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節節節一二三

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Academic year: 2021

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(1)

橘曙覧和歌の研究

一家集『志濃夫廼舎歌集』についての研究と中国語訳一

教科・領域教育専攻 言語系(国語)コース 王 暁 瑞

一、研究の目的

1. 本研究は橘曙覧和歌の作品研究ならびに伝 記研究をおこない、橘曙覧和歌の文学性を明ら かにするとともに、その特徴と芸術性を明確に することを目的とする。

2.具体的には橘曙覧和歌の解釈と鑑賞を行い、

橘曙覧文学の評価を行うことを目指す。

3.橘曙覧の和歌の研究を、中国語に翻訳して 中国の読者に伝えてゆく。

二、論文の構成

本論文は序章、結章のほか次の四章で構成す る。

立 早

伝記研究

橘曙覧について

「橘曙覧墓褐銘jについて 橘曙覧年譜

作品研究 節

節 節 一 二 三 第 第 第

第二章

橘曙覧家集『志濃夫廼舎歌集』

『志濃夫廼舎歌集』収載和歌の 鑑賞

第三節 橘曙覧和歌の考察 節 ︐

第二節

三、研究の概要

第一章では、橘曙覧の経歴を明らかにすると ともに、橘曙覧を取り巻く環境、当時の歴史背 景、社会背景を理解することを目的に、橘曙覧 の伝記研究を行った口

具体的には『橘曙覧全歌集~ (水島直文・橋 本政宣編注)、『橘曙覧簿井短歌集~ (山田秋甫

指導教官 赤 松 万 里

著)W曙覧の研究~ (釈沼空著)W橘曙覧の歌山前 田夕暮著)その他の先行研究文献を参考にし、

橘曙覧略年譜を作成し、橘曙覧の生涯について まとめ、伝記研究とした。

また、本章の第二節においては、橘曙覧の伝 記研究についての重要なひとつの資料と考え られる「橘曙覧墓碕銘J(原文は漢文)を白文 で記し、書き下し文に直すとともに、現代日本 語訳を付し、今後の橘曙覧の研究の基礎とした。

第二章では、橘曙覧の作品研究を行った口『橘 曙覧全歌集~ (水島直文・橋本政宣編注)をテ キストとして、橘曙覧の代表的な作品である

『志濃夫廼舎歌集

J

の作品研究を中心にして、

以下のように研究を進めた。

第一節では、『志濃夫廼舎歌集』に収載され ている「自然の歌J(自然風物を描いた和歌) の中から、十六首を抄出した。これらの十六首 と、さらに『志濃夫廼舎歌集』収載「独楽吟J の全五十二首の和歌をあわせて、合計六十八首 の和歌について、解釈と鑑賞を試みた。

具体的には各和歌について現代日本語の読 み、語注、現代日本語訳を付して、橘曙覧和歌 について考察した。なお、鑑賞は第二節に収載 した。

さらに各和歌には中国語訳を試みた。

この際、訳文の流暢性及び文学的な美を追求 するため、一部の訳文の形式に、古典和歌と相 応して、中国古典文学の山水風物詩の形式及び

A

ph u 

η

(2)

宋詞の形式を採って挑戦し、橘曙覧和歌の漢訳 文の芸術性を探求して見た。

第二節では、以上の『志濃夫廼舎歌集j]

r

自 然の歌J、『志濃夫廼舎歌集j]

r

独楽吟」につい て鑑賞し、橘曙覧和歌作品の文学性を考察した。

さらに中国語の鑑賞文を加えて、橘曙覧和歌作 品の文学性を中国語によって伝えることを試 みた。

第三節では、橘曙覧和歌について考察した。

特に橘曙覧和歌の取材と個性的な用語につい て考察し、橘H署覧和歌の特徴と芸術性の考究を めざした。

四、今後の課題

1.橘曙覧の作品研究を深めるために、今回読 解できなかった和歌にも対象を広げて、和歌の 解釈、鑑賞を行う。

2.橘曙覧の伝記研究の基礎を強固にするため に関連資料、先行研究の更なる蒐集に努める。

3.橘曙覧文学を評価するため橘曙覧和歌の特 徴と芸術性、文学性及び思想性の研究をさらに 深め、橘曙覧文学論の構築を目指す。

4.橘曙覧の和歌作品を中国語に翻訳し、日本 古典和歌の美を中国の読者に伝えてゆく。

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参照

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