東京学芸 大学 附属特 別支援 学校 にお ける 金 融教 育の取 り組み
東京 学 芸大学 附属 特別 支援 学校 金融教 育共 同研 究 プ ロジ ェ ク ト 小金井俊 夫 吉揮洋 人 小 島啓治
川 井優 子 高橋 由佳 松本 直 巳
Ⅰ は じめに
東京 学芸大学 附属特別 支援 学校 は、東 京 学芸大学 ・みず ほ フィナ ンシ ャル グル ー プ金 融教 育共 同プ ロジ ェ ク トに
200 7年 度 よ り参加 し、 「 特別 支援 教 育 にお け る金 融 教 育 」 とい う テーマ で研 究 ・実践 的検討 を行 って きた。 特別 支援 教 育‑ の転換期 で あ る この時期 に、金融 教 育 を、支援 を必 要 と してい る子 どもた ちに ど うなげか けてい くか は、特別 支援教 育 の 内容 的検討 とい う意 味 にお いて重 要 な もの で あ る と考 え る。 それ は、 この子 どもた ちが、社 会 の 中で どの よ うに生 きて い くか を考 え る契機 で あ り、そ のた めに どの よ うな学習 内容 を学校 と して与 え られ るか を考 え る機 会 で もあ る と思 うか らで あ る
。今 回 の報告 は、金 融教 育 を、知 的障害 を主 た る対 象 とす る特別 支援 学校 高等部 の 中 ・軽度 の生徒 ‑ の 「くら しづ く り」 のた めの学習 の一環 と して とらえ、 この
3年 半 の間 に本校 で検討 して きた 内容 と授 業 実践 につ い て報告す る もので あ る。
Ⅱ 研究 の課題
研 究 の課題 を次 の よ うに設 定 した。
① 金 融教 育 の指 導 内容 の検討
② テ キス ト、指導案集 の作成
③ 授 業 づ く り
高等部 の 中 ・軽度 生徒 を対象 と した金 融教 育 の指導 内容 のモデル を作成 す る
。上記 指導 内容 を元 に したテ キス トや指 導案集 を作成 す る。
指 導 内容 の検討 のた めの授 業 を行 う事 を通 して、授 業づ く りのポイ ン トを明 らか にす る。
Ⅲ
特 別支援教 育 に お ける金 融教 育 の指導 内容 の モデル
特別 支援 教 育 にお け る 「 金融 教 育」 の学習 は、生徒 達 の卒業後 の生活 現 実 の 中で具 体 的 にい か され ていか なけれ ばな らない。 我 々は、特別 支援 教 育 にお け る 「 金 融教 育」 を、 「 生活 とお 金 に関わ る学習 内容
」ととらえ、現在 、 そ して卒業後 に主体 的 に生活 を形成 してい く生徒 達 の
‑135‑
「く らしづ く り 」 の学習 の一環 と して、そのね らい を検討 した。
① 金 銭 にノ 関す る生活 に必 要 な知識 と技能 を身 につ け、/ 今 の生活 にいかす と ともに、将 来 の生活 につ いて考 える こ とがで きる。
② 将来 の生活 の主体者 として、金銭管理 の方法 な ど生活 に必要 な金銭 に関わ る事柄 を考 え、また身 につ ける こ とがで き る
。③ 金銭 に関す る身近 な事柄 や 、将来必要 にな る事柄 に関心 を持 ち、 自分 の将来 の生活 を想 定す る中でその内容や必要性 について考 え るこ とがで きる
2
指導 内容の検討
特別支援 教育 ( 知 的障害 を主 た る対象 とす る、以下 同 じ) において、金融 教育 の内容 を ど の教科や領域 で扱 うか とい う点 は、それ ぞれ の学校 の教 育課程 に よ り様 々で あ ろ う。我 々は、
