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e-Book に関する標準化調査研究 成

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(1)

平成 16 年度

e-Book に関する標準化調査研究

成 果 報 告 書

平成 17 年 3 月

財 団 法 人 日 本 規 格 協 会

情報技術標準化研究センター

(2)

□この報告書に添付している JIS/TR 原案は、制定の審議の過程において 変更があり得ます。

また、ISO 等での今後の国際的審議の結果、変更されることがあります。

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まえがき

 e-Book, e-Publishingは決して新しい概念ではなく, 文書の電子化が議論され始めた当時からその意義と実 用性が検討され, 国内・海外で幾度となく事業化への試みがなされてきた。実際に現在に至るまでの多くの e-Book, e-Publishingの事例を見ることができる。しかしいずれも支配的な市場を獲得するに至っていない。

 この現状を鑑みると, 幾つかの問題点を指摘することができる。その一つが国際的な標準化である。国内で は, これまでにも幾つかのデファクト標準を目指す活動があったが, 国際的な活動には発展しなかった。電子 情報の流通・配布が国際と国内との境界を失った現在, 国際標準化なしにe-Book, e-Publishingの市場を期待 することはできないであろう。もちろんこれは必要条件であって充分条件ではない。

 昨年度までの電子出版技術調査研究委員会(EPCom)では, e-Book, e-Publishingに用いられる文書情報の基 礎的な標準化をターゲットとしてきた。e-Book標準化調査研究委員会は, これらの成果を用い, さらにe-Book 固有な, またはe-Publishing固有な国際標準化対象をそのスコープとして, 2004年度にその活動を行った。

 その結果, JEITAを経由してIEC/TC100に対して幾つものContributionを提出し, e-Book, e-Publishingに関 する標準化の指針を与える概念モデルの開発に関するプロジェクトをTC100の中に設立することになった。今 後は, このプロジェクトをさらに推進するとともに, 関連する標準化トピックを提出してこの分野の専門家を 集め, e-Book, e-Publishingの国際的なマーケットの立ち上げに寄与することが望まれる。

平成17年2月    e-Book標準化調査研究委員会 委員長   池田 克夫

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目 次

1. 背景と経緯………….………...1

1.1 必要性と意義..………1

1.2 調査研究の内容..………1

1.3 期待される成果..………2

2. 委員会構成..………..………2

2.1 構成と作業分担..………2

2.2 委員..………2

3. 2004年度活動計画..……….4

3.1 規格原案作成..………4

3.2 その他の活動..………4

4. 委員会開催一覧および審議内容....………6

4.1 親委員会..………6

4.2 作業グループ..………6

5. 作業グループの活動………7

5.1 WG1.………7

5.2 WG2.………..12

6. 今後の課題 ………31

附属資料: 活動の成果 A.1:TS原案およびTR原案

A.1.1 TS X 0106:2005原案, 多目的インターネットメール拡張(MIME)-第4部: 登録手続 A.1.2 TS X 0107:2005原案, 多目的インターネットメール拡張(MIME)-第5部: 適合基準 A.1.3 TS X 0069:2005原案, 多目的インターネットメール拡張(MIME)-第1部:

インターネットメッセージ本体のフォーマット A.1.4 TS X 0059原案, XSLTライブラリ

A.1.5 TS原案, DSSSL多機能組版ライブラリ A.1.6 TR原案, 縦組文書における数字表記方法

A.2:JIS原案(NSKへのJIS化支援)

A.2.1 JIS X 7201:2005原案, ニュース用マーク付け言語 (NewsML) A.3:W3Cへの提案

A.3.1 XSL拡張要求

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A.4:IEC/TC100への提案

A.4.1 NP原案, Conceptual model for multimedia e-publishing (100/864/NP) A.4.2 NP原案, Generic format for e-publishing

A.4.3 Reader's format for e-publishingの検討資料(PDFサブセット) A.4.4 Submission format for e-publishingの検討資料(XML化SPML)

A.5:ISO/IEC JTC1/SC34への提案(CICC/DocSIIとのリエゾン) A.5.1 Amd.1 to ISO/IEC TR 19758

A.5.2 Amd.2 to ISO/IEC TR 19758 A.5.3 DAM3 to ISO/IEC TR 19758

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1. 背景と経緯

1.1 必要性と背景

e-Book, e-Publishingは決して新しい概念ではなく, 文書の電子化が議論され始めた当時からその意義と実用 性が検討され, 国内・海外で幾度となく事業化への試みがなされてきた。実際に現在に至るまでの多くのe-Book, e-Publishingの事例を見ることができる。しかしいずれも支配的な市場を獲得するに至っていない。例えば, 2003年度は,新しいe-Book端末の発表やビジネスコンソーシアムの設立提案が相次ぎ,e-Book元年と期待され ていた。しかし,ケータイインフラの利用は活発になってきつつあるものの,総体的にはいまだに浮上できな い状態が続いている。

この現状を鑑みると, 幾つかの問題点を指摘することができる。その一つが国際的な標準化である。国内では, これまでにも幾つかのデファクト標準を目指す活動があったが, 国際的な活動には発展しなかった。電子情報 の流通・配布が国際と国内との境界を失った現在, 国際的な標準化活動なしにe-Book, e-Publishingの市場を 期待することはできないであろう。

1.2 調査研究の内容

e-Book/e-Publishingに関する国際的な標準化活動を展開するには, その分野の専門家が集まって標準化の議 論を行う場が必要である。しかし最近のend-user specificな観点でのe-Bookを対象とする委員会は, ISOにも IECにも存在しない。e-Book端末が情報家電的な取り扱いを受けていることを考慮すると, IEC/TC100がもっと も現状のe-Bookのissueを扱い易いように思われる。

そこでIEC/TC100をターゲットとして幾つかの新作業課題(NP)を提案して, 複数のプロジェクトを成立させ, しかる後にそれらを傘下におくTA(Technical Area; ISO/TCのSub-committeeに相当)を作るという戦略を立て た。これを実現するため, いくつものe-Book/e-Publishing関連の新規課題をIEC/TC100/AGSに提案することを, e-Book委員会の主眼に置いた。

e-Book/e-Publishing関連の新規課題の提案には, 関連技術の調査研究が不可欠である。さらに. このような e-Book固有, またはe-Publishing固有なトビック以外にも, 昨年度までの電子出版技術調査研究委員会 (EPCom)が扱ってきたような文書情報の基礎的な標準化も, e-Book/e-Publishingの環境整備には必要である。

1.3 期待される成果

上記の戦略を実行するために, まずIEC/TC100に対してNPの提案をし, プロジェクトを成立させることを, こ のe-Book委員会の期待される成果に位置付けることとした。

関連する成果としては, 文書情報の基礎的な規格として普及が期待されるもののJIS, TSまたはTRの原案作成 を挙げることができよう。

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2. 委員会構成

2.1 構成と作業分担

2004年度の委員会構成と作業分担は次のとおりとする。

親委員会(EBPL): 成果のレビューと承認

作業グループ1 WG1(EBW1): e-Book, e-Publishingの要素技術の調査研究および 文書交換プロトコルの標準仕様書(TS)原案作成

作業グループ2 WG2(EBW2): e-Book, e-Publishing固有の標準化対象の調査研究および 関連する国際標準化のための新作業課題検討

予定する委員会開催は次のとおりである。

• 親委員会: 3回/年

• WG1: 1回/月

• WG2: 1回/月

2.2 委員

各委員会の構成委員(2005-02現在)を次に示す。

(1) 親委員会(EBPL)

