第 11 回 武蔵野市公立保育園改革評価委員会
■ 日 時:平成 17 年6月8日(水)15 時 00 分∼17 時 00 分 ■ 場 所:武蔵野市役所8階 801 会議室
■ 出席委員:安念委員・池田委員・鵜川委員・平川委員 ■ そ の 他:岡橋氏(設置要綱第6条第2項による出席者)
事務局(子ども家庭部長・保育課長 ほか4名)
1.開 会
2.配付資料確認
3.議 事
1)配付資料説明 … 事務局( 保育課長) 説明
◇ 武蔵野市公立保育園改革計画評価委員会報告書(案)
◇ 資料編
2)報告書(案)について
【質疑応答および意見交換】
委員:資料編と 42 項目の評価それぞれとの関連性はどのようになっているのか。 事務局:報告書案の最後尾に資料対応表を添付した。
委員:各項目の評価欄に関連する資料を示したほうがわかりやすいのではないか。資料対応表 はそのまま添付してあってよいと思う。委員から提出された指摘事項について意見交換を行い たいので説明をお願いしたい。
委員:42 項目の評価中、№5、10、14、38 については評価のコメントの表現が気になった。 №5は、「目標どおり実行されている」としたが、職員アンケートからはいい面も悪い面も含 めて子育て支援事業に対する記載が多かった。その点を記載したらどうなのか。№10 の「食の 品質基準」についても、単に「作成されていない」という記述だけでなく体裁上かもしれない が文章を付け加えたほうがよいと思う。№14 については「アルバイト・パート職員の人材確保 が困難になっている」と書いてしまうと、非常勤職員は質が悪いというふうに読み手が受け取 る可能性があるのではないか。雇用することが難しいということを伝えたいのに、非常勤職員 の質が問題なのだというふうに聞こえる。
事務局:「困難」を「課題」にしたらどうか。
委員:引き続き優秀な人材を確保することが課題である、ということだと思う。保育士自体そ れほど広い労働市場があるわけではないので、優秀な人材確保が大変なことは理解できるし、 困難であると認識されているということは、きちんと確保をしているということだと思う。
いずれにしても表現を少し考えたい。
委員:№38 については、「既存の施設を国の補助対象事業とするかの得失を検討しなければな らない」のは武蔵野市の問題であるので、評価委員会としては「検討中である」としたほうが よい。総合評価欄には、次年度以降の取り組みについて評価委員会としての方向性を示す文章 があったほうがよいのではないか。
委員:№5、10、14、38 については表現を考えることにする。総合評価の文章についてだが、 改革にはデメリットが必ず付き物だと以前から考えていた。デメリットを定量的に捕らえるの は大変難しいが、職員の欠勤率や利用者からのクレームなどから間接的なものを集めてデメリ ットの分析もしなくてはならないのは当然だという話を、当委員会で昨年はしていたと思う。 実際には平成 16 年度評価の報告書ではそこまで立ち入れていない。来年度以降はもう少し定 量的な分析を加えていきたいと思っていることを評価に付け加えたいが、いかがなものか。 岡橋:定量的な分析は不可能ではない。現在保育課で作成している保育のガイドラインが完成 して、それと改革との整合性が図れれば評価に必要なデータはおのずと集まってくると思う。 委員:表現の仕方には難しい部分もあるが、初年度評価ということで理解を得られることもあ ると思う。踏み込んだ改革とは何なのかといわれると難しい。
委員:今後の取り組みという意味では、今回は 3 年計画の 1 年目ということでそれなりにうま くいっていると思うが、2 年3 年後のリスクとして現場のマネージメント改革が導入はされた があまりうまくいかない可能性などもあることを挙げておいたらどうか。環境変化のリスクと 政策自体の問題も挙げておいたほうがよい。それから総合評価が最後になっているが、最初に 持ってきたほうがよい。結論だけを知りたい方もいると思うので、実行できていることと課題 について、もう少し丁寧な説明をしたほうがよい。
委員:それでは「総合評価」については 2 頁に移動し、体裁を整えてもらいたい。委員の提案 による一文については総合評価の最後に付け加えることにしたい。委員がおっしゃったように 環境変化自体がありうる話なので、その点も含んだうえで今後のことを考えていかなければな らないこと、定性的なだけでなく定量的なメリット、デメリットの分析を心がけることを加筆 したい。
