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台湾2004年破産法改正草案概説 : 手続の改革を中心として

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(1)r〔遜三IEI l])1. 台湾2004年一破産法改正草案概説     一手続の改革を申心七して. 楊∵光華 1、. 序言. 台湾離法酬定された・935鞠時・tr会状畦黙騨;1なり・.曙経 済の影響鵬村経離制の崩壊によって,企業の倒産割韓数々発生t,自然 人の金融上の資金繰り不足によ1って,支払不能になる者が少なくなかりた。こ のような経済上の難題を解決するために,一定の法的手続に従いtu債務整理を 一するものどし,中国大薩にいた国民政府はイギリス,アメリカ,.フランス, ・FS. イツ,.日本などの国々の和議と倒産法制を参照し,破産法を制定した1}。.   どころが,台湾破産法が施行されてから70年を超えて,規制対象である社        ぼ                                                               t. 会経済に大きな変化があった。すなわち,数十年来台湾企業の発展のスピ」ド が速くなり,社会経済構造も破産法制定当時とは完全に異なった。例えば,国 境を超えた投資と貿易活動の繁栄や消費形態と産業形態の変化などに起因する一 国際倒産事件,消費者倒産事伴,または関連会社倒産事件などの発生に対して,. 現行破産法が対応できない状態になった。法律実務家がどんなに努力しても法                                  133.

(2)  枇浜国際経済法学第16巻第ユ号{2007年9月). 制度と牡会経済のギャップを埋め合わせなることができない。すなわち,,,法的. 解釈を運用しても限界になる状態である。.  台湾の杜会状況と経済形態の変化に合わせ,経済機能を果たせる制度を構築 する,ため,台湾司法院は1993年7月に破産法研究修正委員会を発足させた。そ の委員会が諸外国の立法倒や国抽外の諸学説ヰ実務経験などを参考にしつつ, 様々な意見を募集したりして,1現行破産法の全面的,根本的な改正作業を進め. た。長年の努力の結果,2003年に破産法改正草案が出来上がった。この改正、 草案は破産法施行以来最大級の改正案であil ,台湾の債務整理法制度に大きな 変化をもたらすことになる。.  今回の改正草案は,①現行債務整理制度または倒産法制に全面的,徹底的な 改革をもたらすことになるか?②その改正は台湾の現代型杜会の要求に応じな けれぱならな盲・が,そのための主な改正項目は何であるか?③手続の構造と類 型にどのような変化をもたらすのか?  これらの問題に対して,本稿は改正草案を紹介する。. ÷嘩整聯め織構築∵1”、i11∵.’r1∵、  (一)複数手続2)の統合と移行・1..‘・    :一 二tL ,, LT.  台湾現行裁判上の債務整理または倒産法制は,その手続の目的が清算または 再建であるか,債務者が公開発行している株式会社,rまたはその他の会社また は自然人であるか,1手続構造の違いによっで,・四種類の手続が規定されている. 複数手続型である。会社法においては株式会社の債務整理に関して∴再建型の 会社整理手続3)と清算型の特別整理手#x4)’が分けて規定されでいる。破産法に おいては,・一般債務者の債務整理に関して,.1再建型の和議手続と清算型め破産 手続が規定され,;債務者がこの中から選択し;手続の開始の申立でをする5)[。. すなわち,台湾においては,債務整理法制度として複数の手続が採用されて…い. る。この複数手続型は,①申立人の手続選択権が保護されるため,申立人に手 134                     ’                J.

(3)                         台湾2004年破産法改正草案概説 ’.  続の進行の予測可能性を与える,②手続進行が予測戸能である結果,清算のお  それがあることを免れ,早期に申立てをすることを期待できる,③単一手続型  が再建を試行し,利害関係人に損害を被らせることを回避し,’破綻企業の早期. 、清算をすることがでぎる臼5   今回の破産法の改正は,破産法における和議手続と破産手続に限られるため,.  改正の効力は会社法における整理と特別整理手続にな及ばないど思われる。ま  た,複数手続型には上述の長所があるし,怯制度の連続性を考えて,、’今回の改  正草案は,現行の複数手続型を維持している。・.   改正草案は,まず,再建型手続は清算型手続より優位であることを否定し,.  利害関係人の手続の選択権を尊重しているη。債務整理法制度の目的は自由競  争を前提として経済秩序を形成するため,企業または事業の人的,、物的資源を  最大限に活用する主体に運用・させることであるこ1とが可能であるかぎり,事業  の継続,企業の再建手続が清算芋続よ一り優越性を持たないこ.とは当然なこと1で.  ある。企業において,その事業を開始,継続または廃止するかなどについては,.  当事者自身の判断と自己責任で行われ,たとえ債務整理に入ったとじても,再.  建手続を行うか又は清算手続が行うかも利害関係入の判断に任せることにな  る。,そこで,:再建手続又は清算手続の開始の選択権を申立人に任せて,明文規.  定で債務者が債務の弁済不能になるとぎ,債務者または債権者が和議手続また.  は破産手続から選択して申立てをすることができるs)(改正草案1条1項・7  条・68条i項)。  ’  、  一 ・ 1−      − 1』. 『 ”  1次は,手続単一型の趣旨も取り、込んで,.’裁判所が破産宣告ま’たは和議の申立.  でを認容する前に,債権者または債務者が和議手続又は破産手続を申し立てる.  ごとができる。しかし,同一の債務者に対し,和議と破産手続の申立でが並存 Lするとき㌧裁判所が両手続を併合するべきである9〕(改正草案8条1項)。この.  際,裁判所が利害関係人の意見を聴取し,全般の事情を勘酌じてから,和議手 続の開始の認容または破産宣告をする。すなわち,裁判所が再建または清算の  手続を採択する際,すべての利害閲係人の権利保護と当該企業がどのような社 135.

