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若林栄四の四半期レポート 若林栄四 (2014/10/08) 1. ドル / 円 この相場は今年前半ほぼ 円の狭い範囲での揉み合いに終始した 8 月に入って相場は保合いを放れ一気に 110 円までの円安を達成した 月足でみると 2007 年 6 月の高値 124 円 14 銭からの下

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若林栄四の四半期レポート

若林栄四(2014/10/08) 1. ドル/円 この相場は今年前半ほぼ100-104 円の狭い範囲での揉み合いに終始した。 8 月に入って相場は保合いを放れ一気に 110 円までの円安を達成した。 月足でみると、2007 年 6 月の高値 124 円 14 銭からの下げ 18 度線が 9 月は 109 円 50 銭-110 円の間に位置していた。9 月末相場は 109 円 65 銭で丁度その 18 度線上で引けている。 10 月の 18 度線はそれほど大きく下がるわけではなく 109 円 50 銭辺りに位置している。 基本的にはこの 18 度線というのは強力なレジスタンスであるから、一気に上昇してきた相場 が抜いていけるレベルではないだろう。 保合い放れをした相場はそのまま一気に行ってしまうという思い込みが多いが、過去を調べて みると、一気に上昇するよりは、2-3 ヶ月上昇後、相場が折り返すケースの方が多い。 二つの理由で相場が折り返すのではないかとみている。 一つは上記の110 円の壁である。 もう一つは今のマーケットの死命を制している、米国株の近未来は大幅な下げであるとの相場 観である。 円安予想が圧倒的に多い今のマーケットであるが、その前提は米国経済の順調な回復を前提と するものである。ところが米国株価はこれ以上上がれない。むしろ下げ相場がすでに始まって いると考えている。米国景気は株価の関数である。一般的にはその逆で景気の関数が株価であ る。しかし現状は株価が景気を支えている形になっており、株価が崩れれば、景気も悪化する。 ということで少なくとも今の円安の勢いをさらに支えるだけの株価の上昇はないだろう。 むしろ株価急落の前夜だろう。 従って110 円で円安は止まり円高方向に行くものと考えている。 10 月第 1 週は 5 月 21 日の安値 100 円 81 銭からの 19 週目であり、一般的には一つの方向への 相場進行の最初の時間的関門である。 さて問題はここで相場が折り返してその後どうなるかであるが、散々揉んだ 100-104 円のレ ベルまでの下落なのか。あるいはそれを一気に下に抜いて90 円台ロウまで突っ込むのか。 過去の例では半々である。これはもっぱら米国株の下落のスピード、マグニチュードにより決 定されるものとみている。 124 円 14 銭からの下げ 18 度チャネルの、メジャーカウンター18 度線が 107 円 50 銭辺りに走 っている。9 月末の相場ではそれを 2 円ほどオーバーシュートしているが、10 月末相場がこの 107 円 50 銭以下に収まってくると、110 円までの動きは騙しの公算が強まり、107 円 50 銭が 本来上値を阻むレベルであったことになり下値の余地が大幅に広がる可能性が出てくる。 もう一つ大事なポイントは 124 円 14 銭の高値からの平行移動方式 100 ヶ月目から引いた 72 度線が月足の強力なサポートとなっている。10 月はこのラインが 105 円にいて強力な月足サ ポートである。11 月 106 円 50 銭、12 月 108 円と上がってくる。ドル円相場の大幅安が実現す るためにはこのラインを下に切る必要がある。 取りあえずは今仮に110 円を頭に相場が折り返したとしても、105 円で相場がサポートされる 可能性が強い。その後もう一度110 円トライとなるか、あるいは上記の 72 度線を下に切るか 難しいところである。米国株価次第だろう。

