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産学官連携と知的財産権戦略について酸化物半導体の
事例からの分析 : 東工大細野秀雄教授によるIGZOの発
明とライセンス、事業化
Author(s)
中田, 行彦
Citation
年次学術大会講演要旨集, 27: 39-44
Issue Date
2012-10-27
Type
Conference Paper
Text version
publisher
URL
http://hdl.handle.net/10119/10970
Rights
本著作物は研究・技術計画学会の許可のもとに掲載す
るものです。This material is posted here with
permission of the Japan Society for Science
Policy and Research Management.
D
学
連 と知的
について
化
の事
からの分析
工大
秀雄
による IGZO の発明とライセンス、事業化
中田行 アジア 大学) 1. 日本の 学 連 は、 として 1998 年に「大学等 法」 TLO 法)が策定され、1999 年には 日本 バイドール法にあたる「 業活 生特別 法」が策定された。この日本の 学 連 を知的 の から ると、日本の大学の特 出 件 は 2005 年 に 9,527 件から 2020 年 8,675 件と 向 にあるが、特 保 件 は増 向が続き、2010 年 は 9,396 件となっている[1]。大学の特 の は、 件 の増 向が続いており 2010 年 で 4,968 件となり、 も じて増 向であり、2010 年 は 14.5 となった[1]。しかし、 と すると、2010 年 の特 出 20,642 件、特 ,469 件であり、特に は 24 ドル( 1,800 )と日本の 100 上である[2]。 一方では、 工業大学の 秀雄 らは、科学 機構(JST)プロジ クトにおいて、 化 を発明した。この 化 を用いた トランジスタ TFT)をディスプレイに 用することにより、 来と して、高精 、低消費 の画 的なディスプレイを 現できる可能性を持っている[3]。そして、 日本の 学 連の現状を する可能性を めた大学発の発明である。 このため、本研究は、この 化 の事 について、研究、発明、 発、ライセンス、およ 事業化 の過 を分析することにより、日本の 学 連 と知的 を考察し、 することを目的とする。 2 部・ は、スタン ード大学の ールス・ライ ース等の事 から、学から 業 の する大学 機関 (TLO: Technology Licensing Organization)の重要性を ている[4]。また、原山は、
TLO と する ー スを するインキ ータという つの 機関を り上 、 大学を事 として、種々の科学 策の 定に う 展と課題を ている[5]。 は、大学を ・研究の ジ ール、 業 を 発・ 業化の ジ ールと え、この間をつな カ として TLO 等の の 要性を上 ている[6]。 場 は、 学連 について、 大学の事 を中心として調査し、日本の 学連 に関する が、大学の研究者に大学の 業 献を重 する意識の 化をもたらし、その 果があがりつつあると て いる[7]。また、 業から大学研究室 研究 の に代 される大学と 業の な連 が重要であり、 中 は大学による 業の としている[7]。 しかし、 行研究では、日本の 学 連 で大きな をおさめた 行事 が かったため、 事 の 分析と は かった。 3 分析対象としては、 工業大学の 秀雄 らが、科学 機構プロジ クトにおいて、発明し た 化 を り上 る。分析方法として、事 研究のアプローチを用いた。また、事 研究の分析方 法として、研究の意 や活動などを見出す目的で、主にインタ ー調査の方法を った[8]。インタ ー としては、イン ー ルな自 な会 の中から分析するため、自 方 を った [9 10]。 者は、 業において、 ディスプレイに用いる、ア ル ス リコン(a-Si) や低 多結 リコン LTPS)を用いた TFT の 研究 発、また特 の評価、 同研究、ライセンス等に 10 年間 事しており、十分な知識と 験を している。このため、自 方 によるインタ ーを る方が、自 な会 の中から 学 連 に意 のある情報が得られると考えた。 インタ ー調査は、 者が 工業大学 秀雄研究室を 2012 年 8 11 日に して、 秀雄 に 2 時間行った 1)[11]。 また、特 、学 誌、 秀雄 の一 向け書 [12]およ ー ージ、そして 刊 誌の 事等も用いて分析した。
