目
次
1
次
第
………
1
2
開 催 要 領
………
2
3
発 表 課 題
( 1 ) ホ ヤ の 種 苗 生 産 ・ 中 間 育 成 試 験 に 取 り 組 ん で
後 潟 漁 業 協 同 組 合
後 潟 漁 業 研 究 会
神 山
か み や ま義
よ し行
ゆ き…………
5
( 2 ) 俺 た ち の フ ァ ー ス ト ス テ ッ プ
十 三 湖 シ ジ ミ 合 同 調 査 活 動
十 三 漁 業 協 同 組 合
十 三 漁 業 研 究 会
加 納
かのう隆
たかし………
1 0
( 3 ) わ い ど の 村 の キ ア ン コ ウ を ト ッ プ ブ ラ ン ド へ ! ! !
風 間 浦 村 キ ア ン コ ウ 単 価 倍 増 へ の 取 り 組 み
風 間 浦 村 き あ ん こ う 資 源 管 理 協 議 会
( 易 国 間 漁 業 研 究 会 )
金 田 一
きんだいち善
よ し唯
た だ………
1 8
( 4 ) サ ケ 資 源 の 有 効 活 用
イ ベ ン ト に よ る 地 域 振 興 を め ざ し て
奥 入 瀬 川 鮭 鱒 増 殖 漁 業 協 同 組 合
苫 米 地
とまべち繁
し げ雄
お………
2 5
( 5 ) 小 川 原 湖 の 素 晴 ら し さ を 次 世 代 へ
宝
ほ う湖
こ小 川 原 湖 漁 業 協 同 組 合
女 性 部
と と も に 暮 ら す た め に
蛯 名
えびな郁 子
いくこ第51回青森県漁村青壮年女性団体活動実績発表大会
次
第
日
時:平成
22
年
1
月
13
日(水)
13
時~
16
時
30
分
場
所:県民福祉プラザ
4階
県民ホール
1
開
会
13
時
00
分
2
知
事
挨
拶
3
来
賓
祝
辞
4
漁業士認定式
13
時
15
分
5
青森県水産賞授与式
13
時
30
分
社団法人
青森県水産振興会
6
活動実績発表
13
時
45
分
7
審
査
15
時
00
分
8
講
評
16
時
00
分
9
表
彰
式
2
第51回青森県漁村青壮年女性団体活動実績発表大会開催要領
(目
的)
第1
県内漁村青壮年女性団体の代表者が一堂に会し、活動実績の発表を通して知識の
交換と活動意欲の向上を図り、沿岸漁業の振興及び漁村生活改善等に寄与すること
を目的とする。
(主
催)
第2
大会の主催は青森県とする。
(参集範囲)
第3
参集範囲は県内の漁村青壮年女性団体員、漁業協同組合員、市町村水産担当者等
の水産関係者とする。
(会
場)
第4
活動実績発表大会は県民福祉プラザ
(
青森市中央3丁目
)
とし、漁業技術検討会は
青森県庁西棟8階大会議室とする。
(開催時期)
第5
開催時期は平成22年1月13日
(
水
)
~14日
(
木
)
とする。
(行
事)
第6
行事及び時間等は次のとおりとする。
月
日
時
間
行
事
場
所
備
考
1月13日
(
水
) 13:00
13:15
~
13:30
13:30
~
13:45
13:45
~
15:00
15:00
~
16:00
16:00
~
16:30
16:30
開
会
漁業士認定式
水産賞授与式
(水産振興会)
活動実績発表
審査等
講評、表彰式
閉
会
県民福祉プラザ
(県民ホール)
発表時間
15
分/
1
人
5
課題
1月14日
(
木
) 9:30
~
12:00
漁業技術検討会
青森県庁西棟8階
大会議室
(審査及び表彰)
第7
審査及び表彰は次のとおりとする。
(1)活動実績発表については審査を行い、優秀者及び優良者を決定し表彰状を授与
する。
(審査委員の構成)
第8
審査委員の構成は次のとおりとする。
審 査 委 員
長
青森県農林水産部水産局長
坪
田
哲
審査副委員長
青森県農林水産部次長
安
部
伸
治
審
査
委
員
青森県漁業協同組合連合会代表理事会長
植
村
正
治
青森県信用漁業協同組合連合会代表理事会長
西
﨑
義
三
青森県水産業改良普及会長
澤
田
繁
悦
青森県漁業士会長
山
下
幸
彦
青森県漁協女性組織協議会長
熊
谷
ヒサ子
青森県水産振興課長
宝
多
森
夫
青森県漁港漁場整備課長
新
山
英
邦
青森県総合販売戦略課長
平
舘
稔
彦
(地独)青森県産業技術センター水産総合研究所長
柞木田
善
治
(地独)青森県産業技術センター内水面研究所長
尾
坂
康
(地独)青森県産業技術センター食品総合研究所長
長
津
秀
二
(地独)青森県産業技術センター下北ブランド研究所長
永
峰
文
洋
(司会及び助言者)
第9
司会及び助言者は次のとおりとする。
活動実績発表大会司会
西北地域県民局地域農林水産部
鰺ヶ沢水産事務所普及課長
鈴
木
史
紀
漁業技術検討会司会
下北地域県民局地域農林水産部
むつ水産事務所普及課主査
田
村
直
明
漁業技術検討会助言者
青森県農林水産部水産局長
坪
田
哲
青森県水産業改良普及会長
澤
田
繁
悦
青森県漁業士会長
山
下
幸
彦
青森県水産振興課長
宝
多
森
夫
(地独)青森県産業技術センター水産総合研究所長
柞木田
善
治
(地独)青森県産業技術センター内水面研究所長
尾
坂
康
(地独)青森県産業技術センター食品総合研究所長
長
津
秀
二
4
(発表課題、団体名及び発表者)
第
10
発表課題、団体名及び発表者は次のとおりとする。
課題名 発表者
1 ホヤの種苗生産・中間育成試験に取り組んで
後潟漁業協同組合 後潟漁業研究会
神 山 義 行
2
俺たちのファーストステップ
十三湖シジミ合同調査活動
十三漁業協同組合
十三漁業研究会
加 納 隆
3
わいどの村のキアンコウをトップブランドへ!!! 風間浦村キアンコウ単価倍増への取り組み
風間浦村
きあんこう資源管理協議会 (易国間漁業研究会)
金田一 善 唯
4
サケ資源の有効活用
イベントによる地域振興をめざして
奥入瀬川鮭鱒増殖漁業協同組合
苫米地 繁 雄
5
小川原湖の素晴らしさを次世代へ
宝湖とともに暮らすために
小川原湖漁業協同組合
女 性 部
ホヤの種苗生産・中間育成試験に取り組んで
後潟漁業協同組合
後潟漁業研究会 神山義行
1.地域の概要
後潟地区は陸奥湾の西側、津軽半島の付け根付
近で、青森市の北端に位置し、世帯数約1,000戸、
人口約3,000人の農業と漁業が中心の地域である。
当地区の後潟川と六枚橋川に挟まれた丘陵には、
安藤氏が造ったとされる尻八館があり、発掘調査 では中国産や国産の磁器、鉄製品、古銭などが出 土している。
2.漁業の概要 当 漁 業 研 究 会 が
所 属 す る 後 潟 漁 業 協同組合は、平成20 年 度 の 組 合 員 数 が
正組合員 40 名、準
組合員16 名、合計
56名で、県内沿岸漁
協 の 中 で は 3 番 目 に 組 合 員 数 が 少 な い漁協である。
平成20年の水揚実績は数量で2,690トン、金額で3億7,300万円となっており、特に、
ホタテガイの水揚は数量で2,554トン、金額で2億9,400万円と、それぞれ水揚全体の95% と79%を占めている。
海岸線は約4km でホタテガイ養殖を主体に小型定置網、刺網、ワカメ・ホヤ養殖等を行
っている。
3.研究グループ組織と運営
後潟漁業研究会は、昭和48年に設立しており、現在、研究会員16名で構成している。
当漁業研究会の活動としては、ホタテガイラーバ調査時の採水作業や付着稚貝調査用のサ
ンプル提供などホタテガイ養殖に関する調査・研究や、地元小学校での地引網体験などを実
施している。
図1 漁協位置図
平成2 0 年水揚数量 ( 2 ,6 9 0 トン)
ほたて 9 5 % な まこ
1 %
その他 4 %
平成2 0 年水揚金額 ( 3 7 ,3 0 0 万 円 ) なま こ
11% その他
10%
ほたて 79%
6
4.研究・実践活動取組課題選定の動機当漁業研究会では、平成21年度からホタテガイ養殖の安定生産を目的とした養殖生産数
量の上限を決める TASC(タスク)制度が始まることを知り、今後、ホタテガイ養殖だけで
これまで以上の収入増を見込むのは難しいと考えた。そこで、漁家の所得を増やすためにホ
タテガイ以外の養殖を検討した結果、生産実績は少ないものの経験があるホヤ養殖に取り組
むことにした。
しかし、平成19年に養殖用種苗を供給していた宮城県でホヤの新しい病気が発生したこ
とから、地元陸奥湾産種苗で安定的に養殖するために、種苗生産から取組むことにした。
5.研究・実践活動状況及び成果
種苗生産については、漁業者が簡単にできるものではないことから、日頃ワカメやナマコ
の人工採苗などを手掛けている青森市水産指導センターと相談し、共同で試験を実施するこ
とにした。
(1)平成19年度(採苗から沖だしまで)
①親ボヤの確保
平成19年9月11日、当研究会員が自分たちのホタテガイ養殖施設のアンカー付近から
人工採苗用に、できるだけ大きい天然の親ボヤ60個を採捕した。採捕後親ボヤは市水産
指導センターの水槽に収容した。親ボヤの平均重量は310gあり、4年ものと推察された。
②採苗器作成
採苗器は8mmのパームロープ(3.4m、3
本)を二つに折った後、三編みにし、上下 には錘石の取り付けと施設への垂下ができ
るように径3mm のハイクレトワインを取
