第二次
長 野 市
概要版
第1編 序論・策定にあたって 第1編 序論
策定にあたって
第1 第 1編 編 序論 序 論 策定 策 定に にあ あた た って っ て
1 計画策定の趣旨
本市は、だれもが生涯にわたり自発的に学習することができ、その成果が適切に評価される生涯学 習社会の実現を目指し、平成 13 年度に「長野市生涯学習基本構想・基本計画」を策定しました。その 後、少子・高齢化や高度情報化、国際化などの進展、指定管理者制度の導入など、本市の生涯学習を 取り巻く環境が多様化し大きく変化してきたことから、「長野市生涯学習基本構想・基本計画」をあら ためて見直し、新たな時代における生涯学習振興施策を展開するため、平成 24 年度に「長野市生涯学 習推進計画」を策定しました。
長野市生涯学習推進計画は、長野市教育振興基本計画に基づく生涯学習分野の5ヵ年の 計画です。
この度、長野市生涯学習推進計画策定から計画年の5ヵ年が経過したことから、これまでの計画の 実績、評価に基づき、更なる市民の生涯学習の推進と振興を目指し、次の5ヵ年に向けた「第二次長 野市生涯学習推進計画」を策定したものです。
2 計画の目標年次
本計画は、平成29 年度(西暦2017年)を始期とし、第五次長野市総合計画の目標年次である平成 33 年度(西暦 2021 年)を目標とするものです。
3 計画の位置づけ
「長野市生涯学習推進計画」は、「長野市教育振興基本計画」に基づく生涯学習分野の計画とし、本 市の最上位計画である「第五次長野市総合計画」との整合性を図りました。
4 計画の推進と評価
本計画の推進に当たっては、多様化する市民ニーズや社会・経済環境の変化に対応し、実効性のあ るものとするため、目標となる指標の達成状況について、庁内調査を実施し進捗状況の点検・評価を 行います。
この評価をもとに、必要に応じ事業内容及び手法などの改善を図り、計画的・効果的に施策や事業 の推進をします。
長野市生涯学習推進計画
長野市生涯学習推進計画
長野市生涯学習
基本構想 基本計画
(施策の基本方針) (施策の具体的方針)
平成 13 年度
策定
長野市教育振興基本計画
基 本 方 針 は 、 教 育
振 興 基 本 計 画 の 中
で定めることに
【第一次】
平成 24 年度∼
平成 28 年度
長野市教育振興基本計画
【第二次】
平成 29 年度∼
平成 33 年度
基本計画は、 生涯
学 習 推 進 計 画 で
定めることに
第2編 計画の推進
第2編 計画の推進
1 乳幼児期の学び 2 青少年期の学び 3 成人期の学び 4 高齢期の学び
1 高度情報化に対応する学習機会の充実 2 キャリア・アップ、リカレント教育等の推進 3 産業振興のための学習機会の充実
《体系1》 文化芸術の振興、文化財・伝統行事の保護と伝承 1 文化芸術の振興、文化財・伝統行事の保護と伝承
1 生涯スポーツの振興 2 健康づくり講座の充実
《体系3》 地域の魅力と住み良いまちづくりの推進 1 地域の魅力と住み良いまちづくりの推進 1 男女共同参画の推進
2 人権教育の推進 1 国際交流活動の推進 2 多文化共生の推進 1 環境学習の推進
2 防災学習・交通安全学習の推進 3 消費者の安全確保の推進
1 ボランティアの育成
2 ボランティア情報の収集と提供 3 ボランティア活動の活性化
1 グループ・サークル、社会教育関係団体の育成 2 学習成果の発表の場の充実
3 学習指導者の養成
《体系1》 生涯学習推進体制の整備 1 生涯学習推進体制の整備
1 学習情報の収集と提供 2 学習機会の提供 1 生涯学習センターの充実 2 市立公民館の充実 3 図書館の充実
4 博物館その他生涯学習施設の充実
《体系4》 地域活動への支援 1 地域活動への支援
1 家庭の教育力の向上 2 地域の教育力の向上
3 家庭・地域・学校・事業所の連携・協働の充実
《体系6》 環境・防災意識の高揚、消費生活の安全確保
《体系7》
《体系1》 ライフステージに応じた学び
《体系2》 現代社会に対応した学び
ボランティア活動の推進
