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医療職と美容職の協働によるがん患者のQOLの向上策 〜がん患者が使いやすい地域美容室マップの作成〜

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(1)(表紙) 平成27年8月31日 2014年度(前期)一般公募 公益財団法人 在宅医療助成 勇美記念財団 理事長 住野 勇 殿. 医療職と美容職の協働によるがん患者の QOL の向上策 〜がん患者が使いやすい地域美容室マップの作成~. 完了報告書. 一般社団法人 CAN net 代表理事 杉山絢子 理事・事務局長 千葉直紀 1.

(2) (本文書式) 【研究の背景と目的】 1.背景 (1)がん治療を受けている患者のニーズ 現代の日本は、確実に「がんの時代」になっています。がんの経過の特徴として、治ら ない場合であっても、 「比較的元気に日常生活を送れる時間」が長いことにあります。この 時間 をどのように生きるか?など、患者の QOL(生活の質)に対する価値観が多様化してき た 結果、新たな問題が生まれています。がん治療と外見・美容の問題です。 治療の副作用として外見上からわかる身体症状も増えています。いくつか例をあげると、 「脱毛」 「皮膚の湿疹」 「顔のむくみ」 「唇の皮むけ」 「眉毛やまつ毛の脱毛」 「顔全体の変色」 「しみやくま」 「手の爪割れ」などです。治療のため通院することから、当然社会との接点 も 増し、周りの目も気にせざるを得ない場合が多くなっています。また就労にも大きな影 響が出ています。単なる“生存”だけではなく、“生活の質”が求められているのです。 (2)患者のニーズに対しての課題 上記のニーズに対して、大病院や化粧品メーカーなどで既にいくつかの取組みは行われ ていますが、このようなサービスをどこの病院でも受けられるわけではありません。外見 や美容に関する取組みは始まったばかりであり、個別での研究はされていますが、きちん とした エビデンスは出ていません。 「医療」と「美容」が業界として連携し、情報の整理・ 検証をする必要があると思います。 (3)目的 患者側からは、外見・美容についての問題についてのニーズは高いものの、それらに関 する取組みは始まったばかりであり、エビデンスも確立されておらず、実際の医療現場で は十分に提供できていない現状があります。美容の問題を解決することによって、 「外出が できる」 「仕事ができる」 「治療に積極的になれる」 「自信がついて自分らしさを取り戻せ る」等の効果を期待できます。その延長で治療そのものにも良い影響かがあるのでは、と 期待しています。医療者と美容関連のネットワークを活用して、治療と美容の問題を調査・ 研究し、解決策を 提示することで在宅治療での患者の生活の質を向上させられるものと考 えます。 【研究の計画・方法】 1.研究対象 札幌医療圏で、在宅にてがん治療を受けている患者当事者を主な対象とします。本研究 においては、女性患者が調査対象の多くを占めるかと思われますが、男性を除外する意図 はなく、研究対象としていきます。また、患者への窓口という意味では、医療・福祉・介 2.

(3) 護の専門職に加え、美容師・化粧品関連・ウィッグショップ・ネイリスト・マッサージな どの美容関連従事者も、研究対象と考えます。 2.研究方法 以下の3者(①患者、②医療関係者、③美容関係者)に対して、アンケートおよびヒア リングを実施しました。アンケートは WEB でも実施し、数が集まりにくいことから患者 と医療関係者は、当初の計画の札幌内から北海道内までに範囲を広げて情報を集める方針 に変更しました。 ①患者に関するデータ収集 ・月 1 回札幌で美容に関する患者相談会を開き、アンケートおよびヒアリングを実施した。 ・医療機関を受診し抗がん剤治療を受けている方を対象に、WEB アンケートを実施した。 *大設問 8 問 (小設問 28 問) アンケートは巻末に添付 ②医療関係者に関するデータ収集 ・北海道内の医療関係者を対象に、用紙の郵送をおこないアンケートを実施した。 ・北海道内の医療関係者を対象に、WEB アンケートを実施した。 *大設問 10 問 アンケートは巻末に添付 ③美容関係者に関するデータ収集 ・札幌で開業している美容師を対象に、用紙の郵送をおこないアンケートを実施した。 ・札幌で開業している美容師を対象に、WEB アンケートを実施した。 ・札幌で開業している美容師を対象に、サロンを訪れてヒアリングを実施した。 *大設問 10 問 アンケートは巻末に添付 3.研究成果 以下に、研究の計画と実績を示します。②医療関係者と③美容関係者は計画以上の数を 集めることができましたが、①患者については、計画した数のデータ収集が困難でした。 患者に関するアンケートは計画時の想定とは異なり、患者会や相談会を通じて集められる 数に限界があり、医療者を通じてのアプローチが必須であることが改めて感じられました。 計画. 実績. ①患者. アンケート 600 件. アンケート 167 件. ②医療関係者. アンケート 100 件. アンケート 139 件. ③美容関係者. アンケート 100 件. アンケート 139 件. 3.

