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複合生態フィールド教育研究センター報告 第30号

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Academic year: 2021

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複合生態フィールド教育研究センター報告 第30

著者

東北大学大学院農学研究科附属複合生態フィールド

教育研究センター

雑誌名

複合生態フィールド教育研究センター報告

30

ページ

1-72

発行年

2015-03-12

URL

http://hdl.handle.net/10097/00129843

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Bulletin of Integrated Field Science Center

No.30

March 2015

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1. 概  況

(1)複合陸域生産システム部 平成25 年度にフィールドセンターの 4 つの研究室およ び寄附講座(家畜福祉学)に在籍した学生は,学部4 年生 8 名,大学院博士課程前期 2 年の課程 16 名,同後期 3 年の 課程10 名の合計 28 名であった。また,実習教育(5 学系 の学部3 年生,学部 1 年生,大学院生,計 590 名,のべ 53 日)を行うと共に,複合陸域システム部利用研究(47 課題) をサポートした。文部科学省に認定された教育関係共同利 用拠点として,レディメード型,オーダーメイド型,ギャ ザリング型の各プログラムを実施し,他大学(13 大学,1 高専)から延べ344 名(人・日)の参加があった。2 回の 開放講座(うち1 回は PICS)を実施し,62 名の参加があっ た。鳴子小学校・総合学習など地域の教育機関や民間機関 からの体験学習・研修等の約800 名の利用があった。 生産活動については以下のとおり実施した。 農作物生産の概況としては,水稲(ひとめぼれ,ゆきむ すび(低アミロース米),蔵の華(酒造米))を5.89ha に作 付した。減農薬・減化学肥料栽培(4.24ha),比較研究用と して一部に有機栽培区(0.73ha)および慣行栽培区(0.92ha) を設けた。収量は418kg/10a で当センターの平年(平年収 量472kg)より大幅に低下した。減・減栽培区において, 昨年度と同様にブレンド肥料(LP コート 2 種,塩化加里) によるコスト低減を試みたところ,有機入り肥料の4 割程 度のコストに抑えることができたが,収量は有機入り区よ り17% 減であった。 次に畑作物としては,バレイショは21 号圃場 38a に, 22-24 年度と同様に鶏ふん肥料のみで栽培を行い,総収穫 量は5,392kg(1,419kg/10a)であった。ゴボウおよびニン

ジンはそれぞれ7.5a,ナガイモ 7.2a,種子用ナガイモ 1.2a,

姫神芋を3 号輪作圃場において栽培した。ニンジンの総収 穫量は763kg であったが,ゴボウは 59kg ときわめて低収 であった。ナガイモの総収量は2,214kg(3,075kg/10a)であっ た。22 年度より試験的に栽培をはじめた姫神芋は,総収量 は231kg であった。 果樹としては,ウメ(2 号圃場)の全収穫量は 447kg で 売払いは307kg であった。ブルーベリーの総粗収量は,総 収穫量が422kg であり,生売り販売(99kg)とジャム生産 (2,109 個)に供した。3 号圃は植え付け 14 年目を迎え, 安定した収量維持のために,新たに3 品種(エチョータ, エリザベス,あまつぶ星)を定植した。ルバーブは94kg 収穫しジャム生産(749 個)に供した。 農産物(水稲・根菜類・ルバーブ),果樹生産物(梅・ ブルーベリー)について出荷前に放射性セシウム濃度を測 定したが,いずれもセンターに設置されているガンマカウ ンターの定量限界(25Bq/kg)以下であった。 林木・林産物生産の概況としては,素材生産は計画を越 えるスギ854m3であった。きのこ生産(シイタケ)は,東 京電力福島第一原子力発電所事故による放射性セシウムの 汚染のため停止した。放置された原木より生育したシイタ ケについて試験的に放射性セシウムを測定したが,いずれ の試料も基準値を大幅に越えていた。 畜産・飼料生産は,東京電力福島第一原発事故に伴う放 射性セシウムによる汚染により大きな影響を受けた。平成 24 年 4 月 1 日より飼料中の放射性セシウムの規制が強化さ れ,牧草(放牧・採草)の利用自粛が要請された。当センター の採草地・放牧地の利用ができない状態になり,利用再開 のためには,草地の更新が必要となった。そこで,平坦な 耕地内草地から順次更新作業を進めてきた。25 年度は前年 度に更新した約20 ha から採草し,ロールベールサイレー ジ調製を行った。採草初年のため,生草換算収量で10 a 当 たり約0.8 t,年間で 175.8 t となった。平成 25 年度の草地 更新は,センター職員による自前更新が17.02ha,宮城県 農業公社による委託更新が6.9ha, 計 23.92ha の面積であっ た。北山放牧地(105.2 ha)の除染更新については,展望 がひらけていない。 飼料作物については,デントコーンを総面積3.65 ha に 作付けし,総収量は110t で 10a 当りの収量は 3,149kg となっ た。全圃場に電牧柵を設置し,ツキノワグマによる食害防 止に努めたが,食害を食い止めることはできなかった。 牛の放牧は,放射能汚染で放牧地が使用不可能になって いる。したがって,更新草地より採草したセンター産粗飼 料と購入粗飼料(北海道産)による通年舎飼いを中心とし た飼養管理を行った。例外的に大尺区で研究用に淘汰予定 牛5 頭を放牧した。 年度始めの飼養頭数は,ホルスタイン種25 頭,黒毛和 種87 頭 日本短角種 24 頭,緬羊 26 頭であったが,生産・ 出荷・死亡・管理換えを経て,年度末にはそれぞれ32 頭, 82 頭,27 頭,22 頭となった。 肉牛種は放牧が不可能になり舎飼いでの飼養管理を続け てきた。繁殖方法は黒毛和種には主に人工授精を行い,日 本短角種にはまき牛で交尾を行った。その結果,受胎率は 黒毛和種で82.5%,日本短角種は 87.5% でほぼ技術目標(受 胎率85 %)と同等であった。肥育出荷した黒毛和種 4 頭

の枝肉格付けはA-5 が 4 頭,A-4 が 5 頭,A-3 が 5 頭であっ

たが,瑕疵は14 頭中 4 頭(28.6 %)と前年(14.3 %)よ り多く発生した。 乳用種に関しては,粗飼料については,北海道産牧草ロー ルサイレージおよびセンター産デントコーンサイレージを 給与した。平均搾乳頭数は13.0 頭で前年より 0.6 頭上回っ た。総産乳量は94,640kg と前年より 23,935kg 増加した。 乳牛舎のバーンスクレーパーの一部を更新した。 緬羊に関しては,175 日間放牧し,冬期は粗飼料を給与 した。毛刈りは26 頭行った。 コンポストに関しては,ほとんどの家畜が舎飼いでの飼 養管理となり増大し,25 年度の処理量は 560 t であった。

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16 表1-1 平成 25 年度複合生態フィールド教育研究センター 複合陸域生産システム部利用研究実積 研 究 課 題 研究代表者所属・職・氏名 研究概要,家畜供試計画,用地・施設等利用計画 1.中山間地における減化 学 肥 料・ 減 農 薬 水 稲 生 産 環境農林科・齋藤 雅典・ 伊藤 豊彰・田島 亮介 有機質肥料を用いた減化学肥料・減農薬の水稲栽培を行い,中山間地における収量性,品質を検討す るとともに,作業由来環境負荷を検討する。 1,3,4 号水田 周年 2.水稲品種比較試験 環境農林科・田島 亮介 東北・北海道の主要または特徴ある品種を中心に展示栽培を行い,学生実習に活用する。 4 号水田 周年 3.水稲ポット苗による中 山間地における水稲生 産 環境農林科 水稲ポット苗による寒冷地の安定多収技術を改善する。1,4 号水田 周年 4.水田におけるカメムシ 類の生態調査と斑点米 を削減する栽培体系の 確立 環境農林科・伊藤 豊彰 中山間地水田におけるカメムシ類の生態調査を行い,斑点米を削減する栽培法を検討する。 1,3,4 号水田 周年 5.畑作物へのリン利用率 向上 齋藤 雅典・田島 亮介・ 松岡 千尋・宇野  亨・ 伊藤 豊彰・原 新太郎 ダイズ等の畑作物に対する施肥リンの利用率向上のための栽培法を検討する。 21 号,3 号畑 4 月~ 11 月。 6.冬期湛水・有機栽培水 田における機械除草の 効果およびイトミミズ 類の機能 伊藤 豊彰・櫻田 史彦・ 宇野  亨・齋藤 雅典・ 環境農林科 冬期湛水・有機栽培における機械除草とイトミミズ類の活動の水稲と雑草の生育量に与える影響を明 らかにする。4 号開田 周年 7.有機栽培水田における 水稲の生育,根系発 田島 亮介・齋藤 雅典 有機栽培が水稲の生育収量・根系の発生・枯死,土壌炭素サイクルに与える影響を明らかにする。 4 号水田 周年 8.家畜ふんコンポストを 用いた畑作物の低農薬・ 学肥料栽培 環境農林科・齋藤 雅典・ 田島 亮介・伊藤 豊彰 家畜ふんコンポストによる畑作物(ジャガイモ等)の低農薬栽培を行い,収量性や品質を検討する。 21 号 4 ~ 8 月 9.アシドロコンポストの 作 物 生 産 性, 雑 草 発 生 に対する影響 伊藤 豊彰・齋藤 雅典・ 宇野  亨 アシドロコンポストの養分供給特性や畑作物の収量に与える影響,および畑作圃場における雑草抑制 機能に関する効果を明らかにする。3 号畑 周年 10.土壌生物機能を活用し たリン資源の有効利技 術の開発 齋藤 雅典・清水 利規・ 宇野  亨・原 新太郎・ 田島 亮介・伊藤 豊彰 菌根菌等の土壌微生物の機能を活用してリン資源有効利用技術の検討を行う。 21 号畑 周年,3 号ハウス(5 月 -12 月) 11.リン酸資源保全を目的 とした水田土壌の可給 態リン酸適正値の策定 伊藤 豊彰・宇野  亨 水田土壌の可給態リン酸の動態を解析し,わが国の多様な水田土壌の適正値を包括的に策定する。 4 号水田,3 号ハウス,周年 12.カルシウムおよび鉄資 材による津波被災水田 の生産力回復 伊藤 豊彰・茄子川 恒・ 宇野  亨 津波で被災し,除塩された水田における,塩基状態の回復(Na 除去,Ca 富化)や硫化水素害の緩和に 製鋼スラグ(Ca 資材)や PSI 浄水発生土(鉄資材)が有効かどうかを検証する。4 号開田 周年 13.ブルーベリーの生育収 量・ 品 質 に 及 ぼ す 有 機 質肥料の効果 環境農林科・齋藤 雅典 ブルーベリーの生育収量に及ぼす有機質肥料の効果を化学肥料と比較して検討する。周年  3 号 農業機械については,現有のトラクタ,車両建機,作業 機はいずれも老朽化しており,最新の点検整備をもって運 用を行ってきた。しかし,ブームスプレーヤは,薬液漏れ とシリンダーからのオイル漏れが深刻であったため廃棄し, ブームスプレーヤ(やまびこBSM656S-3YN)を導入された。