《体系8》 学習成果を生かした地域づくりへの参加促進
◇施策の目標
生涯学習施設をはじめ生涯学習を結ぶ 体制づくりや連携を進めながら市民が 学習しやすい仕組みを作ります。
《体系2》 生涯学習支援の充実
《体系3》 生涯学習施設の充実
《体系5》 家庭・地域・学校の連携・協働による教育力の向上
◇施策の目標
生涯学習を通じた人のつながりや学習 の成果を社会や地域の中に生かすこと により、市民と行政で協力しあう地域 づくりを進めます。
《体系2》 スポーツの振興と健康づくりの推進
《体系4》 男女共同参画の推進、人権意識の高揚
《体系5》 国際化・多文化共生の推進
第2 第 2編 編 計画 計 画の の推 推進 進
施策の体系
第二次長野市生涯学習推進計画
【施策1】 市 民 の ニ ー ズ に 応 え る学習環境づくり
∼今を充実させ、未来を ひらく∼
【施策2】 市民の学びを生かす 地域づくり
∼生涯学習の成果を 生かす∼
【施策3】 市民の学びを支える 体制づくり
∼ 学 習 し や す い 仕 組 み を つくる∼
◇施策の目標
多様なニ ーズ に応じ た学習 機会 や場を提 供し 、市民 の主体 的な 生涯学習活動を支援します。
第3編 第一次長野市生涯学習推進計画の点検・評価 第3編
第一次計画 評価
第 第 3 3 編 編 第一 第 一次 次長 長野 野市 市生 生涯 涯学 学習 習推 推進 進計 計画 画の の点 点 検 検 ・評 ・ 評価 価
生涯学習推進計画の推進にあたっては、多様化する市民ニーズや社会・経済環境の変化に対応し、 実効性のあるものにするため、進捗状況を把握する必要があります。
そこで、生涯学習推進計画には、主な項目に数値目標を掲げ、目標値に基づく点検・評価を実施す ることで、進捗状況を把握することとしました。
平成 26 年度に第一次長野市生涯学習推進計画の中間点検・評価を実施しましたが、その結果は次 のとおりです。
この点検・評価の結果を踏まえ、第二次長野市生涯学習推進計画を策定しました。
2 8 年度 目標値
2 6 年度 実績値
達成状況
1 市立公民館での子育て講座の開催回数 3 5 0 回 3 5 4 回
◎
2 地域子育て支援センター及び子ども広場の利用者数 1 5 0 ,0 0 0 人 1 3 3 ,8 8 6 人
△
3 「おひざで絵本」事業での絵本配布率 9 5 .0 % 8 8. 4 %
○
4 市立公民館での家庭教育講座の年間開催回数 3 7 0 回 4 4 6 回
◎
5 家庭教育支援事業への年間参加者数 20,000人 19,954人
○
6 少年科学センター年間入館者数 93,200人 1 0 6 ,9 7 3 人
◎
7 青少年錬成センター年間利用者数 15,300人 14,941人
○
施 策 指標項目
1
市民が自ら学 べる環境づく
り
2 8 年度 目標値
2 6 年度 実績値
達成状況
1 週1回以上スポーツ活動を行っている成人の割合 6 9 .6 % 5 6 .1 %
○
2 市民会館等市有の文化・芸術施設利用者数 5 2 0 ,0 0 0 人 2 4 8 ,2 6 9 人
△
3 環境学習会年間参加者巣 3,100人 4,839人
◎
4 国際交流コーナーの年間利用者数 14,200人 9,188人
△
5
人権同和教育に関する各地区住民自治協議会が実施 する研修会への年間参加者数
21,000人 14,681人
△
6
男性の家事(炊事・掃除・洗濯・買い物など)への 参画率
8 0 .0 % 67 . 1%
△
7
市立公民館における地域の魅力発見のための講座年 間開催回数
2 0 0回 24 4 回
◎
8
市立公民館におけるコミュニティ活動リーダー育成 のための講座年間開催回数
2 9 回 42 回
◎
2
市民と行政で 協力しあう地
域づくり
施 策 指標項目
【第一次長野市生涯学習推進計画 中間評価(平成 27 年度実施) 】
第3編 第一次長野市生涯学習推進計画の点検・評価
【指標の達成状況】
指標は、各施策ごとに7∼8 中間点検・評価の結果では、 時の目標値を下回っていますが
