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(1)

日立評論 〉OL.67 No.11(1985-‖)923

日立諾特許

ナトリウム機器取扱法

ナトリウム機器(図1)を大気中で解 体点検・補修する際に,機器にナトリ ウムが付着していると,か件ソーダを 生成して機器を腐食する。 この発明は,FBR(高速増殖刊I京一子 炉)の熱交換器などのナトリウム機器の 取扱法に関するものである。 人気中でのナトリウム機器の解体点 検・補順に際し,機器からナトリウム を排出した後に,機器をナトリウム同 化丁温度までi令却し,次いで機器内に炭 酸ガスを充満する。これにより機器内 に残留したナトリウムを同化させ,固 化ナトリウム表面に炭酸ソーダ屑(図2) を形成する。 この炭i唯ソーダ屑で,残留同化ナト リウムと人気との反応を防いで,カ性 ソーダグ)生成を阻止する。 l,特長・効果 ナトリウム機器内♂)残留同化ナトリ ウムを炭酸ソーダ層で被覆して腐食田 子の発生を阻_1上二できる特徴があるので, ナトリウム機器 l -+Jlヒ l 仰

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図l ナトリウム機器の例(蒸気発生器) \ 固化ナトリウム ナトリウム機器 炭酸ソーダ層 図2 ナトリウム機器の機器壁断面 大気中で機器の解体点検・袖幅を容易 に行なえる。加えて,残留同化ナトリ ウムが放射能を含んでいても,飛散に よる放射能汚染を防ぐことができる。 2.提供技術 t関連特許の実施許諾 ●特許第】091134号 「ナトリウム機器取扱法+

タンク型高速増殖炉

タンク型高速増殖炉の過渡運転時で, 炉心出口ナトリウム(一次Na)が高i且か ら低温に変化したときに,高温の一次 Naがホットプレナムの上部に停滞する 温度成層化現象が生じる。この現象に よる影響で,中間熱交換器にi元入する 一次Naの温度変化が過酷になり,中間 熱交換器内の熱衝撃が増大する。 二次N∂ ルーフスラブ 円筒A 円筒B

コールド プレナム

′1

tノ くノ ダウンカマパイプ

伝熱管

このような問題を解消する本発明の タンク割高速増殖炉を図1に示す。こ の高速増殖炉は,中間熱交換器の周囲 を取り囲む円筒A及び更にそれを取り 囲む円筒Bをもっている。 過渡運転時で,ホットプレナム上部 の高i且の一次Naは上方から円筒B内に †売人し,ホットプレナム下部の低i且の Na液面 ホットプレナム 一次Na流

㌘顎

熱逓へし、体 中間熱交換器 図l タンク型高速増殖 炉の局部構造 ∩) 5 0 1 0 世相ロイ糖鎖桝巌臣甘 ー ̄==芯∫占F⊇■I▲t■1-■一`■■ ̄ ̄ 本発明 1.0 無次元時間 2.0 図2 過渡運転時での中間熱交換器入口 のNa温度変化 一次Naは下方から円筒B内に流入する。 これらの一次Naは,ナ昆合された後,上 部開口から中間熱交換器内に流入し, 下部開口からi充出する。ダウンカマパ イプ内を下降する二次Naは,伝熱管内 で加熱される。円筒Bによるi昆合効果 により,中間熱交換器入口での一次Na 温度の変化は,図2に示すように著し く緩和される。 l.特長・効果 プラントの過i度運転時で中間熱交換 器の熱衝撃を′トさくできる。 2.提供技術 ■関連特許の実施許諾 ●特開昭57-19438了号 「タンク型高速炉主容器+ 75

(2)

924 日立評論 VOL.67 No.11=985-=)