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研 究 課 題 研究者(代表者) 概      要 14.フィールドセンター内 土壌の放射性セシウム 汚染状況 齋藤 雅典・星野 輝彦 フィールドセンター内の土壌の放射性セシウム汚染状況を調査する。センター全域 周年 15.ススキ型草地における 植生遷移機構の解明 板野 志郎(畜産草地研究 所)・佐藤 衆介・小倉振 一郎・吉原  佑・田中  繁史 わが国の気候帯に対応した草地植生の動態を解明し,永続的な草地の生産と保護を確立するための基 礎資料を得る。東北地区のススキ型草地として,農場内の北山地地区大尺の元IBP 半自然草地試験区 及び隣接する放牧試験区を調査対象草地とした。草地内に,刈取区(4 ha),放牧区(6.5 ha),放任区(4 ha)を設け,常置コドラート法による植生の変化と,移動コドラート法による一次生産量の指標とし て出穂期現存量を調査する。 調査時期:5 月,9 月 北山地区大尺約 14 ha(IBP 小屋を作業場として使用) ※10 ~ 11 月に,刈取区斜面上部 2 ha のススキ等を刈取る。 16.多様な植生下における 放牧牛の採餌メカニズ ムの解明 小倉振一郎・田中 繁史・ 環境福祉畜産科 放牧牛の選択採食の実態とそれに関与する要因について,植物の空間分布とバイトサイズの点から解 明する。肉牛舎およびルーズバン,黒毛和種繁殖雌牛,ホルスタイン乾乳牛 17.放牧地における植物多 様性が家畜の摂取養分 バランスに及ぼす影響 小倉振一郎・吉原  佑・ 田中 繁史・佐藤 衆介 生物多様性の異なる2 ヵ所の放牧地における植物種多様性と一次生産性,ならびに家畜の生産性と健 康性を評価する。 北山放牧地,肉用牛 18.放牧に伴う野生動物の 生息地選択の変化とそ のメカニズムの解明 佐藤 衆介・吉原  佑・ 岡田 美耶 放牧地に生息するげっ歯類の生息地選択を,野外調査と室内実験により明らかにする。北山放牧地, 耕地内採草地,緬羊舎 19.生物多様性と生態系機 能の関係の解明 吉原  佑・田中 繁史 糞虫の種多様性を操作して牛の糞分解機能や土壌栄養塩類の循環機能を評価する。ガラスハウス横 20.草地における放射能除 染方法の検討 佐藤 衆介・小倉振一郎・ 田中 繁史・環境基盤整備 科 草地を耕起することによる空間線量,土壌中および植物体地上部中の放射線レベル低減効果を調査す る。また,火入れおよび強放牧による地上部撹乱が放射能低減化に及ぼす効果について検討する。耕 地内草地および北山放牧地 21.山地放牧地における放 射能汚染の実態把握 小倉振一郎・田中 繁史 山地放牧地の尾根部および谷部の放射能汚染状況をモニタリングする。空間線量および植物体地上部 の放射線量を測定する。大尺牧区,六角牧区,桂清水牧区,梨の木平牧区 22.シバおよびススキ草地 の効率的造成技術の開 発 佐藤 衆介・小倉振一郎・ 吉原  佑・田中 繁史 シバおよびススキ草地を効率的に造成し,短期間で更新するための技術を開発する。シバは高発芽品 種の播種と糞上移植,ススキは穂の播種と覆土・鎮圧による工程を,貼りシバおよびススキ株移植と 比較する。  シバ:5 の 2 号,14 の 1 号,ススキ:15 号および 16 号 23.運動場開放が肥育牛の 福祉性改善に及ぼす影 響 佐藤 衆介・田中 繁史・ 有賀小百合 舎飼肥育牛へ運動場を開放し,行動及び生理的諸元に及ぼす影響を調べ,福祉性に及ぼす効果を検討 する。 新牛舎,肥育牛24 頭程度

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18 研 究 課 題 研究者(代表者) 概      要 24.高オキシトシン代用乳 の給与が哺乳子牛の血 中オキシトシン濃度並 びにストレス反応に及 ぼす影響 佐藤 衆介・親川千紗子・ 田中 繁史・陳  絲宇 OT を投与した代用乳で子牛を 2 ヵ月齢まで人工哺乳し,通常時の葛藤行動,離乳時のストレス反応, 見知らぬヒト及び見知らぬ他個体との対面試験時のストレス反応と親和行動に及ぼす効果を調査す る。哺乳牛舎,黒毛和種子牛10 頭 25.ニワトリの自然孵化並 びに人工孵化ヒナにお ける摂食行動の発達 親川千紗子・佐藤 衆介・ 小玉 映子 ニワトリの自然孵化ヒナと母鶏との行動的関係の実態調査並びに人工孵化ヒナの摂食行動の発現を促 進する刺激源を探査する。緬羊試験舎,雌鶏2 羽とその自然孵化ヒナ各 4 羽。人工孵化ヒナ 12 羽 26.家畜排泄物のコンポス ト化に関する研究 中井  裕・多田 千佳・ 福田 康弘 コンポスト実験装置およびコンポスト施設を用いて家畜排泄物のコンポスト化とその過程の微生物群 集を解析する。 コンポスト施設および仮設置する実験装置  通年 27.寄生性原虫に関する研 究 中井  裕・多田 千佳・ 福田 康弘 ウシおよび野生動物におけるコクシジウムおよびクリプトスポリジウム原虫の感染状況を調査すると ともに原虫の病原性を検討する。 28.森林管理の違いが土壌 微生物や土壌中の間隙 水組成に及ぼす影響の 調査 多田 千佳・中井  裕・ 福田 康弘 尚武沢のスギ林における月一度(2 日間)のモニタリングの開始共通実験室,フィールドセンター内,フィールドセンター周辺環境, 通年 29.ルーメン・メタンハイ ブリッド型発酵の処理 中井  裕・多田 千佳・ 福田 康弘 50 m3のメタン発酵装置によるメタンガス回収を行い, 効率的なメタン生成条件を明らかにする。特に, その難分解性ゆえ熱や薬品による前処理が必要な草本系バイオマスを,ルーメン液による可溶化処理 を行うことで,高いメタン変換率を実現する。 通年 30.温泉・排熱メタン発酵, エネツーリズムの研究 多田 千佳・中井  裕・ 福田 康弘 50 m3のメタン発酵装置によるメタンガス回収を行い, 効率的なメタン生成条件を明らかにする。食品 廃棄物と温泉熱や排熱を活用した小型メタン発酵によるエネルギー生産とエネルギーの活用について の研究 通年 31.土壌に生息する微生物 (原虫)の生物多様性 について遺伝学的系統 解析による生物伝播と 分布変化の解析 福田 康弘・中井  裕・ 多田 千佳 同一の気候条件にあるセンター内の多様な土壌環境に注目し,土壌と水系での自由生活原虫の多様性 と分布経路を分子遺伝学的手法で解析する。併せて,寄生原虫の伝播と水系との関連も検討する。  通年 32.スギ人工林における間 伐が種多様性に及ぼす 影響 清和 研二 間伐強度を変えたスギ人工林において,広葉樹・草木・昆虫類の多様性の回復過程を調査する。林木 生産と森林の種多様性維持の両立が図られる施業方法を探る。北山 33.スギ人工林における種 多様性の回復が生態系 機能に及ぼす影響 清和 研二・林  誠二(環 境研) 間伐強度を変えたスギ人工林において,広葉樹・草木の多様性の回復に伴い,生態系機能(土壌栄養 塩のリサイクル,水源涵養機能,CO2 固定能)がどの程度回復するのかを調査し,林木生産と森林の 多面的な環境保全機能発揮の両立が図られる施業方法を探る。   北山 34.ブナの開花様式と生理 的特性に関する研究 陶山 佳久・日浦  勉(北 海道大学) ブナの林冠に到達できる足場(ジャングルジム)を利用し,ブナの開花様式と花粉散布,樹幹部位ご との光合成特性等,生理的特性に関する研究を行なう。 北山(田代地区) 35.人工湿地による汚水浄 化に関する研究 陶山 佳久・中村 和徳・ 中野 和典(日本大学工学 部) フィールドセンターで飼育している肉牛および乳牛の排水処理システムとして, 人工湿地を利用した汚 水浄化に関する研究を行う。人工湿地施設

