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(1)

マイク ロアレイと は?

DNA マイ ロアレイ について

Agilent Technologies

October, 2008

マイ ク ロアレイ による

二重ら せん構造

(2)

内容

1 . D N A マイ ク ロアレイ の概要

- マイ ロアレイ で何ができるのか?

- マイ ロアレイ は何か?

2 . D N A マイ ク ロアレイ を使う

- マイ ロアレイ 実験の流れ

-Agilent のマイ ロアレイ の種類

- マイ ロアレイ 使用研究例

3 . 遺伝子発現解析以外のD N A マイ ク ロアレイ

4 . 参考文献

(3)

1 . D N A マイ ク ロアレイ の概要

- マイ ロアレイ で何ができるのか?

- マイ ロアレイ は何か?

2 . D N A マイ ク ロアレイ を使う

- マイ ロアレイ 実験の流れ

-Agilent のマイ ロアレイ の種類

- マイ ロアレイ 使用研究例

3 . 遺伝子発現解析以外のD N A マイ ク ロアレイ

4 . 参考文献

(4)

遺伝子発現解析

遺伝子発現量の増減を定量的に検出

ノ ザンブロッ ト

リ アルタ イ ム PCR

EST 解析

マイ ク ロアレイ

どの遺伝子がどれだけ

転写さ れている かを知り たい!

色々方法があるけど

どれがいいの?

Sequencing

In Situ Hybridization

(5)

まず『 何をし たいか』 を明確に

そのためには

まず病気の細胞と 健

常な細胞の何が違う

かを調べたいな・ ・ ・

こ の疾病の性質

を明ら かにし たい

こ の組織に分化すれ

ばこ の遺伝子が発現

するので、

分化し たか どう か、

こ の遺伝子の発現を

チェ ッ ク し て調べたい

な・・・

Profiling?

Screening?

Marker

detecting?

(6)

そのために、 “ どのよう な性質の検出” が必要か?

・ ある現象に関わる遺伝子群の

候補を新規に見つけたい

・ 多数の遺伝子の発現量を調べたい

・ 全遺伝子の発現プロフ ァ イルをと り たい

・ 特定の遺伝子の発現量を調べたい

・ 正確に何コ ピーあるのか調べたい

・ 新規遺伝子を発見し たい

マイ ク ロアレイ がお勧め! 他の検出手法を検討

(7)

マイクロアレイ応用例 1

ヒ ト がスト レスを感じ た時に発現量が変動する遺伝子を網羅的にスク リ ーニング

Gene expression signature in peripheral blood cells from medical

students exposed to chronic psychological stress.

Biol Psychol. 2007 Oct;76(3):147-55

Kawai T, Morita K, Masuda K, Nishida K, Shikishima M, Ohta M, Sasito T, Rokutan K,

(8)

マイクロアレイ応用例 2

全遺伝子発現のプロフ ァ イ リ ングを使っ て、 細胞の性質を調べる

Induction of Pluripotent Stem Cells from Adult Human Fibroblasts

by Defined Factors

Cell 131, 1 12, November 30, 2007

Kazutoshi Takahashi, Koji Tanabe, Mari Ohnuki, Megumi Narita, Tomoko Ichisaka,

Kiichiro Tomoda,and Shinya Yamanaka

iPS 細胞と ES 細胞の類似性の確認

細胞の形態・ 増殖・ 表面抗原・ 遺伝子発現・

エピジェ ネティ ッ ク な状態・ テロメ ラーゼ活性など

GSE7902

(9)

マイクロアレイ応用例 3

遺伝子発現のプロフ ァ イ リ ングで、 乳癌の再発リ スク の診断

(10)

1 . D N A マイ ク ロアレイ の概要

-DNA マイ ロアレイ で何ができるのか?

- マイ ロアレイ は何か?

2 . D N A マイ ク ロアレイ を使う

- マイ ロアレイ 実験の流れ

-Agilent のマイ ロアレイ の種類

- マイ ロアレイ 使用研究例

3 . 遺伝子発現解析以外のD N A マイ ク ロアレイ

4 . 参考文献

(11)

DNA マイクロアレイと

D N A マイ ク ロ アレイ

=デオキシリ ボ核酸 =小さ い・ 微小な =大群・ 整列

65um

Agilent microarray TIFF 画像

DNA を基盤上に整列化さ せたも

(12)

Agilent Synthesizes Oligos In Situ

A A A A A A T T T T T

G G G G C C C

C C A

25 mer 45 mer 60 mer

Linker gets the oligo away

from the glass surface - 6bps

Layers

(13)

cDNA microarray ?

