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一般社団法人 社会的包摂サポートセンター

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Academic year: 2018

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第 1章

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第 1 節 平成27年度 寄り添い型相談支援事業 概要報告

■地域センター運営状況

① 地域センター数

平成 27 年度事業開始にあたり、第三者委員会である効果測定委員会によって、以下の通り地域センター が選定された。

・全国事業

8 の地域センターが選定された。コールセンターは 25 か所設置。各地域センターが複数のコールセンター を所轄するブロック化を行い、一般相談を 24 時間体制で実施した。

・被災地事業

2 つの地域センターが選定され、盛岡に設置している法人の中央センターを含めて一般相談を 24 時間体 制で実施した。

 

② ネットワークの状況

地域センターは多様な支援団体のネットワーク強化を設置目的の一つとしている。協力団体はおよそ 350 団体、連携団体は 1000 団体を超えており、具体的な事業の連携をとおして全国ネットワークが昨年度に比 して約 2.3 倍となった。生活困窮者自立支援事業に基づく連携が増加したと考えられる。

■専門ラインの運営状況

全国事業においては、社会的マイノリティ対応、自殺対応のために 4 つの専門回線を設け、自殺防止、女性、 セクシュアルマイノリティの各領域に専門性と支援経験の高い団体に委託して実施した。外国語対応につい ては直接運営としている。

被災三県対象事業においては、同様に自殺防止、女性、セクシュアルマイノリティ、被災地の若年女性の 各領域に専門性と支援経験の高い団体に委託して実施した。広域避難者対応及び外国語対応については直 接運営としている。

 委託団体は以下のとおり。

1 自殺防止専門ライン (一社)自殺対策全国民間ネットワーク

2 DV、性被害等 女性のための専門ライン NPO 法人全国女性シェルターネット

3 セクシュアルマイノリティライン NPO 法人共生社会をつくるセクシュアルマイノリティ支援全国ネット ワーク

(3)

■相談員の現況

相談員総数は 1,314 名である。女性が 8 割を占める。

■電話数

1)全体

平成27年 4月1日から平成28 年3月31日24時まで、すべての合計の電話数は1,160万7,617件、つながっ た件数は 25 万 2,565 件となる。ガイダンス割合は昨年と大きく変わらず、何でも相談である一般ラインが 約 76.7%、自殺防止は 12.4%、女性支援が 4.9%、セクシュアルマイノリティ(セクマイ)は 3.2%、外国語、 広域避難が 0.4% と続く。被災地における若年女性支援は 27 年 6 月からスタートし、週3回の一日12 時間 で全体の 0.1% の割合である。

 

2)全国事業と被災事業

平成 27 年 4 月1 日から平成 28 年 3 月 31 日 24 時まですべての合計の電話数は全国事業が 1,106 万 6,892 件、つながった件数 19 万 1,623 件となる。被災事業の電話数は 54 万 725 件、つながった件数は 6 万 942 件となる。自殺防止のガイダンスを選ぶ割合が被災は全国の 2 倍近く、女性支援の割合も同様に 2倍近い。被災地の若年女性支援ラインには一日平均約 50 本の電話数があり、広域避難ラインにも一日平 均約 140 件と数多くの電話が寄せられている。

●今年度(27 年度)年間累計

①ガイダンス別累計全体

  電話数 つながった数 接続完了率

一般 8,907,969 125,771 1.41%

自殺防止 1,439,236 25,693 1.79%

女性支援 568,040 25,772 4.54%

外国語 50,700 19,149 37.77%

セクマイ 376,358 36,163 9.61%

OTHER 208,300 564 0.27%

若年女性 7,020 1,440 20.51%

広域避難 49,994 18,013 36.03%

合計 11,607,617 252,565 2.18%

76.7%

4.9%

12.4% 3.2% 0.4%

1.8% 0.1%

(4)

②ガイダンス別累計被災地以外の全国

  電話数 つながった数 接続完了率

一般 8,576,742 99,257 1.16%

自殺防止 1,329,403 13,921 1.05%

女性支援 520,262 14,078 2.71%

外国語 45,919 16,414 35.75%

セクマイ 360,997 29,376 8.14%

OTHER 183,575 564 0.31%

広域避難 49,994 18,013 29.13%

合計 11,066,892 191,623 1.73%

77.5%

4.7%

12.0% 3.3%

0.4%

1.7%

0.5%

③ガイダンス別累計被災地

電話数 つながった数 接続完了率

一般 331,227 26,514 8.00%

自殺防止 109,833 11,772 10.72%

女性支援 47,778 11,694 24.48%

外国語 4,781 2,735 57.21%

セクマイ 15,361 6,787 44.18%

若年女性 7,020 1,440 20.51%

OTHER 24,725 0 0.00%

合計 540,725 60,942 11.30%

61.3%

8.8%

20.3% 2.8%

0.9%

4.6% 1.2%

④全国と被災地の総呼数

  電話数 つながった数 接続完了率

被災地 540,725 60,942 11.3%

全国 11,066,892 191,623 1.7%

合計 11,607,617 252,565 2.18%

95.3%

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■ 県別総電話数

 各県別の件数は以下の通り。     照会区間:平成 27 年 4 月~平成 28 年 3 月

都道府県名 電話数 つながった数 接続完了率 人口千人に対して何人かけたか  人口 ( 千 )(2015)

