平
成
18
年
度
決 算 審 査 等 の 概 要
平 成 1 8 年 度 立 川 市 一 般 会 計 ・ 特 別 会 計
決 算 及 び 基 金 の 運 用 状 況 審 査 の 概 要
第1 審査の対象
1 一般会計及び特別会計歳入歳出決算 2 決算付属書類
3 基金の運用状況を示す書類
第2 審査の期間
平成 19 年 6 月 6 日から同年 8 月 27 日まで
第3 審査の要領
審査に当たっては、市長から提出された立川市各会計歳入歳出決算・決算付属書類及び基金の 運用状況を示す書類について、会計管理者所管の決算関係帳票・証書類等の照合・検算を行い、 各主管部課からは審査に必要と認められる資料を提出させ、部課長ほか関係職員の説明を聴取し、 これらが法令等に準拠し、適正かつ効率的に執行されているかどうかに留意することとした。
第4 審査の結果 1 決 算 の 概 要
(1)予算の執行状況について
全会計の歳入決算における予算現額に対する収入率は 99. 1%、歳出決算における執行率は 97. 4%で、前年度と比較すると、収入率では 1. 5 ポイント、執行率においては 1. 0 ポイント、 それぞれ増加している。
歳入における不納欠損額及び収入未済額は、一般会計、特別会計国民健康保険事業・下水道 事業・介護保険事業においてそれぞれ生じ、合計では、不納欠損額が 3 億 2, 296 万円、収入未 済額が 29 億 775 万 5 千円となり、これらを前年度と比較すると、前者では 2 億 2, 608 万 7 千 円、41. 2%の減、後者では 9, 833 万 3 千円、3. 5%の増となっている。
歳出における不用額は総額で 30 億 325 万 1 千円であり、前年度と比較すると 16 億 8, 687 万 6 千円、36. 0%の減となっている。
歳入歳出決算差引額は 21 億 2, 421 万 5 千円となり、前年度と比較すると 4 億 9, 633 万 7 千 円、30. 5%の増となっている。
翌年度繰越額は一般会計及び特別会計国民健康保険事業・下水道事業・介護保険事業におい て生じているが、これらの繰越明許費から未収入特定財源を除いた繰越額の合計額は 5, 307 万 4 千円となり、前年度と比較すると 994 万 6 千円、15. 8%の減となっている。
(2)歳入歳出決算事項別明細書等について
平成 18 年度立川市歳入歳出決算事項別明細書、実質収支に関する調書及び財産に関する調 書は、地方自治法施行令第 166 条の規定に基づいて調製され、計数も正確であるものと認めら れた。
(3)基金の運用状況について
平成 18 年度立川市各運用基金は、地方自治法第 241 条の規定及びそれぞれ条例の定めると ころにより、適正に運用され、計数も正確であるものと認められた。
(4)資金管理及び運用について
各会計においては歳計現金に不足が生じた場合、会計間の繰替運用を行っているが、これら の清算事務については、当該例月出納検査で確認しており、適正に行われたものと認められた。
資金管理も例月出納検査において、現金の出納及び保管が適正に行われていることが認めら れた。
また、本決算審査においては出納閉鎖日現在の金融機関残高証明書等と照合検証した結果、 すべて符合しており、資金運用についても的確な資金計画により、適正かつ効率的に行われて いるものと認められた。
2 一 般 会 計について (1)概 要
歳入決算額は、予算現額に対して 2 億 1, 838 万 6 千円、0. 4%上回り、歳出決算額における 執行率は 97. 5%で、執行残額は、15 億 5, 577 万円である。決算額を前年度と比較すると、歳 入が 30 億 1, 864 万 3 千円、5. 1%、歳出が 24 億 3, 336 万 6 千円、4. 2%、それぞれ増となって いる。
歳入歳出決算差引額は 17 億 7, 415 万 6 千円で、前年度より 5 億 8, 527 万 6 千円、49. 2%の 増となっており、翌年度への繰越財源を差し引いた実質収支額は 17 億 5, 056 万 3 千円で、こ れを前年度と比較すると、6 億 1, 432 万 5 千円、54. 1%の増となっている。
(2)財政構造について
実質収支比率は、前年度より 1. 6 ポイント上回っている。
