AT&T Inc.と BellSouth Corporationとの合併に際して
誓約されたコミットメントについて
宮 広 和
情報法研究室The Commitement made by the applicants
to the AT&T Inc./BellSouth Corporation Merger
Hirokazu MATSUMIYA
Information, Law and TechnologyAbstract
On October 11, 2006, DOJ announced the closing of its investigation into the AT&T/ BellSouth merger without further action. On December 29, 2006, FCC accepted voluntary, enforceable commitments made by the applicants as merger conditions, and approved it. The merger commitments were,in some aspects,the outcome of politics inside FCC. However,they made it possible to implement some remedies that are difficult to make within the authority of FCC. Government agencies should recognize more the utility of commitments in executing their regulatory responsibilities in the rapidly changing environment of communications industry.
[解説]
SBC Communications Inc.と AT&T Corporation(以下「(旧)AT&T 社」)との合併によって 成 立 し た AT&T Inc.(以 下「AT&T 社」)は、2006年 3 月 4 日、そ の 完 全 子 会 社 で あ る ABC Consolidation Corporation との間で、同社と BellSouth Corporation(以下「BellSouth 社」)とを後 者を存続会社として合併させ、 に合併後の BellSouth社を AT&T 社の完全子会社として存続させ る形で、AT&T 社が BellSouth社を獲得する旨の合意を締結した 。それに対して、競争当局及び規制 当局は審査を行った。同年10月11日、「アメリカ合衆国司法省」(= Department of Justice/以下
「DOJ」)は、当該合併に対して なる行動を行うことなく捜査を終了することを発表し、合併後の AT&T/BellSouth に対して、当該合併の条件として何らの義務も賦課しなかった 。また、同年12月29 日、「連邦通信委員会」(= the Federal Communications Commission/以下「FCC」)も、AT&T 社 及び BellSouth社との合併を承認したことを発表し 、翌2007年3月26日、FCC による同意命令 を 表した。
当該合併事件 においては、それに先行する「地域 Bell電話会社」(= Regional Bell Operating Company(-ies)/以下「RBOC(s)」)を一方の当事者とする2つの大型合併事件 における当局の判断が 前提とされたものの、当局によって当該申請者に対して新たに賦課された義務は極めて限定されたも のであった 。特に、当該合併事件における FCC の審査においては、申請者である AT&T 社及び BellSouth 社によって任意に誓約された、強制可能な「コミットメント」(= commitment ) の履行を、 当該合併承認に際しての条件 として、当該合併が承認された。すなわち、当該合併事件において、事 実上最も大きな規制上の役割を果たしたものは、当該コミットメントであった。 当該コミットメントが誓約されるに至った過程は、政治的色彩が強いと言われている。FCC は、委 員長を含む5名の委員から構成され、法的な根拠は存在しないものの、伝統的には、3名の与党支持 者及び2名の野党支持者から構成されてきた。2006年6月1日、2005年1月21日の Michael K.Powell
1 AT&T Inc.,SEC Form 8-K at 1(filed Mar.4,2006)available at http://www.sec.gov/Archives/edgar/data/ 732713/000095012306002631/y18291ge8vk.htm> (visited Apr. 15, 2007).
2 U.S. DOJ, Statement by Assistant Attorney General Thomas O. Barnett Regarding the Closing of the Investigation of AT&T s Acquisition of BellSouth; Investigation Concludes That Combination Would Not Reduce Competition (rel. Oct. 11, 2006), available at http://www.usdoj.gov/atr/public/press-releases/2006/ 218904.pdf> (visited Oct. 15, 2006)(以下「DOJ AT&T/BellSouth Statement」).
3 FCC, FCC Approves Merger of AT&T Inc. and BellSouth Corporation ; Significant Public Interest Benefits Likely to Result (rel. Dec. 29, 2006), available at http://hraunfoss.fcc.gov/edocs public/attachmatch/DOC -269275A1.pdf> (visited Jan. 15, 2007).
4 In the Matter of AT&T Inc.and BellSouth Corporation Application for Transfer of Controll,WC Docket No. 06-74,Memorandum Opinion and Order,FCC 06-189(rel.Mar.26,2007),available at http://hraunfoss.fcc.gov/ edocs public/attachmatch/FCC-06-189Al.pdf> (visited Apr.10,2007)(以下「FCC AT&T/BellSouth Order」). 5 例えば、拙稿「近時のアメリカ合衆国における電気通信事業者間の大型合併をめぐる議論について・再論―AT&T
Inc.と BellSouth Corporation との合併を中心に―」群馬大学社会情報学部研究論集 第15巻 109頁以下(2008年) 等を参照のこと。
6 SBC Communications Inc.と AT&T Corporation との合併及び Verizon Communications Inc.と MCI, Inc.と の合併については、例えば、拙稿「近時のアメリカ合衆国における電気通信事業者間の大型合併をめぐる議論につい て―SBC Inc.と AT&T Corporation との合併及び Verizon Communications Inc.と MCI, Inc.との合併を中心に ―」群馬大学社会情報学部研究論集 第15巻 71頁以下(2008年)等を参照のこと。
7 DOJ は、申請者に対して如何なる義務も賦課することなく、当該合併を承認した。DOJ AT&T/BellSouth Statement, supra note 2, 1-4. また、FCC は、AT&T 社が、BellSouth 社の営業地域内において直接接続を有 する 造物は317であり、AT&T 社が、(BellSouth 社に加えて)この中の31の 造物に対して、唯一の有線の直接接 続を有しており、そこにおいては、施設ベースのキャリアによる新規参入の可能性は低いと認定した。FCC AT&T/ BellSouth Order,supra note4, 44.本件同意判決において、FCC は、AT&T 社が、これらの 造物に対する「取 消権が留保されていない 用権」(= Indefeasible Rights of Use/以下「IRU(s)」)を譲渡する旨の任意のコミットメ ントを行い、FCC が、それを承諾し、当該コミットメントを当該合併を承認する明示的な条件とする形で、当該問題 を解決した。Id. 223.詳細については、例えば、拙稿・前掲注(5)[2.x]等を参照のこと。
8 AT&T Inc.,Re: Notice of Ex Parte Communication;In the Matter of Review of AT&T Inc.and BellSouth Corp Application For Consent to Transfer of Control,WC Docket No.06-74(Dec.28,2006),available at http:// gullfoss2.fcc.gov/prod/ecfs/retrieve.cgi?native or pdf=pdf&id document=6518716381>(visited Apr.10,2007). 9 FCC AT&T/BellSouth Order, supra note 4, Appendix F.
前委員長の辞任以後長く欠員となっていた、共和党支持者であることが想定される委員の職に、同党 支持者である Robert M.McDowell委員が就任した。当該合併に関して、McDowell委員は、FCC の 委 員 就 任 の 直 前 ま で の 7 年 間、非 Bell系 の 事 業 者 団 体 で あ る「競 争 的 電 気 通 信 組 合」(= the Competitive Telecommunications Association /以下「COMPTEL」) の幹部であったことを理由と して投票への参加を拒否してきた。それに対して、Kevin J. Martin委員長を中心とする共和党支持 者は、多数決によって自らの えを実行することも想定して、FCC の 評議員の Sam Feder氏に対 して、McDowell委員が AT&T 社と BellSouth社との合併手続についての FCC の判断に参加するこ との可否を諮問した。それに応える形で、2006年同年12月8日、FCC は、Feder氏が、5C.F.R. 2635.502(d) に一致して、McDowell委員に対して、彼が、AT&T 社と BellSouth社との合併手続 についての FCC の判断に参加することを正式に認可する旨の覚書を送付したことを 表した 。それ に対して、Martin委員長は、当該書簡を歓迎する旨の声明を行った 。しかし、同年12月18日、FCC の McDowell委員は、自らが当該合併について判断する資格を有さないと結論付けた旨の声明を 表 した 。一方、民主党支持者である Michael J. Copps及び Jonathan S. Adelsteinの両委員は、当該 合併の条件として、「ネットワークの中立性」(= network neutrality) を維持する義務を申請者に対 して賦課することを意図していたと言われている。
この様に、FCC の委員の意見は、賛成対反対が2対2に かれる膠着状態に陥り、Martin委員長等 の共和党支持者が、多数決によって自らの えを実行することが不可能となった状況において、同年 12月26日、当該コミットメントは、当該合併に対する迅速な承認を獲得する目的で誓約された。すな
10 競争的電気通信組合」(= the Competitive Telecommunications Association /COMPTEL)は、1981年に設立 された事業者団体に起源を有する、競争的通信事業者を中心に構成される事業者団体である。COMPTEL の WWW サイト http://www.comptel.org/content.asp?contentid=484>(visited Dec. 25, 2006)等を参照。
11 5C.F.R. 2635.502(d)(2006).