(4) Wti兵固li悟経満法学第16堪}第1号 (2007奔…9月). 会的な役創を果たすかなどを考えるべきである。たとえば,和議の申立てを認 容する場合,’当該企業が再建できる可能性と必要性を判断すべきであるoもし 再建が不可能または必要ではないときは,裁判所は破産宣告をするζとができ るo・』. @  ・ ・           ’     ・・1. ・台湾の倒産法制においては,再建と清算手続力≒つの破産法の1中に規定され. ているため,企業の再建または清算する決定権を申立人に与えるこどぱ当然な ことである。ただし,多数の申立人が同時に再建と清算二つの手続の申立てを する場合,tすなわち再建と清算の手続が競合するときには,裁判所が利害関係. 人と当該企業をめぐるさまざまな事情を考慮したうえ1最適な手続を採択する. べきであるbtJL  、      ・    1’.  一 ’載判所が和議手続の申立てを認容する場合,法律は特別の規定がない限り:°). (改正草案59条L再建型の和議手続に入るが,その後;債務者が和議手続の 進行に協力しない,’もしくは債権者集会が召集でぎないまたは和議を否決ざれ. たとき,裁判所は和議手続の結果を認可しないときには,和議手続が清算型ま たは破産手続に移行すZi ・lt}(改正草案26,,30,’35条2項,37,141条1項)。債. 務者が和議手続の結果を履行しなVlとき,も1しぐは債務者に責め.i:帰すべき事. 情によって履行できないとぎ漣た}ま劉所が繊の認容を融消したときも 清算型の和議手続による清算または破産手続に移行する12,)’ ”(改正草案52条3項, 57条ユ項)o     ・1−         rI−    .      ㌧占t.  ところが,裁判所が破産手続開始の決定をしても,破産者または破産管財人 は裁判所が破産財団の配当結果を認可する前に;裁判所に調協方案を提出する ことができ,そのときば,一再建型φ調協手紛3}・に移行する1‘)(改正草案157条1. 〒項,167条2項,・・113条1項う。  .〆、 ” ・ Htr tJ    ≡i一.  (二)手続移行の効果    r・  .・ .・   ’.:’.  現行法は手続移行の効果にρいては,裁判所が和議手続の結是を認可した後,. 破産手続に移行した場合における,これまでめ和議手続の効力と弁済されてい 136.

(5)                         台湾20e4年破産法改正草案概説  な豆・和議債権の弁済等に関しては規定している15}(現行法40条1項,55条)。.   ところが,改正草案においては各種手続間移行の効果が規定されている。改 正草案の中では,新設される清算型の和議手続に対応して以下のよう’に定めら れた。手続の経済性を考慮して,裁判所が清算型1の和議手続を開始するとき一,. 明文の規定により,すでに進行した再建型の和議手続が清算型め和議手続また は破産手続の一部とされ,その手続の効果は継続するユ帥(改Mi 粋ト53条1項, 57条2項)。したがって,−1再建型の和議手続の過程で債権の届出をした債権者. は清算型の和議手続または破産手続においても債権の届出をしたとみなすこと. ができる。再建型の和議手続の諸費用を財団債権とみなし,再建型の和議手続 1によって生じた債務を財団債務とみなすことができる。   ・. 、 しかし,改正草案54条は,裁判所が再建型の和議手続の結果を認可し,一 部債権者のみがその結果に従って,一部または全部の弁済をうけた後,債務者 は再建型の和議手続の結果を履行できない状態に陥ったときは,裁判所は清算 型の和議手続または破産手続を開始することができる。この場合,清算型の和 議手続または破産手続の全ての債権者が平等的,比例的な弁済を受けるとの原 則の下令再建型の和議手続における原債権を清算または破産債権とし;’さら に支弁された弁済額を財団に加算した上で,各債権者に対して配当金額を計算 するie結果的に,再建型の和議手続において弁済を受けた債権者と受けていな かった債権者に支弁される配当金額の配当率が一致したとき,債権者は引き続 ’き配当を受けることカミできるようになる。’       L, ’,.  ”さらに,清算型の破産手続から再建型の調協手続に移行ずる場合,改正草案 においてはt.裁判所が調協方案を認可する決定が確定しでから,調協方案の効 力が生じるように規定している。調協手続を移行するとともに,破産手続は調 協方案の決定が確定してがら一中止される。.その後に破産者が調協方案の履行で,. きない場合,裁判所は破産手続続行の決定をもって破産手続を再開することが できる .17}(改正草案167条)。破産管財人が財団債権を弁済してから1破産者が. 調協手続の結果を履行する必要範囲内において,破産財団の財産について管理 137.

(6) 斗担瞳兵固際経済法学第16]牲}第rl号 (2007ゴ}三9月). 処分横は回復されるが,債権者集会がその他の決議をしない限り,破産者は破 産管財・人の監督の下で調協方案を履行することとなる1B)(改正草案168条2項,. 170条1項)。破産者が調協方案の履行を完了したときにi裁判所力三破産者また は調協方案履行監督人の申立てによって,破産手続終了の決定を行う19)(改正 草索17a条1項)b.  (三)清算型の和議手続の新設と破産手続との間の相違点L「  、  再建型の和議手続から清算型の和議手続に移行するとき,識判所は改正草案 による破産手続と清算型の和議手続の中からいずれかを選択できる。しかし,.                                ナ 特別の規定がある場合には20)(改正草案59条);.裁判所は,清算型の和議手続 によって債務整理をLなければならない。破産手続と異なり,清算型の和議手 続には以下の特徴があ1るti.  1,清算型の和議手続は懲戒主義を採らなv> 21,6現行破産法は懲戒主義を採.   用していないが,他の法律には,債務者が破産宣告を受けたとき,その ・r. C権利・資格に一定の制限を受}ナるこ1ととする・・槻定が置かれており,に.   の点からみてJ、Lまだ懲戒主義の名残が残っている。そのため,破産手続   終了のときにば,復権制度の規宝が置かれなければならない。すなわち,一一   一一reの条件as)“の下で,破産宣告の確定によって受けた様々な制限を解除.    して;破産した自然入が破産宣告を受ける前の法的地位を回復V,L更生.   を果たすためには復権制度が必要である。ところが,破産手続前の清算  1手続は和議手続から移行したため,’債務者に対’しで破産宣告のような   様々な制限に1関する規定が置かれていないので,債務者が和議手続によ    って債務整理をする促進する意義がある。    lr ㍉”   」’1  2,‘清算型の和議手続を簡易,・迅速,経済的な原則の下で進行させるために    は,債権者集会の組織を省略し,’決議φ代治りに裁判所から決定が下さ.    れることになるo・清算人と債権者が債権者集会の招集忘申し立てでも,.   裁判所はその招集が必要と考えるときに限り,例外的に招集することと 138.