TFT 4. は ラスなどの 明性を持つ 化 の ・ 子機能を 究する研究に を 年持っていた[12]。 1993 年に 古 工業大学から 工大に として したことをきっかけに、あり れた でできてい る 化 を基に ・ 子機能 料を研究することを中心テー に えた。 料分 にたずさ る 間は、あり れた の 料を活用して新しい機能を 出すことに重 を く 要がある。このため、あり れた 料である 化 、より正確にいえ 明な 化 を研究対象とした[12]。 時の 識では、 ラスなどの 化 は代 的な と なされていた。しかし、 な 料からこそ な 果を生 出したいため、 は、 化 に を通すという、 時の 識で 的な研究テー を 定した。 な 、 は 識で 的な研究テー の 定が可能であったのか ま がったらどうしよう と いう の 安が大きいと、 やリスクを しようとする。しかし、研究も日々 だらけで、その の の上に 果がでる。つまり の が ではなくて、 を通過したものが である。 を れるのは、 と を対 ととらええると、 しなけれ 果は いと考えるからである。し かし、やって れ 、かならず かしら得られるものがある。 から得られるものも多いし、 からし か得られないものも多くある。 ール ア ッ ング ではなく「 ール ア ング」である[12]。 研究の中から、学 論文や 論文はかけるものだ[11]。 このように、 からも かしら得られ、それが 的な研究 果につながるという 念が、 識で 的な研究テー の 定を可能にしている。 4.3 は、 化 の ・ 子機能を 究する研究の一つとして、 明なア ル ス 化
TAOS=Transparent Amorphous Oxide Semiconductor)を 発する 計の指 を、1995 年に で
された 16 「ア ル スおよ ノ結 会 」 ICANS 16)で発 した[13]。 計指 は、 原子の の 間的 がりを基に、 明なア ル ス 化 ができそうな 料の範 を の周 の上で したものである。この 明なア ル ス 化 の 計指 に対 して、発 を聞いた学会の ンバーの 目を と ど集めなかった[13]。 ラスなどの 化 は であ るという 識にとら れている研究者が多かったからだ。 計指 の発 の 年の 1996 年に、 明なア ル ス 化 である CdO-GeO2 等の を ー ル 果を用いて 定し、 計どおりの大きな 子 動 を すことを報告した。ア ル ス IGZO(a-IGZO) については、2001 年に ール 果を用いて 定により 子 動 が 30 m2/V・s という発 をした[14]。 この a-IGZO を TFT に用いた場合に、大 に TFT 特性が向上する可能性が された けである。 4.4 こうした 来の 識を す研究 果を基に、 は、科学 機構 JST)の大 の研究 発
である 造科学 事業 Exploratory Research for Advanced Technology ERATO)の研究プロジ クト 「 明 子活性プロジ クト」 の代 研究者に れた[13]。研究 間は 1999 年 10 から 2004 年 9 の 5 年間であった。 ERATO は、JST において、科学 の 造的な研究、特に基 的な研究をより一 充 させ、しっかりとし た工業 を建 していくために、1981 年に発足した[15]。その 、 科学 基本計画や 合科学 会 の など、新しい時代の要 を まえ発展的に 消し、2002 年 より 的 造研究 事業・ 研究 ERATO)として新たなスタートをした[15]。 ERATO では、 目 等の に向け、新 の 出に資する可能性が高い研究 域 その研究 域の の 者である研究 を定め、研究 が自らの研究構 研究 域)の 現を目指して研究者を 結集し、 指 して研究を する」となっている[15]。また、ERATO は、 年間 り研究 発資金とし ては、研究場 料、 件費等を全て で、 と多 の がつく[13]。つまり、研究 が、研 究者を結集し 指 する、自 と を持つ研究 発 である。 は、「これだけの高 を与えられることの を感じると同時に「 者の がプロジ クトの としてついているために、 れた研究 果を上 ないと様にならないと い、新 域の に 心した」という[13]。 この ERATO プログラ の 者の は公 ではなく、科学 機構の調査チー が学会などで れた研究 果を発 した ・研究者をリストアップし、その研究 行能 を調査し、さらに、その 者に研究 発内容を 、インタ ーして し、 者リストをつくる[13]。