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2. ユーロ/ドル 長い目で見れば、1968 年 3 月(金二重価格制採用)からのマルク底離れ、1985 年 2 月のマル ク大底0.5633、2000 年 10 月のユーロ最安値 0.8228、とおおむね 15-17 年のインタバルで大 きな底を付けてきている。この相場は1.3995 で高値を見て、2000 年 10 月からの 62 四半期目 の2016 年第 3 四半期辺りに向けて大きな底を見に行く流れが予想される。 今回の5 月高値 1.3995 が 1985 年の 0.5633 の安値からの四半期足 36 度線でつぶされた形な ので、この相場は一般的には平行移動方式62 四半期目の 2000 年第 3 四半期からの 36 度線を 見に行く形と考えるのが常識的だろう。2016 年第 3 四半期にその 36 度線は 1.02 に位置する ことになる。 2000 年 10 月の安値 0.8228 からの四半期上げ 72 度チャネルの下限が 9 月期 1.30 にあったが、 期末相場は1.26 台ではっきりそれを下に切っている。従って次の四半期サポートはその 0.8228 の安値からの36 度チャネルの下限の 1.22 が強い四半期足サポートとなる。 しかし、月足でみると天井1.6040 からの横サポート 3,600 ポイントでみると 1.24 が強い月足 サポートとなっている。このレベルは5 月の高値 1.3995 から 1,545(6,180÷4)ポイントを減 じたレベルでもある。 すでに 1.3995 の高値から 22-23 週の日柄の限界に入りつつあることから、いったんはこの 1.24 で底打ち反騰となるもののように見える。 理想的には1.33 辺りまでの戻りが望ましいが、恐らくこの相場はそこまでは戻れないだろう。 1.30-31 が精々だろう。

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3/9 3. ユーロ/円 この相場の四半期足を見ると、2000 年 10 月の大底 88 円 97 銭からの 50 四半期目に、ペンタ ゴン右端177 円 50 銭から下方に下ろすカウンター72 度線が先期(9 月期)137 円 50 銭と 140 円の間に位置しており、引け138 円 50 銭は丁度そのポイントで引けている。このカウンター 72 度線は今期(10-12 月期)130 円まで下りてくる。つまりこの相場はこの 12 月末には 130 円前後である可能性が高いということである。このカウンター72 度線は来年第 1 四半期には 122 円 50 銭まで下りてきて 36 度線と交わる形になっている。このラインだけに注目すれば、 来年第1 四半期 122-3 円という相場が見えてくる。 しかしその前に今期132 円辺りに 88 円 97 銭の底値からの 18 度線が走っており、強いサポー トである。 来年第1 四半期は、2007 年の高値 168 円 95 銭からの 31 四半期目の節目の日柄となっている。 その高値からの36 度線を引くと来年第 1 四半期で 112 円辺りに位置することになる。 最大でその辺までの下落がありうるということだろう。 この相場の大幅な上昇は考えにくい。 1979 年第 4 四半期の最高値 285 円 56 銭からの平行移動方式 62 四半期目から下方に引いた 36 度線が今期は142 円辺りまで下りてくる。これに遮られて大幅上昇はなかろう。 月足でみると2007 年 7 月の高値 168 円 95 銭からの下げ 18 度線が 140 円にあり、これも上値 を妨げている。 一方で月足の下げ18 度チャネルのメジャーカウンター18 度線が 135-136 円の間に位置して おり強いサポートとなっている。 上値は四半期足でも遮られているので、あるとすれば下値トライだろう。 136 円を切ってくると相場が走りそうである。 130-132 円がとりあえずの目標であろう。 4. 豪ドル/円 1974 年 1 月の高値 451 円 93 銭からの 162 四半期目 (40 年半)の節目のタイミングが先期であ った。 時あたかも資源国をめぐる世界情勢が、資源価格の下落により不利になりつつあることが明確 になってきた。 その451 円 93 銭の高値から平行移動 62 四半期から下方に 18 度チャネルを四半期足でプロッ トすると、その下限が丁度95 円前後にあった。期末相場は 95 円 91 銭でほぼそのレベルであ る。

