Flex System x240 (8737) - Red Hat Enterprise
Linux 6.2 導入ガイド
OS インストール
INDEX 1. 導入前の作業 1.1 必要となるコンポーネント 1.2 uEFI/BIOS、CMM レベルの確認 1.2.1 uEFI/BIOS、IMM2、CMM バージョンの確認方法 1.3 メモリの増設 1.4 CPU の取り付け 1.5 ハードディスクの取り付け 1.6 I/O 拡張カードの取り付け 1.7 デバイス・ドライバーの用意 1.7.1 デバイス・ドライバーの入手 1.8 RAID の構成 1.9 NIC の設定情報確認2. Red Hat Enterprise Linux 6 の導入
3. OS 導入後の設定
3.1 IMM2(Integrated Management ModuleⅡ)への In-band 接続設定 3.2 NetworkManager の停止
3.3 デバイス・ドライバーの導入・更新
3.3.1 Emulex NIC device driver の導入・更新 3.4 SELinux・Firewall の設定 3.4.1 SELinux の解除 3.4.2 Firewall の解除 3.5 EDAC の設定 4. 参考資料 4.1 X Window システムの設定変更
4.1.a GNOME の場合 4.1.b KDE の場合
4.2 イーサネット・ポートがリンクアップしない場合
4.3 シャーシのファンの異常回転、及びサーバーのシャットダウンが発生する場合の対応策
1. 導入前の作業
当ガイドでは、Red Hat Enterprise Linux 6 (以下、RHEL 6)を DVD メディアから導入する手順を記述 しています。 【電源投入の前にお読みください!】 オペレーター情報パネルのパワーオン LED が高速で点滅(1 秒間に 4 回)している場合、電源制御ボ タンは使用不可の状態です。 (システム装置が AC 電源にはじめて接続した場合、内部の初期化のために約 3 分間が必要な場合が あります) この場合、低速で点滅(1 秒間に 1 回)する状態になるまで、しばらくお待ちください。 1.1 必要となるコンポーネント 導入には以下のメディア、ドライブ、ソフトウェアが必要になります。
OS 導入前に用意が必要なもの
・ Red Hat Enterprise Linux 6 64bit 版の ISO イメージ、又は DVD メディア (32bit は Flex System x240 ではサポートされておりません。)
リモートでインストールする場合に必要なもの
・CMM もしくは IMM2 にネットワーク接続可能な作業用コンピュータ ・DVD メディアでインストールする場合、USB 接続形式の光学ドライブ
ローカルでインストールする場合に追加で必要なもの ・Flex System コンソール・ブレイクアウト・ケーブル(81Y5286) ・外付け用 USB 光学ドライブ
・ディスプレイおよび USB キーボード/USB マウス
1.2 uEFI/BIOS、CMM レベルの確認
電源を投入し、システム uEFI/BIOS、IMM2(Intergrated Management Module2)、CMM(Chassis Management Module)のレベルを確認してください。
このガイドでは下記のレベルでの導入実績が確認されています。
下記のバージョンより新しいものがリリースされている場合、新しいバージョンを適用してください。
x240(8737)
システム uEFI/BIOS : Version: 1.00 BUILD ID: B2E114AUS
CMM
CMM : Revision: 62 BUILD ID: 2PET10A
1.2.1 uEFI/BIOS、IMM2、CMM バージョンの確認方法
(1) 管理 PC より CMM の IP アドレスを入力し、ログインをしてトップメニューの Chassis Management - Compute Nodes をクリックし、x240 を装着した Bay 番号の項目に対応する Device Name 項目のリンクを クリックし表示される、Compute Node Properties より Firmware をクリックし、システム uEFI/BIOS、IMM2 のバージョンを確認してください。
(2)同様にトップメニューの Mgt Module Monitors - Firmware をクリックし、CMM のバージョンを確認してく ださい。
※x240(8737)の UEFI と IMM2 のバージョンについて別の確認方法として、電源 ON 後、System x のロゴ が表示されるので、<F1>キーを押して「Setup Utility」を起動し(画面下に「<F1> Setup」と表示される前に 以下の System x のロゴが表示される時点で<F1>キーを押す事が可能です)、System Information を選択 し<Enter>キーを押し Product Data を選択し<Enter>キーを押す方法もあります。
