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◆ 2010 年 3 月期第 2 四半期累計連結業績
2010
年3
月期第2
四半期累計の連結業績は、売上高364
億82
百万円、営業利益7
億69
百万円、経常利益8
億41
百万円、当期純利益2
億64
百万円となった。当社グループを取り巻く経済環境は、一部産業において持ち直し の動きが見られたものの、今後の景気については依然として不透明な状況が予想される。その中で当社グルー プの業績は、一部地域・業種においてはサプライ製品の需要回復が見られるなど、2008
年度第4
四半期を底と して明るい兆しが見え始め、2009
年度第1
四半期に引き続いて当第2
四半期も回復している。これは、市況が 動き始めたこともあるが、多方面にわたる営業活動の成果であると考えている。ただし、製造業を中心とする 設備投資需要の回復はいまだ緩慢であり、メカトロ製品の需要が拡大するには時間を要すると考えている。◆地域別セグメントの状況
国内においては、
2008
年度第4
四半期を底に売上が戻ってきている。また、固定費の削減に努めたことによ り、利益も回復している。売上高の推移を国内マーケット別に見ると、当社の売上の約
3
割を占めるFA
分野は、2008
年度第1
四半期を100
として同第4
四半期に65
%まで落ち、苦しい状況であった。2009
年度第1
四半期は70
%、当第2
四半期は80
%レベルまで戻ってきている。したがって、緩やかだが回復傾向にあると考えている。欧州においては、約
1
年をかけて徹底的に構造改革を実施した結果、管理面やラベル製造面の体制が整い、よ うやく安定した運営ができるようになった。景気低迷により営業面での強化が遅れ気味だったが、売上も戻り つつある。構造改革による固定費削減効果も徐々に表れ、当第2
四半期の営業赤字は、第1
四半期で見込んだ赤 字の半分にとどまり、マイナス93
百万円におさまった。第3
・第4
四半期にかけてはゼロにもっていくことを目 指している。売上高はまだ不足しているので、日本やシンガポールで成功を収めている販売方法を現地に合わ せて導入し営業を強化したい。欧州における売上強化策以外の構造改革は、ベルギー、イギリス、ドイツ、スペインの各子会社において人 員減や事務所縮小、システム経費減等、固定費削減に取り組んできた。これにより、第
1
四半期ベースに対し て今下期は約2
億80
百万円の改善を見込んでいる。米州は不況の影響を最も早く受け、
2008
年度第3
四半期に営業赤字を計上したが、以降、売上は低水準なが らもコストコントロールが効いており、安定した営業黒字を確保している。新分野開拓に努めており、9
月に はアパレル大手向けタグ受託サービスが動きだし、ファストフード業界への商談も増加しつつある。下期の売 上増につなげたい。また、不景気なときにこそ現地の社員とよく話したいと考え、私自身も各地域の営業戦略 会議に出て社員一人ひとりに声をかけている。アジア・オセアニアについても、
2008
年度はかなり苦労したが、ようやく上向き始め、予想以上に回復して きている。下期はシンガポールの販社を中心に売上拡大を目指したい。また、9
月にシンガポールの海外統括 会社を本社に統合し、下期はその費用計上がなくなるため、黒字化すると考えている。◆海外統括機能の本社統合について
2009
年9
月までシンガポールの海外統括会社をサトー本社の下に置いていたが、本社との機能の重複やグ ループ会社増加による海外事業のグリップ力が大幅に低下した。これらの問題を解消するため、10
月から海外 統括機能を本社に統合し、サトーグローバルビジネスサービスを設立、海外についても本社の各部門から直接 オペレーションを行うこととした。運営を開始して1
カ月を経過したところであるが、スムーズに動いている。 日本・海外を一本としたグループ体制の最適化を行い、本社経営資源を有効的に活用することで、今下期には 直接的なコスト軽減だけで約1
億円の営業利益改善を見込んでいる。売上高回復基調、
欧州はじめ固定費削減効果が表れ、収益体質改善へ
株式会社サトー社長
西 田 浩 一
(ニシダ コウイチ)http://www.sato.co.jp/
6287 サトー
企 業
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◆ FA 市場へ向けた今期の戦略
当社の売上の約
3
割を占め、当社にとって重要な市場であるFA
分野について説明したい。今期は五つの戦略を 積極的に進めている。一つ目は、新製品を武器に既存および新規の用途を開拓することである。現在、スキャ ントロニクスHA200R
シリーズを中心に拡販を進めている。二つ目は、環境関連企業・業界の開拓で、特に投 資規模の大きい太陽電池・燃料電池業界に注目している。三つ目として、プリンタ連携のシステムツールを活 用し、コンピュータメーカーやシステムインテグレーター、マテハンメーカーとの連携を強化している。四つ 目は、モービルプリンタとハンディ端末による「モービルソリューション」の強化である。家電、長期使用製 品、設備管理会社のアフターサポート分野に注力する。五つ目は、新用途として電気・ガス・水道等のライフ ラインや、警察、官公庁、地方自治体、外郭団体等の市場の開拓である。
FA
分野への注力に当たり、工程管理ラベルなど従来の用途だけでなく、銘板やシリアル番号、メンテナンス 用シール等、さまざまなラベルの用途に注目している。自動車業界や電子・電機業界だけでなく、今期注目し ている太陽電池・燃料電池業界においても、サプライチェーンにおけるさまざまな用途に対して当社が提供で きる製品やソリューションを紹介していく。FA
分野は非常に大きな市場であり、今後もしっかり攻めていきた い。新製品のスキャントロニクス
HA200R
シリーズ・プリンタは、高精細印字に加えて印字位置精度±0.3mm
を 実現し、極小ラベルサイズ(ピッチ3mm
×幅7mm
)に印字でき、銘板の印字や基板などの管理ラベルに対応 する。また、フロントオープンなので左右のスペースが不要であり、セル生産など省スペース設置を求められ る製造現場に最適なプリンタである。◆ 2010 年 3 月期通期業績予想と配当金
通期の業績については、売上高
740
億円、営業利益18
億円、経常利益16
億円、当期純利益5
億円を見込んで いる。第4
四半期まで経済環境がどのように推移するか、今の時点では不透明であるため、保守的な数字を掲 げている。この数字よりも上を目指したい。配当金については、安定配当を基本としているので、中間配当を
16
円とし、年間33
円を予定している。(平成