(7)                        台湾2004年破産法改正草案概説  Ivなる24)(改p!草案 63’・条1項),。清算手続においでは;監査人を置かず,手.   続の進行は裁判所の直接的な監督のもとで必要な調査をして,さらに随   時清算入に手続進行の報告を要求するes)(改正草案62条)6さらに,清算   手続が迅速に債務整理め目的を果たすため,担保権者の別除権を制限し,.   清算人に担保物換価処分権を与える∴ずなわち,清算人は清算手続進行   上に必要な範囲において,担保権者が債権届出期間終了までに届出をせ   ず,担保された債権が弁済期限に届かなくても,,随時担保物を競売また   Lは任意売却に,よって換価し,その代傘から管理と換価費用を引いてから,   1債権の弁済に当てることができる2s) ・(改正草案64条)。これらの便宜な処.   置は清算手続と破産手続との相違点である野}。」・   1.  3i自然人の債務者に経済再建のチャンスを与えることとその者の財務状況.   が困難になった醐の段階で和議手続によ嘩撃理貫るこζを雌 , するため,清算型の和議手続においそも決定によ’り免責を与えるごどに.    した2㌔しかし,清算型の和議手続においては免責不許可事由と非免責.   債権の範囲は破産手続より緩和している6たとえば,清算型の和議手続   の免責不許可事由について,債務者が和議手続の開始原因の発生につい   て重過失があったか否か,債務者が債権者との取引行為に際じて,’和議      ノ.   手続開始原因について善意てあったか悪意てあったかを問わず,債務者   が①和議手続の進行に協力しないまたは和議手続の結果’を履行しないこ.   と”②和議詐欺罪を犯しだこと,③和議手続前7年の間に免責を受けた   こ之があロだこと.などがない限り,免責を受けることがでぎる軍㌔その.   免責債務の範囲は債務者が和議の申し立てる前六ヶ月以内の労働者、の賃   金債務についても免責を受ける一ことができ1るヨ゜)。L,.  立法者は債務者が和議手続によって債務整理す『るこどができない場合,その 債務者の財産状況,もじくは負債状況,‘または弁済能力,,債権者の受ける配当. 率,・債権届出の額,もLくば債権者の数などを総合的に考慮したうえ,複雑な. 破産手続による債務整理の必要がないと判断されたど己清算型和議手続をす.                                  139.

(8) 斗黄浜国際経済法学第16巻第1号 (2007年9月). ることとした。すなわち,清算手続は裁判所と利害関係人の労力と費用を節約 し,手続の経済性を図る目的を持ったものであると思われる。そのため,改正. 草案59条において,和議手続から破産手続または清算手続に移行するとき, ①債権者に弁済される金額が謡似上となるこ.と,②債権の届出総額が新台幣. 300Q万元(約1億円)を超えない,③債権届出の債権者数が50人を超えない 場合には,裁判所が清算手続によつて債務整理の決定をすることが規定されて いる。その他め場合,裁判所が具体的な状況と利害関係者人の利益を勘酌、して,. たとえば,債務者が資金繰越が困難の状況にあるカ㍉弁済不能の状況ではなく・. 破産手続によって債務整理することが適当ではないと認めれば,清算手続を採 ることができる。          l l      LL −  :’t一.  二,債務整理手続の創設と不足  (一)公法人債務整理手続の導入  直轄市・県(市)・郷(鎮・市)3J)など地方自治体またはそ1の他の公法人の 和議また破産能力にrういて,従来の学説上様々な議論があった32)。しかし,i現. 在では,,地方自治体またはその他の公法人は経済の不況またはその他の原因で                  ご 財務困難となり,弁済不能の状況{こ至ることが増えている。もちろん,地方自 治体まt‘.はその他の公法人はこの状況を解決す有ため;賦課税金の割当や国か. らの補助金などで弁済することも可能とはいえ;収支のバラ乏スが崩れた公法. 人のための債務整理手続も必要であると思われる。改正草案は公法人の債務整 理のため,アメリカ連邦倒産法の関連規定と法実務を参考にし,』台湾地方自治. の現状に合わせ噺しい規定を増設している.・・t’. @1ニ…≡.  この特別な和議手続を利用できる者は,国もしくは地方自治体または法律に よって公益の目的を果たすために設立された公法人に限られる。会杜法または. そol他の法律によって設立された公営事業または社団法人,公営事業の金融機 関またはその他の国民の生活にか克わらない公営事業などは,この手続の適用  140.

(9)                        J台湾2004年破産法改正草案概説. を受けることができなし澗。公法人の和議手続の開始はピ当該公法人の申立て. によらなければならない蝿裁判所には職権による和議手続の開始の権限は与 えでられておらず,債権者も申立てをすることができない。.  公法人はそれぞれの公益め目的をもJoているめで,もし公法人が弁済不能の 状況.V:陥れば,一般の自然人または私法人と全ぐ異なる手続で債務整理が行わ. れることが適当と思われる。すなわち,(1)財産の清算または破産手続の終結                       セ によってその法人格カミ消滅して,行政の混乱を招いた:り公益を損なったりする. ような事態を防ぐため,公法人の債務整理には清算手続または破産手続を適用 することができない。(2)公益の保護の立場から,公法人の債務整理には和議      1 手続が適用されるが,この手続においては,・一般の私益または集団的な利益に かかわるような和議手続の場合とは異なり・再建の機能が重視される。そのた め,公法人に適用される和議手続は一般の和議手続よ』 濶?ミ再建手続に近いと. 思われる。たとえぱ①再建の目的を果たすため∴担保権と優先権をもつ債権 者に対して,,その権利の行使に制限を加えて,「これらの債権者が和議手続によ らなければ権利行使するこ,とがで.きないとしている醐(改正草案202条)。一その. ため,’担保権などの債権者らは公法人の和議手続が開始されれば,公法人に対. して民事訴訟手続または強制執行手続の提越または継続する三とができない こととなる。’②和議手続においても,会社再建手続のように優先権と担保権の. 有無によって,優先和議債権・担保付和議債権及び和議債権を分けて,債権者 集会の議決も権利の種類に応じてそれぞれの議決権を行僅するこ、とができる3fi). と、している(改正草案203条)。③和議計画案が否決されたとき,・裁判所は公. 正合理の原則に基づいて,もう一度和議計画の調整案を提出しJv債権者集会に おいて一ケ月の期間内を与え,再議決すべきこどを命ずる。調整案が否決され. たζき繊判所は緯で髄者の債麟理方案錠め・手続の進行を加速して 行う:37](改正草案204条1項)。   1  r.  公法人の和議手続の濫用を防ぎ,債権者の利益を保謹するt:め,以下の場合. において裁判所に,手続廃止の裁量権が与えられでいる3s)(改正茸案205条1           ・               ・              ’  141.