金融教 育 の内容 がそれ らの教科や領 域 にまたが るもの と して、そ して、本人達 の生活 に近 い 内容 で あるべ き もの と考 え、 「 わた した ちの く らしとお金」 とい う名 称 で この教 育 内容 をま とめ る, こ とと した。 この 「 わた した ちの くらしとお金
」の指導 内容 を知的障害 を主た る対象 とす る特別支援 学校 高等部 にお ける中 ・軽度生徒 ‑ の 「くらしづ く り
」た めの学習 ととらえ た時、その内容 は大 き く二つ に分 け るこ とがで きる
。そ のひ とつ は、生徒 達 が卒業後 の生活 の 中で出会 う具体的 な場 面 の 中で必 要 とな る知識や行動 の学習 で あ る
。例 えば旅行 な どの計 画 の立 て方や 予算 につ いてで あ り、また、銀行 の利 用 の仕 方や 、金銭管理 の方法 な どで あ る
。も うひ とつ は、 よ り社会 的事象 に関心 を深 め、社会 で起 こってい るこ とが理解 で きるよ うに なってい くた めの知識 で あ る
。例 えば年金 につ いてで あ り、流通や物 の値 段 につ いての知識 な どで ある。本研 究で は、 これ らの学習 を 「 わた した ちの くらしとお金 」 とい う名称 で ま と め、上記分類 の前者 を 「くら しとお金 」、後者 を 「 社会 と経済 」 とい う名 称 でま とめた。資料
1
が 「 わた した ちの くらしとお金
(20 10年度版 )
」の指導 内容 の一覧で あ る
。詳 しくは
2 0 0 7年度 の本校 の紀要 「 東京 学芸大学附属特別支援 学校研 究紀要 No .5 2
」を参考 に してい ただ きたい。
Ⅳ 生徒用テキス トや指導案集の作成 につ いて
200 8
年度 の主 な検討 内容 のひ とつ が生徒用 テ キス トの作成 で あ る
。テ キス ト 「 く ら しと お金 」は、「 わた した ちの くらしとお金 」とい う名 称 でま とめた 「 特別支援教育 にお ける金融教 育 の指導 内容」 ( 以下 「 指導 内容」) の内の前半 「くらしとお金」の部分 を生徒用 のテ キス トと
してア レンジ した もので あ る
。「 指導 内容 」が特別 支援 学校 高等部 の 中 ・軽度 の生徒 を対象 とし てい るよ うに、このテ キス トも同 じ生徒 達 を対象 と して構 成 してい る
。テ キス トは、「 指導 内容 」 の前 半 「くらしとお金 」 を構成 してい る
5つ の内容 に 「は じめに」 と 「お わ りに」 をつ けた全
7
章 で構 成 され てい る。内容 と しては、「くらしとお金
」に盛 り込 まれ た内容 の導入 の部分 でま
とめた もの と捉 えていただ けれ ば と考 えてい る
。また、い くつ かの節 に
1ペ ー ジ以上 の ワー ク
シー トを配 してい る
。各学校 等 で使 用 され る場合 には、 これ らの点 を考慮 して頂 き、それ ぞれ
の授 業 の対象者 の状況等 に応 じ、また、必要 な内容 に関 して さらに掘 り下 げて授業 を行 って頂
きたい と考 えてい る
。ワー クシー トにつ いて もそ のまま使 って もかまわない し、ひ とつ の参考
と して さらに生徒 た ちに合 わせ た工夫 を していただ ける と、 とも考 えてい る。
また、指導案集 につ い ては、現在検討 を重 ねてい る段 階で、残念 なが ら作成 には至 っていな い 。
Ⅴ 授業づ くり
授 業づ く りにつ いては、研 究 の 当初 か ら高等部 の