り付けた。製作は市水産指導センターにお いて行い、平成19年11月22日に20本、
平成19年12月5日には100本を製作した。
なお、パームロープはあく抜き加工され
ていたものを使用したことから、製作後に
採苗器自体のアク抜きは行わなかった。
③産卵と採苗
親ボヤの産卵を誘発する水槽にはFRP1.7トン水槽を使用した。
11月26日、1回目の自然産卵があり、その後は、特に温度刺激による産卵誘発を行わ
なくても、3週間程度は継続して産卵が繰り返された。産卵は水槽内が白濁することから
容易に確認でき、概ね午前10時頃に開始し昼頃には終了する傾向が見られた。
卵の回収は、オーバーフローした海水を糞や卵塊を除くためにまずタモ網で受けた後、40
μのネットで受けた。産卵終了後洗卵作業を行い、卵数を計測した後翌日まで静置した。
産卵翌日、予め採苗器を入れた水槽に卵を収容し、ふ化と付着を待った。2日後にはふ
化したオタマジャクシ型幼生が見られた。受精後3日目には0.5㎜に満たない稚ボヤの付
着を確認した。採苗器1㎝当りの付着数は2個程度を目標にしたが、付着までの受精卵の 生 残 率 等 が 不
明のため、採苗
器 1 本 当 り 1 万 個 の 割 合 で 採 苗 を 実 施 し た。
11月27日、12
月7日、11 日
の 3 日 間 で 採
苗器120本分を採苗したが、1週間後に目視観察したところ、付着数が少なく感じられた
ことから、12月6日、13日、14日の3日間で再度採苗作業を実施し、採苗器への固着を
待って沖だしした。 ④沖だし
平成19年12月22日、小橋沖32m地点に研究
会用の中間育成施設を設置した。
施設は22mmの幹綱及び115kgの片爪アンカー
を使用し、ムラサキイガイなどの付着物を避け
るために幹綱水深を25mにした。
採苗器の沖だしは12月25日に実施した。市
水産指導センターの水槽から採苗器をタライに 海水とともに入れ、車で後潟漁港まで輸送し、 その後、中間育成施設に垂下した。採苗器には
700gのコンクリート製錘を2個取り付けた。
写真2 産卵状況 写真3 採苗
写真4 沖だし
表1 採苗記録
No. 産卵月日 採苗月日 採苗器数 備 考
1 H19.11.26 H19.11.27 20本
2 H19.12. 5 H19.12. 6 20本 No.1に再採苗
3 H19.12. 6 H19.12. 7 50本
4 H19.12.10 H19.12.11 50本
5 H19.12.12 H19.12.13 50本 No.3に再採苗
8
(2)平成20年度(採苗から沖だしまで)
20年度は、基本的に19年度と同様の方法で行った。
①親ボヤの確保
研究会員が、後潟沖の4年もの天然ホヤ50個を入手し、市水産指導センターの水槽に
収容した。 ②採苗器作成
採苗器は、10月下旬からシケの日に漁協に集まり、昨年と同様に8mmのパームロープ
を三編みにした物を130本製作した。
③産卵と採苗
産卵は平成20年11月25日から27日までの3日間あり、それぞれ翌日から3日間で 130本分を採苗した。
④沖だし
平成20年12月17日、昨年小橋沖に設置した中間育成施設に垂下した。
(3)付着状況調査
①沖だし前の平成19年12月12日稚ボヤの付着状況を確認した。稚ボヤの付着は均一で
はなくムラがあったが、白い斑点状になんとか目視確認ができたものの大きさは0.5mm
程度であった。採苗時に一緒に入れたスライドグラスでは、容易に確認ができ無給餌状
態で採苗後二ヶ月経過しても、へい死個体はほとんど見られなかった。
②平成20年2月20日、船上で付着状況を目視観察するとともに、採苗器1本を引き上げ
市水産指導センターで付着状況を調査した。その結果、稚ボヤはまだ白色の状態であっ
たが採苗器1cmあたり平均2~3個の付着が確認できた。大きさは1mm以下で肉眼で
ようやく確認できる程度であった。また、ムラサキイガイの付着は見られなかったもの
の、ヒドロ虫類の付着が若干見られ、今後の成育に支障が出ないか懸念された。
③平成20年8月5日、船上で付着状況を観察したが、キヌマトイガイが多かった。
④平成20年10月7日、依然としてキヌマトイガイが多く脱落する前であったが、本養成
用の六枚橋沖施設へ移した。
⑤平成21年6月22日、本養成に移った平成19年産ホヤと平成20年産種苗の生育状況を
調査した。平成 19 年産ボヤは付着にバラ
ツキはあるが、全幅で38mmから59mmあり、 平均で47mmであった。平成20年産は均等
に付着し採苗器1cm 幅の付着数は上部 49
個、中部44個、下部39個で、大きさは全
幅で平均4.3mmあった。この時は、キヌマ
トイガイの付着は見られたもののそれほ ど大きな問題になるとは思われなかった。 ⑥平成21年9月2日、平成20年産稚ホヤを
調査したが、キヌマトイガイが多く、平均 全幅は4.2mmであった。
⑦平成21年9月25日、平成20年産稚ボヤを養殖施設で調査したところ、キヌマトイガ
イもホヤもほとんど付着していなかった。一部に残っていたホヤの周辺にはキヌマトイ
ガイが残っていることから、ホヤもキヌマトイガイと同時期に脱落したものと思われた。
平成20年産稚ボヤの中間育成の状況から、ムラサキイガイは陸側に設置した採苗器に
多く、キヌマトイガイは全海域で付着することが
分かった。これまでは、宮城県産種苗が8月から
10月に移入されていたことから、同じ時期に本養
成を開始したが、春の段階で種苗が充分大きいこ
ととホタテ養殖作業の経験から5月~6月に本養
成に移ることで、キヌマトイガイの影響を最小限 にできるものと思われた。
⑧平成21年11月2日、平成19年産ホヤの生育状況
を調査したが、付着にバラツキがあり、大きさは 全幅で24mmから55mm平均で42mmであった。6月 に測定した時から成長が見られず、また薄く付い
ている部分ほど大きさにバラツキがあり、密集している部分ほどサイズが揃って大きい
傾向にあった。
6.波及効果
陸奥湾の平成20年ホヤ養殖生産は、数量で約300トン、金額で4,400万円あり、今後他
県産種苗の移入が難しくなることを考えると、地元産種苗を使った養殖に取組む漁業者は増
えるものと思われる。
7.今後の課題や計画と問題点
平成19年採苗のホヤは、付着がまばらであったが中間育成も順調にでき、生産に結びつ
く手ごたえを感じたが、平成20年採苗は中間育成の段階でキヌマトイガイとともに脱落し
てしまった。
今後は、キヌマトイガイの影響を最小限にするために、5~6月頃から本養成に移行する
試験に取組む必要がある。採苗は確実にできることから、地元産種苗の安定的確保と安全な
ホヤ生産を目指していきたい。
10
0 500 1,000 1,500 2,000 2,500
H2 H4 H6 H8 H10 H12 H14 H16 H18 H20
図2 十三漁協シジミ漁獲量、漁獲金額の推移
漁獲数量(ト
ン
)
0 200 400 600 800 1,000 1,200
漁獲金額(百万円)
漁獲量 漁獲金額
俺 た ち の フ ァ ー ス ト ス テ ッ プ
十 三 湖 シ ジ ミ 合 同 調 査 活 動
十 三 漁 業 協 同 組 合
十 三 漁 業 研 究 会 加 納 隆
1 . 地 域 の 概 況
十 三 湖 は 津 軽 半 島 の 北 部 、 日 本 海 側 に
位 置 し 、 湖 岸 は 五 所 川 原 市 と つ が る 市 ・
中 泊 町 に 囲 ま れ 、 周 囲 25.9km 面 積 18k
㎡ 、最 大 水 深 3m の 汽 水 湖 で あ る 。( 図 1)
十 三 湖 へ は 津 軽 平 野 を 取 り 囲 む 山 々 か
ら の 養 分 豊 富 な 恵 み が 岩 木 川 や 山 田 川 な
ど 13 の 河 川 に よ り 流 入 し 、シ ジ ミ 生 息 に
良 好 な 環 境 と な っ て い る 。
私 達 の 十 三 漁 業 研 究 会 が 所 属 し て い る
十 三 漁 業 協 同 組 合 は 、 十 三 湖 西 部 の 十 三
地 区 に あ る 。
2 . 漁 業 の 概 要
十 三 漁 業 協 同 組 合 は 正 組 合 員 167 人 、
準 組 合 員 80 人 の 計 247 人 で 構 成 さ れ 、
シ ジ ミ 漁 を 中 心 と し た 内 水 面 漁 業 と 、 底
建 網 に よ る ヤ リ イ カ 、 ヒ ラ メ 、 カ レ イ 漁
を 中 心 と し た 海 面 漁 業 を 営 ん で い る 。
平 成 20 年 の シ ジ ミ 漁 獲 実 績 は 、数 量 で
856 ト ン 、 金 額 で 7 億 9,100 万 円 と 全 体
の 数 量 で 93% 、金 額 で は 97% と 非 常 に 高
い 割 合 を 占 め て い る 。( 図 2)
な お 、 十 三 湖 の シ ジ ミ 漁 業 は 、 十 三 漁 協 と 車 力 漁 協 の 共 有 で 、 十 三 漁 協 が 105 名 、
車 力 漁 協 が 61名 で 、 漁 獲 割 合 で は 十 三 漁 協 が 6 割 を 占 め る 。
3 . 研 究 グ ル ー プ の 組 織 と 運 営