(10) 横浜国際経済法学第16巻第1号(2007年9月). 項)。①債務者力≧帳簿・1財産の隠匿,虚偽の債務届出をじたりして,手続の進. 行に形響を与えたとき。②債務者が正当の理由なくして,債権者集会に出頭せ ず,また債権者の質問に答えないときe’③債務者が和議手続の進行についで誠. 意が見られず,また債権者との話し合いを拒絶するとき。④和議計画案を債権 者集会が否決した,または裁判所に認可しないとき。       』b.  (二)国際倒産法に関する制度の充実 ” 1  台湾の企業経営の国際化と多国籍企業の台湾市場への進出に伴い,それぞ吾 の企業が台湾国内と海外に財産と債務を持つこととなる。もじそれぞれの企業 が弁済不能の状況に陥れば〆国際倒産の簡題も同じく発生すると思われる。改 正草案は国際倒産の問題について,諸外国の国際倒産法の制度を参考にし[新 しい規定を置いている。  ・, , 、     、   ,,・・I」1 に.  まず,改正草案は,台湾倒産手続の対外的効力について,i現行破産法第4条 の属地主義の規定を削除したので,疋のもとでは台湾の和議・破産手続め効力 が破産者の海外にある財産まで及ぶことは当然であると思われる。.  国内債権者の権利保護と国内債権者自らが外国倒産手続に参加するための労.                  H 力と費用を節約するためジ和議管財入・・清算人・破産管財人が台湾における倒                  c 産手続に届出をした債権者の代わりに外国の倒産手続に参加することができる                  t と規定されている99)’(改正草案221条)。. 1J ,ノ  相互主義を撤廃し,平等主義を採るこ・と及び台湾裁判所が外国倒産手続の調 ’査する労力と費用’を減軽する『ため,・外国自然人・外国法人及び非法人団体は台. 湾倒産手続において,1本国自然人・法人・非法人団体と同等め法的地位をもつLL ことが規定されているno)(改正草案4条)。・   一・  「    :T ”・.  .次に,改正草案ぱ外国倒産手続の効力の承認について,以下のことを規定し ている。①再建又は清算を目的として,’外国裁判所自らが債務者財産,事務を. 管理する,または外国裁判所の監督のもどで上述の管理が行t4う時の手続は・ 承認の対象となi6・41)(改正草案208条1項)6しかし,i.台湾裁判所は,外国裁判 142.

(11)                        .台湾2004年破産法改正茸案概説 ’. 所が台湾の法律によつて管轄権を持たない場合,外国識判所に開始された外国 倒産手続におい七国内債権者の権利が不当に損なわた場合,又ぱその他の公序  良俗に反することがある場合∫外国裁判所によづで開始された外国倒産手続を 承認することができない42}(改正草案210条1項元2項)。』外国倒産手続の所属.  国が台湾倒産手続を承認しなくても,台湾裁判所は,当該外国倒産手続が国内  債権者の権利を周到に保護しているかなどの事情を欝酌して承認するかピうか の決定を下し,必ずし泊承認を拒絶することわけではない醤)(改正草案210条3 項)。②外国倒産手続の承認手続の申し立てすることができるのば,、倒産管財. 人に1限られ,そのものは台湾国内代理人を記入して一定の書類を提出しなけれ  ばならない“)(改正草案208条2項・、209条工項)。台湾裁判所は外国倒産手続承. 認の申立てがある場合,決定手続をもって審理し,裁判所は必要があれば,L申. ’立でま.たは職権によって保全処分を命ずることがで琴る45N改正草案212条1  項)。③外国倒産手続の効力は手続国の法律によつて遡及的に発生するが,.倒 産者の台湾にある財産の処理は台湾破産法又はその他の法律によって行われる輸.  (改正草案213条1項,214条2項,215条1項)。外国倒産手続ざの協力につい て,改正草案は台湾倒産管財人と外国倒産管財人との間で必要な協力または情 報の提供をするよう努めることを規定している・7)(改正草案222条)。,  ...  ’多数国は同一倒産者に対して,並行して倒産手続を行うこと’は,j.倒産者財産. の効率的な管理換価,債権者に対する平等の弁済,倒産者の再建などの倒産手 続の目的を阻害することとなる可能性があるが輌冶湾で行われる倒産手続の開 始を制限しすぎると,逆に台湾にいる債権者の利益が損なわれるごととなる。.. そのため,改正草案は国内手続開始の権利と国内手続の効果が外国手続の承認            k の効果より優先するとの建前のもとで,外国倒産手続の承認が国内の債権者に’. 不利と窒るかぎり,台湾裁判所は国内においても同一債務者について倒産手続 の申立てがされる場合,外国倒産手続を停止すべきであ疏蝋改正草案218条)。、. 承認された外国倒産手続は台湾で行う倒産手続φ進行を妨害してはならない些  (改正草案217条1。外国倒産手続と国内倒産手続が並行している場合,全部の                                   143.

(12) 横浜園際経済法学第1蜷第1号:伽07年9月). 債瀦が平等な弁済綬けるとの原則のもとである嚇者が外酬産輪に’ おいて弁済を受けたならば,その債権者が国内の倒産手続において,Fほかの同 じ順位の債権者が受ける配当と一同一配当率にならない限り,配当を受け取るこ とができない印}(改正草案219・220条)。’    .. i〈三)消費者債務整理手続規定め不充分一1 @r.t  { 一・“ 「一、 JJ .. 酬の改嚥案は消賭倒産につし・て・特別な卿規定が細西なV“・し かし,酬者繊1と会欄産との聞には,以下の差異があ1るb①会社倒産には, 会社再建・怯人格存続ど会社解体・法人格消滅の選択肢があるのに対し,消費 老倒産は自然人入格存続・’経済生活の継続を前提とLて処理される。②消費者 が倒産し,、弁済に供する財産がなくても,・1職業と健康を保つ限り〆ある程度の1・. 将来的な収入があ硯込みがある訟社臓の場合,’配当に当で融る酬財. 産があつても珊来的拠入の畢み棚とん融い・蟻嵯顯aら・消費 酬産における債務卿では,債務者を酬化から齢出し遮済生活を再建 させることが目的となるとと思われるσしかし,r改正草案は会社と個人事業者 の倒産に対応す、る複雑な手続を用意してい、るが,消費者倒産に対応する手続の. 規定が不充分である.勧繊改正弊の中では・繊手続の諸規定は瀬 者倒産の対応において,、破産手続よ1り適切であると思わ九る。なぜならばJr和、. 議手続を適用すると,消費者倒産にとって次のような適切な結果を生むになる. から坤るe:①債瀦の繍の生瀬建のために必融雌の保全嘩め・’禾ロ 議手続の申立てをする1と,裁判所は職権または申立てによって債務者の財産処 分を制限する保全処分を命ずることができるSl)!改正草案12条1項)。②債務者 の迅速な更生のため,’、債務者が和議計画によって債務を弁済する場合㌧裁判所 の決定によらずに,,当然に免責されるM}(改正草案50条1顛)。・③和議に達しな.  くても,簡易∫迅速な清算手続によって債務処理がなされる闘}.(改正草案59  条)。’一 ・、  :,’1 1 −.     1㌧    ・1−  .○い’.   ところで,い,ったん破産手続となった場合に,①財産を有しない債務者も破  ・144.

