ちょっと試して Android アプリ開発
STEP-00 皆無軟体書庫
Web
サイト閲覧専用アプリ
(C)2013 皆無軟体/KeinSoft
【目標】 開発環境を導入し、皆無軟体の Web ページ専用のブラウザをつくること。
1 Android Developer Tools のインストール
(注意)本書の説明は、2013 年1月現在の内容です。Web サイトの URL やダウンロードするファ イル名、プログラムのコード等は、バージョンアップ等により変更になることがありま す。
(1) Java 開発環境(JDK)のインストール
ORACLE の US サイト
(http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.html)から、
“Java Platform (JDK) 7u10”をダウンロードします。
使っている OS の種類やビット数にあわせて、必要なファイルをダウンロードします。 ダウンロードするファイルを選択する前に”Accept License Agreement”をクリックして 選択してください。
OS の種類 Product/ File Description Download (File name)
Mac (OS X) 64bit Mac OS X x64 jdk-7u10-macosx-x64.dmg Windows
(XP, 7, 8)
64bit Windows x64 jdk-7u10-windows-x64.exe
32bit Windows x86 jdk-7u10-windows-i586.exe
ダウンロードしたファイルをダブルクリックし、表示される指示に従ってください。
(2) ADT (Android Developer Tools)のインストール
Developers のサイト(http://developer.android.com/sdk/index.html)から、ADT をダ ウンロードします。[Download the SDK]というボタンをクリックすれば、使用中の OS に あわせたファイルがダウンロードできます。
ダウンロードした圧縮ファイルを展開します。
展開されたフォルダを適当なフォルダに移動します。(Windows なら C:ドライブや D:ドラ イブの直下にコピーすれば、確実です。Mac (OS X)なら、ホームフォルダか、書類フォルダ 等にコピーするとよいでしょう。)
(3) ADT の起動確認
(2)で展開し、移動したフォルダを開くと、”eclipse”というフォルダがあります。 さらに、”eclipse”フォルダを開き、”eclipse”または“eclipse.app”,
”eclipse.exe”というファイルのアイコンをダブルクリックしてください。
2 Android 端末の設定
(1) 仮想端末 AVD
ADT を起動したら、最初に仮想端末を設定します。
メニューから[Window]-[Android Virtual Device Manager]をクリックします。
[New]をクリックして、下記のように設定します。
次回からの起動を高速化するために、”□Snapshot”をチェックしておきます。
(2) 実機(Nexus 7 の場合)
ア Andoroid 端末の開発者向けオプションの有効化
Android 4.2 では、開発者向けオプションが標準で無効となっているので、実機でプロ グラムの動作を確認できません。
この「開発者向けオプション」を表示するには、Android 端末において、
「設定」⇒「タブレット情報」⇒「ビルド番号」を7回タップします。
開発者向けオプションが表示されたら、[開発者向けオプション]を[ON]にします。
さらに、その中にある[スリープモードにしない]と[USBデバッグ]がチェックされた
状態にしてください。
イ デバイスドライバのインストール
(a) Mac (OS X 10.8.2) では
特に設定は必要ありません。
(b) Windows (XP, 7,8) では
ASUS のサイト( http://www.asus.co.jp/Tablet/Nexus/Nexus_7/#download ) から ドライバをダウンロードしてインストールします。
3 プロジェクトの生成
(1) ADT 起動
1-(2)で展開し、移動したフォルダを開くと、”eclipse”というフォルダがあります。 さらに、”eclipse”フォルダを開き、”eclipse”または”eclipse.exe”,
“eclipse.app”というファイルのアイコンをダブルクリックしてください。
(2) 仮想デバイスの起動
実機ではなく仮想デバイス上でアプリを実行する場合には、仮想デバイス(AVD)を起動し ます。
Eclipse (ADT)のメニューから[Window]-[Android Virtual Device Manager]をク
リックします。
起動したい仮想デバイス(Android Virtual Device)をクリックして 選択してから[Start...]をクリックします。
左図のように設定して、[Launch]をクリックします。
(3) プロジェクト作成
[File]-[New]-[Android Application Project]をクリック
して、プロジェクトを生成します。
Application Name : KaimuBrowser Activity Name : KaimuBrowser
その他の部分は変更せず、[Next >]。
(4) プロジェクトのビルドと起動
ここまでの操作で、画面に”Hello World”と出力されるプログラムが自動的に作成され ました。これをビルドしてから仮想デバイスまたは実機で実行してみましょう。
ア Run Configurarions 設定
[Run]-[Run Configurations...]をクリックします。
[Android Application]をダブルクリックして、[New_configuration]を作ります。 テキストボックスName:に EXECと入力します。
テキストボックスProject: にkaimuBrowserと入力します。
イ 起動
