2歳児の心理学(I)
16
0
0
全文
(2) . 2歳児の心理学. 藤. 友. 雄. (1). 瞳. 1 ( )は 両親による子どもの行動観察記録を資料として 一人の女児の0歳児期の心身 藤友( 1980 ) , ,. 2 ( )は 1 歳 0 か 月 ~ 1 歳 3 か 月 に つ い て 藤 友( 3 ) の 発達 に つ い て 研 究 し た. ま た, 藤 友(1982) 1983 )( , , 4 ( ) は, 1 歳 4 か月 ~ 1 歳 7 か月 に つ い て, 藤 友(1983 ) は, 1 歳 8 か 月 ~ 1 歳 11 か 月 に つ い て, 同 様. の方法により, 同じ女児について, 心身の発達について研究した. 本研究は, 前記( I 2 X ) ( 3 ) ( 4 )の研究 の続編として, 2歳0か月~2歳2か月の心身の発達について, 考察を加えることを目的とする. ( 2 4 ) 2歳0か月 1 9 9年9月 30 日 (2 o o・1) 7 「おっ ぱいみる」「ママおいで」「ママおいでよ」「パパおいで」「パパおいでよ」「くっしたはいた」 「コーヒーのむ」 など, 2語発話が多発し, その占める割合が増えている. 「おててつないで~」 と 「ちょうちょ ~」 は, ほぼ完全に一人で歌う。 いつもそばを食べる時に使っ ているどんぶりを, 戸棚から取り出して, 「おそば」 と言いながら, 食べる真似をした. テ レ ビ で 柔 道 の 試 合 が 映 っ て い た ら, 「が ん ば っ て」 と 言 っ た. 同 じく, テ レ ビ 「ル ー ツ 2」 の 中. で, 白人の夫と黒人の妻が, 馬車で町に戻る場面で, 手に手に刃物を持っ た特伏せの白人の男達 が映ると, 「あぶない, あぶない」 と連発していた. テレビの内容もかなり分かって見ている. 10月 1 日 (2 . 0 . 2). 母親が湯を注いでいると, 湯げがたっていた. 「これは」 と真保が尋ねたの で, 母親が 「ゆげよ」 と答えると, 「ちがうよ」 と言う. 「なに」 と母親が尋ねると, 「おゆ」 と答えた. 分からなくて尋 ねるのではなく, 尋ねること自体を楽しんでいる. 「パパごはんよ」 と言って, 父親を食卓に呼ぶ. はなが出ると, 「はなふいて」 と言っ て来る. なわとびのなわを持っていた真保に, 父親が 「なに」 と尋ねたら, 「なわとび」 と答えた. 連続し てとぶことはできないが, 1回だけならうまくとぶこともある。 やるのを見てもらうのが好きで, 「ママみてて」「パパみてて」「みてて」と言う. 「じゅ んばん」と言いながら父親になわを渡して 交互にやる. 1 0月 2 日 (2・0・3) 父親が出かけた後, 「パパは」 と尋ねたので, 母親が 「おしごとよ」 と言うと, 「ちがうよ」「ブー ブー い っ ち や っ た」 と 言 っ た.. 眠たくなると, 「ねむたい」と言い目をこする. 寒いと, 「さむいよ」 , 暑くなると, 「さむないよ」 「あつい」 などと言って, 衣服の着脱を素直にする. 1 0月 3 日 (2 . ○ ・ 4) 71.
(3) . 藤 友 雄 嘩. 友達男2女1と一緒に, なわとびの大波 ・波をして遊ぶ. ゆっくりとぶことができた. 友達が歌 をうたうと一緒に少しずつ歌っていた. 順番の意味も理解して並んでや っていた. 「 ココアのことを, 「おちゃ」 , 牛乳のことを, 「コーヒー」「ぎゅ うにゅ う」と言う. 菓子全般を ガ ム」と言っていたが, 今日あめを食べたところ, 「あめね」と言、 った. 菓子(キャンディ ガム, チョ コレート, あめなど) が好き で, 遊びにあきたり, ちょっ とおなかが空いたりすると, 「ガムは」 と しつ こ く 聞 き だ だ を こ ね る.. 「あのね~」と言い話を始める. 後に続く言葉は, 理解できる場合と, そう でない場合があるが, 聞いてもらえることを, 喜んでいるよう だ. 10月 4 日 (2 . 0 .5) 母親が, 「暑い」と尋ねると, 「あつい」「さむくない」 , 「寒い」と尋ねると, 「さむい」「あつくな い」 と答えることがある. 「あのねママ~」 と言うようになっ た. 夕食後, 「ごちそうさま」 と言う. 夜, 天井の2本の蛍光 灯のうちの1本だけをつけておくと, 「いっ ぱいにして」 と言うことがある. 「明日お医者さんの所へ行こう」 と母親が言うと, 「いたい」 と言って, しっ しんのできている自 分 の 乳 に さ わ る.. 排池をする際に外ですることが 多かったが, この2~3日「トイレよ」と自分から言うようになっ た. おまるをあまり使用しなくなっ た. グラ 9 :00 , 19:00 の テ レ ビ の 時 報 が 鳴 る と, 「5 時 よ」 と 言 う. , 5 :00 の サ イ レ ン, 12:00. ン ドで遊んでいる子ども達が, 5時のサイ レンを聞くと, 「5時だ帰ろう」と口々に言うのを聞い て い る た め で は な い か と 思 わ れ る.. 衣類の整理をしている時, 殺虫剤の入れ替えもしていたが, 母親が 「薬よ, 痛い痛いよ」 と言う と, 落ちているのを母親に持って来たりして食べたりしない. 春の時には, あめと思っ たのか, 食べようとして大変だっ た. 10月 5 日 (2 . ○ . 6) 祖母と電話で話した. 「はい」「じてんしゃ」「うん」 「いくよ」 などと言っ ていた. 夕 食の 時, ポ タ ー ジ ュ の コ ー ン と, バ タ ー 焼 の コ ー ン を 見 て, 「お な じ ね」と 言 う. 母 親 が, 真 保 の 髪 か ざり を し た と こ ろ, 「マ マ か わ い い」 と 言 っ た. 約 l km のスー パー マーケッ トまで, 母親に1回も抱かれることなく歩いて行けた.. 1 0月 6 日 (2・0・7) 出かける時に持っていた真保の鞄が重そうだっ たので, 母親が「重たい」と尋ねると,「おもた~く ないねえ」 と答えた. 洗濯物を取りこん でいると, 乾いたのと, そう でないのを持って, 「ぬれてる」 「ぬれてないね」 と言う. 今日は, ぐずついた天気 で, 雨が降っ たり止んだりしていた. 真保は,「あめふってるね」 「ふってないね」 と言う. デコ レ ー シ ョ ン ケ ー キ を切 っ た 後, つ け て い た ろ う そ く を 手 に して, 「つ い て た の」 と 尋 ね た.. 10月 7 日 (2・0・8) 父親の後を追って来て, 「なんてるの」 「なんてるのパパ」と言う. 「なにしてるの」がなまってい る.. 母親に, 「まほちゃんのハンカチは」 と尋ねる. ハンカチを出してもらうと頭にかぶって, 「ぼう ち」と言う. 頭からはずして, 「ハンカチ」と言う. ハンカチを帽子にみたてている. 虚構の世界 を 構 築 し, み た て を 行 っ て い る. 72.
