第5学年 外国語活動学習指導案 1 単元名 「クイズ大会をしよう」 2 指導観 ○ 本単元で学習する“What's this?”“It's ~.”は、相手とコミュニケーションを図りながら、事実 を伝え合う表現である。“What's this?”を使い、相手に問題を出してこれに答えるクイズ活動は、話 し手と聞き手の間に情報の差(インフォメーションギャップ)があり、現実的なコミュニケーション に近い場面を設定できる。また、クイズ活動は話し手と聞き手が一方通行のやり取りで終わることな く、相互にやり取りができる活動である。例えば、児童はクイズの答えが分からない時、“Hint, please.” と言って出題者からヒントを引き出そうと発話することで、児童同士が相互に質問したり答えたりす ることができる。このように、“What's this?”“It's ~.”の表現を使い、児童にとって興味や関心 が高いクイズを出し合う活動を設定することで、児童同士が積極的にコミュニケーションを図ること ができる単元であると考える。 ○ 本学級の児童は、これまでの学習において、英語で友達とあいさつをしたり、簡単な英単語を使っ てゲームをしたりする等、楽しみながら英語を聞いたり話したりする経験をしている。授業前に実施 した質問紙調査によると、○%の児童が「外国語活動の授業が好き、どちらかと言えば好き」と答え ている。また、○%の児童が「外国語活動の授業に進んで参加している、どちらかと言えば進んで参 加している」と答えていることから、外国語活動に対する学習意欲は高い。しかし、「単元で学習した 英語表現を使って、しっかりと相手に伝えることができているか」の質問について、「はい」又は「ど ちらかと言えば、はい」と答えた児童は○%であった。さらに、「コミュニケーション活動で、自分が 伝えたいことが伝えられないとき、どうしますか」の質問に対して記述させた内容を分類したところ、 児童の○%は「友達や先生など誰かに聞く」、○%は「あきらめる」と答え、自分から積極的に行動で きていないと思われる児童が○%いる。このことから、児童は外国語活動に対する学習意欲は高いが 学習した表現を使って相手に伝えることが十分にできているとは言えないと考える。
なお、本単元で学習する“What's this?”の表現について、児童は授業の中で ALT が使っている場 面を見聞きすることはあったが、実際の活動の中で児童自身が“What's this?”と尋ねたり、“It's ~.” と答えたりする経験はほとんどない。
○ 本単元の指導にあたっては、クイズ活動等を通して“What's this?”“It's ~.”の表現に慣れ親し ませ、“Hint, please.”等のつなぎ言葉を使って活動できるように動画コンテンツやタブレットを活 用する。具体的には、次の三つのことを行う。①クイズを出し合う場面について、つなぎ言葉やジェ スチャー等を使いながらコミュニケーションを図っている様子が分かる動画の比較と話合いを通して、 つなぎ言葉やジェスチャー等の大切さに気付く活動を行う。②つなぎ言葉についての動画コンテンツ を作成し、英語表現だけでなく、ジェスチャーや表情等についても動画を見て、その動きの真似をし て学習することができる教材を準備する。③クイズ大会に向けて、児童自身がタブレットを使って写 真を撮影、加工してクイズを作成する活動を行う。これらを通して、児童は相手意識をもち、ジェス チャーや表情を使って積極的にコミュニケーションを図ることができると考える。
3 目標 ○ クイズ活動を通して、問題を出題したり聞き取って答えたりして、積極的に自分から交流するこ とができるようにする。 (コミュニケーションへの関心・意欲・態度) ○ “What's this?”“It's ~.”の表現を使って友達に尋ねたり答えたりする表現に慣れ親しむこと ができるようにする。 (外国語への慣れ親しみ) ○ 日本語と英語の共通点や相違点から、言葉の面白さに気付くことができるようにする。 (言語や文化に関する気付き) 4 単元計画(5時間) 段階 配時 学習活動・内容 主な手立て 知 る ・ 気 付 く 1 ( 本 時 ) 1 単元のゴールを見通し、つなぎ言 葉やジェスチャーの必要性を知る。 ・動画の比較、話合い活動 2 つなぎ言葉の意味と発音を知る。 3 新しい英語表現や語彙を知る。 ・ポインティングゲーム ・つなぎ言葉やジェスチャーの必要性を実感する ために、コミュニケーションを図る様子が分か る動画の比較と話合い活動をする。 ・つなぎ言葉の大切さや日本語と英語の共通点及 び相違点に気付くために、タブレットやテキス トを使ってポインティングゲームを行う。 慣 れ 親 し む 2 1 新しい英語表現や語句に慣れ親 しむ。 ・チャンツ ・キーワードゲーム 2 つなぎ言葉やジェスチャー、表情 を使って伝える。 ・ブラックボックスクイズ ・新しく学ぶ英語表現に慣れ親しむために、チャ ンツやキーワードゲームを行う。 ・ヒントの示し方に慣れさせるため、これまでに 学習した色や形等の表現を使うように伝える。 ・つなぎ言葉に慣れ親しむために、タブレットを 使い、動画コンテンツを活用する。 3 つなぎ言葉やジェスチャー等に 慣れ親しむ。 ・つなぎ言葉動作当てクイズ ・ピクチャー当てクイズ ・「これは何ですか」と尋ねたり、質問に答えたり する英語表現やつなぎ言葉、ジェスチャーに慣 れ親しむために、ピクチャー当てクイズを行う。 伝 え 合 う 2 1 クイズを作成する。 ・タブレットを使った写真撮影、 画像加工 ・クイズ大会の様子について、ALT とやり取りを するモデル動画で示すことで、活動の見通しを もたせる。 ・児童がタブレットを使ってクイズを作成するた めに、写真撮影における視点を与える。 2 つなぎ言葉やジェスチャー等を 使って自分の思いを伝える。 ・タブレットを使ったクイズ大会 3 単元全体の振り返りを行う。 ・児童同士の会話のやり取りが活発になるように、 ALT と会話のやり取りをしたモデル動画を提示 する。 ・クイズ大会で相手の反応に応じてやり取りでき るようにタブレットを活用する。
5 本時 平成 28 年 10 月○日(○)○校時 (1/4時間) 6 主眼 ・学校生活に関連する様々な物の言い方やクイズを通して、日本語と英語の共通点や相違点及び言葉の 面白さに気付くことができるようにする。 ・コミュニケーションを図る様子が分かる動画の比較と話合い活動を通して、つなぎ言葉やジェスチャ ーの大切さに気付き、それらを使って話したいと思うことができるようにする。 7 準備 タブレット(教師用○台、児童用○台)、掲示物、フラッシュカード、振り返りシート 8 本時の展開 学習活動・内容 形態 指導上の留意点 配時 1 はじめの挨拶をする。 2 単元のゴールを見通し、つなぎ言葉やジェス チャーの必要性を知る。 ・教師が出題するクイズに答える。 ・つなぎ言葉やジェスチャーを取り入れた様子と そうでない様子のビデオを比較し、話し合う。 3 つなぎ言葉を理解する。 ・つなぎ言葉の意味を確認させ、発音する。 ・教師の後に続いてつなぎ言葉を発音する。 4 新しい英語表現や語彙を知る。 (1) これは何でしょうゲーム ・教師が出題するクイズに答える。 シルエットクイズ、ズームクイズ (2) ポインティングゲーム ・教師が言う単語を聞いて、聞き取ったものを指 し示す。 ①タブレット ②テキスト(「Hi, friends!」) 全体 全体 全体 全体 ペア ペア ○明るい雰囲気で活動を始めるため元 気よく挨拶を行う。 ○つなぎ言葉やジェスチャーの必要性 に気付かせるため、コミュニケーシ ョンを図る様子が分かる動画の比較 と話合い活動を行う。 ○活動の途中で児童が必要に応じてつ なぎ言葉を知るために、動画コンテ ンツを視聴させ発音する。 ○児童がつなぎ言葉やジェスチャーを 使いたいと感じることができるよう に、教師が授業の中で進んでつなぎ 言葉やジェスチャーを使う。 ○活動の途中で声をかけて、つなぎ言 葉のよさや大切さを感じさせる。 ○それぞれのペースで、新しく学ぶ語 句の音声を聞くことができるよう に、タブレットを活用する。 5 10 5 5 10 めあて 身近なものを英語で言ったり、コミュニ ケーションで大切なことを考えたりしよう。
5 本時学習の振り返りとまとめをする。 ・振り返りシートに学習で分かったことを書き、発 表する。 6 おわりの挨拶をする。 個人 全体 全体 ○つなぎ言葉を使って活動させるた めに、map(地図)と mat(マット)の ように注意深く聞かないと識別で きないものを取り上げる。 ○児童が必要に応じてつなぎ言葉を 探し繰り返し見ることができるよ うに、動画コンテンツを準備する。 ○机間指導をしながら児童の記述を 見取り、次時につながるものや前向 きな考えを発表させる。 ○本時の活動の気付きを共有できる ようにするために、全体交流を設定 する。 9 1 まとめ つなぎ言葉やジェスチャーを使うこと が大切だと思ったので、それを使って英語を話 したいと思った。