「くらし」 の時間 に軽 ・中度 の生徒 を中心 と した グ ル ープで継続 的 に行 って きてい る。 そ して、
200 9度 はテ キス ト 「くらしとお金」 に沿 って以下 の よ うな内容 の授 業展 開 を試 みた。
① 導入 :自分 とお金 、現在 ・ / 将来 の 自分
② 計画 的 な金銭 の使 用 :上手 な買い物 の仕 方
③ 計画 的 な金銭 の使 用 :外 出の計画
④ 金融機 関や社会資源 の利 用 :銀行
・ATMの 利用
6)危機 回避 ・消費者教 育 :個人情報 、携 帯電話 、 キャ ッチセール ス、 出会 い系サイ ト
⑥ 生活設 計 ・金銭管理 :将来 の私 に必要 なお金
「 私 は こんな部屋 に住 みたい 」
お金 、生活費 ・費 目につ いて
⑧ 生活設計 ・金銭管理 :生活費 につ いて知 ろ う
⑨ 生活設計 ・金銭管理 :収入 と支 出
⑩ 支援機 関や支援者 の利 用 :私 のた めの支援機 関、サポー ター ズサー クル
これ らの授業 は、概 ね始 めにその時間のテーマ を示 し、内容 の解説 を しなが ら一緒 に黒板 上 の ワー クシー トを埋 め、最後 に ワー クシー トに記入す る とい う展 開で行 われ てい る。 また、授 業 を組 み立て るにあた っては次 の よ うな点 に配慮す るよ うに した。
①生徒 の主体性 を重視 す る
。②現実的 な場面 を経験す る とともに、将来 の 自分 の生活 を想像 させ る。
③生徒 に身近 な、また具体的 な話題 か ら考 え させ 、具体 的 な内容や教材 を準備 す る
。④現在 の生活や将来 の生活‑ の早通 しを持 たせ 、学習 内容 を 自分 の もの (こ と) として とら え られ るよ うにす る
。⑤必ず 「 困 った とき 」 の対応 を教 える。
⑥ 1 つ の授 業 に 1 つ以上 の ワー クシー トを準備 し、時間内にま とめ させ る。
⑦必要 に応 じて生徒 の生活状況 な どの情報 を保護者 か ら得 てお く。
⑧ ゲス トテ ィーチ ヤー な ども有効 に利 用す る。
授 業 展 開 の 例 を 資 料
2に 示 す の で 参 考 に して い た だ け れ ば と思 う。
‑137‑
Ⅵ 2
01
0年度 の活動
今年度 は これ まで手 がつ け られ てい なかった 「 わた した ちの くら しとお金 」の 「 社会 と経済 」 分野 のテ キス トづ く りに取 り組 ん でい る。これ に関 しては今 の ところ、 ① テ キス ト試案 の作成 、
②授 業 での試 用 、③テ キス トの修 正 、 とい う流れ で製 作 してい く予定で あ る
。実際 の製作 にあ たって は、昨年度授 業づ く りを行 って きた卒業生
3名 に協力 していただ き、月
1回 日曜 日に
2時間 の授 業 を行 ってい る
。今年度 は以下 の よ うな授 業 に取 り組 んだ。
( 丑プ ロロー グ
②収入 ・労働 と賃金
1③収入 ・労働 と賃金
2④収入 ・労働 と賃金
2̲⑤収入 ・労働 と賃金
3⑥収入 ・労働 と賃金 4
⑦税 の徴収 と国の支 出
1⑧税 の徴収 と国の支 出
1⑨税 の徴収 と国の支 出
2⑩税 の徴収 と国の支 出
3⑪税 の徴収 と国の支 出 4
給料 を も らって ・・・
私 の給料 どこか ら来 るの ? 給与 明細表 を見 てみ よ う
1( 資料
3)給与 明細表 を見 てみ よ う
2給料 はだれ が使 う?
預金 を しよ う
税金 ってなんだ ろ う?
1税金 ってなんだ ろ う?
