廢船
著者 ハンリイ ジエイムズ, 大西 豊
雑誌名 主流
号 2
ページ 69‑74
発行年 1937‑06‑01
権利 同志社英文學會
URL http://doi.org/10.14988/pa.2017.0000016554
! 姿 般
−−...−..品圃聞書宅室主撃蹴轟翠監足掛
~宮討二,;=--『こF』』』、
慶
臥 相
ジエ f
ム ズ
・ ハ
ンリイ
大 西
豊
﹁わしはバ?jへ行くよ一在︑ジョン・カル1+Iズ段階下へ来るや夜中一去った︒宿の
お静は鏡い刺湿す晶体な目附きをして彼を凝減したo彼は海から退いても勺十年になるが︑
いつもの椅子に腰かけてテープルに向び︑報飯を始めてゐた︒ηノ1
チム
﹂一
民ふ
宿屋
のお
紳は
彼と議し向ひに坐ってゐた︒
﹁それは又突飛ですねo
カル
1+tズさん﹂ジャムを食ぺたがら彼女は一Xった︒﹁ほん
とに意外でナょ︒悲しあなたがもワ止安い人ならそれ程驚く事はありませんがね二賞臨閉そ
うだ︒ジヨy−方ルlサ
lズは十一年以上も毎朝朝飯をや町に下りて来たんだし︑磁民生 活の問だワで上阪休暇の時には同じ習慣を板門Jてゐた︒彼は七時宇になるみ﹂直戸︑に起きて
朝飯を食べて新聞を讃み︑パイプに煙草をつめ︑それから仕事に出組問けて行った︒彼がど
こへ行︿か彼女けい知らなかったo宿のお客の職業に興味を起す事は品時計なお節介であった
それにし丈もパロ1へ行︿と一宇中此突然の取り決めはどうした欝だらう︒パローは門家で
五時間たっぷりの虎であった︒
﹁何時おたちですか?カル
1ザ1
ズさ
ん﹂
彼女は息を止める撲にして一式ったo彼女の額に表はれた表情から察して︑彼女は彼の容
を慾れてゐる様であった︒お客が突然一一一一首哩も離れた庭へ行かうさ決心ナる時は彼女の知
一一(
69
)一一陵
重量
る所では唯一つの事を窓嫁してゐたo
政人は宿を移らうとして
ゐるんだ︒
﹁私は勿論隠れノセ家主ナよ﹂カル1サl
ズは彼女の気配に気
付い
て一
去っ
た︒
﹁あんたは繁いてゐる様ですね︑nyIチさん﹂ξ
彼は
一疋
った
っそりゃ男と一再ふものは気の向いた時行ってしまふ事が出来ま
すo私は
j i
− −: : ﹂
﹁勿論︑ヵル1サFズさん︑勿論です﹂彼女は答へた︒﹁私は
びっくF
しただけです︑唯それだけです︒それは
ι官
同然
です
︒私
は何か惑い所でもあったりかk思ひましたの﹂
﹁い
中
f
\︑
pI
チさん︒何もかも0
・K
でしたよ︶彼はテーブルの上に身伎を延して彼女の手を援り︑息の下で類︑つ一一向った︒
一私はち上ヴ唱とした遠釘.に行ワて来よう主一民ふんですo
私の俊
郎加の最後の見おさめと一式ふ謬です︒それで私は晩の汽寧か午後
の汽寧に菜︑bうと閉山ひ会す︒どちらでもそこへ行きさへすれば
梼はないんです﹂一﹂気紛れですね﹂彼女は云った︒コ︑も︑ん明日一位
があの泌をパロ1へ廻さうと一夜ったときあなたは﹁行かうとはし
言せんでしたね︑併し今度は妾が邪路上てる欝です﹁一
一ア︑いや
f
\︒そうではありません
J一と老総長は一去って︑ 急にテーブルから立上り二階へ上って行った様子は寧ろ援なも