譜特許

熱交換器

伝熱管を介して熱交換を行なう熱交 換器は,下部プレナムから高温i充体を 多数の伝熱管へ分配流入させる構造を 備える。この分配i売人が大幅に不均一 になると,熱ひずみを生じる。 この発明は,熱交換器の熱ひずみを 減少することを目的としている。 熱交換器(図l)は,下部プレナム内 に,各伝熟管への分配i充入が均一にな るようにリング状多孔根(図2)を設置 したものである。 導入管から下部プレナム内ヘ音充入し た流体のi売れは,下部プレナム内で上 向きに反転し,リング状多孔板で制御 されて各伝熱管入口に向かう。 l.特長・効果

(1)リング状多孔板によr)流体を各伝

熱管へ均一に分配流入きせるように制 御できる。

(2)各伝熱管ごとの熱ひずみの発生を

防止できる。 低 伝 出口 熟交模器 出口 温流体 l

l

同/皿/ノル 伝熟管 導入管 リング状 多孔板 下部 プレナム 執た生 ヽ 一′ 、 ノ 図l 熱交換器

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図2 リング状多孔板 2.提供技術 孔 ■関連特許の実施許諾 ●特許第的鯛36号 「熱交換器+

ナトリウムイオンイヒ検出器

従来のSID(ナトリウムイオン化検出 器)は,Naイオンによるイオン電‡充を i則足し,そのイオン電流に基づいてNa 濃度を求めていた。しかし,イオン電 流によるNa濃度の検出は,暗電流の影 響をノ受けて検出精度が悪い。特に,Na 濃度が低いほど検出精度が悪化する。 日立製作所は,イオン電i充に含まれ る交i東成分の振幅値がNa濃度に比例す る現象(図1)を利用したSID(図2)を 開発した。このSIDは,フィラメント 及びコレクタの外に,ハイパスフィル 0 2 0 (く∈)喫煙盟G 喰増轄桝e拭い脚入七† ′ ′ ′● ′ ′ ′ ′ ′ ′ ′ ′ ●一 ′ ′ ′ ′ ′ /● ′ ′ ′ 0 50 100 ナトリウム濃度(×10+9g/cm3) 図l ナトリウム濃度と交流成分振幅値 の関係

p小

フィラメント コレクタ ハイパス フィルタ RMS演算器 区12 ナトリウムイオン化検出器 タ及びRMS減算器をもっている。ハイ パスフィルタは、フィラメントの加熱 で生じたNaイオンをコレクタで捕集す ることによって発生するイオン電†先の 交享充成分を取り出す。RMS清算器は, 交ラ充成分の振幅の平士勺値を求める。こ の平均値(図1の振幅値)が,Na濃度に 対応する。 l.ヰ寺長・効果

(1)昭電流の影響がなくなり,検出精

表示 __"上__ ′′ 警報1 ヽ l lヽ 度が向上する。特に,Na濃度が低い場 合での検出精度の向上が著しい。

(2)フィラメント素材に含まれるアル

カリ金属(暗電流.の一因)の焼き出しな どの前処理が不要になる。 2.提供技術 ■ 関連特許の実施許諾 ●特許第I174664号(特公昭58-2引7) 「ナトリウムイオン化検出器+他l件 日立製作所では,すべての所有特許権を適正な価格で皆さまにご利用いただいております_また,ノウハウについてもご相談に応しておりますので,お気軽にお問い合わせください お問い合わせ先ほ… 杜氏甘赴日五製イ良師 〒100東京都千代田区丸の内"丁員5番l号(新丸ビル)電話(03)2川-3=(直通)特許部特許営業グルーフ 76

(3)

日立評論 〉0+.67 No.11(1985一=)925

製品紹介

HENDEJT2圧力容器の完成及び輸送

日本原子力弓肝究所でVHTR(多目 的高温ガス実験炉)の開発が昭和44年 以降進められている。二HENDELは VHTRを構成する燃料体スタック、炉 J未構造物,高‡且機器などグ)実証試験を 芙機と同 一の温度,圧力,ヘリウム条 件で実施する大型構造機器実証試験ル l【プである。 HENDEL T2はHENDEL計画の一一 f買として,炉床構造物の実証試験を目 的とした試験装置であー),実寸大7燃 料 ̄交換領域の炉†末構造物(試験休),試 験体に最高1,()50℃の高温ヘリウムを 供給する領土表別ヒ一夕,圧力容器などの 表l 主要諸元 項 目 諸 元 設計温度 450Dc 設計圧力 ゲージ圧45kg/cm2 寸 法 4′615mm(内径) 16′008mm(内高) 97mm(板ノ享) 重 量 250t 材 質