1.3 メモリの増設 x240(8737) は、1CPU あたり 4 チャネル、最大 8 チャネルで構成された DIMM ソケットを装備します。それ ぞれのチャネルには 3 枚の DIMM コネクターがあります。 DIMM ソケット 13-24 は、2CPU 構成時のみ導入可能です。 1CPU 搭載時にはメモリー1 枚以上、2CPU 搭載時にはメモリー2 枚以上(最低限の枚数)を搭載してください。 ※詳細についてはシステムガイドのメモリー構成ガイドをご参照ください。 Flex System x240(8737) http://www.ibm.com/systems/jp/x/system/guide.shtml#9
1.4 CPU の取り付け 2-way SMP 構成をサポートしています。 現在取り付けられているマイクロプロセッサーと同じキャッシュ・サイズとタイプ、同じクロック・スピード、およ び同じ内部と外部のクロック周波数(システム・バス・スピードを含む) のものを必ず取り付けてください。 1.5 ハードディスクの取り付け x240(8737) は、オプションのホット・スワップ SAS ハード・ディスクを取り付けるための 2 つの内蔵ストレー ジ・ベイが装備されています。 1.6 I/O 拡張カードの取り付け コンピュート・ノードに I/O 拡張カードを追加すると、コンピュート・ノードにネットワーク通信の為の追加接続 機能が装備されます。
Flex System x240 には、I/O 拡張カードを最大 2 枚まで搭載可能です。
(標準で 2 ポート 10Gb Ethernet (Emulex BE3)搭載モデルの場合、マザー・ボードにオンボード LAN チッ プと、接続用コネクター(オンボード LAN コネクタ)が標準装備されます。I/O 拡張コネクター1 に拡張カードを 接続する場合、オンボード LAN 用コネクターは取り外す必要があります)
オンボード LAN 用コネクターあるいは、I/O 拡張コネクター1 に I/O 拡張カードを追加する場合、 Flex System Enterprise Chassis 格納装置のスイッチ・モジュール・ベイ 1 と 2 のスイッチ・モジュールが、両方 ともオンボード LAN 用コネクターあるいは拡張カードのネットワーク・インターフェース・タイプをサポートして いることを確認する必要があります。
例えば、イーサネット拡張カードをコンピュート・ノードに追加する場合、Flex System Enterprise Chassis 格納装置のスイッチ・モジュール・ベイ 1 と 2 にあるモジュールは、その両方が拡張カードとの互換性を備え ている必要があります。
同様に、I/O 拡張コネクター2 に I/O 拡張カードを追加する場合、 Flex System Enterprise Chassis 格納装 置のスイッチ・モジュール・ベイ 3 と 4 のスイッチ・モジュールが、両方とも拡張カードのネットワーク・インター フェース・タイプをサポートしていることを確認する必要があります。
その他の全ての拡張カードも、これらのスイッチ・モジュールとの互換性を備えている必要があります。
※メモリを含む、各オプションの取り付けに関しましては、下記をご参照ください。
[Removing and replacing consumable and structural parts]
http://pic.dhe.ibm.com/infocenter/flexsys/information/index.jsp?topic=%2Fcom.ibm.acc.8737.doc%2F removing_and_replacing_consumable_and_structural_parts.html
[Removing and replacing Tier 1 customer replaceable units (CRUs)]
http://pic.dhe.ibm.com/infocenter/flexsys/information/topic/com.ibm.acc.8737.doc/removing_and_repl acing_t1crus.html
[Removing and replacing Tier 2 customer replaceable units (CRUs)]
http://pic.dhe.ibm.com/infocenter/flexsys/information/topic/com.ibm.acc.8737.doc/removing_and_repl acing_t2crus.html 1.7 デバイス・ドライバーの用意 当ガイドで使用するデバイス・ドライバーの入手方法について説明します。 1.7.1 デバイス・ドライバーの入手 下記のいずれかのサイトにアクセスし、上記デバイス・ドライバをダウンロードしてください。(上記よりも新し いバージョンが出ている場合はそちらをダウンロードしてください。) ・ 日本のサイト 下記サイトの「ダウンロード・ファイル」のリンクをクリックしてください。 System x 各機種に関連するデバイスのドライバやファームウェアの最新版等をダウンロードできます。 http://www.ibm.com/jp/servers/eserver/xseries/tech/ ・ 米国のサイト 下記サイトから System x 各機種に関連するデバイスのドライバやファームウェアの最新版等をダウンロー
ドできます。
Fix Central
http://www.ibm.com/support/fixcentral/