TFT 4. は ラスなどの 明性を持つ 化 の ・ 子機能を 究する研究に を 年持っていた[12]。 1993 年に 古 工業大学から 工大に として したことをきっかけに、あり れた でできてい る 化 を基に ・ 子機能 料を研究することを中心テー に えた。 料分 にたずさ る 間は、あり れた の 料を活用して新しい機能を 出すことに重 を く 要がある。このため、あり れた 料である 化 、より正確にいえ 明な 化 を研究対象とした[12]。 時の 識では、 ラスなどの 化 は代 的な と なされていた。しかし、 な 料からこそ な 果を生 出したいため、 は、 化 に を通すという、 時の 識で 的な研究テー を 定した。 な 、 は 識で 的な研究テー の 定が可能であったのか ま がったらどうしよう と いう の 安が大きいと、 やリスクを しようとする。しかし、研究も日々 だらけで、その の の上に 果がでる。つまり の が ではなくて、 を通過したものが である。 を れるのは、 と を対 ととらええると、 しなけれ 果は いと考えるからである。し かし、やって れ 、かならず かしら得られるものがある。 から得られるものも多いし、 からし か得られないものも多くある。 ール ア ッ ング ではなく「 ール ア ング」である[12]。 研究の中から、学 論文や 論文はかけるものだ[11]。 このように、 からも かしら得られ、それが 的な研究 果につながるという 念が、 識で 的な研究テー の 定を可能にしている。 4.3 は、 化 の ・ 子機能を 究する研究の一つとして、 明なア ル ス 化
TAOS=Transparent Amorphous Oxide Semiconductor)を 発する 計の指 を、1995 年に で
された 16 「ア ル スおよ ノ結 会 」 ICANS 16)で発 した[13]。 計指 は、 原子の の 間的 がりを基に、 明なア ル ス 化 ができそうな 料の範 を の周 の上で したものである。この 明なア ル ス 化 の 計指 に対 して、発 を聞いた学会の ンバーの 目を と ど集めなかった[13]。 ラスなどの 化 は であ るという 識にとら れている研究者が多かったからだ。 計指 の発 の 年の 1996 年に、 明なア ル ス 化 である CdO-GeO2 等の を ー ル 果を用いて 定し、 計どおりの大きな 子 動 を すことを報告した。ア ル ス IGZO(a-IGZO) については、2001 年に ール 果を用いて 定により 子 動 が 30 m2/V・s という発 をした[14]。 この a-IGZO を TFT に用いた場合に、大 に TFT 特性が向上する可能性が された けである。 4.4 こうした 来の 識を す研究 果を基に、 は、科学 機構 JST)の大 の研究 発
である 造科学 事業 Exploratory Research for Advanced Technology ERATO)の研究プロジ クト 「 明 子活性プロジ クト」 の代 研究者に れた[13]。研究 間は 1999 年 10 から 2004 年 9 の 5 年間であった。 ERATO は、JST において、科学 の 造的な研究、特に基 的な研究をより一 充 させ、しっかりとし た工業 を建 していくために、1981 年に発足した[15]。その 、 科学 基本計画や 合科学 会 の など、新しい時代の要 を まえ発展的に 消し、2002 年 より 的 造研究 事業・ 研究 ERATO)として新たなスタートをした[15]。 ERATO では、 目 等の に向け、新 の 出に資する可能性が高い研究 域 その研究 域の の 者である研究 を定め、研究 が自らの研究構 研究 域)の 現を目指して研究者を 結集し、 指 して研究を する」となっている[15]。また、ERATO は、 年間 り研究 発資金とし ては、研究場 料、 件費等を全て で、 と多 の がつく[13]。つまり、研究 が、研 究者を結集し 指 する、自 と を持つ研究 発 である。 は、「これだけの高 を与えられることの を感じると同時に「 者の がプロジ クトの としてついているために、 れた研究 果を上 ないと様にならないと い、新 域の に 心した」という[13]。 