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95 円のレベルはこうした上からかぶさってくる力と、月足での 2007 年 10 月の高値 107 円 87 銭からのメジャーカウンター36 度線サポート(9 月末は 96 円を少し切ったところ)でぎりぎり サポートしている力のせめぎ合いである。このカウンター36 度線は 10 月には 96 円 30-40 銭 辺りまで上昇してくる。 この月足サポートが切れてくると取りあえず91 円辺りでの横サポートはあるが、85 円辺りま で止まらないのではないかと思われる。 年足を見てみると451 円 93 銭の高値からの年足カウンター72 度線の 120 円ははるかに下に切 っているので、強力な上昇局面ではない。その451 円 93 銭の高値からの下げ 36 度チャネルの 下限は80 円にあり、それはまずサポートされるレベルである。 月足のレジスタンスは98 円辺りに昨年 4 月の高値 105 円 45 銭からの 18 度線が位置してお り、上値を抑える構えである。 相場は戻り売りが正解のように見える。 5. NZ ドル/円 予想通り4 月の高値 89 円 93 銭は超えていない。 2009 年 2 月の安値 44 円 25 銭から上げた 36 度チャネルの中の上げ 72 度チャネルの下限 88 円50 銭を下に切った。 また2000 年 10 月の安値 41 円 94 銭からの上げ 18 度チャネルの上限である 88 円 50 銭も下に 切っている。 ということで基本的には下に向かう相場のように見えている。 2011 年 3 月の安値 56 円 34 銭からみるとカウンター72 度線メジャーと底辺 61.8%ポイントか ら上げた72 度線が 10 月 84 円で交差している。 今まではそのカウンター72 度線に沿って相場が下落してきたが、10 月 84 円を一気にこなして さらに下落するのは少し難しいもののように見える。 もし首尾よく下に抜けると今度は2007 年 7 月の天井 97 円 78 銭からの平行移動 100 ヶ月目か ら下げた最強のカウンター72 度線が 78 円に控えている。その前に天井 97 円 78 銭からの下げ 18 度チャネルのカウンター18 度線が 81 円に控えている。 この最強のカウンター72 度線と、2009 年 2 月の安値 44 円 25 銭からの、カウンター72 度線 (これも 69 ヶ月目の 11 月で 91 円 50 銭)の上限に達し、そこから最強のカウンター72 度線を エンゲージさせ始める。 この二つの最強のカウンター72 度線が交差するのは、2015 年 3 月の 86 円となっており、それ までの相場は、上は89 円、下は 81 円のレンジでの相場となる。

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5/9 相場観では、この相場は戻り高値を見て下値を追う形に入っているものとみる。 6. 英ポンド/円 月足でみて2007 年 7 月の高値 251 円 13 銭からの下げ 18 度チャネルのカウンター18 度線メ ジャーが9 月には 179 円にあり、上値を抑えた。10 月もほぼ同じレベルにあり 180 円乗せは 難しそうである。 日柄でみると、その251 円の高値からの 86 ヶ月を超えるのがこの 10 月である。 また2011 年 9 月の安値 116 円 84 銭からの 36 ヶ月目が先月であったことから、今月から流れ が変わる可能性がある。 月足のレジスタンスも176 円前後に位置しており、これを超えてくるのも難しいように見える。 四半期足でみると251 円の高値からの平行移動方式 23 四半期目から下げた 72 度線が先期 180 円にあり、上値を妨げた。このラインが今期は165 円にあり、相場をそのレベルに向けて押し 下げる動きが出るように見える。 251 円の高値からの 31 四半期は来年第 1 四半期となっており、もしそこまでこの 72 度線が支 配するとすれば150 円まで下値をトライする構えになる。 月足でみると116 円の安値からの上げ 18 度チャネルのメジャーカウンター18 度線が 165 円辺 りにあるので、その辺りで止まるかもしれない。 ただ180 円超えはきついところをやり、かつ日柄もよいところをやったので、とりあえず相場 は退却に転じたものと見える。 戻り売りが正解だろう。

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7. ZAR/円(南アフリカランド/円) 2008 年 10 月の安値 7 円 75 銭からの、平行移動方式 62 ヶ月目から上げた 72 度線は下に切れ ている。 むしろ頭を押さえようとしているのはその7 円 75 銭からの強力横レジスタンス 11 円 40 銭の 50 ヶ月目から下方に下げた 36 度線である。そのラインは今月 9 円 80 銭にあり強力レジスタ ンスで相場の上昇を拒絶している。 7 円 75 銭からのもう一つ下位の横サポートは 9 円 20 銭である。 形としては9 円 80 銭を頭に 9 円 20 銭に向かう相場のように見える。 ただこの10 月は 2008 年 10 月の安値からの 72 ヶ月目となっており、変化の日柄であること に留意する必要がありそうだ。 すなわち思いがけなく9 円 80 銭を超えて相場が上昇し始めることである。 ランドと金相場の関係は特に存在しないが、金相場が底打ちしそうなポイントに来ている。 相場観では相場下げで良いとみている。 Zar/Yen monthly 09/30/2014 8. 日経 225 9 月 25 日 16,374 円の高値を見たが、その後急落している。 大天井38,957 円からの四半期足下げ 36 度チャネルの 61.8%ラインが 16,500 円辺りにあり上 値を妨げている。 また2000 年 4 月の高値 20,833 円からの四半期足下げ 18 度チャネルの上限が 16,250 円に位 置しており、9 月末相場、16,173 円はそれを抜くことはできなかった。 ソリッドな上値レジスタンスが、集中している16,000 円台は骨である。 月足でみると、月足で最大、最強のカウンター72 度線とエンゲージし始めている。 大底6,994 円からのダブルペンタゴン上限は 9,500 円を加えた 16,494 円である。 69 ヶ月目の 8 月がその限度で、9 月にはその 16,494 円から下方に出たカウンター72 度線に 支配され始める形である。 9 月にレジスタンスはその 8 月の限度の高値 16,494 円から 300 円を減じた 16,194 円、現実に は16,173 円だったので、このレジスタンスが効力を発揮したといえる。 このカウンター72 度線は毎月 300 円ずつ下落するので、10 月末は 15,894 円、11 月末は 15,594 円、12 月末は 15,294 円と急角度に下がってくる。これが最強の 72 度線なので相場がこれに押 されて急角度で下がっていく可能性が非常に高い。 一方で逆のカウンター72 度線が現在の相場を支えている。2007 年 2 月の高値 18,300 円の平行