米国サイトからダウンロードする場合には、製品グループに・Pure Systems、以下から選択 システムに・ PureFlexSystem、以下から選択 Conpute Node に x240 Compute Node、以下から選択 BladeCenter x240 に 8737 、オペレーティング・システムに Red Hat Enterprise Linux 6 x86-64 をそれぞれ選択し、次へ 進むをクリックします。
ダウンロード・オプションの変更をクリックするとダウンロード・オプションを選択する画面が表示されますの で ・Download Director ・一括 FTP ・ブラウザー(HTTP) のいずれかを選択し、次へ進むをクリックしま す。
次に、ダウンロードを行いたいものの左端のチェックボックスにチェックをして次へ進むをクリックします。My IBM のログインとパスワードの入力画面が表示された場合は入力し、送信するをクリックします(My IBM に 登録していない場合は必要に応じて登録をします)。ダウンロードを行いたいファイルをクリックしてダウンロ ードを行います。 ダウンロードしたファイルが、ZIP 形式で圧縮されている(拡張子が.zip になっている)場合、ファイルをダブル クリックして展開してください。 CD イメージである(拡張子が.iso になっている)場合は、お手持ちの PC についている CD-R ドライブに対応 し、かつ iso image を書き込み可能なライティングソフトにて CD を作成してください。 ※詳細についてはライティングソフトの供給元にお問い合わせください。 1.8 RAID の構成
Flex System x240(8737) は、標準で LSI SAS2004 コントローラが搭載されております。
Flex System x240(8737) では OS のインストールを行う前に RAID の構成を行う必要があります。 OS の導入前の RAID の構成は、電源 ON 後、System x のロゴが表示されるので、<F1>キーを押して入れ る uEFI の System Settings の Storage の設定で行う必要があります。
ご利用になられる RAID コントローラによって、構成を行うための設定ツールが異なります。それぞれの環境 にあわせて構成を行ってください。
当ガイドでは LSI SAS2004 コントローラでの RAID 1 構成を、uEFI の System Settings の Storage の設 定で行います。
ここでは Flex System x240(8737) オンボード SAS RAID コントローラ(LSI SAS2004 コントローラ)の RAID 機能を使用して構成を行っております。
当ガイドでは uEFI モードにてインストールを行うものとします。
【参考情報】Red Hat Enterprise Linux 6 の導入における UEFI モードと BIOS モードの違いに関して
http://www.ibm.com/jp/domino01/mkt/cnpages7.nsf/page/default-001FDD67
1.電源 ON 後、System x のロゴが表示されるので、<F1>キーを押して「Setup Utility」を起動します。
2. 「System Settings」を選択し、<Enter>キーを押します。
4. 「LSI SAS2 MPT Controller SAS2004,・・・」を選択し、<Enter>キーを押します。
6. 「Controller Management」を選択し、<Enter>キーを押します。
8. 「Select RAID level」で<Enter>キーを押し、当ガイドでは「RAID 1」を選択し、<Enter>キーを押します。
10. 「0:1:0, SAS HDD, 279GB」を選択し、<Space>キーを押します。同様に「0:1:1, SAS HDD, 279GB」を 選択し、<Space>キーを押し、「Apply Changes」を選択し、<Enter>キーを押します。
12. <OK>キーを押します。
以上で LSI SAS2004 コントローラの構成は終了です。
※12.の手順後 6.の画面に戻ります。Virtual Disk Management → Manage Virtual Disk Properties と選 択できるようになり、作成した RAID 1 の Virtual Disk を確認する事が可能です。
1.9 NIC の設定情報確認
コンピュート・ノードにて、vNIC 設定を確認します。
uEFI の「Setup Utility」から、「System Settings」 -> 「Network」 -> 「Network Device List」から該当する ネットワーク・デバイスを選択 -> [Emulex 10G NIC: Bus:Dev:Func 0C:0:0 –xx:xx:xx:xx:xx:xx]を選択し、 「Multichannel」欄を確認します。vNIC を使用する場合は【Enable】、vNIC を使用しない場合は【Disable】と なっていることを確認、設定します。
(「xx:xx:xx:xx:xx:xx」は MAC アドレス)
※vNIC 機能の詳細な設定に関しては、下記資料をご参照ください。 Virtual Fabric Adapter/vNIC 環境構築ガイド Flex System 版