Oligo microarray?

Short Oligo??

Long Oligo??

I n Situ Syntehsis???

Deposition???

??????

DNA マイクロアレイの選択肢

(14)

ショ ート オリ ゴアレイ vs. ロングオリ ゴアレイ

Pros

SNPsを区別できる

Cons

感度が低い

SNPsの影響を受けやすい

1遺伝子あたり複数プローブ

必要

- スマッ チの 考慮が 必要

- データ 解析が 困難

Short オリ

20- 30 mer

サイ ズ

Long オリ

50- 80 mer

Pros

感度が高い

SNPs( 多型) の影響を受けに

く い

1遺伝子あたり1プローブ

Cons

SNPsの区別ができない

より cDNA に近 いオリ ゴ

(15)

Long: 1 遺伝子あたり 1 プローブ

シンプルなデータ 解析

Long オリ ゴの利点: データ 解析

遺伝子

Long Probe

Short: 1 遺伝子あたり 10+ プローブ

複雑なデータ 解析

プローブの平均化、 ミ スマッ チ補正 etc.

遺伝子

Short

Probes

P erfec t Match

Miss Match

(16)

プローブの長さ

• GCN4遺伝子のシークエンスからオリゴプローブをデザイン

• 5‘から順に3塩基ずつずらしてプローブを作成

プローブの長さ 20, 25, 30, 35, 40, 45, 50, 55, 60mer

• Cyanine5 (Red) → GCN4遺伝子転写産物のみ

• Cyanine3 (Green) → GCN4遺伝子以外の転写産物

GCN4 遺伝子

以外の

転写産物

GCN

4 遺伝子

GCN4 アレイ

(17)

プローブの長さ : 感度と 特異性

感度 特異性

Cyanine5 ( Red:GCN4 遺伝子転写産物のみ )

から Cyanine3 ( Green: GCN4 遺伝子以外の

転写産物 ) を 差し 引いたシグナル

Cyanine5 ( Red:GCN4 遺伝子転写産物の

) から バッ ク グラ ンド を 差し 引いたシグナル

60mer →感度と 特異性のベスト バラ ンス

(18)

DNA マイクロアレイ製造の種類

3. Deposition方式 vs. in situ 合成方式

• Deposition 方式 • In situ 合成方式

(19)

Deposition 方式 vs. in situ 合成方式

Deposition

( オリ ゴ)

Pros

--

Cons

オリ ゴセッ ト の調整・ 維持

管理が必要

I n situ 合成

( オリ ゴ)

Pros

オリ ゴセッ ト の調整不要

アッ プデート ・ カ スタ ム化が容易

( 特にマスク レスタ イ プ)

Cons

--

I n- situ 合成方式では、 オリ ゴの

遺伝子セッ ト を調整する必要が無い

Bartett et al. 2003 DrugDiscoveryToday 8: 134

(20)

スポッ ト 、 バッ ク グラ ンド の違い

スポッ ト の 均一性

スポッ ト 位 置の正 確性

60mer I n sit u 合成

60mer deposition

Log スケール Log スケール

(21)

Magic of Microarrays

Magic of Microarrays

(22)

マイクロアレイなら 、 ゲノ ムにコ ード さ れている

全遺伝子の発現量を網羅的に検出するこ と が可能

ゲノ ムの遺伝 子および転 写産物( 合 計 41K) を網羅

 44,375 total feature platform

 33.2K unique genes

 30.5K functionally validated

標準 フ ーマッ 1x3スライド)

オリ ゴ合 成し たマイ ク ロアレイ

• 1 枚の アレイ でヒ ゲノ ムを網羅 的にカバー

244,000

例) .AgilentWhole Human Genome アレイ (4x44k)

目的によっ て最大 244,000 のプローブを搭載できます

(23)

検出原理の概要

① サンプル から

Total RNA

抽 出する

mRNA の 配 列に相補

的 な、 “ 標識さ れた” RNA

を合 成する

AUGCAAAAA GGUCUAAAAAAAAA UUGCGGCG

CGGAUUCCGGGAAA AAAAAAAA

AAUUTAAU

③ 標識R N A が、 相補的

な配列 を持つD N A プ

ローブにハ イ ブリ ダイ

ゼーショ ンする

UACGUUUU UACGUUUU

蛍光色素

合成さ れたR N A

④ 蛍光シグナルの強 さ を

検 出し 、 数値化 する

(24)