私 達 の 研 究 会 は 昭 和 34年 の 発 足 後 、 昭 和 57年 に 再 組 織 し 、 現 在 18名 で 活 動 し て い
る 。 活 動 内 容 は 、 年 1 回 の 総 会 で 「 シ ジ ミ に 関 す る 調 査 研 究 」 を 主 な テ ー マ と し て 決
定 す る た め 十 三 湖 漁 場 環 境 調 査 が 主 で あ る が 、そ の 他 に ワ カ サ ギ の 増 殖 や 、漁 協 ・ 市 ・
県 な ど の 事 業 に 協 力 し た 活 動 も 行 っ て い る 。 会 の 運 営 は 会 員 か ら の 会 費 と 漁 協 の 助 成
図 1 位 置 図
五所川原市
つがる 市 中泊町 十
三
湖
五所川原市
つがる 市 中泊町
十
三
0 2 0 4 0 6 0 8 0 1 0 0 1 2 0 1 4 0 1 6 0 1 8 0
4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 1 0 1 1 1 2 1 月 2 月 3 月
図3 十三漁協のシジミ月別漁獲量の推移
シ
ジ
ミ
漁獲量(ト
ン
)
H15
H16
H17
H18
H19
H20
寒シジミ 金 に よ り 賄 わ れ て い る 。
4 . 研 究 ・ 実 践 活 動 課 題 選 定 の 動 機
十 三 漁 業 協 同 組 合 と 車 力 漁 業 協 同 組 合 で は 、 シ ジ ミ 資 源 を 守 る た め に 両 漁 協 で 組 織
す る十 三 湖 漁 場 管 理 委 員 会 で 以 前 か ら漁 獲 制 限 量 を 決 め 資 源 管 理 を 実 施 し て い る 。
加 え て 、 当 漁 協 で は 平 成 14年 か ら は 一 元 出 荷 体 制 を 確 立 し 、 さ ら に ト レ ー サ ビ リ テ
ィ 等 の ブ ラ ン ド 化 に 向 け た 取 り 組 み が 、 消 費 者 が 求 め る 食 の 「 安 全 ・ 安 心 」 や 健 康 志
向 に 合 致 し た こ と に よ り 、 単 価 が 急 激 に 上 昇 し 、 地 元 の 特 産 品 と し て 、 今 や 押 し も 押
さ れ も せ ぬ 存 在 と な っ て お り 、 資 源 管 理 の 重 要 性 が ま す ま す 高 ま っ て い る 。
ま た 、今 年 5月 に は こ れ ま で の 資 源 管 理 や 環 境 維 持 に つ な が る 取 り 組 み が 評 価 さ れ 、
全 国 で 3 件 の み の 「 マ リ ン ・ エ コ ラ ベ ル ジ ャ パ ン 」 の 認 証 を 受 け 、 更 な る 販 売 促 進
を 進 め て い る と こ ろ で あ る 。
十 三 湖 は 日 本 海 か ら の 海 水 が 流 入 す る 汽 水 湖 で あ り 、 流 入 す る 塩 分 に よ っ て シ ジ ミ
の 味 覚 が 向 上 す る 良 い 面 が あ る 一 方 で 、 夏 場 の 降 水 量 が 少 な い 年 に は 水 温 の 上 昇 に 加
え て 長 期 的 に 塩 分 濃 度 が 高 く な る こ と が 原 因 で シ ジ ミ が へ い 死 し や す く な る マ イ ナ ス
面 が あ る 。
こ の た め 、 私 達 十 三 漁 業 研 究 会 で は 十 三 湖 の 環 境 を 把 握 す る た め に 、 平 成 9 年 か ら
湖 内 の 水 温 と 塩 分 を 観 測 す る 十 三 湖 漁 場 環 境 調 査 を 行 っ て き た 。
一 方 、 車 力 し じ み 生 産 部 会 で は シ ジ ミ の 増 殖 を 目 的 と し て 、 人 工 種 苗 の 生 産 試 験 に
取 り 組 ん で き た 。
昨 年 の 十 三 湖 は 、 台 風 の 接 近 が 無 か っ た 秋 に か け て 穏 や か な 日 和 が 続 き 過 ぎ た こ と
か ら 、 降 水 量 が 例 年 よ り 大 幅 に 少 な く な り 、 湖 内 の 塩 分 濃 度 が 高 ま っ た こ と が 、 環 境
調 査 か ら も 確 認 さ れ た 。 そ の 結 果 、 例 年 を 大 き く 上 回 る シ ジ ミ の へ い 死 が 発 生 し 、 両
漁 協 共 に 漁 獲 量 が 大 き く 落 ち 込 ん だ 。 し か も 、 特 に 高 単 価 が 期 待 で き る 「 寒 シ ジ ミ 」 の 漁 獲 量 が と り わ け 大 き く 減 少 し 、 私 た ち の シ ョ ッ ク も よ り 大 き い も の と な っ た 。(図
3)
近 年 の 環 境 調 査 結 果
で は 水 温 、塩 分 の い ず れ
も へ い 死 に 繋 が る 高 い
値 が 続 き 、さ ら に 今 後 も
上 昇 す る 傾 向 を 示 し て
い た 。
以 上 の こ と か ら 、私 達 、
十 三 漁 業 研 究 会 と 車 力
蜆 生 産 部 会 の 会 員 は 、共
通 の 漁 場 で あ る 十 三 湖
の 環 境 が 変 化 し 、シ ジ ミ
が へ い 死 す る リ ス ク が
高 ま っ て い る こ と を 再 認 識 し た 。
12
. . . . S t . 1
.
.
. S t . 2
S t . 16
S t . 3
S t . 5 S t . 4
S t . 14
S t . 9
S t . 7 S t . 8 S t . 15
S t . 6
S t . 13
S t . 12
S t . 11 S t . 10
持 っ て シ ジ ミ の 生 態 や 漁 獲 量 の 基 礎 と な る 資 源 の 状 況 を 同 じ 視 点 で 理 解 す る こ と が 必
要 で あ る と の 認 識 か ら 、 合 同 で 調 査 を 始 め る こ と に し た 。
今 回 は 、 今 年 か ら 新 た に 始 ま っ た ラ ー バ 調 査 及 び 従 来 か ら 十 三 漁 業 研 究 会 が 単 独 で
行 っ て き た 資 源 量 調 査 に 両 会 が 協 力 し て 取 り 組 ん だ 合 同 調 査 の 内 容 を 報 告 す る 。
5 . 研 究 ・ 実 践 活 動 状 況 及 び 成 果 (1)十 三 湖 漁 場 環 境 調 査 結 果
1)調 査 期 間 と 方 法
平 成 9 年 か ら 毎 年 4~11 月 に 十 三 湖 内 16
地 点 で 、 旬 毎 に 表 層 と 底 層 の 水 温 と 塩 分
を 測 定 し て い る 。( 図 4) 2)調 査 結 果
平 成 13~17 年 ま で の 期 間 は 水 温 塩 分
共 に 若 干 の 変 動 が み ら れ る も の の 、 ほ ぼ
横 這 い で 推 移 し て い た が 、平 成 18 年 以 降
は 水 温 塩 分 共 に 年 々 上 昇 し て い る こ と か
ら 、 近 年 の 十 三 湖 が シ ジ ミ の へ い 死 に 繋
が る 高 水 温 で 高 塩 分 の 漁 場 環 境 へ 急 速 に
変 化 し た の が わ か る 。( 図 5、6)
16.0 16.5 17.0 17.5 18.0 18.5 19.0 19.5
H 1 3 H 1 4 H 1 5 H 1 6 H 1 7 H 1 8 H 1 9 H 2 0
図5 十三湖水温の経年推移( 平均値)
水
温
(
℃
)
(表層)
(底層)
0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20
H 1 3 H 1 4 H 1 5 H 1 6 H 1 7 H 1 8 H 1 9 H 2 0
図6 十三湖塩分の経年推移( 平均値)
塩
分
(表層)
(底層)
(2)シ ジ ミ ラ ー バ 調 査
1)調 査 期 間 と 方 法
平 成 21年 6月 17日 か ら 9月 24日 ま で 毎
週 水 曜 日 を 調 査 日 と し 、 十 三 湖 内 9 地 点 で
計 15 回 調 査 を 実 施 し た 。( 図 7)
各 調 査 地 点 の 中 層 か ら 湖 水 20 ㍑ を 採 水
し 、 プ ラ ン ク ト ン ネ ッ ト で 濾 し た サ ン プ ル
を 万 能 投 影 機 で 検 鏡 し 、 サ イ ズ の 測 定 と 計
図4 十三湖漁場環境調査地点
. S t . 1
S t . A
S t . 4
S t . 14
S t . 9
S t . 7 S t . 15
S t . 6
S t . 12
数 を 行 っ た 。 各 地 点 の 表 層 と 底 層 の 水 温 と 塩 分 も 同 時 に 観 測 し た 。
2)調 査 結 果
十 三 湖 に 生 息 す る シ ジ ミ の ラ ー バ
を 初 め て 確 認 で き た の は 、2 回 目 の
調 査 と な っ た6月24日 で あ っ た 。( 図 8)
万 能 投 影 機 に 映 し 出 さ れ た 様 々 な
プ ラ ン ク ト ン 等 や 浮 遊 物 の 中 か ら 、