http://www.ibm.com/jp/domino04/pc/support/Sylphd07.nsf/jtechinfo/SYJ0-018C2AF
続けて「2. Red Hat Enterprise Linux 6 の導入」の手順へ進んでください。
ここでは Red Hat Enterprise Linux 6 の DVD メディア、又は ISO イメージを使用して、導入を行ってお ります。 1-a. リモートで実施する場合 下記資料をご参照いただき、管理 PC より、CMM 経由で当該コンピュート・ノードの IMM2 にアクセスして、メ ディアをマウントしてください。 http://www.ibm.com/jp/domino04/pc/support/Sylphd08.nsf/jtechinfo/SYJ0-0268A85#300 ISO イメージを使用する場合は、リモートメディア機能を使用します。リモートメディア機能の操作方法は下記 資料をご参照ください。 http://www.ibm.com/jp/domino04/pc/support/Sylphd08.nsf/jtechinfo/SYJ0-0268A85#405 その上で、サーバー本体の電源を投入してください。サーバーは リモートマウントされた DVD-ROM からブートします。 1-b. ローカルで実施する場合
サーバー本体の電源を投入し、直ちに Red Hat Enterprise Linux 6 の DVD-ROM をドライブに挿入し ます。サーバーは DVD-ROM からブートします。
2. インストーラーが起動し、GNU GRUB の画面が表示されますので、「Red Hat Enterprise Linux 6.x」を選択し、「Enter」キーを押します。
3. 「Disk Found」の画面でメディアのチェックが行えます。「Skip」を選択するとメディアのチェックをス キップできます。
4. GUI のインストーラーが起動し、「RED HAT ENTERPRISE LINUX 6」の画面が表示されますので、 「Next」をクリックします。
5. 「What language would you like to use during the installation process?」と表示されますので、イ ンストーラーの言語として、ここでは「Japanese(日本語)」を選択し、「Next」をクリックします。
6. 「このシステム用の適切なキーボードを選択します。」と表示されますので、「日本語」を選択し、「次」 をクリックします。(日本語キーボードでない場合は、使用中のキーボードに合わせた適切な選択を行 ってください。)
Storage Devices」を選択し、「次」をクリックします。 8. 「このデバイスは再初期化が必要かもしれません」という警告ウィンドウが表示される場合には、 「全てを再初期化」をクリックします。 9. 「このコンピュータのホスト名を設定してください」と表示されますので、「ホスト名」を入力し、 「Configure Network」をクリックします。ご利用の環境に合わせて、IP アドレス、サブネットマスク等を 設定してください。入力が完了しましたら「閉じる」をクリックし、「次」をクリックします。("System usb0"と いうデバイスが表示されますが、LAN over USB 用のデバイスになります。後ほど設定を行いますので、 ここでは設定を行わないでください) 10. 「使用するタイムゾーンの中で一番近い都市を選択してください」と表示されますので、「アジア/東 京」が選択されている事を確認し「システムクロックで UTC を使用」のチェックをはずし、「次」をクリック します。 11. 「root ユーザーのパスワードを入力してください」と表示されますので、root のパスワードを入力し、 「次」をクリックします。 12. 「どのタイプのインストールをしますか?」と表示されますので、パーティションの設定方法を選択 します。環境に応じて適切な設定をしてください。ここでは、「Create Custom Layout」を選択し、「次」を クリックします。 13. 「デバイスを 1 つ選択してください。」と表示されますのでパーティションを作成するハードドライブを 選択し、「作成」をクリックします。環境に応じてパーティションの作成を行い、「次」をクリックします。 当ガイドでは、標準パーティションを選択して、「作成」をクリックし、表示されたポップアップウントポイン ト、ファイルシステムタイプ、サイズを指定し、以下のパーティションの設定を行いました。 パーティション名 容量 マウントポイント ファイルシステム種別
/dev/sda1 200MB /boot/efi EFI System Patition (EFI モードでインストールする場合のみ) /dev/sda2 250MB /boot ext4
/dev/sda3 10GB / ext4 /dev/sda4 4GB swap
<注意!> SWAP 領域の推奨値について
メモリ容量に応じた SWAP 領域の推奨値に関しては、Red Hat 社が公開する以下のサイトをご参照くだ さい。
RHEL6 インストールガイド パーティション設定に関する推奨