(13)                        台湾2004年破産法改正草案概説. 産免責を利用できるように,.改正草案は同時廃止瑚s(改正草案75条1項)と破. 産費用の仮支弁55)(改正草案235条)の規定をおいている。②消費者の浪費慣 習を直すため;裁判所は職権または申立てによって債務者の生活水準を制限す ることができる珊(改正草案82条1項)。③債務者が早目に更生し,経済活動を 回復することができるようにするため,破産財団の範囲については膨張主義か. 醐衷蟻に轍し…』倣茸案…条噸),、債瀦の舳財産の鯛を拡大 する。④破産債権が弁済を受けないまま,破産者が免責となることを避けるた め,破産管財人にも調協方案の計画書を提出一rさせることができPS)(改正草案. 157条),消費者倒産の債務者と債権者との和議を促進させる。⑤破産免責に よっそ債務者が安易に無責任となることを避けるため,破産者が破産となる原 因に重過失があるとき,破産債権の二割以上を弁済しない限り,裁判所に破産 免責の申立てをすることができない5帥(改正草案191条)。⑥破産者の権利を迅. 速に回復しゴ破産前の状態に戻すため,復権制度を新設し,裁判復権を申し立 てる条件を緩和しでいるs°1(改正草案198条1項・199条1項〕。1.  しかし,、今回の改正草案は現行破産法と同様にi和議ど破産手続の適用対象                                 L として会社または個人事業者を予定しており,・そのための複雑な手続は消費者 倒産に関する場合には簡易・便利及び弾力性などの要求を満ださないと思われ’ る。   .・   、 :、      ,   ∵         一^ 1、. :たとえば,(1)和議手続についていえば,①債務者が和議手続を申じ立てる とともに,’和議計画案を提出しなければいけないと’規定甲)r(改正草案9条)1一さ. れているため,その計画案の立案の難しさと翻議管財人の報酬が増加するにと によっで,手続の利便性が低下する。②和議計画案の成立は債権者集会の法定 多数決によって決定されるため,和議手続の運営の負担を増加させ,和議計画 案成立の可能性の低下を招ぐ。’③担保債権者を和議手続に強制的に参加させる 規定1を欠くためEl2)(改正草案44・46条),住宅ローンの担保・を設定する債務者 が,・債務整理の結果と1して,r生活基盤の家屋を失ケこととなるb ・−J ’r.                       ノ. ・、②破産手続についていえば,1①同時廃止es)・(改正草案75条):と異時廃止N).                                ‘』’145.

(14) 横浜国際経箭怯学第16巻幼ユ.号(2007年9月). (現行法148条・改正草案185条)の規定がおかれているため,破産手続によっ1. て破産者に更生教育を与える機会炉なくなる。②破産免責制度にはsL破産者が 破産原因に重過失があうても,二割弁済で免責となる点には閲題があると思う。. まず,重過失という不確定な法律概念は判断基準としては明確ではなく∴基準 となる判例が出る前には,その判断について裁判所の労力がかかり,裁判官の 恣意に流れるおそれがあり,債務者には予測不可能の結果をもたらすes)。次g:,. 二剖弁済口規定は個別債務者の弁済能力と将来経済発展の可能性を孝えておら. ず,その結果,債務者が時間の経過と共に二割も弁済もできず,免責によって 経済の生活の更生を図ろうと,した意味がなくなる6.                             ご11. 結語  上述の通り,2004年破産法改正草案はi二(1)1破産法における和議と破産手. 続を改革したが,倒産法制に閏して全面かっ徹底的な改革をもたらさないと思 われるtiそのため,会社法の会社整理と特別清算と破産法の手続の再統合に閨 して,法律確立の動きが見られる甲。 ’,       ’  1.  (2)改正草案が立案された当時,消費者多重債務について簡易かつ迅速な 消費者経済更生めための債務整理手続が置かれでいなかった。そめたbl’,台湾. の消N者多重債務問題が重大な社会問題!こなった現在,改正剰こ糊槻定を設 けるか,Lまたは消費者債務整理の特別法を興定しなければならないと思われるm〕。.   ③改正草案は現行法の複数手続型のもとで,利害関係Wと裁判所に手続 選択権を与えるが,手続競合の問題について妥当な解決案を提出し得ないと思 われるeと.くに元①破産法において複数手続の申立てが競合した場合㌧その選. 択を裁判所の判断に委ねるが,裁判所は従来の破産手続優位の考え方が影響が 強いため,再建可能性があっても,再建手続を適用する見込みがほとんどない6. ②その他の法律の手続申立てが競合する場合㍍どの手続が優先適用されるかは 法律の明文で規定されていないため,現在裁判所で複数の申立てのすべてが却 146 、.

(15)                             台湾2004年破産法改正草案概説. 下され冨法律上の不都合が解決できないと思われるご ・ .ところが・改正草案は,公法人の債務整理手続を導入し,国際倒産法制の充. 実などを取り込んでおり,公法人の債務整理について法的根拠をもって進める ことができるようになり,多国籍企業の破産に載しても国際協力の姿勢をとる ことができるようになる。.  従って,2004年改正草案は台湾倒産法制の発展に対して,大きな進歩をも. たらすと思われる。”ff   ,      ”.    1)台湾立法院識案間係文書「破産法改正案」説明・1頁(2004)q. ・  2)複数手続型に対して,単一手続型がある。単一型の債務整璽手続は申立てるときに,再建ま.     たは箭錬の目的を問わず,単一の手続を設け,手続開始後に裁判所または利害閲係人が再建     ’手続によって債務者の管理処分権を認め(後見型}.または清算手続によ6て管財人を選任     する(管理型)などの手続の選択を決定する。           .、 ,.   3)台湾会社法282条以下においては,株式会社整理手続が規定ざれている。   4/台湾会社法335条以下においては,株式会社の特別清算手続が規定されている。    5)和議手続については,魂行破産法6条,債務者が債務を弁済できないとき,破産の申立てが     ない限喧いつでも裁判所に和議手続の申立てすることができ」る。破庫手続については,現     一行法58条,破産宣告は他の法律の規定がないかぎ1),債権者または債務者の申立てによっ.     てすることができる。以上の規定からみて,再建型の和談手続の申立権は債務者にしか与え     ないが}箭算型の破産手続の申立権は債権者と債務者両方とも}ご与える。.現行法の考えは,.     ①破産手続において・調協手続の規定が置かれているので、いつでも破産の清算手続から再     一建の手続に転換できる,と②債務者が和誰手続を利用レて,債務の弁済を延滞することとな.     って,債権者の保護のため,早期に債務者の財産の清算を図る。そのため,破産清算手続の     』適用は再建型の和誰手続よ12優先だと思われる。    、.,  1     、 1.   6)、福永有利「倒産法一本化の是非と問題点」ジュリスト1111号.(1997)29頁以下,伊藤真    、 「倒産処理制度の理念と発展」民事訴訟法学会編「民事訴訟法・倒産法の現代的潮流」(1998).     20頭以下。  .・    1 ・J.   7)許仕宙「債務整理の理論と立法」「台湾本土法学』(2003.IO)51期7頁D  −、.   8)改正草案1条1項,債務者が債務を弁済できないとき,破産法其よって定められた和議また     は破産手続によ一って債務整理をすることができる。        .     7条1項,億務者が債務を弁済できないとき,裁判所は破産宣告をする前に,債務者また{ま     債権者が裁判所1,;対一して和誰手続を申し立てることができるご債務者が債務上の困難によlj t.                                          147.

