韓国の社会・文化情報資源のデジタル化・ネットワーク化動向について
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(2) 関 す る社 会 の 姿 勢(土. 壌)は. 、 日本 と大 き く. 能 を 実 現 し て い る と考 え て ほ し い 。 ま ず 、 シ ソ ー ラ ス を 当 た り前 の ご と く構 築. 異 な る よ うに思 え る。. して い る の に は驚 か さ れ た 。 日本 で は 、 歴 史. 例 え ば、 韓 国 で は、 国家 財 政 が 破 綻 したIMF 危 機 の と き に 、 多 数 の ホ ワ イ トカ ラ ー が 、 失. の よ う な文 系 世 界 にお い て は 、 シ ソ ー ラ ス を. 業 対 策 の 一 環 と して 、 資 料 の デ ジ タ ル化 作 業. 構 築 し よ う とい う発 想 す ら な い か 、 この よ う. に雇 用 され た 。 上 記 の 崔 教 授 に よ る と、 こ の. な 発 想 が あ っ て も、 シ ソー ラ ス を構 築 す る の. 時 に、 約364万 ペ ー ジ もの 資 料 が 入 力 され た と い う。 日本 で も、 不 景 気 の 時 に は 、 失 業 対 策. は 不 可 能 だ と考 え る研 究 者 が 多 い か らで あ る(こ. 事 業 が 行 わ れ る が 、 多 数 の ホ ワ イ トカ ラ ー を. 究 者 さ え い る)。. 資 料 の 入 力(も. の よ う な も の を 構 築 す る の は 悪 だ と考 え る 研. し くは 、 社 会 ・文 化 情 報 資 源. ま た 、 こ の シス テ ム に 参 加 す る 各 機 関 と数. た め に雇 用 す る と い う発 想. 年 に わ た っ て 話 し合 い を 重 ね て 、 横 断 検 索 用. の デ ジ タ ル 化)の. は な か ろ う。 この よ う に 、韓 国社 会 に は 、 日. の 念 入 り な 共 通 メ タ デ ー タ11)・. 本 と異 な り、 情 報 資 源 や そ の デ ジ タ ル化 を重. 開 発 し て い る が 、 こ の こ と も驚 き に 値 す る 。. 視 す る姿 勢(土 壌)が. 日 本 で は 、 文 系 機 関 が 話 し合 っ て 、 念 入 り な. あ る。. 韓 国 に は 、情 報 通 信 省7)が 置 か れ て お り、. スキーマ をも. 共 通 メ タ デ ー タ ・ス キ ー マ を 開 発 す る の は 困. こ こが 中 心 とな っ て 、 国 策 と して 、 情 報 資 源. 難 だ か らで あ る 。. の デ ジ タ ル化 や ネ ッ トワ ー ク化 を推 進 して い る。. シ ソ ー ラ ス や 念 入 り な 共 通 メ タ デ ー タ ・ス. これ を推 進 す るた め に、 「 知識 情報 資源 管理 法」. キ ーマの構築 が可 能で ある点 に、情報 資源 の. とい う法 律 が 制 定 さ れ 、 さ ら に は 、 「国 家 知. デ ジ タ ル 化 ・ネ ッ ト ワ ー ク 化 に 関 す る 、 日 韓. 識 情報統 合検 索 システ ム」 とい う総 合 ポー タル ・. の 社 会 的 ・文 化 的 、 あ る い は 土 壌 的 な 差 異 を. サ イ トも構 築 され て い る。 こ れ は 、 あ る 意 味. 強 く感 じ た 。. で は 、 前 章 で 述 べ た 、 「電 子 メ デ ィ ア 空 間 」. な お 、 こ の シ ス テ ム を構 築 す る 資 金 は 、. の構 築 を指 向 して い る もの とい え る。. 識 情 報 資 源 管 理 法 」 に よ っ て 提 供 さ れ て お り、 この シ ス テ ム の 上 位 に 、 前 章 で 述 べ た 、. 3.国. 史編纂委員会. 「国. 家 知 識 情 報 統 合 検 索 シ ス テ ム」 が 位 置 づ け ら. 国史編纂 委員 会 は、教育 人的資 源省傘 下 の. れている。. 機 関 で あ る 。 こ こ で は 、 韓 国 の歴 史 情 報 や ア ー カ イ ブ ズ な ど を 扱 う 主 要13機 関 の 横 断 検 索. 4.国 立 中 央 博 物 館(お よ び 国 立 民 俗 博 物 館). シス テムで あ る、 「 韓 国歴 史情 報統 合 シ ステム」 ("KoreanHistoryOn-line")8)を い る(も. 