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首都大学東京大学 院人文科 学研 究科 教育学教 室

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ISSNO289‑7!2!

第30号 2016年3月

論 文 〉

外 部 連 携 による教 育 実 践 の可 能性 と課 題

一 東 京 都 公 立A小 学 校 にお ける取 り組 み に着 目して一

〈資 料〉

2015年 度 大 学 院総 合 ゼ ミの記 録

山 沢 智 樹(1)

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首都大学東京大学 院人文科 学研 究科 教育学教 室

(2)

〈資料 〉

2015年 度 大学院総台ゼ ミの記録

〈日程 〉

第1回(4月9日)

・オ リエ ン テ ー シ ョン

第2回(4月30日)

・講 義:教 育学 にお け る教育政治 研究 の位 置 一わ た しの研究 の場 合一(荒 井)

第3回(5月14日)

・院 生 に よ る レ ク チ ャ ー ① 人 間 の 発 達(沼 田)

・修 士 論 文 検 討 前 期 ①

第4回(6月4日)

・文 献講読①

・修 士論文検討 前 期②

第5回(6月11日)

・院生 による レクチャー②戦後 日本 の教 育委員会 制度(山 沢)

・M1研 究報告 前期 ①

第6回(6月25日)

・文 献講読②

・修 士論文検討 前期③

第11回(11月5日)

・修 士 論 文 検 討 後 期 ③

第12回(11月12日)

・院 生 に よ る レク チ ャー ③:エ ス ノ グ ラ フ ィ ー

・文 献 講 読 ⑤

第13回(11月26日)

・『教 育科 学研究』 投稿論文 検討会

第14回(12月3日)

・文 南庸 読 ⑥

・M1研 究 報 告 後 期 ①

第15回(12月10日)

・ゲ ス ト講演:根 岸 弓(社 会福祉 学教 室 ・院 生) 子 どもの 「参加 」機 会一児童 虐待対応 制度 を通 じて 「当事者 の 自律 」 と 「国家の介 入」 を考 え

・M1研 究報告 後期②

第16回(1月14日)

・文 献 講 読 ⑦

〈記 録〉

第7回(7月2日)

・文献 講読③

・修 士論文検討 前期④

第8回(7月9日)

・文 献講読④

・修 士論文検討 前期⑤

第9回(10月22日)

・修 士 論 文 検 討 後 期 ①

第10回(10月29日)

・修 士 論 文 検 討 後 期 ②

第4回

文献:阿 部学 「幼小連 携の あ り方に関す る考察」(千 葉大学 人文社会 科学研 究(21)、2010年)

報告:和 田、吉田 コメ ンテー ター:明 、孫

一記 録 内容一

小1プ ロブ レムへ の対策 と して推 奨 され てい る幼 小 連携 は どの よ うな ものであ るべ きか。事例 論文 の講 読 を通 して、議論 は主 に幼児 期 の発 達 につ いて交 わ され た。 吉 田氏か らは、就 学期 の ためには幼児 期 に 自由に 遊び込 む経験 が大切で あ るとい う意見が 出 された。 そ れ に対 して西 島氏か らは、保育者 は子 どもに どの よ う

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に成長 して ほ しいのか?と い う質 問が投 げかけ られ た。

参加 者 はそれぞれ の発 達 観を問い直す 議論 となった。

第6回

文献:中 嶋 哲彦 「教 育委員会 は不要 なのカー あるべ き 改革 を考 える」(岩波 ブック レッ ト、2014年)

報告:山 沢

コメンテー ター:野 元 、和 田 一記 録 内容一

戦後 日本 の教 育委員会 制度 の課 題 を念頭 に、2015 年度 か らの新教 育委員会 制度 につ いて、文献 と2名 か

らのコメ ン トを もとに議論 した。 和 田氏 か らは教育行 政が一般 か ら見 えづ らい性 質で ある ことが指 摘 され 、 野元氏 か らは総合 教育会議 とい う形 での公 選首長 によ る教育行 政へ の関与が、教 育問題や 教育行政 の課題 の 可視化や よ り一層 の民意反 映 を可能 に し得 るので は と 提 起 され た。議論 では教育 に関す る民意 は どの よ うに 形成 され るのか とい うこ とに焦点 が当て られ た。

第7・8回

文 献:金 龍 哲 「文字 を持た ない民族 の文化伝承 と学校 教 育一 母 系社 会 を営 む中国雲南 省のモ ソ人の事例 」(神 奈 川県立保 健福祉 大学誌5(1)、PP3‑12、2008年)、