苦 労 し て 探 し 出 し た D 型 ラ ー バ の 存
在 が 嬉 し く 、 集 ま っ た 両 会 員 で 何 度
も 見 て は 脳 裏 に 焼 き 付 け た 。
翌 週 の 7 月 1 日 に は 急 激 に 増 加 し 10,963 個/ト ン と 今 年 の 最 高 出 現 数
と な っ た 。 そ の 後 、 ラ ー バ が 本 格 的
に 増 加 す る も の と 期 待 し た が 、 結 果
は 逆 で こ の 後8 月5 日 ま で の 約 40日
間 殆 ど ラ ー バ を 確 認 で き な か っ た 。
辛 抱 強 く 調 査 を 続 け た と こ ろ 、8 月 12日 と 8 月 26 日 に は 、 そ れ ぞ れ 7,022 個/ト
ン 、4,244 個/ト ン と 多 く の 出 現 数 が み ら れ た 。 そ の 後 は 減 少 し 、9 月 16 日 の 6 個/
ト ン が 最 後 の 出 現 と な っ た 。
0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000
6月17日 7月1日 7月17日 7月29日 8月12日 8月26日 9月11日 9月24日
図8 ラーバ出現数と塩分の関係
ラ
ー
バ出現数(
個
/
ト
ン
)
0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20
塩
分
ラーバ
塩 分
シ ジ ミ の 産 卵 及 び 幼 生 の 初 期 発 生 に は 塩 分 濃 度 2.3 ~ 22、水 温 19 ~ 25 ℃ が 適
し 、 特 に 塩 分 濃 度 と 密 接 な 関 係 が あ る こ と が 知 ら れ て い る 。
今 回 の 調 査 で も ラ ー バ の 出 現 数 は 、 塩 分 濃 度 が 高 ま っ た 時 に 増 加 し た が 、 長 梅 雨
で 降 水 量 が 多 く な り 塩 分 濃 度 が 低 下 し た 7 ~8 月 の 期 間 に は 減 少 し た 。
ま た 、9 月 中 旬 以 降 の 高 塩 分 時 に ラ ー バ を 確 認 で き な か っ た の は 産 卵 時 期 が 終 了 し
ラ ー バ の サ ン プ リ ン グ 湖 水 の 水 質 観 測 中
14
た と 推 測 さ れ た 。 (3)資 源 量 調 査
1)調 査 期 間 と 方 法
平 成 21 年 8 月 7 日 に 十 三 湖 内 48 地 点 で エ ク マ ン バ ー ジ 採 泥 器 (15×15cm) に よ
り 2 回 サ ン プ リ ン グ し 、 目 合 1mm の フ ル イ に か け て 残 っ た シ ジ ミ を 試 料 と し 、 殻 長
を 測 定 し た 。( 図 9)
日 頃 の ジ ョ レ ン を エ ク マ ン バ ー ジ に 持 ち
替 え て 、 湖 底 の 泥 を 採 取 す る の も 、 馴 れ な
い た め 失 敗 が 多 く 、 サ ン プ リ ン グ す る の も
大 変 で あ っ た 。 こ の 泥 を フ ル イ に か け 、 丁
寧 に 洗 っ た 後 、 残 っ た シ ジ ミ を 非 常 に 小 さ
な サ イ ズ か ら 全 て 拾 い 出 し た 。 こ の 後 、 慣
れ な い デ ジ タ ル ノ ギ ス を 操 り 1 個 体 ず つ 測
定 作 業 を 黙 々 と 行 っ た が 、 こ れ も 我 々 漁 業
者 に と っ て は つ ら い 作 業 で あ っ た 。
2 ) 調 査 結 果
平 成21年 の 十 三 湖 全 体 の シ ジ
ミ の 推 定 現 存 量 は 、9,100 ト ン
と な り 前 年 の 8,900 ト ン か ら 200 ト ン 増 加 し て い た 。 平 成 18
年 以 降 、9 千 ト ン 程 度 で 推 移 し
て き た こ と か ら 、 近 年 の 現 存 量
は 安 定 し た 水 準 に あ る も の と 考
え ら れ た 。( 図 10)
資 源 の 動 向 を よ り 的 確 に 捉 え
る た め に 殻 長 別 の 出 現 頻 度 を み
る と 、 今 年 の 十 三 湖 シ ジ ミ の 殻
長 組 成 の ピ ー ク は 、 例 年 の 殻 長 3mm 前 後 に 比 べ て や や 大 き い 殻
長 5mm 前 後 と な っ て い た 。
図 9 十 三 湖 シ ジ ミ 現 存 量 調 査 地 点
4.8
11.0
8.2
8.7 8.9
9.1
2.2
9.6
7.1
5.6 7.0
7.8
2.7
1.8 2.0
1.5 1.1
2.0 1.3
12.7
6.8
5.0 10.7
3.1
0 2 4 6 8 10 12 14
H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21
図10 十三湖シジミ貝現存量の推移
シ
ジ
ミ
現存量(千
ト
ン
)
合 計
殻長18.5mm未満 殻長18.5mm以上
し か し 、昨 年 の 殻 長 3mm の 出 現 頻 度 が 1,700 個 体/㎡ と 過 去 6 ケ 年 平 均 の 約 11倍 に
達 す る 史 上 最 高 で あ っ た に も か か わ ら ず 、 そ れ ら が 今 年 、 殻 長 5mm に 成 長 す る 間 に
出 現 頻 度 は 320 個 体/㎡ 程 度 ま で 激 減 し て い た 。 減 耗 要 因 と し て 、こ の 稚 貝 に も 塩 分
濃 度 の 影 響 な ど が 考 え ら れ た 。( 図 11)
図 1 1 十 三 湖 シ ジ ミ の 殻 長 別 平 均 生 息 密 度 の 推 移 (H14~H21年 )
0 100 200
3 0 0
400 500 600 700 800 900 1000 1100 1200
1 3 0 0
1400 1500 1600 1700 1800 <0. 5 1. 5- 3. 5-5.
5- 7.5- 9.5- 11.5- 13.
5-15. 5-17. 5-19. 5-21. 5-23. 5-25. 5-(
個/
m
2 )
H 2 0 年
推 定 現 存 量 8 , 9 0 0 ト ン 6 , 2 0 0 個 / m 2
0 100 200
3 0 0
400
<0.
5
0.
5- 1.5- 2.5- 3.
5-4.
5- 5.5- 6.5- 7.5- 8.5- 9.5- 10.5- 11.5- 12.5- 13.
5-14. 5-15. 5-16. 5-17. 5-18. 5-19. 5-20. 5-21. 5-22. 5-23. 5-24. 5-25. 5-26. 5<
殻長( mm)
(
個/
m
2 )
H 2 1 年
推 定 現 存 量 9 , 1 4 0 ト ン 2 , 2 0 2 個 / m 2
0 100 200
3 0 0
400 <0. 5 1. 5- 3. 5-5.
5- 7.5- 9.5- 11.5- 13.
5-15. 5-17. 5-19. 5-21. 5-23. 5-25.
5-H 1 9 年
推 定 現 存 量 8 , 7 0 0 ト ン 1 , 2 3 0 個 / m 2
0 100 200
3 0 0
400
<0.
5
0.
5- 1.5- 2.5- 3.
5-4.
5- 5.5- 6.5- 7.5- 8.5- 9.5- 10.5- 11.5- 12.5- 13.
5-14. 5-15. 5-16. 5-17. 5-18. 5-19. 5-20. 5-21. 5-22. 5-23. 5-24. 5-25. 5-26. 5<
殻長( mm)
(
個
/m
2)
H 1 8 年
推 定 現 存 量 8 , 2 0 0 ト ン 1 , 4 0 0 個 / m 2
0 100 200
3 0 0
400 <0. 5 1. 5- 3. 5-5.
5- 7.5- 9.5- 11.
5-13. 5-15. 5-17. 5-19. 5-21. 5-23. 5-25. 5-(
個
/m
2)
H 1 4 年
推 定 現 存 量 4 , 8 0 0 ト ン 4 1 0 個 / m
2
0 100 200
3 0 0
400 <0. 5 1. 5- 3. 5-5.
5- 7.5- 9.5- 11.
5-13. 5-15. 5-17. 5-19. 5-21. 5-23. 5-25. 5-(
個
/m
2)
H 1 5 年
推 定 現 存 量 6 , 8 0 0 ト ン 1 , 7 6 0 個 / m 2
0 100 200
3 0 0
400 <0. 5 1. 5- 3. 5-5.
5- 7.5- 9.5- 11.5- 13.
5-15. 5-17. 5-19. 5-21. 5-23. 5-25. 5-(
個
/m
2)
H 1 6 年
推 定 現 存 量 1 2 , 7 0 0 ト ン 1 , 8 0 0 個 / m 2
0 100 200
3 0 0
400 <0. 5 1. 5- 3. 5-5.
5- 7.5- 9.5- 11.5- 13.