「知. 韓 国で は、文化観 光省傘 下 の国立 中央博物 館 が 中 心 とな っ て 、 「国 家 文 化 遺 産 総 合 情 報. 構i築 し て. ちろ ん 、 こ の シ ス テ ムへ の 参加 機 関 は 、. 自 身 の 資 料 や 資 料 情 報 を デ ジ タ ル 化 し、 自 身. サ ー ビス」("KoreanNaUon田HehtageOn-hne") 12)と い う 、文 化財 情 報 の横 断検 索 シ ス テ ム が. のWebサ. 運 営 され て お り、 この シ ス テ ム を通 じて 、 主. イ トか ら も 、 自 身 の 資 料 を 検 索 で. 要104館13)の. き る よ う に し て い る)。 こ の シ ス テ ム は 検 索 機 能 が 充 実 し て お り、 シ ソ ー ラ ス(用. が で きる 。 こ の シ ス テ ム も、 国 史 編 纂 委 員 会 の 「韓 国. 語 の 同 義 ・上 下 関 係 等 を 整 理. し た 、 情 報 検 索 の た め の"辞 演 算9)、. 近 接 演 算 子10)な. 書")、. 歴 史 情 報 統 合 シ ス テ ム」 と 同様 、 「知 識 情 報. プー ル. 資 源 管 理 法 」 に基 づ く資 金 で 構 築 さ れ て お り、. どを利 用 した検 索 が. 「国 家 知 識 情 報 統 合 検 索 シス テ ム」 の 下 位 シ. 可 能 と な っ て い る。 また 、 そ の他 に も さ ま ざ. ス テ ム とい う位 置 づ け で あ る 。. ま な 機 能 を有 し て い る。 商 用 デ ー タベ ー スや 、. 国立 中央博 物館 は、長 年 にわた って各地 の. 米 国 の 医 学 ・薬 学 情 報 の 提 供 サ イ ト で あ る PubMedを. 所 蔵 品 情 報 な ど を検 索 す る こ と. 知 っ て い る 読 者 は、 こ れ ら に近 い 機. 博 物 館 と協 議 して 、 『遺 物 分 類 標 準 化 』 を作. 4.
(3) 成 し て い る 。 これ は 、 名 前 か ら は 、 文 化 財 の. 物 館 が こ れ に した が う こ と を決 定 して も、 こ. 標 準 分 類 表 に思 え る が 、 実 際 に は 、 韓 国 の 文. れ を十 分 に勉 強 し、 理 解 した う え で デ ー タ 入. 化 財 の メ タデ ー タ標 準 と、 デ ー タの統 制 法(含 分 類 法)や. 、. 力 す る学 芸 員 が どれ だ け い る の か も疑 問 で あ る 。. 入 力 規 則 を定 め た もの で あ り、 標. 日韓 の情 報 に 関 す る 、社 会 的 ・文 化 的 、 も し. 準 入 力 マ ニ ュ ア ル の 役 割 を 果 た す も の で あ る。 1996年 に初 版 が で き、 そ の 後5回. くは土 壌 的 な差 異 を強 く感 じる 。. ほ ど改 訂 が. 日本 に は 、 文 化 庁 と総 務 省 に よ る 「文 化 遺. な され、 現 在 の最 新 版 は2003年 版 で あ る14)。. 産 オ ン ラ イ ン」18)と い う、 文 化 財 情 報 の横 断. こ の よ うな 標 準 入 力 マ ニ ュ ア ル に よ っ て 、 各. 検 索 サ イ トが あ る が 、 デ ー タ を整 備 中 の 博 物. 館 の デ ー タ は、 標 準 化 され て入 力 され る。 一 方 、 韓 国 で は 、博 物 館 行 政 を 管 轄 す る文. 館 等 を含 め て も、30数 機 関 とい う参 加 数 で あ り、. 化 観 光 省 に よ っ て 、 国 公 立 博 物 館 に博 物 館 情. 品 の デ ー タ を ど れ だ け登 録 して い る か 不 明 で. 報 管 理 シ ス テ ム が 配 布 さ れ て お り、 こ れ が 博. あ る。 さ ら に 、 デ ー タ が 標 準 化 さ れ て い な い. 物 館 の標 準 シ ス テ ム とな っ て い る15)。 各 博 物. の で 、館 に よ っ て 、 こ の シス テ ム に 表 示 され. 