歴史家の宗教観(1) : アーノルド・J・トインビー
全文
(2) 的要素に代わって、そこでは、異教的な、あるいは無神論的な要素が. い、と考えられる.7元的歴史観に含まれているユダヤ-辛-スト数. 明が考えられていること、文明の比較研究が可能であるとされている. とって代わられたのも当然の成行きというべきであった。 トインビ-の歴史思想を概観してみよう。歴史研究の単位として文. 西洋は唯一の文明でもなければ'数ある文明の中の最高のものでもな. 復権される.つまり、文明ほ1個の有機体にたとえられ'誕生から死. 会いの前に (1九1四年). こと'についてはすでに述べた。これほすでにシュベンダラ-との出 トインビ-に直観されていたものであったo. へと循環するが、歴史には究極的な意味ほない'とされる.この決定 論には、「救済」の余地はない。個々の文明は閉じていて、固有の体. 数字がある'とまでシュベンダラーほ主菜する.こうした生物学的ア. 解でかれを読みかえしていた。つまり、. かれの世界で経験ずみのことであった。. われわれの世界で経験していることほ、. わたくしがそれまで感じも. いま、わたくしは新しい理. すでにトゥキエアィデスが. 「このとき、突如としてわたくしの蒙がひらかれた。われわれが. ナロジ-にはたしかに危険がある。トインビ-はそれを批判している. 系を持ち、それらは空間を越え、時間を越えて交わることほない。従 って'それぞれの文明に'独自の哲学、科学、道徳、さらにほ独自の. が、彼自身それから完全に免れているわけではない。だが、アナpジ -という「神話的思考」. ほ'人間の認識能力. しなかった意味をかれの語の中に読み、 感じもしなかった感情をか れの句の奥に感じとったo こういうことになったのは、トウキエデ ィデスに霊感をあたえて著作を書かせた歴史的な危機というものに、. (レゲィ=ストP-ス). の最も深いところに根を下しているものではないだろうか。客観的で 科学的な物の見方とは、空気がなければもっと自由に飛べるのにと考 える、あのカントの鳩に似ていぬこともない。 自覚的な運命愛(amor. がわた-しの未来であった。--年代記がなんと言おうと、トゥキ 三アィデスの世界とわた-しの世界とは'哲学的に同時代であるこ. さきに'同じ歴史的経験の段階に到達していた。事実'かれの現在. 今度はわたくしが飛びこむ番になったからである。トゥキュディデ スがこの地盤の上にずっと前にいたことが'いま明らかとなった。 トゥキュディデスとその世代が、わたくしとわたくしの世代よりも. だ'とシュベンダラ-ほ言う。そしてこのニヒリズムほ、我々の時代 の歴史観と人間競の中にも、実は深く巣くっているはずのものだ.そ. とが判明した。そして、もしもこれが、ギリシャ・ロ-マ文明と西. fati)によって受け入れることができるだけ. れは西洋近代の人間中心主義が、当然支払わねばならなかった代価で. れているすべての文明のあいだの関係も、これと同じだということ. 文明にほ死がある。そこには救いがなく、我々ほこの必然性をただ. はなかったかoもしそうでないとしたら'たとえばあの楽天的な進歩 の観念の中にも、キリスト教的終末観が'裏返され'世俗化された形. になるのではないだろうか(7)。」. 人物が「ヘラスの大いなる災いの始まり」と呼んだ、ペロポネソス戦. トウキ三アィデスの直面していた歴史的危機とほ'彼の悲劇の登場. 洋の文明とのあいだの真の関係であるとするなら、われわれに知ら. で隠されていたほずである(5)。グァルディ-ー二6)などの指摘するよ. うに'フランス革命の人権宣言に代表される近代の人間観は'ほかな らぬキリスト教的啓示からその力を借りていたのであり、その啓示が 斥けられた時、板を断たれた人格的'倫理的諸価値が、ニヒリズムに. 15-. -.