5-15. 5-17. 5-19. 5-21. 5-23. 5-25. 5-(
個
/m
2)
H 1 7 年
16
ま た 、前 年 と 比 較 す る と 、殻 長 16mm以 上 で 漁 獲 サ イ ズ を 含 む 大 型 サ イ ズ で は 減 少 、
次 い で 殻 長 7~14mm の 中 間 サ イ ズ は 大 き な 増 加 が み ら れ る こ と か ら 、 数 年 後 に 漁 獲
量 が 増 大 す る こ と へ の 期 待 が 持 て る 一 方 、 漁 獲 サ イ ズ が 2 年 連 続 し て 減 少 し た こ と
に よ っ て 、 今 季 か ら 来 季 ま で の 直 近 年 の 漁 獲 量 が 低 下 す る こ と が 推 測 さ れ た 。
殻 長 6mm 未 満 の 若 齢 貝 は 、 前 年 の 史 上 最 高 の 資 源 と の 比 較 の た め 、 大 き く 減 少 し
て い る が 、 出 現 頻 度 は 例 年 の 約 1.6 倍 の 水 準 で あ っ た 。( 図 12)
-100 -75 -50 -25 0 25 50 75 100 < 0 .5 0 .5 -1 .5 -2 .5 -3 . 5 -4 .5 -5 .5 -6 .5 -7 .5 -8 .5 -9 .5 -1 0 .5 -1 1 .5 -1 2 .5 -1 3 . 5 -1 4 .5 -1 5 .5 -1 6 .5 -1 7 .5 -1 8 .5 -1 9 .5 -2 0 .5 -2 1 .5 -2 2 .5 -2 3 . 5 -2 4 .5 -2 5 .5 -2 6 .5 <
図12 十三湖シジミ殻長別の増減(H20との比較)
個体数(個/㎡)
漁 獲 サ イズ
普 段 の 操 業 で は 実 際 の 稚 貝 を 眼 に す る こ と も 、 手 に 取 っ て じ っ く り と 観 察 す る 機
会 も な い が 、 合 同 調 査 を 実 施 し 自 分 達 で 実 際 に 手 に 取 っ て 個 数 や 殻 長 を 測 定 し た 結
果 、 史 上 最 高 の 卓 越 し た 資 源 が 瞬 く 間 に 大 減 耗 し た 事 実 を 実 感 す る こ と と な り 、 非
常 に 残 念 で あ っ た 。
し か し 、 そ の 減 耗 メ カ ニ ズ ム を 解 明 し 、 適 切 な 対 策 を と る こ と が で き れ ば 、 シ ジ
ミ 生 産 量 の 維 持 、 増 大 に 結 び つ く と い う 新 た な 目 標 を 得 る こ と が で き た 。
6 . 波 及 効 果
合 同 で 調 査 す る 中 で 、発 生 直 後 の ラ ー バ を 見 た り 、資 源 量 調 査 か ら 、私 た ち が 日 々
漁 獲 し て い る シ ジ ミ が 十 三 湖 の 自 然 環 境 の 元 で 再 生 産 し て い る 天 然 の 産 物 で あ る こ
と を 再 認 識 す る と と も に 、 シ ジ ミ 資 源 の 現 状 と 環 境 面 も 含 め た 問 題 点 に つ い て も 把
握 す る こ と が で き た 。
我 々 の 合 同 調 査 が 、 十 三 湖 シ ジ ミ の 安 定 生 産 と 資 源 維 持 ・ 増 大 に 向 け た 取 り 組 み
と し て 、 十 三 と 車 力 の そ れ ぞ れ の 地 区 内 の シ ジ ミ 漁 業 者 へ も 理 解 さ れ て い き 、 両 者
の 連 携 が 強 ま る こ と 、 さ ら に は 、 両 地 区 が 属 す る 五 所 川 原 市 と つ が る 市 の 行 政 機 関
の 連 携 も 促 し 、 効 率 的 な 総 合 対 策 へ 発 展 さ せ て い け れ ば と 考 え て い る 。
7 . 今 後 の 課 題
今 回 、 十 三 漁 業 研 究 会 と 車 力 蜆 生 産 部 会 の 我 々 は 、 合 同 調 査 を 開 始 し た ば か り で
シ ジ ミ の 最 適 な 資 源 管 理 方 法 を 模 索 す る こ と が 重 要 で あ る 。
こ の た め に は 、 そ れ ぞ れ の 研 究 会 で 取 り 組 ん で き た 漁 場 環 境 調 査 や シ ジ ミ 種 苗 生
産 に 関 す る 研 究 の 結 果 や 情 報 を 持 ち 寄 り 検 討 し な が ら 、 十 三 湖 の シ ジ ミ の 安 定 生 産
と 資 源 を 持 続 的 に 維 持 す る た め の 課 題 に 共 同 で 取 り 組 ん で い く 必 要 が あ る 。
最 後 に 、 私 達 の 研 究 活 動 に つ い て 、 十 三 と 車 力 両 漁 業 協 同 組 合 や(地 独)内 水 面 研
究 所 、 ま た 、 鰺 ヶ 沢 水 産 事 務 所 等 の 今 ま で の 協 力 や 指 導 に 感 謝 し 、 今 後 も 各 機 関 の
協 力 、 指 導 を 得 、 連 携 を 保 ち な が ら 十 三 湖 の シ ジ ミ 資 源 を 守 っ て 行 き た い と 考 え て
い る 。
1 8
わ い
曪
キ
ン コ ウ
ラ ン
へ 受受受
風 間 浦 曪 キ ン コ ウ 価 倍 増 へ 組
風 間 浦 曪 あ う 資 源 管 理 協 議 会
(易 国 間 漁 業 研 究 会 ) 金 田 一 善 唯
地 域 概 要
私 い 風 間 浦 曪 青 森 県
半 島 西 部 置 津 軽 海 峡 面 対 岸
海 道 望 人 口 平んイ00 人 程 曪
あ ( 1)
曪 基 幹 産 業 漁 業 あ 風 呂 易 国
間 蛇 浦 年 漁 協 抱 え い 観
光 業 力 入 風 呂 温 沫
ゆ い 曪 称 海 苔 採 体 験
元 祖 烏 賊 様 (い ) 釣
漁 業 体 験 海 鮮 等 各 種 ベ ン
開 催 い 1 郡 風 間 浦 曪 置
漁 業 概 要
風 間 浦 曪 風 呂 易 国 間 蛇 浦 年 漁 協 存 在 組 合 員 167 (組
合 員 89 准 組 合 員 78 ) 18ィ (正 組 合 員 ィ6 准 組 合 員 1年8 ) 1年平 (正
組 合 員 119 准 組 合 員 1年 ) 構 い 平0 度 水 数 量
約 81ィ ン 約 ィイ8 ン 約 平80 ン 曪 全 体 約 1んイイ平 ン 水 金
約 平 億 8 千 万 約 平 億 1 千 万 約 1 億 9 千 万 曪 全 体 約 6 億 7
千 万 い 魚 類 別 水 金 見 ( 平) 類 年 億 イ16 万
キ ン コ ウ 1 億 平ィ8 万
全 体 1イ.平 れ 占
以 タ コ 6ん1平7 万
他 魚 類 1 億 1んィ1ィ 万 ウ ニ
ワ ビ 類 イん9イ1 万 海 藻
類 年ん07年 万 く
風 間 浦 曪 キ ン コ ウ 漁 業
対 依 存 度 高 示 い
研 究 組 織 運 営
平1 10 月 キ ン コ ウ 生 態 解 明 資 源 管 理 実 践 17
標 識 放 流 事 業 実 施 い 漁 業 者 中 心 風 間 浦 曪 あ う 資 源 管 理 協 議 会
(以 協 議 会 い う ) 発 足
協 議 会 風 間 浦 曪 管 年 漁 業 協 組 合 ( 風 呂 易 国 間 蛇 浦 ) キ ン コ ウ 漁 業 者
研 究 会 青 部 員 風 間 浦 曪 青 森 県 地 域 県 民 局 地 域 農 林 水 産 部 水 産 事 務 所 (以
水 産 事 務 所 い う ) 等 組 織 い バ 青 森 県 漁 業 協
組 合 連 合 会 (地 独 ) 青 森 県 産 業 技 術 セ ン タ ラ ン 研 究 所 風 呂 温 沫 旅 館 組 合
風 間 浦 曪 商 工 会 参 加 観 光 販 売 流 通 加 工 面 活 動 支 援 い
研 究 実 践 活 動 組 課 選 定 動 機
青 森 県 キ ン コ ウ 水 量 平0 9イ8 ン 全 国 ラ 置
( 年) 中 風 間 浦 曪 固 定 式 網 空 縄 釣 呼 独 自 漁 法
漁 獲 い 水 量 毎 100 ン 超 え ほ 生 存 状 態 水
い う 特 徴 持 い 全 国 的 知 度 い
キ ン コ ウ 価 季 節 大 く 変 動 い う 特 徴 持 い 冬
場 キ ラ 当 1ん000 /kブ 以 高 値 引 春 平00
/kブ 強 落 原 因 キ ン コ ウ 主 冬 場 鍋 料 理 具 曩 利 用
あ
一 方 風 間 浦 曪 キ ン コ ウ 漁 業 価 格 安 い 春 漁 へ 依 存 度 高 く 特 イ ~ 6 月
産 卵 期 考 え 私 キ ン コ ウ 漁 業 者 資 源 管 理 対 強 い 機 感
抱 い い
私 資 源 管 理 型 漁 業 実 践 い く 生 態 解 明 必 要 あ
考 え 17 標 識 放 流 実 施 移 動 長 い 調 査
平 0 研 究 実 践 活 動 状 況 及 び 果 効 果
標 識 放 流
標 識 放 流 主 価 格 安 い 春
季 固 定 式 網 空 縄 釣
漁 獲 概 平 キ ラ