のであった︒一水夫て奇妙な人間だ一彼女はつぶやいた0ほん
に奇妙な人間だ上︒し
ジヨ
y
−カ
ル
IA
Tr
ズの故郷は︑スコットラシドで︑中脊のl
がっしりした総務の努であワたo彼は六十の峠を越してゐた︒
毛髪は茨色だが︑−顔はまだ赤味がかつて居り︑碧い限には践が
あった︒時の働告もま
Hhジ
ヨ
v−カルIサ1ズに共カを及ぼし
始めてはゐなかった
o彼は袋を見たりJ
荒物や古い制隊等を見℃
ゐる内に過去の出来事が洪水の援に押し寄せて来た
o
彼は
一去
っ
た︒﹁怠へば・::﹁一﹁息へば::﹂と︑併しそこで考は途切れ
た︒もツと先にそれ
抑準める事が出来ずに︑限袋とその中貨d v
を脱み緩けるだけだった︒一ーあ与︑あの事を
m m山ひ出すと︑そうだ
あの時奴等は老カケレダ丸をヤードヘ廻して央れと一疋ったんだ
が自分はしなかった︒ぃ中/︑\わしはするものかoわしは献衡
をヤードへなんか廻しはしない︒あんた庭へ押し込めるのは慈 魔の手だo夜︑々共れだけ位するもんか︒だが︑カレンダは
もう
・め
ず
ζへ恕されて︑呪はれた奴等の手で打ち協議されようと
してゐるからには︑一限あの哀れな老カレンダに舎って来よ
う︒あふ︑英々も彼奴にサヨナ一7を一氏はずばなるまい︒南無三
:南
無一
一一
J
一役は前屈みになワて︑彼の制般の外套を拾ひ上げ︑切りの方へそれを差上げた︒その青春と祭光のシムポルも
今は色越せ︑安全に︑永久に︑犯されずにあの思出の港へとず
うっと入門/てしまってゐたo了度彼の年齢さ同様に無限の歌の
谷間へと行ってしまづたのだoそうだ彼は自分の談︑最後の款
を訟の/た事があるo了皮パローの古びたドックに姿を隠して破
援の点?を静かに同仇して待ち望んでゐるあの自慢の古艇の一に︒
←一一〔
70)←ーも0﹂とカル1サ1ズは答へた︒﹁宜し︑7
ございます︒宜しう
ございます︒ー一彼女は一去った︒
後は部屋の方へ去って行うたo彼は机の中を引き廻して︑と
うt a \二一一一枚の海周囲︑一一︑三般の航海日誌と︑カレンダ丸の窮
震を見つけ出したo一lあ
lF一つあ!﹂後は叫んだ︒カレンダの心
の震一箆に勝れてゐる撲な気持で︑彼は主一等のものに手を燭れ
たo
役は今カレンダが白信と勇気とを持って青海底を航海する
擦をはっきりと見る率︑が出来た︒自分の足下に再び動いてゐる
カレンダ丸一を感ずる事が出来た︒彼は一式び上うのない悲しさを
感じたコけれども此悲しさの後に隠れて︑比長い波︑国民貨の生
きてゐるあの泌を見る正一式ふすい漆期が音楽の様に微かに動い
てゐたO北日の熱情が身内に湧き起り︑心綴は快感LC緊張を感じ
たっ其は恰かも摩を立てない奥深い何物かが念に一舟ぴ生︑一で花
咲いたかの様であったoこの感情の浪︑全身のあらゆる機維に
も溺れてん寸感ずるこの不思議な快感はんムく謹の分らたいも山りだ
った
σリ1
チ婆さんも分らないだらうし︑誰も分らないだらう
が︑後だけは分ったっそ︑つだ︑彼だけが了解出来た︒立一は翠な
る肉鐙と一再ふより奥深︿︑智韓国の如く彼の過去の綾織で出夜た