(4) . 2歳児の心理学 (1). 1 0月 8 日 (2 . 0 。9) 朝, 母親が, 「寒いでしょ う」 と尋ねたら 「さむくないもん」 と答えた , . 外出の際, 「これもっていく」 と言っ て, 紙袋を手にした . 「ママみててこれ」と母親に言った 水が出ていない洗濯機の排水ホースを指さして 「おみずな . , い」 ハン カチなどたくさんの物を入れた 紙袋をのぞ , 日めくりカ レンダーを破って,「や ぶっ た」 , い て, 「い っ ぱい い れ た」 と 言 っ た .. 1 0月 9 日 (2 . 0 .10 ) 「いっ ぱいいれて」 と言っ て, 母親に干しぶどうをも らい 「いっ ぱいいれたよ」 と言っ て 父親 , , に器を持って見せに来た. 母親が 「ねようよ」 と言うと, 「ねむくないもん」 と言う 従来 「おっ こった」 と言っていたが . , 「おっ こっ ちやっ た」 とも言うようになった 。 真保の昼寝の時間に, ひ .ろちゃんとともちゃんが窓の下に来た. 眠たい目をこすり, 二人を見て いた。 二人の母親 が, 「真保ちゃん昼寝だから帰りましょ う」と言って 一 緒に帰って行った い , . なくなると, 真保は母親に, 「ひろちゃん ともちゃんは」と尋ねたの で 「昼寝よ」と答えると , , , 「ちがうよ, おかいもの」 と言った . 母親とひろちゃんが話をしていると, 「だめよ」と言っ てじゃましに来る ひろちゃんが 自分の . , 祖父母の話をし, 真保に, 「まほちゃんのおばあちゃんは」と聞くと 「あっ ち」と言い 「おじい , , ちゃんは」 と聞かれると, 下を向いて答えないの で 母親が 「病気 で死んじゃっ たのよ」 と言う , と, 真保は, 死んだ真似をしてみせた . 10月 10 日 (2・0.1 ) 1 自 分 の バ ッ グに お も ち ゃ の め が ね を 入 れよ う と し て い た が い っ ぱ い で 入 ら な い 「い れ な い」と , .. 言う. 「はいらない」 と言うつもりらしい 「はいんない」 とも言っている 。 . 時計のことを 「なんじ」 と言っていたが, 「とげい」 とも言うよう になった . 道路の穴, 自分が描いていた紙に穴があいた のを見て 「あなね あいちやっ た」 と言う また , , 。 1つのみかんを, 母親と父親に分けて, 「みんなよ」 と言っ た . 1 0月11日 (2・0 .12). 浴室内の鏡が湯けむりでけむっていると, 「みえない」 と言う 鏡に水をかけると 「みえた」 と言 . つ.. 自 分 の 食 物 の 入 っ た 食 器 が, ラ ッ プ でお お わ れ て い た す る と 「か み と っ て」 と 言 っ た ま た , . , .. ちくわに指を通して, 「ゆびわ」 と言う . 1 0月1 2 日 (2 ・ 0 。13 ). みかんを食べ終ると, 「も っとみかんちょうだい」 と言う 3語文を使用している . 。 10月 13 日 (2・0。1 ) 4 朝食の時, それぞれのカッ プを指 さして,「まほちゃんはこれ」「パパはこれ」「ママはこれ」と言っ た. おもちゃの電話で遊ん でいると, すぐに受話器を持ち母親に向かっ て 「きいて」 と言う . 近頃, 問いかけに対して, 否定的なことばが返ってくる 「あっ ちゃんとあそぶん でしょ う」に対 . して, 「あっ ちゃんとあそばないもん」 , 「やめなさい」に対して,「やめないよーだ」 ,「ともえちゃ んねんね」 に対して, 「ちがうよ, かいもん」 ことばによる自己主張ともとれるが ことばを遊 , , びとして楽しんでいる側面も 見られる . 10 月 14 日 (2 ・ 0 ・15 ). 朝, 父親が寝ている所に来て, 「おいで」「おいで」を連発する そのうちに 「おいでよ」と言う . , . 73.
(5) . 藤 友 雄 嘩. 近頃, 反抗を示す. テレビの直 ぐ前にしゃ がみこんで画面 を見ていた. 父親が少 し離れた所に椅 子を置いて座らせ たが, 「いやだ」と言って元の場所へ行く, 父親がコー ドを抜いて消してしまう と, ち ょ っ と の 間, じ っ と し て い た が, や が て, 「テ レ ビ, テ レ ビ」 と 母 親 の 所 に 泣 い て 行 っ た.. 食事は, 自分 の椅子に 座っ て, 座卓に並べられた物を食べている. 食卓の上に足を上げて, 両親 の反応を見るという行動が見られる. 「だめよ, おろしなさい」と父親が言っても, 降ろさないの で, 乗せた足をたたくと, 泣き出しそうになるが, それでも, さらに3回同じことを繰り返して たたかれるが, とうとう泣き出し, 椅子から降りて, 床の上に寝ころんで泣く, そして, そのま ま眠って しまっ た. かなり, 強情な側面を持っている. ) 6 10 月 15 日 (2 . ○ .1 夕食の時, 母親が父親に対 して, その日のことを夢中で話しかけていた. 父親がそれに答えてい ると, 真保は注意をひこうとして, 父親の顔を見ながら, 足を食卓の 上にあげてきた. 父親が, 「だめ, おろしなさい」 と言っ て, 足をたたくと, 泣きべそをかきながら上げてくる. 数回それ を繰り返して泣き出した. たたかれるのが痛いから泣くのではなく, 親にたたかれるという こと を, 悲しく感じるようだ. 3本のなわと びのなわをそれぞれ指さしながら,「まほちゃ んのこれ」「パパのこれ」「ママのこ れ」 と言う. また, 胸のポケッ トを指さして, 「ポケッ ト」 , 両わきのポケッ トをそれぞれ指さして, 「これも ポケッ トよ」 「これもポケッ トよ」 と言う. カーディ ガンや上着を脱ぎかけている時, 両手を横にして, 「スーパーマン」 と言い走り回る. ) 6日 (2・0・17 1 0月 1 バ サン イ ザーをかぶっ たり, とっ たりして遊ぶ. その際に, 「こんにちわ」と頭を下げあいさつも する. 友達に借りた物を, 返す時に, 「~ちゃんにありがとうする」と言って, 自分 で返し, 小さ な声で 「ありがとう」 と言う. 10月1 7 日 (2 . 0 .18) 「ママは」 と尋ねたので 「トイ レよ」 と答えると, 「しっ ししてる」 と言っ た. 8日 (2 . 0 ‐19) 10月1 父親の洗面具の入っ ている袋のフ ァ スナーを取ろうとしたができなかっ た.すると,「できないよ」 「やっ て」「おしえてよ」 と言い, あくまで自分でや ろうとする. 掃除などをして いると, 「なに しているの」 とすぐに聞く. ごみ箱や, 洗濯かごに入り, 「プー ルよ」「おふるよ」 と言って, 出 た り 入 っ た り す る.. 夕食後のみかん を母親が手渡していた時に, 「パパと ママと, まほちゃ ん」と言い受け取る. 1つ や, 2つ渡すと, 「ママのは」「パパのは」 と言い要求する. 00mを一周する. 途中, 道が悪くて動か なくなり, 「マ 自転車に乗って, 自分の家のある区画約5 マ」 と呼んだが, それ以外はひとり でこいだ. 今日も, 男2女2の友達と庭でボール遊びを したが, 母親が入らなくても, 遊び方がある程度, 分 かるようになり, 真似をしながら遊んでいた. また, 子ども同士の会話もできるようになり, 「か お り ち ゃ ん, ボ ー ル ふ い て」 な どと 言 っ た り し て い た. 協 同 遊 び が 可 能 に な っ て い る.. 10月19 日 (2 . 0 .20) ノ・ンバー グよ」と言い, 「つく っ てるのよ, はい」と言って, ままごと遊びで何かを作る 時, 必ず「 ゴ 積木などを手渡す. おやつのイ チ ポッキーを食べている時, 一人で「かおりちゃん」 「あっ ちゃ ん, ひろちや ん」などと言い, 箱を差し出しては, 「おいしい」「あま~い」「もっ と」などと言い, 一人 で遊んでいた. 空想の世界に遊んでいる. 上着の肩を少しず らしてマント風にして, スー パー 74.