委員長 池田克夫 大阪工業大学

委員 内山光一 東芝ソリューション() 大久保彰徳 ()リコー

小町祐史 パナソニックコミュニケーションズ() 長村玄 ネクストソリューション()

   植村八潮 東京電機大学出版局 礪波道夫 読売新聞東京支社

内藤求 ()シナジー・インキュベート 中村幹 ()印刷学会出版部

平山亮 金沢工業大学 赤木孝次 ()日本新聞協会 矢ケ崎敏明 キヤノン()

堀坂和秀 経済産業省産業技術環境局 事務局 内藤昌幸 ()日本規格協会

       宮古牧子  ()日本規格協会

(2) 作業グループ1 WG1(EBW1)

主査 小町祐史 パナソニックコミュニケーションズ() 委員 内山光一 東芝ソリューション()

平山亮 金沢工業大学 石野恵一郎 アンテナハウス() 大久保彰徳 ()リコー

内藤求 ()シナジー・インキュベート 長村玄 ネクストソリューション() 藤島雅宏 ()イー・エイド

矢ケ崎敏明 キヤノン()

山田篤 ()京都高度技術研究所 赤木孝次 ()日本新聞協会 堀坂和秀 経済産業省産業技術環境局 事務局 内藤昌幸 ()日本規格協会

       宮古牧子  ()日本規格協会

2

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(3) 作業グループ2 WG2(EBW2)

主査 長村玄 ネクストソリューション() 委員 佐藤弘一 日本電気() NECソリューションズ 大久保彰徳 ()リコー

   植村八潮 東京電機大学出版局 加藤寿郎 凸版印刷()

小町祐史 パナソニックコミュニケーションズ() 矢ケ崎敏明 キヤノン()

高橋仁一 大日本印刷() 中村幹 ()印刷学会出版部 野口高成 ネクストソリューション() 堀坂和秀 経済産業省産業技術環境局 事務局 内藤昌幸 ()日本規格協会

       宮古牧子  ()日本規格協会

(9)

3. 2004年度活動計画

次の作業内容の推進を2004年度の計画として確認した。

3.1 TRおよびTSの原案作成

3.1.1 e-Publishing/e-Bookの国際規格提案

e-Publishing/e-Bookに関する標準化要求を調査し, IEC/TC100/AGSで検討された100/AGS/139(Multimedia e- publishing and e-books - Conceptual model for multimedia e-publishing)に基づいて, 新作業課題(NP)の 国際提案を行う。

3.1.2 DSSSL多機能組版ライブラリ

ISO/IEC TR 19758は, TR X 0010に基づく日本からの提案であったが, その後, 幾つものAmendmentsが開発さ れ, TR X 0010との乖離が顕著になった。そこで, 国際との整合を図るため, ISO/IEC TR 19758およびそのAmd.1, Amd.2, Amd.3に整合する標準仕様書(TS)の原案の作成する。

3.1.3 MIMEのTS原案

昨年度の電子出版技術調査研究委員会(EPCom)の活動の結果, MIME-1, -2, -3がTRとして公表され, MIME-4, -5 についても原案の検討が行われていた。e-Book委員会においてもMIMEはその情報の交換にとって重要と位置付 けられ, EPComから引継いだ作業として, MIME-4, -5のTS化を行う。

さらに, 既にTRとして公表済みのMIME-1が2005年度で期限切れとなるため, 現状のTRをそのままTSとして, 今 後のJIS化作業に繋げる。

3.1.4 NewsMLのJIS化支援

6月の新聞協会(NSK)での会合で, NewsMLをJIS化する作業が承認され, e-Book/WG1に対してJIS化作業支援の要 求があった。さらに新聞協会は, NewsML・JIS原案作成委員会を設立し, e-Book委員会と密接なリエゾンをと ることにした。NewsML・JIS原案作成委員会には, e-Book/WG1の委員数名がメンバとして参加する。

3.2 その他の活動

3.2.1 XSLTライブラリ

TR X 0059:2002を改正して, TS X 0059するための作業(昨年度の電子出版技術調査研究委員会の活動からの継 続)を行う。

3.2.2 縦組文書における数字表記方法

XML文書を縦組表示するため, 主として漢数字の縦組表記を整理して, 電子化レンダリングシステムにおける 推奨表記を明らかにする。

3.2.3 XSL機能拡張

W3C勧告のXSL1.0は, 電子出版技術調査研究委員会の活動によって, TR X 0088:2003, 拡張可能なスタイルシ ート言語(XSL) 1.0 として公表された。このXSL 1.0を委員が実装した結果, いくつかの機能拡張の必要性が 提示されている。この内容を検討し, e-Book委員会としてW3Cに提案する。

3.2.4 PDF subsetの規定

携帯電話等のモバイル端末のアプリケーションを前提に,ユースケースを作成し,それに必要な機能項目を明 確にして,PDF subsetの基本プロファイル, オプションプロファイルを開発する。これは, IECに提案するe- Book情報の交換フォーマットの一部に位置付ける。

4

(10)

3.2.5 原稿校正標準マーク付け言語(SPML)

以前のGLOCOM開発版に対してさらに検討を加え, XML対応を行う。これも, IECに提案するe-Book情報の交換フ ォーマットの一部に位置付ける。

3.2.6 XSL, XSLT等のJIS化検討

XSL等のスタイル指定言語は, XML文書を利用者にvisibleに提供するための必須の規定として, 要求が高まっ ている。そこで一連のスタイル指定言語規定に関する今後のJIS化の方策を検討する。

(11)

4. 委員会開催一覧および審議内容

4.1 e-Book標準化調査研究委員会[親委員会](EBPL)

e-Book標準化調査研究委員会[親委員会](EBPL)の開催一覧を表4.1に示す。

表4.1 EBPL開催一覧

開催番号 開催日 開催時間 開催場所 主な議題

11 2004-06-01 15:30~17:30 日本規格協会第802会議室 平成16年度活動計画の承認 11 2004-10-22 10:00~12:00 日本規格協会第801会議室 平成16年度上期作業の承認 12 2005-02-25 10:00~12:00 日本規格協会第801会議室 平成16年度活動成果の承認

4.2 作業グループ(EBW1, EBW2)

e-Book標準化調査研究委員会 作業グループ(EBW1, EBW2)の委員会開催一覧をそれぞれ表4.2, 表4.3に示す。

表4.2 作業グループ1(EBW1)開催一覧

開催番号 開催日 開催時間 開催場所 主な議題

63 2004-06-22 14:00~17:00 日本規格協会第802会議室 平成16年度活動計画の確認 64 2004-07-28 14:00~17:00 日本規格協会第801会議室 CSS1制定、MIME-4,-5の検討 65 2004-08-27 14:00~17:00 日本新聞協会 大会議室 XSLT-lib,PDF,MIME-4,-5の検討 66 2004-10-12 10:00~12:00 日本規格協会第201会議室 XSLT-lib,PDF,MIME-4,-5の検討 67 2004-11-30 14:00~17:00 日本規格協会第801会議室 XSLT-lib,PDF,漢数字表記の検討 68 2004-12-20 10:00~12:00 日本規格協会第801会議室 XSLT-lib,PDF,漢数字表記の検討 69 2005-01-20 14:00~17:00 日本規格協会第801会議室 NewsMLレビュー、W3Cへの提案 70 2005-02-18 14:00~17:00 日本規格協会第802会議室 平成16年度報告書まとめ