【考察及び課題】
施策1の達成状況は、7項目
順調に取組が進んでいると考えられます 一方、施策2、施策3については 推進に向けた取組の検討をする
生涯学習の拠点とも言える市立公民館 数がいずれも目標を達成していることから
しかし、市立公民館の年間利用者 の自発的な学びのきっかけとなるような 推進する必要があります。
1 生涯学習センターの
2 生涯学習センターの
3
放送大学長野 利用者数 4 市立公民館
5 市民一人当
6 インターネットによる
7 市立図書館点字
8 市立図書館 3
市民と行政で 支えあう生涯
学習 施 策
【指標達成状況】
第一次長野市生涯学習推進計画の点検・評価
8の指標項目を抽出し、目標値を設定しています 全 23 指標のうち、10 項目で目標を達成し、 っていますが、その内5項目は、目標に近付いています。
項目の内、6項目が「達成」「目標間近」であることから えられます。
については、「未達成(低下)」の割合が高いため、 をする必要があります。
市立公民館については、子育て講座をはじめとする していることから、講座の充実が図られていると考 年間利用者の数は、減少傾向にあるため、人口減少 びのきっかけとなるような講座・研修会の企画や周知をさらに
2 8 年度 目標値 センターの年間利用者数 1 8 0 ,0 0 0 人
センターの平均稼働率 7 0 .0 % 放送大学長野ブランチ(センター外視聴施設)年間
1 ,5 0 0人
市立公民館の年間利用者数 1,086,000人
市民一人当たりの市立図書館貸出冊数 4 .7 冊
インターネットによる図書館資料予約件数 5 2 ,0 0 0 件
市立図書館点字・録音図書貸出数 2 ,5 0 0 点
市立図書館おはなし会参加物数 2 ,7 0 0 人 指標項目
第3編 第一次計画
評価
しています。
、13 項目は計画策定
であることから、目標に向け
第二次計画の中で、
をはじめとする各種講座の開催回 考えられます。 人口減少が進む中、一人一人 をさらに進め、施策を着実に
2 6年度 実績値
達成状況
1 8 8, 06 1 人 ◎
6 8 .1 % ○
1, 0 5 1人 △
1,027,790人 △
4 . 0 冊 △
5 4, 5 9 5 件 ◎
3, 3 9 5点 ◎
2, 9 9 0人 ◎
【施策1 市民のニーズに応える学習環境づくり】
第4編 第二次計画
第4 第 4編 編 第二 第 二次 次長 長野 野市 市生 生涯 涯学 学習 習推 推進 進計 計画 画
解説文
◇ 施策の目標:多様なニーズに応じた学習機会や場を提供し、市民の主体的な生涯学習活動を 支援します。
体系1 ライフステージに応じた学び
体系2 現代社会に対応した学び
項目 現況と課題 具体的な取組
1 乳幼児期の学び
核家族化・少子化、保護者の意識の変化などによって、しつけや基本的な生 活 習 慣 な ど に 関 す る 家 庭 の 教 育 力 の 低下が指摘されています。
・おひざで絵本事業の一層の推進
・子育てに関する学習機会の提供
・子育て中の保護者の生涯学習への参加 支援
・地域子育て支援センターの増設
2 青少年期の学び
特 別 な 教 育 的 支 援 を 必 要 と す る 児 童・生徒の増加に伴い、一人一人の教 育 的 ニ ー ズ に 応 じ た 支 援 が 求 め ら れ ています。・「しなのきプラン29」に基づく、自発 的な学習意欲の習得の推進
・幼・保・小・中の連携強化による支援 体制の充実
・子ども会活動の奨励及び子ども会リー ダーの養成
3 成人期の学び
幅 広 い 年 齢 層 の 成 人 が 参 加 で き る よ うに講座内容の充実や時間、曜日の設 定など、工夫を重ねていく必要があり ます。・一人一人の課題や学習要求に応じた学 習機会の充実
・学習ニーズに対応した多様な学びの場 の提供
・働いている人、子どもを持つ人も参加 しやすい環境の整備
4 高齢期の学び