館 は 、 こ の シ ス テ ム を利 用 し て 、 所 蔵 品 デ ー. る デ ー タ の パ タ ー ンが 異 な っ て い る し、 用 語. タ を管 理 し、 各 種 博 物 館 業 務 を遂 行 して い る。. も統 制 され て お らず 、 ば らば らで あ る 。. しか もデ ー タ整 備 中 以 外 の 博 物 館 等 も、 所 蔵. した が っ て 、 韓 国 の 文 化 財 系 の博 物 館 で は 、 5.国. 標 準 入 力 マ ニ ュ ア ル に よ っ て 入力 さ れ た デ ー タ が 、 標 準 シ ス テ ム に よ っ て 管 理 運 用 され て. 立 中 央 図 書 館 ・韓 国 教 育 学 術 情 報 院. 国 立 中 央 図 書 館 は 、 国 立 中央 博 物 館 と 同様 、. い る こ と に な る 。 こ れ は 、博 物 館 資 料 とそ の. 文 化 観 光 省 傘 下 の機 関 で あ る 。 こ こ は 、 中 央. 情 報 の デ ジ タ ル化 ・ネ ッ トワ ー ク 化 に と っ て 、. 図 書 館 と して の さ ま ざ ま な 業 務 を こ な して い. ま こ とに都 合 の よい事 態 で あ る。. る の だ が 、 当 論 の興 味 との 関 係 で 述 べ れ ば 、. 日本 の博 物 館 に は 、 十 分 な デ ー タ を入 力 す る体 力 が あ る(も. 公 共 図書 館 に お け る 資 料 情 報 の ネ ッ トワ ー ク. し くは 人 員 が い る)博 物 館. 化 と デ ジ タ ル 資 料 サ ー ビ ス を推 進 し、 一 方 で は 、. は少 な い の で 、 デ ー タ入 力 体 制 に つ い て 質 問. 電 子 図 書 館 ・デ ジ タ ル 図 書 館 の 構 築 に 力 を 注. した ところ 、次 の よ うな 回答 を得 た 。 す な わ ち、. い で い る 点 が 、注 目 され る 。 一方. 自館 の 学 芸 員16)が 入 力 す る とこ ろ もあ るが 、. 、 韓 国 教 育 学 術 情 報 院(KERIS:. 規 模 の 小 さい と こ ろ は 、 学 芸 員 資 格 を有 す る. KoreaEducation&ResearchInfo㎜ationService). 人 物 を雇 用 して い る入 力 会社 に外 注 した り、. は 、 国 史 編 纂 委 員 会 と 同様 、教 育 人 的 資 源 省. 入 力 の た め に学 芸 員 資 格 の あ る 人 物 を短 期 雇. 系 の 機 関 で あ る。 こ こ は 、 韓 国 の 教 育 情 報 と. 用 して い る、 とい うこ とで あ った 。 どの場 合 も、. 学 術 情 報 の セ ン タ ー で あ り、 後 者 の 機 能 を 担. 入 力 担 当 者 は 、 標 準 入 力 マ ニ ュ ア ル を理 解 し. う た め 、 主 に 、 大 学 図 書 館 ・研 究 図 書 館 に お. た上 で 、 これ に した が っ て デ ー タ入 力 を して. け る 資 料 情 報 の ネ ッ トワ ー ク 化 を 進 め て い る 。. い る とい う。. この 機 能 は 、 日本 で は 、 国 立 情 報 学 研 究 所 が. ち な み に、 国 立 民 俗 博 物 館 で は 、 遺 物 管 理. 担っている。. 課 が 所 蔵 品 の 情 報 化 を担 当 し て お り、 標 準 シ. 資 料 情 報 の ネ ッ ト ワ ー ク 化 は 、 日韓 や そ の. ス テ ム を 利 用 して 、標 準 入 力 マ ニ ュ ア ル に し. 他 い くつ か の 国 々 で は 、 書 誌 ユ ー テ ィ リ テ ィ. た が っ て 、 約7万. ー とい う形 で 実 現 され て い る. 件 を処 理 し て い る とい う こ. とで あ っ た17)。. タ ベ ー ス)は. 。 こ れ(の. デー. 、 分 担 目録 作 業 とい う方 法 に よ. 日本 の博 物 館 の 世 界 で は 、 標 準 入 力 マ ニ ュ. っ て 構築 さ れ る もの で あ る 。 以 下 、 二 段 落 に. ア ル を作 成 す る の は不 可 能 に近 い 。 無 理 に標. わ た っ て 、 書 誌 ユ ー テ ィ リ テ ィ ー と分 担 目録. 準 を制 定 して も、 こ れ に した が う博 物 館 が ど. 作 業 に つ い て 説 明 した い 。. れ だ け あ る の か 疑 問 で あ る 。 た と え、 あ る博. 書 誌 ユ ー テ ィ リテ ィー に参 加 す る 図 書 館 は 、. 5.