表4.3 作業グループ2(EBW2)開催一覧

開催番号 開催日 開催時間 開催場所 主な議題

1 (56) 2004-06-22 10:00~12:00 日本規格協会第802会議室 平成16年度活動計画の確認 2 2004-07-21 14:00~17:00 星陵会館 C会議室 eBookビジネスモデルの検討 3 2004-08-25 14:00~17:00 日本規格協会第202会議室 eBookビジネスモデル検討 4 2004-10-01 14:00~17:00 日本規格協会第802会議室 コンテンツ流通講演

5 2004-11-04 14:00~17:00 日本規格協会第801会議室 eBookビジネスモデルの検討 6 2004-12-07 10:00~12:00 日本規格協会第801会議室 PDF subsetの検討

7 2005-01-18 14:00~17:00 日本規格協会第801会議室 スリランカIT状況報告 8 2005-02-08 14:00~17:00 日本規格協会第303会議室 平成16年度報告書まとめ 8 2005-02-28 10:00~12:00 日本規格協会第801会議室 平成16年度報告書まとめ

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5.1 WG1

5.1.1 TS X 0059, XSLTライブラリの改正

昨年度の電子出版技術調査研究委員会(EPCom)/WG1での活動を継承し, TR X 0059:2002がサポートしていた目 次の生成と索引の生成に, 次の機能を追加して, TS X 0059の原案とした。

• 文字列処理

• タグの処理

• 属性の処理

• 日本語処理

TR X 0059:2002に含まれていた, 各処理のサンプルインスタンスについても, 改訂を行った。この原案を附属 資料A.1.4に示す。

5.1.2 NewsMLのJIS化支援

6月の新聞協会での会合でJIS化の作業を開始することが了承されたことを受けて, 新聞協会内に原案作成委員 会が設立され, eBook/WG1は原案りレビュー等の作業を支援することになった。

11月25日のJIS用語委員会で用語のレビューを受けた後, 12月に原案をJSAに提出して, 2005年1月26日の規格 調整委員会のコメントを反映したテキストを再提出した。2月には, METI内部審査に際してのコメントを受け, 修正テキストを作成した。この原案を附属資料A.2.1に示す。

3月23日の情報技術専門委員会で審議を受ける予定である。

5.1.3 縦組文書における数字表記方法

XML文書等の構造化文書をレンダリングする際に縦組表示が求められることがある。そこでレンダリングシス テムへの縦組表示文書スタイル指定を記述するための指針としての数字表記方法を, TR原案としてまとめると 共に, XSLによるスタイル記述を行い, 適切なフォーマティングが実行されることを確認した。

これらの検討に際して, 関連する次の活動をもレビューした。

• 新聞社の縦横変換

• 数字列への読み付与

このTR原案を附属資料A.1.6に示す。

5.1.4 XSL機能拡張

昨年度の電子出版技術調査研究委員会(EPCom)/WG1での活動を継承し, XSL1.0に対する機能拡張を検討して, 拡張案(附属資料A.3.1を参照)をW3Cに提示した。

5.1.5 MIMEの残りのパート

情報技術専門委員会(14)議事録において,

>資料 2「TS X0071 多目的インターネットメール拡張(MIME)

>第3部非ASCIIテキストへのメッセージヘッダ拡張」の公表

>原案作成者から説明の後, 異議なく承認された。

>また, MIMEに関する他の規格については, 日本語への翻訳は終了

>しているもののTSの様式に編集する作業は第11回情報技術専門委

>員会で決定された海外有力コンソーシアム規格をベースにしたTRは

>作成しないとの方針に基づきTS化に向けた作業は行っていない状況

>が原案作成者から紹介された。

, そのとおりですが, 次の議論があったことを追加していただけない でしょうか?

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それに対して, すでに翻訳が終了し原案作成が終了しているものに ついては, 追加の費用発生はないのでTS原案として提出してほしい との意見が委員から出された。

という要求があり, しかもパート1~3までが公表されて, 残るパート4~5が公表されないのは利用者に混乱を 与えるため, MIME-4, 5のTS原案を作成した。

これらのTS原案を附属資料A.1.1, A.1.2に示す。

5.1.6 MIME1のTS原案: TS X 0069

MIME1を規定するTR X 0069が期限切れとなるが, MIMEは既に広く利用され, しかも多くの規格から参照されて いる。そこでTR X 0069をTSの様式に修正して, TS X 0069として公表するため, TS X 0069の原案作成を行っ た。

このTS原案を附属資料A.1.3に示す。

5.1.7 XSL, XSLT等のJIS化検討

現在TRとして平成15年9月1日付けで制定されているTR X 0088 拡張可能なスタイルシート言語(XSL)1.0 に ついて, JIS化するにつき考察したので報告する。

(1) 原情報の状況

現存するTRは, W3Cの”Extensible Stylesheet Language (XSL) Version 1.0”(2001年10月公表)に基づい ている。W3Cのその後の活動を見るに, 活発な議論を経てVersion1.1として2004年12月16日にワーキングドラ フトが出されている。しかしながら, ラストコールの期限が過ぎているにも拘わらず未だ討議中である。今後 の見通しとして, 2005年春にラストコールが出され, 同年秋には勧告として発行されるのが最短のスケジュー ルであろう。勧告として発行される時期が更に遅れる可能性は十分にある。

(2) JIS化のタイミング

現存するTR XSL Version 1.0 のJIS化には次のような工程を経る必要がある。

• 現存するTRの文面を再度精査してJIS用語, 様式に適合していない部分は修正する。

• JIS用のWordテンプレートに落とし, JISとしての体裁を整える。

• 以上の作業に少なくとも2005年度一杯を必要とする。

• JIS化された規格が発行されるのは2006年度になる。

(3) JIS化の問題点

このようなタイムスケジュールを考えた場合, 以下のような問題点が考えられる。

• W3Cの更改作業が遅れているとはいえ, 2006年にXSL Version 1.0 のJIS規格が発行された時点では, 少 なくともW3CからVersion 1.1 の勧告が発行されている可能性がある。

• W3Cから出されたXSL Version 1.1のワーキングドラフトの内容を見ると, 全ページの約10%が追加若し くは修正されている。

• 追加された機能は有用なものが多く, また解説も詳しくなされたものもある。

• しかしながら, 基準となるW3Cの勧告が定まらないため, Version1.0のTRを見直し, TSとして発行する。

(4) TS化作業手順の提案

かかる観点から, TS化作業として以下の手順を提案する。

• TS化のため, Version1.0のTRにつきJIS用語, 様式に適合しているかの精査を進める。

• W3Cから出されているXSL 1.1のワーキングドラフトを基準に修正部分の翻訳作業を進めて, 新バージョ

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(14)