http://docs.redhat.com/docs/ja-JP/Red_Hat_Enterprise_Linux/6/html/Installation_Guide/s2-diskp artrecommend-ppc.html
14. デバイスのフォーマットをする旨の警告が表示されますので、「フォーマット」をクリックします。次に、 パーティション情報を書き込む旨の警告が表示されますので、「Write changes to disk」をクリックしま す。 15. ブートローダーの設定画面が表示されますので、ブートローダーのインストール先が、「/dev/sda1」 になっている事を確認し、「次」をクリックします。 16. インストールするサーバーの種類を選択する画面が表示されますので、ここでは「基本サーバー」 を選択します。GUI を使用したい場合や、導入後にデバイス・ドライバーのアップデートを行う場合は、 必要となるパッケージが選択されていませんので、「今すぐカスタマイズ」を選択し、「次」をクリックしま す。 17. パッケージグループの選択画面が表示されます。ここでは、GUI で操作・設定管理を行うために、 「デスクトップ」グループの「X Window System」、「グラフィカル管理ツール」、「デスクトップ」を選択しま す。更に、導入後にデバイス・ドライバーのアップデートを行うため、「開発」グループに含まれる「開発 ツール」を選択します。 18. 「次」をクリックすると、インストールが開始されます。
19. インストールが終了すると、「おめでとうございます。Red Hat Enterprise Linux のインストールが 完了しました。」と表示されますので、「再起動」をクリックして、サーバーを再起動します。サーバー再 起動中に、Red Hat Enterprise Linux 6 のメディアをアンマウントしてください。
20. システムの再起動後、「ようこそ」の画面が表示されますので、「進む」をクリックします。 21. 「ライセンス情報」の画面が表示されますので、ライセンス情報の内容を確認して、「はい、ライセ ンス同意書に同意します」を選択し、「進む」をクリックします。 22. 「ソフトウェア更新の設定」の画面が表示されますので、使用する環境に合わせてソフトウェア更 新の設定をしてください。ここでは、「いいえ、後日に登録することを希望します」を選択し、「進む」をクリ ックします。(ネットワーク接続を設定していない状態では、ソフトウェア更新の設定が行えない旨の警
告が表示されます。)
23. 「本当にシステムを Red Hat Network に登録しなくて良いですか?」という確認ウィンドウが表示 されますので、「いいえ、後で登録します」をクリックします。(ネットワーク接続を設定していない状態で は、表示されません。) 24. 「更新の設定を完了」の画面が表示されますので、「進む」をクリックします。 25. 「ユーザーの作成」の画面が表示されますので、追加するユーザー情報を入力し、「進む」をクリッ クします。ユーザーを作成しなくても設定を進めることは可能です。 26. 「日付と時刻」の画面が表示されますので、現在の日付と時刻を設定し、「進む」をクリックします。 27. 「Kdump」の画面が表示されますので、使用する環境に合わせて Kdump の設定をする事が可能 です。ここでは Kdump の設定は行いませんので、「Kdump を有効にしますか?」のチェックをはずし、 「終了」をクリックします。「Kdump 設定を変更するには、システムを再起動して、必要に応じたメモリー の再割り当てをする必要があります。初期起動 (firstboot) が完了した後に、この変更を継続してシス テムを再起動しますか?」という確認ウィンドウが表示されますので、「はい」をクリックします。 28. 次に、「いくつかの選択を有効にする為、システムを再起動する必要があります。」という確認ウィ ンドウが表示されますので、「OK」をクリックし、システムを再起動します。 ログイン画面が表示されれば導入は完了です。 3. OS 導入後の設定
3.1 IMM2(Integrated Management ModuleⅡ)への In-band 接続設定
Flex System x240 には、LAN over USB インターフェースが搭載されており、これを使用して IMM2 と 通信することが可能になります。
LAN over USB インターフェースは OS からネットワークデバイス"usb0"として認識され、以下の機能を 提供します。
- OS から実行する UEFI・IMM2・Preboot DSA の更新
- Advanced Settings Utility(ASU)による UEFI・IMM2 設定情報収集および設定 - OS ハングを検知してシステムの再起動を行う OS Watchdog 機能