12 FCC, Memorandum from FCC General Counsel Sam Feder to Commissioner Robert McDowell on Authorization To Participate in the AT&T/BellSouth Merger Proceeding, 1(rel. Dec. 8, 2006), available at
http://www.fcc.gov/ogc/documents/ATT-Authorization-Memo-120806.pdf> (visited Dec. 25, 2006). 13 FCC, FCC Chairman Kevin Martin Statement on Decision of General Counsel in AT&T/BellSouth Merger
Proceeding (rel. Dec. 8, 2006), available at http://www.fcc.gov/commissioners/martin/documents/Martin -Statement-ATT-BellSouth-Merger-120806.pdf> (visited Dec. 15, 2006).
14 FCC, Statement of Commissioner Robert M. McDowell; RE : Application for Transfer of Control Filed by AT&T Inc. and BellSouth Corporation, Memorandum Opinion and Order, WC Docket No.06-74(rel. Dec. 18, 2006), available at http://fjallfoss.fcc.gov/edocs public/attachmatch/DOC-269058A1.pdf> (visited Dec. 25, 2006).
15 ネットワークの中立性」(= network neutrality)とは、特にネットワークの利用者の視点から、通信の端点に知 識を集中させ、2つの端点の間にあるネットワークを可能な限り簡単に構成するという「エンド・トゥー・エンド」 (= end to end )の え(Jade Clayton,McGraw-Hill Illustrated Telecom Dictionary 427(2d ed.2000)等を参 照)にもとづいて構築されたインターネットが、その 生から現在に至るまで保持してきた、技術的・制度的に開放 性を有する中立的な基本構造を維持することによって、それが実現してきた革新的競争及び消費者の利益を保護する べきであるという えである。当該問題が指摘される初期の段階から、インターネットのエンド・トゥー・エンドの 構造を維持するべきであるという えの最も主要な支持者は、Stanford Universityの Lawrence Lessig 教授であっ た。Mark A.Lemley& Lawrence Lessig,The End of End-To-End : Preserving the architecture of the Internet in the broadband era,48UCLA L.Rev.925,971-72(2001).Lessig 教授は、今日に至るまで、エンド・トゥー・エ ン ド の イ ン フ ラ ス ト ラ ク チャーの 手 段 と し て、オープ ン・ア ク セ ス を 支 持 す る。Lawrence Lessig, Reply: Re-Marking the Progress in Frischmann, 89Minn. L. Rev. 1031, 1042-43(2005).
わち、当該コミットメントは、政策担当者と申請者との思惑の一致において形成されたものであると 理解することが可能である。 しかし、この様な状況の下で形成されたことによって、当該コミットメントが、合衆国への職の引 き上げ、「ブロードバンド・サービス」(= Broadband Service)への接近可能性/アクセシビリティ の促進、ビデオ・ロール-アウトの意図の声明、 共の安全/セキュリティ、災害復旧、障害を有する 顧客に対するサービス、「アンバンドルされたネットワーク構 成 要 素」(= Unbundled Network Element(s)/以下「UNE(s)」) 、相互接続の合意に関連する移転費用の低減、特別アクセス、トランジッ ト・サービ ス、「非 対 称 デ ジ タ ル 加 入 者 回 線」(= Asymmetrical Digital Subscriber Line/以 下 「ADSL」)伝送サービス、ネットワークの中立性、インターネット・バックボーン、(規制の)差し控 え、無線、施設の剥奪、Tunney法、及び確認という、単に競争政策に限定されない、18項目の広範な 範囲に及ぶ政策を実現出来たことは、特筆に値するものと思われる。 特に、これらの中でも、雇用対策及びブロードバンド・サービスへの接近可能性/アクセシビリティ の促進等という、一般的な規制政策では FCC が事業者に対して命令することが困難な事項について も条件付けることが可能となったこと、並びにネットワークの中立性との関連において、従来から FCC による規制の対象とされてきた「トラフィック/通信量の遮断又は意図的な遅 」 に加えて、「ト ラフィック/通信量の差別化」についても、それを禁止する義務が賦課されたことは、先行する2つの 大型合併に際して誓約されたコミットメントとの比較においても、非常に大きな意義を有する 。 本稿の以下では、当該コミットメントの本文の邦訳を掲載する。 16 ネットワーク構成要素」は、1996年電気通信法において、「ネットワーク構成要素の語は、電気通信サービスの提 供に 用される施設又は設備を意味する。当該語は、加入者の番号、データベース、信号システム、及び料金の請求 及び収納に必要な情報を含む、当該施設若しくは設備によって提供される、特質、機能及び性能をも含む。」と定義さ れる。47U.S.C. 153(29)(2007).本稿執筆の時点において、UNE(s)とされているものは、以下の7つ。⑴ループ/ ローカル通信回線、⑵サブループ/ローカル通信回線の下位部 、⑶網インターフェイス装置、⑷タンデム 換機能を 含む市内回線 換機機能(但し、マス-マーケットの顧客のための 換機能を除く)、⑸局間伝送設備、⑹信号及び通 話関連データベース及び⑺運用サポート・システム。 17 概して、ネットワークの中立性の維持を目的とする規制の対象とされ得る行為は、「トラフィック/通信量の遮断又 は意図的な遅 」、「トラフィック/通信量の差別化」及び「トラフィック/通信量の高速化に必要な費用の追加的要求」 の3つに 類することが可能である。FCC によって「トラフィック/通信量の遮断又は意図的な遅 」が規制された、 唯一の、最初の、かつ、最も主要な事件として、所謂「Madison River事件」が存在する。当該事件において、電話 サービス市場において競争関係にある VoIP 事業者のサービスを遮断した、ローカル電話会社である Madison River Communications,LLC 及びその関連会社(以下ともに「Madison River」)と FCC の間に前記の行為の禁止及び「合 衆国財務省」(= the United States Treasury)に対する15,000合衆国ドルの任意の支払いを含む同意命令が締結さ れ、それを前提として、捜査の中止が命じられた。In the Matter of Madison River Communications, LLC and affiliated companies,File No.EB-05-IH-0110; Acct.No.200532080126; FRN : 0004334082,Order,DA 05-543,
4-5(rel. Mar. 3, 2005), available at http://hraunfoss.fcc.gov/edocs public/attachmatch/DA-05-543A1.pdf> (visited Aug.1,2005).同意命令については、In the Matter of Madison River Communications,LLC and affiliated companies,File No.EB-05-IH-0110; Acct.No. ; FRN : 0004334082,Consent Decree, DA 05-543, 4-20 (rel. Mar. 3, 2005), available at http://hraunfoss.fcc.gov/edocs public/attachmatch/DA -05-543A2.pdf> (visited Aug. 1, 2005)を参照のこと。
18 但し、第109連邦議会でも法的義務の賦課をめぐって激しい議論が闘わされた「トラフィック/通信量の高速化に必 要な費用の(特に非ネットワーク系の IT 事業者に対する)追加的要求」については、義務が賦課される対象とされて いない。近時の米国におけるネットワークの中立性をめぐる議論については、例えば、拙稿「近時のアメリカ合衆国 における「ネットワークの中立性」をめぐる議論について」群馬大学社会情報学部研究論集 第14巻 175頁以下(2007 年)、及び拙稿「アメリカ合衆国の第109連邦議会に提出された「ネットワークの中立性」についての政策に関する主 要な法案について」群馬大学社会情報学部研究論集 第14巻 359頁以下(2007年)等を参照のこと。