北海道 583,482 10,772 1.85% 108.4 5,382

青森県 109,382 2,578 2.36% 83.6 1,308

秋田県 117,751 2,766 2.35% 115.1 1,023

岩手県 57,161 10,922 19.11% 44.7 1,280

宮城県 348,712 34,834 9.99% 149.4 2,334

山形県 248,749 5,874 2.36% 221.3 1,124

福島県 131,544 15,186 11.54% 68.7 1,914

新潟県 268,850 7,639 2.84% 116.7 2,304

長野県 128,073 2,669 2.08% 61.0 2,099

群馬県 189,925 3,373 1.78% 96.3 1,973

栃木県 372,894 5,105 1.37% 188.9 1,974

茨城県 402,959 5,327 1.32% 138.1 2,917

東京都 1,322,573 19,473 1.47% 97.9 13,515

神奈川県 582,201 7,398 1.27% 63.8 9,126

千葉県 620,370 6,957 1.12% 99.7 6,223

埼玉県 532,722 9,045 1.70% 73.3 7,267

山梨県 31,935 505 1.58% 38.2 835

愛知県 726,569 17,191 2.37% 97.1 7,483

静岡県 344,548 5,182 1.50% 93.1 3,700

岐阜県 106,216 2,255 2.12% 52.3 2,032

三重県 262,008 6,207 2.37% 144.3 1,816

富山県 151,892 4,517 2.97% 142.5 1,066

石川県 61,638 1,383 2.24% 53.4 1,154

福井県 44,350 902 2.03% 56.4 787

大阪府 728,556 11,150 1.53% 82.4 8,839

京都府 316,636 5,420 1.71% 121.3 2,610

滋賀県 113,681 1,624 1.43% 80.5 1,413

奈良県 94,755 2,849 3.01% 69.5 1,364

和歌山県 35,046 501 1.43% 36.4 964

兵庫県 313,479 4,836 1.54% 56.6 5,535

岡山県 137,962 2,497 1.81% 71.8 1,922

広島県 358,581 5,951 1.66% 126.1 2,844

島根県 101,934 1,504 1.48% 146.9 694

鳥取県 16,612 241 1.45% 29.0 573

山口県 83,860 1,542 1.84% 59.7 1,405

香川県 96,765 2,164 2.24% 99.1 976

徳島県 48,031 1,354 2.82% 63.5 756

高知県 39,929 1,426 3.57% 54.8 728

愛媛県 91,213 2,355 2.58% 65.9 1,385

福岡県 359,498 5,720 1.59% 70.5 5,102

佐賀県 47,562 811 1.71% 57.1 833

長崎県 255,637 2,154 0.84% 185.6 1,377

熊本県 112,967 2,071 1.83% 63.3 1,786

大分県 158,843 2,526 1.59% 136.2 1,166

宮崎県 131,629 1,626 1.24% 119.2 1,104

鹿児島県 124,931 3,068 2.46% 75.8 1,648

沖縄県 82,541 1,115 1.35% 57.6 1,434

50* 9,678 0 0.00% 0.0 0

その他(226にかかっ

てきた被災地外) 787 0 0.00% 0.0 0

合計 11,607,617 252,565 2.18% 87.2 127,797

(6)

第2節 相談支援実績

■平成 27 年度相談表電子カルテ集計実績(被災三県を含む)

平成 28 年 3 月末日までの電子カルテの件数は以下の通りである。 (単位:件)

一般 外国語 DV セクマイ 自殺 広域避難者 若年女性

全国(件) 74,134 3,475 9,867 6,203 10,245

被災(件) 15,448 903 6,864 862 6,984 2,407 695

電子カルテ集計より各ライン ( 全国 / 被災別 ) に 1,000 件抽出し、分析した(ただし、外国語ライン ( 被災 ) とセクマイライン(被災)は全数で分析した)。カルテデータの抽出期間は以下の通りである。

一般 外国語 DV セクマイ 自殺 広域避難者 若年女性

全国(月) 4 ~ 11 4 ~ 12 4 ~ 11 4 ~ 1 4 ~ 11

被災(件) 4 ~ 11 4 ~ 12 4 ~ 1 4 ~ 1 4 ~ 11 4 ~ 11 6 ~ 12

※カルテ集計の量的分析は、第2章を参照。

■ 相談支援内容について

日本全国のすべての電話拠点の実績報告を集計した結果は以下のとおりである。対象期間は平成 27 年 4 月1 日から平成 28 年 3 月 31 日である。

① フリーダイヤルにおける電話相談支援対応の内容について

電話相談の対応の種別は以下のとおりである。相談対応件数は 223,233 件であった。全国計において、 傾聴が全体の約4割。4人に一人は気持ちの整理が必要となっている。直接支援対応が必要であると認めら れる相談(コーディネーターへのつなぎ案件)は 1 日に5人程度発生していることになる。

  対応種別

  傾聴 気持ちの整理 課題や事柄の

整理 知識や情報・助言 Co へのつなぎ 社会資源の紹介 その他

全国計 74,771 44,943 25,137 24,640 1,493 3,959 133

被災地計 15,825 9,630 8,495 7,457 347 709 8

被災者支援計 2,320 1,435 878 824 96 133 0

(7)

事 41.6%

25.1% 15.5%

0.9% 2.2%

0.1%

14.7%

② 相談者への直接的支援の内訳(継続支援以外のもの)

継続支援に移行した相談者以外のフリーダイヤルでの相談者(初めて名前を名乗った相談者)に対して実 施した支援の内訳は以下のとおり。平均して1日に、折り返し電話を約 28 件、同行支援(同行面接含む)は 1.3 人程度、関係機関との連携は約9件ほど対応している。よりそいホットラインの初動としては、まず、折り返 し電話をかけ、次に相談者の関係機関との調整(これまでの支援履歴の確認や電話同行など)を行うとい う形が多いことが見て取れる。

  相談者への具体的支援

  折り返し電話 同行面接 同行支援 関係機関との連携 その他 緊急対応

全国計 8,385 222 188 2,632 383 87

被災地計 1,683 40 28 583 30 8

被災者支援計 57 1 0 40 17 1

総計 10,125 263 216 3,255 430 96

連携

70.4%

1.8%

1.5%

22.6%

3.0%

(8)

■代表的な事例について

全国一般ライン事例

① 50 代女性からの相談事例

ⅰ.相談者:50 代女性、一人暮らし ⅱ.相談内容:

両親の介護しながら生活していたが、相次いで亡くなり、今は一人で生活している。両親の年金で生活 していたために、収入がなくなり水道光熱費、税金などを滞納している。仕事をしたくても保証人がいな いので働けない。家がごみ屋敷になっていて困り果てている。「誰も助けてくれる人がいない。」

ⅲ.支援経過:

フリーダイヤルに、パニック状態で電話が入った。落ち着いて話をするために、コーディネーターから の折り返し電話を提案し、継続相談に切り替えた。電話だけでは生活状況など詳しいことが分からず、 面談を重ねる中で問題を整理していった。生活保護の受給申請を行うにも、本人の精神状態は非常に不 安定で話が進まなかった。そのため、仲介役を担い生活保護の申請を行った。その後、ホームレス支援、 弁護士、居場所などとつないでいくことで、生活再建を進めていった。

困ったときに頼れる存在を獲得していくなかで、実は自分の性に違和感を持って生きてきた(セクシュア ルマイノリティである)ことを支援者に告げた。今まで積極的に社会参加出来ずにいた背景には、セクシュ アルマイノリティである自身に自信を持てずにいたことが大きく関わっていることが分かった。

その後、自助グループ(LGBT 当事者グループ)に参加することで同じ悩みを抱える仲間と出会い、自 らの力で生活再建を進めるようになった。現在は支援者との「パイプ役」しての関わりが続いている。

② 40 代女性からの相談事例

ⅰ.相談者:40 代女性、家族と同居(夫・子) ⅱ.相談内容:

娘が覚せい剤所持でつかまり、初めて起訴された。発達障害がある娘は友だちをつくるのが苦手で、 高校生の時から悪い仲間と付き合い、喫煙やケンカでたびたび補導されることがあった。学校にも行かな くなっていた。「なんで私ばっかりこんな目に遭わなくてはいけないのか・・・。」

ⅲ.支援経過:

非常に混乱した状態でフリーダイヤルに電話が入った。話がまとまらず取り留めなく話す相談者を心配 し、より詳しい状況を聞き取る必要性を感じた相談員が継続相談を提案し、コーディネーターへとつない だ。面談も含めて何度も相談を繰り返した。その中で、夫はギャンブル依存で借金を繰り返しており、長 い間夫婦関係が破綻していることが分かった。発達障害を持ち非行を繰り返す娘にどう接していいか日々 思い悩み、一番身近にいる夫には相談できず、長い間たった一人で苦悩し続けてきた相談者の姿がわかっ てきた。そして、誰かに頼ることも忘れ孤独感、疎外感を深めていったのだろう。そのことを踏まえ、ま ずは今までの努力をねぎらい、「誰かに頼ってもいいんだ」と感じてもらえるよう、気持ちを受け止めながら、 現状の課題を一緒に整理することで本人と向き合っていった。

(9)