2税金 の払 い方 、戻 し方 税金 の使 われ方 国の財 政 の課題
今年度 は、以上 の よ うな授業 を行 って きた。 学習 の内 容 的 には卒業 生 た ちには難 しい こ とも多 かった よ うだが、
給与 明細 の学習 な どは 自分 た ちの こ ととして現実的 に捉 え られ る ところもあ り、真剣 に授 業 に参加 して くれ てい た。
Ⅶ 今後の課題
以上 、 こゐ 4年 間の本校 にお け る 「 金融教 育」 の研 究 の取 り組 み につ いて記 して きた。 計画 して きた こ とが な かなか前 に進 まない ジ レンマ もあ るものの、少 しず つ で はあ るが進展 して きてい るよ うに感 じてい る
。最後 に今 後 の進 め方 で あ るが、 引 き続 き次 の こ とをま とめて行 け れ ば と考 えてい る
。( ∋ 「 社 会 と経 済 」 分野 のテ キス トの作成
② 上記 テ キス トに基づ いた授 業づ く り
③指導案集 の作成
資料 1 「 わた したちの くらしとお金」の指導内容
(2010改訂)
1.
目標
①金銭 に関す る生活 に必要な知識 と技能 を身 につ け、今 の生活 にいかす とともに、将来の生活 について考えることができる。
②将来の生活の主体者 として、金銭管理の方法な ど生活 に必要な金銭 に関わる事柄 を考 えるこ とができる。
③金銭 に関す る身近な事柄や、将来必要 になるであろ う事柄 に関心を持 ち、 自分の将来の生活 を想定す る中でその内容や必要性 について考えることができる
2.内容
1 )身近な金銭管理や生活設計 ( 分野 :くらしとお金)
・計画的な金銭 の使用
・金融機関や社会資源 の利用
・金銭管理 ・生活設計
・消費者教育 ・危機 回避
・支援機 関や支援者 の利用
2) 社会や経済に関す る知識 と理解 ( 分野 :社会 と経済)
・収入 ・労働 と賃金
・税 の徴収 と国の支 出
・年金 とその問題
・流通 と経済についての基礎知識
・貨幣の種類 とイ面値
・新 しいお金 とその利用
・お金 に関す る犯罪 とその予防
3.具体的内容 と指導の展開1) くらしとお金
・指 導 内 容 ね ら い 指導 の具体的項 目 授業展開例
上手 にお金 を使お う ・生活 に関わ る金銭的事象 T買い物 を しよ う ・生活 に必要な ものは何
( 計画的な に関 して金銭 の使用 に関 ・生活 に必要 な ものが売 ってい る
金銭 の使用) \ す る計画の立て方や上手 場所
なお金 の使 い方 を身 につ ・いろいろな買い物 の仕方
‑ける ・買い物 の際に気 をつ けること
・金銭 を計画的に使 うこと の大切 さを知 り、行動 で ・外 出を しよ う ・か しこい買い物 の仕方 ・外 出の計画 を立て よ う きる ・外 出に必要 な費用 は ・楽 しく外 出す るために
・高い ものを ・高い ものを買いたい ときは どう
買いたい ときは ・相談 しなが ら考 えよ う ・お金 を計画的 に貯 める す る
・こづかい帳 を ・こづかい帳 をつ けてみ よ う.
つ けよ う ・費 目について ・こづかい帳 の上手 な使 い方 銀行や ・金融機 関の役割 について ・銀行や ・銀行や郵便局でできるこ と
郵便局 に行 こ う 知 る 郵便局の役割 ・金融機 関に行 ってみ よ う ( 金融機 関や ・金融機 関の利用方法 を知 ・預金や貯金、預貯金 の 目的
・社会資源 の利用) ける り、利用の方法 を身 につ ‑預金ゃ ・給与振 り込み ・預金や貯金の仕方
・金融機 関等 の利用 の際に 貯金 について ・通帳 を作 ろ う
気 を付 けなけれ ばな らな ・キャ ッシュカー ドについて い ことがわか る ・キャ ッシュカー ドを 使 ってみ よ う
・金融機 関の ・給与振 り込み
便利 な使 い方 ・自動 引き落 としの使 い方 と注意 ・ク レジ ッ トカー ド
・銀行や郵便局 を ・通帳や暗証番 号の㌧ 扱 い方
‑139‑
卒業後の くらし ・卒業後の生活 について考 ・将来の生活 に ・卒業 した ら .. (将来を考える)
(生活設計 . えることができ、金銭面 ついて考 えよ うl ・どんなくらしが したい
金銭管理)
〕 で必要な知識 を身につけ (将来の希望、
・収入 と支出 ・ひ とりぐらしに必要なお金・仕事 と給料・自分の くらす場所・収入 .支出つてなに・支出の費 目・年金について・税金について
・生活費について ・生活費の内訳は .
