§
1
.
総
説
1.生活排水処理構想策定(見直し)の目的
国民すべてが生活の豊かさを実感できる社会の実現に向けて、快適な生活環境づくりや良
質な水環境づくりが望まれており、生活排水処理施設の整備が急務となっている。
生活排水処理施設の整備は 、公共下水道
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事業 、農業集落排水事業 、浄化槽設置整備事業
等により実施されている。しかしながら、市街地、農山漁村等を含めた市全域で効率的な生
活排水処理施設の推進を図るためには、各種生活排水処理施設の特性等を踏まえ、経済比較
を基本としつつ水質保全効果、汚泥処理方法等の地域特性や地域住民の意向を考慮し、効率
的かつ適正な整備手法の選定を行うことが必要不可欠といえる。
このような背景の中、今般の人口減少や厳しい財政事情等を踏まえ、都道府県構想の見直
しを徹底するとともに、早期の生活排水処理施設の概成を目指すため、「持続的な汚水処理
システム構築に向けた都道府県構想策定マニュアル」(平成26年1月 国土交通省・農林水
産省・環境省)が示された。
これを受けて、香川県では「第4次香川県全県域生活排水処理構想」を策定することとな
り、併せて観音寺市においても、地域の実情に適した効率的な整備手法に見直すこととなっ
た。
2.構想策定(見直し)の方針
今回の生活排水処理構想では、次のマニュアル等に基づいて見直しを行うものとする。
・「第4次香川県全県域生活排水処理構想 策定要領」(平成27年1月 香川県)
・「第4次香川県全県域生活排水処理構想 市町整備計画作成マニュアル」(平成27年1
月 香川県)
・「持続的な汚水処理システム構築に向けた都道府県構想策定マニュアル」(平成26年1
月 国土交通省・農林水産省・環境省)
また、検討を進める上での、基本方針は次のとおりとする。
・事業に着手済みの処理区域(整備済みの処理区域含む)は、その事業を継続するものと
して検討対象から除く。
・平成18年度に策定された構想(以下「現構想」という。)において集合処理(公共下水道、
農業集落排水)に位置付けられ、まだ事業に着手していない処理区域は検討対象とする。
・家屋数20戸に満たない処理区域は、検討対象から除く。
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公共下水道とは「公共下水道(広義)」のことをいい、P3の「公共下水道事業」と「特定環境保全公共下水道事業」のこ とを指す。
3.構想策定手順(見直し手順)
構想の策定(見直し)は、「市町整備計画作成マニュアル」を参考に、次に示す手順で策
定する。
1.基礎調査 ①生活排水処理施設等の整備状況の把握・整理 ②生活排水処理施設整備の課題と取組み
③土地利用の現況
④構想に用いる将来人口等の設定
2.検討単位区域の設定 ①検討単位区域の設定方法 ②既整備区域等の把握・設定
③既整備区域等以外の把握・設定
3.処理区域の設定 ①処理区域の設定手順
②検討単位区域毎の将来人口等の設定
③既存生活排水処理施設の状況と把握
④経済性を基にした集合処理・個別処理の比較
⑤集合処理区域(既整備区域等含む)と個別処理区域との接続検討
⑥集合処理区域(既整備区域等含む)同士の接続検討
⑦整備時期、水質保全効果、地域特性、住民の意向等を考慮した集合
処理区域・個別処理区域の設定
4.整備・運営管理手法 の選定
①整備手法の選定
②事業間連携の検討
5.整備・運営管理手法 を定めた整備計画の 策定
①事業優先度の検討
②概算事業費の算定
③生活排水処理施設の経営の長期見通しを踏まえた実施可能事業量の
検討
④効率性・公平性を考慮した整備方針の設定
⑤整備スケジュールのとりまとめ
6.処理水及び汚泥の基 礎調査と検討
①処理水・汚泥処理の現況・計画の整理
②処理水量・汚泥量の予測
③処理水の再利用水量及び汚泥の有効利用量の予測
7.整備計画(案)の公 表
①市ホームページ・市広報誌
②パブリックコメント(住民の意見募集)
8.整備計画の報告 ①計画調書(様式提出)
②市整備計画作成調書(様式提出)
③生活排水処理施設整備計画図 基準年次(平成25年度)・中間年次(平
成32年度)・目標年次(平成37年度)・長期計画年次(平成47年度)
図3−1 構想策定手順(見直し手順)
4.生活排水処理施設の種類
生活排水処理施設整備を進めるために、次のような事業がある。
観音寺市では、これらの事業のうち、「公共下水道事業」、「農業集落排水事業」、「浄
化槽設置整備事業」を実施している。
公共下水道事業(国土交通省)
特定環境保全公共下水道事業(国土交通省)
集
合
処
理
施
設
農業集落排水事業(農林水産省)
漁業集落排水事業(農林水産省)
林業集落排水事業(農林水産省)
生
活
排
水
処
理
施
設
簡易排水施設整備事業(農林水産省)
コミュニティ・プラント(環境省)
小規模集合排水処理施設整備事業(総務省)
個
別
処
理
施
設
浄化槽設置整備事業(環境省)
浄化槽市町村整備推進事業(環境省)
個別排水処理施設整備事業(総務省)
観音寺市で実施している事業
集合処理施設:公共下水道事業、農業集落排水事業
集合処理とは、家庭の台所、水洗トイレや事業所からの汚水を「管渠(汚水管)」で集め、
「処理場(終末処理場)」でまとめて処理する方式である。家屋や事業所が密集している市
街地や集落などに適している。
個別処理施設:浄化槽設置整備事業
個別処理とは、家庭の台所、水洗トイレや事業所からの汚水を、家庭や事業所ごとに設置
された合併処理浄化槽で個別に処理する方式である。家屋や事業所が点在する地域に適して
いる。