える弁護士に丁寧につないだ。

現在、娘は保護観察を受けながら薬物治療を開始、夫は依存症の自助グループに通っている。本人は 発達障害の家族会に参加するようになった。「家族が私を苦しめる。」という被害者感情から解き放たれ、 それぞれがゆっくりと家族になろうと歩みを進めている。

③ 30 代男性の相談事例

ⅰ.相談者:30 代男性、家族と同居(母・妹) ⅱ.相談内容:

うつ病を患っている。アルバイトをしているが、定職につけないことで毎日母親に責められる。いつ、ど こで何をしているか、逐一報告しないといけない。休日も自由に出かけることは出来ない。自由がない生活 に疲れた。「生きていてもなんの楽しみもない。死んだら楽になるだろうか。」

ⅲ.支援経過:

ぼそぼそとか細い声でフリーダイヤルを使って何度も話していた。希死念慮が高まってきたことを心配 した相談員が継続支援を提案。コーディネーターにつながった。

相談を重ねる中でどんな風に生きてきたのか、多くのことが語られた。『幼少期に両親が離婚、学校に 行けなくなった。何とか仕事には就いたが、長くは続かず転職を繰り返した。そんな中、うつ病を患った。 現在は週 2 日、やっとのことでアルバイトをしている。でも毎日もっと頑張れって母親に怒鳴られる。』決 して幸せとは言えない成育歴を抱え、それでも何とか社会参加しようともがき苦しむ相談者の姿があった。 また、本人の自立を阻む母子関係があることも見えてきた。

そこで、母親との適正な距離を保つために一人暮らしができるよう、必要な支援を行った。生活困窮者 自立支援相談窓口につなぎ、相談支援事業所やグループホームなどの社会資源の仲介をお願いした。

現在、生活困窮者自立支援相談窓口を起点に、自立に向けた支援がゆっくりとではあるが着実に進ん でいる。コーディネーターは、現状確認と背中を押す役割として、定期的に電話連絡を入れている。電話 で伝わる‘ 気にかけているよ ’というメッセージが次のステップへの原動力となっているようである。

被災地一般ライン事例

① 20 代男性からの相談事例 ⅰ. 相談者:20 代男性・家族と同 ⅱ . 相談内容:

震災をきっかけに両親が離婚。この頃から筋緊張性頭痛に悩まされ、アルバイトが続けられなくなった。 通院を続けるも、いっこうに良くならない症状と焦りから精神的に追い詰められ、家に引きこもるようになっ ていった。家庭内で暴言を吐き、父親から「出て行け」。と言われ関係性が悪化した。今まで付き合いのあっ た友人、知人ともトラブルを起こし、孤立。さまざまな相談機関に相談したが、「何もしてもらえなかった。」 という。

ⅲ . 支援経過:

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本人の課題を整理し、医療機関と連携して必要な支援に繋いでいった。支援をする中で発達障害がある ことがわかった。そこから、地元の若者・障がい者就労支援窓口と連携し、作業所を利用するようになった。

現在はパートの仕事に就き、働きながら通院している。職場の上司は理解があり、安心して働くことが できている。社会に居場所を見つけたことで、落ち着いた生活を送っている。

② 50 代男性からの相談事例 ⅰ. 相談者:50 代後半、一人暮らし ⅱ . 相談内容:

津波被害をうけた家を修理し、生活を建て直そうとしていたが、修理業者は不誠実で納得のいく修理 ではなかった。弁護士や警察に相談したが何も変わらなかった。それでも生活をしようとしたが、子ども たちは地元を離れほとんど帰ってこない。‘ 孤独 ’ が苦しい。

寂しさを紛らわすための酒が増えていった。地域の支援者が週 1 回訪問してくれる。定期的に保健師 の面接を受けているが ‘ 孤独感 ’ は変わらない。

ⅲ . 支援経過:

「生きているのが辛い」とアルコールを摂取した状態で繰り返し電話をかけてきた。電話を重ねるごと に孤独感や疎外感は増していき、自死の危険があると判断したため、定期的な折り返し電話による継続 支援につなげた。週 1 回欠かさず支援者から折り返し電話を続ける一方、地域の支援団体との情報共有 を行い、本人の居場所作りや地域との関わりを模索していった。丁寧な折り返しを続け、怒りや悲しみを 受け止める相談機関として信頼関係の構築に務めた。

現在、住環境や家族関係が変わったわけではないが、以前のように強い怒りや悲しみを相談員に向け ることはなくなった。地域の交流会にも参加するようになり、新たなつながりの中で生活を営んでいる。

③ 10 代女性からの相談事例

ⅰ. 相談者:10 代女性、仮設住宅にて家族と同居 ⅱ . 相談内容:

幼いころ両親が離婚。仕事で忙しい父親に代わって、中学生の頃から何でも自分でやるしかなかった。 津波被害で自宅が流された。仮設住宅で生活しているのだが、自分のプライバシーが保てない。家族が 多く、3LDK の仮設住宅では、自分の時間や居場所がない。落ち着いて勉強も出来ず、成績は下がっていっ た。家族に対する疎ましい気持ちが強く、家に帰りたくないという気持ちが強くなっていった。

体調の変化や気分の落ち込みがあっても、「誰もわかってくれない」。 ⅲ . 支援経過:

フリーダイヤルでは、思春期特有の不安定な心理を踏まえ、家族や仮設生活への不満を受け止めなが ら、気持ちの整理ができるよう寄り添っていった。折り返し電話での継続相談も行い、コーディネーター は信頼関係が築けるよう、長期的な視点で関わっていった。その中で、養護教諭やスクールカウンセラー とのつながりも見えてきた。

(11)

広域避難者専門ライン

相談全般に共通しているのは、時間の経過とともに広域避難者の孤立が目立ってきていることである。こ の孤立という問題で、代表的な相談支援の特徴を3つ挙げた。

① 家族の中での孤立

震災後、一家で力を合わせて避難した。時間が経つにつれ、家族一人一人の生活再建のスピードや考え方 が違ったりし、生活そのものが異なり始めている。子どもたちは、避難先に慣れ、生活を楽しんでいる、一方、 母親は地域の人に馴染めず、なるべく外とのつながりを断とうとし、父親は、震災後慌ててとりあえず就職し たものの、非正規で収入が低い、震災前と比べると3割カット。生活だけに気をとられ、一家の楽しみなん て何も無い震災後、本気で笑ったことはまだ無いといった相談がある。この家族は、これからのことを話そ うとするといつもけんかになり、お互いの考えを言えず、会話を避けて日常を過ごしている。家族というコミュ ニティがあっても一人一人が孤立している状態である。

母子避難の方の問題は、今後、さらに困窮化していき、どんどん追い詰められていくのではないかと思わ れる。子どもの被ばくを心配し避難を決断した母親たち、長引く避難で離れて暮らす夫との関係がこじれたり、 夫や子どもたち、祖父母たちと放射能の健康被害について、意見が対立し、原発離婚に至るケースもある。 母子避難の場合は、ほとんどの世帯で夫は、避難元で定職を持ち、住宅ローンを抱えているケースが多い。 そのローンに夫は縛られているようだ。