知 ろ う ̲.い くらくらいかかるかな・自分の生活 について考えよ う
・家計簿をつ けよ う ・家計簿の費 目・自分にあった家計簿・家計簿をつ けてみ よ う
・自分にあった ・お金の管理 つて どんなこと お金 の管理 ・自分だった らどうしよ う・自分にあった金銭の管理
・自分の したい ・自分の 目指す将来の くらし.
将来の くらし ・将来のためにがんばること・仕事 と収入・生活のためのお金 安心なくらし ・プ リペイ ドカー ドやクレ ・̀便利 なお金 と ・便利なお金のいろいろ
(危機回避、 ジツ トカー ド、その他の その使い方 ・クレジッ トカー ド 消費者教育) 新 しいお金 についての知 ・プ リペイ ドカー ド
識や、適切な使い方がわ ・電子マネー
かる
・キャッチセールス等お金 ・銀行や郵便局を ・便利 なお金 とその注意・通帳や暗証番号の扱い方 に関す る危険についての 使 うときの注意 ・キャッシュカー ドや 知識 を持 ち、危機回避の
方法がわかる 暗証番号の注意
・お金の危険 ・どんな危険があるのだろ う.・悪徳商法・キャッチセールス・通信販売の危険・イ ンターネ ッ トの危険・携帯電話 をか しこく使お う・個人情報について・印鑑の使用や暗証番号の扱い・危険の回避・被害者 になった ら・加害者 にな らないために 困った ときには ・お金に関 して どんなこと ・困った時つて ・.困った時つて どんな とき
(支援機 関や支援者 の利用) 解 し、その対処方法がわで困ることがあるかを理 ・支援機 関やどんな とき ・困った時は どうした らいい・支援機関って何だろ う かる 支援者 の利用 ・支援機 関や支援者の利用の仕方
・支援機関や支援者の存在 ・私が使 える支援機 関
がわか り、その利用方法
・サポーターズサークル
2) 社会 と経済
指 導 内 容
ね
ら い 指導の具体的項 目 授業展開例給料 (工賃) ・労働 と賃金に関す る基本 ・仕事 と給料 ・給料はい くら ? について
(収入 .労働 ・卒業後の生活 を考えなが的知識 を身につける ・給与明細の見方 ・働 くことと給料・給料の中身は何だろ う ̲
と賃金) い方 を考えることができら、 自分仕事や給料の使る ・給料明細 を見てみ よ う 税金つて何だろ う ・税金やその使われ方につ ・税金の仕組み ・税金 つて何 ?
(税の徴収 と いての基本的知識 を身に ・どんな税金があるの ?
国の支出). つける ・税金の払い方、戻 し方
・税金の使われ方 ・国の財政 と税金・税金の使 われ方 年金について ・年金についての基本的知 ・年金つてなに ・年金つて何 ?
(年金 とその問題) 識 を身につ ける ・年金の仕組み
・年金の支払い方や年金の受け取 り方がわかる ・障害基礎年金 について
・年金の支払い方 ・年金は どこで支払 う?・年金についての注意
・、.年 金 を受けるには ・年金 をもらえるかな ?.・年金の手続 きの仕方 . 値段の仕組み ・ものの流通や値段の決ま ・値段は ・物には値段がある
(流通 と経済) 知識 を身につけるり方な どに関す る基本的 どうやって決まる ・値段は どうや って決まる ?