この ERATO プログラ の 者の は公 ではなく、科学 機構の調査チー が学会などで れた研究 果を発 した ・研究者をリストアップし、その研究 行能 を調査し、さらに、その 者に研究 発内容を 、インタ ーして し、 者リストをつくる[13]。 が ERATO の 者に れた 時の JST 理事 は 宏一 であり、 が の研 究 域に精通していたことが、 定の精 を上 た[11]。 4.5 5 年間の研究 果は 来 かった新 の 化 料の可能性を多 した。5 年間でかなりの の研究 発費の を受けたことから、 は「 業 で役 つ新 料を しないと し ない」と考えた[13]。 的な研究 果を上 た 明 子活性プロジ クトは、その プロジ クトとして 的 造研
究 事業・発展研究(SORST)を 2004 年 10 から 5 年間、 することが認められた[13]。SORST は、ERATO
等の研究課題のう 、 れた研究 果が され、かつ発展の見 まれる研究について、 の研究 間を
えて れ目なく研究を 続することで、 の科学 の となる大きな研究 果または 来 用化が見
まれる研究 果の 出に資することを らいとしている。つまり、SORST は、ERATO や CREST、さきがけ等
JST の 的 造研究 事業の研究 果を に発展させるための研究 発 である。
4.6
明 子活性プロジ クトの、ERATO と SORST での研究 果について る。
明なア ル ス 化 TAOS)の ・ 子機能を系 的に研究した。2003 年 に、 結 化
である ZnO や InGaZnO4を用いた高い 動 をもつ TFT が発 された[16,17]。ZnO およ In2O3は 結 し
かできず、 動 は高い。しかし、キャリア を さく できず、結果として 流を えられず、
ディスプレイに 用した場合に がもれて を と できなくなる。このため、 は、 料として
a-IGZO (a-InGaZnO4) 料を 定した[16,17]。キャリア が高いと TFT 特性を さない。このため、ZnO と
In2O3 中に生 する に 因するキャリア発生を するために、 との結合が い Ga を 定し た[16,17]。ZnO と In2O3と Ga2O3の 系の 化 を、系 的に し、結 性と ール 果を用いた 動 等を 定した[16,17]。結 系 IGZO c-IGZO) も研究し、学会発 している[18]。これらの研究の結果、 ZnO と In2O3は結 化し、他の 件ではア ル ス状態である。また、In-Zn-O 系に Ga を していくと 動 が がることが った。この様に、In-Ga-Zn-O 系の系 的な研究により、a-IGZO 料を TFT 用する およ 最 な 件を見出した[16,17]。 そして、 は、SORST プロジ クトでは、 業に役 つ研究 発 果を上 ることを く意識し、 2004 年 11 に の な学 誌「Nature」に、 ア ル ス 化 を用いた 明で がる TFT の 室 」の論文を発 した 19 。 2 に す a-IGZO TFT は、多結 InGaZnO4 のター ットに、 中で、パルスレーザーを して させて、 イル PET) 上に a-IGZO を、室 で させて した。 動 が 6-9 m2/V・s と、通 の a-Si TFT より 1 高い な特性であった。なお、 ン/ 流 は、103に まった。これは、TFT 工 の 題による、 ートのリーク 流のためであり、a-IGZO の 料的な 題で く、 その 短 間に 106 上になった[11]。なお、この 法は 験室向きで あるが、大 の生 に用いられているスパッタ法に容 に き え ることができる。 この論文は、他の研究者から多くの 用があり 目され、この論文を 機に、 明なア ル ス 化 の研究が になった[13]。 このプロジ クトは、 明なア ル ス 化 a- IGZO) TFT の発明の か、 を通すセ ントとして 化カル ウ ・アル というあり れたセ ントの を 子 料、 系高 の発 見などの した 的な研究 果を多 上 て した[12]。 2 IGZOTFT 4.7 「Nature」に a-IGZO TFT の論文を発 した時 では、 内の大手 パネル ーカーの は かった[20]。 時、 内 パネル ーカーの多くは、ZnO TFT の 用化につまずいた 験があった。その が てい る上に、レア タルの In を IGZO に をおこしていた[20]。また、生 の らつきが大きいが 動 100 m2/V・s がでる LTPS(低 多結 Si) に していたことも 景にあった[20]。 は、 業 の 業に 用してもらうためには、 業との 同研究による 用を考えた研究が 要 と考え、キ ノンと 同研究を始めた 13 。ところが、キ ノンはディスプレイ を持たないため、ディ スプレイの 能 を評価して、 ィードバックをかけることができなかった[20]。 キ ノン 外にも、 用に意 がある 印 や、 の ン 子の研究 、LG 子などと、プロジ