(4) ヒアリング 20 件. ヒアリング 20 件. 4.研究スケジュール 以下のようなスケジュールで、研究を実施しました。 ①アンケートの内容検討・作成. 平成 26 年 8 月. ②関係各所への協力依頼. 平成 26 年 9 月. ③相談会の開催. 平成 26 年 10 月〜平成 27 年 8 月. アンケート実施(毎月 1 回) ヒアリング実施(美容関係者) 平成 27 年 8 月〜平成 27 年 9 月. ④分析、考察、ガイドブック化. 【研究の成果】 ①患者に関するデータ収集 (ⅰ)相談会の開催 本プロジェクトチームが中心となり、平成 26 年 10 月から、美容相談会「病気になって もキレイ・元気・笑顔でいよう会」を企画し、以下の日程で開催しました。 回数. 開催日時. 美容相談対応者. 来訪者. 第0回. 9 月 2 日(火). 美容師、病気経験者. 3名. 第1回. 10 月 14 日(火). ウィッグ相談員・各種脱毛対策、. 12 名. 美容師、カバーメイク専門家 計 3名 第2回. 11 月 25 日(火). ウィッグ専門家、美容師、ネイリ. 15 名. スト 計 3 名 第3回. 12 月 23 日(火). メイク、ネイル、ハンドマッサー ジ、 150 名 ウ ィ ッ グカット美容師、カバー メ イク、フットマッサージ、ウィッグ 相談員・各種脱毛対策、おしゃれ福 祉用具 計 11 名. 第4回. 1 月 28 日(火). ウィッグ相談員・美容師、カバー. 12 名. メイク、ネイリスト 計 3 名 第5回. 2 月 25 日(水). ウィッグ相談員・各種脱毛対策、. 10 名. 4.

(5) 美容師、メイク 計 3 名 第6回. 4 月 25 日(水). 美容師、カバーメイク、経験者 計 3 7名 名. 第7回. 5 月 27 日(水) ウィッグ相談員・各種脱毛対策、. 1名. 暮らし方アドバイザー、経験者 計 3名 第8回. 6 月 23 日(水) メイクアーティスト、美容師、経験 1名 者 計 3 名. 第9回. 7 月 29 日(水) メイクアーティスト、美容師、カバ 21名 ーメイク 計 3 名. (ⅱ)回答者属性 以下に、回答者の属性を示します。合計 167 名の抗がん剤治療中または治療を受ける前 の方に回答をいただきました。 (一部ブランクの回答もあるが、そのまま結果を記載します). 5.

(6) (ⅲ)アンケート結果 以下に、アンケート結果を示します。. ウィッグを使用した(使用予定)方は55%、使用しなかった(使用しない予定)の方 は45%でした。使用した(使用予定の)理由として、仕事やプライベートで人と接する 機会に外見の変化が気になることが回答者の大多数を占めていました。外見の変化が気に なるのは本人に加えて、周囲の方達に気を遣わせたくない、不快な思いをさせたくないと いう周囲を配慮するという理由も1割程度聞かれました。一方、使用しなかった(使用し ない予定の)理由は、人と接する機会が少ない(定年退職者などに多い)、通院と近所の買 い物くらいしか外出予定がないため帽子で対応できる、ウィッグは見た目が不自然である、 ウィッグを被ると暑くて嫌だ、まだ副作用が出ていないからなどの意見が挙げられました。. 6.

(7) (図表 C-e-2.年齢別のウィッグ購入先) 35 30 25. その他 . 美容師さんに相談 . 20 15 10. インターネット . デパート . 5 0. 医療用ウイッグの会社(アデラン ス、フォンティーヌ、スヴェンソ ン、ぴあ、 など) . 7.

(8) ウィッグの購入先では、医療用ウィッグの会社(アデランス、フォンティーヌ、スヴェ ンソン、ぴあなど)を利用した方が約半数いらっしゃいまいた。購入理由とすると、同室 の患者さんなど友人・知人からの紹介、また病院にパンフレットがあることが安心につな がった、医療用なのでアフターケアや対応が安心だと思った、ということが多いようです。 また実際に利用した人からは、 「医療専門知識があり、抗がん剤治療中の患者の気持ちに理 解があり、対応が良かった」、「予約制で個室対応等プライバシー対応が良かった」などの 感想があります。次に、美容師さんに相談、インターネット、デパート(医療用のウィッ グ)と続きました。美容師さんに相談する理由とすると、 「もともとの付き合いがあるので 安心だから」 、医療用ウィッグを扱っている美容室で購入した方は、 「カット、シャンプー、 その後のケアが良かった」と感想をいただいています。院内にある美容室を使った方もお り、 「治療のついでに寄れるし、がん患者の事を良く知っているから」というのが理由だそ うです。インターネットでの購入者は、 「医療用ウィッグが高価すぎる」、 「治療が終われば 生えてくるので、安くて予備がある方が楽だったから」、「口コミをみて選んだ」というこ とが理由のようです。デパートでウィッグを購入した方は、 「家族が行きやすい店を調べて くれたから」 、 「同じ病室の人が買った所をおしえてくれたので」など友人・知人からの口 コミが多く、他には「気軽に選べるから」、 「値段が手頃だった」などの意見がありました。 また、図表 C-e-2 に示すように、年齢別のウィッグ購入先では、60 歳以上がインターネ ットでの購入は行っていないという特徴が見られたが、他の購入先については年齢別の特 徴は見られませんでした。. 8.