様々なD N A マイク ロアレイ

− スポッ ト 方式と In Situ 合成方式

基盤上で 1merずつ 目的の長さまで合成

あら かじ め合成し た分子を基盤上にスポッ ト

In situ 合成方式

スポッ 方式

− 基盤の種類

− プローブの合成方法・ 長さ

− 実験プロト コ ル・ ・ ・

cDNA アレイ と オリ ゴ アレイ

(25)

Agilent’s DNA Microarray

Pin式スポッター

cDNA ( PCR products)

1 ’x3’ スラ ガラ

イ ンク ジェ ッ ト プリ ント

デポジショ ン( スポッ ト )

cDNA ( PCR products)

1 ’x3’ スラ ガラ

イ ンク ジェ ッ ト

プリ ント

Pin 式

スポッ タ ー

Agilent Technologies

マイ クロアレイ ( DNA Chip) 黎 明期 現 在

Affymetrix

In Situ oligo 合成

光リ ソ グラ フ 法

専用基盤使用

“Pat-Brown”

cDNA (PCR products)

1 ’x3’ スラ ガラ

Pin式スポッター

ローズシステム

専用基盤

•1’x3’ スラ イド ガラ

オープンシステム

Affymetrix

In Situ oligo 合成

光リ ソ グラ フ 法

専用基盤使用

イ ンク ジェ ッ ト プリ ント

In Situ 合成

Oligo ( 60mer)

1 ’x3’ スラ ガラ

Pin式スポッター

Oligo

1 ’x3’ スラ ガラ

(26)

アジレントマイク ロアレイの特長

Inkjet 技術を使い、 1x3 ンチの汎用スラ ガラ ス上に、

In Situ 合成の 60mer ロングオリ

- 高感度、 高品質、 高精度

- スポッ ト 抜け( ロッ ト 差) がない

- 高いフ レ キシビリ ティ

- 60m erの合成効率99.5%以上

(27)

1 . D N A マイ ク ロアレイ の概要

-DNA マイ ロアレイ で何ができるのか?

- マイ ロアレイ は何か?

2 . D N A マイ ク ロアレイ を使う

- マイ ロアレイ 実験の流れ

-Agilent のマイ ロアレイ の種類

- マイ ロアレイ 使用研究例

3 . 遺伝子発現解析以外のD N A マイ ク ロアレイ

4 . 参考文献

(28)

一般的なマイク ロアレイ実験の流れ

1.実験デザイン

2.RN A抽出

3.ラベル化

4.ハイブリダイゼーション

5.洗浄

6.スキャン

7.数値化

8.データ解析

こ こ は Agilent から 実験プロ

ト コ ルが提供さ れている

(29)

Step . 実験デザイン

・ 1 色法と 2 色法

サ ン フ ゚ ル 1

サ ン プ ル 2 色法

2 サンプルを同一アレイ 上で比較

し た 発現比を測定

色素補正が必要

1 サンプル 1 アレイ で、 発現量を測定

サンプル間、 アレイ 間を比較するには

アレイ 間補正が必要

サ ン フ ゚ ル 1

サ ン フ ゚ ル 2

1 色法

・ 何と 何を比較し たいのか?

(30)

・ 実験ステッ プ1 : サン プルから Total RNAを抽出する

組織

セル ラ

 LCM 細 胞

一連の実験では、 サンプリ ング方法を統一さ せるこ と が重要

Step 2. RNA 抽出

注 意

RN Aの濃度や品質、

またコ ンタ ミ ネーショ ンの

チェ ッ ク が必 要( 後述)

(31)

測定する UV 吸光度 : 230nm, 260nm, 280nm, 320nm

A 260 濃度測定 1 = 40 ug/ml (RNA)

A 280 ンパク 質、 ールの混入を確認 ( A 260 /A 280 = 1.8 ~ 2.0)

A 320 異常な吸光がないか確認

λ M axが

260nmにある

ベースラ インが安

定し てゼロの位置

にある

230nmに谷

がある

Step 2. RNA 抽出 Total RNA の確認

UV 吸光度測定 濃度・ 不純物を調べる

(32)