未 満 キ ン コ ウ 対 個 体
識 別 番 号 タ
ビ ニ チ ュ 背 び 基 部
結 着 方 法 実 施 ( ィ)
ィ タ 標 識 装 着
放 流 数 17 ~ 平1 イ 間 蛇 浦 漁 協 7ィ9 個 体 易 国 間 漁 協
平8年 個 体 風 呂 漁 協 189 個 体 合 計 1ん平平1 個 体 あ (表 1)
表 1 風 間 浦 曪 キ ン コ ウ 標 識 放 流 及 び 再 捕 実 績
放 流 放 流 時 期 採 捕 漁 法 全 長 (cm) 放 流 放 流 水 深 再 捕 再 捕 率 範 個 体 数 (m) 個 体 数 (れ) 平00イ イ/平7- 6/年0 固 定 式 網 年ィ.7-イ7.0 1ィィ 18- 80 8 イ.6
平006 年/16-1平/平0 固 定 式 網 ィ0.0-6イ.0 平61 ィイ-1年0 1年 イ.0
平007 1/平平-1平/平1 固 定 式 網 ィイ.0-6年.0 年0平 平0- 80 10 年.年
平008 年/1年- 6/11 固 定 式 網 年0.0-イ平.0 1平6 年0-180 イ ィ.0
イ/平8 空 縄 釣 ィイ.0 9イ イ8 1 1.1
平009 6/1平 固 定 式 網 ィ6.0 平9年 イイ 1 0.年
(合 計 ) 1ん平平1 18-180 年8 年.1
々 組 青 森 県 農 林 水 産
部 水 産 局 水 産 振 興 課 キ ン コ ウ 産 地 価 格
事 業 開 始 一 環 全 国 漁 業 者
再 捕 報 告 呼 び ポ タ 作
配 (写 真 1)
写 真 1 再 捕 報 告 呼 び
結 果 合 計 年8 件 再 捕 報 告 あ
( イ) う 平7 個 体 71.1れ
青 森 県 再 捕 県 外 へ
海 道 白 老 虎 杖 浜 沖 千 葉 県 鴨 川
湊 沖 移 動 個 体 あ 特
海 道 白 老 虎 杖 浜 沖 再 捕
個 体 約 1イ0km 距 わ 平0 日
移 動 い
青 森 県 水 産 総 合 研 究 セ ン タ
再 捕 タ 解 析 結 果 長
極 早 い 明
( 6) 放 流 時 体 重 (x) 6 ヶ 月 後
推 定 体 重 (y) 関 係
y = 1.1平96x 難 1.0ィ76
い う 近 似 式 示 相
関 R平
=0.6118 高 い 明
得 近 似 式 即 放 流 時
1.00kブ 平.00kブ 年.00kブ 個 体
6 ヶ 月 後 平.18kブ 年.年1kブ
ィ.ィィkブ 長 示 い
18 6 月 イ 日 蛇 浦 沖
放 流 1.07kブ 個 体 180 日 後
1平 月 平 日 く 蛇 浦 沖 イ 標 識 放 流 個 体 再 捕 場 所
ィ.80 kブ 再 捕 あ 個 体 数
場 合 キ ン コ ウ キ ラ 当
価 6 月 青 森 県 均 平ィィ
/kブ 1平 月 均 1ん年平9 /kブ あ
放 流 時 約 平61 個 体
半 後 再 捕 時 約 平ィ 倍 約 6ん
年79 高 価 格 い
結 果 資 源 管 理 組
行 う 付 加 価 値 向
目 指 考 え
6 標識 放流 結果 算出 放 流時
平 平 資 源 管 理
17 始 標 識 放 流 通 私 キ ン コ ウ 漁 業 者 中
資 源 管 理 対 意 識 芽 生 え 自 然 平 キ ラ 未 満 生 存 個 体 全 再 放
流 う 漁 協 側 平 キ ラ 未 満 個 体 荷
い い う 体 制 漁 業 者 自 6 月 後 半 操 業
自 粛 等 価 格 安 い 春 漁 価 格 高 い 冬 漁 へ 移 行 進 い (
9)
9 風 間 浦 曪 キ ン コ ウ 月 別 漁 獲 量 漁 獲 金 推 移
平1 10 月 私 活 動 踏 え 青 森 県 風 間 浦 曪 漁 協
等 交 え 風 間 浦 曪 あ う 資 源 管 理 協 議 会 発 足 全 漁 法 い
体 重 平 キ ラ 未 満 生 存 個 体 再 放 流 い う 資 源 管 理 指 針 決 議
組 県 全 国 向 PR い
価 倍 増 曪 民 全 員 ラ ン へ 受受受
資 源 管 理 組 経 風 間 浦 曪 キ ン コ ウ キ ラ
当 価 標 識 放 流 開 始 17 ィ平ィ /kブ あ
平0 909 /kブ 倍 以 価 昇 ( 10)
青 森 県 全 体 均 17 ィィ9 /kブ 平0 イ96 /kブ あ
価 昇 風 間 浦 曪 特 い
魚 価 複 雑 流 通 形 原 因 特 定
い 協 議 会 組 結 果 型 魚 再 放 流 大 ~ 中 型 個
期 移 行 進 大 原 因 あ 考 え い
資 源 管 理 手 間 漁 期 短 縮 禁 漁 区 設 定 漁
場 制 限 等 私 漁 業 者 負 強 実 際
収 益 意 識 変 わ 多 く 漁 業 者 積 極 的 協 議 会
参 加 資 源 管 理 組 協 力 う
10 青 森 県 曪 別 キ ン コ ウ キ ラ 当 価 推 移
ラ ン 向 曪
民 全 員 地 域 振 興 へ 活 用 始
平平 1 月 風 呂 温 沫
ゆ い 曪 鮟 鱇 祭 開 催 い
(写 真 平) 協 賛 宿 沬 施 設 前 浜 漁 獲
鮮 度 抜 群 キ ン コ ウ 身
ぶ ぶ 唐 あ え 等 コ
振 舞 う 他 地 元 代 々
方 雪 中 切 ョ 等 実 施
い 現 在 来 度 東 新 幹 線 全
線 開 通 向 新 い 観 光 資 源 広 く
PR い
組 協 議 会 観 光 流
通 業 界 関 係 者 バ 参 加
活 発 意 見 交 協 議 会 活 動
曪 民 全 員 参 加 曪 活 写真 平 ゆ い曪 鮟鱇 祭 振
平 ィ 波 及 効 果
標 識 放 流 事 業 資 源 管 理 へ
組 直 漁 家 収 益 向 繋 好 事
例 新 聞 ニ ュ 広 く 報 道
風 間 浦 曪 以 外 地 域 全 域 波 及
資 源 管 理 対 意 識 向 繋
い (写 真 年)
平1 11 月 風 間 浦 曪
井 曪 及 び 東 通 曪 固 定 式 網
定 置 網 等 採 捕 約 平 キ ラ
未 満 合 計 1んィ68 個 体 標 識 放 流 写 真 年 型 キ ン コ ウ 標 識 装 着
う ィ平 個 体 再 捕 報 告 い 若 手 漁 業 者
(地 独 ) 青 森 県 産 業 技 術 セ ン タ
ラ ン 研 究 所 冷 凍 キ ン コ ウ
鍋 セ 長 期 保 存 技 術 開 発 地 元 業 者 へ 普 及 向 研 究 進 い
今 後 課 計 問 点
風 間 浦 曪 基 幹 産 業 あ 漁 業 近 燃 油 資 曩 費 高 騰 慢 性 的 魚 価 安 等
厳 い 経 営 強 い い 中 漁 獲 量 安 定 魚 価 昇 傾 向 あ キ
ン コ ウ 曪 希 望 光 あ 曪 民 全 員 参 加 曪 活 動 活 発 い い
今 後 ラ ン 磨 全 国 的 PR 活 動 展 開 い い 既
ラ ン い 茨 城 あ う 関 ン コ ウ 等 追 い 追 い 越 精
神 青 森 県 推 進 攻 農 林 水 産 業 実 現 い い
わ い 曪 キ ン コ ウ ラ ン へ 受受受
サ ケ 資 源 の 有 効 活 用
イ ベ ン ト に よ る 地 域 振 興 を め ざ し て
奥 入 瀬 川 鮭 鱒 増 殖 漁 業 協 同 組 合
苫 米 地 繁 雄
1 . 地 域 の 概 況
私 た ち の 住 ん で い る 十 和 田 市 は 青 森 県 の 南 東 部 中 央 に 位 置 し 、 西 側 は 秀 峰 八 甲 田 の 裾 野 が 広 が り 、 東 側 は 標 高 70 メ ー ト ル 前 後 の 大 地 で 農 地 や 市 街 地 が 形 成 さ れ て い る 。
神 秘 の 湖 「 十 和 田 湖 」 、 千 変 万 化 の 美 し い 流 れ を 織 り な す 「 奥 入 瀬 渓 流 」 、 近 代 都 市 計 画 の ル ー ツ と い わ れ 整 然 と 区 画 さ れ た 街 並 み な ど 、 豊 か な 自 然 と 近 代 的 な 都 市 機 能 が 調 和 し た 美 し い ま ち で あ る 。
市 の 中 心 部 を 貫 く 奥 入 瀬 川 は 、 国 立 公 園 十 和 田 湖 唯 一 の 流 出 河 川 で 、 湖 の 東 岸 の 子 ノ 口 か ら 北 東 に 流 れ 、 十 和 田 市 の 焼 山 で 東 に 向 き を 変 え 、
十 和 田 市 市 街 地 の 南 側 を 流 れ て 太 平 洋 に 注 ぐ 延 長71キ ロ メ ー ト ル の 河 川 で あ る 。
2 . 漁 業 の 概 要
私 た ち の 所 属 す る 奥 入 瀬 川 鮭 鱒 増 殖 漁 業 協 同 組 合 の 組 合 員 数 は61名 で 、全 員 が サ ケ マ ス の 増 殖 事 業 に 携 わ っ て い る 。
特 に 、サ ケ は 本 州 で も ト ッ プ ク ラ ス の そ 上 数 を 誇 っ て い る 。平 成20年 度 は4万 尾 台 に と ど ま っ た も の の 、 近 年 で は 10 万 尾 を 超 え る 捕 獲 尾 数 と な っ て お り 、 平 成 17 年 度 に は 過 去 最 高 の 15 万 尾 台 を 記 録 し て い る 。 県 全 体 に 占 め る 捕 獲 尾 数 の 割 合 は 40% か ら50% と な っ て い る 。 ま た 、 稚 魚 放 流 数 も3,000万 尾 を 超 え る 水 準 を 維 持 し