(16) 横洞罰際経済怯学第16巻第日}(2007年9月}                     ;                                                        t.    盤業停止の恐れがあるときも河様である。      .、一,  r   I” 一・    7条2損,商会(日本の同業組合の組織と類似する)の和識弓…続を申立てしたが,和識が成    立できない場含,「前項の和醗手続を申し立てることができない。.    68条1項,’破産手続1む他の法律の規定がない限り,.激判所が彼権者または債務者の申立て    によ7て宜告する。  ・  ’      ,・   L             −                −         ’  ヒ         7    P l・1       ’.  9〕改正草案8条1項,同一の債務者に対して和識と破産手続が並存するとき,華判所は併合の    決定をすべきであoて,裁判所が必嬰と認めるときは,決定をする前に利害関係人を尋問す    ることができる。  ‘            1.  10)改正草案59条,裁判所は,破産法の規定によって清算型の和1手続また‘:ti破産宣告を行う.    ことができる.ただし,次の各号の場合,裁判所は決定をもeて措算手続を命じらなければ    ならない。1,債権者がその債権の額の3剖以上の弁済を受ける見込みがある場合。2,債権    届出した総額が台湾元’3千万{日本円1億円相当)を超えない場合。3,債権届出した横権者.    入数が50人を超えない場合。                嵩 ‘11)改正輩案26条,裁判所は前条の報告(管財人の裁判所に対する,財産隠匿または和離手続    の進行に形響がある旨の報告)’を受けるとき,直ちに債務者を尋問すべきである。債務者が    尋問について正当な理由がなくて裁判所に出頭せず,またはその行為について正当な理由を一.    もっ七説明できない場合,裁判所は決定をもって荊箕手続を開始し,または破産宣告をする.    ことができるご   1     ・ 』   : 「    ”.    3暁債麟は債儲集会に出肌,裁判所または職鮒人,もしζは債瀦の尋問xn    して応じるべきである。債務者が正当な理由がなくて債権者集会に出頭せず,または尋問に 、    応じないとき,載判所は債権者集会壱解散’し,決定をもって清算手続の開始し,または破産    宣告をすること・ができる。’    Ir   ・ , 』、  ・’・.    35条2項,債権晋窒員が債権者集会に出席しない,または債権者集会が連続二回開始できな     T    い場合,和誰手続は成立しえないとみなし,裁判所は決定をもって溝錬手続の開始または破.    産宣告をする1ことができる,6 ’ t −1  \”L      、’’” 、.    37条湘議の繍が嚇酬会に醒とさ縦場合識岬蝕定麟ってii警蝶続の聯L    または破産宣告をすることができる。  ・・ ’s  「 ・ ’ 1      、    41条1項,裁判所は和誰の結果を認可しない場合,清郵手続の開始’または破産宣告をするこ    とカsで’きる.e          ・’一      ・   己 J.  12)改正草案52条3項,裁判所は債務者について,次の各号に定める事情がある場合に決定をも    って惜算手続を開始し,または破産宣告をするこ・とjができ.るp ’1,債務者が正当な理由がな.    くて欠席するi場合。2,債務者が和議条件を履行でぎない;和議履行監督:者の尋問に応じな.    いまたは尋問に対して虚偽の陳述をなすことについて正当な理由を説明できない場合。3,    裁判所が和謹の結果を認可してから,債務者の嚢任に掃すべき事情によって和譲の履行がで  一J きなくなる場合。57条1項,裁判所は和醗を取り消した場合,・決定をもって瀞算手続を開始.    し,または破産宣告をすることがでぎる。  ”    l  r  ・ 1 1  13}’胴協手続は日本の強制和離手続と類似するが,t調協手続は破産手続開始後においで,破産宣    告受けた者が破産手続{こよらずに債務弁済の可能性がある場合,;裁判所に現行法の調協計画 148.