(4) 新 資 料 を 受 け 入 れ た ら、 書 誌 ユ ー テ ィ リテ ィ. 子 図 書 館 」 とい う もの を 運 営 して お り、 こ こ. ー(の. で は 、 韓 国 の 図 書 館 関 係 の 主 要7機. デ ー タ ベ ー ス)を. 確認 す る. 。 そ こ に、. 関で作 成. そ の 資 料 の デ ー タが あ れ ば 、 自館 の 書 誌 デ ー. され た コ ン テ ン ツ が 提 供 され て い る 。7機. タベ ー ス に ダウ ンロ ー ドし、 デー タが な け れ ば 、. に は 、 国 立 中 央 図書 館 は も ち ろ ん の こ と 、K. 関. 自館 で そ の 資 料 の デ ー タ を 入 力 し、 こ れ を書. ERISや. 国会 図 書館 も含 まれ てい る。 これ は 、. 「国 家 知 識 情 報 統 合 検 索 シス テ ム」 につ な が. 誌 ユ ー テ ィ リ テ ィ ー に ア ッ プ ロ ー ドす る(こ. っ て い る とい う こ とで あ っ た 。. の 作 業 を 分 担 目 録 作 業 と い う)。 この よ う に して 、 書 誌 ユ ー テ ィ リ テ ィー の デ ー タ は 日 々増 え続 け 、 少 なか らぬ 書 誌 ユ ー. 韓 国 の 公 共 図 書 館 の デ ジ タ ル 資 料 室 がPC バ ン19)に 堕 して い る とい う認 識 か ら、 国立 中. テ ィ リ テ ィ ー は 、90パ. 央 図 書 館 は 、 数 年 前 か ら昨 年 まで 、 公 共 図 書. ー セ ン ト以 上 の 確 率 で 、. デ ー タ を ダ ウ ン ロ ー ドで き る と こ ろ に ま で 成. 館 の デ ジ タ ル資 料 室 の整 備 ・充 実 に努 め て きた 。 デ ジ タ ル資 料 室 で は 、 各 種 オ ン ラ イ ン/オ. 長 し て い る 。 この こ と は 、 参 加 す る図 書 館 か ら見 れ ば 、 自 館 の デ ー タ 入 力 の 労 力 を 、90パ. フライ ンのデ ジタル資料 が提供 されるの だが、. ー セ ン ト以 上 削 減 で き る と い う こ と を 意 味 し て い る。 な お 、 書 誌 ユ ー テ ィ リテ ィ ー に は、. 特 筆 に価 す る の は 、 商 用 オ ン ラ イ ン ・デ ー タ ベ ー ス の う ち 、 公 共 図 書 館 の ニ ーズ の 高 い も. 所 蔵 デ ー タ を付 す こ と に な っ て い る の で 、 書. の を 国 立 中央 図 書 館 で 一 括 購 入 し、 これ が 公. 誌 ユ ー テ ィ リテ ィ ー を検 索 す れ ば 、 あ る 資 料. 共 図 書 館 で 利 用 可 能 に な っ て い る こ とで あ る 。. を ど の 図 書 館 が 所 蔵 し て い る か が 分 か り、 図. ま た、 前 述 の 「国家 電 子 図 書 館 」 の コ ン テ ン ツで 、 著 作 権 上 一 般 公 開 で きな い もの の な か. 書 館 問 の資 料 の相 互 貸 借 が 効 率 化 す る。. に は 、 公 共 図 書 館 で 公 開 で きる よ う に著 作 権. 日 本 で は 、 大 学 ・研 究 図 書 館 の 書 誌 ユ ー テ ィ リ テ ィ ー は 、 も う20年. 近 く も前 か ら運 営 さ. 処 理 され て い る もの も あ る とい う(著 作 権 切. れ てい るが 、韓 国 で は 、 これ の 運 営 が始 まっ て 、. れ の もの は 、 「国 家 電 子 図 書 館 」(のWeb. ま だ10年. サ イ ト)で 、 一般 公 開 され て い る)。. も経 っ て い な い 。 日本 よ り か な り遅. れ る の だ が 、 そ の 発 展 は め ざ ま し く、 す で に 、. 国 立 中央 図 書館 は 、2008年. に 、 専 用 の ビル. 4年 制 大 学 の す べ て の 図 書 館 が 、KERIS. デ ィ ン グ を持 つ 「国 立 デ ジ タ ル 図 書 館 」 を 開. の運 営 す る 書 誌 ユ ー テ ィ リテ ィー に参 加 して. 館 し、 こ こ で 、 デ ジ タ ル ・コ ン テ ン ツの 作 成. い る と い う こ とで あ っ た 。. 活動 や これの収 集 ・アー カイ ビ ング(蓄 積 保存) 活 動 に 、 本 格 的 に取 り組 む 予 定 に な っ て い る 。. 