(6) . 2歳児の心理学 (1) マ ン に な る の が気 に い っ て い る. 母 親 も 一 緒 に や る よ う に 言 う 滑り 台 も, う つ 伏 せ に な っ て . , 「ス ー パ ー マ ン」 と 言 っ て 滑 っ て い る . テ レ ビ の お か あ さ ん と い っ し ょ の 中 の 今月 の 歌 を, 一 人 遊 び の 時 な どに 一 人 で歌 っ て い る 最 , .. 初の数小節を繰り返して歌う. また, テレビで, 泣いたり, ぶったりする場面になると 顔を少 , ししかめて見ていて, 「やだねえ」 と言う。 一日中, 雨だったので, 昼食後, 絵本ちびくるさんぼを読んで聞かせた さんぼのパンツが目に . つ く ら しく, 「パ ン ツ ね, ス ボ ン は」 と す ぐに 聞く .. 夜, 母親があく びをすると, 「ねむいの」 , く しゃみをすると, 「さむいの」 と聞いていた. 1 0月 20 日 (2 . 0 .21 ) 夜, カ ッ プ に 入 っ た 牛 乳 を 飲 ん でい て, 無く な っ て き た の で母 親 に 「コ ー ヒ ー も っ と ち ょ う だ い」 ,. と言う.母親が,カ ッ プを取ろうとしたら,取られてしまうと思ったのか,「まだあるよ,コーヒー」 と言っ た. 自分のアルバムを見たい時には, 「あかちゃんみる」と言う 7~8か月く らいの時の . 自分の写真に 対しては, 「これまほちゃん」と尋ねるが, それ以前の写真は自分とは思わないらし く, あくま でも 「あかちゃん」 と言う. この頃の自己意識の側 面の一つを見せている 。 1 0月 21 日 (2 . 0・22) 朝, サイ レンが聞こえると, 「いまね, ごじになったの」 , 母親が, ふとんを掛けてあげようとす る と, 「い い の」 と 言 う.. 夕食の時, 御飯の上にのりを乗せ, 箸を使っ てくるんで食べていたが うまく できないと 「どう , , やるの」 と父親に尋ねる. 高さ40cm の椅子の上から, 両足をそろえて踏み切り, 跳び降りる遊びをする 。 10月 22 日 (2・0・23 ) 朝食の時, みかんの皮を自分 でむいて, 「むいたの, じぶん でやった」 立っ てくるく るまわりな , がら, 父親に, 「や って」 と言う。 10月 23 日 (2 . 0 .2 ) 4 朝, 父親が切り抜いた新聞紙片を見て, 「きっ たよ」 と言った . 何 か でき た 時 や, 嬉 し い 時 な どに は, 「ヤ ッ タ ー マ ン」 「ヤ ッ タ ー ヤ ッ タ ー ヤ ッ タ ー マ ン」 な , , どと 言 う. テ レ ビの ア ニ メ の 題名 か ら 来 て い る . 買物に行く 時は,自分が買う品物は 3つく ら い ま では 言 い な が ら 行 く 「ガ ム と あ め と ビ ス ケ ッ , , .. ト買うのよ」3つま では, 間違わずに言うことができるが, それ以上になると違う のが入ったり , 抜けたりしてしまう。 記憶容量を示唆している. 両親と遊ぶのを好む が, 両親が忙しい時な ど相手にしてもらえなくなると 部屋のす みなどに隠 , れてしまう。 そうすることにより, 注意をひこうとするのか, あるいは 自閉的になっ てしまう , のか。 10月 24 日 (2 . 0 .25). 母親が, 「まほちゃんのなわとびは」 と尋ねると, 「ここにおいた」 と床を指さした 居間でなわ . とびをして遊び, 「みんなでやっ て」 と両親をさそう. 滑り 台 をや っ て い る 時, 「み ん な でや る か」 と 言 っ て, 風 船 ミ ニ カ ー モ ン チ ッ チ を 滑 ら せ て , , ,. 自分も滑る. 玩具に対して, 仲間意識を持っ ているようだ 。 おまけのプラスチックのミニカーで遊びながら, 父親に,「どうやるのこれ」「どうやるのこれは」 と尋ねる. 「これはどうやんの」 とも言う。 風呂上がり, 自分 でパジャマを着て, 「じぶんでやった」と言う 靴下を自分 ではこうとしていた . 75.
(7) . 藤 友 雄 瞳. が, 「はけないよ」と言っ て, 父親の助けを求めた.「コーヒーをここで飲む」という 意味で,「コー ヒ ー こ こ で」 と 言 う. ま だ牛 乳 の こ と を, コ ー ヒ ー と 言 っ て い る. 戸 を 締 め た 暗 い 押 入 の 中 に 一. 人で居ることを好む. 座っ て, 鼻歌をうたっ たり, ひとりごとを言っ たりしている. 10分くらい すると, 「でるよ」 と言う. 父親に抱かれた4か月くらいの自分の写真を見て, 写真の中の服を指さして, 「ねんねきる」と言 う. その服を出してやると, 「ちいさいよ」 と言い着なかっ たが, 満足したのか, 「ねんねする」 と 言 い, 母 親に抱かれて眠っ た.. ) 1 0月 25 日 (2・0・26 母親にトイ レに連れて行 ってもらう時, 手に持っ ている風船などを父親に, 「おっこっちゃう」と 言って手渡し, 出て来ると 「ふうせんは」 と言っ て取りに来る. 1 0月 26 日 (2 ・ 0 ・27) 洗濯物のハンガーが落ちているのを見つけ, 「おっ こっ てるよ」と言っ たので, 母親が, 「や って」 と言っ たところ, 「とどかないよ」 と言う. 母親が抱き上げてやると, ロー プにハンガー をかけ, 「じぶんでやっ た」 と言った. 初め, 太鼓を手でたたいて遊んでいたが, トンカチ積木の棒を1本とり, それでたたき始め, 母 親にも1本くれた. その棒が短いの で, 母親が 「短いよ」 と言っ たところ, 「ながいよ」 と言い, 母親が長い棒をとると, す ぐにそれを取り上げ, 短い棒を手渡し, 「ながいの」 と言った. 洋服, カ バンなどが汚れると, 「よごれた, ふいて」 と言い, や っ てあげると, 「ありがとう」 と言う. 父親の足の上に乗って遊んでいた. 「もいっ かいやって」 と言っ て, 何度もやっ た. テ レ ビの な ん じ ゃ も ん じ ゃ ドン を 見 終 っ て か ら, 「な ん じ ゃ も ん じ ゃ」 と 言 い 走 り 回 っ て い た.. 10月 27 日 (2 . 0 .28) バ トミントンのラケッ トを手に持ち, ネ ッ トの上に羽根球を乗せ, 「どうやるのこれは」と両 親に 尋ねる. なわとびを持っ て来て, 母親に, 「なわとびしようよ」「なわとびちようよ」と言う. 「ま ほちゃ んのほん」 と言っ て, ちびくるさんぼ (岩波書店) を持っ て来て, 読んでもらうことを好 む. 1 ) 0月 28 日 (2・0・29. なわとびをしていて, はずみでなわが1回転すると, 「まほち ゃん, できるようになったよ」と言 つ.. ブロ ックで遊んでいて, 「これたかいの」「ばんばん(ピストルの意)」などと言いながら組立てて いるが, 思うようにはまらなかっ たり, 取れてしまったりすると, 「できないよ」「どうするの」 と泣きじゃくり助けを求める. 食事用の椅子に座ると音が鳴る. すると, 「みず でたよ」と言う. 風呂玩具のあひろが, 押すと音 が 出 る の と 一 緒 に, 中 に 入 っ て い た 湯 が 出 て く る. そ の 連 想 ら し い.. けがをするということは, 大事件らしく, 「ここ, あたまいたいいたいしたよ」「め ぐみちゃ ん, こうやっ てころんだの」 などと言っ て報告する. 2歳0か月児は, 「いっ ぱいにして」の「に」のように, 文中でも助詞を使用するようになり, 「こ こ, あたまいたいいたいしたよ」 のように, 4語以上の文も話すようになっ ている. 約l km を 1 回も抱かれることなく歩いたり, 補助つき自転車に乗って, 約500mを一周するなど, 脚力もつい てきている. 生活場面 では, 食卓の上に足を上げて親の反応を見たり, 禁止されてもそれを繰り返 したり, 自己主張, 反抗, 強情といっ た側面も見せている. ハンカチを帽子にみたてたりなどの, 虚構の世界の構築をしたり, また, 友達を想定しての一人遊びなどの中にも, 空想の世界に遊んで 76.
