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「文化環境学 J 構築の新たな 一歩にむけて

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Academic year: 2021

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挨 拶

「文化環境学 J 構築の新たな 一歩にむけて

吉田 雅章

文化環境講座主任

文化環境講座では、本年度も

2

回の「文化環境コロキアム」を開催することができた。その成 果がこの 文化環境研究

J N o .  2

に収められている

この

2

回のコロキアムでは、昨年度と同様に、修士論文と卒業研究の構想発表を行い、質疑応 答やコメントペーパーによって研究の質を高め、論文に磨きをかける場を提供できた。その成果

2

篇の修士論文と

3

篇の優秀な卒業研究そして全員の卒業研究の要約として本誌に収録され ているこうした学生院生の研究指導と同時に、本年度のコロキアムでは、教育研究の一層 の高みをめざすために、

2

つの企画を実施した。

まず、初夏のコロキアムでは、「社会調査

J

に熟知した先生方によるシンポジウムを組み込み、

福島、葉柳、増田の

3

先生と隣接講座の保坂先生の参加も得て、文化環境学にとって重要な研究 手法となっている「社会調査j を主題とした。「フィールドワークの経験 りある社会調査教 育のために~J と題したこのシンポジウムでは、 4 先生からそれぞれフィールドワークの経験を 披露してもらうという形で、フィールドワークの意義重要性をめぐる意識の共有をめざした。

一方、晩秋に開催したコロキアムでは、京都大学大学院人間環境研究科教授の佐伯啓思先生 に「グローパル市場の行方と環境問題」と題してご講演をお願いした

9 0

年代の経済社会をめ ぐる鋭い状況分析を通して、新たな「コミュニテイ=環境

J

創出の大切さを強く示唆された先生 のお話は文化環境学を志す私たちにとって強力な援軍と思えた。そのご講演の内容は佐伯先生の ご厚意により、この 文化環境研究j に収録させていただくことができたが、これは望外の喜び である

本年度、環境科学部は創設から十周年を迎えた。この問、文化環境講座でも停年退職を迎えら れた幾人かの先生をお送りしてきたが、今年度は若木太一教授が退職を迎えられる。若木先生は、

教育研究でのご活躍は言うに及ばないが、学部運営でもおおいにご尽力いただいた。大学院設置 などの重要な節目で講座主任を何度も務めていただき、講座をまとめ私たちを引っ張ってくだ さった。若木先生の、本学部と文化環境講座へのご貢献になにがしかの謝意を表すべく、特集と して講座の

3

名の先生方と若木ゼミの卒業生

2

名の「贈る言葉」を掲載した。若木先生をお送り するにあたり、私たちの先生に対するわずかばかりのささやかな贈り物である

学部の組織改革によって、来年度になれば、文化環境講座は講座を解き、隣接の環境政策講座 とともに人聞社会環境学系を組織することになる。これまで「文化環境コロキアムjの開催と

f

化環境研究jの発刊を支えてきた組織としての文化環境講座はなくなるが、むしろこれを機とし て、文化環境講座に所属した教員は、文化環境学の構築にむけて、さらに新たな一歩を踏み出そ うと意気込んでいる

参照

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