概要版
2018年度∼2020年度
(平成30年度∼平成32年度)
1 計画策定の背景
本市においては、平成29年10月1日時点で65歳以上の高齢者の割合が35.9%、75歳以上の高齢者 (後期高齢者)の割合が20.9%となっており、国や県の平均より高い水準にあります。いわゆる団塊 の世代が後期高齢者となる2025年(平成37年)には65歳以上の高齢者の割合が38.6%、後期高齢 者の割合が22.3%に達すると見込まれます。
平成29年5月26日には、地域包括ケアシステムの強化のための介護保険法等の一部を改正する法 律が成立しました。
本計画は、介護保険法等の改正や第6期計画の施策の実績や課題等を踏まえて所要の見直しを図 り、新たに2025年(平成37年)の地域の将来像を見据えた地域包括ケアシステムの構築を目指し、 さらに深化・推進していくことを目的としています。
<参考> 今般の法改正の概要
(1)自立支援・重度化防止に向けた保険者機能の強化等の取組みの推進
・ 国から提供されたデータを分析の上、介護保険事業(支援)計画を策定。計画に介護予 防・重度化防止等の取組内容と目標を記載
・都道府県による市町村に対する支援事業の創設 ・財政的インセンティブの付与の規定の整備 (2)医療・介護の連携の推進等
・「 日常的な医学管理」や「看取り・ターミナルケア」等の機能と、「生活施設」としての機能 とを兼ね備えた、新たな介護保険施設(介護医療院)を創設
・ 医療・介護の連携等に関し、都道府県による市町村に対する必要な情報の提供その他の支 援の規定を整備
(3)地域共生社会の実現に向けた取組みの推進等
・ 市町村による地域住民と行政等との協働による包括的支援体制づくり、福祉分野の共通 事項を記載した地域福祉計画の策定の努力義務化
・ 高齢者と障害児者が同一事業所でサービスを受けやすくするため、介護保険と障害福祉 制度に新たに共生型サービスを位置付ける
(4)2割負担者のうち特に所得の高い層の負担割合を3割とする
(5)介護納付金(第2号被保険者が負担する介護保険料)への総報酬割の導入
2 計画の基本的性格及び計画の期間
(1)性格本計画は、老人福祉法(昭和38年法律第133号)第20条の8の規定に基 づく市町村老人福祉計画と介護保険法(平成9年法律第123号)第117条の 規定に基づく市町村介護保険事業計画を一体として策定するものです。
(2)計画の期間
3 2025年(平成37年)の目指す姿
(1)2025年(平成37年)の高齢者及び介護サービスの状況2017年(平成29年) 2025年(平成37年)
高齢者人口(高齢化率) 16,852人(35.9%) 16,780人(38.6%) ひとり暮らし世帯
夫婦のみ世帯 1,554世帯2,181世帯 2,084世帯1,667世帯
第1号被保険者数 16,737人 16,189人
要介護者数(うち第1号被保険者)
要介護認定率(第1号被保険者) 3,308人(3,248人)19.4% 3,191人(3,122人)19.3% 認知症高齢者数
(第1号被保険者に占める割合) 2,218人(13.3%) 2,144人(13.2%) 介護サービス利用の推計
施設サービス利用者 居住系サービス利用者 居宅サービス利用者 サービス未利用者
743人 226人 1,328人 1,011人
885人 286人 1,350人 670人
(2)喜多方市の将来像
4 基本理念及び基本方針
<基本理念>
高齢者と障がい者が住み慣れた地域で
可能な限り継続して生活できるよう、
個々の市民の状態やその変化に応じ、
「医療・介護・介護予防・生活支援・すまい」が
一体的かつ継続的に提供できる喜多方
基本方針 1
安心して利用できる医療・介護
基本方針 2
各地域の特徴に応じた介護予防・生活支援
基本方針 3
生活環境を考慮したすまい・すまい方
基本方針 4
持続可能な介護保険事業
5 施策の展開
基本方針1
安心して利用できる医療・介護
地域包括ケアシステムの中核となる地域包括支援センターの機能強化や総合相談支援の強化、介 護サービスの担い手となる福祉・介護人材の確保と資質の向上、利用者負担の軽減、事業者との連 携・情報の共有、助言など介護サービスの質の向上を図ります。
また、医療と介護の連携、認知症施策を推進します。
基本施策1 介護サービスの質の向上
施策の方向性
地域包括ケアシステムを深化・推進するため、地域包括支援センターの現状と課題を適切に把 握し、機能強化を図っていきます。
福祉・介護人材の確保と資質の向上に向けて取り組みを進めていきます。利用者が安心して利 用できる介護サービスの提供を目指す取り組みを推進していきます。
事業方針
日常生活圏域の区域図
熱塩加納区
山都区
高郷区
塩川区 喜多方三区
喜多方二区
喜多方一区
高齢者 :3,958人(32.0%) 要介護認定者: 659人(16.6%) 認知症高齢者: 419人(10.6%)