2006年12月28日
Robert W. Quinn, Jr. Senior Vice President Federal Regulatory
AT&T Services, Inc. 112020 Street, NW Suite 1000
Washington, DC 20036 T : 202.457.3851 F : 832.213.0243
電子的な(手段による)提出(= VIA ELECTRONIC SUBMISSION )
Ms. Marlene H. Dortch Secretary
Federal Communications Commission 44512th St., SW, Room TWB-204 Washington, DC 20554
Re: Notice of Ex Parte Communication
In the Matter of Review of AT&T Inc. and BellSouth Corp Application For Consent to Transfer of Control, WC Docket No.06-74
敬愛する Dortch女 : 2006年10月13日,AT&T 社は,可能な合併の「コミットメント」(= commitment )のリスト/一覧 (表)を提出した.それは,我々が,AT&T 社と BellSouth社との合併の迅速な承認を獲得する利益 において,我々が,受け入れ得ることを示したものである.我々は,これらのコミットメントは,示 された当該合併の重大な 益の利益及び競争に対する如何なる認識可能な損害の欠如に照らして,全 く不必要である,という我々の確信を強調した.我々は,この確信が,「(アメリカ)合衆国司法省」 (= U.S.Department of Justice/以下「DOJ」),19箇州,及び3つの外国によって共有されたこと,
これらの全てが当該合併を厳格な審査に服し,如何なる反競争的効果をも認定しなかったこと,を特 記した.そして,我々は,当該合併が,AT&T 社と SBC 社との合併及び Verizon社と MCI 社との合 併が含んでいたよりも,より少ない競争上の重なりを含むこと,これらの両方を,FCC が,我々の(2006 年)10月13日の書簡において我々が提供したものよりも,より少なく,より狭い範囲のコミットメン トをともなうことによって,つい昨年全員一致で承認したこと,を特記した. しかしながら,合併反対(論)者は, により多くの「譲歩」(= concessions)を要求し続けてお り,それらは,彼らが連邦議会から獲得することが出来なかったもの,又は,継続審議が行われてい る産業(全体)にわたる規則制定の手続きを含む.これらの継続する要求に直面して,当該合併は, 未だに承認されていない.したがって,当該行き詰まりを打破するために,及び,FCC による当該合 併の可能な限り最も迅速な承認を容易なものとする利益において,申請者は,添付された合併に関す るコミットメントに同意する.当該コミットメントは,(2006年)10月13日に提出されたものよりも顕 著により広範囲のものである.申請者は,FCC が当該ノーティス/告知の時点で当該合併を承認してい ない場合には,書面によるノーティス/告知によって,これらのコミットメントを撤回する権利を留保 する.このノーティス/告知の電子的なコピー/写しが1部,FCC の規則に従って,FCC の書記官に提 出される. 心から/真心こめて, Robert W. Quinn, Jr. 合併のコミットメント 疑いを回避する目的で,反対の供述/陳述が明示的になされない限り,この書簡において提案される 全ての条件及びコミットメントは,FCC によって強制可能であり,ここで定義され る AT&T/ BellSouth の営業地域において,「合併の完了日」(= the Merger Closing Date)から42箇月の間, 適用され得る.そして,その後,自動的に終了する. 合衆国への職の引き上げ AT&T/BellSouth 原注⑴は,合衆国内において,高品質の雇用の機会を提供することを誓約する. このコミットメントを に進める目的で,AT&T/BellSouthは,合衆国国外で BellSouth社によって 現在外部調達されている3,000の職を,本国に引き上げる.この本国への引き上げは,2008年12月31日 までに完了される.本国に引き上げられる職の少なくとも200は,ルイージアナ州 New Orleans「大
都市及び小型都市の統計上の地域」(= Metropolitan and Micropolitan Statistical Areas/以下 「MSA」)に物理的に置かれる.
*原注⑴ AT&T/BellSouth とは,AT&T Inc.,BellSouth Corporation,及び,それらの関連会社で あって,家 内向けの有線サービス又は Wi-Max 固定無線サービスを提供するものをいう.
ブロードバンド・サービス」(= Broadband Service)への接近可能性/アクセシビリティの促進 1.2007年12月31日までに,AT&T/BellSouthは,「ブロードバンド・インターネット・アクセス・
サービス」(= broadband Internet access service)(すなわち,少なくとも1方向で200KBpsを 超える速度のインターネット・アクセス・サービス)を,AT&T/BellSouthの営業地域 原注⑵内の
「家 内向けの住居」(= the residential living unit(s))の100%に対して提供する.原注⑶ このコ
ミットメントを充足させる目的で,AT&T/BellSouthは,当該住居の少なくとも85%に対して,「有 線技術」(= wireline technology(-ies))を 用して,ブロードバンド・インターネット・アクセ ス・サービスを提供する(以下「有線増設/ 設地域」(= the Wireline Buildout Area)).AT&T/ BellSouth は,残りの住居に対して,衛星及び Wi-Max 固定無線技術を含むが,しかし,それらに 限定されない「代替的技術」(= alternative technology(-ies))及び「運営上のアレンジメント/取 り決め」(= operating arrangements)を 用して,ブロードバンド・インターネット・アクセス・ サービスを利用可能とする.AT&T/BellSouthは, に,合併の完了日以後,「有線増設/ 設地域」 に関するコミットメントを獲得するために必要な,増 的提供の少なくとも30%が,「周辺地域」(=
rural area(s))及び「低所得の住宅」(= low income living unit(s))に対するものであることを 誓約する. 2.AT&T/BellSouthは,(各々)1台の ADSL モデムを,(配送及び取扱いを除いて)料金を賦課 することなく,「有線増設/ 設地域」内の「家 内向けの加入者」(= residential subscriber(s)) であって,2007年7月1日から2008年6月30日の間に,彼らの AT&T/BellSouthダイヤル・アッ プ・インターネット・アクセス・サービスを,AT&T/BellSouthの ADSL サービスに置換し,そ して,彼らの ADSL サービスに対して12箇月又はそれ以上の契約条件プランを選択するものに対し て提供する. 3.合併の完了日から6箇月以内に,及び当該申込みの開始から少なくとも30箇月の間継続して,
19 アメリカ合衆国の大統領府の「行政管理予算局」(= Office of Management and Budget /OMB)は、「2000年の 10年毎の国勢調査」(= 2000decennial census)における「2000年の基準」(= 2000standards)において、各々の 「大都市圏」(= Metropolitan Statistical Area(s)/MSA)は、少なくとも1つの50,000又はそれ以上の住人を有す る市街区域を有さなければならず、各々の「小型都市圏」(= Micropolitan Statistical Area(s)/MSA)は、少なく とも1つの、少なくとも10,000の、しかし、50,000未満の市街クラスターを有さなければならない、と定義する。U. S.Census Bureau,About Metropolitan and Micropolitan Statistical Areas,(last revised June 7,2005),available at http://www.census.gov/population/www/estimates/aboutmetro.html> (visited May 29, 2007).
AT&T/BellSouth は,「有 線 増 設/ 設 地 域」内 の 小 売 り の 消 費 者 で あって,AT&T 社 又 は BellSouth 社の ADSL サービスに以前に加入していないものに対して,ブロードバンド・インター ネット・アクセス・サービスを,最高768Kbpsの速度で,(如何なる,適用される税及び規制上の料 金を除いて)毎月10合衆国ドルの月額料金で提供する.