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研 究 課 題 研究者(代表者) 概      要 36.ササの部分開花に関す る繁殖生態学的研究 陶山 佳久・伏見 愛雄 ササの部分開花地において部分開花域と非開花域におけるジェネット識別を行うとともに,結実・更 新状況の調査を行うことによって,ササの部分開花が引き起こされる機構について検討する。北山 37.スギの遺伝的変異と地 域適応に関する産地試 験 陶山 佳久・津村 義彦(森 林総研) スギの遺伝的変異と地域適応に関する産地試験のための圃場整備を行う。21 号の 1(試)圃場 38.広葉樹実生の母樹から の距離依存的な死亡要 因に関する研究 清和 研二・深澤  遊・ 佐橋 憲夫(森林総研) 落葉広葉樹の同種樹冠下と他種樹冠下に種子をまき当年生実生および地樹の死亡要因ならびに成長過 程を比較する。 北山 39.スギ人工林に混交する 広葉樹の形質向上効果 に関する研究 清和 研二・梅木  清(千 葉大学) スギ人工林に混交する広葉樹がなぜ通直で,枝が少ないといった良質な経済形質を持つのかを,R:FR比の垂直分布および冬芽のR:FR 応答から検討する。北山 40.樹木の種子発芽に関す る研究 清和 研二・夏  青青 温帯林構成種の種子発芽シグナルを探るため種子を採取する。北山 41.広葉樹実生の種特異的 な 病 原 菌・ 菌 根 菌 の 感 染率に関する研究 清和 研二・深澤  遊・ バインダラ・ウラントヤ・ 加藤 さや 落葉広葉樹の同種樹冠下と他種樹冠下に種子をまき当年生実生の死亡・生長と病原菌・菌根菌感染率 との関係を比較する。 北山 42.スギ人工林に進入定着 する広葉樹の菌根菌感 染率に関する研究 清和 研二・深澤  遊・ 松岡 勇希 スギ人工林に進入定着する広葉樹はスギの菌根菌相に影響を受けているかどうかを調査地の土壌を用 いたポット実験から調べる。北山・ビニールハウス 43.アカマツ倒木の分解過 程と倒木に生息する生 物の種多様性の関係に 関する研究 深澤  遊 アカマツの倒木を分解する木材腐朽菌の分布パターンが,倒木に生息する木本実生・コケ・昆虫類の 分布に与える影響を評価する。北山 44.オトシブミ・チョッキ リ類の揺籃加工様式と 寄生蜂群集に関する研 究 深澤  遊・小林 知里(生 命科学研究科)・清和 研 二 オトシブミ・チョッキリ類の多様な揺籃加工様式と寄生蜂群集が,種ごとの個体群動態に与える影響 を評価し,揺籃加工様式のタイプごとに比較する。北山 45.アブラナ科作物等のリ ン獲得根伸長によるリ ン利用率改善に関する 研究 農学研究科 植物生産科学講座 土壌立地学分野     教授 南條 正巳 圃番号18 ノ 1 の脇にある大穴西側の施肥の影響の弱い土を採取し,木枠試験を実施し,リン利用率の 改善を目指します.土壌の採取は土嚢袋20 程度で以前の採取位置付近で行います。圃番号 18 ノ 1 脇 で平成25 年 4 ~ 5 月実施を希望します。 46.水稲根および土壌に存 在する鉄化合物等の形 態変化に関する研究 農学研究科 植物生産科学講座 土壌立地学分野     教授 南條 正巳 通常の管理下で田植えを実施して頂いた後,6,7,8,9 月および収穫期に順次直径 5cm 長さ 10cm の 採土管で作土を採取し,根および土壌に形成される鉄とリンの化合物に関する形態観察と化学分析を 行い,非アロフェン質黒ボク土水田でのビビアナイト生成の有無を検討します。圃番号4 の下から 2 番目の水田を希望します 47.ヒツジの内分泌調節機 構に関する研究 農学研究科 動物生産科学講座 動物生理科学分野     教授 加藤 和雄    准教授 盧  尚建     助教 萩野 顕彦 ヒツジ8 頭を用いて,アペリン,グレリン,成長ホルモン,IGF-I,およびインスリン分泌や細胞内 mRNA 発現の変化について検討する。 供試家畜:去勢雄ヒツジ8 頭 農学研究科動物飼育実験棟で飼育する。

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20 (2)複合水域生産システム部 東日本大震災から2 年目である本年度,施設的には一昨 年度と変わらず仮研究室・仮事務所機能のみの状況が続い ている。附置されている沿岸生物生産システム学研究室も, 女川フィールドセンターでの教育・研究活動が行えないた め,教員・学生ともに雨宮キャンパスにおり,例年予定さ れている学内外の実習や施設利用に対するサポート業務は できない状態となっている。 昨今は昨年と同様,震災後の海洋状況の把握を目的とし た「東北マリンサイエンス拠点形成事業(海洋生態系の調 査研究)」に係る調査研究について,調査船「翠皓」(写真1) および,作業船「海生」(写真2)にて,それぞれの用途に 応じ継続的に支援を行っている。 また,被災当時の避難および被災状況等の視察について も数件依頼があったため,教職員は現場を案内しながら説 明を行うことで対応した。1 年生の「陸圏・水圏環境コミュ ニケーション論」においても,昨年同様実際に被災現場を 見ながら説明を行った。また,新営総合研究棟工事の着工 後であり現場の状況の確認もできたので有意義であったと 思われる(写真3・4)。 新営建物工事関連,南敷地総合研究棟建設工事では,5 月下旬に杭打ち工事が完了し(写真5)建て方工事が始まっ た。9 月末にはピロティー~ 2 階部分まで,11 月末には 3 階~4 階部分まで,1 月初旬には 5 階まで建設が進み,3 月末頃型枠がすべて外され窓工事へと移った(写真6)。同 じく北敷地(屋外水槽実験エリア)では,前年度3 月に以 前の研究棟本館が解体撤去された後更地に整地され(写真 7),10 月頃より実験建屋等の工事が始まり 3 月には形が見 えてきた状態である(写真8)。また,小乗浜南防波堤に復 旧が予定されている海水取水棟については,県による小乗 浜南防波堤嵩上げ工事に絡み,現在復旧工事を進めること ができない状況にあるが,4 月以降には着工する予定となっ ている(写真9)。 船舶関係では,翠皓,海生とも予定通り定期的な船底掃 除ドック(ペンドック)を行うことができた(写真10・ 11)。翠皓については石巻の造船所で,海生については目 前の小乗浜漁港にてユニック車を使った上架となった。な お震災後の翠皓の係留場所について,小乗浜漁港北防波堤 (母港)の嵩上げ工事を含め,震災後の復旧工事が進む女 川港へ係留することができず,選択の余地なく石巻漁港へ 係留していたが,小乗浜北防波堤復旧工事が完了し(5 月 29 日宮城県竣工検査完了)係留できるようになったため, 5 月 31 日に石巻より小乗浜北防波堤へ回航し,震災後よう やく母港へ戻ってくることができた(写真12)。 写真1 写真2 写真3 写真4 写真5 写真6