Step 2. RNA 抽出 Total RNA の確認

電気泳動 R N A の分解具合を調べる

分 解

(33)

分解し ているサンプルでマイク ロアレイ実験を行なう と ・ ・ ・

セルフ vs セルフ プロッ ト =結果は同じ になるはずなのに。 。 。

少し 分解 さ れている RNA

RIN = 5.2

分解さ れていないR N A

RIN = 7.3

- Intact (RIN = 7.3)

- Partial Degradation (RIN = 5.2)

- Complete Degradation (RIN = 2.4) 高い再現性

データ がばら つく

↑ 縦軸と 横軸に、 同じ サンプルでと っ た

アレイ データ をプロ ッ ト

完全に分解さ れている

RIN = 2.4

非常にばら つく

(34)

分解し ているサンプルでマイク ロアレイ実験を行なう と ・ ・ ・

全く 同じ サンプルでも 、 発現差があるよう に見えてし まう !

部 分 分 解 R N A

分 解さ れ ていないR N A

RIN = 5.2

RIN = 7.3

Intact vs. Partial Degradation

- Intact (RIN = 7.3)

- Partial Degradation (RIN = 5.2)

- Complete Degradation (RIN = 2.4)

完 全 分 解 R N A RIN = 2.4

RIN = 7.3

Intact vs. Complete Degradation

Intact (self to self)

分 解さ れ ていないR N A

分 解 さ れ て い な い R N A

RIN = 7.3

RIN = 7.3

(35)

Step 3. ラベル化

ラ ベル化と は

サンプル RNAに(Cy3) で色をつける反応

Cy3

様 々なラ ベル化 法 ( 例

Direct / Indirect

増 幅 / 非増 幅

1色法 / 2色法

(36)

Step 3. ラベル化

Agilent のラ ベル化法は

T7 promotor primer

使っ た増幅法

(37)

Step 4. ハイブリ ダイゼーショ

(38)

Step 5. 洗浄

非特異的なシグナルを可能な限り 除去し 、

特異的なシグナルを可能な限り 残す

S/ Nに影響

W ash1 W ash2 乾 燥

アジレント 遺 伝子発 現

アレイ実験 では作 業は

たっ た数分

(39)

Step 6. スキャ ナーでスラ イド を読み取り

ハイ ブリ 終了後 、 Cy3

蛍 光を読み 取るには スキャ ナが 必要

(40)

Step 7. イメ ージの数値化

こ のままではただの

光っ ているイ メ ージ

スポッ ト の中の緑 ( Cy3)

のシグナル値を抽出

(41)

1 . D N A マイ ク ロアレイ の概要

-DNA マイ ロアレイ で何ができるのか?

- マイ ロアレイ は何か?

2 . D N A マイ ク ロアレイ を使う

- マイ ロアレイ 実験の流れ

-Agilent のマイ ロアレイ の種類

- マイ ロアレイ 使用研究例

3 . 遺伝子発現解析以外のD N A マイ ク ロアレイ

4 . 参考文献

(42)

Agilent 4x44K

遺伝子発現 Whole Genome シリ ーズ 44K 44K 44K 44K

品 名

A MA DID

( De s ign Number)

搭 載 プローブ

Who le Human G e nome 148 50

- A gilent eQC プローブ

- A gilent Who le Human G enome プローブ

( n= 41,0 00)

Who le Mous e G e nome 148 68

- A gilent eQC プローブ

- A gilent Who le Mous e G enomeプローブ

( n= 41,1 74)

Whole R at G enome 148 79

- A gilent eQC プローブ

- A gilent Who le R at G eno meプローブ

( n= 41,0 12)

(43)

Agilent 4x44K

遺伝子発現 その他受注製造カ タ ログアレイ

44K 44K 44K 44K

酵母 シロイヌナズナ

線虫 イネいも ち病菌

ゼブラ フ ィ ッ シュ イネ

イヌ ニワト リ

発生再生研究用マウス ウシ

アカゲザル ハエ etc

(44)

目的の生物種のアレイがない場合・・・カスタ ムアレイ作成

eArray

タ ーゲッ ト フ ァ イ ル

事前に、 プロ ーブ設計の元と なる タ ーゲッ ト フ ァ イ ルを準備し ます。

FASTA形式のトランスクリプト配列リストまたはGenBankのAccessionIDリストを

1つ 用意し ます。

タ ーゲッ ト ファ イ ル を

元にプローブ設 計

結 果 を 入 手

(eArray 内 で

閲 覧あるいは

ファ イ ル を

ダウンロード )

プローブグル ープ化

プローブの取 捨選択

アレイ デザ イ ン

の 作成

対象生物の mRNA の配列情報があれば、

どんな生物でも マイ ク ロアレイ 作成可能!