*原注⑵ ここで 用される意味において,「AT&T/BellSouth の営業区域」(= AT&T/BellSouth in-region territory)とは,AT&T 社又は BellSouth 社の電話会社が,47 U.S.C. 251 (h) (1) (A)及び (B)(i)に定義される「既 存 の ローカ ル 換 通 信 事 業 者」(= inconbent Local Exchange Carrier(s)/以下「iLEC(s)」)である区域を意味し,そして,「AT&T の営業区域」 (= AT&T in-region territory)とは,AT&T 社の電話会社が,47U.S.C. 251(h)(1)(A) 及び (B)(i)に定義される iLEC(s)である区域を意味し,及び,「BellSouth の営業区域」(=
BellSouth in-region territory)とは,BellSouth 社の電話会社が,47U.S.C. 251(h)(1)(A) 及び (B)(i)に定義される iLEC(s)である区域を意味する.
*原注⑶ このコミットメントのために,「低所得の住宅」(= low income living unit )とは,AT&T/ BellSouth の営業区域において,「(合衆国)国勢調査局」(= U.S. Census Bureau )のデータ と整合性を有する形で決定される,平 年収が35,000合衆国ドル未満の住宅を意味するものと し((AB 2987によって追加される)「キャリフォーニア州 益事業命令集」(= California Public Utilities Code)の 5890(J)(2)(「低所得世帯」(= low income household(s))を平 年収 が35,000合衆国ドルに満たない住宅を意味する,と定義する.)を見よ),及び,「周辺区域」(= rural area )は,AT&T/BellSouth の営業区域内の,FCC 規則 51.507に規定された手続きと 整合性を有する形で,州委員会によって立証された,最も高い平 化された UNE loop 利用料 金をともなう地区から構成されなければならない.47C.F.R. 51.507(2006).
ビデオ・ロール-アウトの意図の声明
AT&T 社は,AT&T の営業区域において,広範囲にわたる一連の「高度なビデオ・プログラミン グ・サービス」(= advanced video programming services)の提供を約束し,それを提供する目的 で,相当な資源を費やしてきた.これらの高度なビデオ・サービスは,統合された IP プラットフォー ム上の Uverse,並びに,高度なブロードバンド・サービス及び衛星サービスを統合する HomeZoneを 含む. これらを行うために必要な全ての承認の獲得を条件として,AT&T/BellSouthは,AT&T の 営業区域における AT&T 社の当該サービスの提供のロール-アウトと合理的に整合性を有するやり 方で,BellSouthの営業区域に対して,当該サービスをもたらすことを意図する.BellSouthの営業区
20 U-verse は、AT&T 社が提供する、IP ベースのテレビジョン・サービスと高速インターネット・サービスとの結 合であり、将来的には VoIP の提供も計画している。HomeZone は、同社が提供する、デジタル衛星テレビジョン・ サービスと無線高速インターネット・サービスとの結合である。AT&T 社の WWW サイト http://www.att.com/ att> (visited Jan. 15, 2007)等を参照。
域における,当該高度なビデオ・サービスの提供を容易にするために,AT&T/BellSouthは,「(光) ファイバー・ベースの」(= fiber-based)施設の提供を継続し,そして,2007年末までに,当該性能 が,BellSouthの営業区域において,少なくとも150万の家 に達する能力を有すること,を意図する. AT&T/BellSouth は,2007年12月31日までに,FCC に対して,BellSouth の営業区域における,当該 高度なビデオ・サービスのロール-アウトに必要な承認の獲得及び実際のロール-アウトにおいてなさ れた発展を記述する書かれた報告書を提供することに同意する. 共の安全/セキュリティ,災害復旧 1.AT&T 社は,2007年6月1日までに,ハリケーン又はその他の災害に起因する長期のサービス停 止の場合における,BellSouthの営業区域内のサービス復旧を容易にするために,その災害復旧能力 を,入手可能とする,ことを自らに可能にするために必要な処置を完了する. 2. 共の安全を に促進するために,合併の完了日から30日以内に,AT&T/BellSouthは, 共の 安全の 促 進 を 目 的 と し て,100万 合 衆 国 ド ル を, 501(c)(3)(に も と づ く)「財 団/基 金」(=
foundation )又は「 的主体/ 法人」(= public entities)に寄付する.
障害を有する顧客に対するサービス
AT&T/BellSouth は,障害を有する顧客に対してサービスする/奉仕する,長く,顕著な歴 を有 している.AT&T/BellSouthは,合併の完了日から12箇月以内に,障害を有する顧客に対して高品質 なサービスを提供する努力について記述する報告書を,FCC に対して提出することを誓約する.
アンバンドルされたネットワーク構成要素」(= Unbundled Network Element(s)/以下「UNE(s)」) 1.AT&T 及び BellSouthの iLEC(s)は,合併の完了日において有効な,UNEs又はコロケーション の,州から承認された料金(率)の,提供を継続し,及び(その)如何なる増大も追求してはなら ない.このコミットメントの目的のために,増大とは,増大された既存の追加料金/割増金又は新た な追加料金/割増金を含む.但し,当該新たな又は増大された追加料金/割増金が,適用され得る相 互接続の合意又は(約款による)料金表,及び関連する州委員会によって認可される場合を除く. このコミットメントは,AT&T 及び BellSouthの iLEC(s)及びその他の電気通信事業者が,如何な る異なる UNEs又はコロケーションの料金(率)に対して任意に合意する能力を制限してはならな い.
2.AT&T/BellSouthは,「専用線」(= business line(s))及び「(光)ファイバー-ベースのコロケー ション」(= fiber-based collocation(s)),並びに,47C.F.R. 51.319(a)及び (e)において規定 される,最早「非阻害 岐点」(= non-impairment threshold(s))に合流しないそれら(の数)の ための「有線センター」(= wire center(s)) の計算を再計算し,適切な「ループ/加入者回線」(= loop )及び「伝送アクセス」(= transport access)を提供しなければならない.47C.F.R. 51.319
(a)及び (e)にしたがって,非阻害 岐点が存在しない有線センターを特定するに際して,合併後の 法主体は,以下を除外しなければならない:
(ⅰ) AT&T 社又はその関連会社によって立証された「(光)ファイバー-ベースのコロケーショ ン・アレンジメント」(= fiber-based collocation arrangement(s));
(ⅱ) 彼ら自身のコロケーション・アレンジメントから自らの光ファイバーの入力又は出力の運 営を行わず(すなわち,(光)ファイバー上で「オプトロニクス/光電子光学(機器)」(= optronics)を所有する又は管理する),しかし,単に(光)ファイバー-ベースのコロケーショ ン・アレンジメントに「クロス-コネクトする」(= cross-connect )法主体;及び (ⅲ) 合併の完了日より前において,BellSouth社から AT&T 社によって獲得された特別アク セス回線.
3.AT&T/BellSouthは,全ての「継続中の」(= ongoing )又は「おそれのある」(= threatened) 「遵守/コンプライアンス」(= compliance)の「監査」(= audit(s))を,FCC の(「追加的命令の 説明」(= the Supplemental Order Clarification)の「顕著なローカル 用の要求」(= significant local use requirement )及び関連するセーフ・ハーバー/安全港/避難港,並びに「3年毎の再 命 令」(= the Triennial Review Order)の高容量 EEL(s)の適格性の基準に定められた)「強化拡張 ループ/強化拡張加入者回線」(= Enhanced Extended Loop(s)/以下「EEL(s)」)の「適格性」(= eligibility)の「基準」(= criteria )によって終了し,如何なる新たな EEL(s)の監査も開始しては ならない. 相互接続の合意に関連する移転費用の低減 1.AT&T/BellSouthの iLEC(s)は,如何なる要求する電気通信事業者に対しても, 渉によるもの であれ,又は仲裁によるものであれ,ある AT&T/BellSouthの iLEC(s)が,AT&T/BellSouthの 22箇州の iLEC(s)事業地域内の如何なる州においても,(各)州に固有の,価格設定及び遂行の計画 並びに技術的容易性にしたがって,締結する,如何なる有効な相互接続の合意を入手可能としなけ ればならない.但し, に,ある AT&T/BellSouthの iLEC(s)は,技術的な,ネットワーク,及び 運用サポート・システム」(= Operational Support System /以下「OSS」)の特質及び制限を所 与のものとして,かつ,要求がなされる州の法及び規制的要求と整合性を有しない限り,このコミッ トメントにしたがって,如何なる有効な相互接続の合意又は UNE(s)を提供する義務を賦課されて はならない.
