及びこの法律による土地調査によって確定した土地の 所有者が明らかでない士 -133-

(39)

第九計画の公示及び通知 第八事業計画 1沖縄開発庁長官は、土地調査計画及び事業計画を作成したときは、遅滞なく、総理府令の定めるところにより公示 ● するとともに、沖縄県知事及び関係市町村の長に通知しなければならない旨を規定すること。 2調査地域及び調査面積については、年度別に区分して定める旨を規定すること。 1沖縄開発庁長官は、次に掲げる事項を定めて土地調査計画を作成する旨を規定すること。 第七土地調査計画 計画及び事業計画を作成する旨を規定すること。 2沖縄開発庁長官は、関係行政機関の長と協議するほか、沖縄県知事及び関係市町村の長の意見を聴いて、 1この法律による土地調査は、沖縄開発庁長官が行うものとする旨を規定すること。 第六土地調査の実施及び計画第六 沖縄開発庁長官は、土地調査計画に基づき、毎年度、総理府令の定めるところにより、当該年度における事業計画 を作成して土地調査を実施する旨を規定すること。 ずろ旨を規定すること。 調査地域 調査面積 調査期間 土地調査 134

参照

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