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10 一般口演

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Academic year: 2021

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O1-045

オンライン診療を利用した保護者が感じ た対面診療との違い

山口 慶子1,4、涌水 理恵2、黒木 春郎3

1筑波大学大学院 人間総額科学研究科 看護科学専攻

2筑波大学 医学医療系 発達支援看護学

3外房こどもクリニック

4愛育病院

本研究の目的は、慢性疾患や障害を有する乳児~青年(以 下、子ども)を小児科に定期通院させる保護者が医師から オンライン診療を勧められ、実際に利用して感じた対面診 療との違いを明らかにすることである。本研究の対象は、

慢性的な症状のコントロールや障害の経過査定のため継続 的な加療および定期的な診療を必要とする子どもの主たる 養育者とした。総計22名をリクルートし、20名を対象とし て平均約1時間程度の半構造化面接を行った。面接内容を逐 語録としておこし、クリッペンドルフの内容分析を行った結 果、77のコードが抽出され、38のサブカテゴリーから、【通 院と待ち時間の負担が少ない】【感染症を心配せずに受診が できる】【日常生活への影響が少なくてすむ】【画面越しの受 診に限界がある】【通信機器が受診に影響を与える】【医師と の話がしづらい】【医師との話がしやすい】【子どもの様子が 対面と異なる】【処方に不便を感じる】の9つのカテゴリーが 生成された。オンライン診療を利用した子どもの主たる養 育者は、通院負担の軽減、それに伴う仕事や学校等の日常生 活への影響の少なさ、感染症罹患への不安の軽減等の恩恵 を受けていた。一方、情報が視覚のみに限定される画面越 しの受診には限界がある、通信障害による聞きづらさ・話 しづらさ、薬処方の不便さ、といったオンライン診療の運用 上、デバイス上の課題があることが確認された。保護者に とって、通院負担軽減や感染症罹患の不安軽減といったメ リットの大きいオンライン診療を今後、日本で広く普及し ていくためには、今回の研究で明らかになったオンライン 診療の限界、障害、不便さといった利用者の主観を、オンラ イン診療をおこなう医療者が“課題”として認識共有し、医 療外の多分野との連携によりこの“課題”を解決していく必 要がある。

O1-046

遠隔健康医療相談後に緊急入院となった 相談例に関する考察

橋本 直也1、安藤 友久2、重見 大介1、田中 俊之1

1株式会社Kids…Public

2東京大学医学部附属病院小児科

【目的】軽症受診が多い小児科外来において、ICTを活用して小児科 医に相談ができる遠隔健康医療相談は受診判断の一助とし て有用であり、医療機関の適正受診につながると考えられ ている。同時に、受診を要する相談例に関しては適切な指 示を行うことが求められる。本研究は、相談利用後に緊急 入院となったと保護者より報告のあった相談例をまとめ、

遠隔健康医療相談として適切なアドバイスを行うことがで きていたかを評価することを目的とする。

【方法】株式会社Kids Publicが運営する遠隔健康医療相談「小児科 オンライン」に2018年6月から2019年2月に寄せられた相 談例のうち、利用後翌日に保護者にメールにて送付し回収 した利用後アンケートより、利用後24時間以内に緊急入院 となったと回答があった相談例を抽出し、相談記録を後方 視的に評価した。「小児科オンライン」では、保護者は チャット、テレビ通話、音声通話のうち保護者の希望する方 法で接続し、受診に関する質問などを1回10分で小児科医 に対して行なった。

【結果】期間中の相談総数は3253件であり、このうち1498件で利用 後アンケートの回答があった (回収率 46%)。利用後アン ケートによって把握された相談利用後24時間以内に入院と なった例は0.5% (8/1498件)であった。8件の月齢の中央値 は20か月 (年齢幅7-67か月)で、男児が7名であった。保護 者からの報告による入院時の病名は、急性肺炎3名、胃腸炎 3名、 脱 水 症 状1名、 川 崎 病1名 で あ っ た。 接 続 方 法 は、

チャット4件、音声通話3件、テレビ通話1件であった。8件 の相談例の相談記録を精査したところ、相談例を担当した 小児科医は、全例に対して「今すぐ受診すべき」など24時 間以内の受診指示、もしくは条件付き受診指示を相談時に 行っていた。1名の未回答を除く7名が「今後も本サービス を利用したいと思う」と回答した。自由記載では、「先生か ら胸を見てと言われなければ、陥没呼吸に気づかず苦しい まま過ごすところでした。本当に感謝しています。」という 回答もあった。

【考察】遠隔健康医療相談利用後24時間以内に入院となる相談例は 極めて稀であった。遠隔健康医療相談は、こうした適切な受 診が必要な相談例に対し、チャット、音声通話、テレビ通話 を通して小児科医が緊急度を判断し、医療受診が必要なタ イミングを保護者に対して伝え、適切な医療受診を促す一 助となり得ることが示唆された。

IT・国際・健康教育

一般演題・口演  6月

21  日㊎一般演題・口演6月

25  日㊏一般演題・ポスター6月 24  日㊎一般演題・ポスター6月

25日㊏

一般口演10 IT・国際・健康教育座長:原…光彦(東京家政学院大学 人間栄養学部 人間栄養学科)

149

The 66th Annual Meeting of the Japanese Society of Child Health Presented by Medical*Online

参照

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