て お り 、 県 全 体 の 約4分 の1を 占 め て い る 。
こ の 他 に は サ ク ラ マ ス や カ ラ フ ト マ ス の 増 殖 事 業 を 実 施 し て い る 。
3 . 研 究 グ ル ー プ 組 織 と 運 営
私 た ち 奥 入 瀬 川 鮭 鱒 増 殖 漁 業 協 同 組 合 の 前 身 と な る 「 青 森 県 水 産 試 験 場 相 坂 鮭 鱒 人 工 孵 化 場 」は 、 明 治 34年 (1901年 ) に 県 に よ っ て 創 設 さ れ 、 地 元 漁 業 者 の 協 力 に よ っ て 事 業 が 開 始 さ れ て い る 。そ の 後 、昭 和38年 に は 奥 入 瀬 川 鮭 鱒 増 殖 漁 業 協 同 組 合 が 設 立 さ れ 、 現 在 に 至 っ て い る 。 現 在 の 漁 業 協 同 組 合 の 運 営 は サ ケ な ど の 増 殖 事 業 や サ ケ の 余 剰 魚 の 販 売 な ど の 事 業 収 益 で 賄 わ れ て い る 。
図1 十 和 田 市 の 位 置 十 和 田 市
十 和 田 湖
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4 . 研 究 ・ 実 践 活 動 課 題 選 定 の 動 機
私 た ち の 漁 業 協 同 組 合 は 、 県 内 で も 最 も 古 く か ら サ ケ の 増 殖 事 業 を 行 っ て い る 。 昭 和6年 ま で に 建 造 さ れ 、昭 和27年 に 改 修 さ れ た 相 坂 の ふ 化 施 設 に 加 え 、平 成8年 に は 切 田 の 飼 育 池 が 完 成 し 、 鮭 稚 魚 の 収 容 能 力 は 大 き く 拡 大 し た 。 ま た 、 捕 獲 採 卵 技 術 や 飼 育 方 法 の 改 善 、放 流 サ イ ズ や 放 流 適 期 を 考 慮 し た 計 画 的 な 放 流 な ど に よ り 、 栽 培 漁 業 技 術 の 向 上 に 関 す る 努 力 を 続 け て き た 。
こ の よ う な 努 力 の 結 果 、 サ ケ 稚 魚 の 放 流 数 を 増 加 さ せ る こ と が で き 、 回 帰 率 の 向 上 や 回 帰 親 魚 数 の 増 加 に つ な が っ て き た 。 こ の 過 程 で 増 殖 に 用 い ら れ な い 余 剰 の 雄 親 魚 が 発 生 し た た め 、 こ れ ら の 親 魚 を 活 用 し た イ ベ ン ト な ど を 開 催 し 、 地 域 振 興 並 び に サ ケ 増 殖 事 業 に 対 す る 住 民 の 理 解 の 醸 成 を 図 る こ と を め ざ し た 取 り 組 み に 力 を 入 れ る こ と と し た 。
5 . 研 究 ・ 実 践 活 動 状 況 及 び 成 果 (1)日 本 一 の お い ら せ 鮭 ま つ り
日 本 一 の お い ら せ 鮭 ま つ り は 、 奥 入 瀬 川 の 生 き た サ ケ 親 魚 に ふ れ あ う こ と で 町 の 観 光 開 発 を 図 り 、 地 域 活 性 化 を 推 進 し よ う と す る も の で あ る 。 ま た 、 子 供 か ら 大 人 ま で 、 世 代 を 問 わ ず に 楽 し む こ と が で き る ダ イ ナ ミ ッ ク な イ ベ ン ト で 、 メ イ ン の つ か み 取 り イ ベ ン ト に は2,000尾 も の サ ケ が 準 備 さ れ る 。昭 和 60年 に 、旧 下 田 町 の イ ベ ン ト と し て 始 め ら れ た 。
実 施 主 体 は お い ら せ 町 ・ 観 光 協 会 そ の 他 関 係 団 体 で 組 織 し て い る 「 お い ら せ 鮭 ま つ
り 実 行 委 員 会 」 で あ る 。
イ ベ ン ト の お 知 ら せ は テ レ ビ・ラ ジ オ ス ポ ッ ト C M 、新 聞 広 告 、ポ ス タ ー・チ ラ シ ・ パ ン フ レ ッ ト 、 ホ ー ム ペ ー ジ 、 町 の 広 報 な ど で 行 っ て い る 。
時 期 は 例 年 、11月 中 旬 の 土 曜 日 と 日 曜 日 に 実 施 し て い る 。場 所 は お い ら せ 町 の 奥 入 瀬 川 河 川 敷 の し も だ サ ー モ ン パ ー ク で あ る 。
図3 日 本 一 の お い ら せ 鮭 ま つ り で の つ か み ど り の よ う す
ケ を 放 流 し て い る 。「 ス タ イ ル コ ン テ ス ト 」は サ ケ の つ か み 取 り に 挑 戦 す る 人 の 格 好 の ユ ニ ー ク さ を 競 う も の で 、「 ス モ ー ル コ ン テ ス ト 」は つ か み 取 っ た サ ケ の 小 さ さ を 競 う も の で あ る 。
サ ー モ ン レ ー ス は2日 間 で7回 行 っ て い る 。 1 回 あ た り5人 ず つ の3レ ー ス で 、 レ ー ス に 使 う サ ケ は あ ら か じ め イ ケ ス か ら 係 員 が つ か ん で き た も の を 参 加 者 が 自 由 に 選
定 し て 行 う 。
鮭 ク イ ズ 大 会 は 、 ○ ×形 式 に よ る サ ケ や 鮭 ま つ り の 豆 知 識 を 問 う イ ベ ン ト 、 鮭 早 づ か み ゲ ー ム は 、 大 人25名 と 子 供25名 そ れ ぞ れ に イ ケ ス の サ ケ を 早 く つ か ん で ゴ ー ル テ ー プ を 切 っ た 人 が 勝 ち 、お 楽 し み 抽 選 会 は 、「 鮭 の つ か み 取 り 券 」の 半 券 を 用 い て 番 号 を 抽 選 し て 、景 品 を 贈 呈 す る も の で あ る 。1日 目 の 夕 方 に は 花 火 大 会 も 実 施 さ れ る 。
新 企 画 と し て 、21年 度 は 、 チ ェ ー ン ソ ー ア ー ト シ ョ ー を 実 施 し た 。
来 場 者 数 は 平 成18年 度7,500人 、 平 成19年 度7,000人 、 平 成20年 度 は30,000人
と な っ た 。ま た 、つ か み 取 り さ れ た サ ケ の 尾 数 は 平 成18年 度844尾 、平 成19年 度 791 尾 、 平 成20年 度1,166尾 と な っ た 。
今 後 は サ ケ を 使 っ た 食 の 提 供 メ ニ ュ ー を 増 や し て い く こ と が 課 題 と 考 え て い る 。
(2)奥 入 瀬 川 サ ー モ ン フ ィ ッ シ ン グ
サ ー モ ン フ ィ ッ シ ン グ は 10月 か ら 12月 ま で の 一 定 期 間 、 奥 入 瀬 川 の 決 め ら れ た 区 域 に 、 サ ケ の 雄 親 魚 を 放 流 し て 行 わ れ る サ ケ 釣 調 査 で あ る 。
平 成18年 以 降 、関 係 す る 市 町 村 、 増殖 漁 協 の ほ か 、 商工 会 、観 光 協 会 、 教育 委 員 会 等 か ら 構 成 さ れ る 「奥 入 瀬 川 さ け 有 効 利 用 事 業 実 行 委 員 会 」 を 設 置 し て 調 査 内 容 を 検 討 し た 。
検 討 さ れ た 内 容 の 周 知 はホ ー ム ペ ー ジ の 立 ち 上 げ 、 新 聞 広 告 掲 載な ど を 通 し て 行 っ た 。ラ ジ オ 、 テ レ ビ で は 取 材 に 答 え る と い う か た ち で 広 報 を行 っ た 。 さ ら に 、 道 の 駅 や 東 北 自 動 車 道 のサ ー ビ ス エ リ ア 、 全 国 展 開 し て い る 釣 具 店 に ポ ス タ ー や パ ン フ レ ッ ト を 置 き 、 後 に は 、 関 西 方 面 ま で そ の 範 囲 を 広 げ た 。
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の 釣 果 総 数 は1150尾 か ら1270尾 、1人1日 あ た り に す る と1.6尾 か ら2.1尾 と い う 結 果 と な っ た 。
期 間 中 に は 、 主 に 小 学 生 を 対 象 に し た 初 心 者 向 け の ビ ギ ナ ー 講 座 や 「奥 入 瀬 川 ・ 秋 の 陣 」 と 銘 打 っ た 大 物 釣 大 会 も 開 催 し た 。 こ の 大 物
釣 大 会 は1週 間 の ス パ ン で ラ ン キ ン グ 形 式 で 開 催 し 、 参 加 者 の 関 心 を 高 め る こ と に つ な が