高齢者 :3,131人(31.2%) 要介護認定者: 640人(20.4%) 認知症高齢者: 432人(13.8%) 高齢者 :3,741人(33.5%)
要介護認定者: 744人(19.9%) 認知症高齢者: 507人(13.6%)
高齢者 :2,728人(35.0%) 要介護認定者: 572人(21.0%) 認知症高齢者: 396人(14.5%) 高齢者 :1,055人(39.6%) 要介護認定者: 214人(20.3%) 認知症高齢者: 142人(13.5%)
高齢者 :763人(41.2%) 要介護認定者:110人(14.4%) 認知症高齢者: 67人( 8.8%) 高齢者 :1,361人(43.6%) 要介護認定者: 314人(23.1%) 認知症高齢者: 223人(16.4%)
喜多方市
人数 (割合) 高齢者 :16,737人(34.2%) 要介護認定者: 3,248人(19.4%) 認知症高齢者: 2,218人(13.3%)
高齢者は、「住民基本台帳」より(平成29年10月1日現在)
要介護認定者は、喜多方市全体については、「介護保険事業状況報告」より(平成29年9月30日現在) 日常生活圏域については、「受給者台帳」より(平成29年9月30日現在)
認知症高齢者は、「受給者台帳」より、認知症自立度が悪化している高齢者(認知症自立度Ⅱ~Ⅳ)を算出
基本施策2 医療と介護連携の推進
施策の方向性
高齢者が安心して在宅で生活するためには、医療機能の分化と並行して、地域における医療機 関と介護事業者が一体となった取り組みが必要となることから、在宅医療と介護が連携する地域 づくりを目指します。
事業方針
(1)多職種連携の充実 (2)入院・退院調整
基本施策3 認知症施策の推進
施策の方向性
「認知症施策推進総合戦略~認知症高齢者等にやさしい地域づくりに向けて~」(新オレンジ プラン)と整合を図りながら、認知症施策を総合的に推進するとともに、認知症に対する誤解や 偏見をなくし、認知症になっても安心して在宅で生活できる地域づくりを目指します。
事業方針
(1)認知症施策の推進
(2)認知症地域支援体制の充実 (3)認知症についての理解の浸透
基本方針2
各地域の特徴に応じた介護予防・生活支援
地域や高齢者が互いに日常生活を支える生活支援の基盤整備を図ります。多職種協働で支援する 地域ケア会議を実施します。
介護予防の推進と住民による自主的な活動と通いの場を創出できる地域づくりを支援します。健 康で生きがいに満ちた高齢者の生きがいづくりを推進します。
基本施策4 介護予防・生活支援の基盤整備
施策の方向性
地域内で支え合い、高齢者が安心して在宅で生活できるよう介護予防・生活支援の基盤を整備 していきます。地域住民が主体となった「我が事」の地域づくりの取り組みの支援と、公的な福祉 サービスへのつなぎを含めた「丸ごと」の総合相談支援の体制整備について検討していきます。
事業方針
(1)生活支援コーディネーターの配置 (2)協議体の設置
基本施策5 地域ケア会議の実施
施策の方向性
多職種協働での地域ケア会議を実施し、高齢者が在宅で生活するため、地域で支え合う仕組み を構築します。
地域ケア会議を通じて市民の需要に見合ったサービス資源の開発を行うとともに、保健・医療・ 介護・福祉等の専門機関や住民組織・民間企業等によるネットワークを強化し、地域包括ケアの 社会基盤整備を行います。
事業方針 (1)地域ケア会議の実施
基本施策6 介護予防の推進と地域づくり
施策の方向性
高齢者一人ひとりが健康や介護予防への関心を持ち、人と人とのつながりを通して、住民による 集いの場が長く自主的に活動できるよう支援するとともに、要介護状態になっても、生きがい・役 割を持って生活できる地域づくりを推進します。
事業方針 (1)介護予防の推進 (2)地域づくりの推進
基本施策7 高齢者の生きがいづくりの推進
施策の方向性
生きがいづくりは高齢者が年齢にとらわれることなく主体的に活動し、自立した生活を送るため に必要不可欠なものであり、健康で生きがいに満ちた長寿社会の実現を目指します。
基本方針3
生活環境を考慮したすまい・すまい方
高齢者の尊厳の保持と見守り体制の充実を図ります。
高齢者の身体的特徴や経済的負担等の生活ニーズに合ったすまいが提供されるよう、すまいの環 境の整備を図ります。
在宅での生活を支える生活支援サービスを充実していきます。
基本施策8 高齢者の尊厳の保持・見守り体制の充実
施策の方向性
認知症等により自らの判断や意思表示が困難な高齢者に対して支援する権利擁護体制の充 実、高齢者の見守り、相談体制の充実を図ることで、生活環境を考慮した地域包括ケアシステムを 構築していきます。
高齢者の尊厳の保持と言う観点からは、高齢者虐待防止に取り組んでいきます。
事業方針
(1)権利擁護体制の充実 (2)見守り・相談体制の充実 (3)高齢者虐待防止体制の充実
基本施策9 すまいの環境整備
