枚 監 査 第 1 8 2 号 平 成 2 4 年 1 2 月 2 8 日 様 枚方市監査委員 勝 山 武 彦 久 野 邦 広 前 田 富 枝 桝 田 義 則 定 期 監 査 の 結 果 に つ い て 地方自治法第199条第4項の規定に基づき定期監査を実施したので、同条第 9 項 及 び 第 1 0 項 の 規 定 に よ り 監 査 の 結 果 に 関 す る 報 告 及 び 意 見 を 提 出 す る 。
1.監査の対象 (1)対象部課 上下水道局 水道部 上下水道経営課 給水管理課 水道工務課 お客さまセンター 水道保全課 浄水課 (2)対象事務 平成24年度における財務に関する事務の執行及び事務の管理状況 2.監査の期間 平成24年9月3日から平成24年12月27日まで 3.監査の結果 関係者から事情聴取し、また、提出された資料及び関係書類を監査した結果、 事務処理状況等はおおむね適正に処理されているものと認められたが、一部に改善、 検討を要する事項が見受けられた。 以下、留意点、意見を述べる。 【指摘・改善事項】 [上下水道経営課] ○水道事業会計及び下水道事業会計の財務に関する事務の執行状況について 上下水道経営課の金庫内に会計帳簿(財務システム)と一致しない現金(簿外現 金)が認められた。これらは過年度における過剰金で、本来、適時・適切な会計処 理をすべきところであった。今後は、会計帳簿と一致しない現金が再び発生するこ とのないよう、適正な公金の管理体制へと改善するよう指摘する。
【意見・要望事項】 [上下水道経営課] ○水道事業会計及び下水道事業会計の財務に関する事務の執行状況について 現行の地方公営企業においては、任意とされていた退職給与引当金と修繕引当金 であるが、地方公営企業会計基準の見直しにより、諸引当金の計上ルールが明らか となった。今後は、水道事業会計・下水道事業会計としての退職給付引当金及び修 繕引当金の計上の基準等を明確にするとともに、継続的な会計処理が行われるよう 要望する。 [給水管理課・上下水道経営課] ○有形固定資産(土地)の管理について 公有財産の取得、管理及び処分を適正に行うためには、公有財産の現況を的確に 把握することが必要である。 今回、給水管理課の管理する資産管理台帳及び上下水道経営課の管理する減価償 却台帳と登記簿謄本との間に地積等の不一致が確認された。 上下水道局として、公有財産である土地の台帳整備のあり方を検討し、正確な情 報が一元的に管理されるよう、適正な統制環境の構築に努めるよう要望する。 [水道工務課・浄水課] ○水道施設の耐震化の状況について 水道施設の老朽化が進んでおり、大地震に対する備えとして水道施設の耐震化は 重要な課題となっている。 今後、老朽化の状況を的確に把握した上で優先順位を明確にし、計画的に耐震化 を進めるよう要望する。 [お客さまセンター・上下水道経営課] ○水道料金等の収入管理について 営業収益である水道料金、下水道使用料と異なり、下水道受益者負担金は、会計 上、資本勘定であることから、その未収金及び不納欠損額は財務諸表には表示され ない。下水道特別会計方式の時には収入未済額と不納欠損額が歳入歳出決算書で表 示されていたことを鑑みると、公営企業会計移行後も、事務概要に掲載するなど、 下水道受益者負担金の収入管理状況の情報開示について検討するよう要望する。
[水道保全課] ○漏水防止対策について より効果的、効率的な漏水調査のあり方について、他市の取り組み状況も参考に して検討し、漏水の未然防止と有効率の維持向上を計画的に進めていくよう要望す る。 [浄水課] ○水質検査用薬品の管理状況について 平成24年度より、水質検査用薬品は薬品管理システムによる管理が行われてい るが、一部に使用記録の入力もれが見られた。 薬品管理システムを有効に活用するためにも、運用の改善を行う等、水質検査用 薬品の適正管理に努めるよう要望する。