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JAIST Repository: 民間企業内研究者の共同研究

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Academic year: 2021

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Japan Advanced Institute of Science and Technology

JAIST Repository

https://dspace.jaist.ac.jp/ Title 民間企業内研究者の共同研究 Author(s) 大西, 楢平 Citation 年次学術大会講演要旨集, 12: 300-301 Issue Date 1997-09-26 Type Presentation Text version publisher

URL http://hdl.handle.net/10119/5591

Rights

本著作物は研究・技術計画学会の許可のもとに掲載す るものです。This material is posted here with permission of the Japan Society for Science Policy and Research Management.

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シンポジウム

民間企業内研究者の 共同研究

大西 楢平 ( 日本電気基礎研究所 ) Ⅰ. 科学技術ソフトウェア 科学技術ソフトウェアの 最大の特徴は、 その予測可能性にあ る。 従って 、 来るべ き 2 1 世紀の情報社会におけるその 研究開発インフラとしての 重要性については 論を待たない「今後科学技術研究開発のほとんどすべての 分野において、 科学技術 ソフトウェアを 先導きせない 研究開発は困難であ ることは、 最近の高性能パソコン におけるコストパフオーマンスにも 見られるように、 ス ー バーコンピュータとよば れる科学技術ソフトウェアの 基盤実験装置のダウンサイジンバが、 ここ 1 0 年で 1 0) 0 0 倍であ った事実を指摘するだけで 十分であ ろう。 今後数 1 0 年以上、 通信を 含めた情報ハードウェアは、 1 0 年で少なくと 2 桁の割合でダウンサイジングを 進 めて行き情報処理量がテラから ぺク のスケールに 拡大することが 予測されている にもかかわらず、 科学技術ソフトウェア 自体の質的展開は 遅々として進まないのが 実状であ るのみならず、 ソフトウェアを 開発し得る若い 人材育成が大学・ 国研でま まならず、 むしろ減少傾向であ るのが我が国の 実態であ る 科学と技術を 基本とし た文明社会の 発展を国是とした 我が国が、 当該分野におけるアジア 地域、 特に中国 や インドに代表される 国策として情報科学の 先進国化対策に 比して、 未だに明確な ポリシー を 打ち立てられない 事態は最も憂慮すべき 重要課題の一 つ であ る。 なぜ我が国においては、 ソフトウェア 科学自体への 問題意識が低く、 その技術発 展への投資及びその 産業育成への 努力が、 等閑視されているのであ ろうか ? それ は ソフトウェアに 対する考え方が 、 国の文化と文明に 対する考え方の 本質に関連し ているからであ る、 ホ ブレゼンターションは、 ここ 1 0) 年間にわたって 国内民間企 葉肉研究者の 科学技術ソフトウェアの 共同開発の経験を 通じて、 当該分野における 新しい研究開発のスタイルを 創造しようとする 試みの紹介と、 2 1 世紀における 我 が国での科学技術の 在り方への提言を 行うものであ る‥以下内容の 概略を項目とし て 箇条書きに列記する。 2 . C A M P プロジェク ト 2 . 1 経由 2-1 一 1 企業内研究者の 集まりと問題意識 異種企業間の 共同作業の実態 2-1-2 C A M P 一 A t a m i 国内初の計算物理フリーウェア 公開 一 300 一

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2- 1-3 C A M P 一 I P A 通産 I P A プロジェクトでの 共同作業と今後 22 . 2 内容 2-2-l C A M P 一 A t a m i ソフトウェア 開発 ソフトウェアのあ り方と開発方針 2-2-2 C A M P 一 I P A ソフトウェア 開発 協調分散システム 2 . 3 Z E N プ ロ ジュ ク ト 物質系計算プロジェクト 3 . アジア型科学技術文化圏構築とソフトウェア 通常研究者がその 専門分野において sophisticated な ソフトウェア 作成に携わ れるチャンスは、 研究生活のうち 一度あ るかないかであ る。 これは高度ソフトウェ ア による研究プロセスが、 数学と計算機語の 翻訳作業及びチェック、 計算機ハード と計算、 考察等多くの 情報処理労力を 必要とし、 独自に行 うと 数年で研究者自身の 限界に到ってしまうからであ る。 異なった研究バックバランドを 持った有能な 研究 者が集まるとこのような 情報処理労力の 分散化と効率化が 自然な形で行われ、 その 処理作業自身が 新たな活力を 生み出すということを 体験してみると、 ソフトウェア そのものの捉えかたを 基本的に考え 直さなければならないという 結論に至った ね けであ る・ つまり、 科学技術ソフトウェアの 実態は 、 人の脳を養分とし 太陽の光の 代わりに外からの 情報を光として 生きている植物的な 生命体のようなものであ る と 考えるべきであ ろう。 欧米における 高度ソフトウェア 開発のボリシー は 、 その 歴 史的文化・文明を 反映して、 常に ュ ニバー サルなものを 求め、 征服的で狩猟民族的 な発想で行われている。 我が国でソフトウェア 文化が生育しない 理由は、 この欧米 的な発想を模倣しているからに 他ならない " 本来これは、 稲作文化のようなアジア 的な発想で科学技術ソフトウェアを 開発すべきものであ ると思われる。 つまり 人づ ソ ウトウェア づ 情報流通 づ 果実であ る成果の共有 づ ソフトウェアシステム 改良の ための知識べ ー ス な 種子として残す つ 次世代開発者の 新たな改良ソフトウェア 開 発 つ のように循環して 初めて科学技術文化として 定着するものなのであ る " 従って当該分野における 2 1 世紀に向けての 指針は 、 単なる情報技術的なものだけ に 限らずアジア 地域を科学技術文化圏 と 位置付け長期戦略的な 研究開発体制を 構 築することであ ると考えられる。 一 301 一

参照

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