金 「『伝統 文化』の教 育課程 化の論理 と課題 一 『書法 課』 の展開 を手掛か りと して一 」(中 国四国教育 学会 教育 学研究紀 要(58)、2012年)

報告:明 、 シラ ン コメンテー ター:荒 井 、金

一記 録内容一

第7回 では、金論文 の講読 を通 して 、学校 教育 を通 した少数 民族 の文 化伝承 にお ける少 数民族 教育の綾小 化、文字 の有無 に よる格差 、民族言 語の地位 の下 降な どの 問題 点 を参加者 と共有 した。

第8回 は、 「書 法教育」の教育課程 化 の背景 、経緯 、 問題点 な どを明 らかに した上で、(第7回 の内容 と対 照 しなが ら)これ か らの展望 を考 えてみ る主 旨であ り、

報 告者 か らは、 中国に とって 「伝統 文化 」 とは何か、

各 々の少数 民族 に とって 「伝統 文化」は何 か につ いて、

これか ら慎 重 に議論 してい くべ きで あ るとい う意 見が 出 された。 また、教員 か らは 「中華 民族 の文化伝 承 と 56民 族の文化伝 承 との関係 は?」 とい う質問が 出 され、

明氏が 「中華 民族 とは、56民族(非 識 別民族 も含 めて) の上位 概念 であ る」 とい う定義 を示 した。

第12回

文献:谷 ロ明子 「院内学級 にお ける教育実践 に関す る エス ノグラ フィック ・リサ ーチ:実 践 の"つ なぎ"機 能の発見 」(発 達心 理学研 究15(2)、2004年) 報 告:吉 田、須永

コメ ンテー ター:荒 井

一 記録 内容一

フ ィール ドノー トか ら概念 を抽 出 しモデル を示 す と い う方法 について主 に議論 した。 荒井氏 か らは、理 論 研 究、外 国研 究、歴 史研 究 、そ して量 的 ・質的調 査の 各方 法 を比較検 討 した上で、方 法 を選択 してい く姿勢 がなけれ ば、研 究課題 は現実 に対す る リア リテ ィを弱 めて しま うとい う意 見が出 され た。

第14回

文献:丸 山孝一 「マ イノ リテ ィ教育民族誌 方法論(1)」

(九州大学比較教 育文化 研究施設 紀要(42)、1991年)、

丸 山 「マイノ リテ ィ教育民族 誌方法論(2)」(九 州大 学 比較教 育文化研 究施設紀要(43)、1992年)、 坂本一 光

人類 学的子 ども ・教育 研究の組織 的展 開一 自校史 的 視 点か ら」(九州大学 大学院教 育学研究 紀要(6)、2003 年)

報 告=明 、 シラン

ー 記録 内容一

第12回 の内容(エ ス ノグ ラフィー)を 踏 まえた うえ で、報告者 か らは、 中国 の教 育学研究 にお ける 「教育 民 族誌」 の運用 の現 状 と照 らし合 わせ 、そ の課 題 につ いて説 明がな され た。

中国 にお け る教 育学 研究 の方 法 は、描 写型教 育民族 誌 、解 釈型教 育民族誌 、批判 的教育民 族誌の3つ に分 類 でき る とい う。 明氏 か らは、中国 の場 合は 、民族教 育 学 とい う学問分野 が存在 してい るが 、教育民族 誌が 該 当研 究 におけ る伝統 的な方法論 とは言 い難 く、それ は 、教 育民族誌 に こだ わ らな けれ ばな らない理 由がな い こ とに起 因す るか も しれな い とい う意 見が 出 され た。

第15回

文献:根 岸 弓 「児童虐待 対応制度 の基本構造 とその意 味:親 と子の主体 化 を基準 とす る分 析モデ ルの提唱」

(社会福 祉学54(2)、2013年)、 根 岸 「児童 虐待 対 応制度 の評価指標 の提唱 および経験 的適用 の国際比較 か らみ える 日本の制 度的特徴 」(社会福祉 学 、掲載 予定) コメ ンテーター:浜 谷

一 記録 内容一

浜谷氏 は、児童虐待 につ いて発達精神 病理学 の枠 組 み を参考 に し、根岸氏 の示 した分析モデ ルの実 際の虐

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待事案 への有効性 につい ての疑問 を投 げか けた。 そ の うえで、保 育者 が被 虐待児童 に対 してで きる ことを、

事例 をも とに提案 した。 また、松 下氏 か らは、 「当事 者 の 自律 と国家 の介入 」 とい うテーマ に対 して社 会福 祉 学 と教 育学 を比較 した うえで、教育 学独 自の枠 組み 検討 が必要 で ある とい う意見 が出 され た。