(9) (図表 C-f-2.年齢とウィッグ所持数の関係性). 12 10 8 6 4 2 0 0. 20. 40. 60. 80. 100. 図表 C-f-2 に年齢とウィッグ所持数の関係性(グラフ縦軸はウィッグ所持数、横軸は年 齢)を示す。相関係数-0.2 と、年齢と購入したウィッグ金額の相関は特に見られませんで した。 (図表 C-g-2.年齢とウィッグ金額の関係性) ¥250,000 ¥200,000 ¥150,000 ¥100,000 ¥50,000 ¥0. 0. 20. 40. 60. 80. 100. 図表 C-g-2 に年齢とウィッグ金額の関係性(グラフ縦軸はウィッグ購入金額、横軸は年 齢)を示す。相関係数 0.1 と、年齢と購入したウィッグ金額の相関は特に見られませんで した。. 9.

(10) ウィッグの手入れについては、 「全く困らなかった」、 「あまり困らなかった」を合わせて 8割近くの方が、あまり困っていないという結果でした。一方で、 「困った」、 「少し困った」 が2割以上おり、シャンプーや櫛などのメンテナンスをどのようにすればいいのかがわか らなかったという結果でした。. 頭皮や残った毛髪、脱毛後に生えてきた髪のお手入れについて、 「とても困った」、 「少し 困った」を合わせて、約4割の方が困りごとを感じているという結果でした。具体的には、 「生えて来た髪が元の髪と異なり、ちぢれていて髪を伸ばすと、上手くヘアメイク出来な いので、しばらくはショートにした。生え方も、頭頂部は遅く、横ばかり伸びた」、「髪の 10.

(11) 毛の質が変わり、グルグル、チリチリに生えてきました。生え始めて 1 年になりますが、 くせ毛が、なおりません。抜けていた時よりも困っています」など髪質の変化への対応、 「頭皮がかゆくなったり、かぶれたりした」など皮膚が敏感になったこと、 「カツラがとれ やすくなった」、「中途半端に残った毛が落武者の様になった」、「後頭部が早く伸びて、前 頭部の髪の伸び方が遅い」など外見の変化に関すること、 「シャンプーの選び方がわからな い」、「マッサージをした方がいい、しない方がいい」という反対の情報に困惑したなどが 聞かれました。. 眉毛が抜けてしまった場合の描き方について、 「とても困った」、 「少し困った」を合わせ て、約2割の方が困りごとを感じているという結果でした。具体的には、 「書き方がわから なかった」など知識の面での困りごと、 「落ちないライナーを探すのが大変だった」などメ イク道具に関する困りごとなどが挙げられました。対応方法としては、 「インターネットで 書き方を調べた」、「雑誌を参考に描いた」、「ウィッグを 深めに被ったり、帽子を被った」 などがあがりました。一方、 「特に対応はしなかった」、 「ノーメイクで過ごした」、 「元から 眉毛を描いて過ごしていたので困らなかった」、「生きていることに感謝で、外見の変化は 気にしないようにした」という方も一定数いました。. 11.

(12) まつ毛が抜けてしまった場合について、 「とても困った」、 「少し困った」を合わせて 25%、 「あまり困らなかった」、 「全く困らなかった」が約 65%という結果でした。具体的な困り ごとについては、 「瞼がくっつくこと」、 「汗が目に入ること」、 「常に掻いていた(かゆみが あると推測) 」など身体的な変化のことや、「見た目が変わること」、「瞼が腫れぼったく見 えること」など外見の変化に関する困りごとが挙げられました。対応方法としては、 「目薬 をさす」、「水分を含んだコットンで、目全体をうるおしてから目を開ける」、「つけまつ毛 をする」、「メガネをかける」、「帽子を深く被る」 、「アイラインを引く」などの意見があが りました。また、 「まつ毛が生えてくる時に、さかさまつ毛になって困った」などの意見も 挙がりました。. スキンケア、皮膚が荒れてしまったときに、 「とても困った」、 「少し困った」を合わせて 4割近く、 「あまり困らなかった」、 「全く困らなかった」が6割近くという結果でした。具 体的な困りごとについては、 「皮膚の乾燥」と「皮膚のかゆみ」の2つにわかれ、対応方法 としては「主治医や皮膚科に相談して外用薬を出してもらった」、「保湿クリームを使用し た」、「手袋をはめていた」という結果でした。. 12.

(13) 爪の障害、ネイルの方法について、 「とても困った」、 「少し困った」を合わせて 45%、 「あ まり困らなかった」、 「全く困らなかった」が 70%という結果でした。具体的な困りごとに ついては、 「巻き爪」、 「ささくれ」、 「爪の変色」、 「爪の割れ」、 「爪が薄くなった(缶の蓋を 開けられなくなった)」でした。対応方法としては、「マニキュアの使用」、「ジェルネイル の使用」、「ネイルシールの使用」、「巻き爪緩和テープの使用」、「保湿をおこなう」、「爪を 短くカットする」、「(巻き爪にならないように)スクエアカットする」などでした。. 13.

