及び近郊の勤労者を対象にして−
Author(s)
国吉, 和子; 安谷屋, 良子
Citation
沖縄大学紀要 = OKINAWA DAIGAKU KIYO(9): 149-170
Issue Date
1992-03-25
URL
http://hdl.handle.net/20.500.12001/5766
働くことへの価値意識・態度に関する研究(1)
-那覇市内及び近郊の勤労者を対象にして-
国吉和子安谷屋良子
1.はじめに現在、激動する社会・経済的状況のなかで、働くことへの価値観が多様化し、
揺らいでいろ。そのなかで、労働の意味を改めて問い直すことが必要とされて
きていろ。本研究では、沖縄住民の働くことに対する態度や価値観を捉えること
を主目的とする。三隅二不二らの行なった「働くことの意味に関する国際比
較調査」(1982)を参考にして、調査票を作成し、沖縄住民(今回は、那覇市
内及び近郊の勤労者)を対象に調査を進めた。そして、生活における仕事の重
要性や働くことの意義、働くことのイメージ、働くことの目的、働き方、望ま
れるリーダー像など、8側面から働くことに対する価値意識や態度を捉え、働 くことに対して、まず、男性と女性とでは異なった価値意識や態度がみられるのか、また、三隅らの調査結果と対比させながら、沖縄対本土で、労働観に差
異がみられるのか否かをみていく、また、それぞれの背景についても分析を進めていく。
今回の報告では、仕事の重要性や働くことの意義、働くことの目的、生きが
いの対象等の側面に焦点をしぼり、働くことに関して、男性と女性、それぞれ
の年令毎の比較、学歴別比較を行ない、各々の特徴を浮き彫りにする。また、
三隅らの調査結果と本調査結果を基に、比較できる範囲内で沖縄対本土の比較
分析を行ない、それを基に、働くことに関して沖縄の地域特性がみられるか否
かを検討していくことにする。 2.調査の方法a)調査対象および調査方法:那覇市内及び近郊に勤務する20才以上の男女を
対象。調査は、県内3大学の心理学及び保育学関係科目を受講している学生
-149-(1~4年次)を通じて、その家族・知人・友人の中で該当する対象者に実施した.
b)調査実施時期:1990年11月~1991年5月
c)質問紙の構成:三隅二不二らの「働くことの意味に関する国際比較調査」
(1982)を参考にして、「働くことへの価値意識調査」を作成した。三隅
らの用いた質問項目の中で、沖縄住民対象の調査項目として適当でないと
思われる項目については部分的に修正したり、また、新たな項目を加えた
りしたが、沖縄対本土の比較のため、出来るだけ同じ項目で調査をするこ
とにした。質問紙は、仕事の重要性(4項目)、働くことのイメージ(1
項目)、働くことの目的(2項目)、労働時間短縮の方途及び生活満足感(2
項目)、職場における満足度(1項目-5下位項目)、働き方(1項目-13下
位項目)、人の暮らし方(1項目)、望ましいリーダー像(2項目-4下位項
目)等、8側面そして14の質問項目からなっているが、その他、性別、年令、
勤続年数、現在の勤務地、学歴、職業、雇用形態、未婚.既婚別、扶養者数等
を問うフェースシートが付加されている。 3.回答者の特徴a)分析の対象:回収された回答者347人のうち、297人(85.6%)(男149
人、女148人)を本研究の分析の対象にした。県外及び国外出身者37人(男26
人、女11人)及び20才未満者7人(男1人、女6人)については、今回の分
析対象から外した。また、不完全回答者(6割以上不回答)6人についても分
析対象から外した。なお、分析対象者の78.5%、女78.4%)は那覇市内の勤労者で占められ、
残りの21.5%(男21.5%、女21.6%)は那覇市近郊の勤労者である。
b)年令階層:20代が35.0%(男28.2%、女41.9%)、30代が19.9%(男
21.5%、女18.2%)、40代が30.3%(男28.2%、女32.4%)、50代が14.5%
(男215%、女7.4%)、60代が.3%(男.7%、女.0%)となってい
ろ。C)学歴:小中・高卒者が36.0%(男34.9%、女37.2%)、短大・専修学校
卒者が29.3%(男16.8%、女41.9%)、大学・大学院卒者が34.7%(男
-150-48.3%、女20.9%)となっていろ。
。)職業:研究・専旧引職が17.8%(男22.0%、女13.5%)、事務職が35.9%(男240%、
女480%)、販売・サービス職が19.1%(男187%、女19.6%)、製造工程職
が.5%(男.4%、女.7%)、管理職が97%(男17.3%、女2.0%)、自営
業が5.7%(男53%、女6.1%)、その他94%(男8.7%、女101%)と
なっている。e)雇用形態:フルタイムが81.8%(男92.0%、女71.6%)、パートタイム