クトの研究現場で 論を重 た 13 。この結果、 印 は a-IGZO TFT を用いた 子 ーパーを す るなどの 用 発を始めた[13]。 LG 社は研究 果を ープンにせず、 用化 資 も れが であった[20]。一方 スン 子は、研究 果の 論に に ープンで、リスクも 的に った[20]。つまり、基 研究から パネルの 用化 まで まらずに だのは、 スン 子だけであった[20]。 また、2009 年 からは、a-IGZO TFT を用いたした高 ・ ・大 ディスプレイや 機 デ ィスプレイの ・展 が 内外の 会 や展 会で目 つようになった。2010 年 5 23 28 日に
アトルで された Society for Information Display SID)2010 において、a-IGZO TFT を用いたディ スプレイとして、AUO 社は 32 と 2.4 機 EL、LG は 2.8 、SMD 社は 19 機 EL, ーは 11.7
機 EL 等を発 ・展 した[21]。 4.8 a-IGZO を活性 に用いた TFT の特 は、2002 年 9 11 日に出 し[22]、2008 年 8 8 日に され た 23 特 については、JST から研究 を得ていたこと、 大学の法 化 であったことから、JST が関連特 をパテントプールとして一 理し、 用者が活用し いようにした[11]。 工大とキ ノンは、a-IGZO TFT の 同研究を行い、多 の特 を 同出 していたが、キ ノンがディスプレイを事業として する ことは結果として くなったため、 工大とキ ノンが 同出 した 用・周辺特 も、パテントプールに 一 され、 によるライセンスを JST に することになった[11,20]。基本特 をはじめ、 70 の 多 の特 がパテントプールとして 理されている[11]。 は、 れてこそ 料との から、 内 外の 業に分け てなくライセンスしたいという考 えを から持っていた。 しかし、日本 業は、 に事業化している a-Si TFT や LTPS TFT との得 や、結 ZnO TFT の特性評 価、またディスプレイを事業化するかの 等により、ライセンスに消 的であった。 スン 子だけが、 基 研究から パネルの 用化まで まらずに だ [20]。その結果、JST は スン 子と a-IGZO TFT に関する通 のライセンス を 2011 年 7 20 日に 結した[24]。 しかし、一 の方などには と状 が らず、 流出と「 をされることもあった」と、 は語った[13]。 では、大学の多 の特 が 機関 TLO)を通じてライセンスされるが、事業化 される確 を高めるため、一つの 業に 用 をライセンスするのでは く、多くの 業に通 がライセンスされるのが どである。このことから、 流出と されるのは らず、日本の 業の 目 き 能 を向上する 要がある。 なお、JST は ャープと、a-IGZO TFT に関するライセンス を 2012 年 1 20 日に 結した[25]。 なお、 は、「特 得、パテントプールの 、ライセンスには、 化 株 会社出 で JST の知 的 センターに 務している が、大きな役 を果たした。この活動が けれ 、多くの関連 業にライセンスできるには らなかった可能性が高い。」と ている 11 。まさに が、 学 連 コーディネーターの役 を果たしている。 は、大学が 的な基本特 を 出しても、 用に関心を持つ 業と 同研究を し、多く の 用・周辺特 を出 しないと「 業化が しいということを、 業との 同研究などから学 だ」とい う[13]。 4.9