(8) . 2歳児の心理学 (1). いる姿が見られる.幼児5人の集団 で,ボール遊びをしたりなど一部に協同遊びも可能になっている 。 ( 25 ) 2歳1か月 10月 29 日 (2‐ 1 - ○) 包装されているさやいんげん豆のラッ プを取っている時, 「あなよ」と真保が言っ たのを 母親が , 聞き違え 「はなね」 と紙 でふいてあげたところ, 怒って, 「ちがうよ あなよ」 と穴を指さした , . 買物に行く時, す ぐ抱っ こと言う. 母親が突き離すと道路に座 りこんで動こうとしなくなる 母 . 親が「一人 で歩けないなら, お家に帰ろう」と言い, 家の方に歩き始めると 立ち上がり 「ある , , く よ, あ るく よ」 と 叫 び, ス ー パ ー マ ー ケ ッ ト ま で歩 い た ,. 三輪車を自分 で運ぶ. ぶらんこに一人 で乗る 荷物を持つ 衣服の着脱な ど 自分でできる範囲 。 。 , のことは, 自分でやろうとしている. やろうとしてい る時に, 母親が手助けをすると 怒ってす , ねる.. 以上のように, 怒るという ことが頻繁になっており, 母親との摩擦が増大 している . 10月 30 日 (2 . 1 .1) カッ プの絵を指さし, 母親に 「なんなの」 と尋ねた. 従来は, 「なに」 と言っていた 母親のカ ッ 。 プを 見 て 「マ マ の お ち ゃ な い」 と 言 っ た コ コ ア の こ と を お ち ゃ と 言 っ て い る . , 。. 11月1日 (2・1・3) 夜, 電気を消してしまって, まっ 暗にすると, 「みえない」 と言う 母親に 「まほちゃんのなわ 。 , とびちょうだい」 と言っ た. 3語文の使用が日常化している 。 近所の子 ども達は, 「グーチョ パー で勝っ た人」と言って, じゃんけんをして遊ん でいる それを . 真似たのか, 「グーとパー であそぼう」と言っ て, じゃんけんをする タイ ミン グは遅れずに出す . が, グーとパー が得意で, チョ キを出すのは難しい . 1 1月 2 日 (2・1・4) 自分で好きなよう に歌っ ていることがある.「あそぼう, あそぼう~」 一人遊 びの時間が長くなっ , て来たが, 一つの遊びの継続時間が短く, トンカチ積木~粘土~車など, 色々 な遊びをやる . 1 1月 3 日 (2 o l ・ 5) 1 1:00~14:45母親が美容室に出かけたが, その間, 父親と二人で留守番をした 時々 「ママの , . とこいく」 と言って, 玄関へ行くのだが, 遊びに気をひくと 気を引かれて遊ぶ 一度も泣かな , . か っ た.. 1 1月 4 日 (2 ・ 1 .6) トイレの時や, テレビを見ている時などにも, 手足を伸ばし, 「たいそうよ」 と言いながらや る . テレビの体操番組を見てから, 「たいそうしにいく」と, グラン ドに行きたがり ジャン グルジム , をやる. 一段目は できるが, それからはできないの で, やり方を教えた . 1 1月 5 日 (2 . 1。 7) なおみちゃんの家で遊ぶ. 「なにしようか」となおみちゃんが聞くと 大きな声 で 「かいものよ」 , , と 答 え て い た. な お み ち ゃ ん の お も ち ゃ を持 っ て 遊 ん で い る 時 な お み ち ゃ ん が 「こ れ な お み , , ,. のね」と取り上げようとすると, 「だめなのよ」と取り合いをし, 泣きながら母親の所に来る 以 。 前は, 取られるとう つ向いてじっ としていたが, このような面にも,積極性がみられるよう になっ て 来て い る.. 11月 6 日 (2・l o 8) 母親の傘を指さして, 「ママのかさよこれは」 と言った . 77.
(9) . 藤 友 雄 噂. 大きなキューピー人形と競争する. 衣類を着ない時, 両親がキューピーに着せ始めると, 急いで 自分が着る. 食事の時, 食べない物をキュ ーピーに食べさせる真似をすると, 急いで自分が食べ る. 両親の関心が自分 以外にいくことを好まないようだ. 1 1月 7 日 (2 . 1 .9) スティ ッ ク状のアイスクリームを食べている時, 「アイスとげ ちゃうよ」 と言う. 「いまなんじ」 と問う. 家に遊びに来る小学生たちが言うのをおぼえたようだ. 夜中, 目をさまして起きて しまう. 両親を起こそうと して, 「しっ し-」 とか 「おちゃのむ」 とか 言う. どう‘しても寝ようとしない場合, 蛍光灯の豆電球を消して, まっ 暗にしてしまう. 泣き騒 ぐの だ が, 暗 や み で も 目 は 見 え る ら しく, コ コ ア の 入 っ た カ ッ プ を, さ っ と 手 に 持 っ た り す る.. 11月 8 日 (2 . 1 .10) 医院で, そこの週刊紙 を持っ て来ては, 「かいじゅうみたい」と言いながら見ては, 「ちがうのよ」 と言い他の本を持っ て来ては見て いる. ス ー パ ー マ ー ケ ッ ト の ア イ ス ク リ ー ム・ス タ ン ド で, 「あ り さ ん く る か ら, だめ だ よ ね」 と 床 を 指. さして言い腰をかけて食べた. 11月 9 日 (2 . 1 .11) 父親が帰宅すると, 父親の鞄を見て, 「あめあるかな」 と言って, 中を捜す. ) 11 月 10 日 (2・1.1 2 父親が, 「お茶ちょうだい」 と頼むと, 母親に, 「おちゃのむっ て」 と伝える. 朝食が終って, 母 親に, 「ごちそうさま です」 と言っ た. トンカチ積木で遊 んでいる時, 穴のあいた積木に棒を通すのがなかなか できず,「でき ないよ」「む つか しい」 と言い, 積木遊びをやめて しまっ た. ) 3 11月11日 (2・1・1 手を口の所にあてがいながら, 「ほんどこ」「ほんどこ」 と呼びかけながら, 本を捜していた. 1 1月12 日 (2 ・ 1 ・14) 母親にトイ レに連れて行ってもらう時, 「もってて」 と言って, 持っ ている物を父親に手渡す. 3 日 (2 ・ 1 ・15) 11月1 母親が, 「お茶のむ」 と尋ねたら, 「のまない」 と答えた. 父親に, 真保が, 「みかんたべ る」 と尋 ねる. 「た べ る」 と 答 え る と, 母 親 に, 「み か ん た べ る っ て パ パ も」 と 言 っ た.. てしまう. 11:00~13:00 , なおちゃ ん母子が遊びに 来た. 最初真保はてれて, 部屋のすみに行っ なおちゃ んが, 「あそぼう, まほちゃ ん」と言い, 少しずつそばに寄って行くと慣れ, 積木で遊び 始めた. なおち や んがしようとすると, 「だめよ」と言って使わせない. 何回もそんな場面を繰り 返しながら, 自転車, 滑り台などで遊んでいた. お互いに人の持っ ている物が気になるらしく, す ぐ取り合いをする. そして, 同じ遊びをすぐしようとし, 一人が本を読み始めると, 真似をし て読むなど, 相手を意識しながら遊んでいた. お互いに譲り合いながら遊ぶ段階には到っていな し、.. ) 11月 1 4日 (2・1・16 母親がロー プで引くそりに 乗って, 雪道をスー パー マーケッ トまでの買物の往復 をする. 雪の降 る中, かなりスピー ドを出してもこわがらずに, 安 定して乗っていた. 家に着くと, 「あっ, つか れた」と何度もため 息のようなものをついていた. やはり, 乗っているだけでも緊張するようだ. 11月 15 日 (2・1・1 ) 7 「おなまえは」 と言うつもりで, 「おまえは」 と言う。 まんじゅうを食べ, 湯 ざましを飲んで, 母 78.