施策の方向性
介護サービス等の見込みを反映した介護保険施設等整備計画を作成します。
持家や賃貸住宅の住宅改修支援に加え、生活指導・相談、安否の確認、一時的な家事援助、緊 急時対応等のサービスを提供するシルバーハウジング・プロジェクトや加齢対応構造等を備えた公 営住宅その他の高齢者に対する賃貸住宅及び老人ホームに関する供給目標等について、必要に応 じ県と連携を図り定めることが重要です。
施設等種別 整備定員等 予定地区 開設予定年度
【施設サービス】 介護老人保健施設
(医療療養病床からの転換) 56人 喜多方三区 2019年度(平成31年度) 介護医療院
(医療療養病床からの転換) 55人 喜多方一区 2019年度(平成31年度) 介護医療院 30人 喜多方一区 2020年度(平成32年度) 【居住系サービス】
特定施設入居者生活介護 35人 喜多方一区 2019年度(平成31年度)
認知症対応型共同生活介護 20人 喜多方二区 2018年度(平成30年度) 9人 塩川区 2020年度(平成32年度) 【居宅サービス】
小規模多機能型居宅介護 25人 塩川区 2020年度(平成32年度)
基本施策10 在宅生活支援サービスの充実
施策の方向性
高齢者が住み慣れた地域で自立した生活を続けて行くために、介護保険制度に位置付けられた サービス以外の生活支援サービスや、介護をしている家族への負担を軽減するための家族介護者 を支援する事業を実施しています。
要支援・要介護認定の結果、非該当(自立)と判定された方に対しては、地域包括支援センター との連携のもと、サービスを提供します。
基本方針4
持続可能な介護保険事業
安定した介護保険サービスを提供するために、適切なサービス量の見込み、円滑なサービスの提 供、介護給付等に要する費用の適正化により、今後の介護サービスの需要の増加にも対応できるよ う、持続可能な介護保険事業を運営していきます。
基本施策11 持続可能な介護保険事業
施策の方向性
適切なサービス量の見込み、見込量の確保に関する施策、円滑なサービスの提供を図る施策、 介護給付等に要する費用の適正化5事業(①要介護認定の適正化、②ケアプランの点検、③住宅 改修の点検等、④縦覧点検・医療情報との突合、⑤介護給付費通知)により、介護需要の増加と 2025年問題にも対応できるよう、介護保険事業を運営していきます。
事業方針 (1)介護給付適正化のための施策
6 将来推計人口
第7期計画期間中においては、高齢者人口のうち、65歳以上75歳未満の前期高齢者は増加傾向と なり、75歳以上の後期高齢者は減少傾向となります。2020年(平成32年)の高齢者人口は、前期高 齢者が7,490人、後期高齢者が9,427人、高齢化率が36.6%と見込んでいます。また、高齢者世帯数 は、ひとり暮らし世帯が2,162世帯、夫婦のみ世帯が1,621世帯と見込んでいます。
人口の推計
5,332 5,454 5,337 5,221 5,112 24,736 25,093 24,570 24,045 21,611
7,023 7,198 7,344 7,490 7,092 9,829 9,635 9,531 9,427 9,688 16,852 16,833 16,875 16,917 16,780 48,053 47,380 46,782 46,183
43,503
35.9% 35.5% 36.1% 36.6% 38.6%
0% 15% 30% 45% 60% 75% 90% 0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000
2017年
(平成29年) (平成30年)2018年 (平成31年)2019年 (平成32年)2020年 (平成37年)2025年 人
75歳以上 65∼74歳 15∼64歳 0∼14歳 年齢不明
高齢化率
「喜多方市長期人口ビジョン」、平成29年は現住人口
高齢者世帯数の推計
2,181 2,173 2,084 1,554 1,567 1,595 1,621 1,667 3,735 3,740 3,759 3,783 3,751
0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000
2017年
(平成29年)(平成30年)2018年 (平成31年)2019年 (平成32年)2020年 (平成37年)2025年 世帯
ひとり暮らし世帯 夫婦のみ世帯
7 要介護者等の推計数
要介護(要支援)認定者数は、2020年(平成32年)には3,337人(うち、第1号被保険者数は 3,264人、要介護認定率は19.6%)に達する見込みであり、ほぼ横ばい傾向となります。
要介護者等の推計数
331 330 325 325 309 345 347 345 343 321 645 650 646 642 610 569 576 578 580 559 453 461 464 468 449 546 555 559 563 544 419 412 413 416 399 3,308 3,331 3,330 3,337 3,191
