取扱い商品と毎日の業務の紹介 １．ごあいさつ・・・船舶用品の専門商社として ２．当社の取引先様の船舶につきまして ３．取扱商品 ４．業務 事務所や倉庫にて ５．業務 出張する港や造船所の様子 ６．業務 港や造船所での納品 ７．社内風景や仕事外で ８．社員インタビューやよくある質問 本社から見た北九州市門司区の門司港の様子 遠くに見えるのは関門海峡をはさんだ下関市 海峡ゆめタワー。手前は門司港プレミアホテル １．ごあいさつ・・・船舶用品の専門商社として 当社の日常業務にご興味を持っていただきありが とうございます。エネルギーも食料も自給でき ない日本は海外との貿易なしには成り立ちません。 当社は、明治25年（1892年）の個人創業より 貿易に従事する外航商船が使う機械部品や材料、 工具類、化学製品から乗組員用の消耗品までの 販売と納入を一貫して営んできました。 当社の所属する業界や当社の知名度は決して 高くはありませんが同業他社のなかでも頑張って
上位の業績をあげています。 グローバル化に伴い海外での需要が増えており 東南アジアを中心に中東欧州、南北アメリカを カバーする自社ネットワークを展開し、業務も 人員も、多国籍になっています。 どんなときにも取引先様の需要に迅速に対応し "便利で信頼のおける総合的な船舶用品卸売業" General Marine Suppliers として一層の評価が 得られるよう努力と創意工夫を続けています。 2018年 4月 株式会社マシン商会 代表取締役 後藤 敏之 明治時代に出ていた当社の広告
２．当社の取引先様の船舶につきまして 原油・ＬＮＧ・鉄鉱石や石炭、食糧の輸入 自動車や機械製品を輸出する貿易をになって いる貨物船や旅客船を外航船と呼びます 日本国内だけを運航する船舶は内航船舶 といって外航船と区別されます タンカー 原油を日本に運んできます。 ＬＮＧ船 液化天然ガス（都市ガス）-１６０℃ マイナス１００度よりもっと冷却して運びます。 自動車専用船 パーキング専用のビルディングのようです
コンテナ船 トレーラーにけん引されるコンテナは 世界共通のサイズ。商品をこの箱に入れて 出荷して、そのまま船につんで国外へ輸出。 輸入者はコンテナーに入ったまま受取れます。 荷役の様子。岸壁に設置されたクレーン でスピーディーに積み下ろします バラ積船 鉄鉱石、石炭などはコンテナに入れないで バラバラのままで船の貨物室内に積みます。
３．取扱商品 船舶を動かすのに必要な物、燃料以外の 物資を扱っています。機械・資材・化学製品 精密品・港と港の間の航海中に１週間以上も 船内で生活するために、乗組員向けの 日用生活用品まで取り扱っております。 その中からいくつかを紹介いたします。 港で船をつなぎとめる（係留する）係船索 合成繊維(Hawser Rope)や鋼鉄製(Wire Rope)で 直径30ｍｍ以上、重さ1トン超になることも ホーサーロープ、10本以上で係留します
船の上でのホーサーの巻き取り用のウィンドラス 潮の満ち引きによる海水面の上下にも対応します
塗料（paint）
船体は鉄で海水は塩水なので防錆用です
２５ｋｇ〜３０ｋｇ缶の重さのものがあります。
船のエンジンの部品類
鋼材 法定備品 救命いかだ 海に落とすと自動的に膨らみます。中には 無線機、信号火薬、水と食料などがあります 車に非常用の発煙筒があるように、 遠くからでも自分を見つけてもらうために 使います。販売には火薬の取り扱いの 免許が必要です。 その他に乗組員の生活用品、寝具や防寒具、 トイレットペーパーや食器まで扱います。
４．業務 事務所や倉庫にて 国内外のお客様からの商談は e-mailにて 来ます。下は大阪営業所事務所の様子。 見積を作り注文が決まれば入港スケジュールに あわせ商品の仕入れや納品準備をします。 在庫している商品、各メーカーや代理店から 仕入れる商品を管理するのも仕事です 商品の種類、大きさ、重量もまちまちですので、 何となく雑然としています。
雑多な商品。移動中の荷崩れ防止と船舶について 乗組員との商品の検収の効率の為、ｐｐバッグに いれたり（左上）フィルムを巻き付け（右上）たり トラックに積込（左下）倉庫に天井クレーンが あってそれを慎重に操作して荷台に（右下） 車の整備も仕事のうち（左上）、いざ出発（右上） 外航船の場合は事前に税関に届出をします。 担当従業員自らトラックを運転します（左下） 多くの社員は、入社後３〜４年で中型免許を取得 取得費用は会社が認めれば１００％補助します。 遠い場所へは高速道路を使います。安全運転が第一