(14) 14.

(15) 15.

(16) ②医療関係者に関するデータ収集 (ⅰ)回答者属性 以下に、回答者の属性を示します。合計 139 名の北海道内の医療者に回答をいただきま した。(一部ブランクの回答もあるが、そのまま結果を記載します). (ⅱ)アンケート結果 以下に、アンケート結果を示します。. 16.

(17) 以下に、上記設問④〜⑥について、職種別・職業年数別にクロス集計を行った結果を示 します。本分析は、回答者の属性が特に多かった医師・看護師・薬剤師について実施して おります。 ④ 抗がん剤治療の副作用に関連する、患者の外見や美容についてのケアに興味がありますか 医師. 非常にある. ある. 1 年未満. あまりない. ない. 合計. 2. 1~3年. 2. 1. 1. 3~5年. 1. 1. 5~10年. 1. 7. 1. 9. 10年以上. 3. 14. 5. 22. ④ 抗がん剤治療の副作用に関連する、患者の外見や美容についてのケアに興味がありますか 看護師. 非常にある. ある. あまりない. ない. 1 年未満. 合計 0. 1~3年. 3. 3. 3~5年. 3. 3. 5~10年. 2. 5. 1. 8. 10年以上. 6. 26. 3. 35. 17.

(18) ④ 抗がん剤治療の副作用に関連する、患者の外見や美容についてのケアに興味がありますか 薬剤師. 非常にある. ある. あまりない. ない. 合計. 1 年未満. 0. 1~3年. 2. 3~5年. 4. 6. 1. 1 7. 5~10年. 3. 4. 10年以上. 4. 19. 3. 26. 「④抗がん剤治療の副作用に関連する、患者の外見や美容についてのケアに興味があり ますか?」という設問に対して、全般的に興味があるという結果であったが、職種別では 看護師・薬剤師の割合が相対的に高かった。また職業年数が高いと二極化する傾向である が、職種年数が浅い医療者は全般的に興味があるという結果でした。 ⑤ 抗がん剤治療の副作用に関連する、外見・美容の勉強会やセミナーがあったら参加しますか 医師. 参加したい. 参加しない. 1 年未満. 1. 1~3年. 1. わからない. 合計 1. 2 1. 3~5年. 1. 1. 5~10年. 4. 1. 3. 8. 10年以上. 10. 4. 8. 22. ⑤ 抗がん剤治療の副作用に関連する、外見・美容の勉強会やセミナーがあったら参加しますか 看護師. 参加したい. 参加しない. わからない. 合計. 1 年未満. 0. 1~3年. 2. 3~5年. 3. 5~10年. 1. 10年以上. 18. 1. 3 3. 2. 6. 7. 18. 38. ⑤ 抗がん剤治療の副作用に関連する、外見・美容の勉強会やセミナーがあったら参加しますか 薬剤師. 参加したい. 参加しない. わからない. 合計. 1 年未満 1~3年 3~5年. 0 4. 2. 6. 1. 1. 18.

(19) 5~10年. 4. 10年以上. 16. 1. 3. 7. 7. 24. 「⑤ 抗がん剤治療の副作用に関連する、外見・美容の勉強会やセミナーがあったら参加 しますか?」という設問に対して、回答者数の多い順番に、 「参加したい」、 「分からない」、 「参加しない」という結果であった。 「分からない」と回答した割合が高く、どのような価 値が得られるかが想像しづらいということが推測される。職種別では、 「参加したい」と回 答した薬剤師の割合が高く、職業年数別ではベテランほど意欲的という結果でした。 ⑥ あなたは患者の外見や美容についてのケアを自分の仕事の範囲と思いますか 医師. 非常に思う. 思う. 1 年未満. 1. 1~3年. 1. あまり思わない. 合計. 1. 2 1. 3~5年 5~10年 10年以上. 思わない. 2. 1. 1. 7. 3. 10. 8. 11. 2. 23. ⑥ あなたは患者の外見や美容についてのケアを自分の仕事の範囲と思いますか 看護師. 非常に思う. 思う. あまり思わない. 思わない. 合計. 1 年未満. 0. 1~3年. 3. 3. 3~5年. 3. 3 8. 5~10年. 2. 6. 10年以上. 10. 19. 1. 30. ⑥ あなたは患者の外見や美容についてのケアを自分の仕事の範囲と思いますか 薬剤師. 非常に思う. 思う. あまり思わない. 1 年未満. 思わない. 合計 0. 1~3年. 5. 3~5年. 1. 5~10年. 6. 1. 7. 17. 5. 26. 10年以上. 4. 1. 6 1. 「⑥ あなたは患者の外見や美容についてのケアを自分の仕事の範囲と思いますか?」とい う設問に対しては、看護師が「非常に思う」、 「思う」と回答する割合が非常に高く、医師・ 19.