(3) し、いかなる点において同時代なのか。すなわち文明の「挫折」にお. マ帝国外縁部の蛮族戦闘団体によって構成されるo社会体の分裂に呼. それに「属」さない社会的要素、もしくほ集団、として定義される。 ヘレニック社会の場合'前者はキリスト教の母胎となり、後者はロ-. 争であった。トインビ-の場合、それは第一次世界大戦である。しか いて、とトイソビ-ほ言う。文明ほ「発生」し「成長」し「挫折」し. 応して魂の分裂が見出される.そしてギボンがrn-マ帝国衰亡史」. で述べているように、「野蛮と宗教の勝利」のうちに文明ほ滅びるの. すでに見たように'トインビ-. はこの発想をヘレニック世界の歴史から得たのだ。西洋の歴史家にと. である。だが滅びた文明の遺産ほ、その一方の看取人であった宗教に. 「解体」し、そして死ぬ'とされるo ってほとんどの場合そうであるように、ギリシャ・ロ-マ文明の一生. よって受継がれ、次代の文明に手渡されるまで、そこで蛸のように眠. によってそれに応答す. 『歴史の研究』の中心主題の1つがここに示され の方向. らず'嫡としての世界教会を媒介として、直線的にも前進するものと. られている。つまり、歴史は個々の文明のサイクルを循環するのみな. 我々を強く説得せずにはおかないoたしかに大筋はシd.ヘソグラ-か ら啓発された。だが多くの重要な進展がある。たとえばシュベンダラ -の場合と異なり、文明相互の問に、時間的、空間的な出会いが考え. いったものを背景に、驚く姪ど豊富な史料が縦横に駆使されていて、. ているのだ。そこにほ、広い展望とすぐれた対比、力強い想像力'と. な方法に代えて、イギリス経験論の伝統に立つ'帰納的な方法で述べ. ある。そしてそれをトインビ-は、シュベンダラーの先験的で清輝飽. 以上が『歴史の研究』六巻までの'トインビーの歴史理論の概略で. っている。. が、常に他の文明をはかるモデルとなる.. force). ところで、文明の「発生」とは何か。文明は、さまざまの形の挑戦 を受けた未開社会が、離れ業(tour という. る場合に生まれる、とトインビ-は言う.挑戦と応戦(Cha)lengeand Response). (模倣). 「成長」期においてほ創造的少数者に向. る.未開社会と文明との本質的差異の一つほミメシス にある.ミメシスほ、文明の. けられるが、この段階では彼等ほ同時に支配的少数者でもある。とこ ろが、成長はいつまでも続くわけではない..やがて少数者の創造的能 力は衰え'それにつれて多数者はミメシスを止める。その結果、社会 的統1は失なわれる。これが文明の「挫折」である.環境を支配する. なる。トインビ-ほそれを'自ら回転することで亭を目的地に近ずけ. る車輪の比愉によ.って説明している(9)。彼の古典的教養と、彼の中. (ヘレニック世界の場合ほp-マ帝. 力は弱まり、自己決定の能力は減退する。やがて文明内部の混乱に終 止符をうつため世界国家が現われ. 「小春びより(8)」としての平和が成就される。だが「p-マの平. 構造上の変化が生じたとしても、それは当然であろう0. でほぼ三十年近い年月が流れている。その間、彼の体系にい-つかの その変化の. 意されることになる。だが、いかなる意味が与えられるのか。 トインビ-が『歴史の研究』の想を起してから、その完成を見るま. のキリスト教的伝統との調和が、ここでは試みられていると言ってい. いだろう.歴史には再び意味が与えられ'そこに'ある種の救済が用. よって多数者の、、、シスを惹きつけていた少数者ほ、今度ほ鞭によって 支配するようになる。社会体の分裂が起こり、トインピ-が、内的プ ロレタリア--と外的プロレタリア-トと名ずけるものが姿を現わす。 「プロレタリア-ト」とほここでほ、ある社会の「中に」はいるが、. -. -16. de. 和」は、すでに文明の夏ではなく、近ずく冬の前触れにすぎない.こ うして文明ほ「解体」期に入る.この段階においては、かつて魅惑に. 国).