2.AT&T/BellSouthの iLEC(s)は,当該合意が,法の変 を反映して修正されていないことを根拠 として,当該合意に加わる,ある電気通信事業者の要求を拒否してはならない.但し,要求する電
21 電話会社の「中央局」(= central office)の地理的なサービス区域のこと。Jade Clayton,McGraw-Hill Illustrated Telecom Dictionary 625(2d ed. 2000).
気通信事業者が,それが合意に加わった直後に,当該法の変 に関する修正に善意で 渉すること に合意することを条件とする. 3.AT&T/BellSouthの iLEC(s)は,要求する電気通信事業者が,その既存の相互接続の合意を,新 たな合意の 渉のための出発点として 用することを許可しなければならない. 4.AT&T/BellSouthの iLEC(s)は,要求する電気通信事業者が,その現時の相互接続の合意を,そ の当初の期間が終了しているかに関わらず,3年まで,以前及び将来の法の変 を反映する修正に したがって, 長する,許可を与えなければならない.この当該期間の間,当該相互接続の合意は, 当該相互接続の合意は,当該合意の「不履行/懈怠」(= default )条項にしたがって終了されない限 り,当該電気通信事業者の要求によってのみ,終了し得る. 「特別アクセス」(= Special Access ) 以下の特別アクセスに関するコミットメントの各々は,合併の完了日から48箇月まで継続して有効 でなければならない.
1.AT&T/BellSouthの関連会社であって,本 法 の 3 (4) (A) の「Bell電 話 会 社」(= Bell Operating Company(-ies)/以下「BOC(s)」)の定義を充足するもの(以下「AT&T/BellSouth BOC(s)」)原注⑷ は,「BellSouth社及び AT&T 社のサービス区域」(= the AT&T and BellSouth
Service Area(s))原注⑸ において,「SBC 社と AT&T 社との合併の条件」(= the SBC/AT&T
Merger Conditions)に定められたものと同様の,「州際特別アクセス・サービスのためのサービス 品質測定計画」(以下「(品質測定)計画」)を,ここ及び「添付書類A」(= Attachment A )にお いて述べられる形で,実行しなければならない.AT&T/BellSouth BOC(s)は,FCC に対して,年 4回,遂行測定結果を提供しなければならず,それは,そこにおいて記載される遂行測定にしたがっ て収集されたデータから構成されなければならない.当該報告書は,Excelの表計算ソフトウェア・ フォーマットで提供され,及び,AT&T/BellSouth BOC(s)による,AT&T 社及び BellSouth社の サービス区域内の各々の州における,州際特別アクセス・サービスの提供の月毎の遂行を提示する ことを意図されなければならない.これらのデータは,以下に届けられる州際特別アクセス・サー ビスの 計を基準に報告されなければならない
(ⅰ) AT&T 社及び BellSouth社の(連邦通信法) 272(a)の関連会社, (ⅱ) それらの BOC(s)及びその他の関連会社,及び (ⅲ) 非関連会社 原注⑹ AT&T/BellSouth BOC(s)は,FCC に対して,各々の年4回,当該4半期の終わりから45日目まで に,(月毎に細かく 析された)遂行測定結果を提供しなければならない.AT&T/BellSouth BOC(s) は,合併の完了日に続く最初の完全な4半期のための計画を実行しなければならない.当該コミッ トメントは,以下の早い(時期)に終了する. (ⅰ) 合併の完了日に続く最初の完全な4半期の開始から48箇月と45日後(すなわち,AT&T/
BellSouth が,その16番目の年4回の報告書の(正式)手続きを行うとき); 又は (ⅱ) 州際特別アクセス・サービスの遂行測定の要求を採択する FCC の命令の施行日. 2.AT&T/BellSouthは,それが,TCG FCC Tariff No.2にしたがって,又は,(それを)参照し
て,AT&T/BellSouthの営業地域において提供する,(合併の完了日における)既存の顧客によっ て支払われる,DS 1及び DS 3のローカル専用線サービスの料金(率)を,それらの合併の完了日 における水準を越えて増大してはならない. 3.AT&T/BellSouthは,同様の状況にあるその他の特別アクセスの顧客に対して,同一の契約条件 では入手可能ではない,特別アクセスの提供を,その有線の関連会社に提供しない. 4.AT&T/BellSouthが,その他の特別アクセスの顧客に対しては入手可能ではない,特別アクセス の提供を,その有線の関連会社に提供してはならないことを確かなものとするために,AT&T/ BellSouth が,FCC 規則の 69.727(a)のもとで,その自らの(連邦通信法) 272(a)の関連会社 に対して,新たな又は修正された「契約により料金が決定されるサービス」(= contract tariffed service(s))を提供する以前に,それは,FCC に対して,その「契約により決定される料金(表)」 (= contract tariff)にしたがって,Verizon Communications Inc.又はその有線の関連会社以外 の非関連の顧客にサービスを提供することを確証しなくてはならない.AT&T/BellSouthは,ま た,特別アクセス施設を整える契約条件を規定するに際して,その関連会社に有利に,非合理的に 差別しない.原注⑺
5.如何なる AT&T/BellSouthの iLEC(s)も,それが AT&T/BellSouthの営業地域において提供 する特別アクセス・サービスに対する,その契約により決定される料金表を含む州際料金表であっ て,合併の完了日に FCC に(正式)手続きが行われている料金表に規定されたもの,及び,それ以 後,これらのコミットメントを遵守する目的で改定された料金表に規定されたもの,の料金率を増 大してはならない.