(20) 薬剤師とは傾向が異なる結果となった。医師は職業年数が長いベテランほど「あまり思わ ない」、「思わない」と回答する割合が高く、逆に職業年数が短いほど「非常に思う」、「思 う」と回答する割合が高いという結果でした。. 20.

(21) ③美容関係者に関するデータ収集 (ⅰ)回答者 合計 139 名の札幌市内の美容師に回答をいただきました。(一部ブランクの回答もある が、そのまま結果を記載します) (ⅱ)アンケート結果 以下に、アンケート結果を示します。. 21.

(22) 上記設問5に関連して、以下の2つの設問をおこないました。 5−1. 5の設問で、 「自宅まで伺って」と答えた方にお伺いします。 出張料金はいくらですか? 5−2. 5の設問で、 「病院のサロンなどを利用して」と答えた方にお伺いします。 出張料金はいくらですか? これらの質問に対して、フリーフォームでいただいた回答を以下に示します(縦軸は回答 いただいた美容師の人数です)。. 22.

(23) 6 5 4 3 2 1. 5−1 5−2 . 0. アンケートに回答した中では、無料から 1 万円まで幅広い価格帯が見られました。自宅 への訪問と病院のサロンなどへの訪問では特に大きな違いは見られず、中心価格帯は 1,000 円で、平均値は 3,000 円程度でした。. 23.

(24) 抗がん剤の影響により、これから脱毛するかもしれない・現在脱毛しているお客様から 美容に関しての相談をされたことがあるという美容師が7割以上あるという結果でした。 そのうち多い相談は、「ウィッグについて」が8割近く、「脱毛中の頭皮ケアについて」が 5割以上という結果であった。お客様自身の病気に関することも 24%相談を受けるという 結果でした。実際にウィッグについて相談された場合にできる対応は、 「ウィッグについて のアドバイス・購入等の斡旋」が8割、 「自身のお店で購入したウィッグのカット等の調整・ ケア」と「お客様持参のウィッグのカット等の調整・ケア」が両方とも6割近いという結 果であった。逆に「ウィッグの調整・ケアのできる美容室の紹介」ができる美容室は 16% にとどまり、他の美容室の状況を知らないという結果が明らかになりました。 ウィッグカットの経験は7割近くの美容師があるということであり、お客様持参のウィ ッグをカットの料金は 3,000〜5,000 円程度が理想であると考えている美容師が半数近く いるという結果でした。ウィッグ利用中のお客様への対応方法に伺ったところ、 「お店にプ ライバシーを保てる空間がある(個室・カーテンでの仕切など)」、 「時間帯をずらしての対 応をおこなう」という美容室が5割以上でした。 地毛デビューまでの間、脱毛中の頭皮ケアや発毛してきた時の手入れの仕方等の相談・ サポートが可能な美容室は8割以上でした。実際にメイク・ネイル等の美容について相談 されたときに具体的にできる対応は、 「眉毛の書き方や付けまつ毛の付け方などメイク指導」 が7割超、 「ネイルケアの方法などの指導」が 25%、メイクアップアーティストやネイリ ストの紹介は 10〜30%という結果でした。 抗がん剤治療中の患者さんに対する「美容」のセミナーへの参加希望は9割以上と、学 習意欲は非常に高いこという結果でした。 24.

(25) (ⅲ)ヒアリング結果 患者対応の美容室を掲載する「地域美容マップ」を作成するために、札幌市内の美容室 20件にヒアリングをおこないました。以下に、本助成金をいただいて制作した「地域美 容マップ」のイメージ図を示します。. 25.

(26) 26.

(27) また、以下にヒアリング結果の例を示します。 (全20店舗のうち2店舗を以下に提示し ます)詳細は、「地域美容マップ」に掲載予定です。 ■札幌医大美容室 代表・美容師:鈴木 智恵子(すずき ちえこ) 住所:札幌市中央区南 1 条西 16 丁目(札幌医科大学付属病院、地下 2 階) 電話 代表 011-611-2111(内線 5784) 27.

