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血管系 Radiologyにおける液体薬剤の動態に関する研究 学位論文審査の概要(平成24年度修了:平成19年度以降入学者) | 北海道大学 医学部医学科|大学院医学院|大学院医理工学院|大学院医学研究院

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Academic year: 2018

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学 位 論 文 審 査 の 概 要

博士の専攻分野の名称 博士(医 学) 氏 名 長谷川 悠

主査 教授 平野 聡

審査担当者 副査 准教授 神山 俊哉

副査 教授 石川 正純 副査 教授 白土 博樹

学 位 論 文 題 名

血管系 Interventional Radiology における液体薬剤の動態に関する研究

Interventional Radiologyで使用される液体薬剤の特性と体内動態を検討することによ

り、それらが診断能や治療効果に及ぼす影響を明らかにすることを目的とし、まず、造影

剤(CM)の粘稠度が細径化されたカテーテルを用いた血管造影(AG)に及ぼす影響について 検討した。また、CMと無水エタノール(AE)の比重が経皮経肝門脈塞栓術(PTPE)時の造影 効果や塞栓効果に及ぼす影響について検討した。結果として、high flow typeのマイクロ カテーテルにおいて、低粘稠度のCMで高い流量とiodine delivery ratesが得られること が判明した。また、AEを用いた門脈右枝のPTPEでは腹側に存在する前区域枝には低比 重のAEが、背側に存在する後区域枝には高比重のCMが良好に分布するが、後区域枝は

AEの分布が不十分となり再開通につながる危険性があることが判明し、AEの分布予測と

再開通危険性予測には、造影CTによる門脈角度測定が有用である可能性が示された。液 体薬剤の粘稠度、比重といった物性が造影効果や塞栓効果に及ぼす影響を理解し、予測す

ることにより、診断能や治療効果を改善することができると結論した。

質疑応答では主にCMの粘稠度の違いがAGの診断能に及ぼす影響について、PTPEで 再開通を減少させる方法について、AE 分布の客観的評価を含めた今後の研究についての 質問があり、本研究による知見、過去の報告、臨床経験に裏付けられた知識に基づき適切

な回答が行われた。

本論文は、液体薬剤の物性が造影効果や塞栓効果に及ぼす影響を明らかにした点で高く

評価され、今後、AGにおける診断能向上やPTPEにおける再開通の減少が期待される。 審査員一同は、これらの成果を高く評価し、大学院課程における研鑽や単位取得なども

参照

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1991 年 10 月  桃山学院大学経営学部専任講師 1997 年  4 月  桃山学院大学経営学部助教授 2003 年  4 月  桃山学院大学経営学部教授(〜現在) 2008 年  4