② 地域の中での孤立

多い相談が、周囲の無理解からくる嫌がらせなどの相談である。これは、震災当初からずっと続いている 相談の1つである。例えば、周りの人は私のことを嫌っているのではないか。周りの人に避難してきた人と言 われるが、なぜ、私が避難者か分かっているのか。団地が当たったが被災者だから優遇されたんだと嫌味 を言われた。周囲からいつまで国に頼るつもりかと言われて辛い。「家賃いらないんでしょー」「一生いるの?」 と聞かれ嫌がらせもあって辛い。嫌がらせと思われる態度を目の当たりにすると、引きこもりがちになるのは、 当然のことだ。そこで、誰かに相談できたり、話せる場があればよいのだが、嫌がらせを受けていることを 誰かに伝えることはできず、一人で悩み、最後には避難者の自分が悪いと自分を責める結果となり孤立が深 まっている。

③ 罪悪感からの解放と支援者の役割

震災発生後すぐから、避難先では、NPO、社協、行政等が交流会や相談会を開催し、避難者同士と話 せたり、思いを語り合ったりする場、専門家に相談できる場が多くあった。また、こういう場で出会った者 同士が自助グループを作り、全国各地に広がった。しかし、避難者同士の集まりの機会は減っていってきて いる。NPOなどが行う交流会、相談窓口を訪れる人がますます減少しているといった傾向もある。広域避 難者の求めているニーズとすれ違っている可能性も危惧される。帰還か移住か決められない避難者の方にとっ ては、「どこかに相談してもどうしようもならない」といったあきらめも存在するのではないだろうか。

(12)

このまま避難先にいてよいのか?」自分で負わなくてもよい罪悪感を払拭するためには今後、何が必要なの だろうか。アイデンティティの回復と無理やり今後の方向性を決めるのではなく、時間をかけて納得し決め ていくことの大切さ、だれも置き去りにしないことを伝え続けることが、匿名で相談できるよりそいホットラ インでできることだと考える。震災という突然起こる悲劇から生じた損失は時間と資金があれば埋められる のかもしれないが、人間の喪失感からぽっかり空いた穴だけは、他者の力を借りないと埋めることはできな いのではないか。損失と喪失は根本的に違う、また、喪失を損失で埋めようとするから心のずれが生じてい るようにも思える。これから多様な災害が多発していくと予測されている日本の中で、今回の東日本大震災 から発生した広域避難者の問題を振り返り、検討していくことが、求められている。

被災地若年女性支援専門ライン

震災後4年経過する頃から、 各方面の報告や現地聞き取りにより、「被災地若年女性はとりあえず安全な 場所にいれば『あの娘は大丈夫』との判断をされがちだった。若いのでエネルギーもあり疲労回復も早い との理由から放っておかれたり家事や介護や幼な子の世話を任されたりしていた。彼女達も『自分達は我慢 できる、自分達は後でいい』と、声を上げることも少なかった。」等、若年女性を取り巻く問題が確認され、 支援が行き届いていなかったことが浮き彫りとなった。このことから、被災地若年女性支援事業として、被 災地 3 県の 10 代 20 代の女性専用の電話相談・SNS 相談を 6 月より開設した。

○電話相談 火・木・土の 16:00 ~翌日 4:00 電話相談拠点 5 拠点で対応

○ SNS 相談 毎日曜日によって開設時間は異なる 計週20時間開設 2拠点で対応

○電話相談では、恋愛・家族関係・職場の人間関係・転職・就職・過去の虐待・過去のいじめ・自殺願望・ 自傷行為・体調不良・寂しい・など相談内容は多岐に渡る。また、一つの相談に複数の問題が複雑に絡ま り合っていることが多い。一度つながると継続して相談する相談者が多く、何度か話すうちに問題のベー スに震災がかかわっていることがわかるケースが複数ある。今すぐの解決策を求めての相談より話を聴い て欲しく、共に考えたり感じたりすることを求めての相談が多い。

○ SNS 相談でも、繰り返しルームを訪れている利用者が多い。若年の特性として、気持ちや考えを言葉にし て伝えることが思うようにできない一面があるが、SNS 相談は短い言葉で共感しあえる場でもあり、「ここ だと話せる」という感想も聞かれる。互いに聴き合う、共感しあう、相談する、励まし合う、応援する様 子が見られる。「リストカットが止まらない」といった重いテーマのルームでも同じ経験をし、辛さを抱える 利用者達が心情を吐露しあえている。

自殺防止ライン

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また、既存の電話相談機関が傾聴、情報提供による支援をしてきたのに対し、専門ラインの連携団体及 び地域センターとの連携により実際の支援につなげることができる、「傾聴と実際の支援の両輪」で成り立っ ているのが大きな特徴である。

自殺防止ラインからのつなぎにより状況が好転した例を挙げる。

① 壮年男性

働いていた店からの給料が遅滞し売り上げに手をつけてしまい、利息をつけられ暴力団関係者からの厳 しい取り立てに遭っていた。実家や知人の家にも張り込まれ、行く先がないため死ぬしかないと入電。もう あきらめている、相談しても無理なので支援は不要との一点張りだったが、相談員がもう一度試みるよう説 得して折り返しの約束をし、地域センターを通して地域の弁護士につなぎ、いきすぎた取り立て方法や法外 な利息についての情報整理を依頼した。取り立てはやみ、借金問題解決ののち求職の支援を行い、安定し た生活に戻ることができた。

また、決まった担当者からの折り返しにより心境が安定した例もある。

② 壮年男性

自死で家族を亡くして天涯孤独になった、後を追うつもりであると泣きながら入電。状況を追いながら月1 ~3回の折り返しを続けるうち、外に出る意欲が出てきた。地域センターにつなぎ、居住地域の生涯学習な どの情報提供を行い、地域の社会資源を利用できるようになった。

いずれの場合も、初回入電時には状況を改善しようという気力すら失われた状態の入電であったが、状況 と共に苦しい気持ちをしっかりと受け止めたことでよりそいホットラインとの信頼関係が結ばれ、その後の支 援につながった例である。

女性支援専門ライン

女性支援専門ラインでは、全国の団体や個人加盟できる女性労働組合、性暴力被害者支援ワンストップ センター等と連携し、よりそいホットラインから繋がった DV・性暴力被害者の課題解決から回復までの支援 を行っている。

女性支援専門ラインには、現在進行中の DV・性暴力等のケースから、過去に体験した DV や性暴力被害 で日常生活に困難を抱えたケースなど、様々な相談が寄せられている。

ある女性は、夫から首を締められるなどの暴力を受け、夫の隙をみて家を飛び出し、よりそいホットライ ンに架電してきた。過去に夫の暴力で 110 番通報をしたことはあったが、夫が、暴力を否定し、警察官には、 妻が精神的に不安定なだけだと説明したため、保護に繋がらなかったと言う。電話を受けた相談員は、緊 急介入の判断をし、相談者に最寄りの警察署へ駆け込むことを伝えた。また、相談者の了解を得て、所轄の 警察署に連絡を入れ、相談者の状況を説明し保護を求めた。その後、警察から保護をした旨の報告を受けた。 危険性が高く、緊急介入が必要なケースに関しては、電話同行で対応をすることが多い。

性暴力被害者からの相談では、知人から強かん被害に遭い、警察に駆け込んだが被害届は受理されず、 性暴力被害の精神的後遺症で仕事を失い、生活は困窮し、「最後に誰かの声が聞きたかった」とホットライ ンに架電してきたケースがあった。被害に遭ってから1 年が経過していた。