高 齢 者 の 多 様 な 学 習 要 求 に 応 え る た め の 各 種 講 座 の 充 実 を 図 る 必 要 が あ ります。・高齢者の学習要求に応えるための学習 機会の充実
・高齢者の教養や趣味の活動の場の充実
・高齢者が長年培ってきた経験や知識を 活用する場の提供
項目 現況と課題 具体的な取組
1 高 度 情 報 化 に 対 応 す る学習機会の充実
情報モラルの欠如、著作権や知的財産 権の侵害の問題が、特に子どもや高齢 者 の 利 用 に 当 た っ て 指 摘 さ れ て い ま す。
・第四次長野市高度情報化基本計画に基づ く各事業の支援
・情報モラルについての学びの場の提供
2 キャリア・アップ、リ カレント教育等の推進
多くの人がキャリア・アップや現代に 必 要 な 技 能 の 向 上 を 図 る た め 生 涯 を 通 じ て 学 び 続 け る こ と が 必 要 だ と 考 えるようになっています。
・個人がキャリア・アップするための学習 機会の充実
・リカレント教育の機会の充実
3 産 業 振 興 の た め の 学 習機会の充実
農商工業等産業分野において、人材の 育 成 や 企 業 な ど と の 連 携 に よ る 更 な る活性化が求められています。
・農業研修センターにおける農業の担い手 の育成
・地産池消、食品衛生などに関する学びの 場の提供
施策1 市民のニーズに応える学習環境づくり
∼今を充実させ、未来をひらく∼
【施策2 市民の学びを生かす地域づくり】
第4編 第二次計画
◇ 施策の目標:生涯学習を通じた人のつながりや学習の成果を社会や地域の中に生かすこと により、市民と行政で協力しあう地域づくりを進めます。
体系1 文化芸術の振興、文化財・伝統行事の保護と伝承
体系2 スポーツの振興と健康づくりの推進
体系3 地域の魅力と住み良いまちづくりの推進
体系4 男女共同参画の推進、人権意識の高揚
項目 現況と課題 具体的な取組
1 文化芸術の振興、文化 財・伝統行事の保護と伝 承
多 く の 市 民 が 気 軽 に 発 表 し 鑑 賞 で き る場の提供が求められており、更なる 文 化 芸 術 事 業 の 進 展 が 期 待 さ れ て い ます。
第二次長野市文化芸術振興計画による
項目 現況と課題 具体的な取組
1 生涯スポーツの振興 高齢者の健康の維持はもとより、勤労 世 代 か ら の 生 活 習 慣 病 予 防 や 年 少 時 か ら の 健 康 な 心 身 の 育 成 が 求 め ら れ ています。
第二次長野市スポーツ推進計画による
2 健 康 づ く り 講 座 の 充 実
あ ら ゆ る 世 代 の 市 民 が 生 涯 学 習 や 社 会参加を通じて、健康でいきいきとし た生活を送ることができるよう、身近 な 場 所 で 気 軽 に 参 加 で き る 機 会 の 充 実を図る必要があります。
・第三次長野市健康増進計画・食育推進 計画 「なが の健や かプラン 21」に 基 づく健康教育の推進
・市立公民館における年齢段階に応じた 健康教育、予防教育の推進
項目 現況と課題 具体的な取組
1 地 域 の 魅 力 と 住 み 良 いまちづくりの推進
市民が「我がまち」に誇りと愛着を持 った地域づくりを行うためには、一人 一人が誇りと自信を持って、その良さ を再認識することが大切です。
・市民の自発的なまちづくり活動の支援
・地域の産業、歴史、文化などを学 ぶ取組の推進
項目 現況と課題 具体的な取組
1 男女共同参画の推進 男女がお互いの人権を尊重し、女性も 男 性 も 対 等 な 社 会 の 構 成 員 と し て 社 会 の 各 分 野 に お け る 活 動 の 機 会 が 確 保 さ れ る 男 女 共 同 参 画 社 会 の 実 現 が 求められています。
・男女共同参画の啓発を行うための学習 機会を提供します
・子育て中の保護者に学習機会を提供す るための託児サービスの充実
2 人権教育の推進 差別のない社会、誰もが安心して生活 す る こ と が で き る 社 会 の 構 築 が 求 め られています。