(45)

1 . D N A マイ ク ロアレイ の概要

-DNA マイ ロアレイ で何ができるのか?

- マイ ロアレイ は何か?

2 . D N A マイ ク ロアレイ を使う

- マイ ロアレイ 実験の流れ

-Agilent のマイ ロアレイ の種類

- マイ ロアレイ 使用研究例

3 . 遺伝子発現解析以外のD N A マイ ク ロアレイ

4 . 参考文献

(46)

Ⅱ型糖尿病患者で笑いによる遺伝子発現の変化を調べる

Laughter Regulates Gene Expression in

Patients with Type 2 Diabetes

Psychother Psychosom 2006;75:62 65

Takashi Hayashi Osamu Urayama Koichi Kawai Keiko Hayashi Shizuko Iwanaga

Masayuki Ohta Toshiro Saito Kazuo Murakami

落語 40 分 講義 40

(47)

イネ (Oryza sativa) が、 植物活性化剤B で病原菌抵抗

性を誘導 さ れる仕組みの解明

Rice WRKY45 Plays a Crucial Role in Benzothiadiazole-Inducible

Blast Resistance

The Plant Cell. June 29, 2007

Masaki Shimono, Shoji Sugano , Akira Nakayama, Chang-Jie Jiang, Kazuko Ono, Seiichi

Toki, and Hiroshi Takatsuji

0.5 mM BTH 処理

Mock 処理

葉から RNA 抽出 葉から RNA 抽出

マイク ロアレイで発現差のある遺伝子を検出

326 個 の遺伝子が検出さ れた

マイ ク ロアレイ 結果の一部

GSE7567 で全データ Download 可能)

※BTHの溶媒のみで処理

(48)

イネ (Oryza sativa) が、 植物活性化剤B で病原菌抵抗

性を誘導 さ れる仕組みの解明

候補遺伝子中の WRKY 転写因子について更に検証を進める

WRKY遺伝子ファミリーのうち、 WRKY45

過剰発現 さ せたイネのみ、 病原菌接種にたい

し て症状を減少 さ せた

WRKY45 をノ クダウンさ せたイネでは、

B T H 処理し ても 耐性が上が ら なかっ た

WRKY45 が 病原菌耐性に関与し ている

Fig.8

Fig.2

さ ら にマイク ロアレイで、 WRKY45 の 下

流で働く 遺伝子 の候補を探索

他様々な実験で下のよう なモデルを提案

WRKY45 過 剰発現イネは、 成長に対

する影響も 比較的少なかっ た

(49)

1 . D N A マイ ク ロアレイ の概要

-DNA マイ ロアレイ で何ができるのか?

- マイ ロアレイ は何か?

2 . D N A マイ ク ロアレイ を使う

- マイ ロアレイ 実験の流れ

-Agilent のマイ ロアレイ の種類

- マイ ロアレイ 使用研究例

3 . 遺伝子発現解析以外のD N A マイ ク ロアレイ

4 . 参考文献

(50)

DNA Microarray Technology in Omics Research

Discover Biology with

New Microarray Platform

Ce ll

RNA Prot ein/

Prot ein Chromo-

some DNA

Diagnost ics

Prot ein Met abolism

Genomics Proteomics Metabolomics Disease Classification

Drugs

Therapeutic Development

(51)

Goal: 異なるアプリケーションのデータセットを

結 び付けるこ と で新し い洞察 を得る .