が13.1%(男47%、女21.6%)、その他5.1%(男3.4%、女6.8%)と
なっていろ。f)勤続年数:1年未満が12.8%(男10.8%、女14.8%)、1~3年未満
が175%(男115%、女23.5%)、3~6年未満が9.8%(男U5%、女
8.1%)、6~10年未満が84%(男7.4%、女9.4%)、10~15年未満が
9.8%(男128%、女6.7%)、15~20年未満が148(男135%、女16.1%)、20~25年未満が13.8%(男142%存女13.4%)、25年以上が11.1%
(男162%、女6.0%)、無回答が2.0%(男2.0%、女2.0%)となって いろ。g)未婚・既婚:未婚が39.1%(男33.6%、女44.6%)、既婚が55.9%
(男63.1%、女45.7%)、不明が5.0%(男3.4%、女6.7%)となってい
ろ。 h)扶養者数:1.5人(男2.1人、女.9人) 4.結果と考察1)那覇市の勤労者の意識一性別・年令別・学歴別比較
③各生活領域の重要度 レジャー、地域社会活動、仕事、宗教活動、家族、親戚づきあい等の6つの主要な生活領域に対して、それぞれの重要度に応じ、合計100点の点数を配分
させ、その平均値を図示したのが図1である。まず、男女別に、年令変化の観点からみろと、どの年代でも、日常生活の中
で大きなウエイトを占めているのは、仕事と家族の領域である。特に30代以降 -151-男(n=149) 大(、=148) 卯 0 列 加 4
加点の挙噸率奇巫甦鏥丹点
印 ㈹ 釦 2 0m点の錘噸準今咋陞鏥丹点
仕卒 京銭 一一一レジャー -------------具皮づき合し ---比嘆活動 ,...・・・・・・・...・・・・・・....……...…....、宗牡活動 10 10 20代30代 (n=42)(、二32) (n-42)40代 午齢 図1 50代60代20代30代40代 (、=32)(、=1)(n二62)(n=27)(、二48) 千鶴 各生活緬瑛の重要度(年齢別) 50代60代 (、=ID(n二0) 'よ、男女とも仕事への配分得点と家族への配分得点が目立って高くなっていろ。 20代では、レジャーへの配分得点が、男女とも仕事や家族への配分得点と並 んで高くなっているが、これは、未婚者がこの年代の80~90%を占めている ためと思われろ。30代には、レジャーへの配分得点は急激に低下し、その後も ゆるやかな減少が続いていろ。 仕事への配分得点は、男性の場合、40代までは増加の傾向にあり、その後、 横ばいの安定した状態を示していろ。一方、女性の場合は、20代では、男性の 場合と同様、仕事への配分得点は高いが、30代になると、低下の傾向を示して いる。しかしながら、それが、40代には急激に上昇し、その後、横ばい状態に なっている。 また、家族への配分得点は、20代では、男女とも低いが、30代には、ともに 高まる傾向にあり、そしてその後は両方とも下降そして上昇の傾向を示していろ。 このように、各生活領域に対する重要度は、男女とも年令によって多少の変 化がみられるが、男性がどの年代でも一貫して仕事へ価値を置いているのに対 し、就労する女性は、年令とともに、価値づけの対象を、仕事から家族へ移行 -152-させ、再び仕事へ戻るという傾向を示していろ。 また、ここで男女ともにみられる30代の家族への配分得点の高まりは、結婚 による変化と考えられるが、特に、女性の場合は、育児によって一時期は仕事 よりも家族の万へ価値の置き方をシフトさせている。家庭のことについては、 特に育児の問題については、女性の責任意識が強いことを示唆していろ。この ことは、男性は仕事を優先させ、女性は家庭を優先させるという固定的な性別 役割分業意識の違いを反映していろと考えられる。 ところで、親せきづきあいや地域活動等については、どの年代でも得点が低 い傾向にあるが、女性の方の30代でやや高まりの傾向を見せているのは、先述 したような育児等による家族重視の高まりと関係しているのかもしれない。 図2は、6生活領域のうち、仕事、家族、レジャー、親戚づきあい等、配分 得点の大きい4領域に限って、学歴別に図示したものである。 全体的には、男女共通して、どの学歴層でも、配分得点は、仕事、家族、レ ジャー、親戚づきあいのII項になっていろ。その中で、仕事への配分得点は、男 女とも、学歴が高まるにつれて、僅かながら高まる傾向にあるが、どの学歴層 でも、男性の方が女性よりも得点が高い。一方、家族への配分得点は、どの学 男(、=149) 女(n=148) 印如釦加Ⅲ 各佃氏への配分得点 各個嵐への毘分将点 5432100000 合い
il「l」1
`1,中・商卒 (n=52) 斗捗・極大\大学・大学脆卒 (n=25)(、=72) キザ・短大卒大学・大学院平 (、=62)(、=31) '1,中・濁芋 (、=55) 図2各生活領域の重要度(学歴別) -153-歴層でも女性の方が男性よりも高い傾向にある。