っ た と 思 っ て い る 。
ま た 、 好 き な だ け イ ク ラ を 盛 る こ と の で き る 「イ ク ラ 盛 り 放 題 丼 」の 企 画 販 売 や 、 そ ば や な べ っ こ だ ん ご 、 サ ケ 汁 の 販 売 な ど も 行 っ た 。 さ ら に 、 サ ケ の 成 長 過 程 を 観 察 で き る 「奥 入 瀬 川 サ ー モ ン 飼 育 キ ッ ト 」の 販 売 も 行 っ た 。
こ れ ら は 釣 り 人 だ け で な く 、 地 元 の 市 民 に も 楽 し ん で い た だ け た と 思 っ て い る 。
今 後 の 取 組 み と し て 、乗 馬 体 験 、十 和 田 フ ィ ッ シ ン グ パ ー ク で の ニ ジ マ ス 釣 り 、 ご 当 地 グ ル メ 「バ ラ 焼 き 」 と の パ ッ ク で あ る 「欲 張 り パ ッ ク 」 も 検 討 中 で あ る 。 サ ー モ ン フ ィ ッ シ ン グ を き っ か け に 、 奥 入 瀬 川 流 域 の 市 町 に 少 し で も 滞 在 し て も ら お う と 考 え て い る 。
ア ン ケ ー ト で 参 加 者 か ら 寄 せ ら れ た 意 見・要 望 に つ い て 多 か っ た の は 、「シ ー ズ ン 券 が ほ し い 」、「料 金 が 高 い 」、「調 査 区 域 を 広 げ て ほ し い 」な ど 、サ ケ 釣 り そ の も の に 対 す る も の や 、「サ ケ の 調 理 方 法 の 紹 介・ 実演・体 験 」、「イ ク ラ 丼 や サ ケ 釣 り グ ッ ズ の 販 売 に 関 す る 要 望 」な ど 、関 連 サ ー ビ ス に 関 す る も の が み ら れ た 。こ れ ら に 対 し て は 、 実 行 委 員 会 で 検 討 し 、 改 善 に 努 め て い る 。
ア ン ケ ー ト 調 査 に よ る 経 済 波 及 効 果 は900万 円 か ら1300万 円 と 算 出 さ れ て お り 、 新 幹 線 の 延 伸 に よ り 、 秋 か ら 初 冬 に か け て の 新 た な 観 光 資 源 と し て 、 地 域 活 性 化 に 資 す る も の と 期 待 し て い る 。
6 . 波 及 効 果
奥 入 瀬 川 の サ ケ フ ィ ッ シ ン グ は 全 国 で10番 目 の ス タ ー ト と な っ た 。全 国 で サ ケ フ 図6 サ ー モ ン フ ィ シ ン グ の よ う す 図5 ビ ギ ナ ー 講 座
ィ ッ シ ン グ を 実 施 し て い る 団 体 が 参 加 す る サ ケ サ ミ ッ ト で は 、 各 河 川 が 協 力 し て で き る 取 り 組 み と し て 、 各 河 川 の 情 報 を ホ ー ム ペ ー ジ で 一 覧 で き る よ う に し た ら ど う か 、 全 河 川 共 通 の ポ ス タ ー や パ ン フ レ ッ ト を 作 成 し た ら ど う か 、 マ ナ ー を 向 上 さ せ る に は ど う し た ら よ い か な ど に つ い て 協 議 さ れ た 。 ま た 、 サ ー モ ン フ ィ ッ シ ュ ン グ と 観 光 振 興 に つ い て も 話 し 合 わ れ た 。こ の よ う に 、サ ケ サ ミ ッ ト に 参 加 す る こ と で 、 全 国 的 な ネ ッ ト ワ ー ク を 形 成 す る こ と が で き た 。
ま た 、多 く の 人 を 招 く た め 、「奥 入 瀬 川 を き れ い に し よ う ! 」 と い う 機 運 が 高 ま り 、 「ク リ ー ン ・ グ リ ー ン 奥 入 瀬 川 」を 中 心 に 清 掃 活 動 が 活 発 化 し て い る 。
日 本 一 の お い ら せ 鮭 ま つ り で は 実 際 に 奥 入 瀬 川 の 生 き た サ ケ 親 魚 に ふ れ あ う こ と が で き る 。 ま た 、 地 元 の 子 供 た ち を 対 象 に し た 採 卵 作 業 の 見 学 会 や 放 流 体 験 な ど を 実 施 す る こ と 、 さ ら に は 日 米 の サ ケ 稚 魚 放 流 会 な ど を 行 う こ と で 、 地 域 振 興 を 図 り 、 サ ケ 増 殖 事 業 や 環 境 保 全 に 対 す る 地 域 住 民 の 理 解 の 一 助 と す る こ と が で き た と 思 っ て い る 。
7 . 今 後 の 課 題
い っ た ん イ ベ ン ト を 行 っ て し ま う と 、 毎 年 の 開 催 が 期 待 さ れ る 。 今 後 さ ら に 、 サ ケ 増 殖 事 業 や 環 境 保 全 に 対 す る 住 民 の 理 解 の 促 進 を 図 る た め に は 、 サ ケ ふ 化 放 流 事 業 を 安 定 的 に 継 続 す る こ と が 最 も 重 要 で あ る 。
ま た 、 味 噌 や 酒 粕 な ど で 柔 ら か く 味 付 け し た 新 し い タ イ プ の 鮭 と ば な ど を 試 作 し て 東 京 で 開 催 さ れ た 国 際 見 本 市 に 出 品 し た
が 、 こ の よ う な サ ケ の 加 工 を 積 極 的 に 推 し 進 め る こ と で 、 ふ 化 場 経 営 を 安 定 さ せ る こ と も 今 後 の 課 題 で あ る 。
最 後 に 、 サ ケ の 増 殖 事 業 や サ ケ 資 源 の 有 効 利 用 に 関 し て ご 指 導 ・ ご 協 力 い た だ い た 青 森 県 、 十 和 田 市 を 始 め と す る 関 係 市 町 の み な さ ま 、 お い ら せ 鮭 ま つ り 実 行 委 員 会 や 奥 入 瀬 川 さ け 有 効 利 用 事 業 実 行 委 員 会 の み な さ ま に 御 礼 申 し 上 げ る と と も に 、 今 後 と も ご 指 導 の ほ ど よ ろ し く お 願 い 申 し 上 げ る 。
図8 小 学 生 に よ る サ ケ 稚 魚 放 流 体 験
30
小 川 原 湖 の 素 晴 ら し さ を 次 世 代 へ
宝湖と とも に暮 らす た めに
小川原 湖漁 業協 同組 合 女性部
蛯名 郁子
1.地 域の 概要
小川 原湖 は青 森県 の 東側に 位置 し、湖岸 は三 沢市、
東北町 、六 ヶ所 村に 囲ま れ、周 囲67.4km面積63.2km
2
、 水深 は最 大25m(平 均水 深11m)で 県内 最大 、全 国で も11番目 の面 積を 誇る 湖であ る。 湖へ の流 入 河川は
七戸 川、 土場 川、 砂土 路川等 があ り、 北東 部 の高瀬 川で 太平 洋と つな がり 、海水 が入 り込 む汽 水 湖とな
って いる 。古 くか らヤ マトシ ジミ (以 下シ ジ ミとす る)、シラ ウオ やワ カサ ギなど の豊 富な 水産 資 源の宝 庫と なっ てい ると とも に、貴 重な 動植 物を 育 む豊か
な自然 環境 は 、環 境省 よ り日本 の重 要湿 地500、日本 の音風 景100選 の指 定を 受けて いる (図1)。
2.漁 業の 概要
小川原 湖漁 業協 同組 合 は正組 合員422名、 准組 合員156名 であ る。 主な 漁業は シジ ミ漁 業
及びシ ラウ オ、 ワカ サ ギを対 象と した 船曳 網 漁業、 その 他刺 網、 建 網、延 縄漁 業な どが 行 われて いる 。
特に 小川 原湖 の主 要な 漁獲 物で あ るシ ジミ は、 かつ てジ ョレ ン掘 り35
ヶ統 のみ で操 業さ れて いた が、 昭和 50年 代か ら操 業者 が増 加し 、現 在で
は266ヶ統 が操 業し てい る。平成5年9
月から は入 札制 度を 、ま た平成20年4 月か らは トレ ーサ ビリ ティ シス テム を導 入し 、小 川原 湖産 シジ ミの 品質 向上 、価 格の 安定 を目 的に 漁獲 制限
等を 実施 しな がら 、資 源保 護に も取 り組ん でい る。
図2に 小川 原湖 漁協 の総 漁獲量 及び 総漁 獲金 額 の推移 を示 した 。
平成20年の 小川 原湖 漁 協の実 績は 数量3,000ト ン、金 額22億円 であ り、主要魚 種は シジ ミ、 シラウ オ、 ワカ サギ な どとな って いる 。
図2 小 川原 湖漁 協の 総 漁獲量 及び 総漁 獲金 額 図1 小 川原 湖の 位置
0 1 ,0 0 0 2 ,0 0 0 3 ,0 0 0 4 ,0 0 0 5 ,0 0 0 6 ,0 0 0
1 0 1 1 1 2 1 3 1 4 1 5 1 6 1 7 1 8 1 9 2 0 ( 年 ) ( ト ン )
0 1 0 2 0 3 0 4 0 5 0
H
( 億 円 )
シ ジ ミ シ ラウ オ ワ カ サ ギ