経常収支比率は、前年度に比べ 3. 6 ポイント下回り 91. 5%となっている。これは分母にあた る歳入における経常一般財源が、対前年度比 6. 8%増加したことに対して、分子にあたる歳出 における経常経費に充当した経常一般財源も対前年度比 2. 8%増加したことによるものである。
経常一般財源比率は、前年度より 6. 0 ポイント上回り、財政力指数は 0. 007 ポイント上回っ ている。
公債費比率は、0. 1 ポイント上回り 9. 5%となったが、実質公債費比率は 0. 8 ポイント下回 り 14. 4%となっている。
年度 区分
18 17 16
実 質 収 支 比 率
4. 8%
3. 2%
2. 9%
経常一般財源比率
106. 6%
100. 6%
103. 6%
経 常 収 支 比 率
91. 5%
(87. 2%)
95. 1%
(89. 8%)
94. 9%
(88. 1%)
財 政 力 指 数
1. 204
1. 197
1. 163
公 債 費 比 率
9. 5%
9. 4%
9. 5%
実 質 公 債 費 比 率
14. 4%
15. 2%
※ 経常収支比率の括弧内の数字は、減税補てん債及び臨時財政対策債を経常一般財源等に加えた場合の
数字である。
(3)収入未済について
収入未済額の合計では、前年度より 3, 855 万 5 千円、3. 2%の減となっている。このうち、 全体の 78. 8%を占める市税の収入未済額は、前年度より 6, 952 万 8 千円、7. 0%の減となって いる。
収入未済額の解消については、収入率が向上し関係者の努力が認められるところであるが、 負担の公平性と財源確保を図る上から、今後も収入率の向上に努められたい。
(4)意見及び要望事項 ① 行財政運営について
平成 18 年度は、第 3 次長期総合計画第 2 次基本計画のメインテーマである「市民力と連携の まちづくり」にそって、市民等との連携・協働による市政の推進や経営感覚を基にした成果重 視の市政運営への転換を図ることにした。
予算編成にあたっては、経営改革プランに基づき、新たな行政経営の視点に立ち、従来手法 にとらわれることなく、事務事業及び施策全般について徹底的な見直しを行い、本格的な少 子・高齢社会や分権型社会に対応するため、様々な分野において市民の市政への参加に取り組 み、その実現のため種々の重点事項を設定し、施策の優先順位を定め、財源配分に重点化を図 った。
歳出では、総務費で将来への対応のため財政調整基金への積立の増、民生費が生活保護費や 児童手当など扶助費等の増、土木費では、街路事業費や公園費で増があるが、歳入の伸びや事 務改善等により、経常収支比率が前年度を 3. 6 ポイント下回り、91. 5%に改善されたが、望ま しいとされる 70∼80%とはまだ乖離している状況である。今後、公共施設の維持更新が大きな 課題となる中で、経常経費の一層の圧縮が求められるところである。
厳しい財政状況にあっても、多様化・複雑化する行政課題に的確に対応するため、経営改革 プランを着実に推進し、限られた経営資源を効果的・効率的に活用し、最大の成果を生み出す ことにより、全市民的視点からの市民満足度の向上が図られるよう要望する。
② 事務事業について
職員の意識改革や創意工夫などの取組みにより、事務事業の廃止や見直しが行われ、一定の 成果を出すことができたと認められるが、引き続き評価の透明性、客観性を高めるなど、行政 評価制度の充実を図られたい。
3 特別会計 競輪事業について (1)概 要
歳入決算額は、予算現額に対して 5 億 4, 766 万 8 千円、2. 4%下回り、歳出決算額における 執行率は 96. 7%で、執行残額は 7 億 7, 252 万 2 千円である。
決算額を前年度と比較すると、歳入は 117 億 7, 484 万 9 千円、34. 2%、歳出では 117 億 2, 858 万 3 千円、34. 3%、それぞれ減となっており、歳入歳出決算差引額は 4, 626 万 6 千円、17. 1% の減となっている。
(2)意見及び要望事項
事業収益の向上にむけた様々な施策の展開や経費の節減等により、競輪事業の基盤強化に努めら
れていることは認められるが、東京都市収益事業組合の撤退により、さらに厳しい状況が予想され
ることから、将来展望を踏まえた事業運営に努められるよう要望する。
4 特別会計 国民健康保険事業について (1)概 要
歳入決算額は、予算現額に対して 2 億 3, 457 万 9 千円、1. 6%下回り、歳出決算額における 執行率は 98. 0%で、執行残額は 2 億 9, 934 万 3 千円である。