[Run]-[Run Configurations...]をクリックします。
[Android Application]をクリックして、[New_configuration]をクリックします。
右下の[Run]をクリックすると、アプリが仮想デバイスまたは実機上で実行されます。
4 WebView の追加と表示
(1) activity_kaimu_browser.xml への WebView の追加
Package Explorer 上で、KaimuBrowser をダブルクリックして開きます。
[Res]をダブルクリックして開きます。
[layout]をダブルクリックして開きます。
[activity_kaimu_browser.xml]をダブルクリックして開きます。
[Graphical Layout]タブをクリックします。
[Hello world!]をクリックして[Delete]キーを押します。 Palette上の[Composite]をクリックしま
す。
[WebView]をドラッグ&ドロップして、レイ
アウトデザイン画面に表示されたウインドウの中央に配置します。 変更後は、保存します。
(2) AndroidManifest.xml へのインターネット接続許可情報の追加
標準では、Android アプリはインターネットへの接続ができません。
下記の手順で AndroidManifest.xml ファイルに、インターネットへの許可情報を追加する 必要があります。
Package Explorer上で、KaimuBrowser の下にある
[AndroidManifest.xml]をダブルクリックして開きます。
[Permissions]タブをクリックします。
[Add...]をクリックします。
[Uses Permission]をクリックし、[OK]をクリックします。
テキストボックス[Name]に、 android.permission.INTERETを入力するか、リスト
の中から選びます。
変更後は、保存します。
[File]-[Save]をクリックすると上書き保存されます。
(3) KaimuBrowser.java へのコードの追加
特定の URL にアクセスするように、プログラムで指定します。プログラムは、
KaimuBrowser.javaに記述します。
Package Explorer 上で、[src]-[com.example.kaimubrowser]の順で開きます。
その中にある[KaimuBrowser.java]をダブルクリックしてエディタで開きます。
ファイルの中の
setContentView(R.layout.activity_kaimu_browser);
の下に、次のコードを追記します。
WebView webview = (WebView) findViewById(R.id.webView1);
行の左端に X印の小さな電球のアイコンが表示されます。これは、なにかエラーがあること を教えてくれています。
そこで、この小さなアイコンをクリックすると、下図のようにエラー訂正のヒントが表示 されます。
ここでは、最上部のImport
'WebView'をクリックします。
次の行に、ブラウザに表示させる Web サイトの URL を指定する下記のコードを入力します。
webview.loadUrl("https://sites.google.com/site/kaimunantai/");
(4) アプリの実行
[Run]-[Run Configurations...]をクリックします。
[Android Application]をクリックして、[New_configuration]をクリックします。
右下の[Run]をクリックすると、アプリが仮想デバイスまたは実機上で実行されます。
(5) リンクをクリックしても、標準の Web ブラウザが起動しないようにするには
このアプリは、リンクをクリックすると、標準の Web ブラウザが起動してしまいます。 そこで、WebView webview = (WebView) findViewById(R.id.webView1);の後の行に、次 のコードを追加します。
webview.setWebViewClient(new WebViewClient());
[Run]-[Run Configurations...]-[Run]で実行してみましょう。
(6) 完成したコード(KaimuBrowser.java 斜体部分が追加したコード)
package com.example.kaimubrowser;
import android.os.Bundle; import android.app.Activity; import android.view.Menu;
import android.webkit.WebView; import android.webkit.WebViewClient;
public class KaimuBrowser extends Activity {
@Override
protected void onCreate(Bundle savedInstanceState) { super.onCreate(savedInstanceState);
setContentView(R.layout.activity_kaimu_browser);
WebView webview = (WebView) findViewById(R.id.webView1); webview.setWebViewClient(new WebViewClient());
webview.loadUrl("https://sites.google.com/site/kaimunantai/"); }
@Override
public boolean onCreateOptionsMenu(Menu menu) {
// Inflate the menu; this adds items to the action bar if it is present. getMenuInflater().inflate(R.menu.activity_kaimu_browser, menu);
return true; }