6.ある AT&T/BellSouthの iLEC(s)が「プライス・キャップ・サービス」(= price cap service(s)) に対して Phase II の価格設定の柔軟性を獲得した AT&T/BellSouthの営業地域内の区域(以下 「Phase II 区域」)において,当該 iLEC(s)は,その特別アクセスの料金表の「Phase II の価格設 定の柔軟性条項」(= the Phase II Pricing Flexibility Provision(s))原注⑼ にしたがって,合併の
完了日において,Phase II の価格設定の柔軟性を獲得していないその営業地域内の区域における当 該サービスに対する,その「料金表に記載された料金(率)」(= tariffed rate(s)),(契約の)条項,
22 DS 1とは、Disigal Service Level1の略。1.544MBpsの帯域を意味し、T 1の別名として 用される場合も存在 する。Clayton,supra note 21,at 209等を参照。DS 3とは、Disigal Service Level3の略。44.736MBpsの帯域を意 味し、28のT1及び音声チャンネルとして最大672の(伝統的な回線 換型の音声電話に相当する64KBpsの)DS 0を 伝送する。DS 3は、主に企業顧客によって、専用線接続やそれらが保有する「ワイド・エリア・ネットワーク」(= Wide Area Network(s)/WAN)間の接続に 用されるほか、電気通信事業者によって、異なる地域間の又は大容量のデー タ・サービス等にも 用される。Id. at 210等を参照。
及び条件と,同一の価格,及び,同一の契約条件の料金(率)で,現在提供されている DS 1及び DS 3の「チャンネル・ターミネーション・サービス」(= channel termination service(s)),DS 1及び DS 3の「マイレージ・サービス」(= mileage service(s)),及び「イーサネット・サービス」(= Ethernet service(s))原注⑻ を提供する.Phase II 区域内では,AT&T/BellSouthは,また,合併
の完了日の時点でプライス・キャップ規制に服さないイーサネット・サービスに対する,当該時点 での,その州際の料金表における料金(率)を,15%減少させる.前述のコミットメントは,ある AT&T/BellSouth の iLEC(s)によって,如何なるその他の「プライス・キャップ規制を受ける iLEC(s)」(= price cap iLEC(s))(当該その他のプライス・キャップ規制を受ける iLEC(s)の関連 会社を含む)原注 に対して提供される,DS 1,DS 3及びイーサネット・サービスには適用されな い.但し,当該その他のプライス・キャップ規制を受ける iLEC(s)が,それが,DS 1及び DS 3のチャ ンネル・ターミネーション・サービス,及びマイレージ・サービス,及びプライス・キャップ規制 を受けるイーサネット・サービスに対して,Phase II の価格設定の柔軟性の救済を獲得した全ての 区域において,それが,当該サービスに対して Phase II の価格設定を獲得していない区域において, 当該サービスに対して適用される料金(率)及び契約条件で,当該サービスを提供する(例外的な) 場合を除く(以下「相互プライス・キャップ・サービス」(= Reciprocal Price Cap Service(s))). また,AT&T/BellSouthは,前記の15%の割引を,当該プライス・キャップ規制を受ける iLEC 又 はその関連会社に提供してはならない.但し,当該 iLEC(s)が,それが提供する如何なるイーサネッ ト・サービスに対しても,プライス・キャップ規制の外で,相互の割引を一般的に入手可能とする (以下「相互非プライス・キャップ・サービス」(= Reciprocal Non-Price Cap Service(s))(例 外的な)場合を除く.合併の完了日から14日以内に,AT&T/BellSouthは,このコミットメントの ノーティス/告知を,ある AT&T/BellSouthの iLEC からのコミットメントにしたがって,サービ スを購入する,又はサービスを購入する関連会社を保有する,各々のプライス・キャップ規制を受 ける iLEC に対して提供する.その後,30日以内に,プライス・キャップ規制を受ける iLEC が, (ⅰ) AT&T/BellSouth及び FCC に対して,その相互プライス・キャップ・サービスを,それ が当該サービスに対して Phase II の価格設定の柔軟性を授与された区域において,当該サー ビスに対して当該(価格設定の)柔軟性を授与されていない区域において適用される,料金 (率),(契約の)条項,及び条件で販売し,かつ,相互非プライス・キャップ・サービスに 15%の割引を提供する,その意思を肯定的に連絡せず;及び (ⅱ) 合併の完了日から90日以内に当該変 を実行する,料金表の改定の(正式)手続きを行わ ない(以下「非相互通信事業者/キャリア」(= Non-Reciprocating Carrier(s)))場合には, 当該 AT&T/BellSouthの iLEC(s)は,FCC によって,そのもとで,それらが,このコミットメント にしたがって,如何なる関連会社を含む,当該「非相互通信事業者/キャリア」に対して当該サービ スを提供する,当該料金表に対して,当該法主体に当該サービスに対して賦課される当該有効な料 金(率)における如何なる変 を防止する又は補う目的で,如何なる必要な改定を行う重大な理由
を有する,と看做されなければならない.当該 AT&T/BellSouthの iLEC(s)は,合併の完了日から 90日以内に,「非相互通信事業者/キャリア」及びそれらの関連会社を取り扱う条項を含めて,この コミットメントを実施するために必要な全ての料金表の改定の(正式)手続きを行う. 7.AT&T/BellSouthは,州際特別アクセス・サービスの購入者による,AT&T/BellSouthの州際 特 別 ア ク セ ス・サービ ス の 料 金 表 及 び「価 格 設 定 の 柔 軟 性 の 契 約」(= pricing flexibility contract(s))に規定される,料金(率),(契約の)条項,及び条件の,それによる遵守に関する, 又は,当該料金表及び契約における,料金(率),(契約の)条項,及び条件の合法性に関する, 争について,FCC のスタッフによる調停を求める如何なる要求にも反対してはならない.また, AT&T/BellSouth は,当該 争が,FCC によって,「加速要録(書)」(= Accelerated Docket(s)) に受理されるべきであるという如何なる要求にも反対しない. 8.AT&T/BellSouthの iLEC(s) は,如何なる価格設定の柔軟性の契約又は合併の完了日以後に FCC に(正式)手続きが行われた料金表において,顧客が特別アクセス・サービスとしてではなく, UNE(s)として獲得し得る伝送サービスの程度を制限する,アクセス・サービスの比率についての (契約の)条項を含めない. 9.合併の完了日から60日以内に,AT&T/BellSouthの iLEC(s)は,「最低限の毎年の収入のコミッ トメント」(= minimum annual revenue commitment(s)/以下「MARC(s)」)又は「グロス・ディ スカウント/成長割引」(= growth discounts)を定めることなく,合理的な,量及び期間の割引を, DS 1,DS 3,及びイーサネット・サービスの顧客に入手可能とする,1つ又はそれ以上の州際の料 金表の(正式)手続きを行う.ある AT&T/BellSouthの iLEC(s)が,「変化する」(= varying ) MARC(s)をともなう,DS 1,DS 3,及びイーサネット・サービスのための州際の料金表の(正式) 手続きを行う範囲において,それは,同時に,「固定の」(= fixed)MARC(s)をともなう,当該サー ビスのための州際の料金表の(正式)手続きを行う.これらのコミットメントの目的のために,あ る MARC は,当該顧客が,特定されたサービスに対する年毎の支出の,最低限の特定された水準を 維持する要件である. 10.州際特別アクセス・サービスの料金表及び価格設定の柔軟性の契約のための如何なる 渉の過程 の間に,AT&T/BellSouthが,ある MARC(s)を含む提案を行う場合には,AT&T/BellSouthは, 当該顧客に,量及び/又は期間の割引を,MARC を定めることなく獲得する選択肢を与える代替的 な提案を行う.州際特別アクセス・サービスの料金表及び価格設定の柔軟性の契約のための如何な る 渉の過程の間に,AT&T/BellSouthが,当該契約の期間を通じて変化する MARC(s)を含む提 案を行う場合には,AT&T/BellSouthは,固定の MARC(s)を含む代替的な提案を行う. 11.合併の完了日から14日以内に,AT&T/BellSouthの iLEC(s)は,当該契約の期間を通じて変化す る MARC(s)を提供する州際の価格設定の柔軟性の契約を有する AT&T/BellSouthの顧客に対し て,ノーティス/告知を行い,当該ノーティス/告知から45日以内に,顧客は,当該価格設定の柔軟 性の契約の残存する期間に,合併の完了日に有効な MARC(s)を凍結することを選択し得る.但し,
当該顧客が,当該価格設定の柔軟性の契約の残存する期間に,合併の完了日に有効な,契約による 割引率(又は,当該契約が,参照された料金表の料金(率)の割引額ではなく,特定された料金(率) 規定する場合には,特定された料金(率))も,また,凍結することを条件とする.
*原注⑷ これらのコミットメントの目的のために,共に ASI として事業を行っている AT&T Advanced Solutions,Inc.及び the Ameritech Advanced Data Services Companiesは,BOC と見なされてはならない.
*原注⑸ このコミットメントの目的のために,「AT&T 及び BellSouth のサービス区域」とは,AT&T 社 及 び BellSouth 社 の iLEC(s)が,47 U.S.C. 153(4)(A)に 定 義 さ れ る BOC(s)で あ る AT&T/BellSouth の営業区域内の区域を意味する. *原注⑹ BOC のデータは,小売りのデータを含んではならない. *原注⑺ この合併のコミットメント又はここにおける如何なるその他の合併のコミットメントも, AT&T/BellSouth が 離関連会社を設立する又は維持することを法によって要求されない場 合には,AT&T/BellSouth に, 離関連会社を経由して如何なるサービスをも提供することを 要求するものであると解釈されてはならない. *原注⑻ このコミットメントに服するイーサネット・サービスとは,AT&T 社の州際の OPT-E -MAN, GigaMAN 及び DecaMAN の(各)サービス並びに BellSouth 社の州際の Metro Ethernet Serviceである.