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相談者は、男性恐怖症やフラッシュバックの症状が顕著に現れているため、医療機関の協力を得て、医師 や看護師等、すべて女性だけで対応をしてもらった。

また、加害者が相談者の自宅を知っていることから、ステップハウスを利用し安全を確保した上で、支援 者が警察署に同行し、被害届の提出を行った。現在も支援は継続している。

本ラインでは、ホットラインを支援の入り口として、支援員がコーディネーター・キーパーソンの役割を果 たし、相談者を中心に、民間支援団体や行政機関、医療機関等と連携しながら継続的な伴走型支援を実施 している。

 

外国語専門ライン

外国語専門ラインは今年度、9 言語対応(英語、中国語、韓国・朝鮮語、タガログ語、ポルトガル語、ベ トナム語、スペイン語、ネパール語、タイ語)で電話相談を実施した。相談者の国籍・出身国は多様である。 相談件数はフィリピン、中国、ブラジルからがとくに多いが、たとえば 9、10 月の 2 ヶ月間では、ベトナム、ネパー ル、インド、スリランカ、ボリビア、コスタリカ、チリ、ケニア、イラン、オーストラリアなどの出身者からの 相談があった。

相談内容もまた例年と同様、在留資格、国籍、DV、就労、未払い賃金等の労働問題、精神疾患等の健 康問題、生活困窮、金銭管理、子育て、虐待、学校・職場でのいじめ、本国の家族との関係、差別・偏見 など全般に及んでおり、且つ法制度上の問題をともなう割合がかなり高かった。その背景には基本的に、言 語の壁と、法制度に対する理解不足がある(外国人側の日本の法制度に対する理解不足とともに、日本人側 の外国人特有の法制度に対する理解不足もある)。そのため面談支援が適当と考えられるケースが多く、地 域の国際交流協会や民間団体につなぐという対応が多かった。フードバンクと連携して、外国人の支援希望 者の生活相談を外国語ラインが担当するという形も昨年度より行なっている。また 10 月より開始したマイナ ンバー制度に関する問い合わせも多くあった。それを想定して備えるために、マイナンバー制度に関する研 修を、7 月と 9 月に全相談拠点を対象に行なっている。

相談者がつながる経路として、市町村など行政機関からの紹介が増えている印象を持っている。とくに、 4 月から始まった生活困窮者自立支援相談窓口と連携しているケースも複数出てきている。その際に外国語 ラインでは、相談者の思いやニーズを継続的に把握することと、外国人(外国籍者)に特有な相談傾向に対 する専門的、経験的知識を提供することの主に 2 つの役割を発揮している。相談者の同意を得た上で自立 相談支援窓口の相談員と電話で情報を交換・共有しており、支援ケース会議も一度参加している。具体的な 事例としては、居住地近くの医療機関は医療通訳体制が整っていないため医療未受診状態だった相談者が 近隣自治体の適切な医療機関につながったもの、就労支援プランを受けても就労が続かなかった相談者に 対して継続的な電話対応を行ない就労につながったものがある。

セクシュアルマイノリティ専門ライン

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どからの相談が増えている傾向がみられた。たとえば、子どもが当事者ではないのか、などの憶測を含め、 相談内容は事実を確かめたい、社会でどのような不利益があるのか知りたい、などであった。

①若年層 同性愛者であることをカミングアウトして生きたい

i. 本人の状況または主訴:周囲に隠し続けている事がとても辛く、黙っている事で周囲は自分のことを異性愛 者だと思い込んでいる。特に家族が入院しているときに「孫の顔をみるのが楽しみ」と言っているのを聞 いて罪悪感にさいなまれている。職場の人間関係もうまくいっていないので、孤立している。深い話ができ るパートナーと出会いたいが、そのような機会もなく辛くて苦しい。

ii. 見立て:周囲は本人を同性愛者だとは思っていない。カミングアウトしようと思っていても「驚かれる」「嫌 がられる」「関係性を切り離される」という恐れから、本人は切り出せないでいる。また、切り出せないこ とが罪悪感になって悪循環になっている状態。親密な関係の人もいないため、相談先もなく、隠さなくて よい関係性を誰とも構築できない。

iii. 支援の内容:近くの当事者コミュニティを紹介するのとともに、肯定的なメッセージが含まれている書籍 も紹介。家族の理解の可能性もありうることや、カミングアウトについての試行錯誤の数々をお伝えする。

② 若年層 失恋して、自死を考えている

i. 本人の状況または主訴:長く付き合った同性のパートナーがいた。付き合っている時は喧嘩が絶えなかった。 それは、誰にもカミングアウトしていなかったので、外を出歩くときや、お互いの周囲に対する言葉の中で 付き合っている事実を隠すようにいつも緊張していたからだと思う。過去の体験から嘘をつくことに慣れて しまった。それがお互いを傷つけ合ったのだと思う。誰にも言えずに喧嘩だけがひどくなり、結局は別れた のだけれど、まだ好きで、すがりつきたい思いが残っている。初めて話したけど、絶望的で死んでしまいたい。 ii. 見立て:付き合っている当時から精神的な不安定さが見受けられ、パートナーとの関係も良好には見えず、 現在の希死念慮は失恋と、もともとの精神状態のストレスとが加わった状態。具体的な準備にはいたって いないことは確認した。

iii. 支援の内容:気持ちの傾聴を行ない、まずは焦点の集中を回避し、医療機関とのつながりや他の人間関 係で支援的な人がいないかを思い出してもらい、落ち着きを見計らってから、再相談を促した。もともと の精神状態が不安定な理由の聞き取りも今後行った方がよいのではないか。

③ 壮年層 自認の性別で就職したい

i. 本人の状況または主訴:性別再指定手術を受けているが、戸籍変更手続きは終了していない。早く自認の 性別で仕事をしたいが、戸籍を変更してからがよいのか聞いてみたい。今までの仕事は風俗産業と小売店 の販売員として仕事をしている。風俗産業は、時給は高いのだけれど、そんなにたくさん仕事ができるわ けではなく、小売店は収入は低い。手術費用やその後のホルモンや美容整形、美容器具や化粧品の購入、 病院までの交通費など支出がかさむ。洋服も新しいものを購入しなくてはならないので、とにかく食べる 回数を減らすなど節約を心がけている。だんだん自分の思う性別に近づいてくると思うと嬉しい。早く就職 したい。

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手がいる可能性はある。

iii. 支援内容:手に職をつけたいという本人の要望もあり、ハローワークなどで理解のある就職の斡旋や訓 練校への紹介、支援がのぞまれる。移行時期特有の不安定な状態でもあるので、慎重な就活とそのため の支援者の必要性を提案。

④ 中高年層  子どもに性別を変えたいと伝えられて動揺

i. 本人の状況または主訴:子どもから性別を変えて生きたいと伝えられ、動揺している。身体上の性別にそっ た制服が苦痛なので、着用を拒否するか、そうでないなら学校に行かないと宣言され、将来は性別を変更 したうえで、異性と結婚をしたいと言われて戸惑っている。