日本 の 公 共 図 書 館 の 書 誌 ユ ー テ ィ リ テ ィ ー は 、 日本 の 中 央 図 書 館 で あ る 国 立 国 会 図 書 館 に よ. 「国立 デジ タル図書 館」 は、 「国家電 子 図書 館」. っ て 運 営 され て い る 。 しか し、 この 書 誌 ユ ー. や 「国 家 知 識 情 報 統 合 検 索 シ ス テ ム」 に も関. テ ィ リ テ ィ ー は 、 限 られ た 大 規 模 公 共 図 書 館. 係 す る もの に な る とい う。 日本 の 中央 図 書 館 で あ る 国 立 国 会 図 書 館 も、. を 中 心 とす る もの で あ る。 こ れ に 対 して 、 韓 ー セ ン トの公 共 図 書 館 が 、 国. デ ジ タ ル ・コ ン テ ン ッ の 収 集 ・ア ー カ イ ビ ン. 立 中 央 図 書 館 の 運 営 す る書 誌 ユ ー テ ィ リテ ィ. グ活 動 を行 っ て い る が 、 この た め に 、 専 用 の. ー に参 加 して い る とい う. ビ ル デ ィン グ を持 つ 新 た な 組 織 を作 る 計 画 ま. 国 で は 、 約90パ. 。. で は な い もの と思 わ れ る 。 こ の 点 、 日韓 に お. な お 、 国 立 中 央 図書 館 の書 誌 ユ ー テ ィ リ テ ィ ー もKERISの. そ れ も、. 「国 家 知 識 情 報. け る 、 デ ジ タル 情 報 資 源 に対 す る姿 勢 の 差 を 感 じる 。. 統 合 検 索 シ ス テ ム 」 を意 識 し て い る よ うで あ っ た が 、 両 者 が 連 合 して これ に参 加 す る の か 、. 最 後 に、 こ こ で述 べ た 諸 事 業 に も、 「知 識. 別 の グ ル ー プ を結 成 し て こ れ に 参 加 す る の か は 、. 情 報 資 源 管 理 法 」 に基 づ く資 金 が 提 供 さ れ て. は っ き り し な い よ うで あ っ た 。. い る こ と を、付 け加 え て お く。. 国 立 中 央 図 書 館 は 、Web上. で、. 「国 家 電. 6.
(5) 6.ま と め. 攻 で き る大 学 は、3校. に しか 過 ぎ な い(な. お、. 3校 と も博 士 課 程 まで 持 っ て い る)。 短 期 大. 韓 国 を 調 査 して 、 「韓 国 は 、 よ く、 各 機 関 が 話 し合 っ て協 力 して 、 シ ス テ ム を構 築 して. 学 は皆 無 で あ る。 ほ とん どの場 合、 司 書 課 程 で 、. い る な」 とい う印 象 を強 く持 っ た 。 話 し合 い. 不 十 分 なが ら も、 図 書 館 情 報 学 教 育 が 行 わ れ. と協 力 に よ っ て 、 シ ソー ラ スや 念 入 りな 共 通. て い る とい う程 度 で あ る 。. メ タ デ ー タ ・ス キ ー マ を持 つ 、 「韓 国歴 史 情. 図 書 館 情 報 学 に は 、 「情 報 組 織 化 論 」 な ど. 報 統 合 シ ス テ ム 」 が 構 築 され 、 標 準 入 力 マ ニ. と呼 ば れ る分 野 が あ り、 そ こ で 、 シ ソ ー ラ ス. ュ ア ル に 基 づ く、 「国 家 文 化 遺 産 総 合 情 報 サ ー ビス 」 が 構 築 され た。. 体 制 構 築 の必 要 性 が 論 じ られ る 。 韓 国 で は 、. や メ タデ ー タが 取 り上 げ られ 、標 準 化 や 協 力. 図 書 館 の 世 界 で は 、 日本 で も、 従 来 よ り協. この よ う な分 野 を 含 む 図 書 館 情 報 学 を学 科 や. 力 体 制 が確 立 され て お り、資 料 や 資 料 情 報 の. 大 学 院 で 専 攻 した 学 生 が 、 図 書 館 以 外 に も さ. デ ジ タ ル化 ・ネ ッ トワー 化 が 比 較 的 進 ん で い. ま ざ ま な職 場 に進 出 して お り、 図 書 館 情 報 学. る の で あ る が 、 文 書 館 や 博 物 館 の 世 界 で は、. 的 な考 え方 が 、 あ る 程 度 、 社 会 に浸 透 して い. 韓 国 と 同 じよ う な シ ス テ ム を構 築 す る の は、. る の で は な い か 。 これ に 対 して 、 日本 で は 、. 