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保育園における“気になる子ども”への支援と           保護者への支援

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Academic year: 2021

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小児保健研究

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保育所・幼稚園に通園する発達障害を持つ子どもと母親への対応

保育園における“気になる子ども”への支援と

       保護者への支援

西垣直子(社会福祉法人照降会黒野保育園)

 保育園で特別に配慮を要する子どもたちの保育を進 めるに当たって,子どもの発達支援,保護者の支援に ついて日頃から感じていることを述べる。

1.子どもへの支援

 保育園では子どもの今の生活が充実していくように 力を尽くすのが大切な使命だと考えている。子どもの 生活の充実がその後の成長に繋がり保護i者の安心にも 繋がるからである。個別支援の必要な子どもについて

も同じである。それに加えて,特に当園で気をつけて いることは以下の通りである。

①保育士がその子に合った関わりの具体的な手だて  を持ち,それを検証していくこと。

②個々の子どもへの関わりだけでなく,クラスの他  の子どもの中に,いかにその子を位置づけていくか。

 個別支援だけでなく,集団の中の個という視点を持  つこと。

③気になる子どもの所属するクラスを保育園全体で  サポートしていくこと。

 保育士の多くは受容的な姿勢で子どもを受け止めよ うとするが,愛情を注ぐ,根気よく等という漠然とし た心構えだけでは気になる子どもの成長に繋がる支援 は難しい。専門家によって関わりの手だての方向性を 示してもらうことで,保育士はその子どもの現状に応

じた具体的な手だてを生み出しやすくなり,関わりの 結果を次の関わりに反映させられるようになってく る。この繰り返しによって保育士に見通しができるこ とを強く感じている。

]1.保護者への支援

 保護者の状態に応じた支援のあり方を常に意識する ことが必要である。すでにその子の特徴について理解 し受け入れている保護者への支援と,健診で指摘され て子どもの状態がまだ納得できない保護者の方への支 援は異なってくる。さらに保育士が気付いてその子の 発達が気になり始めた子どもの保護者への支援はまた 大きく様子が違ってくる。しかしどの保護者に対して も共通するのは,保護者を孤立させないようにするこ とである。

 保護者を支えることはとても難しい。保育園で力を 注ぐ必要のある支援は,子どもの発達を支えるために,

子どもの行動の特徴を保護者にいかにわかってもらう かである。保護者が自身で専門機関と連携がとれると ころまでいかに支え,繋げていくかが重要である。

皿.支援に関する今後の課題

 成長が著しい2歳児では,保護者が発達の遅れを受 け入れ難い場合が多く,保護者への支援のあり方を模 索中である。

 子どもが家庭で見せる姿と保育園で見せる姿また 療育機関で見せる姿に違いがあることがわかってい る。それぞれの違いを知ったうえで三者間で連携を 図っていく必要を感じる。特に医療機関と保育園との 連携は今後の課題だと感じている。

社会福祉法人教泉会黒野保育園 〒501-1121岐阜県岐阜市古市場111番地28 Tel:058-239-0134 Fax:058-234-3814

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参照

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