親としては性別を変えて生きることによるさまざまな不利益が不安であり、就職の心配や、身体的健康への 侵害も心配している。

ii. 見立て:被災地では当事者の家族からの相談が多い印象がある。特に昨今はカミングアウトをされたとい う事実だけでなく、子どもがもしかして当事者ではないかという憶測により相談ケースもあった。今回の場 合は性別違和や性別変更の手続きについての情報は不足していないような印象であった。

iii. 支援内容:社会的な不利益、社会構造などをお伝えし、当事者の親の会、関連書籍などを紹介した。何 よりも当事者本人の相談先や支援者の存在などの必要性も伝えた。

■継続支援相談者について

全国の一般ラインからコーディネーターへのつなぎとなった相談のうち、継続的な支援へとつながったも のは以下の通りである。(平成 27 年 4 月~ 28 年 3 月)

毎月約 84 人(一日当たり 2.8 人)の相談者が新たに継続支援となっており、延べ 3,893 人に継続支援を 提供した。

〇継続相談者の数 

回 線 継続相談者(累計) 新規継続相談者(累計)

全 国 3,050 774

被災地 843 235

総計 3,893 1,009

※継続相談者はコーディネーターが直接支援を行った相談者の実数を月ごとに積算した人数。新規は今年 度において新たに継続支援を行ったもの実数である。

〇継続相談者への支援状況

回 線 折り返し電話 専用電話への架電 同行面接 同行支援 連携 会議

全 国 6,659 3,686 237 226 2,582 985

被災地 2,605 354 44 26 580 183

総計 9,264 4,040 281 252 3,162 1,168

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いる。一日平均 1.5 人に対面して直接支援(同行面接および同行支援)を実施しており、一日平均 8.7 件の 関係機関等へのリファーや連絡(連携)を行っている。

継続支援はコーディネーター等からの折り返し電話や相談者からの架電の電話での支援が中心であるこ とがわかる。関係機関への連絡調整や新たに支援先となってくれる関係機関や支援者へ電話で橋渡しをする 「電話同行」などの連携支援も多いことが報告されており、広域的なエリアをカバーするために電話を有効

に活用している。

■被災地の同行・面談支援体制について

被災三県においては、範囲が広いこと、また前年度までは全国よりも手厚い体制の一つとして、24 時間 体制で同行面接対応員を配置した。同行・面談以外にも広報、地域資源の発掘、関係構築 ( 拠点設置した ところは折り返し電話を実施)の3項目を実施した。今年度は各地の事情・予算を鑑みて、「拠点」設置や、「対 応員」の配置を実施した。内訳は以下のとおりである。

○拠点・対応員配置

・岩手 沿岸北部・沿岸南部・県南部・県北部(拠点無)計4か所  対応員(福祉士) 計 4 名 ・宮城 沿岸部 ( 石巻 ) (拠点設置)         計 1 か所  対応員(看護師) 計 1 名 ・福島 いわき、会津 ( 拠点無 )       計2か所  司法書士・女性支援員 計2名

               3 県 合計 7 名

■広報について

<全国事業>

① チラシの作成・配布 下表のとおり ② ホームページの更新・運営を実施

③ すべての電話拠点で、チラシの各戸配布等のポスティングに取り組んだ ④ 地域センターで独自にローカルテレビ・ラジオのスポットCMを実施した ⑤ お悩みクラウド「Moyatter」

配布時期 種類 ライン 地域 合計枚数

4月 チラシ DV 宮城 2,000

4月 カード DV 宮城 2,000

4月 チラシ 外国 全国(支援機関を中心に) 20,000

4月 チラシ 外国 被災地(支援機関を中心に) 7,000

4月 チラシ 一般 全国(本部挨拶回り用) 8,000

4月 チラシ 一般 宮城 2,000

6月 チラシ 若年女子 被災地(支援機関を中心に) 3,000

7月 カード 若年女子 被災地(支援機関を中心に) 3,500

8月 チラシ 広域避難 全国(関係機関、避難者直送) 51,000

8月 カード 広域避難 全国(関係機関、避難者直送) 32,000

8月 カード DV 福島(地域におけるスーパーのトイレ等) 20,000

8月 チラシ 若年女子 被災地 4,000

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配布時期 種類 ライン 地域 合計枚数

9月 チラシ 一般 全国 5,000

12月 ポスター 外国 全国(入国管理施設、相談支援施設など) 700

12月 ポスター 外国 被災地(入国管理施設、相談支援施設など) 600

12月 チラシ 一般 全国 5,000

12月 カード 一般 全国(専門ライン用向けも含む) 10,000

12月 チラシ 若年女子 被災地(宮城教育機関) 20,000

255,800

<被災事業>

① 岩手 チラシ配布状況 

・避難者への発行物、被災者支援ガイドなどへ番号案内の掲載

・自殺対策、地域福祉、消費生活、男女共同参画の行政担当部局へのチラシなどの配布

配布先 カード ポスター チラシ 備考

(小中高校) 150,000 県内の小中高全児童・生徒へのチラシ配布

仮設住宅

(連携団体・同行対応員) 17,300 仮設住宅へ連携団体・対応員を通じ配布

復興センター 700 CO を通じ配布

行政関係 2100 CO・対応員を通じ配布

総合相談窓口 350 CO・対応員を通じ配布

社会福祉協議会 2300 CO・対応員を通じ配布

公民館 250 CO・対応員を通じ配布

コンビニ・スーパー・ド ラックストア等

320 170 50 CO・対応員を通じ配布

病院 210 CO・対応員を通じ配布

② 福島 チラシ配布状況 

配布先 種別 枚数 備考

県内のスーパー カード 34500 本社を通じて各店舗に配置

県内の地域包括センター カード 36300 県を通じて。

県内の社会福祉協議会 カード 17700 県社協を通じて配置

楢葉町全世帯 カード 3800 楢葉町役場を通じて DM で配布

駅前交番 カード 500 県警本部を通じて依頼。

県内の生活困窮窓口 チラシ 1700 県を通じて依頼

広報誌掲載 会津若松市

福島学院大学 チラシ 300 配置依頼

③ 宮城 チラシ配布状況

配布先 カード チラシ 備考

仮設住宅等への配布 1,000 3,000 仮設住宅、連携団体へ対応員が直接持参し現場の状況も把握し

ながら配布

行政関係 800 1,700 自治体窓口、

民間連携団体関係 1,300 1,300 研修会・講演会等会場配布

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配布先 カード チラシ 備考

医療機関 50 100

商業施設 ( 予定 ) 100,000 5,000 コンビニ、スーパー等

マスコミ関係 30 30 新聞、ラジオ、テレビ等

④ 「ねっと de よりそい」の運用

よりそいホットラインを知る、つながるツールとして、Youtube を利用したよりそいホットライン独自制作 の情報番組を運営した。1 月末までに、「ねっと de よりそい/よりそいホットラインとは」「岩手・宮城・福島 の各センターから被災地の現状発信」「県外避難者支援団体の紹介」「インターンシップ生の受け入れ」「外 国籍の方々への支援」等、テーマを決めて7話を作成しホームページにアップしている。

当コンテンツを閲覧した視聴者より「動画の声を聞いて、よりそいホットラインの相談員は信頼できそうだ と思った」等の反響があり、実際に当法人運営の Moyatter への書き込みがあった。