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写真10 写真11 写真12 写真7 写真8 写真9 表1-2-1 平成 25 年度 附属複合生態フィールド教育研究センター 複合水域生産システム部利用研究実績 研 究 課 題 研 究 者(代表) 概      要 1.宮城県沿岸域の漁場環 境と底生生物に関する 調査 金子 健司 マリンサイエンス復興支援 室 震災後における養殖場を含めた女川湾の有害物質,重金属類等の水質,底質,および底生生物の調査 を行い,漁場環境および底生生物も含めた海底環境に与えた震災の影響とその回復過程を明らかにす る。さらに,養殖場の水質とそこに垂下したホタテの生育状況について追跡することにより,養殖環 境の推移を明らかにし,養殖場として適性についての検討も行う。 2.女川湾小乗南防波堤定 点および女川港におけ る海洋観測 高橋 大介・木村 俊裕 マリンサイエンス復興支援 室 2012 年 7 月 17 日から女川湾小乗南防波堤定点では毎日,女川港(St.1)では週に一回の頻度で多項目 水質計による水質の測定を実施した。 3.女川湾における海水流 動調査 高橋 大介 マリンサイエンス復興支援 室 東北マリンサイエンス拠点形成事業の一環として,2013 年 5 月から月に一回の頻度で女川湾全域にお いて音響ドップラー流速計による多層の流向流速の測定と多項目水質計による水質の測定を実施した。 4.女川港における海水流 動調査 高橋 大介 マリンサイエンス復興支援 室 東北マリンサイエンス拠点形成事業の一環として,2013 年度に年に二回の頻度で女川港において音響 ドップラー流速計による多層の流向流速の測定と多項目水質計による水質の測定を実施した。 5.海洋観測ブイのメンテ ナンス 高橋 大介 マリンサイエンス復興支援 室 東北マリンサイエンス拠点形成事業の一環として,2013 年 4 月から月に一度の頻度で女川湾の海洋観 測ブイ(3 基;塚浜沖・寺間沖・竹浦沖)のメンテナンスを実施した。 6.女川湾における一次生 産量の季節変動 宍戸 雄太(遠藤 宜成) 生物海洋学分野 13C 法を用いた女川湾の一次生産量の季節変化に関する研究。 7.女川湾におけるカイア シ類群集の季節変動と 生産量 佐藤 浩樹(遠藤 宜成) 生物海洋学分野 女川湾におけるカイアシ類群集の季節変動とカイアシ類による二次生産量の季節変化に関する研究。 8.女川湾における繊毛虫 群集の季節変動 王   柳(遠藤 宜成) 生物海洋学分野 女川湾の浮遊性繊毛虫の現存量と種組成の季節変化に関する研究。

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22 研 究 課 題 研 究 者(代表) 概      要 9.希釈法を用いた女川湾 低次生産層の季節変動 島貫 知代(遠藤 宜成) 生物海洋学分野 希釈法を用いた女川湾の微少動物プランクトンの一次生産消費に関する研究。 10.女川湾における珪藻群 集の季節変動 黒柳 有紀(遠藤 宜成) 生物海洋学分野 女川湾における珪藻群集の季節変動とその要因に関する研究。 11.女川湾における細菌群 集の変動 紙谷 紹夫(遠藤 宜成) 生物海洋学分野 女川湾における細菌群集の空間変動の季節変化とその要因に関する研究。 12.女川湾の垂下養殖ホタ テガイ貝殻に穿孔する スピオ科多毛類の生物 学的・生態学的研究 寺本  航(大越 和加) 生物海洋学分野 女川湾のホタテガイに穿孔する多毛類スピオ科の侵蝕状況,生活史,動態に関する調査研究。 13.女川湾のベントスの生 物相と動態について 小林 元樹(大越 和加) 生物海洋学分野 女川湾に生息するベントスの生物相とその動態に関する調査研究。 14.マアナゴの移動様式と 東北海域のクロアナゴ 属の種組成 片山 知史 水産資源生態学 女川湾において,筒およびカゴを用いてアナゴ類を採集し,種組成を調べたところ,全てマアナゴであっ た。 マアナゴについては全長組成,雌雄組成,年齢組成を調べた。全て雌であり,湾外からの移入および 移出様式が把握された。 15.宮城県女川湾奥部の底 生魚類相 片山 知史 水産資源生態学 女川湾において,刺網,筒およびカゴを用いて底魚を採集し,大津波後の魚類組成を把握した。アイ ナメ,コノシロ,マガレイを中心に15 種以上,約 250 個体が採集された。組成および分布密度ともに 特異な経年的変化はみられなかった。 16.ホタテガイの成育状況 調査 尾定  誠 水圏動物生理学 雄勝湾で養殖しているホタテガイの成育を調査し,震災前からの比較によって環境収容力を評価する。 17.ホタテガイの性成熟に おける神経内分泌調節 と誘起実験 尾定  誠 水圏動物生理学 ホタテガイの新規同定した2 種類の神経ペプチドの雌雄の配偶子形成における役割を調べ,ペプチド 投与による人為催熟と性統御への応用展開を図る。 18.海 産 二 枚 貝 の GnRH 前 駆体の一次構造とペプ チド領域の解析 尾定  誠 水圏動物生理学 ホタテガイ,マガキに加え,二枚貝類の中枢神経系から新たなGnRH 前駆体の一次構造から推定され たペプチド領域をもとに二枚貝類GnRH の特徴付けを図る。 19.ホタテガイの配偶子形 成調節に関わるトラン スクリプトーム解析 尾定  誠 水圏動物生理学 ホタテガイの配偶子形成調節に関わる遺伝子の網羅的解析と性成熟を支配する神経ペプチドによって 誘導される遺伝子の網羅的解析による,人為催熟のための指標遺伝子の探索と配偶子形成に関わる遺 伝子の特定を試みる。

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表1-2-2 平成 25 年度 附属複合生態フィールド教育研究センター 複合水域生産システム部業務内容一覧 業 務 内 容 期 間・期 日 概      要 【実習および被災状況視察等対応業務】 1. 陸圏・水圏環境コミュニケーション 論対応 平成25 年 4 月 26 日 陸圏・水圏環境コミュニケーション論にて視察に立ち合い被災状況説明 2. 大学病院関係者による視察対応 平成25 年 9 月 30 日 東北大学病院看護師の皆さんへの被災状況説明 3. 東京大学海洋研による現地視察対応 平成 26 年 2 月 26 日 東京大学大気海洋研究所職員への被災状況説明 【翠皓 運航業務】 1.MS 調査 女川湾 平成25 年 6 月 25 日 女川湾定点観測(採水,採泥,プランクトン採集等) 2.MS 調査 女川湾 平成25 年 7 月 22 日 女川湾定点観測(採水,採泥,プランクトン採集等) 3.MS 調査 女川湾 平成25 年 8 月 26 日 女川湾定点観測(採水,採泥,プランクトン採集等) 4.MS 調査 女川湾 平成25 年 9 月 24 日 女川湾定点観測(採水,採泥,プランクトン採集等) 5.翠皓ドック(上架) 平成25 年 10 月 4 日 定期ドックのため,女川より石巻まで回航処置 6.翠皓ドック(下架) 平成25 年 10 月 11 日 定期ドック完了により,石巻より女川まで回航処置 7.MS 調査 女川湾 平成25 年 10 月 18 日 女川湾採泥調査(アシュラ採泥器,スミスマッキンタイヤ採泥器) 8.MS 調査 女川湾 平成25 年 10 月 21 日 女川湾採泥調査(アシュラ採泥器,スミスマッキンタイヤ採泥器) 9.MS 調査 女川湾 平成25 年 10 月 29 日 女川湾定点観測(採水,採泥,プランクトン採集等) 10.MS 調査 女川湾 平成25 年 11 月 18 日 女川湾定点観測(採水,採泥,プランクトン採集等) 11.MS 調査 女川湾 平成25 年 12 月 25 日 女川湾定点観測(採水,採泥,プランクトン採集等) 12.MS 調査 女川湾 平成26 年 1 月 20 日 女川湾定点観測(採水,採泥,プランクトン採集等) 13.翠皓ドック(上架) 平成26 年 1 月 28 日 定期ドックのため,女川より石巻まで回航処置 14.翠皓ドック(下架) 平成26 年 2 月 14 日 定期ドック完了により,石巻より女川まで回航処置 15.MS 調査 女川湾 平成26 年 2 月 21 日 女川湾定点観測(採水,採泥,プランクトン採集等) 16.発電機・主機関定期整備及び空調整備 平成 26 年 3 月 3 日,4 日,5 日 定期機関整備および空調機新替工事他 17.MS 調査 女川湾 平成26 年 3 月 17 日 女川湾定点観測(採水,採泥,プランクトン採集等) 【海生 運航業務】 1.MS 調査 生物海洋学 平成25 年 4 月 10 日 震災後の女川湾における繊毛虫類の季節変動他 2.MS 調査 生物海洋学 平成25 年 4 月 11 日 女川湾における震災による攪乱が休眠胞子形成珪藻に与える影響 3.MS 調査 水圏動物生理学 平成25 年 4 月 15 日 調査用サンプリング(アカザラガイ,イガイ) 4.MS 調査 女川湾 平成26 年 4 月 16 日 海水流動調査 5.MS 調査 雄勝湾 平成25 年 4 月 18 日 海水流動調査 6.MS 調査 女川湾 平成25 年 4 月 19 日 女川湾のホタテ養殖と海況環境との関係 7.MS 調査 生物海洋学 平成25 年 4 月 22 日 女川湾における震災による攪乱が休眠胞子形成珪藻に与える影響 8.MS 調査 女川湾 平成25 年 4 月 23 日 女川湾定点観測(採水,採泥,プランクトン採集等) 9.MS 調査 女川湾 平成25 年 4 月 30 日 女川湾のホタテ養殖と海況環境との関係 10.MS 調査 水産資源生態学 平成25 年 5 月 8 日,9 日 女川湾における底生魚類相調査 11.MS 調査 生物海洋学 平成25 年 5 月 14 日 震災後の女川湾における繊毛虫類の季節変動他