(17)                            ’“1台湾2004年破産法改正草案概説   ’ 書に対応した調協方案を提出して申し立てる。現行法129桀以下が規定している。   14)改正草案157条1項,破産者または破産管理人は,、裁判所が破産財団の配当を認可する前,     裁判所に対して鯛協方案を提出することができる。.     167条2項,1協方案を認可する決定Pt確定した場合;破産手続は裁判所が手続続行する決.     定をするまで,当然停止になる。  t     ・  』 ”    1173条ユ項;裁判所は、調協方案が履行されてから,調協方案執行監督人または破産管理人     の申立てによって,決定をも3て破産手続を終結することができる。、一 . s 15)現行法40条1項!:債務者が,裁判所が和議結果を認可してから,和議条件を完全に履行する.     前に破産宣告を受けた場合,和議条件に基づき,L部あ弁済を受けた債権者は,そめ弁済を     受けでいない部分につ記破産手続に参加じて配当を受けるこどができる。その配当を受け 一     る額は,破産財団に和識手続において弁済を受けた部分を加算してから決める。    .55条,裁判所が和議手続の結:果の認可を取り消して,債務者に対して破産宣告をする場合,     進行した和議手続が破産手続の一部となる。     、      ’一‘  「.   16)改正草案53条1項,和議手続が進行中,裁判所が清掠手続を開始し,または破産宣告をする     場合,進行してきた手続が清算手続まだは破産手続に適するものJe ,’手続の一部となる。 L、“. E 一[. T7条,裁判所が和議を取』り消し,摯定をもって清算またぱ破産宣告をする場合,53条の規、.     定を準用するe            、    . . :   17)改正草案167条1項,爾協方案は裁判所が認可する決定が確定じたときから,その効力が生     じる。167条2項は前掲註14参照。 七、,  一    一 、 、.  .、1、  118)改正草案168条2項,破産者は調協方案の履行に必要な範囲におi.iて,破産財団に属する財     産の管理と処分権を回復する。    ’     +、  ・.    一’.     ・7瞭璃嚇酬蝋縫者欄協旙の履行を齪しなければなら痴。、.1・’   19)前掲註14参照。    .      「      一  一・   20)前掲註,10参照。  、  ’ ・     ’L   21)改正草案田条,瀞算型の油議手続にぱ復権の規定が準用さ江ていない。 . ’1,.  ’22)例えば,破産者に対する人身の自由の制限として,通信の自由の制限,居住・移転の自由の   1一制阻,E9}問または抑留’勾留など,一’定資格の制限とLて,台湾公職人員選挙法34条1項     6号には破産宜告の確定を受けて,まだ復権しない者が立候補の登記ができないこと,会社    一,1法30条には.破産宣告の確定を受けて,,まだ復権しない者が経理人になれないごと、66条.     には破産した者が株主になれないこと,弁護士法4条ユ項5号には破産宣告の確定を受けて,     まだ復権Lない者が弁誰士になれないなどが規定されている。 「   23)・現行破産法150条,1,破産者が弁済またばそめ他の方法によっ・て全債務を消減すること。2,.     破産者が全債務を消滅できないが,破産手続終結後三年経ちまたは問協結果を履行し,詐欺     破産罪または詐欺和誰罪を犯Lて刑罰の宣告しない限り,復権の申立てするこLと’ができる。  一・i 24)改正草案63条1項,1清算手続において,,裁判所は清算人または債権者の申立で,もしくは職.    一権によって,必要と認めるとき,債権者集会を召錐することができる。   −.   25}改正草案62条,裁判所は随時に清算人に対して清算事務または財産状況についで報告する    ’ことを命じ;他の清算進行に間じて必要な調査を行うことができる。・ L                              , 149.

(18) 枇浜国際経済法学第16巻第1号(2007年9月)  26)1改正草案64条,僻務者の財産に債施者のために担保物権が股定されている場合,滑算人は   ’清算に必要な範囲内で,担保付目的物を競売して換価することができる♂その換価の代金か    ら換価費用を引いてから担保施者である債権者に弁済する。 . r   l’ 1、.  27)改正草案76条債施者集会,131条別除施者に関する規定,143条債権者集会の決離事項と比    救すれば,箭算手続は便宜の処置を採ったことが明自である。.;  :.  28}Lそれに対して,硯行法149条は次のように規定してい尋,破産催権者が破産手続または調協    手続によってその債権の売済を受けた場合,その債権の弁済を受けなかった部分の硝求権は.    消滅Lたものとみなす5ただし,破産者が詐欺破産罪を犯して刑の宣告を受けた場合はこの    削りではないポ台湾学者がこの条文からみて,現行法は破産手続または調協手続の終了によ    oて当然免蛮になるとする意見を述fNtてyTる。陳栄宗,『「破産法」338頁(2001) ,三民書局。  29)改正草案191条破産手続において.,、債務者は破産手続開始原因にロいて重過失があロたこと,.    または破産手続前に破産原因を知りながら債権者と取引行為をした場合などには免責を受け    ることができない。       ’    −t、      、 .ご.  3①これに対じて,改正草案193条破産手続においては,破産者に対するが労働者に対して六ヶ    月以内の質金は財団債権として随時に弁済を受けることが規定されている。  31)・.台湾地方自治体の級別には,,省(直軸市(行政院(内摺)が直轄管理する市)),県(省轄市),. 一 郷(鎖’県軸市),村(里=日本の町)などがある。 、32)’陳栄宗・破産増訂二版40頁・三民粗・周(2001)。  ,    . ・. …    :.  33)改正草案201条1項後段但書立法理由,人民団体,金融機閲またはその他の.A民生活に必須    と認められない公営事業などについては一般の民営事業と同じであるので,清算手続と破産    手続の適用から外される必要がないため,但書の規定を設ける。   1 ..T  34)改正草案201条2項立法理由,公法人の公共事務の遂行の妨げとならないため,明文で和識.    手続の申立権は債務者である公法人にしか与えないこととするe       L   、  35)改正輩案202条,裁判所が,.公法人の和鵠手続の開始決定をした1ときは,債権者の担保権付    また{ま優先弁済権付き債権にかかる権利行使は和議手続によらなければいけないe.、.  36)改正草案203条,.債務者に対する法律の規定により優先弁済描がされている和議債権は,優    先和罐債権である。抵当権,質施または留置権付きもの」ば,担保付和議債権であるbその他    のものは,,一般和醗債権であLe,。.   ’・r  、,  ’ 1L一.              ド @、債権者集会においては、‘個々権利者が前項の規定によつて、一組分けをして識決権を行使する。 ・“.    その決畿は各組において債権総額二分の一以上の同意で行与。ただし,和議方案の可決{ま各    組において債施総額三分の二以上の同意を得なければいけない。.  37)改正草案204条,裁判所は,和識方案が債権者集会各組の可決を得ない場合;公正合理の原    側に基づいて,調整方案を提出し、.債権者集会に二ヶ月の期限内に再議決するこどを命じる    ことカξで1きるo」L .、    二 v・.., I I’:     T .    ・』   .、. , 、調整方案も可決を得ない場合,裁判所は決定をもって債務者債務整理方怯を定めることがで    きる。 r      . ・一      ”  “  t−,.』  ” 1,・ . . ’38)改正草案205条1項,裁判所は,次の各号の場合,和議手続を終止するこ,1:−7btでき・る。1,債.    務者に破産法25条規定に定められた(和誰手続に影響がある)・事情がある1にもかかわらず,. 15Q. ら.