IMM2 には LAN over USB インターフェース用に IP アドレス"169.254.95.118"、サブネットマスク "255.255.0.0"が設定されています。ネットワークデバイス"usb0"に IMM2 と通信できる IP アドレスを設 定する必要があります。 ここでは、"usb0"の IP アドレスの設定を行います。 1. 以下のコマンドを入力し、"usb0"の設定ファイルを編集して保存します。 # vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-usb0 ---/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-usb0--- DEVICE=”usb0” BOOTPROTO=”static” ONBOOT=”yes” HWADDR=”xx:xx:xx:xx:xx:xx” NETMASK=”255.255.0.0” IPADDR=”169.254.95.120” 2. "usb0"を再起動します。 # ifdown usb0 # ifup usb0 3. IMM2 への疎通確認を行います。 # ping 169.254.95.118 正常に疎通が確認されれば完了です。 3.2 NetworkManager の停止 RHEL 6 ではネットワーク設定に NetworkManager が採用されています。
これはさまざまなネットワーク接続を自動化するネットワーク制御システムです。NetworkManager は OS インストール時にデフォルトで導入されて、有効になります。
このガイドでは従来どおり、ifup、ifdown コマンドなどを使用してネットワーク・インターフェースの管理を行う 為に、以下の手順で NetworkManager を停止します。
1. NetworkManager サービスを停止します。 # chkconfig NetworkManager off
# service NetworkManager stop
なお、Red Hat Enterprise Linux 6 では、ネットワークに関する設定が一部、Red Hat Enterprise Linux 5 と異なります。
詳細に関しては、以下のリンク先をご参照ください。
【Red Hat Enterprise Linux 6 Hint & Tips】 Network 設定の注意点
http://www.ibm.com/jp/domino01/mkt/cnpages7.nsf/page/default-002CFBE4
3.3 デバイス・ドライバーの導入・更新
当ガイドで使用するデバイス・ドライバーの導入方法について説明します。
3.3.1 Emulex NIC device driver の導入・更新
1. Linux ディストリビューションに同梱のドライバーも利用可能ですが、より新しいバージョンを弊社サイトよ り公開しておりますので更新します。「1.3.1 デバイス・ドライバーの入手」の Fix Central で入手した更新ファ イル Emulex NIC (be2net) Device Driver for RHEL 6 - 4.1.413.0 - Release
4.0.1(elx_dd_nic_4.0.1-4.1.413.0_rhel6_32-64.tgz)を任意のディレクトリに展開します。(ここでは /usr/local/src/be2net に展開します) # cd /usr/local/src/be2net/ # tar zxvf elx_dd_nic_4.0.1-4.1.413.0_rhel6_32-64.tgz 2. modinfo コマンドで既存の組み込まれたデバイス・ドライバーのバージョンを確認します。 # modinfo be2net filename: /lib/modules/2.6.32-220.el6.x86_64/kernel/drivers/net/benet/be2net.ko
license: GPL
author: ServerEngines Corporation
description: ServerEngines BladeEngine 10Gbps NIC Driver 4.0.160r version: 4.0.160r srcversion: 47B631EFAC17FB12A7B8859 alias: pci:v000010DFd0000E228sv*sd*bc*sc*i* alias: pci:v000010DFd0000E220sv*sd*bc*sc*i* alias: pci:v000019A2d00000710sv*sd*bc*sc*i* alias: pci:v000019A2d00000700sv*sd*bc*sc*i* alias: pci:v000019A2d00000221sv*sd*bc*sc*i* alias: pci:v000019A2d00000211sv*sd*bc*sc*i* depends:
vermagic: 2.6.32-220.el6.x86_64 SMP mod_unload modversions parm: rx_frag_size:Size of a fragment that holds rcvd data. (ushort) parm: num_vfs:Number of PCI VFs to initialize (uint)
parm: multi_rxq:Obsolete and used only for compatibility (bool)
3. デバイス・ドライバーを更新します。 # ./install.sh --update --override
Drivers will be installed/migrated to 2.6.32-220 version
---Checking kmod-elx-be2net-4.1.413.0-1.x86_64.rpm