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24 業 務 内 容 期 間・期 日 概      要 12.MS 調査 生物海洋学 平成25 年 5 月 15 日 女川湾における震災による攪乱が休眠胞子形成珪藻に与える影響 13.MS 調査 女川湾 平成25 年 5 月 16 日 海水流動調査 14.MS 調査 水圏動物生理学 平成25 年 5 月 17 日 アカザラガイのサンプリング 15.MS 調査 女川湾 平成25 年 5 月 22 日 女川湾のホタテ養殖と海域環境調査との関係 16.MS 調査 女川湾 平成25 年 5 月 27 日 女川湾定点観測(採水,採泥,プランクトン採集等) 17.MS 調査 生物海洋学 平成25 年 6 月 3 日 震災後の女川湾における繊毛虫類の季節変動他 18.MS 調査 生物海洋学 平成25 年 6 月 4 日 女川湾における震災による攪乱が休眠胞子形成珪藻に与える影響 19.MS 調査 水産資源生態学 平成25 年 6 月 11 日,12 日 女川湾における底生魚類相調査 20.MS 調査 雄勝湾 平成25 年 6 月 13 日 海水流動調査 21.MS 調査 女川湾 平成25 年 6 月 17 日 海水流動調査 22.MS 調査 女川湾 平成25 年 6 月 21 日 女川湾のホタテ養殖と海域環境調査との関係 23.MS 調査 女川湾観測ブイメンテナン ス 平成25 年 6 月 27 日 海洋観測ブイのメンテナンス(寺間・塚浜) 24.MS 調査 女川湾観測ブイメンテナン ス 平成25 年 6 月 28 日 海洋観測ブイのメンテナンス(塚浜・竹の浦) 25.MS 調査 生物海洋学 平成25 年 7 月 2 日 震災後の女川湾における繊毛虫類の季節変動他 26.MS 調査 生物海洋学 平成25 年 7 月 3 日 女川湾における震災による攪乱が休眠胞子形成珪藻に与える影響 27.MS 調査 女川湾 平成25 年 7 月 8 日 海水流動調査 28.MS 調査 女川湾観測ブイメンテナン ス 平成25 年 7 月 9 日 海洋観測ブイのメンテナンス 29.MS 調査 女川湾 平成25 年 7 月 16 日 女川湾の海水流動調査 30.MS 調査 女川湾 平成25 年 7 月 19 日 養殖環境調査 31.MS 調査 女川湾 平成25 年 7 月 23 日 アサリ漁場調査および天然アサリ採苗器の設置 32.MS 調査 女川湾観測ブイメンテナン ス 平成25 年 7 月 24 日 海洋観測ブイのメンテナンス 33.MS 調査 水産資源生態学 平成25 年 7 月 25 日,26 日 女川湾における底生魚類相調査 34.MS 調査 女川湾 平成25 年 8 月 1 日 小乗浜のアサリ漁場調査および天然アサリ採苗器の設置 35.MS 調査 生物海洋学 平成25 年 8 月 7 日 震災後の女川湾における繊毛虫類の季節変動他 36.MS 調査 生物海洋学 平成25 年 8 月 8 日 震災による攪乱が女川湾の休眠胞子形成珪藻に与える影響 37.MS 調査 女川湾観測ブイメンテナン ス 平成25 年 8 月 9 日 海洋観測ブイのメンテナンス 38.MS 調査 水圏動物生理学 平成25 年 8 月 9 日 シュウリ貝のサンプリング 39.MS 調査 女川湾 平成25 年 8 月 22 日 小乗浜のアサリ漁場調査および天然アサリ採苗器の設置 40.MS 調査 女川湾 平成25 年 8 月 27 日 養殖環境調査に使用するため(ホタテ) 41.MS 調査 女川湾 平成25 年 8 月 28 日 小乗浜の延縄式養殖施設へのアサリ稚貝の垂下作業 42.MS 調査 女川湾 平成25 年 8 月 30 日 海水流動調査 43.MS 調査 女川湾 平成25 年 9 月 9 日 小乗浜の延縄式養殖施設へのアサリ稚貝の垂下作業 44.MS 調査 水産資源生態学 平成25 年 9 月 9 日,10 日 女川湾における底生魚類相調査 45.MS 調査 生物海洋学 平成25 年 9 月 12 日 震災後の女川湾における繊毛虫類の季節変動他 46.MS 調査 生物海洋学 平成25 年 9 月 13 日 震災による攪乱が女川湾の休眠胞子形成珪藻に与える影響

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業 務 内 容 期 間・期 日 概      要 47.MS 調査 女川湾 平成25 年 9 月 13 日 海水流動調査 48.MS 調査 女川湾 平成25 年 9 月 20 日 養殖環境調査に使用するため(ホタテ) 49.MS 調査 女川湾観測ブイメンテナン ス 平成25 年 10 月 7 日,8 日 海洋観測ブイのメンテナンス 50.MS 調査 生物海洋学 平成25 年 10 月 9 日 震災後の女川湾における繊毛虫類の季節変動他 51.MS 調査 生物海洋学 平成25 年 10 月 10 日 女川湾における一次生産測定 52.MS 調査 女川湾 平成25 年 10 月 30 日 海水流動調査 53.MS 調査 女川湾 平成25 年 10 月 31 日 養殖環境調査に使用するため(ホタテ) 54.MS 調査 生物海洋学 平成25 年 11 月 5 日 震災後の女川湾における繊毛虫類の季節変動他 55.MS 調査 女川湾 平成25 年 11 月 12 日,13 日 海水流動調査 56.MS 調査 水産資源生態学 平成25 年 11 月 19 日,20 日 女川湾における底生魚類相調査 57.MS 調査 女川湾 平成25 年 11 月 27 日 養殖環境調査に使用するため(ホタテ) 58.MS 調査 女川湾観測ブイメンテナン ス 平成25 年 11 月 28 日 海洋観測ブイのメンテナンス 59.MS 調査 生物海洋学 平成25 年 12 月 3 日 震災後の女川湾における繊毛虫類の季節変動他 60.MS 調査 女川湾観測ブイメンテナン ス 平成25 年 12 月 4 日 海洋観測ブイのメンテナンス 61.MS 調査 女川湾 平成25 年 12 月 9 日 海水流動調査 62.MS 調査 女川湾 平成25 年 12 月 11 日 養殖環境調査に使用するため(ホタテ) 63.MS 調査 水産資源生態学 平成25 年 12 月 18 日,19 日 女川湾における底生魚類相調査 64.MS 調査 生物海洋学 平成26 年 1 月 7 日 女川湾における水質,底質,プランクトン等の調査 65.MS 調査 女川湾 平成26 年 1 月 8 日 海水流動調査 66.MS 調査 女川湾 平成26 年 1 月 14 日 海水流動調査 67.MS 調査 水圏動物生理学 平成26 年 1 月 16 日 投与実験ホタテガイの垂下作業 68.MS 調査 水圏動物生理学 平成26 年 1 月 24 日 投与実験ホタテガイのサンプリング 69.MS 調査 女川湾 平成26 年 1 月 24 日 養殖環境調査に使用するため(ホタテ) 70.MS 調査 水圏動物生理学 平成26 年 2 月 3 日 投与実験ホタテガイのサンプリング 71.MS 調査 生物海洋学 平成26 年 2 月 6 日 女川湾におけるプランクトン群集の変動の測定他 72.MS 調査 女川湾 平成26 年 2 月 7 日 海水流動調査 73.MS 調査 水圏動物生理学 平成26 年 2 月 14 日 投与実験ホタテガイのサンプリング 74.MS 調査 水産資源生態学 平成26 年 2 月 19 日,20 日 女川湾における底生魚類相調査 75.MS 調査 水圏動物生理学 平成26 年 2 月 24 日 投与実験ホタテガイのサンプリング 76.MS 調査 女川湾 平成26 年 2 月 24 日 養殖環境調査に使用するため(ホタテ) 77.MS 調査 生物海洋学 平成26 年 3 月 10 日 女川湾におけるプランクトンの変動他 78.MS 調査 女川湾 平成26 年 3 月 11 日 女川湾観測ブイのメンテナンス 79.MS 調査 女川湾 平成26 年 3 月 12 日 海水流動調査 80.MS 調査 女川湾観測ブイメンテナン ス 平成26 年 3 月 12 日 海洋観測ブイのメンテナンス 81.MS 調査 女川湾 平成26 年 3 月 18 日 養殖環境調査に使用するため(ホタテ) 82.海生ドック(上架) 平成26 年 2 月 26 日 定期ドックのため上架(小乗浜)