・生涯学習のあらゆる機会を通じた人権 教育・人権学習の拡充
・障害者への正しい理解を深めるための 学習機会の提供
施策2 市民の学びを生かす地域づくり
∼生涯学習の成果を生かす∼
【施策2 市民の学びを生かす地域づくり】
第4編 第二次計画
体系5 国際化・多文化共生の推進
体系6 環境・防災意識の高揚、消費生活の安全確保
項目 現況と課題 具体的な取組
1 国際交流活動の推進 冬季オリンピック・パラリンピックの 開催以来、本市の国際化は大きく進展 し、一校一国運動など大きな成果をあ げました。これらの成果を更に発展さ せるためには、国際的視野を深める学 習機会の充実が必要です。
・姉妹都市・友好都市との交流促進
・国際交流実践のための国際交流事業の 展開
・国際交流コーナーの周知
・異文化理解講座の充実
2 多文化共生の推進 多 文 化 共 生 へ の 理 解 を 深 め る た め に は、市民自ら日本の文化や歴史、自分 の 住 む ま ち の 文 化 に つ い て 理 解 を 深 めるとともに、異なる文化を尊重する 姿勢を育てることが必要です。
・日本の文化、歴史について学ぶ機会の 拡充
・生涯学習施設を利用した外国人のため の講座の充実
・国際的視野を身に付けた児童・生徒の 育成
項目 現況と課題 具体的な取組
1 環境学習の推進 市民一人一人が環境美化意識を高め、 自ら問題に取り組む必要があります。
・環境の保全に関する学習機会の充実
・市民の環境学習活動の支援
・リサイクル推進に向けた学習機会の充 実
2 防災学習・交通安全学 習の推進
防 災 に 関 す る 知 識 の 普 及 と 意 識 の 高 揚を図り、市民と行政が一体となった 災 害 予 防 体 制 と 減 災 対 策 を 確 立 し て いく必要があります。
・防災に関する学習や啓発活動の推進
・応急手当普及員の推進
・交通安全教育の開催
3 消 費 者 の 安 全 確 保 の 推進
消 費 生 活 に お け る 商 品 や サ ー ビ ス の 販売形態が複雑化、多様化する中で、 若 年 層 か ら 高 齢 者 ま で 幅 広 い 年 代 で 消費者トラブルが発生しています。
・生活知識講座の充実
・野菜づくり講習会などの充実
【施策2 市民の学びを生かす地域づくり】
第4編 第二次計画
体系7 ボランティア活動の推進
体系8 学習成果を生かした地域づくりへの参加促進
項目 現況と課題 具体的な取組
1 ボランティアの育成 多 く の 方 が ボ ラ ン テ ィ ア 或 い は ボ ラ ン テ ィ ア リ ー ダ ー と し て 活 躍 で き る よ う な 人 材 を 養 成 し て い く こ と が 必 要です。
・ボランティアとして活躍する人材やボ ラ ン テ ィ ア リ ー ダ ー を 育 て る た め の 講座・教室の開催
2 ボ ラ ン テ ィ ア 情 報 の 収集と提供
ボ ラ ン テ ィ ア 活 動 を し た い と 思 っ た ときに、どこで、どのような活動がで きるのか、活動拠点はどこか、といっ た 情 報 が 迅 速 に 入 手 で き る よ う な 仕 組みづくりが必要です。
・ボランティア情報を収集する仕組みづ くりの促進
・ホームページ等の活用によるボランテ ィア情報の提供の充実
3 ボ ラ ン テ ィ ア 活 動 の 活性化
ボ ラ ン テ ィ ア の 役 割 は 年 々 重 要 に な っていることから、今後もボランティ ア活動に対して、様々な面から支援を していく必要があります。
・ボランティアコーディネーターの育成
・ボランティア活動への参加の推進
項目 現況と課題 具体的な取組
1 グループ・サークル、 社 会 教 育 関 係 団 体 の 育 成
自主的なグループ・サークルが育ちや すい環境を整備し、活発な活動が展開 さ れ る よ う 支 援 し て い く こ と が 大 切 です。
・グループ・サークル、社会教育関係団 体の活性化を図る
・団体の運営方法等への相談、助言
2 学 習 成 果 の 発 表 の 場 の充実