(28) ☆鈴木さんのポリシー・紹介 病院内の美容室という特殊な環境にあり、疾患を抱える患者さまの求めるものは多種多 様。治療のため、金銭的に余裕のない方も多いが、どんな方にも差別なくその人の求める ものを叶える。それが、院内美容室としての使命感だと言い切る鈴木さん。 患者さんが喜び、リフレッシュし、笑顔になって病室を後にしてもらえればそれでいい! 病院内にある美容室のため、お客様は疾患を抱える患者さんが多い。そのため、全スタ ッフはヘルパーの資格を持っており、患者さまの安全を第一に考えて仕事にあたる。地下 に降りてこられない患者さまには、病室まで訪問しカットを行い、また、院外でも近郊な ら出張サービスも行うこともあるという。患者さんから病気の悩みを打ち明けられること が多いことから、鈴木さんは心のケアや癒しのケアを学び続け、また、各種セミナーに参 加し地域の社会資源をも熟知するなど、努力を惜しまない真摯な姿勢は、心から患者さん をおもんばかる思いからこそ他ならない。患者さんのみならず、院内で働くスタッフの仕 事の後の癒しの場、パワー充足の場ともなっている。 抗がん剤治療の副作用で脱毛した患者さんの持ち込みのウィッグのカットも良心的なお 値段でおこなっている(ウィッグの状態によっては応じられない場合もあります) 治療中で皮膚の弱い方も多いため、できるだけ皮膚への負担が少ないパーマ液・シャンプ ―などを使用している。 ① 美容師になってからの年数、きっかけ、想いなど 美容師になり、院内美容室で働き 30 年 ② 美容室に来られているお客様の年齢層: 小児科の子どもから 103 才まで ③ お客様の中で、がんや病気を経験されている方はいますか? お客さまは入院している患者や退院してからも来てくれる方も多く、病気の相談をうけ ることも多い。励ますことはせず、常に思いに寄り添いながらも、前向きになれるように 言葉を選び、声をかける。 ④ がんや病気による脱毛の相談 がんや病気による脱毛の相談は多い 電話での問い合わせから、ウィッグ提供も含めれば、月に 10~15 件ほど。 お客さん持ち込みのウィッグをカットしたり、洗い方や取扱方なども情報提供する。 28.

(29) また、医療用ウィッグ大手のスヴェンソンのウィッグを取扱いも行っている。 ⑤治療中のお客様との会話や対応で困ったこと 特にない。今まで、多くの悩むお客様と接してきており経験がある。 ⑥ ご自身やご友人で、がんや病気をされた方はいますか? ⑦ 個室対応をおこなっていますか? 個室はないが、仕切りカーテンがあり、プライバシーも守られる。 また、時間をずらしての対応も可能。. ■C'kitchenn -美容室キッチン 代表・美容師:牧 早苗(まき さなえ) 住所:札幌市中央区南 3 条西 13 丁目 2-23 裏参道パレードビル1階 電話 代表 011-640-6433 ① 美容師になってからの年数、きっかけ、想いなど 美容師になって、16 年。もともとはモデル志望であった。 人を笑顔にしたいという想い。 現在、病院と連携してパンフを作成中。 また、キッチンでのウィッグの購入が可能となる。 (価格も3万円くらい) 13年かかって願いが叶った。(頑張ってきたかいがあった) ② 美容室に来られているお客様の年齢層: 30代半ばから50代前半。最年少は3歳、最高齢は65歳。30・40代が中心 29.

(30) ③ お客様の中で、がんや病気を経験されている方はいますか? 3割くらいのお客様が経験されている方 ④ がんや病気による脱毛の相談 HPやメールでどんなウィッグを買ったら良いか?カット方法やお手入れ方法につい ての相談がある。5ヶ月でだいたい15~20件 相談料は無料 日常生活を聞いてその方に合わせたカットをする(汗をよくかく人は襟足を長めに切る 等の工夫) ウィッグのカットは医療用もコスプレ用も一律6,500円(他での購入でもカット可) ⑤治療中のお客様との会話や対応で困ったこと 特にないが、普通に接することを心がけている 途中具合が悪くなった方もいる→深呼吸をして時間をおき、リラックスしてもらう ⑥ ご自身やご友人で、がんや病気をされた方はいますか? います。なくなった方から教えてもらったことは宝物。 ⑦ 個室対応をおこなっていますか? 個室はないが、カーテンを閉めて個別対応可能でプライバシーも守られる。 また、時間をずらして一人対応も可能。 . 30.

(31) 【研究の考察】 <アンケート調査の価値と限界> 今回のアンケート調査は、北海道(90%が札幌市)に限定して行った病気や治療によ る外見変化に関する、医療関係者、病気経験者、美容関係者であり、過去に北海道におい てこのような調査は行われておらず貴重な結果を得る事ができたと考えられます。特に、 病気に関わる美容の問題について、美容関係者の意識調査を行ったことで、今後の新たな 対策方法を提言できる可能性が出てきており、重要な結果になったと考えられます。 しかし、今回のアンケート調査の限界として、調査対象へのアプローチが研究スタッフ の人脈を通じて協力を承諾してくれた医療者・美容関係者、医療者経由の病気経験者に限 定されており、必ずしも北海道・札幌市の真の現状を表すものではない可能性もあります。 病気経験者に関するアンケートは、患者会や相談会を通じて集められる数に限界があり、 医療者を通じてのアプローチが必須であることが改めて感じられました。医療者を通じて のアプローチには、院内の倫理員会を通す必要があり、時間と手間がかかるため賛同を得 ることが難しく、今回、病気経験者に関しては目標人数に到達しませんでした。今後の同 様の研究の際には、アンケート集積の方法に検討が必要と考えられました。 <病気経験者のアンケート結果の考察、美容相談会でのヒアリング結果も含めて> アンケート調査では、①体毛の脱毛について(ウィッグ、ウィッグ以外)、②脱毛以外の 外見の変化に関して、③気持ちに与える影響について、④望むサポートについて、経験者 の意識と情報源について調査を行いました。 ①②の項目に関して、アンケート作成時の予想と異なった結果であった内容として、⑴ ウィッグの「購入」についての困りごとは多くなかった点、⑵困っていることが多いもの としては、脱毛後に残った毛髪や頭皮のケア、生えてきた毛髪の対処、爪、手術後の装い についてでした。 ウィッグの購入についての困りごとが多くなかったことに関しては、ウィッグについての 情報が医療用ウィッグ会社やインターネット上でも多くあることが要因ではないかと考え られました。ただ、実際に相談会でのヒアリングの結果からは、 「選択肢を知らない」こと もあがってきており、脱毛時の対応についての幅広い選択肢についての情報提供は必要と 考えられました。 脱毛後に残った毛髪や頭皮のケア、生えてきた毛髪への対処、爪の対処、手術後の装い に関しては、個人差が大きいことや治療が進んだ後に起こってくるものであること、また、 対処法が確立していない(頭皮のマッサージや、もろくなった爪に対しての処置)ことな どが困りごととしてあがってくる要因と考えられます。 ③に関する項目で、一番つらかった時期が、実際の脱毛や手術の外見変化が生じた時よ りも脱毛や外見の変化があることを「聞いた時」であったことが、当初の予想と異なって いました。この時期に、医療者からの「脱毛しても、また生えてくるから大丈夫」という 31.