(4) 最も重要なものは、文明と宗教の関係が逆転することである。つま り歴史の究極の意味は文明の中にほなく、むしろ文明は「宗教の侍. は'トインビ-の宗教観の本質を形づくるものなのである。. といっていいだろう。そLてまた、この自己中心主義からの離脱こそ. スト数的西洋文明中心主義からの離脱、そこに問題が集中している、. 女(1)」にすぎないのではないか'と考えられるようになる.宗教ほ. せて天にかけ上る車輪は、地上における文明の周期的な没落であると. ではないのか。つまり、もし宗教が兵事であるとするなら'それを乗. るためではなかったか。歴史の目的は宗教にあって'文明ほその手段. ためではなく、文明の死を土台として、その上に世界教会をうち建て. にはじまるのだ.トインビ-が、ユダヤキリスト教的伝統の中に見出 される、排他的で非寛容な「選民思想」を批判してやまないのも、そ. ある。すべての宗教形態は、この自己中心性を超えようとするところ. の罪であり (偲倣‥hybris の罪)'それは知的にも道徳的にも誤りで. -はまず、生あるものの必要条件の (Self・ 1つとして自己中心性 centredness)という宿命があると言う.自己中心性ほ同時にひとつ. それでは、トインビ-の宗教観とはどのようなものか.トインビ. 考えられないだろうか.文明の動きは循環的、再発的であり、他方宗. の自己中心性という1面のためであるo仏教的伝統はこの罪から免れ. ヘレニック世界において、たしかに滅びゆく文明の看取人でであった。. 教の動きは上に向う1本の連続した直線のようにみえる.上方を目ざ. ている、とトインビ-は言う。もっとも、それのみが宗教をはかる尺. でなく、実は、世俗化した近代西欧の合理主義的歴史観の中にも、秘. かしながら神義論は、ユダヤキリスト教的歴史観の本質であるばかり. 「神義論」 として諸家の批判を浴びることは十分予想できる.そして この点が、トインビ-理解の大きな蹟きの石ともなっているのだ.し. 時にそれを超えている1つの絶対的実在に向けられるものである(en. この最後のものを、トインビ-は高等宗教(higher re(igion8)と名ず. いまひとつは、自然、人間のいずれでもなく'それらの内にあって同. えられる。まず最初は自然崇拝であり、次は人間崇拝であり、そして. だがそれほ'ギリシャ・ロ-マ文明の遺産を次代の西洋文明に伝える. す宗教の連続する動きほ、生誕-死-生誕の円周をめぐる諸文明の循. 教的行為は、しかし一様に同じ価値を与えられているわけではない.. 度でないことはもちろんだが。さて、自己中心性の超克というこの宗. 環運動に助けられ、また促進されるのではないか。このようにトイン ど-は、宗教と文明の関係を修正する.こうした歴史解釈が'7種の. かに隠されているものであることは'すでにプルトマンやレ-ヴィト. ける.. 超克の方向が問題となるのであり、そこに三つの基本的パタ-ソが考. によって指摘されているところである(1).トインビ-史観の宗教偏. えば、キリスト教における聖母と神の子の礼拝や、聖餐のパンと葡萄. に到るまで、姿を変え、形を変えて続いているものである。それほ例. 自然崇拝は、人間が自然を認鼓の対象として以来、二十世紀の今日. 場からも、その終末論ないし護教諭の世俗性への強い批判がある。そ. 重に対する批判は'もちろん近代史学の側からのものだが、神学的立 の理由の一つほ、トインビ-が西洋近代の価値体系の限界を論じ、西. 酒の秘蹟の中に'またマホメット教における、メッカのカ-バ神殿の (P・ガイル)をな. 洋文明の未来に対してある意味では破滅的な予言. 中にも依然として根強く残っている(ほ)。そして自然の神秘を完全に. 壁にある黒石の呪物に見られるように'現存するあらゆる高等宗教の. すためであろう.また神学的立場からの批判は、キリスト教を絶対視 しない彼の宗教相対主義とでもいうべきものに向けられている。キリ. 17-. -.