また、男性では、どの学歴層でも仕事への配分得点が家族へのそれよりも明
らかに高いのに対し、女性では、どの学歴層でも両得点の開きは男性の場合ほ
ど大きくはない。男性の場合は、仕事が生活の中心的領域になっているのに対
し、就労する女性の場合は、家庭に比重を置きながら「家庭も仕事も」という
意識を示していろ。ところで、生活全体の中で、働くことの重要性を、「最も重要なことの一つ
(7点)」から、「最もとろにたらないことの一つ(1点)」に至る7段階尺度
上で評定させ、その中で、「重要なことの一つ(7点ないしは6点)」の回答でも
って、仕事の重要度をみていくと、男性は63.1%、女性は51.9%となってい
ろ。ここでも、概ね、男性が女性よりも仕事を重視する傾向が強いといえよう。
これを年令的変化でみろと丁男性では、年令が高まるにつれて仕事重視の傾向
が高まるのに対し、女性では、仕事の重要度は、30代では一時的に低下し、その
% 「非常に&かなり重要」とみた者の割合 00000000 87654321 一一一一 『函皿函(叩叩』 〃■■■Ⅱ口〃ロロロ■も 一一》力『★ 149) 148) 20代30代40代50代60代 年齢図3働くことの重要性(性別、年齢別)
(lロくことを「非常に&かなり重刻とみた者) -154-後急上昇していろ。また、育児期を過ぎた40代以降は、男女とも顕著な高まり を見せていろ(図3)。 さらに学歴別には、男女共通して、高学歴者の方が仕事を重視する傾向が強 いという結果になっていろ。 ⑤働くことの意義 「もしも働かなくても楽に暮していけるとすれば働くか否か」という問いに 対する回答結果が図4と図5である。 全体的には、「同じ仕事で働き続けろ」とか、「違った条件で働き続けろ」
等の、働くことに対する肯定的な回答が、男性では93%、女性では84%を占め
ていろ。経済的基盤が充分てこある場合でも、ほとんどの人が働くことそれ自体
に意義を感じていろ。そのなかで、女性よりも男性の方が、働くことにより価 値を置く傾向にある。 男(n=149) ☆(n=148) % % 即扣別別判釦即Ⅲ 即加別別仙釦別扣J~
仕卒て き銃ける」 「同じ 側 じ仕事て 働き焼ける」 「同 った条件て さ焼ける」 める」 遼働や rr 「途つ 働き た条件て 焼ける」 、〆  ̄ ̄ ̄--‐「やめ  ̄ る」 40代50代20代30代40代50代 齢年齢 図4働くことの迭我(性別・午欝別) -tしも傷かなくても祭に基らしていけるとすオ(ば働くか- 20代30代 年 また、働くにしても、男性は、全体としては、「同じ仕事で働き続けろ」の 回答が最も多くなっていろ。一方、女性では、「違った条件で働き続ける」の 回答がやや高いが、「同じ仕事を続けろ」というのも、ほぼ同じ比率を示して -155-いる。(図5の「全体」を参照)
年令的変化を男女別に比較すると(図4)、男性の場合は、どの年令層でも、
「同じ仕事で働き続けろ」の回答が最も高いが、20~30代では、「違った条件
で働き続けろ」の回答も比較的多く、両者間に大差はみられない。ところが、
40代以降は、「同じ仕事で働き続ける」の回答率が明らかに高くなっている。
また、「働くのをやめろ」とする者は、男性の20代では、他の年令層に比し
てやや高いが、全体的にはかなり低率である。女性の場合は、20~30代では、「違った条件で働き続ける」と回答した者が
むしろ多く、また、「働くのをやめる」とする者も、30代ではかなり高くなっ
ている。しかし、40代以降では、「同じ仕事で働き続けろ」の回答者が多くなっている。子育ても終盤に入ったこの頃には、仕事は生きがいの対象となり、
また、特定の仕事に対する安定した態度ができてくるためであろうか。あるい
は、40代以降には、それ以前と比べて、違った条件で働く機会を得ることが困
難であるとか、また、新しい仕事場での労働条件や賃金の問題、適応の困難等
もその規定因になっているのかもしれない。 このように、40代以降は、男女とも「同じ仕事で働き続けろ」と回答する者が多いが、男子にその傾向が比較的強い。女子では、「同じ仕事で働き続けろ」
の回答と、「違った条件で働き続けろ」の回等とは男性ほどの大きな開きはな い。このような男女の違いは、女性に比べて、仕事をより重視する男性の転職 への抵抗が大きいことの反映と考えられろ。 ところで、学歴別には、学歴が高まるにつれて、「働くのをやめろ」という 回答は、男女とも減少傾向を見せている。しかし、この項目においては、どの 学歴層でも女性が男性よりも高い率を示しており、男女間の格差は低学歴層で 大きくなっていろ(図5)。 働くことを肯定的に受けとめる傾向は、男女とも学歴が高まるにつれて強く なっていろ。しかしながら、働くにしても、男性は、どの学歴層でも、「同じ仕 事で働き続けろ」の回答が、「違った条件で働き続けろ」の回答よりも多く、 また、高学歴層でその傾向がより強くなっている。女性では、両方の回答の開 きは、どの学歴層でも小さく、高学歴層では、むしろ「違った条件で働き続け -156-★(n=148) 戸働くのをやめる 男(n=149) 先 ,、 加肌印仙別別Ⅱ 川別別判釦刎Ⅱ