現 状 で はか な り難 しい。. 図 書 館 情 報 学 が 弱 く、 情 報 化 や デ ジ タル 化 と い う と、 す ぐ に コ ン ピ ュ ー タ工 学 の 問 題 と さ. 今 回 の 調 査 で 、 以 下 の 点 が 明 らか に な っ て きた 。1)韓. 国 で は 、 社 会 ・文 化 情 報 資 源 を. れ て し ま う傾 向 に あ る 。. 含 む あ らゆる情報 のポ ー タル ・サ イ トであ る 「国. もち ろ ん、 コ ン ピ ュー タ技 術 は重 要 で あ るが 、. 家 知 識 情 報 統 合検 索 シ ス テ ム」 を頂 点 に、2). これ の み で は 、 た と え 「 知 識 情 報 資 源 管 理 法」. そ の 下 に 、 今 回 調 査 した セ ン タ ー ・シ ス テ ム. に 相 当 す る法 律 が 制 定 され 、 これ に よ っ て 資. の よ う な 、 各 分 野 の ポ ー タ ル ・サ イ トが 配 さ. 金 が 提 供 さ れ て も、 図 書 館 以 外 の 世 界 で 、 当. れ る と い う よ う に 、情 報 資 源 が 階 層 的 に 整 理. 該 分 野 の 横 断 検 索 サ イ トが 実 の あ る形 で 構築. され て管 理 さ れ て お り、3)こ. の こ と を推 し. され る か ど うか 疑 問 で あ る 。 構 築 され た と し. 進 め る 「知 識 情 報 資 源 管 理 法 」 とい う 法 律 に. て も、 シ ソ ー ラス も な く、 デ ー タ も標 準 化 さ. よ っ て、 資 金 提 供 も され て い る。. れ て い な い シ ス テ ム に終 わ ろ う(日 本 の 「文. で は 、 な ぜ 、 韓 国 で は、 文 書 館 の 世 界 、 博. 化 遺 産 オ ン ラ イ ン」 の如 く)。. 物 館 の 世 界 で も、 図書 館 の 世 界 に 近 い協 力 体. 前 記 の よ う に、 日本 に は 、 図 書 館 情 報 学 を. 制 を組 む こ とが で きた の か 。 そ して 、 シ ソ ー. 学 科 レベ ル以 上 で専 攻 で き る大 学 は3校. ラ ス や 念 入 りな 共 通 メ タ デ ー タ ・ス キ ー マ 、. 存 在 しない。だが 、そ の一方 で、社 会情報 学. しか. 標 準 入 力 マ ニ ュ ア ル を構 築 で きた の か 。 さ ら. 部 や 学 科 、 文 化 情 報 学 部 や 学 科 を有 して い る. に は 、 図 書 館 や博 物 館 や 文 書 館 の 枠 組 み を超. 大 学 な ら、 い くつ か存 在 す る 。. え て 、 さ ま ざ ま な情 報 資 源 を検 索 ・活 用 す る. 大 学 に よ っ て 、 これ らの 学 部 ・学 科 の 意 味. た め の 、 「国 家 知 識 情 報 統 合 検 索 シス テ ム 」. す る と こ ろ は 異 な ろ う が 、 少 な く と も、 こ れ. が 構 築 され てい る のか 。. らの 学 部 ・学 科 は 、 コ ン ピ ュ ー タ技 術 の 社 会. 筆 者 は 、 韓 国 に お け る 図書 館 情 報 学 教 育 の. 情 報 や 文 化 情 報 へ の 応 用 を指 向 して い る とい. 充 実 が こ の こ との 大 き な要 因 とな っ て い る の. う点 で は 、 一 致 して い る もの と思 わ れ る。 し. で は な い か と考 え て い る。 韓 国 で は、 これ を. か し、 図 書 館 情 報 学 的 な 考 え方 を 、社 会 ・文. 学 科 レベ ル で 専 攻 で き る大 学 が32校 あ り、 大. 化 情 報 資 源 に 応 用 す る とい う指 向 性 を も有 し. 学 院 修 士 課 程 を持 つ 大 学 が26校 、 博 士 課 程 を. て い る か ど うか は 、 一 つ の 文 化 情 報 学 部 を 除. 持 つ 大 学 が12校 あ る 。 また 、 短期 大 学20)で も、. い て 、 は な は だ 疑 わ しい 。. 6校 が こ れ を専 攻 で き る。 こ れ に 対 して 、 日. だ が 、 こ れ ら の 学 部 ・学 科 が 図 書 館 情 報 学. 本 で は 、 図 書 館 情 報 学 を学 科 レベ ル 以 上 で 専. 的 な考 え方 を 取 り込 め ば 、 日本 の 状 況 も変 わ. 7.