2012 年 1 ラス スで された Consumer Electronics Show2012(CES2012)において、 ンスン 子と LG 子は、55 インチの 機 EL ディスプレイを展 した[26]。 ャープは、JST からのライセンスを受け、 で めて a-IGZO TFT を 用した パネルの生 を、2012 年 4 から本 的な生 に 行した[27]。 山 2 工場は、2006 年 8 より 動し、テレ 用 パネルを 生 していたが、 バイル機 向けの中 パネルの 要 大に対 し、 2 工場の ラインを IGZO 用に 造した。 ャープは、ライセンスを受けた IGZO の の 発には、 エネルギー研究 の を得た[28]。2012 年 6 1 日の ャープによる IGZO 発 会では、高い 動 によつ TFT の 化と 配 の 化により「2 の高精 化」、高い 特性を活かした新 動方 による「1/5 1/10 の低消費 化」を発 した 3 。
2012 年 6 3 8 日に ストンで された Society for Information Display SID)2012 において、 LG 子が CES12 で展 した 55 インチ 機 EL ディスプレイは、a-IGZO TFT を用いていることを発 するとと もに、 機 EL テレ を展 した[29]。また、SID2012 では、a-IGZO TFT を用いたテレ として、 ャープが
クトの研究現場で 論を重 た 13 。この結果、 印 は a-IGZO TFT を用いた 子 ーパーを す るなどの 用 発を始めた[13]。 LG 社は研究 果を ープンにせず、 用化 資 も れが であった[20]。一方 スン 子は、研究 果の 論に に ープンで、リスクも 的に った[20]。つまり、基 研究から パネルの 用化 まで まらずに だのは、 スン 子だけであった[20]。 また、2009 年 からは、a-IGZO TFT を用いたした高 ・ ・大 ディスプレイや 機 デ ィスプレイの ・展 が 内外の 会 や展 会で目 つようになった。2010 年 5 23 28 日に
アトルで された Society for Information Display SID)2010 において、a-IGZO TFT を用いたディ スプレイとして、AUO 社は 32 と 2.4 機 EL、LG は 2.8 、SMD 社は 19 機 EL, ーは 11.7
機 EL 等を発 ・展 した[21]。 4.8 a-IGZO を活性 に用いた TFT の特 は、2002 年 9 11 日に出 し[22]、2008 年 8 8 日に され た 23 特 については、JST から研究 を得ていたこと、 大学の法 化 であったことから、JST が関連特 をパテントプールとして一 理し、 用者が活用し いようにした[11]。 工大とキ ノンは、a-IGZO TFT の 同研究を行い、多 の特 を 同出 していたが、キ ノンがディスプレイを事業として する ことは結果として くなったため、 工大とキ ノンが 同出 した 用・周辺特 も、パテントプールに 一 され、 によるライセンスを JST に することになった[11,20]。基本特 をはじめ、 70 の 多 の特 がパテントプールとして 理されている[11]。 は、 れてこそ 料との から、 内 外の 業に分け てなくライセンスしたいという考 えを から持っていた。 しかし、日本 業は、 に事業化している a-Si TFT や LTPS TFT との得 や、結 ZnO TFT の特性評 価、またディスプレイを事業化するかの 等により、ライセンスに消 的であった。 スン 子だけが、 基 研究から パネルの 用化まで まらずに だ [20]。その結果、JST は スン 子と a-IGZO TFT に関する通 のライセンス を 2011 年 7 20 日に 結した[24]。 しかし、一 の方などには と状 が らず、 流出と「 をされることもあった」と、 は語った[13]。 では、大学の多 の特 が 機関 TLO)を通じてライセンスされるが、事業化 される確 を高めるため、一つの 業に 用 をライセンスするのでは く、多くの 業に通 がライセンスされるのが どである。このことから、 流出と されるのは らず、日本の 業の 目 き 能 を向上する 要がある。 なお、JST は ャープと、a-IGZO TFT に関するライセンス を 2012 年 1 20 日に 結した[25]。 なお、 は、「特 得、パテントプールの 、ライセンスには、 化 株 会社出 で JST の知 的 センターに 務している が、大きな役 を果たした。この活動が けれ 、多くの関連 業にライセンスできるには らなかった可能性が高い。」と ている 11 。まさに が、 学 連 コーディネーターの役 を果たしている。 は、大学が 的な基本特 を 出しても、 用に関心を持つ 業と 同研究を し、多く の 用・周辺特 を出 しないと「 業化が しいということを、 業との 同研究などから学 だ」とい う[13]。 4.9