⑤ OJT( 被災者 ) による情報発信

日々の生活問題や社会情勢を多様な視点で追い求める研鑽の一つとして、全国紙、被災三県の地元紙 や支援に必要な情報を毎日被災地から全国のセンターへ発信している。発信者は被災者による社会参画の OJT 活動を位置づけ、被災者目線での情報発信を続けている。昨年度から三県で 3 名の方による実施をし ているが、OJT 本人から発信内容の提案が見られるようになったり、復興新聞などの情報提供を自ら発案す るなど、エンパワメントしている状況が見られる。

第3節 報告会等活動報告

■ 開催シンポジウム等報告

平成26年度報告書を活用し、電話番号の周知も含めて以下のとおり報告会を開催した。各地域の地方 自治体の生活困窮者自立支援担当との連携の強化に大変効果があり、自治体関連機関での番号の周知の体 制も整ってきている。(敬称略)

実施日時 平成 27 年 6 月 21 日

タイトル 生活困窮者自立支援制度・よりそいホットライン講演会

参加人数 176 名

開催場所 愛知県 半田市市役所(大会議室)

開催内容

地域福祉が進んでいる半田市をモデルに本講演会を企画して、生活困窮者 自立支援制度の本質について、厚生労働省同法室室長の熊木氏に深めてもら う。またよりそいホットラインの社会的役割を説明して、今後の新たな相談 の形態を創るために各窓口と、どのような連携が可能なのかを考えるきっか けづくりの場とした。

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タイトル 生活困窮者支援は何を目指すのか

~千葉市における今後のネットワークづくり~

参加人数 83 名

開催場所 千葉県弁護士会館

開催内容

基調講演   :「生活困窮者自立支援制度の全国実施状況」

講師    :鏑木奈津子(厚生労働省 社会・援護局地域福祉課 自立 支援企画調整官)

報告    :シェルター一刻荘で出会った人たち シンポジウム:生活困窮者支援は何を目指すのか

登壇者    :菊地謙(千葉市生活自立・仕事相談センター稲毛 センター長)       :竹嶋信洋(株式会社ベストサポート 代表)

       :桐谷陽子(よりそいホットラインコーディネーター) コーディネーター:伊藤英樹(ひと・くらしサポートネットちば) 総評    :市原智久(千葉市保健福祉局保護課 課長)

実施日時 平成27年 10月26日(月)13時30分~17時

タイトル 「福島における よりそい型支援」~福島の生きるを支える よりそいホット

ライン・生活困窮者自立支援・自殺対策~

参加人数 150人

開催場所 福島テルサ FTホール

開催内容

第1部 よりそいホットライン、県、社会福祉協議会のそれぞれの生活 困窮者支援の取り組みについて発表。

第2部 みんなで考える 人を支える支援として生活困窮と自殺対策につい てライフリンク代表の清水さん、県の精神保健センター所長、県の保健福祉 課担当者、熊坂代表、大学准教授の方々にそれぞれの立場からパネルディス カッションをして内容を深めて貰った。

実施日時 平成27年11月30日13時~16時30分

タイトル

よりそいホットラインフォーラム

よりそいホットラインが考える「生きづらさ」への背景

~生活困窮者自立支援窓口と寄り添いホットラインの連携、現場から~

参加人数 100名

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開催内容

① シンポジウム:生活困窮者自立支援窓口と寄り添いホットラインの連携、 現場から

司会 山屋理恵 ( よりそいホットラインコーディネーター)

シンポジスト 岩淵隆児 (NPO 法人ワーカーズコープひありんく大崎所長 ) 一條暢 (NPO 法人ワーカーズコープ気仙沼地域福祉事業所副所長 ) 眞籠孝史 ( 東松島市くらし安心サポートセンター主任相談支援員 )

佐々木智賀子 ( 一社:ブレスみやぎ、よりそいホットラインコーディネーター ) ② 講演:被災地におけるよりそいホットライン各専門ラインからの報告 ~よりそいホットラインが考える生きづらさへの背景~

▼外国語ライン 裘哲一(被災地外国語ライン事務局)

▼性暴力・DV 等女性相談ライン 八幡悦子(NPO 法人ハーティ仙台代表理事) ▼セクシャルマイノリティライン 小濱耕治(東北 HIV コミュニケーションズ) ▼自殺防止ライン 島田絵加(NPO 法人自殺対策支援センターライフリンク) ▼ 10 代 20 代若年女性専門ライン 足澤知恵美(一般社団法人GEN・J) ▼広域避難者支援専門ライン 澤上幸子(NPO 法人えひめ311事務局長)

実施日時 平成 27 年 12 月12 日(土) 13:30 ~ 16:00

タイトル 求められている社会的包摂の構築とは?~今、相談の現場で起きていること

参加人数 35名(主催・報告者含む) 

開催場所 韮崎市市民交流センター NICORI(ニコリ)第 5・6 会議室

開催内容

「現場からの報告」

① 一般ライン 報告者:髙野 昭博 埼玉コールセンター コーディネーター ② 外国語ライン 報告者:金 朋央 コーディネータ

-③ 女性支援ライン 報告者:近藤 恵子 NPO 法人女性シェルターネット 理事 ④ セクシャル ・ マイノリティライン:報告者:原 ミナ汰

NPO 法人共生社会をつくるセクシャルマイノリティ支援全国ネットワーク代表

各ラインのコーディネーターより専門的視点によるよりそいホットラインの現 状と傾向、支援についての具体的報告。

「市町村・生活困窮者相談窓口の実状について」

(報告者:横森 梨枝子 社会福祉法人山梨県社会福祉協議会生活支援課 課長) 県内の生活困窮者自立支援制度相談窓口の現状、問題点等について

実施日時 平成 28 年 2 月 5 日 ( 金 )13:30 ~ 17:00

タイトル 平成 27 年度高知県生活困窮者自立相談支援事業研修会

参加人数 62 名

開催場所 高知共済会館(高知市)

開催内容

高知県地域福祉部福祉指導課自立支援担当主催の県内全域の自立支援機関 を対象にした研修

・よりそいホットライン事業について

   四国ソーシャルインクルージョンセンター高知センター ・平成 27 年度自立相談支援事業従事者養成研修について

   土佐市福祉事務所生活福祉係長

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実施日時 平成 28 年 2 月14 日(日)13:30 ~ 16:00

タイトル 身近な貧困を知り、支援の輪を広げよう

参加人数 77 名

開催場所 栃木県青年会館コンセーレ アイリスホール

開催内容

○基調講演 栗林 知絵子(豊島子どもWAKUWAKU ネットワーク理事長)  「こども食堂の実践から、生活困窮を考える」

○よりそいホットライン事業報告 中野 謙作(とちぎボランティアネットワー ク副理事長)

○パネルディスカッション

 「支援を求める人たちと望まれる支援とは」   ・栗林 知絵子

  ・矢野 正広(とちぎボランティアネットワーク事務局長)   ・山田 美也子(元・コールセンターとちぎコーディネーター)

実施日時 平成 28 年 3 月

タイトル 「香川思いやりネットワーク事業」との勉強会

参加人数 40 ~ 50 名

開催場所 香川県社会福祉総合センター(高松市)

開催内容

○社会福祉協議会・社会福祉施設・民生児童委員などのネットワーク会議 ○「支援を必要とする人たちをトータルにサポートする仕組み」を作る勉強会 ○四国ソーシャルインクルージョンセンター 香川センター