I
ⅡI
I「
`1.中・乃牟キサ・錘大卒大竿・大qME卒全体’1.中・乃卒キサ・A1大早,大学・大4Mヒキ 図5働くことの意義(性別・学歴別) -もしも働かなくても祭に基らしていけるとすオM働くか- 全休 ろ」の回答がやや高い傾向にある。 このように、特定の仕事に対する執着度に男女差がみられるが、これは、 「仕事は男性の役割」という固定的な性別役割分業意識が存在するため、就業 の重要度及び転職への抵抗度は男性においてより大きいということによると考 えられろ。 ○働くことの目的 仕事をする場合、どのようなことを重視するかということについてみたもの が図6である。「新しいことを学ぶ機会が多いこと」、「よい対人関係(上 司・同僚)があること」、「昇格、昇進の機会に恵まれていること」、「都合 のよい勤務時間であること」、「変化に富んでいること」、「おもしろい仕事 (ほんとうに好きな仕事)であること」、「仕事が十分に保障(継続性・安定 性)されていること」、「職務内容と自己の能力や経験がよく合致しているこ と」、「給料がよいこと」、「物的作業条件がよいこと」、「自律性が高い (自分の仕事のやり方は自分で決められろ)こと」等の11項目を最も重要なも のから順に11位まで順位づけをさせているが、図6は、上位3位までの回答結 -157-%別別仙釦如 3位以内に位置づけた人の割今 E二二コ】(n=149) 国。★(、=148)
lⅢⅢ、、
ⅢⅡ
10 「新しいことを 学ぶ機会が多い」一よい対人明同係」
丁「斗格・外型あり」
「都合のよい 勤務時間」「変化に宮土仕事」
「面白い仕事」
「係嘩さ狄一しいる」
能力・隆験の合致」こ 「職務内容と自己のと 「物的作常条件 がよい」叩 B 性 1》よい生む科」
r、「自律性がある」
図6仕事について重視する 栗を集計したものである。全体的には、「面白い仕事」、「よい対人関係」、「職務内容と自己の能
力・経験との合致」等の回答率が高くなっていろ。性別では、男性が、「面
白い仕事」の回答が最も多く、次いで「保障されていること」、「職務内容と
自己の能力・経験との合致」の順になっていろ。女性では、「よい対人関係」
の回答が最も多く、「面白い仕事」、「職務内容と自己の能力・経験の合致」
の順になっていろ。概して、男性の方は、仕事へ自己を関与または投入する傾
向が比較的強く、女性の方は、仕事での対人関係を重視する傾向が比較的強い
ことをうかがわせていろ。年令別比較(表1)をすると、男女とも、20代では、「面白い仕事」の回答
率が目立って高いが、男性では、そのほかに「よい給料」、「学ぶ機会が多い
こと」等の回答率も比較的高い。30代では、「面白い仕事」の回答が最上位で
あるが、「保障されていること」も同率で上位を占め、仕事の安定性・
継続性を求める傾向が高まってきている。そして、40代になると、「面
-158-義1仕事について重視すること(性別、年齢別) 、】Z 項に並べた6のてある。 白い仕事」よりも「職務内容と自己の能力・経験との合致」、「保障さ れていること」の比率が高まり、また、50代では、「保障されていること」、 「職務内容と自己の能力・経験との合致」、「面白い仕事」、「学ぶ機会が多 いこと」等、仕事の安定性と自己実現性を重視する方向に動いていろ。 一方、女性の場合、20代では、「面白い仕事」の回答が最も高い率となって いるが、「よい対人関係」を求める傾向も強い。30代には、「よい対人関係」 が最上位を占め、また「保障されていること」、「給料がよいこと」、「都合のよい勤務時 間」等の比率も高く、家庭生活をする上での現実に見合った価値の置き方をしてい ろ。40代では、「よい対人関係」、「保障されていること」、「面白い仕事」、 「物的作業条件がよいこと」、「仕事の自律性」等の回答率が高くなっており、 この年代では、育児から次第に解放され、仕事優先の兆しをのぞかせていろ。 そして、50代では、「面白い仕事」、「職務内容と自己の能力・経験との合 致」、「よい対人関係」、「学ぶ機会が多いこと」等の比率が高くなり、自己 実現性を求める傾向へ移行していろ。 -159- 注:11項目に対して、1位~3位に項序づけらIした比\てあいものから 20イ《 30代 40代 50代 60代 四コ(。Ⅱ一」の) 1位「面白い仕卒」6a4% 2位「よい。