(32) 言葉がつらかったという意見もあり(また生えてくることは知っていても、抜けることが つらいとのこと)、医療者の意識とのギャップが生じる部分であると考えられました。また、 気持ちが楽になるための対策として、70%以上の人が「他者と話す」(27%が医療者、 44%が同室者など病気経験者)ことをあげていました。インターネットや本の情報より も、話すことでのコーピング行動をとっている人が多く、外見変化時の苦痛をとるための 手段の一つとして重要な結果であると考えられました。 ④望むサポートについては、病院内での美容に関する講座の開催を望む声が多く聞かれ ました。 (院内でのウィッグ試着会50%、 院内でのメイク講習23%)今回、我々が行 った美容相談会は、病院内が1回で他はすべて病院外で行いましたが、参加者が多くはあ りませんでした。病気を診断された直後・治療中の方の場合、精神的・身体的状態から、 新しい場所に出かけていくことのハードルの高さがあり、通院している病院内での開催が 望まれていることが分かりました。病院外での相談会に参加を希望される方の特徴として は、個別での相談を希望される方や治療がひと段落つき、新しいことにチャレンジをして いくことが可能になった時期に、ウィッグなどの実務的な相談よりもメイクやネイルなど 装いに関する内容への興味の傾向がみられました。 <医療関係者のアンケート結果の考察> 医療関係者へのアンケート結果では、今回の結果が協力を OK してくれる医療者であっ たことからバイアスがかかっている可能性はありますが、当初の予想よりも外見変化に関 する関心が高いという結果がでました。 (外見変化に関してのケアや情報提供が自分の仕事 だと思うと答えた人78%、セミナーがあれば参加したい人60%) しかし、十分にケアできていると感じている医療者は少なく、自身のケアが望まれる5 0%以下しか提供できていないと感じている人が70%以上という結果がでました。また、 医療者が自分の仕事であると感じている外見変化の項目に関しては、脱毛の時期や対応方 法、ウィッグ購入先など幅広い範囲があげられましたが、 「ウィッグのカット、かぶり方や 取り扱い方」 「メイク」 「爪のケア(マネキュア)」など「装い、おしゃれ」の要素が強くな ってくると仕事の範囲外と感じる人が多いことが分かりました。 予想と合致して、医療者が外見変化に関われない要因として、他の仕事の忙しさや知識 のなさがあげられました。 医療関係者は、外見変化に関しての重要性は理解しているが、知識と時間のなさから対 応が十分にできていないと感じていることが分かりました。また、対応の範囲が医療より の部分が大きく、病気経験者の「おしゃれ・装い」といった生活よりの部分に関しては自 分たちの仕事の範囲外であるという意識があるという結果となりました。 <美容関係者のアンケート結果の考察、ヒアリング結果も含めて> アンケートとヒアリングを行うために協力機関を探すことで、北海道における美容業界 32.