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7/9 移動方式100 ヶ月目から下げたカウンター72 度サポートが今年 4 月の安値 13,885 円以降の上 げ相場を支えてきた、その強力サポートは10 月 15,800 円に位置して相場を支えようとするだ ろう。 このラインは11 月には 16,000 円で平行移動方式 62 ヶ月目からおろした 36 度線と交わる形に なっており、可能性としては、カウンター72 度線サポートの役割を終えることになる。 ということで最後の頼みのこのカウンター72 度サポートと、9 月からエンゲージし始めた最強 のカウンター72 度レジスタンスの勝負はレジスタンスの勝利に終わり相場が大幅下落するこ とになるだろうというのが今の見通しである。 9 月 25 日の 16,374 円は恐らく戻り天井なので、31 週間-7 ヶ月とすると来年 4 月後半あるい は5 月に向けての相場下げではないかとみている。11,000-12,000 円辺りへの下げではないか とみている。 月足のレジスタンスは、10 月は 18,300 円の高値からの平行移動方式 62 ヶ月目から下げた 36 度線の位置する16,150 円辺りである。 戻りは売りが正解だろう。 9. 米国株 ○ DJIA(ダウジョーンズ工業平均株価 30 種) 大恐慌安値1932 年 7 月の 40 ドルに黄金分割 6,180 ドルを加えた幅での四半期上げ 18 度チャ ネルを上げると、その上限は今年第3 四半期で 17,100-17,200 ドルであった。 四半期末相場17,042 ドルはまさにその範囲内に収まっている。 6,994 円の大底からの四半期足上げ 18 度チャネルの 3 段目の上限は 17,200 ドルに位置してレ ジスタンスである。 また2011 年 10 月 4 日の安値 10,404 ドルからの上げ 18 度大チャネルの上限は 17,000 ドルで ある。 SP500 でみても 2,000 は強力なレジスタンスとなっている。 さて相場は、上げは17,000 ドルを少し超えたところまでとあらゆるチャートが言っている。 上げはここまでだが本当に相場が下がるかということがポイントである。 そこで月足の最強のカウンター72 度線がエンゲージし始めている。 大底2009 年 3 月の 6,469 ドルからの平行移動方式 100 ヶ月目から上方に上げたカウンター72 度線は最強のレジスタンスである。このラインが9 月には 17,100 ドル辺りまで下りてきた。 9 月 19 日の高値 17,350 ドルはまさにこの 72 度線と初めて対戦したケースである。 月末にはこのカウンター72 度線が勝って、17,042 ドルまで相場が売り下げられた。