ンへの対応の準備をする。

• 以上の項目を平成17年(2005年)度の作業とする。

(5) XSL_1.1の変更項目一覧

このリストはXSL 1.1の, XSL 1.0から変わった項目を列挙した。全ページの10%程度が追加あるいは見直され ている。Revは修正項目, Newは新規追加項目を示す。

     ―――― 追 加 項 目 ――――

Status of this Document Rev 約1ページ

5.5.6 Text-decoration Property New:1段落 5.10.1 Number Functions Rev:細かな変更

5.10.2 Color Functions Rev:細かな変更

5.10.3 Font Functions Rev:1段落書き換え

5.10.4 Property Value Functions Rev:修正・追加2ページ

5.11 Property Datatypes Rev:修正・追加項目あり

6.3 Formatting Objects Summary New:25項目追加あり

6.4.1.4 Flows and Flow Mapping New/Rev:追加1項目 修正1項目

6.4.2 fo:root Rev:追記事項あり

6.4.5 fo:page-sequence New:2ページほど追加事項あり

6.4.6 fo:page-sequence-wrapper New:新しい追加項目 6.4.13 fo:simple-page-master Rev:修正1段落

6.4.14 fo:region-body Rev:部分修正あり

6.4.22 fo:flow-map New:新規項目

6.4.23 fo:flow-assignment New:新規項目

6.4.24 fo:flow-source-list New:新規項目

6.4.25 fo:flow-name-specifier New:新規項目

6.4.26 fo:flow-target-list New:新規項目

6.4.27 fo:region-name-specifier New:新規項目 以上6項で3ページほど 6.5.3 fo:block-container Rev/New:修正1段落 新規3段落ほど 6.6.8 fo:inline-container New:2段落追加

6.6.11 fo:page-number-citation Rev:1段落修正 6.6.12 fo:page-number-citation-last New:新規項目

6.6.13 fo:folio-prefix New:新規項目

6.6.14 fo:folio-suffix New:新規項目

6.6.15 fo:scaling-value-citation New:新規項目  以上4項で3ページ強

6.7.3 fo:table New/Rev:2~3項目追加修正

6.7.4 fo:table-column RevNote項目修正 6.7.6 fo:table-header RevNote項目修正 6.7.7 fo:table-footer RevNote項目修正 6.7.8 fo:table-body RevNote項目修正

6.7.9 fo:table-row RevNote項目修正

6.10 Formatting Objects for Indexing New:新規追加

6.10.1 Introduction New:新規項目

6.10.2 fo:index-page-number-prefix New:新規項目 6.10.3 fo:index-page-number-suffix New:新規項目 6.10.4 fo:index-range-begin New:新規項目 6.10.5 fo:index-range-end New:新規項目 6.10.6 fo:index-key-reference New:新規項目

6.10.7 fo:index-page-citation-list New:新規項目

6.10.8 fo:index-page-citation-list-separator New:新規項目 6.10.9 fo:index-page-citation-range-separator New:新規項目

6.11 Formatting Objects for Bookmarks New:新規項目 6.11.1 fo:bookmark-tree New:新規項目

6.11.2 fo:bookmark New:新規項目

6.11.3 fo:bookmark-title New:新規項目 以上21ページほど 6.13.1.1.1 Wrapper New:新規項目

6.13.1.1.2 Table Markers New:新規項目 6.13.2 fo:change-bar-begin New:新規項目

6.13.3 fo:change-bar-end New:新規項目 以上5ページほど 6.13.4 fo:wrapper Rev/New:2~3段落 修正・追加

6.13.5 fo:marker New:2項追加

6.13.7 fo:retrieve-table-marker New:新規項目 2ページほど

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7.7.28 border-right-color New:新規項目 7.7.29 border-right-style New:新規項目 7.7.30 border-right-width New:新規項目

7.9.6 hyphenation-push-character-count Rev:3項修正あり 7.9.7 hyphenation-remain-character-count Rev:3項修正あり

7.11.1 margin-top New:新規項目

7.11.2 margin-bottom New:新規項目

7.11.3 margin-left New:新規項目

7.11.4 margin-right New:新規項目  どれも小さな項目

7.12.1 top New:新規項目

7.12.2 right New:新規項目

7.12.3 bottom New:新規項目

7.12.4 left New:新規項目  どれも小さな項目

7.14.1 allowed-height-scale New:新規項目

7.14.2 allowed-width-scale New:新規項目  合わせて1ページ強

7.14.4 content-height New:2項追加あり

7.14.5 content-width New:2項追加あり

7.15.2 hyphenation-ladder-count New:1項追加あり 7.15.8 white-space-treatment Rev:5項に修正あり 7.16.3 suppress-at-line-break Rev:1項修正あり

7.16.4 text-decoration New:3段落追加あり

7.18.1 clear New:2項追加あり

7.18.2 float New:2項追加あり

7.20.2 overflow New:1項追加あり

7.23.1 index-class New:新規項目

7.23.2 index-key New:新規項目

7.23.3 page-number-treatment New:新規項目

7.23.4 merge-ranges-across-index-key-references New:新規項目 7.23.5 merge-sequential-page-numbers New:新規項目

7.23.6 merge-pages-across-index-key-references New:新規項目

7.23.7 ref-index-key New:新規項目 以上3ページほど

7.24.2 retrieve-boundary-within-table New:新規項目 1/2ページ 7.24.6 retrieve-position-within-table New:新規項目 1ページ強 7.26.7 initial-page-number Rev:1項修正あり

7.26.18 flow-map-name New:新規項目

7.26.19 flow-map-reference New:新規項目 7.26.20 flow-name-reference New:新規項目

7.26.21 region-name-reference New:新規項目 以上で2ページほど

7.27.8 column-number Rev:1項修正あり

7.27.14 number-rows-spanned Rev:1項修正あり

7.28.7 writing-mode RevNoteに修正あり

7.29.1 change-bar-class New:新規項目 7.29.2 change-bar-color New:新規項目 7.29.3 change-bar-offset New:新規項目 7.29.4 change-bar-placement New:新規項目 7.29.5 change-bar-style New:新規項目

7.29.6 change-bar-width New:新規項目 以上で4ページ強

7.29.9 intrinsic-scale-value New:新規項目

7.29.10 page-citation-strategy New:新規項目 以上で2ページ弱 7.29.11 provisional-label-separation New:1項追加あり

7.29.12 provisional-distance-between-starts New:1項追加あり 7.29.14 scale-option New:新規項目 1/2ページ (6) その他のW3C勧告

XSLT, XPathについては, 2月までの議論では, W3Cの動向を見るということにした。2月11日にW3Cから次の10 件がすべてWorking Draftとして公表された。

* XQuery 1.0: An XML Query Language * XML Path Language (XPath) 2.0 * XQuery 1.0 and XPath 2.0 Data Model

* XQuery 1.0 and XPath 2.0 Functions and Operators * XSLT 2.0 and XQuery 1.0 Serialization

