別紙3
1 入札制度等の現状
(1)15∼17年度の契約状況
①工事
落札率(%) 年 度 契約方法 件 数 金額(千円)
平均
最高 最低 98.6 公募型指名競争入札 2 1,221,150 96.8
95.8 100.0 指 名 競 争 入 札 453 8,891,502 98.7
73.6 99.9 随 意 契 約 25 321,903 95.7
74.3 14年度
計 480 10,434,555 98.5
96.3 条件付一般競争入札 2 1,089,470 93.4
85.0 100.0 指 名 競 争 入 札 414 7,669,452 95.6
69.5 100.0 随 意 契 約 31 121,536 96.7
74.7 15年度
計 447 8,880,458 95.7
97.9 条件付一般競争入札 8 3,384,990 95.8
89.1 98.8 指名競争入札 337 5,684,380 94.3
67.9 100.0 随 意 契 約 37 176,185 95.1
49.3 16年度
計 381 9,245,555 94.4
96.1 条件付一般競争入札 15 3,789,902 93.0
84.1 99.5 指名競争入札 831 11,908,489 95.4
71.2 100.0 随 意 契 約 73 967,437 96.7
47.3 17年度
計 919 16,665,828 95.5
96.5 条件付一般競争入札 20 2,839,211 93.4
83.9 99.1 指 名 競 争 入 札 421 6,364,975 94.2
48.2 100.0 随 意 契 約 17 328,146 95.8
75.8 18年度
( 9月末)
計 458 9,532,332 94.2
②委託
落札率(%) 年 度 契約方法 件 数 金額(千円)
平均
最高 最低 100.0 指名競争入札 53 255,602 85.4
43.2 100.0 随 意 契 約 498 3,786,140 96.7
3.0 15年度
計 551 4,041,742 95.6
99.9 指名競争入札 63 476,070 90.3
47.8 100.0 随 意 契 約 488 2,720,747 95.6
17.8 16年度
計 551 3,196,817 95.0
100.0 指名競争入札 151 929,271 90.0
50.0 100.0 随 意 契 約 1,189 5,733,042 93.5
8.9 17年度
計 1,340 6,662,313 93.1
99.6 指名競争入札 128 616,315 87.9
27.5 100.0 随 意 契 約 895 4,192,317 94.2
14.2 18年度
( 9月末)
計 1,023 4,808,632 93.4
(2)落札率の経年変化を踏まえた現状認識
①工事
平成14年度までは、公募型指名競争入札(3億円以上)、指名競争入札、随意契約の3つ の契約方法であったが、15年度からは、公募型指名競争入札の代わりに条件付一般競争入 札を導入し、年々その対象範囲を段階的に拡大しながら実施してきている。因みに18年度 は、8千万円以上の工事を対象としており、来年度以降も拡大していく予定である。
条件付一般競争入札の導入のほかに、15年度で予定価格の事前公表(予定価格を指名通 知時に公表)や指名業者数の基準の引き上げ等を実施しており、その結果、14年度以前の 工事全体の落札率は98%台であったが、15年度以降は95%前後まで低下している。
しかし、より高い競争性が期待される条件付一般競争入札の落札率は、指名競争入札より 低いものの、その格差は大きくない。
②委託
契約の方法は、指名競争入札と随意契約である。
落札率は、工事と比べ低いものの、随意契約の落札率が比較的高い傾向にある。
随意契約は、その業務の実施可能業者が1社に限られてしまう場合等に締結する1社随意
契約と、仕様書の内容に業者の積算内容が一致しているかを確認する必要がある場合や4月 1日から実施しなければならない継続的な業務の場合に行う見積り合せ(見積書による価格 競争)の方法による随意契約がある。
随意契約の場合、費用算定のための基準がなく、多くの場合、業者から徴した参考見積書 を基に予算化し、予定価格を算定している。このため、参考見積額が厳密に積算されている 場合には、落札率は高くなってしまう。
また、施設管理業務等のような毎年継続していく業務の場合、基本的に前年度の契約額を 基に予定価格を算定している。契約額は、原則として予定価格以下となるため、年々予定価 格は下がり、落札率は高くなる傾向にある。
2 現行入札方法や落札率などに関して認識している課題等(談合の危険性、落札率の高まり、地 元企業を優先することの弊害 など)
①工事
15年度からの制度見直しにより落札率は、98%台から95%前後に低下したものの、 さらなる低下のためには新たな方策が必要であることから、18年度には、指名業者名の公 表を事前(指名通知時に公表)から事後(落札者決定後に公表)に切り替えた。これが原因 と言えるかどうかは分からないが、18年度の9月末までの指名競争入札の落札率は、17 年度と比較し1.2ポイント低下している。
しかし、指名業者名が分からなくても、市内本社業者の優先を指名の基本的考え方として いるため、ある程度入札参加業者の推測が可能であると考えられ、推測がより難しい制度へ 改善する必要がある。
②委託
落札率は、工事と比べ低くなっているが、これは、市内本社以外の業者を指名する入札等 の割合が工事に比べ高いことが原因のひとつではないかと考える。
3 課題を踏まえた今後の対応方針
最も競争性が働く入札方法は一般競争入札と言われているが、不適切業者の排除と適正施工 の確保のため、条件付
...
一般競争入札が一般的に実施されている。当市においても、指名競争入 札と比べより多くの入札参加者が見込まれ、誰が参加するか分からない方法として、一層の競 争性向上を期待し条件付一般競争入札を導入している。
しかし、当市の場合、入札参加者の範囲を市内本社又は市内営業所業者に限定したものが多 く、指名競争入札の落札率との比較を見ると、期待される機能が十分に働いているとは言えず、 一層の競争性向上のためには、市外業者の入札参加が必要ではないかと考える。
一方、地元業者の育成や地元経済の活性化等の観点から、市内本社業者への発注優先を市の 基本方針としていることから、指名等範囲を市外業者まで拡大するには慎重なかつ十分な検討 が必要と考える。
4 入札制度に見直しに関するこれまでの検討経過
平成14年7月に契約制度対策室を設置し、「公共工事の入札・契約制度の適正化法」に基づ き、条件付一般競争入札の導入、予定価格の事後公表、指名業者数の基準の引上げなどを実施 してきた。なお、実施にあったては、助役及び各部長から成る指名委員会での審議を行ってい
る。
また、15年7月には、有識者(3人)及び市民代表(設置当初は2人。合併後は4人)か ら成る入札監視委員会を設置し、個々の工事の指名のあり方等について審議を行っているが、 この中で、入札・契約制度に関する事項についても意見等が出される。例えば、『条件付一般競 争入札の拡大』、『指名業者数の増加』、『地域性以外の要件での指名』、『指名業者名の事後公表』 などである。