辞ト」41.5 3位「学ぶ役4Pが多い」36.6 4位「項湯内寒と 自乙の他力.29.3 鰹0合との今到U 1位「面白い仕卒」46.4% 2位「係はせ」46.4 3位「ル、対ノuO係」39.3 4位「学ぶ伐今が多い」321 「攻野内寒と 自己の0も力.321 鉦qhとの今jILI 「妙、n$キト」32.1 「台伸せ」 321 1位1旗野点忠と 自乙の箆力.51.4% 錘0片との今ju 2位「保障性」45.9 3位「面白い仕卒」40.5 4位「よい対人H0係」37.8 1位「爆砕性」 M・O9i 2位「成苔内卑と 自己のiも力.40.0 紐0片との今nA」 「西白い仕卒」40.0 「学ぶ*&会が多い-40.0 女(.Ⅱ一一m) 1位「面白い仕卒」M、4 2位「よい対人阿侭」61.0 3位「■用卜内寒と 自己の能力.40.7 姪qhのと今働k」 4位「学ぶbL会力《多い」39.0 1位「よい対人関係」60.0 2位「係隊性」45.0 3位「よい99軒」45.0 4位「却今のよい 助轟8ケ間」30.0 「面白い仕卒」30.0 1位「よい対人60体」40.5 2位「係"せ」 37.8 3位「面白い仕卒」32.4 「物的作恭i1H牛」324 「自体位」324 1位「面白い仕辛」57.1 2位[成否内浮と 自己の能力.42.9 錘0街の今Hf」 「よい対人関イホ」42.9 「学ぶIQ4…多い」429
また、男女とも、全体的に、若年層では、「面白い仕事」や「よい対人関係」 (特に女子)等の回答に比較的集中しているが、高年令層では、性別を問わず、 回答の分散化がみられろ。
義2仕事について重税すること(性別・学歴別)
ii:11m目に対して、1位~3位にlli位づけら↑(た)し半縞いWD から項に並べたtのてある。学歴別(表2)にみると、低学歴層では、男女とも「よい対人関係」を重視
する傾向がある。とりわけ、女性にそれが著しい。高学歴層では、「面白い仕
事」、「職務内容と自己の能力・経験の合致」等の回答が男女とも多く、自己実
現を求める傾向が強くなっていろ。 ところで、「仕事をする際に一番の関、事はなにか」という問に対する選択肢を、「よい給料がもらえること」、「倒産や失業の恐オlがなし壮事」、「気の合った人たちと働くこと」、
「やりとげたという感じがもてること」に限定した場合の回答結果が表3,4である。
全体的に、男女間に目立って開きがあるのは、「倒産や失業の恐れがないこ と」と「気の合った人たちと働くこと」の項目においてである。前者の仕事の安定性に関心を示す回答は男性に多く、後者の人間関係に関心を持つ者は女性
に多い。また、「よい給料がもらえること」や、「やりとげたという感じがも
-160- `1,中・島卒者 斗像学校・殖大卒者 大学・大学院卒渚 男 1位「よい対人町イiU426% 2位「保障性」40.4 「瓜務内慰とliこの能力 錘段との今釦40.4 他「面白い仕事」36.2 1位「in合い仕事」647% 2位「よい跨粁」412 3位「係雌」35.3 4位「よい対M1係」29.4 「却今のよい勤務時11」29.4 1位「面白い仕事」52.9% 2位「Ni務内jfとli6の 能力・鯉Ihとの今釦412 3位「保僚性」39.7 4位「学』;棋今が;い」3M 女 1位「よい対人MU600 「Ui合い仕事」60.0 3位「よい9紳斗」400 4位「学ぶ棋今が;い」33.3 1位「よい対MiMU55.6 2位「面白い仕事」40.7 「戊勝内理とfi己 の鋤・隆Ihの合致」40.7 4位「学』;枇今力《;い」38.9 1位「ib合い仕亭」45.8 「段務内愈と自己 の能力・峻険の今致」45.8 3位「よい対人関係」37.5 4位「保障性」33.3 5位「li#性」33.3義3仕事についてのNご事(性別、午崎別) てること」においては、男性の方がやや高い比率となっていろ。 年令的変化(表3)では、20代の若年層で、男女とも、「気の合った人たち と働くこと」の回答率が高く、人間関係に最も関心を抱く傾向がみられろ。特に女 性にその傾向が強く、30代ではそれが上昇していろ。 一方、20代の男性では、「よい給料がもらえること」の回答も高率を示して いる。男i性では、30代以降は、「やりとげたという感じがもてること」の回答率が突 出し、達成感の方へ関心が高まる傾向を見せているが、40~50代では、全体の 項目に分散化の傾向を示していろ。また、女性でも、40~50代では、達成感の 方へ関心が向く傾向をみせていろ。 さらに、学歴別(表4)には、男性がどの学歴層でも達成感の回答率が高い のに対し、女1性では、小中・高卒者及び専修・短大卒者は、人間関係の回答率 が、大学・大学院卒者は、達成感の回答率が、それぞれ最も高くなっていろ。 但し、男女とも、相対的に、人間関係への関心度は、低学歴層で高く、達成感 への関心度は、高学歴層で高くなっている。 -161- 20代30代40代50代60代針 田力(。