* XQuery 1.0 and XPath 2.0 Formal Semantics * XQuery Update Facility Requirements * XML Query Use Cases

* XML Syntax for XQuery 1.0 (XQueryX)

10

(16)

* XSL Transformations (XSLT) Version 2.0

2005年中にはCRへのカウントダウンが始まる可能性がある。

(17)

5.2 WG2

5.2.1 計画

前年度までの「電子出版技術標準化調査研究委員会」の活動の成果を受け,その課題を整 理したうえで,次の計画を立案し活動を行なった。なお,5.2.1.4項については,当初WG1 の活動として進められていたが,その一部をe-Publishing/e-Bookとの絡みもあって本WG で担当することになったものである。

5.2.1.1 e-Publishing/e-Book(国際規格提案)

(1)e-Publishing/e-Bookの現状

2003 年度は,新しい e-Book端末の発表やビジネスコンソーシアムの設立提案が相次ぎ,

e-Book元年と期待されていた。しかし,ケータイ・インフラの利用は活発になってきつつ

あるものの,総体的にはいまだに浮上できない状態が続いている。一方でe-Book端末とし て先行していた米国では製造中止が発表され,e-Bookの販売も縮小傾向にある年でもあっ た。

ビューア,電子ペーパー,フォーマット,通信環境等は著しい発達を見せているが,それ にもかかわらず,大きな推進力が得られない。

一方,広くデジタルドキュメントの状況を観察すると,インターネットやケータイでは日 夜,膨大な量のメールが流通している。また,2004年は前年より続いていたウェブ日記ブ ームを素地にblogコンテンツの爆発的は増加をみた年でもあった。さらにこのブームはソ ーシャルネットワークサービス(SNS)に飛び火した。blogにしてもSNSにしても,文字 情報を中心とした情報流通である。

つまり,e-Publishigが従来の出版ビジネスのプレーヤーによって,同じビジネスモデルを 用いて,なおかつ従来の出版産業のほぼ枠内で試みられている間に,その外側において膨 大な量のドキュメントデリバリーが,ほとんど無料で行われていることになる。そして,

この注目すべき領域に対しe-Publishingは,何らビジネスとして手がけられていない状態 である。

この状況を分析すると,

・新たなe-Bookのビジネスモデルができていない

・膨大な量のデジタルドキュメント流通をe-Publishingが取り込めていない。

・さらに,コンテンツの生成をビジネス領域に誘導する環境が整っていない。

・電子辞書は成功したモデルであるが,これをe-Bookに敷衍できるのか などの疑問や課題が見えてくる。

(2)課題検討

12

(18)

このような視点から紙の本の製作工程を再確認すると,前工程ではかなりデジタル化され てきたものの,実際には「一部デジタル」である。紙の出版物のフルデジタル移行に大き なコストがかかる以上,印刷会社にとってフルデジタル処理を前提とした e-Book 制作や,

クライアント(出版社)・ユーザ(読者)から求められるコストダウンへの対応は困難であ る。

また読者のデジタル環境を見ると,ケータイなどの機能向上と普及が進む反面,PDAの売 上げは減少傾向にある。機能が限定された読書専用端末がユーザーニーズを掘り起こすの か,あるいは読書専用端末を前提としたe-Bookビジネスモデルが成立するのか,動向が注 目されることになった。

さらに出版不況や多種類なe-Bookファイル形式,著作権管理システム,出版の既得権益を 守るための出版社の取り組みなど,いくつかの現実がe-Book市場の離陸を阻害している一 因と思われる。そこで,

・中長期的な展望にたった市場予測

・有効なビジネスモデルとはどのようなものか

・それを実用に供するためのインフラ,とくに標準化に向けた提案 などを多角的に調査・分析していくことが急務であるとの認識を得た。

以上から本年度の中心的課題として,これらの具体的調査研究を行うことでe-Bookのある べき姿を検証し,そのConceptual ModelやGeneric Formatを国際提案していくこととし た。

(3)検討対象

その検討対象であるが,本委員会の名称はe-Book となっているが,書籍に限定することな く,文書(マルチメディア)の入出力という技術分野で検討することとした。したがって,既 存の小説,書籍などに固定せず,有望な市場を想定して標準化検討を進めることとした。

また,デジタルカメラの普及により画像へのアクセスが容易になったことが,結果的に送 り手ニーズと受け手ニーズに変化をもたらしたこと,また,ユビキタス環境における情報 アクセスなども念頭において検討することとした。その際,マルチメディア機能すべてを 搭載することが条件ではなく,単機能であってもマルチメディア機能との整合がとれてい ることを条件とした。

なお,本報告では,電子出版をe-Publishing,電子書籍をe-Bookに統一して記述した。

5.2.1.2 DSSSLライブラリ

TR X 0010:2000のDSSSLライブラリの内容に, TR X 0010追補1の規定, およびISO/IEC TR 19758関連規定の内容を加えて, TS原案を作成する。

(19)

5.2.1.3 原稿校正標準マーク付け言語(SPML)

以前,国際大学GLOCOMで開発を行った版に対して,さらに検討を加えて,XML対応版 とし,TS原案を作成する。

5.2.1.4 PDFサブセット

携帯電話等のモバイル端末のアプリケーションを前提に,ユースケースを作成し,それに 必要な機能項目を明確にして,PDF サブセットの

① 基本プロファイル

② オプションプロファイル の原案作成を行う。

なお,本活動は委員会WG1でPDFサブセット案を検討し,本委員会WG2は電子ブック

(e-Book)のユースケースでの適用性を考察する。

5.2.2 活動概要

5.2.2.1 e-Publishing/e-Book(国際規格提案)

『平成15年度電子出版技術標準化調査研究委員会成果報告書』でe-Bookのビジネスモデ ルについて報告したが,これを受けてさらにConceptual Model,Generic Formatの前提 となるビジネスモデルについて,最新動向の調査,関連白書の分析,コンテンツ流通委員 会の活動に関する報告などを通じて,調査・分析を実施した。

「電子書籍ビジネス調査報告書2004」(2)では,「この1 年間で大きく状況が変わった」と して,市場規模について次のようにまとめている。

①ケータイが読書端末として大きくクローズアップされてきた。

② ブック,リブリエの登場で,電子ペーパー搭載の読書端末が現実のものになった。

e-Book販売サイトの売上げの伸び率は30~380%に達した。

③2003 年の市場規模は,前年比1.8 倍の約18 億円に拡大したと推定される。

また,音楽のダウンロード販売市場が米国に続いて日本でも注目化されている。ただし米 国では音楽権利関係が明確となっており,ビジネス展開が容易となっているが,日本では 不明確かつ複雑で展開が困難な状態となっている。

e-Bookについても,著作権者と出版社の権利関係が確立していない状態であり,メーカー

や通信インフラにとってもシステム的に展開以前というのが実情である。特に日本の出版 業界の構造としては,小規模出版社-大規模印刷会社という構図があり,大多数の出版社 においてのe-Bookファイル形式の標準化は必須と考えられる。

14

(20)

(1)e-Bookファイル形式の現状と標準化の必要性

e-Book 市場を成立させる条件として,初期の段階から e-Book ファイル形式の標準化につ

いては,その重要性が指摘されてきた。米国における e-Book リーダは Adobe Reader と Microsoft Reader の二つであるが,日本では,統一の機運すらないままに今日にいたって いる。