平成 27 年度事業説明

実施日時 平成 28 年3月15日(火) 13:30 ~ 17:00

タイトル <よりそいホットライン報告会>よりそいホットラインから見える日本社会

「これからの生活困窮者支援を考える」

参加人数 200名

開催場所 エル大阪(大阪府立労働センター)6階大会議室

開催内容

基調講演「貧困大国ニッポンの課題」    橘木 俊詔(京都女子大学客員教授) 報告 「生活保護の現状と課題」

   徳武 聡子(生活保護問題対策全国会議事務局次長、司法書士) 報告 「よりそいホットライン事業報告」

   熊坂 義裕(社会的包摂サポートセンター代表) 討論 「困窮者支援の協働促進と包摂社会の展望を探る」    橘木 俊詔、徳武 聡子、熊坂 義裕

   生田 武志(反貧困ネットワーク大阪代表)

実施日時 平成 28 年3月30日(火) 14:00 ~ 17:00

タイトル 被災地の「女の子」相談から見える「地方創生のヒント」とは

参加人数 94名

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開催内容

報告者・パネラー

○被災地の「女の子」の相談若年女性を取り巻く「困難=地元での暮らし難さ」

  田端 八重子(よりそいホットライン被災地若年女性専門ライン責任者) ○被災地の若年女性を取り巻く状況からみる「女子のための地方創生」   皆川 満寿美(東洋大学大学院非常勤講師、埼玉県防災会議委員) ○非正規シングル女性の社会的支援に向けたニーズ調査報告

  植野 ルナ(公益財団 横浜市男女共同参画推進協会) ○まち・ひと・しごと創生 ~若年女性にフォーカスして~   西田 紫郎(内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局)

報告会のほか、生活困窮者自立支援法に基づく総合相談窓口との連携強化に向けて、行政向けの説明資 料を作成し、全国で事例検討や事業説明会を実施した。

代表例として、東京都内多摩地域で開催した説明会の経過を記載する。 ① 日時・会場・参加団体

ⅰ 平成 27 年 12 月 2 日 国立市市役所内会議室  参加人数 14 名   府中市役所・小平市社会福祉協議会・日野市役所・国立市役所  ⅱ 平成 27 年 12 月 7 日 東久留米市市役所内会議室  参加人数 14 名

  三鷹市役所・国分寺社会福祉協議会・清瀬市社会福祉協議会・東久留米市役所   武蔵村山市役所・羽村市役所・西東京市役所

ⅲ 平成 27 年 12 月14 日 八王子市市役所隣接会議室  参加人数 20 名   八王子市役所・八王子社会福祉協議会・三鷹市役所・青梅市役所   町田市役所・多摩市役所

② 内容

・コーディネーターによる「よりそいホットライン」の事業説明 ・自己紹介

・模擬ケースを用いた事例検討会(グループ形式での自由討論)

以前より連携のあった行政の相談機関だけでなく、今回初めて当事業に関心を寄せてご参加くださった行 政の方々もおり、事業内容の周知に有効であったと思われる。

また、具体的なケースワークを通じての交流においては、生活困窮者の見えにくい生活課題をふんだんに ちりばめたケースを用意したということもあり、様々な角度からの積極的な発言が得られた。ほとんどの参加 者の方が現場での相談業務経験者であったこともあり、互いの困難ケースを共有し合い参加者同士の連携 を深める様子も窺われた。専門性の違う支援者が集いケース検討を行うことは、多くの学びとネットワーク の強化をもたらすといえる。

■平成 27 年度研修実績

〇現任相談員更新研修

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今年度は昨年中に書類選考のみで登録となっていた有資格者の専門相談員を対象に 2 月11 日までに全 国で 45 回の 367 名(新規登録者を含む)の相談員選考会兼現任相談員更新研修を行っている。スキルに 課題や不安のある相談員に対しては個別の課題に応じた研修計画を作成のうえ、地域センターで個別に研修 を行い、再度、更新研修を受けるなど個々の状況に応じた研修実施にも努めている。

〇継続相談者の事例検討研修

今年度の途中からインターネット回線を活用し、会議及びセミナーシステムを改善した。そこで継続相談者 についての支援をスーパービジョン(SV)し、寄り添い型相談支援の特徴や重要点を確認した。同時に事例 検討のノウハウの確立及び伝達することを目的として、中央センター主催による「事例検討研修」の定期開催 を行った。

実施日 参加センター数 参加者数 内容等

10 月 30 日 15 51 DV 及び家族不和などの事例

11 月 17 日 23 46 専門ライン 4 番との共有事例

11 月 27 日 20 22 中央本部にて集合研修 持ち寄り事例の相互 SV

12 月 3 日 13 32 希死念慮事例・関係機関との連携のあり方について

12 月 11 日 14 27 広域連携による支援実践事例の検討

合計 178

1 月11 日には事例検討実施の枠組みをつくる研修を行い、21 センター、78 名が参加した。それ以降も 月 2 回程度で事例検討による研修を継続しており、支援事例に即した実践的な研修が蓄積されつつある。

〇地域センターにおける研修

各地域センターにおける研修実施の実績は以下の通りである。

回  線 事例検討 分野別 実務 連携 基礎 合計

国 回数人数 52870 28738 58690 24525 828126 2,474 人349 回

災 回数人数 10719 9118 435 11619 928 449 人69 回

事例検討:事例に基づいて見立てや支援について検討する研修 分野別:障がいや DV、依存症などの専門分野に関する研修

実務:ライブスーパービジョンなど実際の支援の現場に即して実施する研修

連携:専門ライン、生活困窮者自立支援窓口ほか、地域の関係者と連携や協働で行う研修 基礎:相談員更新研修や新規相談員基礎研修など、相談員に義務付けられている研修

なかでも、連携研修については今後の地域ネットワークづくりや困窮者支援窓口との有機的な連携に効 果的であることから、全国の実践について情報交換し、企画や進め方などのノウハウの共有を図り、実施の 拡大を促進している。

■ 効果測定第三者委員会(被災事業も兼任)

事業実施要綱に基づいて、よりそいホットライン効果測定委員会を設置した。委員は以下の通り。   阿部 一彦 (東北福祉大学教授)

(25)

  瀬戸 孝則 (前福島市長) ◎ 本間 博彰 (児童精神科医)

  山崎 美貴子 (東京ボランティア・市民活動センター所長、神奈川県立保健福祉大学顧問)  ※◎が委員長

■ 平成 27 年度相談内容分析検討委員会(被災事業も兼任)

平成 27 年度よりそいホットライン相談内容分析・検討委員は以下の通り。  阿部 彩 (首都大学東京教授)

  磯村 大 (精神科医 金杉クリニック)

  市川 宏伸(一般社団法人日本発達障害ネットワーク理事長)  岩田 正美(日本女子大学教授)

 大沢 真理(東京大学教授)

  大塚 敏夫(労働者福祉中央協議会 事務局長)  大槻 奈巳(聖心女子大学教授)

◎ 戒能 民江(お茶の水女子大学名誉教授)

  反町 吉秀(自殺総合対策推進センター 地域連携推進室長)   宮本 太郎(中央大学教授)

(26)

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