(6) っ て くる可 能 性 が あ る。. 3)さ. らに述べ れ ば、その他 さま ざまな分. 社 会 ・文 化 情 報 資 源 の デ ジ タ ル 化 ・ネ ッ ト. 野 の 資 料 や デ ー タ な どの デ ジ タ ル 化 ・ネ. ワ ー ク化 の 分 野 で 、韓 国 に 追 い つ き、 そ して. ッ トワー ク化 を進 め る必 要 が あ る 。 4)た. 世 界で勝負 す るた めに は、図書館 情報学 科 を. だ し、 デ ジ タ ル化 に 限 れ ば 、 自館 の. もつ 大 学 が 増 え 、 図書 館 情 報 学 的 な考 え 方 を. 資 料 を デ ジ タ ル 化(イ. 取 り込 ん だ 、 社 会 情 報 や 文 化 情 報 に 関連 す る. 自 館 のWebサ. 学 部 ・学 科 が 増 加 す る こ とが 望 ま れ る21)。. し て い る と こ ろ も増 え て き た 。 5)当. 謝辞 ご多 忙 の な か 、今 回 の韓 国 調査 をア レ ンジ し、. イ トか ら 閲 覧 で き る よ う に. 論 の 最 初 の ペ ー ジ(P3)に. あ る脚. 担 者 と して参 加 して い る 。 6)日. 本 語 に 訳 し て 「図 書 館 情 報 学 」 と 記 した が 、韓 国語 で は 「 文 献 情 報 学 」 とい う。. 案 内 ・通 訳 の た め に付 き添 っ て 下 さ っ た 、 漢 7)実. 城大 学 図書館情 報学科 の崔 錫斗教授 、 今回 の. 際 に は、. 「情 報 通 信 部 」 と 呼 ば れ て. 調 査 に協 力 して 下 さ っ た 国 史 編 纂 委 員 会 、 国. い る の だが 、 韓 国 の. 立 中央博物 館 、国立民 俗博物 館 、国立 中央 図. 本 の. 書 館 、 韓 国 教 育 学 術 情 報 院 の 皆 様 にお 礼 申 し. 訳 した 。 以 下 で も、. 上 げ ます 。. 「部 」 は. 「省 」 と訳. す こ とに す る 。. 注. くoreanl][istory.or」ql/front/indexjsp. (2005年9月26日 来の. 「部 」 は 、 お よ そ 日. 「省 」 に 相 当 す る の で 、 こ の よ う に. 8)http:〃kh2」. 「資 料 」 と い う 用 語 に 代 わ っ て 、. 9)こ. 最 終 確 認). の 機 能 に よ っ て 、 例 え ば 、 「 「韓 国 」 とい う文 字 が 現 れ 、 な お か つ 、. 最 近 、特 に 、 デ ジ タ ル化 の 文 脈 に お い て 、 「情 報 資 源 」("informationresources"). 「日 本 」. も し く は 「中 国 」 と い う 文 字 が 現 れ る 文. と い う 用 語 が 、 よ く使 用 さ れ る よ う に な. 書(史. っ て き た 。 当論 で は 、 資 料 の デ ジ タル 化. が 可 能 とな る 。. の 問 題 を 扱 う こ と もあ り、 一 応 、. 「情 報. 10)こ. 料)を. 探 す 」 とい っ た 複 雑 な検 索. れ を使 用 す れ ば 、例 え ば 、. 「「 韓 国」. 資 源 」 とい う用 語 を使 用 す る こ と に した。. と い う文 字 が 現 れ た 後 、2文. た だ し、 文 脈 に よ っ て 、. 本 」 と い う 文 字 が 現 れ る 資 料(史. 「資 料 」 と い う. 用 語 も併 用 す る の で 、 注 意 さ れ た い 。 2)二. て、. 注 の科研 費 による研究 会。筆 者 は研究 分. 重 要 な ス ケ ジ ュ ー ル を キ ャ ン セ ル して まで 、. 1)従. メ ー ジ 化)し. 字 以 内 に 「日 料)を. 探 す」 とい う こ とが 可 能 とな る 。. 段 落 に わ た っ て 述 べ て きた 問 題 意 識. 11)メ. か ら 、 電 子 図 書 館 が 注 目 さ れ だ し た1990. タ デ ー タ は 、通 常 (構 造 化 さ れ た)デ. 「デ ー タ に つ い て の ー タ」 な ど と定 義 さ. 年代 の 中期 に、以 下の文 献 で、電子 図書. れ る も の で あ る 。 しか し 、 一 般 に は 、. 館 とい う研 究 枠 組 み を批 判 し、 図 書 館 資. 報 資 源(資. 料)に. 料 も 博 物 館 資 料 も文 書 館 資 料 も そ の 他 の. う よ う に 、"勝. 資 料 や デ ー タ も統 合 的 に 利 用 で き 、 流 通. 用 さ れ て い る(筆. 「情. つ い て の デ ー タ」 とい 手 に"拡. 大 解 釈 され て使. 者 は 、 定 義 か ら外 れ て. させ る 仕 組 み の 必 要 性 を 提 唱 し た こ と が. 拡 大 解 釈 す る の は ま ず い と考 え て い る が 、. あ る 。 しか し なが ら、 電 子 図 書 館 研 究 に. 当 論 で は 、 妥 協 的 に 、 こ の よ う な使 用 法. 大 き な可 能 性 を見 出 して い た 当 時 の 研 究. に 従 う こ と に す る)。. 者 た ちに は、筆者 の問題 意識 は、 あ ま り. な お 、 本 文 の文 脈 で い う メ タ デ ー タ は 、. 理 解 さ れ な か っ た よ うで あ る 。. よ り特 定 的 に は 、 記 述 的 メ タ デ ー タ と 呼. 田 窪 直 規.電. ば れ る も の で あ り 、 対 象 資 料 の 同 定 ・識. 子 図 書 館 か ら電 子 メ デ ィ ア 空. 間 へ 、 そ し て そ の 意 味 す る と こ ろ.人 文 学. 別 等 を 行 う た め の デ ー タ の こ とで あ る(例. と情 報 処 理,9,1995,p.23-30.. え ば 、 資 料 の タ イ トル 、 著 者 な ど)。. 8.