--- kmod-elx-be2net-4.1.413.0-1.x86_64.rpm installed successfully
SUCCESS
Applications directory "apps" found, installing included RPMs
4. 新しいドライバーは/lib/modules/2.6.32-220.el6.x86_64/extra/be2net/以下に導入されます。 下記のコマンドで新しく導入されたドライバーをロードします。
# service network stop
# rmmod be2net; modprobe be2net # service network start
# cat /sys/module/be2net/version 4.1.413.0 # 上記のコマンドによる、デバイス・ドライバーの再ロード後もしくは、OS の再起動後から新しいデバイス・ドラ イバーがロードされます。現在ロードされているドライバーのバージョンを確認する場合には、 /sys/module/be2net/version 内をご確認ください。 3.4 SELinux・Firewall の設定
Red Hat Enterprise Linux 6 では、OS 導入直後は自動的に SELinux、Firewall が有効となっており ます。 ここでは、SELinux、Firewall を解除する手順を記述しています。ご利用の環境に応じて実施してくださ い。 3.4.1 SELinux の解除 1. SELinux が有効であるかを確認します。 # getenforce Enforcing 2. 設定ファイル(/etc/selinux/config)を編集し、SELinux を無効に設定します。 # This file controls the state of SELinux on the system.
# SELINUX= can take one of these three values: # enforcing - SELinux security policy is enforced.
# permissive - SELinux prints warnings instead of enforcing. # disabled - No SELinux policy is loaded.
SELINUX=disabled
# SELINUXTYPE= can take one of these two values: # targeted - Targeted processes are protected, # mls - Multi Level Security protection.
SELINUXTYPE=targeted
# getenforce Disabled 以上で SELinux の設定は完了です。 3.4.2 Firewall の解除 1. デスクトップ上のタクスバーから、[システム]-[管理]-[ファイアーウォール]を選択します。 2.「ファイアーウォール設定の開始」画面が表示されます。内容を確認し、[閉じる]を押します。
3.「ファイアーウォールの設定」画面が表示されますので、[無効]を押します。
4. その後、[適用]を押します。
6.「ファイアーウォールの設定」を終了します。
以上でファイアーウォールの設定は完了です。
3.5 EDAC の設定
Red Hat Enterprise Linux 6 では、OS 導入直後は自動的に Error Detection and Correction (EDAC) モジュールが有効となっております。
この状態ですと、ハードウェア管理モジュールである Integrated Management ModuleⅡ (IMM2)でメ モリログの監視が正常に行われない現象が発生いたします。
弊社としましては、EDAC のジュールを無効とする方法を推奨していますので、ここでは EDAC を解除 する手順を記述しています。ご利用の環境に応じて実施してください。
また、当作業を行う場合には、必ず uEFI および IMM2 のファームウェアを最新バージョンに予めアップ デートしてから行ってください。
1. lsmod コマンドで edac モジュールがロードされていることを確認します。edac モジュールがロードされ ていた場合は、2.以降の手順を実施してください。edac モジュールがロードされていない場合は、この項の 手順は必要ありません。
i7core_edac edac_core
2. 以下の内容のファイルを新規に作成し、再起動を行います。 # vi /etc/modprobe.d/edac
install *_edac /bin/true install edac_* /bin/true
3. lsmod コマンドで edac モジュールがロードされていないことを確認します。 # lsmod | grep edac
以上で edac の設定は完了です。 4. 参考資料 4.1 X Window システムの設定変更 グラフィック・ドライバーの種類によっては、デフォルトの状態では X Window が 800×600、600×480 で しか表示できないマシンがあります。その際には X Window システムとブートローダーの設定変更が 必要になるため、以下の手順を実施します。 ここでは、1024×768 の解像度で表示させるための設定を行います。