SCMV4(2÷cr-■Mo鋼)

ゃも ー■Ⅵ■■ -■甥■■ 図l 日本原子力研究所高温構造試馬針乗に搬入されるHENDEL Tz圧力容器 試験装置から構成される。

圧力容器は,SCMV4(2ナCr-1Mo

鋼)製自立型円筒容器であり,その主要 諸元を表1に示す。 圧力容器は軽水炉と基本的に同一一形 ,状であるが,大口径フランジをもつ SCMV4製圧力容器としては我が国最 大級のものである。円筒部には鍛造リ ングを採用している。 圧力容器はバブコック日立株式会社 呉工場で製作期間1年半を経て昭和60 年5月に完成後,日本原子力研究所高 温構造試験棟に搬入した。 圧力容器の搬入一状況を図1に示す。

(三芳警巧寛票諾君芸慧)

而寸放射線型カラーITVカメラ

原子力関連施設の増加に伴い,高放 射線環境下での各種機器の健全性を確 認するために,監視機能の強化が望ま れている。このたび開発した耐放射線 型カラーITV(工業用テレビジョン)カ メラは,耐放射線特性に優れた光学部 品.電子部品から構成され,積算線量 106Rまで耐える能力がある(図1)。 l. 主な年寺長 (1)高放射線環境下での画像の品質を 7ふ.Hこ▲㌔.′仲5blり ・lⅦlDO′粕 苅、カ 勺=叫・弘 大幅に向上し,優れた色情報を得るこ とによr)監視能力を強化することが可 能である。 (2)色バランス自動調整機能を内蔵 し,色再現性の良い画像が得られる。 (3)専用の冷却用カメラケースに収納 することにより,高温環境下(70℃連 続)での監視が可能である。 (4)カメラヘッドとカメラ制御ユニッ トの一体型と分離型のいずれかを,用 途に合わせて選べる。 ㊥HtTACH卜 図l 耐放射線型カ ラー汀∨カメラ(カメ ラヘッド,カメラ制 御ユニット一体型) 表l 主な仕様 項 日 仕 様 撮 像 管

÷in耐放射線型

同 期 方 式 内部同期 走 査 方 式 Z:lインタレース 中心部解像度 水平Z50本以上 最低被写体照度 3001x(F】.8) 信 号 出 力 VBSl.OV。_。/75n不平衡 レンズマウント Cマウント S N 上ヒ40dB以上 周囲環境条件 温度0∼40bc 湿度30へ′90%RH 放射線(γ線)1×106R(集積線量) 電 源 AC100V±10%

2.主な仕様

表1に耐放射線型カラーITVカメラ の主な仕様を示す。 (日立製作所 原子力事業部) 77

(4)

926 日立評論 VOL.67 No.=(1985-=)

製品紹介

RPV遠隔切断装置

昭和61年からは日本原子力研究所 で,JPDRの解体工事が始まる予定であ り,更に西暦2000年代には,現在稼動 中の商用炉のうち耐用年数のきたもの から順次廃止措置がとられるものと考 えられる。この廃止措置技術の中で, 最も重要な技術の一つであるRPV(原 子炉圧力答器)解体について,バブコッ ク日立株式会社では水中アークガウジ ング・ガス切断工法を通商産業省工業 技術院四国工業技術試験所の協力を得 て技術開発を進めている。本工法に基 づくRPV遠隔切断試験設備(図1)を 昭和58年度に完成しており,社内試験 により1,100MW級の軽水炉RPV材