・流通の仕組み ・流通つて何のこと?・品物の動 き方 と値段 日本の.串金、 ・貨幣の種類や価値 につい ・日本のお金、 ・外国のお金は どんな物 ?
外国のお金
(貨幣の種類 と ての基本的知識 を身につける ・外国に行 く時には外国のお金 ・日本のお金 と比べてみ よ う・外国に行 く時の注意 価値) ・外由の貨幣やその価値 について理解できる ・外国に行った時の注意 電子マネーつて ・様々に変化 している電子 i電子マネーつて ・電子マネーのいろいろ
何だろ う マネーについての基礎知 何だろ う ・電子マネ1‑の利用の仕方 (新 しいお金 とその利用) 磯 を身につける○ ・電子マネーを使 うときの注意 お金 と犯罪 ・お金に関わる犯罪につい ・犯罪つて何 ・犯罪つて何だろ う
(犯罪 とその予防) ての基本的知識 を身につける ・お金 に関わる犯罪 ・犯罪 を犯す とどうなるの ?・お金に関わろ犯罪つて
・被害者 にも加害者 にもな どんなこと?
らないためにどのよ うに ・お金の偽造
す ることが必要かがわか ・被害者や加害者 に
ー141‑
資料
2授業展開例 「 ひとりぐらしに必要なお金 :生活費について知ろう
」1
)授業についてl「ひ とりぐらしに必要なお金 =生活費について知ろう」
対 象 高等部
3年
Aグルー プ
3名
l時 間
l (2/3)時間 こ とがで きるo
○生活費の
3分類がわか る
oりす ることがで きるo
準備物 テキス ト、 ワー クシー ト、短冊 、分類用 シー ト 授業のポイ ン ト
指導 内容のポイ ン ト 「 将来のわた しに必要 なお金」 の内容 を
3時間で計画 したo . 第 1回 「 わた しは こんな部屋 に住みたい」
第
2回 「 ひ と りぐらしに必要 なお金 、生活費 について」一本 時 第
3回 「 収入 と支 出」
本 時 は、 「 ひ と りぐらしに必要 なお傘」 と. い うテーマで、̲ くらしてい くた めに必要 なお金全体 を‑r 生活費」 とい. う名称 で捉 え させ るこ ととした○ さ らに 「 生活費」 ‑を 「くらしに使 うお金
」「 預金
」「 娯楽費
」の 3種類 に分 け て考 えるこ と、 「くらしに使 うお金 」 の内容 を費 目で分 けて考 えるこ と、
それぞれ の費 目の内容 を知 るこ とを主な学習 内容 とした○授業 の展 開では
、で きるだ け生徒 た ちの今 の生活 か ら出て くる意見や発想 を取 り入れ、そ れ を内容 的に分類 してい ぐ形が とれれ ば と. 考 えてい る
〇、また‑ 、軽業 の最後 に、生徒 たちが考 える 「 実際にひ と りぐらしで使 うお金」. がい くらくらい J にな るか を出 させ てみたい と考 えてい る○
授 業展 開上 の ポ イ ン ト ・テ キス トの ̲ ̲ 「2 ひ と りぐらしに必要 なお金 (35ペ ー ジ) 」 につ いて 説 明 を し、. そ こか ら今 の生活 で どの よ うにお金 を使 ってい るかを考 え させ
る○
・費 目に分類す ることを理解 させ るため、費 目の分類 の練習 を入れ る○
・ワー クシ∵ ト4 (37ペー ジ) を使 いなが ら、 自分た ちが考 える生活費 がい くらくらいにな るか、い くらくらいかか るのかを想像 で きるよ う工夫
したいo ゲス トテ ィーチ ヤー
の利用 ワ」 クシー ト
のポイ ン ト 今 回はテ キス トにあるワー クシー トを使用す る○
2)
展開例
活 動 展 開 留 意 点
挨拶 をす る○ ・あい さつをす る去
前 時 の学 習 につ い て ・ 、 前時に 自分の住みたい部屋 について考 ・前時のワー クシー トで確認
確認す る○ え、 レイア ウ トした ことを思い出す