2012 年 1 ラス スで された Consumer Electronics Show2012(CES2012)において、 ンスン 子と LG 子は、55 インチの 機 EL ディスプレイを展 した[26]。 ャープは、JST からのライセンスを受け、 で めて a-IGZO TFT を 用した パネルの生 を、2012 年 4 から本 的な生 に 行した[27]。 山 2 工場は、2006 年 8 より 動し、テレ 用 パネルを 生 していたが、 バイル機 向けの中 パネルの 要 大に対 し、 2 工場の ラインを IGZO 用に 造した。 ャープは、ライセンスを受けた IGZO の の 発には、 エネルギー研究 の を得た[28]。2012 年 6 1 日の ャープによる IGZO 発 会では、高い 動 によつ TFT の 化と 配 の 化により「2 の高精 化」、高い 特性を活かした新 動方 による「1/5 1/10 の低消費 化」を発 した 3 。
2012 年 6 3 8 日に ストンで された Society for Information Display SID)2012 において、 LG 子が CES12 で展 した 55 インチ 機 EL ディスプレイは、a-IGZO TFT を用いていることを発 するとと もに、 機 EL テレ を展 した[29]。また、SID2012 では、a-IGZO TFT を用いたテレ として、 ャープが
32 と 13.5 4.9 機 EL、 ーが 9.9 機 EL, が 11.7 機 EL,そして AUO が 32 機 EL 等を展 した[29]。 なお、 ャープの 山 2 工場で生 される a-IGZO TFT 用した パネルは、アップルのタ レット iPad 用に出荷されている[30]。 4.10 が出 した基本特 は、日本 内では していたが、 の特 庁は「容 に 定できる」 という理 で、特 としての 自性を 定し、2009 年 5 に 査定するという を した[13]。 は、学会などで 的に 的な研究 果と認められていても、特 としては認めないことに 対して「5 年間の研究 果を 定されたものと感じたため、 特 の に精 を けた」という[13]。 特 庁の 査 は原 、文献主 によって特 の新 性や 性などを する。このため、 は 特 の である JST の代理 理 の 明者として、 の特 庁の 定 の場 に った[13]。その結果、 でも特 として査定され された。 この 験から、 は「研究者本 がその研究 果の新 性などを に 明することが大 で、発 明者が本 で特 に り まないと、特 には てない。」と ている[13]。 . ャープは、 に たように、 で めて a-IGZO TFT を 用した パネルを 山 2 工場で生 し ている。また、多くの 業が a-IGZO TFT を 用した と 機 EL の を発 している。 この様に、IGZO は、ス ート ンや バイル向け の ならず、 機 EL やテレ にも、大きな 新 をもたらすと される。 現 までに スンや ャープ、JX 日 日石金属など 内外 8 社とライセンス を結 でいる 31 。 ライセンス を結 だ 業が IGZO を った TFT で を上 た場合、JST や 工大、 同研究した 業 に特 が る。特 は、 パネル ーカーであれ 、パネル 上高の 1 に相 すると見ら れる。 のディスプレイ 場が 10 と大きいことを考えれ 、特 は LED の で 古 大 学などが得た 内研究機関で過 最高の 56 を える可能性が十分にある 31 。 い時間が費やされ る基 研究で 得した特 は、 用化時には特 れになってしまうことも多いが、IGZO の特 はまだ 10 年 上 間が る。 この IGZO の事 が、大学の発明がライセンスされ事業化される、 学 連 と知的 の 事 となる が高まっている。 IGZO IGZO の事 は、 学 連 と知的 の 事 と りえる。この事 から得られる、 学 連 を させるための 意をまとめる。 ) 的な研究テー の 定と研究 理ができる 、研究 の )科学 の 造的な研究、特に基 的な研究を する大 の研究 発 策・ )「目 き」、ライセンス等に精通した 学 連 コーディネーターの ) 業で「目 き」、ライセンス等の 画・ 行できる「 化・事業化プロ ーター」の 業においても、「目 き」から、大学や 業内で 画、交 、 、 行を行って、研究 発から 化・ 事業化 する 画 行ができる が 要である。