(5) ついてはどうかといえば、そこでは地方共同体や世界共同体という人. のではないか。トイソピ-はそのように問いかける.次に人間崇拝に. めに'依然としてそれは'飼いならすことのできぬものに留っている. はじめているとはいえ、そこに見られるある種の本質的な不誠実のた. (滞在意識)についても'西洋の新しい心理学がその深淵に沸鉛を降し. 宋ほ、危険なほど秘数的な自然崇拝が隠されているのでほないか。ま た'ミトラの神話において牡牛にたとえられている人間の中の自然. 征服したかに見える西洋近代の科学知識とその技術的応用の中にも、. 脳」に対する「愛」と「解れみ」によって、神の新しい姿に限が開か. なす「愛」である、とトインピ-は言う.生の根源的現実である「苦. ればならない.そしてそれを行なわせるものこそ、高等宗教の本質を. 教的人格は、彼等の神秘的体験から、苦痛匠満ちた「復帰」をしなけ. が、浬紫に入ることを永遠に近い期間思いとどまるように、偉大な宗. ゼがシナイ山で神と出会った後で、山をおりて-るように、また菩薩. 宗教的範噂では、往楯、遺相、と従来言われてきたものである。モ-. 的な徳である愛が欠けていたのである.ここにおいて. 「引退と復帰」. 間集団の力を偶像化し'それを崇拝する場合がまず考えられる。ヘレ. てそのカの源泉は、トインビ-が内的プロレタリア-・Lと呼んだ社会. (withdr&walandReturn)と′いう重要な概念が酪題となる。それは'. ニック世界に例をとると、前者はそれぞれの都市国家の守護神への崇. れ、人間は、「力」であると共に「愛」である神を、ほじめて垣間見 ることになる.偉大な宗教的人格によって創始される高等宗教、そし. 拝であり'後者はロ-マ帝国の神格化である女神p-マへの崇拝や'. の底辺層哲)そ求められねばならない.虐げられ、板を奪われ、異常. て、高等宗教を生み出してゆ-'というのだ。このようにして生まれ. 帝国の人格的代表者としての皇帝崇拝などがそれにあたる。だがそれ らほ結局、自己中心性の7つの表現にはかならず、特に前者に関して その罪の帰結は'例えば、アテネのアテネ・ポリアスと、スパルタの アタナ・カルキエクスとが'それぞれの地方共同体の神格化であるた. た高等宗教は、その迫害と殉教の歴史を経て、やがて世界帝国を改宗. な辛酸をなめた内的プロレタリア-トが、その珠戦に対する応答とし. めに、本来同7のものでありながら、互い紅相括抗する女神とならざ. させ、既存の哲学の言葉を借り、帝国外縁部の蛮族戦闘団体の心をと らえてゆく。そしてこれらの出会いを通じて、高等宗教はその姿を変. 等宗教の其の遺産として、歴史の究極の地点に、個々の高等宗教を超. 的任務に赴くように見える。そLてそれは制度化された宗教の宿命で もあるのだ.だが'そこ紅現われた実在に関する輝かしい啓示は'高. え、制度化されてゆくことになる。それほ霊的使命から逸脱して世俗. るを得なかったような点に明らかである(14).そして人間崇拝の第三の 形として、自足的な哲学者の偶像化、が考えられる。(レニッタ世界 の場合'彼等は地方共同体の崇拝の失敗から生まれた精神的垂自を充 たそうとして'ついにはたさなかった。その理由は、彼等にとって最 の状態であり'実践的行為は低-みら. 良の状態とほ観想(テオリア). 以上がトインビ-の宗教観の粗描である。そして、このような歴史. えた'ひとつの普遍的宗教の出現を予想させるのである。. 実は彼等は同意しなかったのだ'とトインピ-は指摘する。この哲学. 思想が現代に与えた衝撃は、我々を再び歴史の究極の間へ連れ戻すこ ととなった.価値や意味に関わる領域を'注意深-避け続けてきた我. れていたためである。プラトンは、彼の哲学者が、単なる義務観念か らだけでも、世俗的な事実に関与することを同意するとしているが、. 者の「拒否」のために'彼等の哲学にほ道徳的限界があり、真に深い 影響を及ぼしえなかったo彼等の神秘的体験には、キリスト教の基本. 18-. -.