表5-1 e-Bookファイル形式

ファイル形式 リーダ ハードウェア DRMのレベル

テキスト PC,PDA

PDF Adobe Reader PC △

Adobe eBook Adobe Reader PC ◎

ドットブック T-Time PC, PDA ○

XMDF ブンコビューワ PDA, PC,他 ○ ebi.jBook Reader ebi.jBookReader PC, Σブック ◎

デジブック 蔵衛門デジブック PC ◎

Kacis Book Kacisリーダ PC ○

シーモア シーモアリーダ PDA, PC ◎

Hatch Hatchビューワ Σブック ◎

BBeB Book LIBRIe LIBRIe, PC ◎

(『電子書籍ビジネス調査報告書2004』をもとに一部修正)

DRMのレベル

:改ざん可能。コピー可。

△:改ざん不可。コピー可

○:改ざん不可。コピー可だが購入データの記録により違法コピーを抑制 ◎:改ざん不可。コピー可だが,1台の端末でのみ閲覧できる。

現在,e-Bookのファイル形式とそのリーダには表に示すように多くの種類がある。文字系 コンテンツでは,メールなどで配信されているプレーンテキストが一番汎用性が高いが,

著作権保護が困難であり,組版情報や文書構造を持たすことができない。構造化文書とし てはXMLベースのファイルフォーマットがある。

文書ファイル形式としてはAdobe eBook にも対応したPDFが普及しているが,その割に

は e-Book ファイルフォーマットの主流になり得ていない。読者にとって不便である上に,

e-Book の出版社にとっても多用なファイ形式の存在が e-Book の生産性を落としているこ

とは明らかである。

(2)e-Bookのダウンロード市場予測

e-Bookのダウンロード市場は,右肩上がりではあるが,当面爆発的な拡大は見込めそうに

(21)

はない。しかしながら,ハード及びソフトの機能向上とともに,徐々に拡大していくもの と考えられる。

そこで「電子書籍ビジネス調査報告書2004」における,e-Bookをどのような環境で読んで いるのかという調査結果に基づき,今後のe-Bookの利用形態を予測してみた。

「電子書籍ビジネス調査報告書2004」における「どのような環境で電子書籍を読むか」で は,下記のような調査結果であった(グラフ上は点線の位置)

パソコン:45.8% PDA:36.6% 携帯電話:12.6% 電子書籍専用端末:2.5%

その他:1.1% 無回答:1.3%

この利用率から今後の傾向を以下のように予測した。

・パソコンでの利用は,今後も徐々に上昇していくと思われる。これは,パソコン端末 の軽量化,バッテリー駆動時間の長時間化により,ビジネスマンが通常持ち歩いてい るパソコンでe-Bookを閲覧することが多くなると予想できるからである。

・PDAは,パソコンと携帯電話の需要増に伴い,減少していくと思われる。

・携帯電話は,e-Book機能を搭載した端末が増えていき,利用者もどんどん増えると思 われる。特に各キャリアとも専用のサイトを立ち上げているため,利用者も簡単に利 用できる点が,今後急速に普及すると思えるポイントである。

・2004 年に発売開始された e-Book専用端末は,読みやすさという点ではかなり紙の本 に近いが,単一目的の端末としては,サイズが大きい,価格が高いなどの点から,普 及はむずかしいのではと思われる。

・2004年に映像,画像,音楽などを持ち歩いて閲覧できるマルチメディアプレーヤーが 発売されたが,主にパソコンでマルチメディアコンテンツを利用している人たちが,

外出先でも気軽にコンテンツを閲覧するために,これらの端末を利用する人たちが急 増すると思われる。2005年末ころには,機能として,e-Bookの閲覧機能が追加される のではと予想すると,端末の増加に伴いe-Bookの利用者も増加すると予想できる。

以上から,e-Book 専用端末はユーザの利便性を考えると,今後マルチメディアプレーヤー に機能統合されていくと思われる。現状のような単機能端末で生残り・普及が進むために は,専用端末としての操作性・コストパフォーマンス等のユーザーメリットで,明確な優 位性を獲得する必要がある。

この傾向を図として表したのが次図である。

16

(22)

図5-1 現状のe-Bookの利用端末と今後の予想

(3)2004年度に話題となったe-Bookプロジェクトの検討

① 週刊ポストのデジタル版

週刊ポスト(公称50万部発行)のデジタル版の記事内容を確認した。記事内容に関し,

次の意見があった。

・記事単位の販売(63円,42円)は印刷物に対し割高ではないか。

・ビジネスとして成功するかは見通しがたたない。

② 読書用閲覧ソフト「どこでもビューワ」

読書用閲覧ソフト「どこでもビューワ」の記事内容を確認した。記事内容に関し,次 の意見があった。

・携帯用ソフト(XMDF)が市場を大きく獲得するかは不明である。

③ ケータイによる小説の配信モデル

・新潮ケータイ文庫

ケータイ(携帯電話)で連載小説を読むシステムが,まだ規模は小さい(17億円/03 年度)が広がってきていることを確認した。なお,携帯電話は,当初想定した「通勤 等の移動時」に限らず,ほとんど身に付けていると想定されることを確認した。

④ HDD付きケータイ

HDD付きケータイの新聞記事から,今後このようなハードが一般的モバイル端末の形 態となっていくと考えられる。

2003 2004 2005 2006 2007

10%

20%

30%

40%

50%

0%

携帯電話

マルチメディアプレーヤー 電子書籍専用端末

利用端末比率(%)

PDA PC

(23)

⑤ リブリエ

e-Book 端末として発売された「リブリエ」と e-Book ダウンロードサイト「タイムブ ックタウン」について,そのビジネスモデルを検討した。

⑥ Book

e-Book端末として発売された「 Book」とe-Bookダウンロードサイト「eBookJapan」

について,そのビジネスモデルを検討した。

⑦ e-Bookに関する予備的アンケート

予備的アンケート(調査人数:37)の結果,概略次の内容が確認されたので,必ずしも正 確なデータとは言えないが,今後の参考データとした。

・e-Bookリーダの一般認識はまだ希薄である。

・e-Bookリーダは,ほぼ携帯電話と同等の価格帯と考えられている。

・e-Bookリーダによる,利用料金(本一冊分)は本の料金の約30%以下が適当と考え られている。

5.2.2.2. DSSSLライブラリ

TR X 0010:2000のDSSSLライブラリは日本語組版を前提にしているが,このISO TR化

(ISO/IEC TR 19758)に伴い,多言語環境にも対応させることとした。ISO/IEC TR 19758 は,その後,Amendment1~3 が提案され,これらは漢字圏から東南アジアの言語組版の 対応もなされたことから,TR X 0010,同追補1,ISO/IEC TR 19758 Amd2~3(同TR Amd1 は,TR X 0010追補1に反映済み)を統合した新しいTS原案を作成することとした。

なお,ISO/IEC TR 19758 Amd3はCICCで原案を作成しているため,CICCとのリエゾン をとった。

5.2.2.3 原稿校正標準マーク付け言語(SPML)