*原注⑼ DS 1及び DS 3のサービスに対する当該 Phase II の価格設定の柔軟性条項とは,Ameritech Tariff FCC No.2, Section 21; Pacific Bell Tariff FCC No.1, Section 31; Nevada Bell Tariff FCC No.1, Section 22; Southwestern Bell Telephone Company Tariff FCC No.73, Section 39; Southern New England Telephone Tariff FCC No.39, Section 24; 及び BellSouth Telecommunications Tariff FCC No.1; Section 23に規定されたそれらである. *原注 このコミットメントの目的のために,「プライス・キャップ規制を受ける iLEC(s)」(= price
cap iLEC(s))の語は,プライス・キャップ規制に服する「既存の電気通信事業者(= incumbent local exchange carrier(s)/以下「iLEC(s)」)及びプライス・キャップ規制に服するその関連会 社の全てを言う.「関連会社」(= affiliate(s))の語は,47 U.S.C. 153(1)に定義される関連 会社を意味し,かつ,プライス・キャップ規制に服する関連会社に限定されない.
トランジット・サービス
AT&T 及び BellSouth の iLEC(s)は,AT&T 及び BellSouth の iLEC(s)が,AT&T/BellSouth の 営業地域において提供する,それらの既存の「タンデム・トランジット・サービス」(= tandem transit service(s))のアレンジメント/取り決めに対して,既存の顧客によって支払われる料金(率)を増大 しない.原注
*原注 タンデム・トランジット・サービス」(= tandem transit service)とは,改正された1934 年通信法の 251 (b) (5) にしたがって,「LATA 内のトラフィック/通信量」(= intraLATA traffic)を,着信側のキャリア/通信事業者に間接的に送信する目的で,発信側のキャリア/通 信事業者に対して提供され,かつ,AT&T/BellSouth の「タンデム・スイッチ/中継スイッチ」 (= tandem switch(s))の位置と当該発信側のキャリア/通信事業者との間の「タンデム 換 機能」(= tandem switching functionality)及び「タンデム 換による輸送機能」(= tandem switched transport functionality)を含む.
非対象デジタル加入者回線」(= Asymmetrical Digital Subscriber Line/以下 ADSL」)サービス 原注
1.合併の完了日から12箇月以内に,AT&T/BellSouthは,BellSouth社の営業区域内で,「ADSL(の 提供)が可能な顧客」(= ADSL-capable customer(s))に対して,当該顧客に,「回線 換型の音 声等級の電話サービス」(= circuit switched voice grade telephone service(s))も,また,購入 することを要求することなく,ADSL サービスを,提供し,かつ,差し出す.AT&T/BellSouthは, このサービスを,各々の州において,その州における「導入日/実行日」(= Implementation Date) 以後30箇月,継続して差し出す.このコミットメントの目的のために,ある州の「導入日/実行日」 は,AT&T/BellSouthが,このサービスを,その州内の BellSouth社の営業地域における「ADSL (の提供)が可能な構内」(= ADSL-capable premises)の80%に差し出すことが可能な日とす る.原注 ある州における「導入日/実行日」を充足してから20日以内に,AT&T/BellSouthは,そ の効果に保証を与える書簡を,FCC に(正式)手続きを行う.何れにしても,このコミットメント は,合併の完了日から42箇月後には終了する.
2.AT&T/BellSouthは,「SBC/AT&T 合併命令」(= the SBC/AT&T Merger Order)の「付 録F」(= Appendix F )に規定される「ADSL サービス合併条件」(= the ADSL Service Merger Condition )に記載される,AT&T 社の営業地域内の ADSL サービスの入手可能性を,合併の完了 日から30箇月後まで, 長する.
3.合併の完了日から12箇月以内に,AT&T/BellSouthは,その営業区域内で,ADSL(の提供)が 可能な顧客に対して,当該顧客に,回線 換型の音声等級の電話サービスも,また,購入すること を要求することなく,最高768KBpsの ADSL サービス(以下「スタンド・アローンの768KBpsの サービス」(= Stand Alone 768Kbps service(s)))を,入手可能とする.AT&T/BellSouthは, 当該768KBpsのサービスを,ある州において,その州の「スタンド・アローンの768KBps(のサー ビス)の導入日/実行日」(= Stand Alone 768Kbps Implementation Date)以後,30箇月継続し て差し出す.このコミットメントの目的のために,ある州の「スタンド・アローンの768KBps(の サービス)の導入日/実行日」とは,AT&T/BellSouthが,「スタンド・アローンの768KBpsのサー ビス」を,その州内の AT&T/BellSouthの営業地域における ADSL(の提供)が可能な構内の80%
に差し出すことが可能な日とする.「スタンド・アローンの768KBpsのサービス」は,(規制上の料 金及び税を除いて)毎月19.95合衆国ドルを上回らない料金(率)で差し出される.AT&T/BellSouth は,当該サービスを,その他の速度で,全体として捉えられた当該ブロードバンド市場と競争力を 有する価格で,入手可能とし得る. *原注 表題「ADSL サービス」のもとで規定される当該コミットメントは,それらの(契約の)条 項によって,小売りの顧客にのみ入手可能である.卸売りのコミットメントは,表題「ADSL 伝 送サービス」のもとで 離して取り扱われる. *原注 各々の州における「導入日/実行日」(= Implementation Date)を充足した後,AT&T/ BellSouth は,それが,当該サービスを,合併の完了日から12箇月以内に,その営業地域におけ る ADSL(の提供)が可能な構内の全てに差し出すことを可能とする目的で,提供を継続する. ADSL伝送サービス
AT&T/BellSouth は,「イ ン ターネット・サービ ス・プ ロ バ イ ダー」(= Internet Service Provider(s)/以下「ISP(s)」)に対して,ADSL(の提供)が可能な小売りの顧客の構内への彼らのブ ロードバンド・インターネット・アクセス・サービスの提供を目的として,結合した AT&T/BellSouth の地域において,合併の完了日における AT&T 社の営業地域において AT&T 社が提供するサービ スと機能的に同一の ADSL 伝送サービス」(= ADSL Transmission Service(s))を差し出す.原注
当該卸売りの提供は,AT&T/BellSouthのローカル電話サービスにも加入する顧客によって 離し て購入される ADSL サービスに対する,ある州における小売価格を上回らない価格のものとする.
*原注 ある ADSL 伝送サービスは,当該 ADSL 伝送サービスが,DSLAM(又は同等の機器)から, 当該 ISP(s)との「インターフェイス/境界面」(= interface)まで,ATM に依存し,かつ,最 高1.5MBps又は3.0MBpsの非対称の下り方向の速度,又は最高384KBps又は416KBpsの対 称の上り/下り方向の速度を,各々のそれぞれの速度が入手可能な場合に(以下「ブロードバン ド ADSL 伝送サービス」(= Broadband ADSL Transmission Service(s)),合併の完了日に おける AT&T 社の営業地域において AT&T 社が提供したサービスと「機能的に同一」(= functionally the same)であると えられなければならない.このコミットメントの如何なる ものも,AT&T/BellSouth に,それが,現在「ブロードバンド ADSL 伝送サービス」を提供 していない,如何なる地理的区域に奉仕する,又は,ISP(s)に,合併の完了日において,AT&T 社によって,その営業地域内で,当該 ISP(s)に対して提供されていなかった「ブロードバンド・ インターネット・アクセス伝送技術」(= broadband Internet access transmission technology) を提供する,ことを要求してはならない.
ネットワークの中立性」(= Net Neutrality)
1.合併の完了日に発効し,そして,その後,30箇月間継続して,AT&T/BellSouthは,2005年9月 23日に 布された FCC の政策声明(FCC 05-151)に規定された原則に調和するやり方で,事業を 行う.
2.AT&T/BellSouthは,また,それが,その「有線のブロードバンド・インターネット・アクセス・ サービス」(= wireline broadband Internet access service(s))における「中立的なネットワーク」 (= neutral network )及び「中立的なルーティング」(= neutral routing )を維持することを誓 約する.原注 このコミットメントは,その「源」(= source),「所有」(= ownership)又は「目
的地」(= destination)にもとづいて,AT&T/BellSouthの「有線のブロードバンド・インターネッ ト・ア ク セ ス・サービ ス」を 経 由 し て 伝 送 さ れ る 如 何 な る パ ケット に,「特 典 を 付 与 し」(= privilege),「(品質を)劣化し」(= degrade),又は「優先する」(= prioritize)如何なるサービ スを,AT&T/BellSouthの関連会社を含む,インターネットの,「コンテンツ」(= content ),「ア プリケーション」(= application),又は「サービス」(= service)の提供者に対して,提供又は販 売しないという,AT&T/BellSouthの合意によって充足されなければならない.