委員:42 項目の№5についてだが、職員アンケートでの言及が確かに多かった項目であるので、 そのことを書いてもよいと思う。
委員:№14 についてだが、アンケートにでてきた困難という表現は、適正な人材を確保するこ とと、雇用そのものとどちらも困難という意味なのか。
委員:両方だと思う。
委員:パート・アルバイトの人材確保についてだけ言うのはおかしい。職員についても言及し たほうがよい。同じ保育士の人材確保という視点で考えるべきではないか。
事務局:実際、パート・アルバイトの人材を探し出すのは大変である。採用試験をするわけで はないし、1∼3 時間の勤務時間で働いてくれる人材を探し出すのが大変ということもある。 委員:需要と供給のミスマッチが起こりやすいということか。
委員:そこの部分の説明をしないと、職種差別のように感じられる。
岡橋:人材確保に係る労力が増加して大変だということを書いたらどうか。
事務局:継続的な人材確保が課題であるという表現にしたらどうか。もうひとつの観点として、 園長以下の職員が上手にパート・アルバイトを使えているかということを委員はおっしゃって いるのではないか。
委員:そこまでは言っていない。
事務局:継続的な人材確保が課題であるのは事実である。
委員:保育課が人材確保していたときはどのようにやっていたのか。
事務局:ずっと以前からパートとして働いてくれている人にお願いしたり、定期的に市報に募 集記事を掲載したりした。保育課が応募者と保育園との仲介役を担っていた。また、本当にそ の時間にパートが必要なのかという精査もしていた。現在はすべて保育園でやっている。 委員:非正規職員が増えたことは事実なので、今までより事務量が増えたのははっきりしてい る。現在は調理パートの雇用もしなくてはならないので、人数的な確保で負担が増えたと思う。 事務局:委員がおっしゃったのは、№14 の「園長が決定し、柔軟な対応のとれる体制」という ところの効果測定だと思うのだが、そういう意味では予算の枠組みだけを示された中で、採用 か ら 育 成 ま で ち ゃ ん と マ ネ ー ジ メ ン ト で き て い る か と い う こ と が も う 少 し 言 葉 と し て で てき たほうがいいということだと思う。「人材確保が困難」だけでは採用時点での柔軟性しか出て きていないというのが質問の趣旨なのだと思うが、大きな予算の枠組みだけで園長権限で時期 あるいは人材、そしてその育成も任せる形になってきている。
委員:一案だが、「人材確保のための事務量が増大するなどの課題も生じている」としたらど うか。
事務局:需給の困難さを「事務量」というのは抵抗がある。
委員:それは理解できるが、広い意味での「事務量」でよいのではないか。
委員:「短時間勤務の人材確保が課題である」としたらどうか。「困難」という表現はよくない。 事務局:必要な時間帯に必要なだけ人数を配置したい場合、嘱託職員より短時間勤務のパート を配置できないと困るので、その人材確保が重要である。
委員:産休代替はなぜ嘱託ではなくてアルバイトなのか。アルバイトは雇用止めがあるが、嘱 託なら通年勤務できるのに担任がアルバイトというのは疑問である。
事務局:嘱託職員はすべて早朝、週休代替などすべて名目があって採用されている。早朝嘱託 の名目で採用された嘱託を産休代替に配置はできない。かといって産休代替は数ヶ月単位での 雇用になるので、1年単位で雇用する嘱託は採用できない。アンケート調査にでてきている困 難さはあくまでも現在の雇用の枠組みの中での困難さのことだと考える。もっと柔軟な勤務体 制を作っていかないとクリアできない問題もある。
委員:現在の枠組みを全部壊せとは言わないが、現実的に職員アンケートから課題として上が っている。
事務局:今までの多くの保育園職員の考え方から推測すると、いい人材をパート・アルバイト として継続的に雇用するのは難しいので、正規職員の増員が必要なのではないかという問題提 起として受け取れる。
委員:問題の中心は短時間勤務のパート雇用にあるようなので、そのことを課題として付け加
えたらどうか。№38 については委員のご指摘のとおり修正するものとする。