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26 業 務 内 容 期 間・期 日 概      要 83.海生ドック(下架) 平成26 年 2 月 28 日 定期ドック完了により下架(小乗浜) 84.MS 調査 女川湾観測ブイメンテナン ス 平成26 年 3 月 24 日 海洋観測ブイのメンテナンス 他 MS 調査 女川湾 st.1 定期調査 通年週/1 回(通常)観測 女川湾st.1(多項目水質計) 他 MS 調査 雄勝湾定期調査 通常月/1 回(通常)観測 雄勝湾(多項目水質計) 【新営建物関連業務】 1.雨宮農学部にて打ち合わせ 平成25 年 6 月 4 日 新規物品等について 2.雨宮農学部にて打ち合わせ 平成25 年 7 月 2 日 海水ろ過設備等について 3.雨宮農学部にて打ち合わせ 平成25 年 9 月 11 日 新規什器準備等について 4.雨宮農学部にて打ち合わせ 平成25 年 11 月 21 日 工事進捗等について 5.小乗浜総合研究棟現地定例打ち合わ せ 平 成25 年 6 月 12 日,8 月 8 日,10 月 22 日,12 月 10 日 新営建物関連工事状況についての定例会 平成26 年 1 月 15 日,2 月 12 日,3 月 10 日 6.各業者方との打ち合わせ 随時 現場詳細等について 【そのほかの業務】 1.漁港復旧後の船舶係留についての打 ち合わせ 平成25 年 4 月 19 日 宮城県担当部署と現地にて状況打ち合わせ 平成25 年 5 月 29 日 小乗浜漁港北防波堤竣工検査完了により係留可能通知 平成25 年 5 月 31 日 調査実習船翠皓,石巻漁港より女川小乗浜漁港(母港)へ帰港 2.翠皓定期ドック,各作業立ち合い 平成25 年 10 月 4 日~ 11 日 造船所(石巻)にて定期ドック状況確認 平 成26 年 1 月 28 日 ~ 2 月 14 日          〃 3.翠皓定期機関整備点検,各作業立会い 平成 26 年 3 月 3 日~ 5 日 小乗浜漁港内,機関整備点検等各作業立会い 4.海生定期ドック,各作業実施および立 ち合い 平成26 年 2 月 26 日~ 28 日 小乗浜漁港内,船底掃除・塗装については職員が実施 機関については業者作業に立ち合い 5.各種資料作成作業 随時 新営建物設計に参考となる既存建物関連資料の作成作業 (3)複合生態フィールド制御部 複合生態フィールド制御部は,平成22 年度よりフィー ルド社会技術学分野として,雨宮キャンパスを拠点として 教育研究活動をおこなっている。「環境と経済の両立」と いう観点から,農業問題,環境問題,エネルギー問題等に ついて,社会科学と自然科学の両面からの分析・評価を取 り入れる活動や,森林・草地・耕地・都市等から成り立つ 陸域および沿岸・海洋域について,人類の必要な資源の生 産を行いながら,これらの領域に存在する生態系を総合的 に持続・発展させるための最適な方法を見つけ出すために, リモートセンシング技術および地理情報システム(GIS) 等を利用して,生態系の実態把握方法の開発を行う活動を 展開している。JIFS 編集においては新たに小林睦子が担当 することになった。 「食・農・村の復興支援プロジェクト」には,平成23 年度より大きく関与している。また,平成24 年度より総 合地球環境学研究所による地球環境学リポジトリ事業の分 担を,複合生態フィールドセンター長のもとで担当してお り,平成25 年度には本複合生態フィールド教育研究セン ター報告および前身である川渡農場報告に記録されている 複合陸域生産システム部の生産データを整理し,WEB で 公開したほか,OpenStreetMap における川渡フィールドセ ンターの土地利用状況の公開および,Google+ を利用した 位置情報つきの写真の公開システムを構築した。これらの 情報には陸域生産部システムホームページにあるフィール ドセンターデータベースのバナーからリンクしている。 教育活動としては,H25 年度はフィールド社会技術学分 野として学部3 年生 1 名,学部 4 年生 2 名,博士前期課程 学生2 名,博士後期課程学生および修了者 5 名が論文作成 などの指導をうけている。授業および実習は,学部学生を

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表1-3 平成 25 年度複合生態フィールド制御部の利用実績 業 務 内 容 担 当 者 概      要 1. 教育 陸圏水圏コミュニケーション論 盛田清秀 米澤千夏 全体の調整および4 月 21 日の陸圏コミュニケーション論引率を担当した。5 月 31 日の学部 1 年 生を対象とした教室講義,6 月 7 日の総合ディスカッションを担当した。 農学と社会・環境 盛田清秀 米澤千夏 大村道明 学部1 年生を対象とした講義を分担した。 フィールド生態学入門 米澤千夏  学部2 年生を対象とした講義を分担した。 現代における農と農学 盛田清秀 米澤千夏 大村道明 学部1 年生を対象とした講義を分担した。 地域環境科学特論 米澤千夏 大村道明 大学院前期学生を対象とした講義を分担した。 科学英語購読I,II,III,IV 大村道明 資源環境経済学系を対象とした科学英語購読を担当した。 入門演習 大村道明 学部2 年生を対象とした演習を分担した。 農業財政金融論 盛田清秀 学部3 年生を対象とした講義をおこなった。 農村地域組織論 盛田清秀 学部3 年生を対象とした講義をおこなった。 地域社会技術論特論 盛田清秀 大学院前期学生を対象とした講義をおこなった。 複合生態フィールド制御学特論 米澤千夏 大学院前期2 学期に,複合生態フィールド制御学特論を講義した。 複合生態フィールド科学専門実習 米澤千夏 7 月 16 日(火)-20 日(土)に実施された実習において,GPS の利用についての実習をおこなった。 基礎ゼミ 盛田清秀 米澤千夏 大村道明 「フィールド社会技術学とは」として1 年生対象の基礎ゼミを担当した。 2. 研究 世界農業類型論に関する研究 盛田清秀 世界農業の類型的特徴の形成過程に関する歴史的・農法論的背景を整理した 東日本大震災被災地を観測した衛星デー タの解析 米澤千夏 東日本大震災前後の被災地を観測した各種衛星画像を収集し,被災状況などを抽出した 地球環境学リポジトリデータベースの構 築 米澤千夏 大学間連携を通じた広域アジアにおける地球環境学リポジトリの構築 -自然と調和した社会構築 を目指す新たな知の拠点形成事業- の分担 東日本大震災からの農村復興 大村道明 食・農・村の復興支援プロジェクト事務局ならびに東北復興農学センター準備室事務局 農村における地域自然エネルギー利用に 関する研究 松井克則 地域での農業分野での雪氷冷熱エネルギーの活用について研究を行った 川渡FSC を観測したライダーデータの 解析 杉原鷹彦 ライダーによる観測データを基に樹高推定をおこなう 農協内人的ネットワークの形成 山口 祥平 農協職員が農協組織についてどのような問題意識を持っているのかを明らかにし,農協内人的 ネットワークの形成過程から発生する問題点,組織風土として人的ネットワークが受け入れられ るかなどについて検証した。 農地利用の実態から担い手の可能性に関 する研究 高橋明彦 アスパラガスは,最上町が目指そうとしていた,農業経営の安定をもたらしたかを,米との販売 額の比較等を行うことによって検証した 対象とした「農業財政金融論」「農村地域組織論」や,大 学院生を対象とした「地域社会技術論特論」「複合生態 フィールド科学専門実習」「複合生態フィールド制御学特 論」の担当などをおこなった。

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28 表1-3 平成 25 年度複合生態フィールド制御部の利用実績 業 務 内 容 担 当 者 概      要 2. 研究 中国における「農超対接」に関する研究 贾  磊 中国における事例調査を踏まえ,農業協同組合とスーパー業界の提携に関する実態把握と課題を 抽出した 日本の草地利用と地形的特徴との関係に ついて 今井貴浩 GIS を用いた解析をおこなった 東日本大震災による農地の被害抽出 井上晋平 東日本大震災による農地被害について衛星データの解析をおこなった 労働過程における農地と人の関係 井坂友美 山形市の農家の実態調査を基に,労働過程における農地と人の関係を,農地-家,農地-村,そ して農地-人の関係から分析した 大学生のボランティア活動の参加の動機 に関して 青木雄太 達成動機とERG 理論を用いた他者との関係性欲求,自己欲求の視点より分析した 農業経営継承問題の企業形態による整理 佐藤方行 生産要素の権利関係に着目した研究をおこなった 都市農業の変化と今後の課題 石塚修敬 学部3 年生の特別演習として実施 3. 社会貢献 復興まちづくり計画策定委員会 大村道明 東松島市 事業推進特別委員会 米澤千夏 日本リモートセンシング学会 農林水産省優良経営体表彰事業審査委員 長 盛田清秀 農林水産省 日本農業賞中央審査委員 盛田清秀 NHK・全国農協中央会 新たな農林水産政策を推進する実用技術 開発事業専門評価委員 盛田清秀 社団法人農林水産技術情報協会 日本大学経済学部教員昇格審査委員長 盛田清秀 日本大学経済学部