Ⅱ一心の) 1.かなりよい 鉛粁 2.倒産や夫輩の 砥f(がない 3.気のあった人 たちと働く 4.やりとげたと いう悪じがも てる % 5826 9469 1123 % 5915 ●●●0 2187 1223 % 1242 ●●●0 7615 224 % 9381 0●●● 1683 2 15 % 7878 ●●●● 5453 3 32 女(。Ⅱ一一m) 1.かなりよい跨粁 2倒産や失業の 恐↑(がない 3.気のあった人 たちと働く 4.やりとげたと いう感じがも てる 6798 143I 4025 008回 3 14 4213 04Ⅱ8 1702 ●●●● 1332 1 62 6564 2631 2 42
義4仕事についての関.ご事(性別、学歴別)
⑥生きがいの対象「日常生活の中で最も生きがいを感じるものは何か」と問うた結果が図7で
ある。選択項目には、仕事、家庭、友人とのつきあい、仕事以外の諸活動趣味)、宗
教上の諸活動、親戚づきあい等、6項目が含まれているが、図7では、回答率
の高い、仕事、、家庭、友人とのつきあい、趣吋簿の項目にしぼって図示されていろ。
全体的には、男女とも、生きがいの対象として、「家庭」をあげる者が多く、
46.8%を占めていろ。とりわけ、女性にその傾向が強い。また、「仕事」を
生きがいとする者は、男性が20.1%であるのに対し、女性では6.1%、男性
の比率が女性の3倍となっている。「友人とのつきあい」は、女性の方がやや
高くなっていろ。年令的変化をみると、20代では、男女とも、「友人とのつきあい」をあげる
者が最も多いが、30代以降は、生きがいの対象を、男女とも「家庭」の方へシ
フトさせている。結婚を契機とした変化であろう。とりわけ、女性にその傾向
が強い。 -162-罫
」l、中・高午斗惨・短大卒大学・大学院卒
男 1かなりよい d今料 2.倒産や失業の 趣オ(がない 3.気のあった人 たちと働く 4.やりとげたと いう感じがも てる % 2747 2961 2 24 % 0000 ●●●● 4664 2114 % 5286 3104 1233 女 1.かなりよい 鰭粁 2.倒産や失業の 趣オ(がない 3.気のあった人 たちと働く 4.やりとげたと いう悪じがも てる 1008 ●●●● 6094 1 25 2134 ●●●● 4807 2 42 9650 ●●●● 0350 1 44%研(、=149) %女(、=148) 00000000 87654321 即加別別佃訓加扣 康良 承良 仕卒 、、.、←友人とのつき合い 、 、 、 、
丘
.、。『 ・〆 、←避難、、 、 。、 、--.、- .1-・二戸-- 仕卒 --、 ~と、 との つきあい 20代30代40代50代一…のい20代30代40代50代 図7生活における生きがい(性別、年齢サドl) 40代以降になると、男女とも「仕事」に生きがいを抱く度合が高まっている が、その傾向は、特に男性に著しい。40代以降の「仕事」を生きがいとする者は、 男性が約30%を占めているのに対し、女性はわずか10%前後である。 学歴別には、男女とも、学歴が高まるにつれて、生きがいを「家庭」とする 回答は減少傾向をみせ、そして、学歴が高まるにつれて、「仕事」の回答は増 加の傾向を示していろ。但し、低学歴層では、男女とも、「家庭」の回答率が 突出しているのに対し、高学歴層では、回答が「家庭」と「仕事」に分散して いろ。また、どの学歴層でも、「仕事」の回答率は男性が高く、「家庭」の回 答率は女性が高くなっており、ここでも、男女間の固定的な性別役割分業意識 の違いをのぞかせていろ。 2)沖縄対本土の比較分析 ここでは、本調査(1990)と三隅らの調査(1982)に共通する質問項目をいく つか取り上げて、その回答結果を基に、沖縄対本土の比較分析を行なう。 本調査と三隅らの調査とでは、その実施時期に開きがあるので、両者の比較 -163-をするには無理があるが、ここでは大まかな比較分析をすることで、働くこと
に関して沖縄の地域特I性がみられるか否かを検討していくことにする。
③仕事の重要性各生活領域への配分得点を沖縄対本士で比較したものが表5である。計100
点となるよう配分されるべき生活領域数が三隅らの調査(5項目)と本調査
(6項目)の場合では異なるので、厳密な比較はできないが、大まかに言って、
レジャー、宗教活動等への配分得点は、本土の方が高く、仕事への配分得点は
沖縄の方がやや高くなっていろ。また、家族への配分得点は、沖縄が低得点と
なっているが、本調査では「親戚づきあい」の項目を付加したため、家族得点
がその項目へシフトしたものと考えられろ。両項目への配分得点を加えろと沖
義5冬生活領域の重要度(沖縄対本土)