○・個 々の生徒 の作 った物 を確 す る〇 認 し特徴 を明確 に して伝 える○
本 時 の学 習 内容 につ ・ひ とりぐらしに必要なお金 について、
いて知 る○ がわか るo どの よ うに考 えるか を学習する こ と
ひ と りぐ ら しに必 要 ・テキス ト35ペー ジの 「2 ひ とりぐ ・テキス トを読み確認 した ら なお金 を
3種 類 に分 らしに必要なお金」を読み、生活費 を 、それぞれ の分類項 目に当 知 る○ 」の
3種類 に分 けることを説 明す る○ 出 させ る○̲
生 活 費 の費 目につ い ・ .テキス ト35ペ ー ジの 「3 生活費 に ・生徒の今 の生活 にもある. よ
て知 る○ ドキ ドキ ワー ク シー ト
3を行 い、費 目の内
容 を確認す る○ ついて知 ろ う」を読み」生活費の費 目 うな具 体 的 内容 で確 認 で をあげる○その上でそれぞれ の費 目に
ついて確認す る〇
・ 今 の生活で購入 してい るものな どを短 ・ワークシー トの練習 もかね きるとよい〇
冊に書かせ、黒板上でそれ を費 目分類 す る
〇・時間を とり、ワー クシー トを記入す る 終了後黒板上で確認 して̲ い くo て行 う○
実 際 にひ と りぐ ら し ・ひ とりぐらしに必要 なものを考 え、そ ・黒板上 に費 目分類 の拡大奉 に どん なお 金 が必 要 のおお よそ の代金 とともに短 冊に書
かを考 える○ ・黒板上 に費 目分類 の拡大表 を貼 り、 き込む
〇、 生
徒 たち の短冊 を分類 しなが ら貼 り付 、 、を貼 ってお き、分類 は生徒
ける○ ・足 りない ものについては必 要 に応 じて示唆す る○ とともに行 う. I ドキ ドキ ワー ク シー ・ 黒板 上 の表 を も とに ワー クシー トを ・この間に合計金額 を出 して
ト4. を記入 す る̲ o 記入 す る○ ・ 金額が多 くて理解 しに くい お く○作業め早い生徒 にや らせ て もよい
〇ワー ク シー トの結 果 ・ 金 額や 自分 た ちが書 いた必要 な もの
につ い て考 える ○ 要 で あれ ば表 に な い もの を禰 つて につ し. もよい○ 、 て考 え、感 想 を言 わせ る○必 ときには支援す る○
次 回 の学 習 内容 につ ・ 次 回 は実 際 に も らえ る今 日雨量 の金 ・テキス トの内容 を具体的に いて知 るo 額 を も とに考 え て み る こ とを伝 え ま とめ られ る ワー ク シ」
る○ トを用意す る○
‑143‑
資料 3
給料明細書をみてみよう2 1)授業について
社経 ‑1‑ 2 l r給与明細書をみてみよう2..」
対 象 本校卒業生
3名
l時 間
い 2/ 2)時間 目 嘩 ○給与明細書の見方を知 り二日分の給料が どうなっているかに興味を持つo ○給与明細書の各項 目の意味がわかるo
○給与明細書の持つ意味がわか り、自分の給料にこれまでよ りも関心が持てるo 垂備物 ホワイ トボ ー ド、ワークシー ト、給与明細書一覧表、電卓
授業のポイン ト
指導内容のポイン ト ・給与明細書の見方を知 る
就業に関す る項 目、革紐に関す る項 目、控除に関す る項 目、その他 ' 支給総額二控除の総額‑実際に支払われ る給料
・給与明細書で使われ ることばの意味がわかる○
就業に関す る項 目 :就業状況、倦怠項 目、出勤 日数、実働 日数、
実働時間
時間外勤務、年休、週休、欠勤、等級、号数 支給に関す る項 目 :支給内訳、基本給、手当、差引支給額、通勤手当 控除に関す る項 目 :控除、雇用保険、労働保険、健康保険、
厚生年金保険、介護保険、所得税、.