５．業務 出張する港や造船所の様子 一般の人は立ち入れないところが多く、事前に 港や造船所に許可をもらいます。 石油化学プラント基地（下） バラ積み船の荷役の様子 日本の港に着岸していても外航船の国外扱い なので関税や消費税が免除されています。 各地の国際空港ではパスポートを見せて出国 手続きをしたり、空港内の出国ロビーの中で 免税店があるのと同じです 日本の船も外航船舶なら、輸出扱いとなり 消費税はかからず免税売上となります。 商品を仕入するときは消費税を負担してます 免税売上に対する仕入・経費の消費税額は 手続きをして税務署から変換してもらえます。
造船所は新しく船を作る（新造船）だけでなく 船の定期点検も行います（修繕ドッグという） ドックに入れてゲートを閉じて海水を抜きます 航海中できなかった修理や船底の塗料塗替え その他、法律に基づく安全設備の点検 時には救命いかだの定期点検、航海用の 装置の整備や調整など多岐にわたります。 約１週間程度の間に機材・資材が必要となり 当社は「大忙し」となります。
６．業務 港や造船所での納品 船の舷側まで到着ですが貨物の積み下ろしまで 待つ場合があります（左上）積んできた商品を 港のクレーンや船のクレーンで積み込みます クレーンで荷物をつりあげている真下には ゆかないように気をつけます。 港に到着、岸壁のから納入できません（左上） トラックからボートに積み（右上）海側から 商品を搬入します（右左下）
岸壁で積まれるのを待つ商品（左上） 船の甲板に品物があがれば乗船します（右上） （左下、右下）船の乗務員とともに 商品の検収（チェックするといいます）して もらい、受領書にサインをしてもらいます。 商品チェック無事終了、いつも会う船⻑とも 信頼関係がが築けます。
７．社内風景や仕事外で
北九州の本社 商事部門の様子
年齢・性別・国籍もいろいろ
神⼾営業所 仕事も仕事外も 本社経理部門（左上）大阪営業所・食事会（右上） 指導も前向けに明るく（下左） 今治営業所の 休日にしまなみ海道をサイクリング（下中央） 神⼾営業所忘年会？（右下）
８．社員インタビューやよくある質問 主に内航船舶の営業/納品担当のＯさん 2015年入社 30代男性 前職は派遣社員で機械設計をしていました。 地元で働ける安定した仕事を求めて、 この会社に入社しました。前職ではずっと パソコンを使う仕事で、ゆきづまると気分が 落ち込むことがあったけれど、納品業務は 非常に喜ばれますし、船員さんは 気さくな方ばかりで、毎日現場に 出るのが楽しみで仕方ありません。 今は見積作成しながら商品知識を増やす ための勉強中。提案の幅を広げて いずれは外航船も担当してみたいです。 Oさん 海外取引先と商品のアレンジメント担当 商事部門 Ｍさん 2015年入社 20代女性 英語を活かしたくて入社。ビジネス使用は 初めてで、最初はメール文面を目で追う ことから始め、3ヶ月位で慣れました。 今は世界各地の方とやりとりして、各国の 『常識』に驚きつつ（笑）、喜ばれたり 役に立てるのが嬉しいです。 社内もフランクで相談しやすく、上司が 何でも話を聞いてくれます。 M さん
よく聞かれることとその回答です 英語が苦手 外国乗務員と会話が配です 皆何年かで普通にできるようになります。 当方は販売と納入、相手は購入と検品なので お互いの立場がわかり、複雑な英語は不要 です。高校初級の英語で十分です。 英語が上手でなくても、極端に言えば英単語を ならべるだけでも、重要な事は通じます。 見知らぬ人外国の人と話すのが苦にならない、 むしろそれが面白い、とい感じる人なら、 すぐにこの業務が上達します。 業務上に必要な資格や免許は？ 取扱商品の種類や幅が広いので 高圧ガス販売主任者免状 (第一種販売主任) 危険物取扱者免状 (乙種第4類) 火薬類取扱保安責任者免状 (乙種) 毒劇物取扱責任者免状 (一般) 準中型と準中型の運転免許 フォークリフト 玉掛 などなどあります。すべて入社後取得で 会社が認めた場合は費用は全額補助します。 体力が必要でしょうか 時に２５ｋｇのペイントの缶を運びます。 会社見学でわかりますが、特に体力が あったりすることは必要はありません。 18歳から70歳手前の人間まで納品の現場 にて頑張っています。