SNPs

miRNA

調節ネッ ト ワーク の キャラ

ク タ ラ イ ゼーショ ンおよび

バリ デーショ ン

ChIP/ LA

原因と 効 果の関 係の同 定

aCGH

Gene

Expression

Splice

Variants ンフォ マティ

Key

Requirement:

マイ ク ロアレイ を用いた研究のト レンド

2 . 様々な種類のデータ を、 包括的な「 システム」 の観点で統合解析

(52)

aCGH

染色体コ ピー数変化をマイ ク ロアレイ で検出

通常のヒ ト ゲノ ム( 染色体)

安定し た 2倍体で存在。

( 心臓血管系、 神経系の疾病でも 通常 2倍体)

がんにおける ヒ ト ゲノ ム( 染色体)

コ ピー数の変化、 ゲノ ムの再構成などがゲノ ムワイ

ド にみら れる。

Colon Carcinoma HT-29

• CGH : Comparative Genomic Hybridization

全ゲノ ムに対し 一回の実験で DNAコピー数の変化を検出するメソッド

• がんの研究分野で非常に有用なアプローチ

新し いがん関連遺伝子( ゲノ ム増幅領域) あるいはがん抑制遺伝子

( ゲノ ム欠失領域) の発見→新し いタ ーゲッ ト の同定

(53)

アジレント の aCGH 実験フ ロー

(Reference)

Total

Genomic DNA

(Experimental)

Total

Genomic DNA

DNA-Cy5

DNA-Cy3

Agilent CGH M icroarrays

(50-500ng)

Agilent gDNA

labeling kit

X: log 2 Ratios

-4 -2 -1 0 +1 +2 +4

Y : C h ro m o s o m e l o c a ti o n

CGH Analytics softw are

(54)

miRNA プロフ イリ ングにおける背景

重要性の 認識

遺伝子発 現、 発生 、 分化、 スト レス応 答、 アポト ーシス

サ ンプル調 製の問 題点

必 要量、 サ イ ズ分 画、 濃縮

性 能の問 題点

Tm および特異性 の確保

再 現性、 感度、 ダイ ナミ ッ ク レンジ

Cancer Genomics: Small RNAs with big impacts

from Nature 435: 745-746 (9 June 2005)

アレイ メ ーカ ーによる本格的なアレイ

miR NAデータ ベースの充実

4361 entries (S anger miR BAS E Release 9.1), 474 in humans

P rojec ted $100M to be awarded by the NIH for miR NA- related research in 2008*

(55)

ChIP-on-chip 実験・ 解析

6. マイ ロアレイ へのハイブリ

ダイ ゼーショ ンと シグナル検出

1. ンパク -DNA 複合体の架橋

2. 細胞の溶解と DNA の超音波破砕

3. 目的のタ ンパク -DNA 複合体の免疫沈降

4. 脱架橋および DNA 断片の増幅

結合情報の解析結果を

ゲノ ムブラ ウザで表示

in vivo にて調節エレメ ント に結

合し た転写制御 タ ンパク 質

5. 目 的のタ ンパク 質に結合し DNA 断片

およびリ フ ァ レンスのラ ベル化

染色体における ゲノ ム DNA- タ ンパク 質相互作用を

多数の相互作用の集まり と し て丸ごと 捉える

(56)

すべてのアプリ ケーショ ンに対し て

共通のハード ウェ アを使用可能

サンプル

チェ ッ ク

ラ ベル化

マイ ク ロ

アレイ ハイブリ スキャ 数値化

データ 解析

DNA RNA

ChIP GX

aCGH CH 3 miRNA

同じ システムで

複数の研究が可能

(57)

1 . D N A マイ ク ロアレイ の概要

-DNA マイ ロアレイ で何ができるのか?

- マイ ロアレイ は何か?

2 . D N A マイ ク ロアレイ を使う

- マイ ロアレイ 実験の流れ

-Agilent のマイ ロアレイ の種類

- マイ ロアレイ 使用研究例

3 . 遺伝子発現解析以外のD N A マイ ク ロアレイ

4 . 参考文献

(58)

参考文献

・ 統合ゲノ ミ ク スのためのマイ ク ロアレイ データ アナリ シス

I.S. Kohane/A.T. Kho/A.J.Butte 星田有人 訳

・ ラ ボマニュ アル DNA チッ プと リ アルタ イ ム PCR

野島 博

DNA チッ プ実験まるわかり

佐々木 博己 , 青柳 一彦

The Chipping Forecast III

http://www.nature.com/ng/journal/v37/n6s/index.html

Critical Review of Published Microarray Studies forCancer Outcome and

Guidelines on StatisticalAnalysis and Reporting

Alain Dupuy , Richard M . Simon ( J Natl Cancer Inst 2007;99: 147 – 57

Gene Expression Omnibus(GEO)

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/geo/index.cgi

(59)

Questions please..

T hank Y ou!!

参照

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