このコミットメントは,AT&T/BellSouthの「有線のブロードバンド・インターネット・アクセ ス・サービス」に対して,「顧客の構内の設備」(= Customer Premise Equipment(s)/以下「CPE(s)」) のネットワーク側から, 共又は私的インターネット・バックボーン・ネットワークが,インター ネットのパケットを自由に 換する,「論理的に」(= logically),「一時的に」(= temporally)又 は「物 理 的 に」(= physically),顧 客 の 構 内 に 最 も 近 い「相 互 接 続 点」(= the point of interconnection )として定義される,当該顧客の構内に最も近い「インターネット・エクスチェン ジ・ポイント」(= the Internet Exchange Point(s)/以下「IX(s)」)まで,及びそれを含めて,適 用されなければならない.
このコミットメントは,企業顧客に提供される「仮想プライベート・ネットワーク/バーチャル・ プライベート・ネットワーク/仮想私設網」(= Virtual Private Network(s)/以下「VPN(s)」)サー ビスを含むが,しかし,それに限定されない,AT&T/BellSouthの「有線のブロードバンド・イン ターネット・アクセス・サービス」とは 離されたサービスであり,それを除外して購入し得る, 企業顧客にのみ入手可能であるサービスとして定義される,AT&T/BellSouthの「企業向けに管理 される IP サービス」(= enterprise managed IP service(s))原注 には,適用されない.このコ
ミットメントは,また,AT&T/BellSouthの「インターネット・プロトコル・テレビジョン」(= Internet Protocol TeleVision /以下「IPTV」)サービスにも,適用されない.これらの除外は, 上記に定義される様に,CPE(s)のネットワーク側から,当該顧客の構内に最も近い IX(s)まで,及び それを含めて,AT&T/BellSouthの非企業顧客の「有線のブロードバンド・インターネット・アク セス・サービス」によって,伝送され,又は,受け取られるパケットの,「特典の付与」(= privileging ), 「(品質の)劣化」(= degradation),又は「優先(順位)の付与」(= prioritization)を,もたら
してはならない. 当該コミットメントは,以下の早い(時期)に終了する. ⑴ 合併の完了日から2年後;又は ⑵ 合併の完了日以降に,連邦議会によって,制定された如何なる立法であって,ブロードバンド・ インターネット・アクセスの「トラフィック/通信量」(= traffic)の,特典の付与,(品質の)劣 化,又は優先(順位)の付与を,実質的に取り扱う如何なる立法を含むが,しかし,それに限定 されない,「ブロードバンド・インターネット・アクセス・プロバイダー」(= broadband Internet access provider(s))の「ネットワークの中立性」(= network neutrality)の義務を実質的に取 り扱うものの施行日.
*原注 このコミットメントの目的のために,AT&T/BellSouth の,「有線のブロードバンド・イン ターネット・アクセス・サービス」(= wireline broadband Internet access service(s))及び その「Wi-Max 固定無線ブロードバンド・インターネット・アクセス・サービス」(= Wi-Max fixed wireless broadband Internet access service (s))は,共に,AT&T/BellSouth の「有 線のブロードバンド・インターネット・アクセス・サービス」とする. *原注 企業顧客」(= enterprise customer(s))とは,2006年12月28日における,AT&T 社のウェ ブサイト/WWW サイト(http://www.att.com)上で企業顧客として特定される類の顧客を言 う. インターネット・バックボーン」(= Internet Backbone) 1.合併の完了日以後3年間,AT&T/BellSouthは,合併の完了日において,それらが行っていたの と少なくとも同数の,アメリカ合衆国内における内国の運営法主体とのインターネット・バックボー ン・サービスのための,別個の「セトゥルメント-フリーのピアリング・アレンジメント」(= settlement-free peering arrangment(s))を維持する.但し,AT&T/BellSouth が維持すること を要求される,セトゥルメント-フリーのピアリング・アレンジメントの数は,既存のピアリング法 主体による,如何なる,合併,取得,若しくは破産,又は,あるピアリング法主体による,そのピ アリングの非継続の提案,を 慮して,下方に修正されなければならない.合併の完了日に,AT&T 社及び BellSouth社の双方が,インターネット・バックボーン・サービスのための,セトゥルメン ト-フリーのピアリング・アレンジメントをある同一の法主体(又はその関連会社)と維持する場合 には,このコミットメントにしたがって,AT&T/BellSouthがピアリングしなければならない別個 のピアリング法主体の数を決定する目的のために,当該 離されたアレンジメント/取り決めが,1 つのセトゥルメント-フリーのピアリング・アレンジメントとして算定されなければならない. AT&T/BellSouth は,当該コミットメントに要求されるピアリング・アレンジメントの数を維持す る目的で必要な範囲において,その 開された「ピアリング・ポリシー」(= peering policy)の条
項を放棄し得る.上記にもかかわらず,合併の完了日以後3年以内に,AT&T/BellSouthが,イン ターネット・バックボーン・サービスのためのセトゥルメント-フリーのピアリング・アレンジメン トに従事している,(当該法主体によって,AT&T/BellSouthのバックボーン・ネットワークに伝 送されるトラフィック/通信量の量によって測定される)上位10の法主体の中の1つが,その AT&T/BellSouth とのピアリング・アレンジメントを,(破産,取得,又は合併を含めて)如何な る理由であれ終了する場合には,AT&T/BellSouthは,そのピアリング・アレンジメントを,その 他のセトゥルメント-フリーのピアリング・アレンジメントによって代替し,かつ,その結果として, そのセトゥルメント-フリーのピアリング・アレンジメントの 数を,下方に修正してはならない. 2.合併の完了日から30日以内に,及びそれ以後3年間継続して,AT&T/BellSouthは,そのピアリ ング・ポリシーを,「 然とアクセス可能な」(= publicly accessible)ウェブサイト/WWW サイ ト上に「ポスト/投稿」(= post )する.この3年の期間,AT&T/BellSouthは,そのピアリング・ ポリシーの如何なる改定も,それらが発生する場合には適時に,ポスト/投稿する. (規制の)差し控え
1.AT&T/BellSouthは,連邦通信法(以下「本法」(= the Act ) 10,47 U.S.C. 160のもとでの 「(規制の)差し控え」(= forbearance)の申立てによるものを含めて,本法 251(c)(3)のもと で,現在ループ/加入者回線又は「トランスポート UNE(s)」(= transport UNE(s))として提供さ れている,如何なる施設の(法的)地位を変 する「判断/ルーリング」(= ruling )も,追求又は 実施しない. 2.AT&T/BellSouthは,これらの義務が有効な期間の間,これらの合併のコミットメントのもとで の,当該合併後の法主体の義務又は責任を減少させる又は無効にする,将来における(規制の)差 し控えの如何なる付与も,追求又は実施しない. 無線 1.AT&T/BellSouthは,現在 BellSouth社に対してライセンスが付与されている又は(同社によっ て)「リースされる/賃貸借される/期間 用権が設定される」(= leased),2.5GHz の周波数(「ブ ロードバンド・ラジオ・サービス」(= Broadband Radio Service/以下「BRS」)/「教育ブロード バンド・サービス」(= Educational Broadband Service/以下「EBS」))の全てを,合併の完了日 から1年以内に,非関連の第三者に対して,譲渡及び/又は移転しなければならない.
2.2010年6月21日まで,AT&T/BellSouthは,以下を行うことに合意する:
⑴ 移動体又は固定の「1対多地点のサービス」(= point-to-multi-point service(s))のために, AT&T/BellSouth の「無 線 通 信 サービ ス」(= Wireless Communications Service(s)/以 下 「WCS」)のライセンスのサービス区域での人口の25%に対して,2.3GHz 帯におけるサービスを 提供すること,又は