19.4% 19.6% 19.6% 19.6% 19.3%
0% 5% 10% 15% 20% 25% 30% 35% 40% 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500 4,000
2017年
(平成29年)(平成30年)2018年 (平成31年)2019年 (平成32年)2020年 (平成37年)2025年 人
要介護5 要介護4 要介護3 要介護2 要介護1 要支援2 要支援1
要介護認定率
サービス利用形態別の要介護者等の推計数
1,011 985 819 761 670 1,328 1,351 1,375 1,405
1,350 226 235 278 286
286 743 760 858 885 885 3,308 3,331 3,330 3,337 3,191
0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500 4,000
2017年
(平成29年) (平成30年)2018年 (平成31年)2019年 (平成32年)2020年 (平成37年)2025年 人
施設サービス利用者
居住系サービス利用者 居宅サービス利用者未利用者
○施設サービス:
介護老人福祉施設、介護老人保健施設、
介護療養型医療施設(介護医療院含む)、地域密着 型介護老人福祉施設
○居住系サービス:
認知症対応型共同生活介護、特定施設入居者生活 介護、地域密着型特定施設入居者生活介護
○居宅サービス:
居住系以外の訪問介護、訪問看護、通所介護、短期 入所、福祉用具貸与等の通常の居宅サービス
8 介護給付費等対象サービスの事業費の見込み
(単位:千円)
区 分 (平成30年度)2018年度 (平成31年度)2019年度 (平成32年度)2020年度 (平成37年度)2025年度
喜多方市
平成30年3月
概要版
2018年度∼2020年度
(平成30年度∼平成32年度)
喜多方市高齢者福祉計画
第7期介護保険事業計画
9 介護保険料の見込み
(1)第1号被保険者の保険料(基準月額)第6期 2015~2017年度 (平成27~29年度)
第7期 2018~2020年度 (平成30~32年度)
<参考推計>第9期 2024~2026年度 (平成36~38年度) 4,980円 5,480円 7,885円
(2)第1号被保険者の所得段階別の保険料(第7期)
段 階 対 象 者 保険料率 保険料年額
第1段階
生活保護を受けている人
世帯全員が市町村民税非課税で老齢福祉年金を受けている 人、世帯全員が市町村民税非課税で前年の課税年金収入額 と合計所得金額を合わせて80万円以下の人
基準額
×0.45 29,592 円
第2段階 世帯全員が市町村民税非課税で、前年の課税年金収入額と合計所得金額を合わせて80万円を超え120万円以下の人 基準額×0.7 46,032 円
第3段階 世帯全員が市町村民税非課税で、前年の課税年金収入額と合計所得金額を合わせて120万円を超える人 基準額×0.7 46,032 円
第4段階 市町村民税課税者がいる世帯で、本人が市町村民税非課税及び前年の課税年金収入額と合計所得金額を合わせて80万 円以下の人
基準額
×0.85 55,896 円
第5段階 市町村民税課税者がいる世帯で、本人が市町村民税非課税及び前年の課税年金収入額と合計所得金額を合わせて80 万円を超える人
基準額
×1.0 65,760 円
第6段階 本人が市町村民税課税で、前年の合計所得金額が120万円未満の人 基準額×1.2 78,912 円
第7段階 本人が市町村民税課税で、前年の合計所得金額が120万円以上200万円未満の人 基準額×1.3 85,488 円
第8段階 本人が市町村民税課税で、前年の合計所得金額が200万円以上300万円未満の人 基準額×1.5 98,640 円
第9段階 本人が市町村民税課税で、前年の合計所得金額が300万円以上400万円未満の人 基準額×1.7 111,792 円
第10段階 本人が市町村民税課税で、前年の合計所得金額が400万円以上500万円未満の人 基準額×1.85 121,656 円
第11段階 本人が市町村民税課税で、前年の合計所得金額が500万円以上700万円未満の人 基準額×2.0 131,520 円
第12段階 本人が市町村民税課税で、前年の合計所得金額が700万円以上900万円未満の人 基準額×2.15 141,384 円
第13段階 本人が市町村民税課税で、前年の合計所得金額が900万円以上の人 基準額×2.30 151,248 円
編集・発行
喜多方市高齢者福祉計画・第7期介護保険事業計画 概要版
平成30年3月
喜多方市保健福祉部高齢福祉課