市立公民館のホールや長野市芸術館、 松 代 文 化 ホ ー ル 、 若 里 市 民 文 化 ホ ー ル、東部文化ホールなどの施設の有効 活用を図り、発表の場を充実させる必 要があります。
・児童・生徒や成人学校等における発表 の機会の充実
・グループ・サークルと生涯学習施設の 連携による発表の場の充実
3 学習指導者の養成 生涯学習の推進には、様々な学習活動 を指導し、助言する人の役割が重要で あり、各分野の指導者の発掘や養成の 機会を拡充していく必要があります。
・長野市生涯学習リーダーバンクの充実
・学習の成果を地域に還元できる機会の 提供
【施策3 市民の学びを支える体制づくり】
第4編
第二次計画
◇ 施策の目標:生涯学習施設をはじめ生涯学習を結ぶ体制作りや連携を進めながら市民が 学習しやすい仕組みを作ります。
体系1 生涯学習推進体制の整備
体系2 生涯学習支援の充実
体系3 生涯学習施設の充実
項目 現況と課題 具体的な取組
1 生 涯 学 習 推 進 体 制 の 整備
学習活動は、乳幼児期から高齢期まで 及 び 、 様 々 な 分 野 に わ た っ て い る た め 、 施 策 の 推 進 に 当 た っ て は 、 総 合 的 ・ 体 系 的 に 取 り 組 む 必 要 が あ り ま す。
・生涯学習施設、活動団体、民間事業者 等との連携
・生涯学習センターにおける全市的な講 座の提供
項目 現況と課題 具体的な取組
1 学 習 情 報 の 収 集 と 提 供
長野市全体の学習情報を一元化し、定 期 的 に 総 合 的 な 学 習 情 報 と し て 提 供 していく必要があります。
・「生涯 学習だより」 の発行 による 情報 の提供
・ホームページ、SNSの活用による市 立公民館の情報発信
2 学習機会の提供 気 軽 に 参 加 で き る 学 習 や 学 び の き っ か け づ く り は 身 近 に あ る 市 立 公 民 館 で実施し、学習が深まるにつれて、大 学、高校等の教育機関や他関係機関等 と 十 分 な 連 携 を と っ て 行 う 必 要 が あ ります。
・学習者の要望に対応した学習機会の提 供
・市政出前講座の充実
・講座・講師などの紹介や図書館のレフ ァレンス・サービスによる情報の提供
項目 現況と課題 具体的な取組
1 生 涯 学 習 セ ン タ ー の 充実
利用者のニーズを把握しながら、生涯 学習を推進するとともに、中心市街地 活性化を担う施設として、利用者の増 加 に 向 け た 施 策 を 展 開 す る 必 要 が あ ります。
・自主企画講座の充実
・学習情報紙の発行による情報提供
・充実した施設や立地を生かした学びの 場の提供
2 市立公民館の充実 住 民 の 生 涯 学 習 や 地 域 活 動 の 拠 点 施 設として、より柔軟で魅力的な運営方 法 に つ い て 検 討 し て い く 必 要 が あ り ます。
・誰にとっても使いやすい市立公民館の 整備
・公共施設マネジメント指針に基づいた 施設の整備
・指定管理者制度の導入促進
・より柔軟で魅力的な運営方法の検討 3 図書館の充実 長野市立図書館基本計画に基づき、利
用者の利便性の向上、図書館利用の促 進を図っていくことが必要です。
長野市立図書館基本計画による
4 博 物 館 そ の 他 生 涯 学 習施設の充実
引き続き、博物館やその他生涯学習施 設の整備充実を図る必要があります。
・博物館再編基本計画の策定
・松代藩文化施設の適切な保存整備
・少年科学センターなどの利用促進
施策3 市民の学びを支える体制づくり
∼学習しやすい仕組みをつくる∼
【施策3 市民の学びを支える体制づくり】
第4編
第二次計画
体系4 地域活動への支援
体系5 家庭・地域・学校の連携・協働による教育力の向上
項目 現況と課題 具体的な取組
1 地域活動への支援 地 域 公 民 館 の 地 域 活 動 を 活 性 化 す る た め 、 行 政 が 支 援 し て い く 必 要 が あ り ま す。