*各数値は、100点の数イin配分法による各緬壊への 配分得点の平均値を示す。 縄の万が本土の家族得点より高くなる。ここで、仕事への配分得点について性別比較をすると、男性では、沖縄が
387点、本土が39点で、両者間に差異はほとんどないが、女'性では、沖縄が
35.5点、本土が31点で、沖縄の方が高得点を示していろ。そして、仕事の重
要'性についての男女間の格差は沖縄の方が小さい。
仕事の重要度を年令的変化でみろと(図8)、男』性では、20~30代で、沖縄
は本土より配分得点が低いが、40代以降は本土を上回っている。また、女性で
は、20代で、沖縄の方がやや高いが、30代では、本土より低得点となっている。
しかしながら、40代以降は沖縄の得点が急上昇し、本土をかなり上回っている。
-]64- レジャー jも域活動仕事宗教活動;iリリミョ勉戚づきあい 沖縄 (本国盃結果) 本土 (三用らの 囲査結果) 17.55.437.12.228.89.0 20536435 37.8女子 男子 0 0 00 5 4 32 仕事への配分得占へ 0 0 0 0 5 4 3 2 仕事への配分得点 ⑰■●■。■●●■■●■e●。●●。 ● 、
一プニーー、
10 10 20代30代40代50代60代20代30代40代 年勝 午欝 図8.仕事の重要性(性別、午跨別) 一汁塊対本土一 50代60代 ここで、沖縄女性の30代での仕事への配分得点が低下傾向をみせているのは、 沖縄が本土よりも各家族の子どもの数が多く、そのため、家事・育児に要する 時間量が多いことに依るものと思われろ。因みにNHKの国民生活時間調査結 果(1990)によると、成人女性の平日の家事(育児含む)の平均時間量は、沖 縄の方が4時間18分、全国が4時間1分、その中の子どもの世話に要する時間 は、沖縄が33分、全国が28分となっていろ。 また、沖縄の男女に共通してみられる40代以降の仕事の配分得点の高まりも、 沖縄の人びとの労働時間が全国のそれよりも長いという現状から生じてきてい るのであろう。NHKの国民生活時間調査結果(1990)では、成人男性の平日 の平均労働時間量は、沖縄が7時間49分、全国が7時間26分、成人女性では沖 縄が4時間43分、全国が3時間48分となっていろ。沖縄・本土間の格差は、女 性においてより大きくなっていろ。 ところで、生活全体のなかで、働くということの重要性を問うた結果を基に 比較すると、仕事を「最も&かなり重要なことの一つ」と回答した者は、沖縄 が59%、本土が61%である。仕事の重要性の程度という観点からみろと、沖縄 -165-は、本土をやや下回る結果を示していろ。なお、この項目についての本土の性
別比較結果が得られないので、ここでは、沖縄対本土の性別毎の比較は不可能
である。 O働くことの意蕊「もしも働かなくても楽に暮していけるとすれば、働くか否か」の項目に対
する回答結果を比較すると、「働くのをやめろ」という回答は、沖縄が11%で
あるのに対し、本土は7%である。また、「同じ仕事で働き続けろ」の回答は、
沖縄は51%、本土は66%である。そして、「違った条件で働き続けろ」という
回答は、沖縄が37%、本土が27%となっていろ。
このように、「働くのをやめろ」の回答は、沖縄の方が多く、また、仕事を
続けるにしても、「同じ仕事で働き続けろ」の回答率は、本土の方が高く、「違
った条件で働き続けろ」の回答率は、沖縄の万が高くなっていろ。このことは、沖
縄・本土間に、特定の仕事に対する執着度が異なることを示唆しているように
思われろ。沖縄の人びとは、本土の人びとと較べて、特定の仕事に対して執着
する度合が少ないと言えよう。そしてこれは、一般に、沖縄の人の転職傾向が
比較的強いといわれることと対応している。
○働くことの目的何老目的として働くのかという問題に関して、図7は、三隅らの結果と本調『
査の結果を比較したものである。働くことに関連する11の側面を回答者に1位
から11位まで順位づけさせたが、ここでは、3位以内に順位づけた人の割合を
算出した結果が示されていろ。まず、三隅らの分類にしたがって、労働の側面を大まかに、物的・経済的対
価を求める傾向(①給料がよいこと、②物的作業条件がよいこと、③都合のよ
い勤務時間であること、④仕事が十分に保障されていること)と、仕事上のや
りがいと自己充足を求める傾向((1)新しいことを学ぶ機会が多いこと、③変化
に富んでいること、③おもしろい仕事であること、④職務内容と自己の能力・
経験が合致していること、⑤自律性が高いことなど)に分けて、それぞれ上位
3位までに2つ以上あげた人の割合を算出し、それでもって、どの側面にウエ