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このラインの効果が初のエンゲージメントで発揮されたといえよう。 さてこのカウンター72 度線は毎月 300 ドルの角度で相場を押し下げる効用を持っている。 10 月は 16,800 ドル、11 月は 16,500 ドル、12 月は 16,200 ドルと下がってくる。 このラインの低下に伴って相場も下押しする可能性が非常に高い。 このカウンター72 度線の効果は、2012 年 11 月-12 月の日経 225 の 8,500 円-8,800 円 で初エンゲージを済ませた後の相場急騰 5 ヶ月で 15,900 円を達成したことを見れば明らかで ある。上げ方向へのエネルギーがたまっていた日経 225 がこのカウンター72 度線とのエンゲ ージで一気に上昇エネルギーを爆発させた。 まさにNY ダウは、7 月から 17,000 ドル台で下げエネルギーをためてきたものが、今度はカウ ンター72 度線レジスタンスにエンゲージすることにより、一気に下げエネルギーを噴出させる ことになるのではないかと考えている。 とりあえずは9 月 19 日の 17,350 ドルが天井とみて 7 ヶ月間 31 週の下げとなると来年 4 月下 旬辺りに向けての相場の大幅下げが進行するものと考えている。 もっとも今見た天井は大天井なので少なくとも31 ヶ月-2017 年前半辺りまでの下げ相場とな りそうだ。1 万ドルを切ることになりそうだ。 ○ NASDAQ 総合指数 NASDAQ は月足でみると 2011 年 10 月 4 日の安値 2,298 からの上げ 18 度チャネルの 3 段目 の上限が4,520-30 にあり、一般的にはこの 18 度チャネルの 3 段目の上限を超える相場は殆 どない。 2009 年 3 月の安値 1,265 からダブルペンタゴンをバーティカルに置き、さらにもう一つのダ ブルペンタゴンを上に重ねると、そのメジャー36 度線(別の言い方をすると、ペンタゴンを三 つ重ねた最後の36 度チャネルの上限)が 8 月 4,550 に位置している。 さらに2000 年 3 月の天井 5,132 からの 162 ヶ月目平行移動ポイントから下方に引いた 72 度 線が4,550 辺りに位置しており、恐ろしいほど大事なラインが集中している。 そうした中で9 月 19 日に出た高値 4,610 から期末、月末には 4,493 まで下落、上記の 4,500 台 のレジスタンスが効果を発揮していることを証明した。 天井を見た相場と考えている4,200 辺りが切れてくると、下げ余地が一気に拡大する。 中期目標は 3,000 割れである。10 月中旬までには高値を見て反落に転じるものとみている。

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9/9 10. 日本国債(JGB)先物相場 1999 年 2 月の安値 125 円 70 銭からの 181 ヶ月目が今年の 3 月であり、丁度相場は 3 月に 143 円75 銭の大きな安値を付けた後、上昇に転じている。日柄からみると、200 ヶ月目の来年 10 月まで相場が上昇する形になっているように見える。 しかしすでにキャッシュボンド0.5%台であるので金利下落の余地はあまりなさそうだ。 ということは相場が下落せず横這う時間が来年半ば辺りまで続くということではないか。 その後はおそらくドル/円の上昇につれ、金利上昇、相場下落となるもののように見える。 目先の相場上昇は精々146 円ミドルまでで、昨年 4 月の高値 146 円 44 銭に挑戦する形となろ う。

11. 米国債券 トレジャリー・ノート先物相場(TREASURY NOTE FUTURE)

この相場をキャッシュボンドの利回りでみると 1981 年 9 月の 15.84%の最高値からの月足下 げ18 度線に頭を押さえられてきている。 直近では2007 年 6 月の 5.3%でこの 18 度線と接触、その後金利急落となった。 2012 年 7 月には 1.38%まで下げて底打ち、その後昨年 9 月、今年 1 月と 3%台をトライした が、いずれも売り落とされている。 1 月の 3.05%はやはりその 18 度線にタッチしたものである。 しかもそのタイミングは2007 年の 6 月からの 6 年半のインタバルを置いた高値であったこと から、この3.05%が戻り高値であったものと考えられる。 となると、今の金利下げ局面は時間的にはまだ始まったばかりということになる。 FRB の金利上げを来年に予定しているマーケットとは全く違うピクチャーがチャートからは 読み取れるのである。 そもそもマーケット参加者の圧倒的多数が来年の FRB 利上げを見ており、もしそれが本当だ とすると、もうとっくに金利は上がっているはずである。それがいまだ2.4%台にいること自体 が不自然である。 FRB の利上げシナリオはどう見ても不可解である。 どう見ても金利は下げ局面にある。 米国はこれから景気回復ではなく、デフレ入りをすることになるのではないかと考えられる。 本格的な米国株価の下落がいつ始まるのか。どんなに遅くとも来年1 月からは本格的な株価下 落、金利低下のシナリオが正しいと考える。 (以上)

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