構造化文書の汎用的な校正用マーク付け言語がないこと,e-Bookの機能としても重要な位 置付けであることから,国際規格として通用するレベルの校正用マーク付け言語を開発す る計画を立案した。しかし,すでにSGML文書校正マーク付け言語のJIS原案が存在する ため,これを元に,XML対応等の修整を施す形でまとめることにした。

このJIS原案については,1996年3月に,通商産業省工業技術院(当時)が国際大学グロ ーバルコミュニケーションセンター(GLOCOM)に対して委託し,これを受けて同センタ ーが「SGML 文書校正マーク付け言語の提案型国際規格作成調査研究委員会」を設立して 1996年4月から研究を行い,その結果を1997年3月に委託元に提出したものである。

この原案は,その後 JIS 化される機会がないままになっていたが,これに代わる有用な汎 用電子文書校正用言語が開発されることもなく,また,この WG で検討する eBook の

18

(24)

Conceptual Modelの校正工程には必須と考えられたため,これをベースとすることにした のである。

ただし,この原案はSGML対応であったため,そのDTDをXML対応に変更する。

また,国際提案を志向するため,用語(とくに要素名)についても検討を加える。

5.2.2.4 PDF サブセット

本委員会WG1でPDFサブセットとして,PDF/Mobile-mini,-mid,-fullの機能一覧案を 以下の機能別に作成した。

① PDF/Mobile-mini(最小セット)は,表示として,多値/2値画像のみをサポート 作成及び表示ソフトの容易性を追求

② PDF/Mobile-mid(中間セット)は,応用として,文字データでの利用が多いと考え てフォントをサポートし,検索性を考慮してメタデータ機能を追加

③ PDF/Mobile-full(フルセット)は,表示として,グラフィック機能,アクセシビリ ティへの応用を考慮した文書構造(タグ付PDF),文書保護のために,デジタル署名,

暗号化等のセキュリティ機能を追加

本委員会WG2では,この機能一覧をベースにe-Bookでの妥当性を検証するユースケース の検討を行った。

なお,上記機能一覧案に関しては,附録資料A4.3を参照のこと。

5.2.3 成果

5.2.3.1 e-Publishing/e-Book(国際規格提案)

(1)現状におけるデジタルコンテンツ販売のビジネスモデル 要素A(構成内容),要素B(費用負担)に分けて検討した。

要素A(構成内容)では,

①タイプA1:コンテンツ販売モデル

e-Book販売サイトにおけるコンテンツダウンロード販売。電子辞書にみるパッケージ

販売。

②タイプA2:サービスベンダーモデル

デジタルコンテンツにサービスを統合する。eラーニングにおけるデジタル教材販売 がその例である。

③タイプA3:統合システムベンダーモデル

デジタルコンテンツとサービスを統合システムとして提供する。iTMS(iPod)などがそ の例である。

要素B(費用負担)では,

(25)

①タイプB1:ユーザ負担

通常のコンテンツ販売のように,対価をユーザから回収するモデルである。

②タイプB2:広告主負担

民間放送,雑誌におけるフリーペーパーなど広告収入に依存するモデルである。

③タイプB3:ユーザ+広告モデル B1とB2の中間モデル。

以上からもわかるように,書籍はタイプA1でありB1ユーザ負担モデルである。雑誌の 多くはB3モデルである。

(2)e-Publishingの定義とe-Book

e-Publishing は,これまでの活動からは「文字・画像情報をデジタルデータに編集加工し

て,CD-ROMなどの電子メディアやネットワークにより配布する出版活動」と定義されて いる。これは「電子編集」,「CD-ROMなどによるパッケージ系のe-Publishing」,「ネット ワーク出版」という三つのカテゴリーに分け,既存の出版を基礎においている。

日本では電子出版物を狭義にとらえた場合,コンテンツの種類としては小説やエッセイな どの読み物,マンガ,写真集などの書籍を指している。またCD-ROMによってある程度の 市場を確立した辞書,辞典などのリファレンス系電子出版物や電子辞書を含むこともある。

また,書籍をデジタル化したデータベースから,読者の要望によりオンデマンド印刷して 販売するオンデマンド出版も「電子編集制作」の概念に含むことができる。ただし,今日 ではDTPやオンデマンド出版などは,情報技術による出版革命の独立した分野としてとら え,「オンライン書店」同様,e-Publishingには分類しないのが通例である。

なお電子出版物のうち,ネット販売されているデジタルコンテンツのダウンロード販売が

「e-Book」とか,しばしば「電子書籍」,「eブック」と呼ばれている。『電子書籍ビジネス 調査報告書2004』では,限定的に「電子書籍のダンロード販売」を取り上げている。

前述の定義ではe-Publishingを「出版活動」の概念を借りて定義しており,説明の対象を 説明の前提とした同義反復ともいえる。出版という枠組みを外してメディア産業という側 面から「デジタルコンテンツのネットワークによる配信」とすれば,それは何も出版の専 売特許ではない。同じようなことを新聞社が行えば,「電子新聞」であり,放送局ならば「イ ンターネット放送」である。それぞれ文字と音声と画像を統合したマルチメディアを目指 した「デジタルコンテンツ産業」となる。

また『デジタルコンテンツ白書』ではデジタルコンテンツを映像系(DVD など),音楽系

(ディスク,着うたなど),ゲーム系(CD-ROMやオンラインゲームなど),出版・情報系

(リファレンス,学校教材)に分類している。かつてアナログメディアとしてそれぞれ独 立 し て い た も の が , デ ジ タ ル メ デ ィ ア と し て 融 合 し つ つ あ る こ と が う か が え る 。

e-Publishing が対象とする分野は,すでにアナログの概念における出版領域に限定できな

いことがわかる。

20

(26)

CD-ROMがニューメディア,マルチメディアブームを実現するメディアとして話題の中心 であった時代は,e-Publishingを出版の枠にとどめることができた。CD-ROMはパッケー ジ商品であり従来の出版流通の中で取り扱われている。もちろん再販商品ではないことか ら値引き販売が問われることもあるが,大きく流通を含む出版システムや商慣習を変える ことはなかった。

しかし,ネットワークとデジタルコンテンツは出版・印刷や電子機器メーカーを含む製造 業だけでなく,流通,通信などのすべての産業にとって未体験の新市場に思えた。結果的 に多様な業種が参入し,新たなコンテンツ産業を形成した。この結果,従来の出版システ ムでは対応できない面において,徐々に出版の領域を広げていくことになった。

e-Bookがマルチメディアコンテンツまで含むデジタルデータと定義すると,既存のメディ

ア領域を超えた存在となる。つまり,デジタルコンテンツを従来のメディア区分である出 版,新聞,放送に当てはめたe-Publishing(電子出版),電子新聞,インターネット放送と いったコンテンツ区分は存在し得ないことになる。

しかし,それでもなおビジネスの区分として存在し得るのは,新しいコンテンツメディア がユーザの利用習慣に依存するからである。書籍の読書習慣の延長でデジタルコンテンツ を利用するとe-Bookとしてみなされることになる。あるいはコンテンツプロバイダーが出 版社であったり,紙の出版流通モデルを模倣するなども考えられる。

(3)TC100での議論

昨年度のTC100/AGS会議(2003年11月)に, EP/WG2での検討に基づいて, 100/AGS/114, Overview of e-publishing and e-books and their requirements for international standardizationが提出され, E-publishing and E-BooksがIEC/TC100の標準化課題とし て認識された。

その議論を受けて今年度には, まず5月のTC100/AGS会議で2件の寄書

・100/AGS/139, Multimedia e-publishing and e-books - Conceptual model for multimedia e-publishing

・ 100/AGS/151, Conceptual model for multimedia e-publishing

がEB/WG2およびJEITAのAVISでの検討に基づいて, 提出・議論され,

・ conceptual model for multimedia e-publishing standardization

・ interchange/distribution formats for e-publishing.