その他の項 目 :累計 ̲
痩 業展 開上 の ボ イ ン ・給与明細書には就業に関す る項 目、支給 に関す る項 目、控除に関す る項 目、その他の項 目の 4種類 の内容がある ととがわかる○ 同時にそれぞれ の項 目の内容についてわかるとよい○
・明細書 ごとの表記の違いを考 えながら説明をす るよ うにす り○
ト ・給与明細書に使われているこ̲ とばについて、具体例 を出 しなが ら説明す る
○・給与明細書が 自分の給料 を知 るために大切な物であ り、. 毎月きち■ ん と見 ることが必要であることがわかるよ うにす るo
ゲス トテ ィーチヤー
q) 利用 学校事務関係の人に手伝 ってもらつてもよいo
抜 き書きされたわか らない ことばを板書す るための表○勤務状況に関す ることば、支給項 目に関す ることば、控除項 首に関す ることば、その他 のことばを色分 けして貼 り付 け られ るよ うにす るo必要に応 じて生徒が 書き込めるワークシ⊥ トも用意す る
○のポイン ト ・ワークシー ト3 「 ま とめのワークシー ト 」
額 ‑控除の総額」で計算できること、毎月 しっか り確認す る妄うにす る
こと等が理解できればよいo
2)展開例
活 動 展 開 留 意 点
挨拶をする○ ・あいさつをするo
前 時 の振 り返 りを. 行 ○ 習 した 土とを振 り返 らせ、「
「給与明 細書 」に書 かれてい 給与明細書 る こ
とを学○
い、本時の内容につい 」の見方 とわか らないことばについて知
て知 るo ることを伝 える○
給 与 明細 書 の見方 に‑ ○給与 明細書 め 中身 が、 ○前 時に使 ったわか らない ついて学習す る○ 支給 に関す る項 目. 使 えるよ う工夫す る○
控 除 に関す る項 目 なぜ 4種類 に分けたのか
その他 の項 目
で成 り. 立 ってい るこ とに気づ かせ る○
○それ ぞれ の項 目の, 内容 につ いて説 明 ○テ キス トに沿って項 目に 明細表 を色分 けして
総額 で計算 で きる̲ ことがわか る○ せてみ る○
わか らない こ とば に ○前時 に抜 き書 き した 「 ばの一覧表」に書 かれ てい ることばに わか らない こ と ○テ キス トにあることばの 一覧表 を利用 しなが ら解 つ い てそ の意味 を知 つ いて、テ キス トも使 いなが ら説 明す 説す るo
るo る○ ○一覧表 にない こ とばはテ
○その際、次 の せ るよ うにす るO
A :D :
B :C: 勤務状況 に関す るこ とば 支給項 目に関す るこ とば 控 除項 目に関す るこ とば その他 の ご とは
4分類 について も確認 さキス トに書き入れ る○
本 時 の学習 にづ い て ○ま と. めのワークシー トを使 って、 本時の
○生 徒 と考 えな が らま と
ま. とめるo ま とめを行 う
○め られ る とよい○
・ 給与明細書が大切な書類であるこ. . と ○生徒 に よって は 「 給与 明
・ 実 際にもらえ る給料は 「 支給の総額 細表 を 自分 で管理す、 る」
‑控除の総額」で計算できること こ とま で 理 解 で き る と
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