・ 地 域 公 民 館 の 施 設 整 備 及 び 活 動 支 援
項目 現況と課題 具体的な取組
1 家庭の教育力の向上 家族形態の多様化や家庭と地域社会との つながりの希薄化など家庭を取り巻く環 境の変化に伴い、家庭の子育て環境も変 化し、家庭の教育力の低下が指摘されて います。
・保 護 者 が学 ぶ家庭 教 育 講座 など の 学習機会の充実
・親子で学べる場の充実
・地 域 主 催に よる家 庭 教 育力 向上 に 向けた取組の支援
・子 ど も が読 書に親 し む 機会 の充 実 及び環境の整備
2 地域の教育力の向上 少子化や核家族、都市化、情報化等の社 会の変化や、人間関係や地域における地 縁的なつながりの希薄化等により、地域 社会における教育力の低下が指摘されて います。
・地 域 の 子ど もと大 人 が 一緒 にな っ て活動する体験事業の支援
・地域で学べる場の充実
・子 育 て 経験 者が子 育 て 中の 保護 者 に 対して ア ド バイ ス を 行うな どの 地域ぐるみの取組の支援
3 家庭・地域・学校・事 業所の連携・協働の充実
家庭の教育力の低下、地域の教育力の低 下が指摘される中、家庭と地域、地域と 学校とが互いにつながりを深め、支え合 うことが求められています。
また、保護者が地域や学校の活動に参加 するには、保護者の勤務先である事業所 の理解も必要です。
・コミュニティスクールの支援
・情 報 モ ラル 教育推 進 の ため の体 制 整備
・長 野 市 生涯 学習リ ー ダ ーバ ンク の 活用促進
・指 導 主 事の 派遣な ど 、 地区 の課 題 についての相談体制の整備
・事 業 所 が取 り組む 家 庭 の学 びの 支 援
主な取組の目標値 主な取組 の目標値
主な取組の目標値
指標項目
現状値
( H 2 7 )
目標値 ( H 3 3 )
保健センターでの「家庭の学び講座」受講割合 ー 88.0%
「おひざで絵本」事業での絵本配布率 90.0% 95.0 %
子どもわくわく体験事業補助金の交付件数 10 7件 120件
勤労青少年ホーム利用者数 75,28 5人 90,0 00 人
高齢者団体の公民館利用回数 3,7 50回 3,80 0回
市立公民館における、ICT 利活用講座、犯罪・セキュリ ティ対策、SNS利用啓発等講座の開催数
92 95
指標項目
現状値
( H 2 7 )
目標値 ( H 3 3 )
市有ホール施設の利用者数 277,37 2人 535,000人
成人が週1回以上スポーツや運動を実施した割合 59.1% 65.0 %
住んでいる地域の行事に参加している児童・生徒の割 合について、全国を1 0 0 とした指数
小学生 129 .4 中学生 118 .8
小学生 131 .7 中学生 120 .6
人権教育・啓発研修会参加者の満足度
(「とてもよかった」及び「よかった」の割合)
88.8% 92.0 %
国際交流コーナーの利用者数 8,9 09人 9,20 0人
環境学習会参加者数 5,1 04人 5,20 0人
自主防災組織が実施する防災訓練の実施率 87.1% 1 00%
読みがたり・朗読ボランティア養成講座参加者数 32人 50人
市立公民館の講座における地域住民が講師を務めた講 座の割合
37.2% 38.5 %
指標項目
現状値
( H 2 7 )
目標値 ( H 3 3 ) 若い世代を中心に構成される団体が市立公民館を利用
した割合
9.9 % 1 1.0%
公民館活動に関するSN S(ツイッター)による年間情 報発信数
- 180
生涯学習センターの利用者数 207,51 3人 210,000人
1日当たりの入館者数(長野図書館) 1,1 64人 1,25 0人
少年科学センター入館者数 107,31 8人 110,000人
「親子学級」を実施する公民館数 ー
29館
(全館)
「地域の学び講座」を実施する公民館数 ー
29館
(全館)
施策1 市民のニーズに応える学習環境づくり
施策2 市民の学びを生かす地域づくり
施策3 市民の学びを支える体制づくり