(10) . 2歳児の心理学 (1). 親 に, 「お な か い た い」 と 言 っ た . ) 11月16 日 (2 . 1 ‐.18. テレビに映っ た猫を見て, 「にや ぁにや ぁかわいい」 と言う チャ ンネルを変えると 「いまの」 , . と言う. 父親を捜して, 「パパ どこかな」と言う. 入浴の際に浴そうから出そうとす ると 髪を洗 , わ れ る の が い や な た め か, 「こ こ でま っ て る」 と 言 う .. 1年前の10月に, ソファーの上 で玩具に囲まれて写した写真を見て 実物の玩具 ぬいぐるみ等 , , を持っ て来て, 「これとおんなじよ」 と言いながら, 写真のその部分を指さす 「これは」 と言っ . て, 父親が写真の中の真保を指さすと, 「まほちゃん」 と言う . 11月 17 日 (2 . 1。19 ). 朝, 目をさまし, 布団の中から父親に, 「こんにちわ」と言っ た 夕食の時 みそ大根を食べるの . , を拒否して, 「これからいから」 と言う」 夜, ビニール製のボー ルを持っ て来て 「やきゅうやり , たい」 と言う. プ ラ ス チ ッ ク 製 の ヨ ー ヨ ー で 遊 ん だ 後 「こ れ チ ョ コ レ ー ト よ」 「あ む あ む」 と 言 っ て 食べ る 真 , , 似 を して た。 見 た て が でき て い る ま ん じゅ う の 欠け た の や ビ ー チ ボー ル が し ぼ ん だ の な ど . , ,. 完全な状態じゃない物に対して, 「しんじやった」「しんじやったみたい」 と言う 生物と無生物 . に対する境界の認識が, まだはっきりしていないようだ . 11月 18 日 (2 . 1‐20 ). 朝, 布団の中で母親に, 「ねんねしなさい」と言っ た. 朝, 起きて, 外を見て雪景色に 「ゆきふっ , てた, やっ ぱり」 と言っ た. 心理的な感動の順序なのだろうか, 倒置表現をしている . 昼過 ぎ, 親子3人 で買物に出かけた. 犬を見て,「ワンワンだ」 , 自動車を見て「ブーブーだ」「ブー ブーだよ」 と言っ た。 買物が終り, 寿司屋に入ったが 食べ終る頃 「おうちにかえ る」 と言う , , . 座卓の上に上 半身をかぶせ乗せながら, 「たいそうやってんの」と言う 父親がでんぐり返しをや . らせると 「やめてよ」 と言っ た. 1 1月19日 (2・1・21 ) 朝, 起きて外に積っ ている雪を見て, 「まだゆきふってた」と言っ た 手にした粘土のかたまりを . 母親に見せながら, 「ねんどのケーキ」 と言う. 絵本の女性の絵を指さして 「これはママみたい」 , 男性の絵を指さして 「これは パパみたい」 と言 う. イ ソッ プ童話の絵本, 「ありのおん がえし」 のことを 「ちくりのおはなし」 「しろいからす」 , のことを 「からすのおはなし」 , 「うさぎとかめ」 のことを 「もしもしかめよ」 と言っ て, おぼえ ている. 特に, 「ありのおんがえし」 は, 「あっ ぷあっ ぷ」「はっ ば」「ちくり」 とか言って 絵を , 見ながら部分的に話す. 絵を見て, 「かえる」 「わんわん」「あり」などと, 正しく 命名する 初歩 . 的な絵本の読みが始まっている. 1 1月 20 日 (2 ・ 1 ・22) 祖母と電話で話す. 「元気」 に対して 「げんきよ」 , 「雪降っ てる」 に対して 「ふってないよ」 , 「ス トーブつけてる”こ対して「つけてるよ」 「 何してるの 」に対して「 かいじゅうや ってんの」 , , 「お 買物行っ た」 に対して 「いったよ」 「 何買 たの 」 「 ポ に対して キー 「 好き 」 に対して 「す 」 っ ッ , , 「 き」 赤ち んいるのよ 」 「 に対して かわいいあかち ゃ ゃん」 , , 「来る」 に対して 「くるよ」 , 「バイ バイ」 に対して 「バイ バイ」 と答えていた . 郵便局に行く, 天井からぶら下 がっ ている飾りのぶどうを指さして, 「ぶどうよほら」と言い 母 , 親が貯金などを終ると「なにしたの」と尋ねた. 帰り道, しゃ がみこんだ時 母親が「キューピー , さん寂しいっ て, 暖いお茶飲みたいって, ママ行ってあげよう」 と歩き出すと 真保も走っ て来 , 79.