1. 以下のコマンドを入力し、grub.conf の設定ファイルの kernel 行に"resolution=1024x768 video=1024x768"を追記し、保存します。
# vim /boot/grub/grub.conf (BIOS モードの場合) or
# vim /boot/efi/EFI/redhat/grub.conf (UEFI モードの場合) :
title Red Hat Enterprise Linux (2.6.32-220.el6.x86_64) root (hd0,0)
kernel /vmlinuz-2.6.32-220.el6.x86_64 ro root=UUID=xxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxx rd_NO_LUKS rd_NO_LVM rd_NO_MD rd_NO_DM LANG=ja_JP.UTF-8 KEYBOARDTYPE=pc KEYTABLE=jp106 rhgb quiet resolution=1024x768 video=1024x768
initrd /initramfs-2.6.32-220.el6.x86_64.img :
2. RHEL 6 では、標準で xorg.conf ファイルは存在しないため、新規に作成します。Monitor セクション の HorizSync、VertRefresh の値は、モニターの種類に依存しますので、環境に合わせて変更してくだ さい。Device セクションの Driver はマシンによって異なりますので、/var/log/Xorg.0.log でご確認くださ い。Flex System x240 では mga となります。
# vim /etc/X11/xorg.conf Section "Monitor" Identifier "Monitor0" ModelName "LCD Panel 1024x768" HorizSync 31.5 - 61.0 VertRefresh 50.0 - 75.0 Option "dpms" EndSection Section "Device" Identifier "Videocard0" Driver "mga" EndSection Section "Screen" Identifier "Screen0" Device "Videocard0" Monitor "Monitor0" DefaultDepth 24 SubSection "Display" Viewport 0 0 Depth 24 Modes "1024x768" "800x600" "640x480" EndSubSection EndSection 3. サーバーを再起動します。新しい X Window System の設定でサーバーが再起動されます。サー バー再起動後、ご利用のデスクトップ環境に合わせて後述の設定を行ってください。
4.1.a GNOME の場合
1. GUI のデスクトップ上で、[システム]-[ディスプレイ]を選択し、クリックします。
2. 「ディスプレイの設定」の画面が表示されます。[解像度]タブから設定する項目(ここでは、 1024×768)を選択し、[適用]を押します。
以上で GNOME での解像度の設定は完了です。
4.1.b KDE の場合
1. GUI のデスクトップ上で、[アプリケーション]-[設定]-[システム設定]を選択し、クリックします。
2. 「KDE システム設定」の画面が表示されます。「コンピュータの管理」から[ディスプレイ]をクリックし ます。
3. 「サイズと配置」の画面が表示されます。[サイズ]の項目にて解像度(ここでは、1024×768)を選択し、 [適用]を押します。
4. 確認の画面が表示されます。[設定を受け入れる]を押します。
4.2 イーサネット・ポートがリンクアップしない場合の対応策
vNIC 設定が有効になっている可能性があります。”1.9 NIC の設定情報確認 ”をご参照ください。
4.3 シャーシのファンの異常回転、及びサーバーのシャットダウンが発生する場合の対応策
RHEL 6.2 上で QLogic HBA(FC3172)の組み合わせで、シャーシのファンが異常回転したり、サーバ ーのシャットダウンが発生する場合があります。以下のサイトの手順を実施して下さい。
Flex System Compute Node 上での RHEL 6.2 と QLogic HBA(FC3172)の組み合わせにおいて、 シャーシのファンの異常回転、及びサーバーのシャットダウンが発生する場合の対応策
http://www.ibm.com/jp/domino04/pc/support/Sylphd07.nsf/jtechinfo/SYJ0-0250547
【免責】
当内容は、お客様、販売店様、その他関係者が、System x, Flex System などを活用するこ とを目的として作成しました。
詳細につきましては、URL( http://www.lenovo.com/legal/jp/ja/ )の利用条件をご参照くださ
い。
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