(7) 校 」 とい う。 こ れ に対 して 、 お よそ 学 部. 12)http://www.heritage.go.kr/ (2005年9月26日 13)主. 要104館. に相 当 す る もの を、 「大 学」 とい う。. 最 終 確 認). は 、 所 蔵 品 が1000件. 21)社 会 ・文 化 情 報 資 源 を超 え て 、情 報 資 源 一 般 に ま で 視 野 を広 げ れ ば 、 図 書 館 情 報. を超 え る. と い う基 準 で 選 ば れ て い る 。 14)こ. れ の 初 版 に つ い て は 、 以 前 、 以 下 の2. 学 科 の 増 設 と と も に 、 こ れ の 考 え 方 を取. つ の 文 献 で 紹 介 した こ とが あ る 。 今 回 訪. り入 れ た 「○ ○ 情 報(資. 問 し て 、 こ れ が こ まめ に 改 訂 され 、 活 用. た とえ ば 、 「経 営 情 報 資 源 管 理 学 科 」 な. さ れ て い る こ と を 知 り、 興 味 深 か っ た 。. どが 、 多 くの 大 学 に設 置 され る こ とが 望. 田窪 直 規. まれ る 。. 韓 国 の ア ー ト ・ ドキ ュ メ ン テ ー. シ ョ ン の 状 況 か ら 日本 を 省 み る.ア. ー ト ・. ドキ ュ メ ン テ ー シ ョ ン研 究,8,2000,p1221. 田窪 直 規 て.平 成9年. 韓国. 『遺 物 分 類 標 準 化 』 に つ い. 度 ∼11年. 度科学研究費補助金. (基 盤 研 究(B)(2))研. 究 成 果 報 告 書:. 歴 史 系 資 料 の 基 礎 情 報 分 析 とモ デ ル 化 に 関 す る 研 究2000,p.188-189. 15)じ. つ は 、 次 の 章 で 述 べ る よ う に、 図 書 館. 行 政 も文 化 観 光 省 が 管 轄 して い る 。 こ こ は 、 公 共図書 館 には、 図書館 情報 管理 シ ステ ム を配 布 して お り、 こ れ が 公 共 図 書 館 の 標 準 シ ス テ ム とな っ て い る。 16)実. 際 には 、 英 語 で 博 物 館 の 専 門職 を意 味. す る. 「キ ュ レ ー タ ー 」("curator")と. い う. 言 葉 を使 用 して い た が 、 こ の 言 葉 は 、 日 本語 で は、一 応、. 「学 芸 員 」 と 訳 さ れ る. ので 、 この よ うに訳 した。 なお 、韓 国 で は 、 博物 館 の専 門職 は、. 「学 芸 研 究 士 」 も し. く は 「学 芸 研 究 官 」 と呼 ば れ て い る 。 最 初 、 「学 芸 研 究 士 」 と し て 勤 務 し 、 そ の 後 、 「学 芸 研 究 官 」 に 昇 格 す る と い う。 17)7万. 件 は あ ま りに も多 い 数 字 なの で 、 こ. れ に は 、 所 蔵 品 以 外 の 民 俗 資 料 も含 ま れ てい る可 能 性 が あ る。 18)http://bunka.nii.acjp加/index.html (2005年9月26日 19)日. 最 終 確 認). 本 の イ ン タ ー ネ ッ ト ・カ フ ェ の よ う な とこ ろ。. 20)日. 本 語 に訳 して. 「短 期 大 学 」 と記 し た が 、. 韓 国語 で は、基本 的 に、 い う 。 な お 、 今 ま で 、4年. 「専 門 大 学 」 と 制 大学 を. 「大. 学 」 と 記 し て き た が 、 韓 国 語 で は 「大 学. 9. 源 管 理)学. 科」 、.
(8)
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