(33) の概要がみえてきました。美容組合に所属している店舗が4分の1程度と少なく、店舗同 士の横のつながりが強くない業界構造でした。ヒアリングの結果からも、自身の店舗以外 のところがどのようなことを行っているかに関して情報が少なく、病気の方に対応する場 合などのノウハウの共有は美容組合が行う講習もでてきてはいるものの十分ではない現状 が分かりました。 高齢化に伴い訪問美容への関心が高まってきており、このような店舗では高齢者だけで なく病気をされた方への対応にも比較的関心が高く、このような方達が医療者や病気経験 者とのネットワークを作っていける可能性も感じられました。 美容関係者とお客の1対1の関係の中で、病気経験者がいろいろな相談を美容関係者に 行っていることも分かりました。都市の中心部の若い特定の年齢層を対象とした中央型の 美容室と、生まれてから亡くなるまで長期間にわたって地域に密着する地域型の美容室が 存在します。地域型の美容室では、認知症や様々な病気を併発していった場合に個人個人 への対応を工夫されてきている現状でした。美容室自体が地域のサロンや高齢者への情報 提供場所になっているパターンも存在し、病気の方へのケアや高齢者・認知症のケアに関 しての美容関係者が果たす役割の可能性も感じました。しかし、個人事業主であることが 多く、経営に関しての難しさもあり、ケアに関わる要員となれるかどうかに関しては美容 師自身の考え方によると考えられました。また、美容室での会話を情報源としている高齢 の方の場合、美容関係者が誤った健康情報を媒介してしまう危険性も感じられました。 アンケート・ヒアリング結果からは、病気経験者への対応を行ったことがある美容関係 者が多く、病気をされた方への対応を学びたい層も多いことが分かりました。 <現状のまとめと今後の対策案> 病気・治療による外見の変化に関して、医療関係者からの情報提供はかなり満足される だけ行われていることが分かりました。また、医療用ウィッグなどの情報もパンフレット やインターネットで情報収集ができるため、ウイッグ自体の購入に関しての悩み事の重要 度は高くでてきていませんでしたが、選択肢を知らない可能性は考えられました。これに 関しては、脱毛時の選択肢について(ウィッグの種類やウィッグを購入しない方法)、医療 用ウィッグの会社などの利益がからまない中立的立場からの情報提供が望まれ、また、ウ ィッグに関しては病院内での定期的な情報提供の機会を作っていく対策が必要と考えられ ました。 病気・治療中の方のニーズとしては、頭皮ケアや爪、装いの部分があげられ、また気持 ちのつらさの時期として「実際の脱毛時よりも、説明を聞いた時」という結果が出ており、 現状、医療者が行っている情報提供やケアに関して見直しが必要な部分が出てきていまし た。また、医療者も外見変化に関しての意識は十分高いことが分かりましたが、知識が十 分ではないことも自覚がありました。今後、病気経験者の現在のニーズや医療者が必要な 知識を伝えていくこと、医療者が時間がなくできない情報提供について美容関係者が行う 33.

(34) ことや、情報提供の冊子を定期的に作っていくなどの対策が考えられました。 美容関係者が、病気による外見変化のケアに関わることができるスキルは十分にあり、 現在も実際に関わっていることが分かりました。ただ、病気経験者の実際のニーズや対応 方法について系統的に学べる場所や機会が少なく、そのような美容関係者のネットワーク も十分ではありませんでした。病気の方へのケアに携わりたい気持ちのある美容師のネッ トワークを作り、医療者や病気経験者との意見交換をする機会をつくることでこの領域に 関する更なるケアの充実が見込めると考えられました。 <今後のアクション> 今回の結果を踏まえて、以下のアクションを行う予定です。 これらのアクションを行うことで、病気・治療中の方が、だれでも、必要な時に望むサポ ートが受けられる環境を作っていきたいと考えています。 ①病気になった時に対応可能な美容室を載せた美容マップを各病院に配布する ②美容マップの第二弾の作成を行うシステムを作り、マップを充実させていく (ウエブにも掲載) ③アンケートの結果をもとに、医療関係者向けの外見変化に関する講習会を開催する ④病気の方への対応を行う意志のある美容関係者のネットワークを作っていく (月1回の勉強会を予定) ⑤旭川市、帯広市の美容関係者とのネットワークの進展(今回の調査の中で、札幌以外で の参加希望者のつながりが生まれました) *今回、抗がん剤治療中で社会復帰が可能な方を主体にアンケート調査が行いましたが、 アンケート調査に協力が難しい、病気が進行し終末期にさしかかった方達の美容の問題も 出てきました。終末期に近い状態であっても、美容は重要で、 「上手な美容師さんにカット してもらいたい」といった本人や家族の声が聞かれました。今回の美容のネットワークの 中で、こういった方達へのご自宅や病院への訪問美容がよりよく提供できるようになって いくことができればと考えています。 (助成元の明示) 本報告書は「公益財団法人 在宅医療助成 勇美記念財団」の助成によります。 (感想) 今回の調査を行うことで、新たな顔の見えるネットワークが生まれました。業界の壁の 厚さも感じましたが、少しずつ信頼関係を作っていくことで、想いに共感してくれる仲間 34.

(35) もできてきました。これから次のステップのネットワーク作りと新たな仕組み作りを行っ ていけたらと思います。今回の調査を行わないと生まれない縁や、分からなかった現状が ありました。助成をしていただきまして、心から感謝申し上げます。. 35.

(36) (アンケート書式) 以下に、本研究で用いたアンケートを添付いたします。 ①患者に関するデータ収集. 36.

(37) 37.

(38) 38.

(39) 39.

(40) 40.

(41) ②医療関係者に関するデータ収集. 41.

(42) 42.

(43) ③美容関係者に関するデータ収集. 43.

(44) 44.

(45) 45.

(46)

参照

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