(430mm厚クラッド鋼)の水中切断を実

証済みである。

l.主な年寺長

水中アークガウジング・ガス切断工 法の特長は,RPVのステンレスクラッ ドをアークでダウジング(削り取り)し たあと,母材の低合金鋼をガス切断す るもので,高肉厚のタラッド鋼を水中 ノ / 図l 試験設備の外観

で安定して切断できることが挙げられ

る。すなわち, (1)遠隔から切断トーチを,高精度で 動かす遠隔操作性 (2)高肉厚クラッド鋼の水中での安定 した切断

日立評論

Vol.67 No.12

予定目次

(3)被切断物の容易なハンドリング (4)切断時の適切な二次廃棄物処理 これらの重要技術を備えたトータル システムが要求され,切断装置の実機 /\の適用想定仕様としては表1に示す とおりである。 表l 主な仕様 項 目 イ土 様 マニピュ レーク 可‡船室量 約200kg 形 式 走行台車+ポスト方式 自 由 度 6軸 位置精度 ±lmm/接触式ならい センサ 制御方式 ティーチング・プレイバック 及びNC方式 切 断 装'置 切断速度 被切断肉厚により選 定:Z∼50cm/min 方 式 水中アークガウジング 及び水中ガス切断

(三言警?寛三警諾芸芸慧)

■小特集 知識工学とその産業分野への応用 知識工学の現状と動向 知識工学基本ソフトウェア 知識処理のための推論ソフトウェア 知識工学の電力・鉄鋼システムへのJ心用 知識工学の原子炉への応用 知識工学応用ルール型制御のFAへの適用 知識ベースに基づく半導体プロセス診断技術 知識工学の計算機室機器レイアウトCADへの応用 知識工学の変電所機器レイアウトCADへの応用 知識工学の配管ルーチングCADへの応用 知識処理の移動ロボットへの応用 ■一僚論文 ワークステーションの操作法を自然な日本語で問合せる知的ガイダ ンスシステム HITAC M-680H・M-682H処理業置 HnlAC M-680H・M-682Hのハ【ドゥェア技術 HITAC中′卜型機用対話制御システムES/IEXの開発 原子力発電システムーインストラクションシステムーの開発 原子炉異常診断装置の開発-ルースパーツモニター 格納容器内自動点検システムの開発 企画委員 長昌 幸 員 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 委委 幹 78 嗣雄男和 康武邦昌 田浦江山 武三藤森 村上啓一 塚本和孝 佐室有志 臼井忠男 倉木正晴 伊藤イ変彦 三村紀久雄 評論委員 長員 事 員 ‖ り 〃 ‖‥り‥り 〃 〃 ‖ 〃 委委 幹 武田康嗣 加藤 寧 小野 光 庄山佳彦 福地文夫 飯島幸雄 阿部 傾 竹川正之 今井 溝 鈴木敏孝 鯉渕興二 三巷達夫 倉木正晴 伊藤俊彦 三村紀久雄

発発

一丁一丁 /イ ノイ

日所

編集兼発行人 印 刷 所 定 価 取 次 店

グ ラ フ ル ポ 明日を開く技術く61〉 川NT コ ー ナ ー 技 術 史 の 族く川8〉 続・美術館めぐりく71〉 Vol.47 No.11

関越自動車道 走り始めたニュー新幹線 ファジィ制御 Wing AV7 阿波藍〈その1〉 熊谷守一美術館 第67巻第Il号 昭和60年11月20日印刷 昭和60年11月25日発行 日立評論社 東京都千代田区神臥駿河台餌丁目6番地面101 電話(03)258-1111(大代) 倉木正晴 日立印刷株式会社

1部500円(送料別)年間購読料6,700円(送料含む)

株式会社オーム社 東京都千代田区神田錦町三丁目1番 尋101電話(03)233-0641(代) 振替口座東京6-20018

⑥1985

HitachiHyoronsha,PrintedinJapan(禁無断転載)

参照

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