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多様体入門課題

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Academic year: 2021

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多様体入門課題

2007年11月21日出題 12月5日〆切 問題 2.3.1 2次元単位球面

S2 =n(v1, v2, v3)R3 |v12+v22+v23 = 1o

上定義された関数

F(v1, v2, v3) =v21+ 2v22−v32 ((v1, v2, v3)∈S2)

の微分が0になる点をすべて求めよ。さらにF の最大値と最小値を求めよ。

解説

問題 2.3.1 提出されたほとんどの解答はLagrangeの未定乗数法を使うものだった

ので、ここではそれとは異なるS2の局所座標系を使う解説をする。i = 1,2,3に 対して、S2の開集合Ui±を次のように定める。

Ui+ ={(v1, v2, v3)∈S2 |vi >0}, Ui ={(v1, v2, v3)∈S2 |vi <0}

S2の元はどれかの成分は0ではないので、Ui±のうちのいずれかに含まれる。よって、

S2 =U1+∪U1∪U2+∪U2∪U3+∪U3

が成り立つ。Ui±上の局所座標系を次のように定める。

φ±1 :U1± R2 ; (v1, v2, v3)7→(v2, v3), φ±2 :U2± R2 ; (v1, v2, v3)7→(v1, v3), φ±3 :U3± R2 ; (v1, v2, v3)7→(v1, v2).

これらの像

φ±1(U1±) =n(v2, v3)R2 ¯¯¯v22+v32 <1o, φ±2(U2±) =n(v1, v3)R2 ¯¯¯v12+v32 <1o, φ±3(U3±) =n(v1, v2)R2 ¯¯¯v12+v22 <1o

R2の開集合になり、φ±i の逆写像を次のように具体的に表示できる。

±1)1(v2, v3) =

µ

±q1−v22−v32, v2, v3

((v2, v3)∈φ±1(U1±)), (φ±2)1(v1, v3) =

µ

±q1−v21−v32, v1, v3

((v1, v3)∈φ±2(U2±)), (φ±3)1(v1, v2) =

µ

±q1−v21−v22, v1, v2

((v1, v2)∈φ±3(U3±)).

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これらより、各局所座標近傍Ui±における関数F の局所座標表示を次のように得 ることができる。(v2, v3)∈φ±1(U1±)に対して

F ±1)−1(v2, v3) = (1−v22−v32) + 2v22−v32 = 1 +v222v32,

(v1, v3)∈φ±2(U2±)に対して

F ±2)1(v1, v3) =v21+ 2(1−v21 −v32)−v32 = 2−v123v32,

(v1, v2)∈φ±3(U3±)に対して

F ±3)1(v1, v2) =v21+ 2v22(1−v12−v22) =1 + 2v21 + 3v22.

以上の局所座標表示より、

U1±上では dF = 2v2dv24v3dv3, U2±上では dF =2v1dv16v3dv3, U3±上では dF = 4v1dv1+ 6v2dv2.

したがって、F の微分dF が0になる点はU1±では(v2, v3) = (0,0)になり(±1,0,0)、

U2±では(v1, v3) = (0,0)になり(0,±1,0)、U3±では(v1, v2) = (0,0)になり(0,0,±1) になる。F のそれぞれの局所座標近傍での局所座標表示より、F は(0,±1,0)で最 大値2をとり、(0,0,±1)で最小値1をとることがわかる。

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