第16回

文献:宗 像誠 也、持 田栄一 「占領 教育政 策 と民主 化の よ じれ一教育 委員選挙 を中心 に」(思想(349)、 岩 波書 店 、1953年)、 勝 田守一 「教育 の理論 についての反 省」

(教育(29)、 国土社 、1954年) 報告者:山 沢

一記録 内容一

山沢氏は 、宗像 ・持 田 と勝 田がそれぞれ の論点 か ら 対抗す る言説 を示 して はいたが 、2つ の論文 には 「 利 と しての教育」「教 育 の 自由」につ いて の探 究 とい う

共通点 があ るこ とに注 目した。 この2つ の論 文の よ う に、研究者 は個 々の課題 を深 め るだけで はな く、現実 と研究 との意識 的な往 来が必 要な のではな いか との考 え を示 した。報告後 、荒井 氏は参加者 に対 して 「教育 学の 固有性 とは なにか」 とい う問い 直 しを投 げか け、

議 論 は教 育 学研 究 が教 育行 政 や教 育実 践 を動 かす に は?と い う論 点へ と移 った。

"

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投 稿要項

(1)本 誌 に論 文原稿 を投稿 でき るのは以下 の者 で ある。本学教 育学教室 の専任教 員、非 常勤講師 、大学院 生、

元専任教員 お よび 本編集委 員会 が認 めた者 。 (2)

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) ) 5 (b ( (

論 文原稿 は未発表 の ものに限 る。(た だ し口頭発表 、プ リン トの場 合は この限 りで はない)

編集 委員会 にお いて特 に指 定す る以外 の論 文原稿 は、原 則 として、いずれ も図表 な どを含 めて20,000字 以内(研 究論文)、16,000字 以 内(研 究 ノー ト)と す る。

論 文原稿 の提 出は、3〜5語 のキー ワー ド(日 本語お よび英語)、欧文 タイ トル をつ けて編集委員 会へ電 子 フ ァイル で送付す る。

投稿 され た論文 は、編集委 員会 の審査 を経 て掲載 を決定す る。

投 稿 され た論文 の著作 権 は、編集委 員会 に帰属 し、論文 の首都大 学東京機 関 レポ ジ トリ 『みや こ鳥』 ほ か、Web上 で の公 開 に同意 され た もの とす る。

編 集後記

教育科 学研究』 第30号 を発行 す る ことが できま した。

今 号 では担 当者 の尽力 に よ り、大学 院総合ゼ ミで主 に大 学院生 が コーデ ィネー トを行 った回 にお け る議論 の記 録 の掲載 を復 活 させ るこ とがで きま した。

さて、最 近2年 間で 、教育学教 室在 籍の院生数 は博士 前期課程 、博 士後期 課程 ともに大 き く増 えま した。 それ に伴 って 、大学院総 合ゼ ミの参加者 数 も増 えるなかで、教 室内で の研 究議論 や発表 につい て も、そ の活 性化 と同 時に、教 室の元来 の考 え方 か ら何 周か を経 て、細 分化 され た個別 の領 域 に閉 じこもるだ けで終わ らせ ない よ うな あ り方 を追求 しよ うとい う場面 も見受 け られ るよ うにな ってきま した。

全国学 会の査読 付研究雑 誌 な どへ の投稿 が重視 され る昨今 で も、『教 育科学研 究』にお いては、教 室な らではの 研 究活動 の成果 を論文や 資料 な どの形 として、読者 のみ な さまへ発表 させ ていただ く場 として大切 に して い くこ

とがで きれば と思い ます。

2015年 度 院生編集係

教 育 科 学 研 究 第30号 2016年3月20日

編 集 ・発 行 首 都 大 学 東 京 大 学 院 人 文 科 学 研 究 科 教 育 学 教 室 ISSN:0289‑7121

〒192‑0397東 京 都 八 王 子 市 南 大 沢1‑1

範L:042‑677‑2082Fax:042‑677‑2083

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THEJOURNALOF SCIENTFICRESEARCHES

ONEDUCATION

No.30 MARCH,2016

〈Articles>

PossibilitiesandIssuesofEducationPracticeCollaboratedwithGuestTeachers :Focusingon"A"ElementarySchoolinTokyo

YAMAZAWATomoki(1)

〈Materials>

DocumentsonComprehensiveSeminarofGraduateSchool(2015) (11)

)

Editedby

DepartnentofEducation,ThegraduateSchoolof HumanitiesofTolryoMetropolitanUniversity

参照

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