(11) . 藤 友 雄 噂 て, 「ま ほ ち ゃ ん が す る の よ. キ ュ ー ピー さ ん, さ び し い ?」「キュ ーピーさんさびしいっ て」 と. 母親に言い歩き出す. ) 11月 21 日 (2 . 1 .23 父親が, トイ レから出て来ると, 「どこい っ てたの」 と尋ねる. カ ッ プを 母に示して, 「これは マ マ の」と 言 う. し っ し ん で赤 く な っ た 足 の 部 分 を 指 さ して, 「こ こ い た い い た い ち た の」と 言 う.. 父親に, 「ねないの」 と尋ねる. 「ねようよ」 と言うと, 真保は, 「ねない」 と答える. 父や母が投げる プラスチック製のボールを, 同じプラスチッ ク製の バッ トで打つことができる. 早く振りすぎて空振りすることもある. 1 1月 22 日 (2 ・ 1 ・24) 塗り薬を手にして, 父親に 「これは」 と尋ねる. 「くすり」 と答えると, 真保は, 「ぬるもの」 と 言う. 動作による命名 をしている. すなわち, 名詞的世界よりも動詞的世界で生活している. 最 近は, 自分 から尋ねたり, 話しかけたりすることが多い. ) 11月 23 日 (2・1・25 朝, 起きて, 雪が消えた外を見て, 「ゆきふってない」 と言っ た. ラッ パのことを, 「ヤッ パ」 と . ) 11月 24 日 (2・1・26 衣類の整理 で, 箱に殺虫剤を入れていたところ, 「あめみたい」と言いさわろうとする. 「お薬よ, 痛い痛いするの」 と言い聞かせると, さわらずに, 母親のするのを見ていた. ) 11月 25 日 (2・1・27 母親が作っ たクリスマスカー ドを見て, 「だれかいたの」 と尋ねる. 玄関の方へ行く父親に, 「パ パどこいくの」 と声をかける. テレビを見ていたが, 隣の部屋に居た父親に, 「これパパみたい, はやくおいで」 と呼んだ. 暖いお茶を要求して 「あっ たかいのおちゃ」 , ろう粘土を要求して 「あかいのねんど」 と言う. 修 飾語の形容詞と, 被修飾語の名詞の間に, 「の」をはさんでいる. 「あっ たかいおちや」「あかいね んど」 の表現と見るか, あるいは, 「あっ たかいの」+ 「おちゃ」 , 「ぁかいの」+ 「ねんど」 の表現 とみるべきかは, 定かではないが, いずれにしても, 形容詞の使用の仕方が違っている. ) 11月 26 日 (2・1・28 夕方, 父親が帰っ て来ると, 母親がその日のことを次々と話す. すると, 二人だけの会話になっ て, 自分 が置いてきぼりをくうのがいやなのか, 母親に負けずに話しかけてくる. 母親が父親に 話していることの内容が分らないと, 「おしえてママ」 と言う. ) 11月 27 日 (2・1.29 夕方, 父親が帰っ て来ると, 「パパおかえり」 と言って玄関に出迎える. ) 11月 28 日 (2・1・30 朝, 父親が起きて来ると, 「もうねないの」と声をかけて来た. 朝食の時, 「もう ごはんだよ」「て つだって」 と言いながら, 目玉焼きの入っ た皿を台所から運んでいた. 所を指さして「ここだけいたいの」と言う. 母親に, 「ま こるんですりむいて, かさぶたになった. たあそぼうね」 と言う. 2歳1か月 児は, 「ママのかさよこれは」「ゆきふってた, や っ ぱり」 のような倒置表現が目立っ ている. 心理的な感動の順序 で表現されているようだ. 塗り薬のことを, 「ぬるもの」と表現するこ とに見られるように, 物事に対する認識の仕方は, 名詞的世界よりも, むしろ動詞的世界によって いる. 生物と無生物に 対する 境界の認識がまだはっきりしていない. 絵を見ながら部分的に話した 80.
(12) . 2歳児の心理学 (1). りなど, 初歩的な絵本の読みが始まっ ている. 同年齢の二人遊び場面では, 物の取り合いをしたり などで, まだ争う段階で, 譲り合って遊ぶ段階には到 っていない. 空振りをすることもあるが, 玩 具のバッ トでボールを打つことができている. ( ) 2歳2か月 26 11月 29 日 (2 . 2 . の みかんを手にして, 父親に, 「ひとつだけあげるか」 と言う. 「うん」 と返事すると, ひとつくれ る. そして, 「おいしいでしょ う, ね」と言う. また, 「まほちゃ んと, パパと, みかんたべよう」 と言う. 押車の汽車を指さして, 「まほちゃ んのブーブー, あかちゃんのとき」と言う. かなり長 い文を話すようになっている. アイロンを指さして, 「あっ, アイロンあぶないよ」と言い, 台所 にいた母親の所まで教えに来た. 1 1月 30 日 (2・2.1) 母親の歌に対して 「うまい」 , 小学校の教室から聞こえて来る笛に対して 「じょうず」 , 走ってい る人を見て 「がんばって」 と言う. 生協 で買物をしている時に, 自分 の気にいっ た菓子を選ぶのに時間がかかる. 母親が急がすと, 「まっててよ」 , 甘い菓子を選んで来たので母親が言い聞かせると, しばらく して, 別のを手にし て来て, 「とりかえてきた, えらいでしょう」 と言う. 12月1日 (2・2・2) お茶を飲んだ後, 「にがい」 と言う. ポストに手紙が入っ ていると, 「オートバイきたのかな」 と 言 っ.. 12月 2 日 (2・2・3) 昆布を食べていたが, 「パパも こんぶたべる」 と聞きながら, 昆布をさし出した. 12月 3 日 (2 . 2 .4) みかんを手にして, 「あげて」 と言う. 「むいて」 とも言っているのだが. 1 2月 4 日 (2・2・5) 夜, 風呂上がり, 父親の投げるビーチボールを, バ トミントン用のラケッ トで打っ て遊んでいた. 父 親 が座 っ て や っ て い た の が 気 に な る の か, 「た っ て」と 言 う た. 自 分 と 同 じに 立 っ て い な い と い. やなようだ. 12月 5 日 (2・2・6) 小学生から習った剣玉を, もしもしかめよの歌で両手を使ってやっていた. 買物の際, 「あっ ち, これ」 などと言いながら決めず, 選ん でから 「いやだ」 と言っ て投げたりす ることがある。 今朝, 近くの店で買っ たものを, 途中で引き返し違う物に替えようとしたので, 母親が強く叱かると家に帰るまで泣いていた。 自分の欲求を整理すること, その上で, 決定をす る こ と が ま だ でき な い.. 1 2月 6 日 (2 . 2 。 7) 母 親 を 交 え て, 12:00~14:30 , ひ ろ き 君 と 一 緒 に 遊 ぶ. 学 校 ご っ こ で は, 母 親 が 先 生 で, 二 人. が生徒, 国語の時間には, ひろき君の模倣をして, どらえもんを描く. 「ほんをよむ」とひろき君 が言い, 大好きな 目ナいてい」 を取ると, 真保もそれを取ろうと取り合いとなり, 結局ひろき君 が 取 る。 真 保 は 泣 い て い た が, し ば らく して, 一 緒 に 見 る. タ ク シ ー ご っ こ で は, ひ ろ き 君 の「タ. クシーの ドライ バーだよ」 とのことばで始まり, 真保が客になる. おとうさんごっ こでは, 母親 がおとうさんになり, 二人は子ども になり, ひろき君のする通りにやる. プー ルごっ こでは, 泳 81.