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2. 教育関係

(1)複合陸域生産システム部  学生実習関係 複合陸域生産システム部では,農学部生物生産科学科お よび応用生物化学科の3 年生を対象として,農場実習,生 産フィールド実習,森林生態論実習,および家畜人工授精 実習を実施しているほか,農学部1 年生を対象として陸圏 環境コミュニケーション論のフィールド講義を実施してい る。また,農学研究科の大学院生を対象として,複合生産 フィールド科学専門実習を実施している。さらに,「フィー ルド環境学」では他大学の学生も受け入れている。平成25 年度における実習実施概要は表2-1 に示したとおりである。 1)生物生産科学科・植物生命科学系 平成25 年度の植物生命科学系および資源環境経済学系 の生産フィールド実習(第1 回目と第 2 回目)および農場 実習A(第 3 回目)は,水稲の栽培管理(移植実習,除草 管理実習,収穫実習,食味調査実習)および調査(苗調査, 中期の生育調査,収量調査)を柱にして,5 月,8 月およ び9 月に実施した。水稲関係調査以外では,5 月はセンター の施設および広大な圃場を観察しながら農業と環境の関係 について野外討論,8 月はジャガイモの収量調査,9 月は 土壌調査などを行なった。日程と実習内容は表2-1 に示し た通りである。 2)生物生産科学科・応用動物科学系 応用動物科学系では,平成25 年 5 月(2 泊 3 日),9 月(4 泊5 日)および平成 26 年 2 月(2 泊 3 日)の三期間におい て,生産フィールド実習が行われた(表2-1)。実施された 実習の内容は,5 月は草地管理と放牧管理を中心とした植 生調査,9 月では,家畜管理調査,家畜行動調査,農業機 械実習およびバター・チーズ製造実習等である。2 月に実 施された実習では,冬期における家畜飼育管理の現場を体 験させることを主たる目的とした内容とし,牛の去勢,綿 羊の削蹄などの作業が行われた。また,9 月と 2 月の実習 では,各日の夕刻に搾乳実習を行っている。 家畜人工授精実習は,2 月の生産フィールド実習に先立 つ2 泊 3 日にて実施された。実習内容は,発情牛の行動調査, と体器官による生殖器の観察,直腸検査,凍結精液の取り 扱い,人工授精実習の操作そして人工授精証明書と受精卵 移植証明書の作成要領である。 3)応用生物化学科・生物化学系 応用生物化学科・生物化学系の農場実習Bは8 月 25 日 ~29 日の期間に実施された。搾乳実習,樹木検索実習, ヒツジの放牧管理に関する実習,登熟期の水稲収量予測調 査実習,土壌調査実習,バター・ジャム製造実習,草地植 生調査および動物行動調査実習について,センター内すべ ての分野の協力のもとで行われた。日程と実習内容は表 2-1 に示した通りである。 4)応用生命化学科・生命化学系 応用生命化学科・生命化学系の農場実習C は 5 月 13 日 ~15 日の期間に実施された。農業と環境に関する野外討論, バター・ジャム加工実習,水稲苗移植実習,雑草調査,搾 乳実習等が行なわれた。日程と実習内容は表2-1 に示した 通りである・ 5)農学部 1 年生 陸圏環境コミュニケーション論は農学部1 年生を対象と して日帰り(4 月 20 日)で農場施設見学を中心に行なわれ た。 6)大学院生・学部学生の卒論等の指導 農学部に所属する学部学生の指導としては,生物生産科 学科の植物生命科学系に属する栽培植物環境科学と生物共 生科学,および同じく応用動物科学系に属する陸圏生態学 と資源動物群制御科学の計4 分野において 4 年生の卒業論 文指導が行なわれている。また,大学院農学研究科に属す る大学院学生の指導としては,資源生物科学専攻に属する 栽培植物環境科学,資源動物群制御科学と生物共生科学, 応用生命科学専攻に属する陸圏生態学の計2 専攻において 修士および博士論文等の研究指導が行なわれている。

(2)複合水域生産システム部

海洋生物科学系2 年生および 3 年生を対象とした生産 フィールド実習は,女川フィールドセンターが津波で大き な被害を受けたため開講が不可能となった。そこで本年は, 2 年生の生産フィールド実習を雨宮キャンパスを拠点とし て広瀬川(8 月 6 日~ 8 月 10 日)で行い,3 年生の生産フィー ルド実習を青森県浅虫の東北大学大学院生命科学研究科附 属浅虫海洋生物教育研究センター(8 月 27 日~ 8 月 31 日) で行った。

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30 表 2-1 平成 25 年度に複合陸域生産システム部で実施した学生実習 実習名 実習期間 単位数 日数 実数 延人数 実習内容 農学部 1 年生 陸水圏コミュニケーション論 H 25 年 4 月 20 日 1(必修) 1 164 164 ・講演・挨拶・諸注意,教員紹介, FSC ビデオ紹介 ・フィールド講義 植物生命科学系・資源環境経済学系 第 1 回生産フィールド実習 H25 年 5 月 8 日~ 5 月 10 日 2(必修) 3 44 132 ・ガイダンス・施設見学・農業と環境に関する講義 ・水稲栽培の概要説明・水稲移植実習 ・水稲苗の形態調査,解析・実習総括 生命科学系 農場実習 C H25 年 5 月 13 日~ 5 月 15 日 1(選択) 3 31 93 ・ガイダンス・施設見学・農業と環境に関する論議・バター,ジャム,米粉パン製造・水稲に関する講義 ・水稲移植実習(機械植え,手植え) ・搾乳実習,畑地・森林に関する講義・実習・実習総括 応用動物科学系 第 1 回生産フィールド実習 H25 年 5 月 27 日~ 5 月 29 日 2(必修) 3 33 99 ・ガイダンス・場内見学・牧草識別・サイレージ調整・科学英語講読Ⅰ・家畜取扱法ガイダンス ・ロープワーク,ウシの保定・ウシの反応性評価実習・放牧地植生調査 ・ 1 番草収穫作業見学 ・放牧家畜の選択採食調査・植生データまとめ・実習総括 大学院 複合生態フィールド科学専門実習 H25 年 7 月 16 日~ 7 月 20 日 2(選択) 5 7 35 ・森林域の生態(生物共生科学分野) ・内水面フィールドの生物多様性(沿岸生物生産システム学分野) ・土壌と耕地の生態(栽培植物環境科学分野) ・環境評価(フィールド社会技術学分野) ・草地とウシの評価(陸圏生態学・家畜福祉学分野) ・家畜の生理生態(資源動物群制御科学分野) 全学部 基礎ゼミ  フィールド環境学 H25 年 8 月 2 日~ 8 月 4 日 2(選択) 3 15 45 ・アニマルウェルフェア・植物多様性と放牧家畜(陸圏生態学・家畜福祉学分野) 植物生命科学系・資源環境経済学系 第 2 回生産フィールド実習 H25 年 8 月 5 日~ 8 月 9 日 2(必修) 5 44 220 ・ガイダンス・ジャガイモ収穫,品種別調査実習・バター,ジャム,米粉パン製造実習・畑雑草実習 ・水田の生きもの調査・水田の生物調査およびデータ整理・水稲生育調査実習(栽培管理と水稲生育) ・水田雑草実習,除草作業実習・菌根菌観察実習・調査決果検討・搾乳実習 全学部 基礎ゼミ  フィールド環境学 H25 年 8 月 22 日~ 8 月 24 日 2(選択) 3 20 60 ・ガイダンス・各分野の概要説明と基礎ゼミの主旨 ・全フィールドの各調査地における講義 ・全フィールドの調査体験(森・魚・水・田んぼ) 生物科学系・農場実習 B H25 年 8 月 26 日~ 8 月 30 日 2(選択) 5 31 155 ・ガイダンス・搾乳・樹木検索実習・土壌調査実習・菌根菌観察実習・登熟期水稲収量予測調査 ・草地植生調査および山地放牧地見学実習・バタージャム・米粉パン製造実習 ・ヒツジの放牧管理に関する実習・生物科学系各研究室のガイダンス 応用動科学系 第 2 回生産フィールド実習 H25 年 9 月 2 日~ 9 月 6 日 2(必修) 5 33 165 ・ガイダンス・牧草サイレージ官能評価・嗜好性評価・搾乳・採食行動調査・農業機械実習 ・放牧管理実習・チーズ・バター製造実習・家畜審査 植物生命科学系,資源環境経済学系 森林生態論実習 H25 年 9 月 10 日~ 9 月 12 日 1(選択) 3 23 69 ・ガイダンス・樹木検索実習・野ネズミ補獲調査(トラップ設置と回収) ・森林構造調査・湖畔林散策 ・一桧山森林観察・樹木検索試験・樹木の葉のスケッチ実習・調査とりまとめ フィールド環境学 (共同利用・レディメード型) H25 年 9 月 18 日~ 9 月 20 日 2(選択) 3 37 111 ・ガイダンス・講義「農業と環境」 ・水稲調査・河川水生生物調査・森林生物調査・草地生物調査 ・グループ討議・発表 植物生命科学系・資源環境経済学系 農場実習 A H25 年 9 月 23 日~ 9 月 27 日 2(必修) 5 43 215 ・ガイダンス・水稲収量調査実習・森林調査実習・水稲収穫調査実習(データ解析) ,調査決果検討 ・米の食味試験・土壌調査法ガイダンス・土壌調査実習,決果まとめ・搾乳実習 応用動物科学系 家畜人工授精実習 H26 年 2 月 17 日~ 2 月 19 日 1(選択) 3 32 96 ・授精卵移植等の講義・発情牛の行動観察・直腸検査・凍結精液取扱・人工授精等 応用動物科学系 第 3 回生産フィールド実習 H26 年 2 月 19 日~ 2 月 21 日 2(必修) 3 33 99 ・家畜管理・緬羊体重測定・削蹄・育成牛去勢・除角・乳牛ボディーコンディション評価 ・乳房炎乳汁検査・微生物観察等・放射能測定 合計 53 590 1,758