(19)                              一台湾2004年破産法改正草案概説      裁判所の尋問に対して正当な理由がなくで出頭せず,また杜その紆為について正当な理由を      説明できないこと。2,債務者が正当な理由がなくて,1債権者集会に出頭せず,、または尋問.    1 に応じないことg.3,和議の結果が債権者集会によって否決され,または裁判所が認可しな      かったこと。4,債務者が和議手続の遂行に識意を持たず,または債権者との話し合いこと.      を拒絶すること。   ‘      . ’     ・  ,    ’ 39}改正草案221条,和號管財人,清算人または破産管財Xは届出をした債権者のため,外国裁      判所が許可した和議手続または宣告した破産手続に参加することができる。.    40)改正草案4条,外国自然人,法人または非法人団体は,和議または破産手続において台湾の      ,自然人,法人または非法人団体と同じ地位を持つe  ∨    .41),改正草案208条1項、、外国載判所が許可した和議手続または破産宣告について,台湾裁判所.      1の承認を申じ立てる場合,債務者又は破産者の台湾の主な財産所在地にある地方裁判所の管.      轄に属する。’                ∴    42)・改正革案210条,外国裁判所が許可した和離手続または破産宣告め承認を申し立てる糊合,      ’台湾裁判所は,次の各号の場合に..決定をもって承認を拒絶することができる。1,台湾の      、法律によると,、・当該外国裁判所の管轄に属しないこと。2,国内債権者の利益を不当に損な 1∼ @’ うこと。3,公序良俗に反すること。.  ・  :   、..    43)改正草案210条3項,外国裁判所が許可・した和誰手続または破産宣告の属する当該国は,台      湾裁判所が許可した和談手続または破産宣告を承認しない場合,、‘台湾裁判所は当該国に閲わ      ’6和議手続1または破産宣告の承認の申立てを決定をもって却下することができる。.    44)改正草案208条2項,承認の申立ては和議管財人または破産管財人がする。      209条1項,外国裁判所が許可した和議手続または破産宣告の承認の申立ては,一書状をもっ.      て裁判所に提出する口   1               ,ビ T    45)改正草案212条,、台湾裁判所は208条によb外国裁判所が許可した和議手統または破産宣告     ’の承認の申立てについて決定をする前に,必要となる1とき和議管財人・破産管財人の申立て,     :,または職権によづて,決定をもって,次の各号の保全処分をオることができる。、1,債務者.      の財産に対して強制執行手続の開始または続行を禁止すること。2,債務者によ石財産の移   ’: 転担保の設定,またはその他の処分行為を禁止すること。3,その他の必要な保全処分。    46)改正草案213条前段,台湾裁判所が,外国裁判所が許可した和議手続または破産宣告を承認    ・ する場合,その手続と効力は当該国の法律によって定められ、る。   ‘.、   ・.    .214条2頂,台湾裁判所が,外国裁判所が許可した和離手続または破産宣告を承認する場合,      債務者またぱ破産者の台湾国内にある財産は,和識管財人または破産管財人が破産法または ・    その他の法律の規定によつて処理する。’   、,, :、』’  一・㌔.      215条,台湾裁判所が,外画裁判所が許可した和識手続または破産宣告の劫力は;その他の      規定がない阻り,外国裁判所が和誰手続を許可Lたまたは破産を宣告じた1ときに遡るe    47)’改正草案222条輌和議管財人,清算人または破産管財人は,外国和誰管財人または破産管財   :≒ ,人に対して必要になる協力または情報の提供を求めることができるし,.外国和議管財人また   」.マ’は破産管財人に対して必要になる協力と情報提供をすることがで」きるb  r・一 ..    娼)、改正草案218条[∴台湾裁判所が,汐t国裁判所が許可しだ和離手続または破産宣告の承認手続              ’                                   151.

(20) 棚浜国IIS,…経済法学第16巻第1』号〔《2007年9月).   すると岡時に,台湾国内に和漉手続または破産の申立てがある場合,和議手続の開始または   破産宜告の決定が確定するまで,承認の手続を停止すas e. ’49)改正草案217条,台湾裁判所が;外国裁判所が許可した和醗手続または破産宣告を承認レて ・ も,台湾国内にある和鵠,満算または破産手続の進行に妨げにならない。r. 50)改正識案219条,債描者が外国裁判所で行われた和罐手続または破産手続において,弁済を   受けた部分と、その他の同じ順位の債権者が台湾破産法による和i,、箭算または破産手続に   おいで配当を受け’た部分が同じ配当率となつてから,その債権者は配当を受けることができ   tS e ’        ,”     』・,    ・ .    1.   220条,外固裁判所で行われた和醗または破産手続において将来的に弁済を受ける者は,そ   の他の同1じ順位の債権者が台湾破産法による和識,瀬または破産手続1こおいて配当を受け  Irた金額が同じ配当率となり,または相当な担保を提供する場合限り,その債椎者は配当を受   けることができる。. 51)改正草案12条1項∴裁判所は和離の申立てについて決定する前に㌧型害閥係人の申立g;,ま   たは職権によって,決定をも,って次の各号の処分することができる。1,債務者財産の保全   処分百2,・債務者の営業制阻。 ..3、債務者による債務の履行及び債権者の債務者に対する債権.   行使の側限。4,債務者の財産に対する強制執行手続の停止。5,株式会社である債務者に対   して,記名株式の移転の禁止。6,・法定代理入まだは代表者が、債務者1に対して負う損害賠.   償識任の査定及び財産の保全処分。7,受益者または転得者の財産の保全処分。ev 52)改正草案50条1項,債務者が和離条件にしたがっ1て履行する場合,届け出した債描の弁済を.   受けていない部分は消滅したとみなす。1.‘  t㍉    ・  ∵  : ∵、. 」53) iyif掲藷主10老31照G      、       、   1                、』     1    三    ’.. 54)改正草案75条1項,裁判所は,債務者の財産が破産手続の費用を支弁するのに不足するど認   めるときは,1破産を宜告すると同時に,』破産手続廃止の決定をしなければならない。・・. 55)II改正草案235条,』裁判所は、債務者が破産の申L立てると1・,無資力のため手続費用の予納.   することができない場合,または裁判所の職権に1よって破産を宣告する場合,破産手続の費   1用を仮に国庫から支弁することができる。   .  :’i  ∴」∴ ∴ : ㍉‘. 56)改正草案82条1項,破産者の生活が〒般大の通常の程度を超える場合,識判所は破産管財人                          e■   の申立て,または職権によって制限することができるb r’r”      ・ ・㌦ 57)改正草案101条,次の各号の財産は破産財団の財産となる6−1,破産宣告するどぎ1破産者   に属するすべでの財産及び将来的な財産薔求権e2」破産宣告じてから,、破産終結まで,一破   産者が相続または無償によって取得する財産。㌧、・1』 ㌦,tl−’1一一 』,・1. 58)改正草案157ft,破産者または破産管財人は、裁判所が破産財団の配当素を認可ずる前た,  L 裁判所に鯛協計画を提出するこどができる☆.  , .1  ‘. 59)改正草案191条1項,裁判所は次の各号の事情がある場合,免責の決定を下1してはならない。   1,破産者に破産宣告を受ける原因について,,重過失があること。2r 186条の規定により債   ・権者全坦の伺意によって破産終止となること。3,’171条1項1号から41+号までの規定によ1,.   破産手続が続行されること。・4,破産者が223条から225条まで,または2註条に定めら耽た   行為を行うこと,または故意に破産法に定められたその他の義務}こ違反すること651:,破産 152.

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