イトを置いているかをみた。 -166-物的・経済的対価を求める傾向は、沖縄が24.3%であるのに対し、本土は25 %であった。また、自己充足的側面を求める傾向は、沖縄が54.1%、本土が 56%であった。この2分類でみる限り、沖縄、本土ともに自己充足的側面を重 視する傾向があるが、本土の比率が僅少ながら高い。 図9で、11の側面をそれぞれ比較すると、沖縄と本土の間で目立って開きが あるのは、「よい対人関係」、「学ぶ機会が多いこと」、「おもしろい仕事で あること」、「職務内容と自己の能力・経験が合致すること」、「自律性があ %Ⅲ加川Ⅷ加川 3位飢内に順位づけた人の刺今
[Ⅱ
「
「物的作素条件一目神性がある」
がよい」j 土「よい鰐朴」
本 対 「職務内雰と自己の鈍 能ヵ・錘收の合致」汁 く「保障ざ机ている」と
』」「面合い仕事」
な 要「変化に富む仕事」櫛
「都合のよい い 効務時岡」つ に「斗格・斗迅あり」亭
仕「よい対人関係」
9 「新しいことを 図 学ぶ穐会が多い」 ること」等である。そのなかで、前の3項目は、沖縄の万が高い比率を示し、 後の2項目は、本土の方が高くなっていろ。 相対的に、沖縄の人びとは、仕事場面で対人関係を重視する傾向が強いと言 えよう。そして、前述の通り、沖縄の人びとが自己充足的側面に本土の人びとと同じく価 値を置くにしても、「新しいこと蓮学割幾会が多いこと」、「おもしろ(壮事であること」等の 回答率が本土よりも高いということは、沖縄の人びとの方が、仕事内容のインセンティ プの強度によって行動する傾向が比較的強いことを示唆していろ。一方、本土の人 びとの「職務内容が自己の能力・経験と合致すること」、「自律性を有すろこ -167-と」等の回答率が沖縄よりも高いということは、本土の人びとの万が、仕事へ の自己傾斜ないしは自己投入が比較的強いことの反映と解釈することができよ う。 ところで、仕事をする際に何を重視するかについて、「よい給料がもらえる こと」、「倒産や失業の恐れがないこと」、「気の合った人たちと働くこと」、 「やりとげたという感じがもてること」等の4項目に限定して、その中で一番 関心のあるものを選択させた結果が表6である。 義6仕事の際の一番の閏`ご事(沖縄対本土) 沖縄・本土ともに「やりとげたという感じがもてる」という達成感を求める 傾向が最も強い。 また、沖縄・本土間に目立って違いがみられるのは、「倒産や失業の恐れがないこと」 と「気の合った人たちと働くこと]の項目においてである。前者の仕事の安定性・保、鮒 については、沖縄の勤労者の関、度はかなり低い。失業しても何と力暮していける状況にあ るためだろうか。それは、先述したような、特定の仕事にそれ程執着しないと
いうこととも結びついているのかもしれない。そして後者の人間関係重視の傾
向は、ここでも、沖縄の方がかなり強いという結果を示していろ。 -168- 汁処 本土 (本頂査結果)(三田らの頂査結果) かなりよい鉛ウド+が もらえること 倒産や夫輩の恐十(が ないこ゛と 気の今った人たちと や&
働くこと とげたという じがもてること 18.5%22% ■P 9.8 23 33.020 387345.おわりに
本研究では、那覇市内及び近郊の20才以上の勤労者を対象に調査をし、それ
に基づいて、働くことについての価値意識・態度を探ってみたわけであるが、性別・年令別・学歴別比較でそれぞれに違いがみられた。また、沖縄対本土の
比較結果でもいくつかの違いがみられた。 ここで取り上げなかった職業別比較分析や勤務年数・雇用形態による比較分 析については次回の報告に委ねたい。また、残された「仕事のイメージ」や「望まれるリーダー像」等の側面についても、今後分析を進めていきたいと考
えていろ。そして、多変量解析による考察は今後の課題としたい。また、今回は、調査対象を那覇市の勤労者に限定したが、今後は、対象枠を
広げて調査し、分析を深めていきたいと考えていろ。20才未満を対象とする勤
労観調査についても、近々その実施を計画していろ。なお、本稿は、公益信託宇流麻学術研究助成金を得て行なった研究の一部で
ある。 参考文献 石井京子・三隅二不二1985働〈意味に関する国際比較研究XⅢ、日本グループ・ダ イナミックス学会研究発表論文集、P61-62 矢守克也・三隅二不二・金川智恵・渥美公秀1985働〈意味に関する国際比較研究 XⅥ、日本グループ・ダイナミヅクス学会研究発表論文集、P67-68 渥美公秀・三隅二不二・金川智恵・矢守克也1985働〈意味に関する国際比較研究 XⅦ、日本グループ・ダイナミックス学会研究発表論文集、P69-70 国吉和子1989共働き家族と女性の就労、新崎盛暉・大橋薫編著「戦後沖縄の社会変 動と家族問題」5章P305-317、アテネ書房 国吉和子1991沖縄における女性の就労と性別役割分業観、沖縄心理学会編「沖縄の 人と心」(印刷中)、沖縄タイムス社 三隅二不二1987「働くことの意味」有斐閣 特集:働くことの意味1987「教育と医学」11月号、慶応通信 -169-NHK放送文化研究所19911990年度「国民生活時間調査」