(6) 々の時代への'これはいわば形而上学的な挑戦と言うことができるだ ろう.それにどう応戦するか'そこに現代の直面している最大の問題. StudyofHi8tOry.(.p.), Trial.深瀬基寛訳『試煉に立つ文明』二. Religion.p.)6.. 1七-. E・R・クルチウス『フランス文化論』大野俊1訳'創元社 八景o and Es6haCobgy,『歴史と終末論』中川秀 R.K.Bu)tman.History. 三-四貫o J・フォ-クト『世界史の課題』小西嘉四郎訳'執事書房一1二貢。. Toyn]xe.Civili3aiionon. J.Toynbee.A. のひとつがあるように思われる.. (2). 註(1). (co). (4) (5). StudyofHistory.4,p.59.. Tda1.pp.7-8.. 恭訳・岩波現代叢書、九1貢o R・グァルディーニ『近代の終末』仲手川良雄訳'創文社。1 1二1貢。. Toynbee.A. Toynbee,Civili2;aiion. Iaid..6.p.324.. laid..7.p.445.. on. 新『文明の構造と変動』第十章参照。. laid..pp.)9-20.. 19-. -. 7. (6). 山本 Arno)a Toynbee.A事His首rian.8Appr喜h Iaid..p.31.. io. ( ′ ヽ. ヽー ヽ.一′ ヽー. 8 9 1413121110. ′ヽ ′■ -ヽ ′ ヽ ′、. ヽー ヽ_′ ヽ_′ ヽー ヽ_′. ′ -ヽ ′ 、.
(7) Historians'Approach. Religion (1)-Arnold. to. Yukio. J・ Toynbee-. TAMAI*. sentence opening of A Study ofHi8tOry, "In any age is governed by like other socialactivities, society the study of history, of any the dominant tendencies of the time and the place". by what is his theory Its origin is found in Then, tendency governed? de8 Abendlande8. Toynbee borrowed Spengler's Der Untergang several. Toynbee. important But. way.. in the. says. ideas. from. there. is. Spengier's. theory. of history. between. one. and developped their theories・. in his them The diぽerence. essentialdifference of the relation between civilization and religion. In consists in the estimation so Spengler's important system, role, while Toynbee religion does not play but as history itself the purpose considers of and civilization, nothing. religion. the. moment. This to. our. of religion. treatise shows. this view. of history,. age.. *フランス語教室(Dept.. of. French) -20-. Toynbee's. metaphysicalchallenge.
(8)
関連したドキュメント
At Geneva, he protested that those who had criticized the theory of collectives for excluding some sequences were now criticizing it because it did not exclude enough sequences
The overall intention is to study the role of history of math- ematics, in its many dimensions, at all the levels of the educational system: in its relations to the teaching and
This equation encompasses many important integral and functional equations that arise in nonlinear analysis and its applications, in particular integral equations (1.1), (1.2),
We recall here the de®nition of some basic elements of the (punctured) mapping class group, the Dehn twists, the semitwists and the braid twists, which play an important.. role in
Functional and neutral differential equations play an important role in many applications and have a long and rich history with a substantial contribution of Hungarian
Then it follows immediately from a suitable version of “Hensel’s Lemma” [cf., e.g., the argument of [4], Lemma 2.1] that S may be obtained, as the notation suggests, as the m A
The technique involves es- timating the flow variogram for ‘short’ time intervals and then estimating the flow mean of a particular product characteristic over a given time using
[Mag3] , Painlev´ e-type differential equations for the recurrence coefficients of semi- classical orthogonal polynomials, J. Zaslavsky , Asymptotic expansions of ratios of