決算額を前年度と比較すると、歳入は 8 億 4, 211 万 5 千円、6. 2%、歳出では 10 億 1, 164 万 3 千円、7. 5%、それぞれ増となっているが、歳入歳出決算差引額は 1 億 6, 952 万 8 千円、72. 4% の減となっている。
(2)意見及び要望事項
今後とも、医療費の適正化につながる取組みを進めるとともに、負担の公平性と財源確保を 図る上から、国民健康保険制度の理解と協力を納付義務者に求め、収入率の向上に努められた い。
収 入 状 況 比 較 表
(単位 %)
年度
区分 18 17 16
現 年 度 分
88. 7
88. 4
88. 6
滞 納 繰 越 分
14. 1
17. 0
17. 6
計
71. 6
72. 2
72. 7
5 特別会計 下水道事業について (1)概 要
歳入決算額は、予算現額に対して 1 億 100 万 1 千円、1. 8%下回り、歳出決算額における執 行率は 97. 4%で、執行残額は 1 億 4, 871 万 3 千円である。
決算額を前年度と比較すると、歳入は 1 億 5, 459 万 6 千円、2. 7%、歳出では 1 億 5, 695 万 1 千円、2. 8%、それぞれ減となっており、歳入歳出決算差引額は 235 万 6 千円、5. 2%の増、実 質収支額は 159 万 4 千円、4. 6%の増となっている。
(2)意見及び要望事項
使用料の収納事務について
使用料の収納については、受託水道部門に委託し水道料金と併せて徴収しているところであ る。収入率は 97. 7%となり、前年度より 0. 5 ポイント下回っており、収入未済額は 5, 716 万 1 千円で、前年度と比較して 1, 323 万 9 千円増加している。
負担の公平性と財源確保を図る上から、受託水道部門と連携して、収入率の向上に努められ たい。
6 特別会計 駐車場事業について (1)概 要
歳入決算額は、予算現額に対して 137 万 8 千円、0. 1%下回り、歳出決算額における執行率 は 99. 6%で、執行残額は 529 万 8 千円である。
決算額を前年度と比較すると、歳入は 2 億 3, 891 万 2 千円、16. 8%、歳出では 2 億 2, 904 万 6 千円、16. 2%、それぞれ減となっており、歳入歳出決算差引額は 986 万 6 千円、71. 6%の減 となっている。
(2)意見及び要望事項
7 特別会計 診療事業について (1)概 要
歳入歳出決算額とも 1 億 351 万 3 千円で、執行率は 95. 7%であり、前年度と比較すると、歳 入は 540 万 2 千円、5. 0%、歳出では 46 万 4 千円、0. 4%、それぞれ減となっており、歳入歳 出決算差引額は 493 万 8 千円の皆減となっている。
8 特別会計 受託水道事業について (1)概 要
歳入歳出決算額とも 16 億 8, 613 万 6 千円で、執行率は 90. 7%であり、前年度と比較すると 1 億 2, 142 万 9 千円、7. 8%の増となっている。
(2)意見及び要望事項
特別会計下水道事業において述べた「意見及び要望事項」により承知されたい。
9 特別会計 老人保健医療事業について (1)概 要
歳入決算額は、予算現額に対して 2 億 6, 047 万 2 千円、2. 5%下回り、歳出決算額における 執行率は 98. 6%で、執行残額は 1 億 4, 945 万 5 千円である。
決算額を前年度と比較すると、歳入は 1 億 2, 821 万 7 千円、1. 3%の減、歳出では 1 億 4, 941 万 4 千円、1. 4%の減となっている。
なお、平成 18 年度については、歳入歳出決算差引額が 1 億 1, 101 万 7 千円の不足となって いる。このため、平成 19 年度歳入から同額を繰上充用している。
10 特別会計 介護保険事業 (1)概 要
歳入決算額は、予算現額に対して 53 万 5 千円下回っているが、ほぼ 100%で、歳出決算額に おける執行率は 98. 3%で、執行残額は 1 億 2, 036 万 2 千円である。
決算額を前年度と比較すると、歳入は 1 億 8, 378 万 9 千円、2. 6%、歳出では 6, 568 万 4 千 円、0. 9%、それぞれ増となっており、歳入歳出決算差引額は 1 億 1, 810 万 5 千円、6, 859. 0% の増となっている。
(2)意見及び要望事項