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3. 開放講座等

(1)複合陸域生産システム部 フィールドセンター開放講座 当フィールドセンターでは,農林畜産業・生物学さらに は最新の科学技術への関心を喚起しようと,センターで取 り扱っている様々な動植物に実際に触れながら作業体験・ 形態観察・簡易実験などの体験学習プログラムを提供して いる。その中心的企画として「東北大学フィールドセンター 開放講座」を小中学生や大人向けの講座として実施してい る。そのほかに,小学校および保育園の遠足や総合学習, 視察研修の場としても体験プログラムを提供している。 平成25 年度は東北大学開放講座 2013 「『つながり・つ なげる・つなぐ』-あなたは何をつなぎますか?-」(7 月 27 日 Sat 開催)と「『糞尿博士たちの夢』-糞尿で世界を 救う-」(10 月 5 日 Sat 開催)の 2 回の開放講座を実施した。 以下にそれらの概要を紹介する。 1)東北大学フィールドセンター開放講座 2013 テーマ:「『つながり・つなげる・つなぐ』 -あなたは 何をつなぎますか?-」 「東北大学川渡フィールドセンターでは「土」「森林」「作 物」「家畜」「草地」「微生物」などフィールドに密着した 幅広い分野で基礎から応用まで様々な研究を行っており, 普段は大学で専門的な研究に取り組んでいる博士ですが, 今回は,おじいちゃんが孫へお話するような優しい時間を ともにし,博士が研究する色々な「つながり」や「夢」「感 動」をフィールドの中で共有してもらいたいと考えた。 そこで,今回は2 人のおじいちゃん博士に登場してもらっ た。「ウシの心をつなぐ-ウシの気持ちを知りたかった-」 では,博士が子供のときに様々な動物を飼うなかで,呼び かけに反応する行動を見て,彼ら(動物)の心に共感し, この道に進んだという博士のこれまでの原点となったもの を,「動物の気持ち」を知る方法(動物行動学の手法),「動 物の心に迫る方法」をウシの行動調査を通してウシの気持 ちを知る方法を学んだ。1 人 1 頭,10 分間ウシと向き合い, 1 分単位のウシの行動を記録した。そして,その記録用紙 に博士が1 枚 1 枚目を通して,参加者が記載した言葉,着 眼点に対しウシの行動から見えてくるウシの気持ちをコメ ントされたが記録用紙が昼食後参加者全員の手元に届けら れ声にしないウシの気持ちを博士の言葉と体験を重ねて感 じてもらった。 「森の声をつなぐ」では,森の散策は雷雨のため中止と なったが,博士の想いである『森の中で耳を澄ましてみよ う。いろんな音が聞こえる。森の中で目を凝らしてみよう。 いろんな生きものがうごめいている!森をさわってみよう。 いろんな手触りが伝わってくる!森は,いろいろな生きも のが共に生きる場所なのである。』『木の親子関係』など博 士の森に対する情熱=『森の声』が聞こえてきそうなお話 しをしてもらった。その後,沢山の樹木をテーブルいっぱ いに並べ樹木検索ゲームを通して,沢山の樹種の検索方法 を学んだ。職員,家族,友人,はじめて出会った人に相談 しながら「わからない」ことを「わからない」と言える, 間違っても正解しても笑顔溢れる時間を過ごした。 昼食時には「食のつながり」としての農場産農産物の試 食や,バター,生キャラメル作り体験を通して参加者同士 の交流を深めた。「知をつなげる」では,本学生が研究内 容を紹介するとともに,「世界で活躍するフィールド科学 の研究者」とのタイトルで博士が世界中で調査している様 子や現地での写真を展示した。そして講座終了後,今回の おじいさん博士として対応して下さった佐藤教授が,十年 以上前に「いつか農場祭りを開催してフォークダンスをし たいな…。」と話していた願いを叶えたくて,ずっと心に 残っており退職される前にこの願いを『つながり・つなげ る・つなぐ』「手をつなぐ」のテーマで参加者の皆さんと 手と心がつながる時間を共有し願いを叶えることができた。 これら体験を通して,その存在やしくみやの“つながり” をあらためて考え,参加者全員が今回感じたことを未来へ つないでほしい,つないでいくことの喜びや幸せがずっと つながっていきますようにとの願いを込めた講座を開催し た。 ≪開催日時≫ 平成25 年 7 月 27 日(土) 午前10 時~午後 3 時 ≪参加人数≫ 47 名(未就学児,小学生 14 名,中学生 1 名,高校生 4 名,大学生 8 名,大人 20 名) ≪参加状況≫ 初参加30 名・リピータ 17 名(8 回以上 4 名,4 回目 1 名,3 回目 5 名,2 回目 7 名) ≪開放施設≫ 食堂,肥育牛舎,丸森自然観察コース(雷 雨のため散策中止),ポストハーベスト 棟 ≪「つながり・つなげる・つなぐ」主な講座内容≫ 開講式 センター長挨拶 スタッフ紹介 講座1-1:午前の部「ウシの心をつなぐ・願いをつなぐ」 ➢講義:「私はウシの気持ちを知りたかった」  東北大学農学研究科 陸圏生態学分野・家畜福祉学分野 教授 佐藤衆介 講座1-2:「ウシの心をつなぐ・願いをつなぐ」 ➢ウシの気持ちを知る!“ウシの行動調査に挑戦” 講座2:ランチタイム 「食のつながり」「知をつなげる」 ➢バターと生キャラメル作りに挑戦(パンに手作りバ ターとセンター産ブルーベリージャムを添えて) ➢手作りヨーグルトにセンター産ブルーベリーソースを 添えて ➢センターの研究紹介(学生による研究紹介) ➢世界で活躍するフィールド科学の研究者(写真展示) 講座3:午後の部「森の声をつなぐ・願いをつなぐ」 ➢樹木検索に挑戦

表 1 - 2 - 2  平成 25 年度 附属複合生態フィールド教育研究センター 複合水域生産システム部業務内容一覧 業 務 内 容 期 間・期 日 概          要 【実習および被災状況視察等対応業務】 1
表 1 - 3  平成 25 年度複合生態フィールド制御部の利用実績 業 務 内 容 担 当 者 概            要 1. 教育 陸圏水圏コミュニケーション論 盛田清秀 米澤千夏 全体の調整および 4 月 21 日の陸圏コミュニケーション論引率を担当した。5 月 31 日の学部 1 年 生を対象とした教室講義,6 月 7 日の総合ディスカッションを担当した。 農学と社会・環境 盛田清秀 米澤千夏 大村道明 学部 1 年生を対象とした講義を分担した。 フィールド生態学入門 米澤千夏  学部 2 年生
表 6 - 5    平成 25 年 デントコーン圃場別生産量 圃場 面積 (a) 品     種 播 種 日 刈り取り日 総収量(kg) 10a 当収量(kg) 2 号の 2 100 ゴ - ルドデント KD731 5 月 8 日 9 月 30 日 41,400 4,140 3 号 120 ゴ - ルドデント KD731 5 月 8 日 9 月 30 日 36,800 3,067 9 号の 2 145 スノーデント 125V 5 月 9 日 10 月 1 日 32,500 2,241 合計 365 110
表 6-9 採草地・放牧地の 10a 当たりの施肥成分量 圃   場 面積 施肥成分量( kg/10 a ) 番   号 ( a ) N P K 採   草   地 6 号 66 - - -7号の1115---7号の2100---8号1457.8 2.6  2.6 9号の117921.3 7.9 7.9 9号の213710号の130010.9 3.6 3.6 11号15014.5 4.8 4.8 12号の110312.1 4.5 4.5 13号の132012.1 4.5 4.5 13号の221612.1 4
+4

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