に関する新作業課題提案(NP)をすることが行動計画として承認された。

この決定に基づき, 日本から次のNPが提出された。

(4)作業課題提案の提出

以上の結果を踏まえ,100/864/NP, Multimedia systems and equipment - Multimedia e-publishing and e-books - Conceptual model for multimedia e-publishing(附属資料A.4.1

(27)

参照)を提出した。

これは, 2005年1月14日を期限とするNP投票を受け, プロジェクトが承認された。この NP に お い て, Author, Data preparer, Publisher, Reader か ら 成 る Content creation/distribution modelが提案され, それぞれの間の情報交換に用いる

・ Submission format

・ Generic format

・ Reader's format

の標準化の必要が示されている。Submission formatにおいては, SPMLの必要性が示され ている(5.2.3.3項を参照)。SPMLの素案を附属資料A.4.4に示す。

10月のTC100/AGS会議では, 寄書 100/AGS/162, E-publishing and E-books - Generic format for e-publishing がEB/WG2およびJEITAのAVISでの検討に基づいて, 提出・議 論され, XMLと名前空間とに基づくこの内容をNP(附属資料A.4.2参照)として提出するこ とが求められた。

EB/WG2では, これらの NP(附属資料A.4.1,A.4.2)の原案を作成している。

5.2.3.2 DSSSLライブラリ

(1)DocSIIにおけるDSSSL Library検討

DocSIIメンバに対して, 次のISO投票文書が配布され, コメントが求められた。

・ DAM1 to ISO/IEC TR 19758 (JTC1 N7441, N7441cov, Due date 2004-08-18)

・ DAM2 to ISO/IEC TR 19758 (JTC1 N7442, N7442cov, Due date 2004-08-18)

・ PDAM3 to ISO/IEC TR 19758 (SC34 N515, N515bal, Due date 2004-07-26)

コメントは, Bangladesh, Mongolia, Myanmar, Singapore, Thailandの各国から寄せられ, さらに2004年10月のDocSII Symposiumにおいて関連する議論が展開された。

(2)ISO/IEC JTC1/SC34での審議

2004年4月のSC34 meetingにおいて, 次の決定を行った。

・ WGは, WG2 N160およびWG2 N161を, それぞれISO/IEC TR 19758/PDAM1のコメ ント対処およびISO/IEC TR 19758/Amd.1のDAMテキストとして受理し, DAMテキ ストをDAM処理のためにSC34セクレタリアートに送付する。

・ WG2は, WG2 N162およびWG2 N163を, それぞれISO/IEC TR 19758/PDAM2のコ メント対処およびISO/IEC TR 19758/Amd.2のDAMテキストとして受理し, DAMテ キストをDAM処理のためにSC34セクレタリアートに送付する。

・ WG2は, WG2 N164を, ISO/IEC TR 19758/Amd.3のPDAMテキストとして受理し,

22

(28)

PDAMテキストをPDAM処理のためにSC34セクレタリアートに送付する。

さらに, 2004年11月のSC34 meetingにおいて, 次の決定を行っている。

・ WG2は, WG2 N187およびWG2 N188を, それぞれISO/IEC TR 19758/DAM1のコメ ント対処およびISO/IEC TR 19758/Amd.1の最終テキストとして受理し, 最終テキスト をITTFによる出版のためにSC34セクレタリアートに送付する。

・ WG2は, WG2 N189およびWG2 N190を, それぞれISO/IEC TR 19758/DAM2のコメ ント対処およびISO/IEC TR 19758/Amd.2の最終テキストとして受理し, 最終テキスト をITTFによる出版のためにSC34セクレタリアートに送付する。

・ WG2は, WG2 N191およびWG2 N192を, それぞれISO/IEC 19758/PDAM3のコメン ト対処およびISO/IEC 19758/Amd.3のDAMテキストとして受理し, DAMテキストを JTC1のDAM処理のためにSC34セクレタリアートに送付する。

この会議では, DocSII メンバから寄せられたコメントに対して, Response 文書(WG2 N202)が作成された。会議の後, 上記最終文書(ISO/IEC TR 19758/Amd.1, ISO/IEC TR 19758/Amd.2, ISO/IEC 19758/DAM3, それぞれ附属資料A.5.1, A.5.2, A.5.3)は, いずれも ITTFに送付された。DocSII で議論されてきたレンダリング処理系の実装上のガイドライン は, そのままではスタイル指定言語またはスタイル指定言語ライブラリとのスコープの区 別を設定しにくいため, 視点を変えて, 新作業課題 SC34 N578(Minimum requirements for specifying document rendering systems)として提案されて, NP 投票に入った。この NP 投 票は 2 月 16 日に締め切られ, 規定数の participation を得てプロジェクトが成立した。

(3)TS原案の作成

TR X 0010:2000のDSSSLライブラリの内容に, TR X 0010追補1の規定, およびISO/IEC TR 19758のAmd1~3の原案内容を加えて, TS原案を作成した。

TR X 0010からの主な追加・変更点は以下の通りである。

・ 名称の変更(DSSSL Library for Complex Compositions)

・ TR→TS

・ “引用規格”にISO/IEC TR19758を追記

・ “定義”に,「区分セル」,「罫(けい)巻き」,「ドロップキャップ」,「行取り」を追加

・ “標準組体裁”に備考追記(とくに,結合音節文字体系の組版指定において,それらの 文字が上下に子音・母音・記号等が複数結合することが多いため,日本語組版等の指定 値とは異なる値をとることが多いのでコメントした)

・ “行間注”の備考に追記した

・ “行間注”の図を再描画した(プリントしたときにゴーストが出るため―原因不明―)

・ “圏点”の親文字に対する配置機能を拡大した

・ “順序付き章”に備考を追記した(南アジア系組版に多く見られる事例を付け加えた)

図 4.9  区分セル  4.26  罫 ( けい ) 巻き  1文字以上の文字列に所定の罫(けい)線を巻く。罫(けい) 巻き対象文字(列) , 罫(けい) 線種, 文字からのオフセット,角丸の特性を持つ。  備考  罫(けい)巻きの範囲が行をまたぐことを許容するかどうかは実装による。  4.27  ドロップキャップ  段落の始まりにおいて,開始文字を 2 行分の高さを持つサイズをデフォルトとする。行数,文 字数,文字の大きさ,及びフォントの特性を持つ。 4.28  行取り  行取りは,確保する範囲,行数,

参照

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