この を「 化・事業化プロ ーター」 け、その が 要である。 工業大学 秀雄 による 化 IGZO の事 について、研究、発明、 発、ライセンス、お よ 事業化の過 を分析した。 その結果、IGZO は、JST から多 の 業にライセンスされ、事業化が でいる。 このため、IGZO の事 は、 学 連 と知的 の 事 と りえる。この事 から、 学 連 を させるための、 の 意をまとめた。 ) 的な研究テー の 定と研究 理ができる 、研究 の )科学 の 造的な研究、特に基 的な研究を する大 の研究 発 策・ )「目 き」、ライセンス等に精通した 学 連 コーディネーターの ) 業で「目 き」、ライセンス等の 画・ 行できる「 化・事業化プロ ーター」の この事 から得られた 意から、さらに日本の 学 連 と知的 が 展することを する。
[1] 科学 機構 学 連 データ ック 2011 2012, g o oo o 2011 o 2011 2012 oo [2] o o o olog g g g l g 2010, l o 2010 g l o l o 87 [3] 、 ャープ、 新 , 2012 年 1 日 o o 20120 01 53 950 l [ ] 部 、 一 TLO 株 会社 ケイ ー 2002) [5] 原山 子「 学連 の 機関 とインキ ーターの現状と課題」 o , 2003) [ ] 社, 2008) [7] 場 、 2007)『 学連 の 研究』 大学出 会 [8] o , l , , g l o , 2001 l , , , g l o , 199 [10] o , o , , 198 [11] 中田行 秀雄 工業大学 研究室にてインタ ー 2012 年 8 11 日 [12] 秀雄, , ン ーク出 2010) [13] 山正明 化 の基本特 を出 して、さまざまなことを 験しました 、 o o l 20120221 205372 [1 ] , , o, , o o o、 l g , 81, 501 515, 2001 [15] 造科学 事業 lo o o olog ) go o l [1 ] o , g , , , o o o o, o o o o o g o l l l o , , ol 5, o 5 , 200 , 302 308, 200 [17] o o o, l l o o o o o o o , , 2 1 15 22, 2010 [18] o , , , , o, o o o o, l o gl ll o o , ol 300 o 5 23 12 9 1272, 2003 [19] o , , g , , o o o o, oo o o l l l o g o o o o o , , , ol 32, 2 o , 200 [20] 生,「 化 の特 、 が g 社に 」、 、2011 年8 22 日 、 1 17 [21] 新 2010 報告」 2010 年 28 日 1 9 [22] 田 、 秀雄、 夫、 正 「 ロ ス を活性 として用いる 明 果 トランジスタ」公 特 公報 特 200 103957 、公 日 200 年 2 日 [23] 田 、 秀雄、 夫、 正 「 ロ ス を活性 として用いる 明 果 トランジスタ」特 公報 特 1 2 、特 者 科学 機構、 、 日2008 年 8 8 日 出 日 2002 年 9 11 日) [2 ] 科学 機構, 工業大学, 高性能の トランジスターに関する特 のライセンス を スン 子と 結 2011 年 7 20 日 [25] 科学 機構, ースリリース と ャープが 化 に関するライセンス を 結 2012 年 5 29 日 [2 ] 高 、 「 大手が 機 テレ 2012 o l 」日 エレクトロ クス 2012 年1 23 日 10 11 [27] ャープ ースリリース 「 発 化 を 用した パネルの生 を 始」 2012 年 13 日 o o o 120 13 l [28] ャープ ースリリース 「 ャープと エネルギー研究 がディスプレイを 新する 化 の新 を 同 発」 2012 年 1 日 [29] 機 が に 2012 報 2012 年 7 9 日 3 72 [30] 田中 一郎 「 ャープ 建、アップル 」 2012 年 9 3 日 13 [31] 田中 一郎 「ディスプレイ特 の は」 2012 年 23 日 18