(13) . 藤 友 雄 瞳. 〉遊びにす ぐには入らなかっ たが, 途中か いで遊ぶ. 途中さめが出て来て, 死んだりする. 真保は ら一緒に泳いだりする. 母親や年長の子にリー ドされながらのごっこ遊びの姿が見られる. 朝食後, 父親が飲みかけの湯のみを, 食卓の上に置くと, その湯のみをのぞきこんで, 「パパまだ あ っ た」 と 言 っ た. ドー ナ ツ の こ と を, 「め が ね の ケ ー キ」 と 言 う. パ ン ツ を 直 ぐに は こ う と し な い の で, 母 親 が しり を た た い た そ れ でも は こ う と し な い の で, も .. うひとつたたくと, 「はくよ, はくよ」 と言い, パンツをはき, タイツをはく時にはもう, 「あっ はは, ぞうさんのおはなよ」 と機嫌がいい. 12月 7 日 (2 .r2 .8) 朝食の時, グラスに入っ ている牛乳を見て, 「コーヒーがみえる」 と言った. 1 2月 8 日 (2 . 2 . 9) ソフ ァ ー の 上 に, ボー ル を 並 べ て, 「お み せ の ち と」 「お み せ の ち と よ」 と 言 っ た. 見 た て を 行 っ. ている. 「し」 の音が, 「ち」 になっ ている. 正しくは, 「しと」 ではなく, 「ひと」 なのだが. 母親のセーターを手に して, 父親に, 「なあにこれ」 と言っ た. 12月 9 日 (2 ・ 2 ・10) 朝, 布団から起き上がっ た父親を見て, 「まだ, おきないの」 と声をかけた. 夜, ソフ ァーの上にあった父親の本を手にして, 床の上に置きながら, 父親に, 「おいていい」と 尋ねた. 12月 10 日 (2 ・ 2 ・11 ). 朝, 父親が起きて, 服を着ていると, 「もうねないの」と声をかけて来た. 菓子を食べている真保 に, 「まほちゃ ん, なにしているの」 と尋ねると, 「おかちたべてる」 と答えた. みかんを手にし て, 母親に, 「ひとつだけちょう だい」 と言う. トイレに行くと, 花びんを指さし, 「おあなどう したの, かれたの, どこで」と必ず聞き, 玄関の 花びんの所でも同様に聞く. 夜, 新聞紙にトンカチ積木を乗せ, 母親に持って来た. その時, 手を口の所にやり, 「さわらのお いもです. ほ, ほ, ほ…どう ぞ」 と言う. 大人の真似をしている. 12月1 1日 (2‐2.12 ) = 甫乳びんを捜し, 牛乳を入れ, 飲んだりして遊ぶ. 牛乳が少しなくなると, 「もっ といっ ぱいよ」 として, と何度も言い, 泣いたりするの で, 母親が, 「泣かないで, 言いなさい」と言うと, けろっ, 「なかないで」 と逆に母親に言う. ‐と, 「だ 店で菓子を選んだ後, 「たべる」と言って甘えて来たので, つい「食べる」と母親が尋ねる めでしょ う. おうちでたべるん でしょう」 と言う. 12月 12 日 (2 ・ 2 ・13 ). 買物に出かける時に, 「どこま でいくの」「どこま であるくの」 と尋ねる. ひとりで歩いている時 に, ち ょ っ と でも 押 し た り, 手 を引 っ ぱ っ た り す る の を い や が り, 怒 っ て そ の 場 に し ゃ が み こ ん だり, 自分 の気のすむ所ま で戻って歩いて来たりする. 自分というものをかなり強烈に持ってい る.. 今月に入り, 10:3 0~12:00 , 午前中は, 母親を交えて, ひろき君と一緒に, 毎日のようにごっ こ遊びをしている. 真保は, ひろき君の真似をして遊んでいる. 相手の言っていることを理解す る 能 力 は だ い ぶ つ い て 来た ら しく, 以 前 の 様 な ト ン チ ン カ ン な こ と は し な い. そ の た め, ひ ろ き. 君とのトラブルも少なく, いつもあっ という間に1時間半が過 ぎるようだ. 父親が帰宅すると, 自分 がひろき君になり, 遊びを再現している. ・ 82.
(14) . 2歳児の心理学 (1). 2月1 1 3日 (2 。 2 614 ) 上の歯の中央部分の表側が虫歯になってしまった. 12月14日 (2 . 2 .15 ) チ ョ コ レ ー ト の お ま け に つ い て い た シ ー ル を ポケ ッ トに 入 れ て ひ ろ き 君 宅 に 遊 びに 行 っ た 戻 っ , .. た時に, 母親が 「シールは」 と尋ねると, 「ごみばこにすてた」 と答えた. 入浴の際, 洗髪を好まない. 抱いて洗っていると, 「やめて, やめて」 と言う。 12月 15 日 ( (2 。 2 。16 ) ス ー パー マ ー ケ ッ ト で, さ つ ま い も を 見 る と, 「や き い も, や き い も, ひ ろ ち や ん と も ち や ん , ,. みんなたべた ね」 と言う。 野菜を指さして一つずつ 「これは」 と聞く。 買 った菓子を母親に見せ て, 「これは, プチガム」「これは, カ プッ チョ でしょう」 と言う. 12月 16 日 (2 ・ 2 。17 ). 「ここおいで」 と言って, 自分が座っ ているそばの床をたたいて, 父親を呼ぶ 笛を吹こうとし . たり, 剣玉を手にしてやろうとしている時に,「なんかうたって」と言っ て, 両親に歌を請求する 。 手に 持 っ て い た パ ン を 全 部 食べ て しま っ て, 「マ マ の パ ン なく な っ ち や っ た」 「た べ た か ら」 と 母 親に 言 っ た. 12月 17 日 (2 。 2 .1 ) 8. 買って来た菓子を母親に見せて, 「これすき」 と尋ねる. 母親が, 「真保ちゃんは, 好きなの」 と 尋ねると, 「うん, これもすき」と答えた。 自分のカ ッ プに入っ たお茶を, 母親の湯のみに移しな がら, 「まほちゃんのあげる」 と言った. トイレに行く時, 「じぶんでやる」 と言う. うまく できないと戻っ てから, 「じぶんでやりたかっ たの」 と言っ て泣く. 自分でやりたいとの意欲はあるのだが, 実際にやれることとの間には差が あ る. 12月 18 日 (2 . 2 .1 ) 9. 医院の玄関で, 母親が, 「診察券, 箱に入れてきて」 と真保に頼むと, きちんと箱に入れて, 「い れたよ」 と言う. 母親の行動を観察し, 記憶できている. トイレの戸の前で,中に居る母親に対して,「ここ でまってる」「ここでまっ てるから」「ここでまっ てるからおいで」 と言う。 発話が長くなっ ていく様子が親察できる. 12月 19 日 (2 . 2 .2 ) 0 生協 に行くと, すぐに店内をぐろくる走りまわる. 今日も居なくなっ たので捜すと, 「ママ, どこ いってたの」 と逆に母親に言う. 滑り台の後に空間を作り, 母親に, 「ここは, かいじゅうのおうち」「ここは, まほちゃ んのおう ち」 と言う。 ) 1 2月 20 日 (2 。 2 。21 「だれがやっ たの」と言う べき所を, 「だれにやっ たの」と言う. 例えば, しょうゆさしから, しょ うゆがたれているのを見て, 「だれにや っ たの」 と言う. 母親と市民体育館の幼児体育室に行く。 真保はす ぐに滑り台を滑ったが, その後は, 他の子ども が遊んでいるのを見ている. 母親が, 「鉄棒しようか」と声をかけると少しするが, 慣れないせい か, 少し遊んでは部屋から出てしまう。 30分くらいして, 真保が, 「おかいものいこう」と言い出 して, 帰途につく. 初めての場所には, 緊張感があるようだ。 1 2月 21 日 (2 ・ 2 ・22) 外出時, 歩き疲れると, 「ママ, し~し」「ママ, めにごみがはいった」 などと言い出す。 デパー 83.