事務局:24の質問項目について、質問項目として報告書が構成されていると読み手には違和 感があるのではないかと思う。表現を書き換える必要がある。例えば「改革計画を理解してい ますか?」とは誰に対する質問であるのか理解しにくい。
委員:24の質問項目とは何であるか、一連のプロセスを知らない人に理解しやすくするとい うことだと思う。
岡橋:今となっては24の質問項目を報告書に載せる必要があるのか。この項目を作ったこと によって有効なデータを収集でき、42項目の評価をするために十分機能した。その後、やは り42項目の評価を報告書に載せようということになったので、24の評価も載せてしまうと 混乱を招くことにならないだろうか。24項目にどういう意味があるのか説明しにくい状況に なる。
委員:読み手を混乱させないために、参考資料にするという方法もあるがいかがなものか。 委員:現段階では本編からは除いたほうよい。2年目以降、評価そのものが具体的になってき たときには意味のある質問項目だと思う。
委員:質問項目の評価内容が軽いので、むしろ総合評価の中に盛り込んだらどうか。
委員:「2.評価の方法」の中で24項目について言及しているので、「2.評価の方法」の一 資料として24項目の評価を入れてはどうか。
岡橋:質問項目という表現がわかりにくいので、24の問題意識を持って42項目の評価をし たという表現にしたらどうか。
委員:「評価の視点」でもよい。
委員:それでは「24の評価の視点」を一覧表にして、42項目とのクロス表とともに本編の 資料として報告書に添付したらどうか。
委員:異議なし。
岡橋:評価の表現の中で、「未実施である」と「17 年度以降実施の予定である」というのがあ るが、16 年度に関して言えばどちらも未実施であるので、特に意図がなければ表現を統一した らどうか。
事務局:17 年度に予算計上されていて実施することが決定しているものについては「実施予定」、 何も決定していないものは「未実施」ということである。
委員:それならば「17 年度予算措置済み」という記載をしたほうがよい。そうでないものは「未 実施」でよい。
委員:総合評価の③に記載があるので「未実施」でもいいのではないか。
事務局:今、一番問題なのは認証保育所との保育料格差である。№41 の改革の目標にもなって いる。これに対してどういう取り組みを課題とするのかが当委員会としての問題提起になると 思う。
委員:№41、42 は実施が難しい項目であるので、今後も手付かずのまま残っていきそうな問題 である。
委員:この問題については環境変化のほうが早いかもしれない。都内ではすでに保育料を値上
げしたところもある。環境変化に市としてどのように対応していくかが課題となるのではない か。
委員:格差をなくすために保育料をあげるということが、認証保育所の利用者の増加につなが るかというのは別の問題である。
委員:環境変化ということよりも自治体によって状況がちがっているからだと思う。武蔵野市 は待機児がいても認証保育所や家庭福祉員の定員を満たしていない。家庭福祉員の拡充を計画 に掲げながら、認可保育園利用者とは格差がある。そういった状況が続けば、認証保育所や家 庭福祉員は継続が難しい。認可保育園と同じ状況の中でやっていけないということなら、個人 の力量が足りなかったということになるが、市の計画に載せていながら条件が違うというのは 厳しい。改革計画の中で削減された予算が配分されたらよいと思う。
委員:大きな改正点は、総合評価を「2.評価の方法」の次に移動し、24の質問項目の表現 を変えて42項目との関係を明らかにしたうえで「2.評価の方法」の別紙として加える。資 料の対応については、それぞれの評価欄に記すということにしたい。委員からご指摘のあった 点についてはそれぞれ修正し、最後の文章については総合評価の④として書き加えることにし たい。
事務局:アンケートの概要版については委員会独自の資料なので、報告書に添付したほうがよ いかと思う。
3)今後の日程等について
事務局:報告書案を修正のうえ、委員長に内容確認をお願いしたい。その後、委員の皆さんに お配りしたい。
委員:大きな問題が生じた場合は委員会を招集することとし、文章の修正に関しては一任願 いたい。
■ 第 12 回:未定
― 閉 会 ―