(15) . 藤 友 雄 嘩. トで, 母親が自分 の洋服を見ていたりすると, 面白くないのか座り込んで泣き出す真似をする. 母親が抱き上げて, 洋服を見ようとすると, 長靴を脱いでそれに抵抗する. 自分の欲求を優先さ せる, 行動をとっ ている. デパー ト地階の回転式キャンデー売場が気になり, す ぐに 「あめよ」 と言い出す. 母親が,「ホリタさんにもあるから行こう」と言い連れて行く. 売場につくとすぐに, 「ここにはないの」「ないでしょ う」 と言う. ) 12月 22 日 (2‐2‐23 叔母と電話で話す. 「まほよ」「パパは, またおしごとよ」「うん, さびしい」「なによ」「なに」「た べた」「おいもたべてるの」「いるよ」「ポッキーありがとう」「うん, おいしい」「おふるはいっ た よ」「にゃぁ~に ゃぁ~のおまわりさん」 と歌い出す. 店頭のサンタクロースの靴が気になり, 「サンタさんのくつ」 とただをこねる. 母親が, 「いい子 にしているとサンタさんが持っ て来てく れるのよ」 と言い聞かせる. 帰り道, 母親に 「いいこに しているとサンタさんくるの」 と何度も聞く. ) 12月 23 日 (2 . 2 .24 朝食で, そばを食べ ていた時に, 父親に対して, 「パパゆっくりたべなさい」 , 母親に対して, 「マ マ ゆ っ く り た べ な さ い」 と 言 う. 自 分 が 持 っ て い た ガ ム を, 「マ マ た べ て い い よ」 と 言 い, 包 み 紙. を取り, それは 「はいごみね」 とごみ箱へ, そして, 「はいたべ て」 「ガムだからだすのよ」 と言 い, 母親の口元に手を伸ばし, ガムを出すように促していた. 親から自分 が言われていることを 言 い, さ れて い る こ と を す る.. 母親がストー ブを消すと, 「つ けて, ストー ブさむいから」「さむいからストーブつけて」と言う. 同じ意味のことを, 語順を逆に して, 言い替えている. 父親がみかんを食べていると, 「あかち ゃ んは」「あかちゃんのみかんは」 と言う. 袋の小さなの をあかち ゃんと言っている。 夜, 自分が食べていた餅を父親に差し出して, 「いっ ぱいたべて」と . ) 2月 24 日 (2・2・25 1 ク リ ス マ スイ ヴ, 店 の サ ン タ な ど を 見 る と, 「ク リ ス マ ス よ」 「マ マ い い こ に して い な さ い. サ ン. タさんくるよ.」 と言いはしゃ ぐ. 家に戻っ てからケーキ作り. 「なにこれ」 「ケーキ」「おいしそ う」と言いながら側 で見ている. ケーキの飾りを見つけると, 粘土のケーキに飾りを立てて遊ぶ. 夕方, ケーキができると, 「クリスマスやろう」「フーやる」と言い, ろうそく をケーキに立てて, 消しては, 「クリスマスおめ でとう」「たべよう」 と2~3回繰り返す. 父親が帰ってから3人で ク リ ス マ スイ ヴ, ケ ー キ, シ ャ ン ペ ン, 紅 茶. ジ ン グ ル ベ ル, ト ナ カイ さ ん の 歌 を 歌 う. テ ー ブ. ルに色々 あるので真保はうれしそうにしていた. 眠るまで, 「サンタさんくるかな」 「サンタさん にケーキあげる」「いいこにしているよ, まほちゃ ん」などと言い, サンタさんの来るのを楽しみ に して い る.. 12月 25 日 (2 ・ 2 ・26) 真保は, 朝7:00に目を覚した. 枕元に, サンタさん, 靴, 文字積木があり, びっくりしていた. 特に, びんカ バーのサンタさんは, 本物と思っ たのか, 手を出しては, ひっ こめていた. 母規が カ バーを取り外すと, プレゼントと分かり大喜び. 「パパ, サンタさんよ」「クリスマスがきたよ」 「い い こ に して た よ」と 言 い, 寒 い の に 起 き て, プ レ ゼ ン ト を 開 け て い た. サ ン タ さ ん に, 「サ ン. タさんみててね」「ケーキたべる」「すべりだいしたい」「こんにちはサンタさん」などと話しかけ, テレビ番組のお母さんと一緒で, 指人形を使 って, 「こんこんく しゃん」の歌を歌っているのを見 ると, サンタさんを指人形にして, 「サンタさんがマスクした~」などと言っ て遊んでいた, 文字 84.
(16) . 2歳児の心理学 (1). 積木は, 絵を見て, 「りんごよ」「きりんさん」 などと言っ て遊んでいたが, 母親が仕事を始める と積み重ねて, 高く しては, 「みてみて」 と言いに来た. パ ン ツ と ズボン は, 完 全 に 自分 ひ と り では け る.. 1 2月 26 日 (2 . 2 .27 ) 夕 方, 父 親 が帰 っ て 来 る と, 「パ パ の チ ョ コ レ ー ト た べ ち や っ た. お な か の な か.」 と 言 っ て, 手 で自分 の お なか をた た い て み せ る。. 12月 27 日 (2 o 2 ・28) 朝, タオルで布団をしく真似をしながら, 「ふとんしてるのねむいから」 と言う. 両手の指を握りしめ, げんこつを作って, 「まほちゃんのあかちゃんゆびない」と言う. 粗品とし てもらっ た柱の温度計を指さして, 「だれかわすれちゃっ たの」 と尋ねる. 「パパこうや ってしめ る の」 と 言 い な が ら, コ ー ヒ ー ミ ル の 豆 の 入 れ 口 を しめ る. 夜, 入 浴 後, ポテ ト ス ティ ッ ク の 入 っ て い た 空か ん を 手 に して, 一 人 で 遊 ん でい た そ し て, 両 。. 親に言う.「これたべるもん」「いやだこれたべるもん」「これたべる」「これたべるの」「ママこれ」 「これたべるよ」 12月 28 日 (2 。 2 。29) 「こんぶひとつだけちょうだい」と言っ て, お節料理を作っ ている母親から, 昆布をもらう 「ぜ . んぶたべたから, みかんちょ うだい」 と母親に要求する. 夜, 両腕で3個のどんぶりを持ち, 両親に, 「おそばは」「これで, パパとママとまほちゃんたべ るおそば」 と言う. 6語文を使用している. 母親が, トイレに行くと, そちらに追って行き, 「ここでまってる」 と言っ て泣く. 「ここでまっ てるよ」 とも言う。 2 歳 2 か月 児は, 「マ マ い い こ に し て い な さ い。 サ ン タ さ ん く る よ.」 「パ パ の チ ョ コ レ ー ト た べ. ちゃった。 おなかのなか.」などと, 2つの文を並べて発話している. 菓子を買う際などには, 自分 の欲求を整理すること, そして, その上で, 決定することなどができない。 また, トイレの使用な ど, 自分でやりたいとの意欲は旺盛なのだが, 実際にやれることとの間には差 がある. 遊び場面で は, 母親や年長の子どもにリー ドされながらのごっ こ遊びが見られる.. 献. 文. 1一38 ( 1 ) 藤友雄嘩 「0歳児の心理学」 35 3頁 北海道教育大学紀要 (第一部C) 第3 0巻 第2号 1 98 0年 ( 2 ) 藤友雄瞳 「1歳児の心理学 (1)」 2 07一2 24頁 北海道教育大学紀要 (第一部C) 第3 3巻 第1号 1 9 8 2 年. ,. 1 1 )」 79一9 ( 3 5頁 北海道教育大学紀要 (第一部C) 第3 ) 藤友雄瞳 「1歳児の心理学 ( 3巻 第2号 1 9 8 3年 ( 4 ) 藤友雄瞳 「1歳児の心理学( 1 1 1 )」 97一1 10頁 北海道教育大学紀要(第一部C) 第3 4巻 第1号 1 9 83年 (本 学助 教授・ 函館 分 校). 85.
(17)
関連したドキュメント
開会のあいさつでは訪問理美容ネット ワークゆうゆう代表西岡から会場に坂
しかしながら、世の中には相当情報がはんらんしておりまして、中には怪しいような情 報もあります。先ほど芳住先生からお話があったのは
原田マハの小説「生きるぼくら」
5.あわてんぼうの サンタクロース ゆかいなおひげの おじいさん リンリンリン チャチャチャ ドンドンドン シャラランラン わすれちゃだめだよ
C :はい。榎本先生、てるちゃんって実践神学を教えていたんだけど、授
神戸市外国語大学 外国語学部 中国学科 北村 美月.
下山にはいり、ABさんの名案でロープでつ ながれた子供たちには笑ってしまいました。つ
3 月 11 日、 お母さんとラーメン屋さんでラーメンを食べているときに地震が起こっ