何物かであった︒
4A︵ば彼の愛した船が銅銭の中に何物かを入れ た人間の手で作られたものであって︑其結果始めは一つの物質
であったものが次には人間とな胃遂には愛人とたったのに似て
ゐる︒一←人は笑ふかも・知れたい﹂ジヨγ
・カ
ル
1サ1ズは考へた
﹁併し注︵は喰分らたいからだ︒﹂そして二時十分の汽軍で一万の
知 陵
つまるで般の中の獣だ︒ー一LCジ
ヨ
y−
カル
1サ1ズは考へた︒彼
は外套を下し︑箱を閉めた︒彼はあの制肢を者るのが好きであ
った︒そして老いたる熱︑老いたる希望と欲望に充された古き
誇を感じ地平線上経かに横たはる未来を感ずるのであった︒そ
弓だ︑彼はよ︿そんな風に感ずるのであった︒引いが共もも弓こ
れで終ひた︒一老若造れだ﹂﹁老乏れだ!﹂後は一疋った︒そうだ︑
彼は老萎れであった︒カレンダが古い品川山人ででもあるかの擦に
センナメシダルになっては︒け一円VYでも彼は何故人々が婚の事を$t 彼女主呼ぶのか一向ム門知がいかなかったo船は男だo人間の男
Y﹂同ピだ︑男の様に白骨子心や希望を持ち︑己惚れが強︿︑絡に
は一閃の栄光に身を浸せんと欲する最も賎しき者でさへ︑立︵待
てる小さき死の代償として小さな欲望を︑叉冷酷た運命の気紛
れに謝して少しの報酬を求めるo彼は階ドヘ下りた3そしてお
品仰が護所の火の側で縫物をしてゐ岳のを見付けた︒﹁ブラッド
ショウツてのはどこにあるんだねo﹂彼はお静から縫物を取ワ
て尋ねた︒一お身媛は良いんですか︑ヵル!+iズさん?ー一お神
は彼の震へる手間きを見て訊いた︒その問に老人は集ら
f L
し
て答へた︒一何故あんたはいつもわしの身盤工会を聞くんだね
?わしは何時も逮考古︒一一彼は波行・案内でパロl
行きの汽取 を捜した︒﹁わしは二時間十分のに乗らう︒すると七時間者く
事になる﹁時叫は其h魔で治ワて︑明日の釜時には此庭へ凝らう
GI
一
役は本を下へ澄いた︒一日サンドウヰツチを少しばかり捺へきし
て賞ひ玄せうか?﹂主︑彼女は訊いた︒﹁何も要らないよ︒何
費量 般
総長︑ヅヨy
−カ
ル
i+!ズはバロ1へと出獲した︒
﹁何と一宇中天気だ﹂彼は雨が列車の窓に叩きつけてゐるのを
見守りながら濁リ言ちた︒何と一守山日を選んだのだらうoうそ
寒︿︑物悲しく︑議陶し︿︑見る影もな︿︑彼は列車内に坐っ て唯物思ひに耽ってゐた︒あの稽ば了ぽ彼の様に唯一人ドヴク
に入ってゐる事だら︑ヲ︒一i
わしは今日比日に彼女内最後を鬼火 めに行︿主思へぽ矯しい︒あL本営に嬉しい︶彼一は漏り言ちた︒
比わびしい陰気な日は給と人とを総合して椅静的調和をもた
らしたo
カ ル 1
ザlズは老いた方レンダ丸が彼の来るのを知っ
てbるかも知れない︑ず度比白髪室ぢりの老人から大浪が必っ
てそれがあの寂しい穏に履き溺れでもした撲にそれを知ってゐ
るかも知れぬ正一式ふ考を楽しみさへした︒﹁陀皮﹂彼は犬きた
撃で一去った︑﹁吃皮そうに逮ひない︒普が一一緒にゐた場所︒皆
が見た物︒あの婦がうねり遜んだ小海ヤ六洋︒何と素晴しい時
だったらうo
何と一疋ふ!彼は心の中にはっきりとその光景を
みんな浮ぺる事が出来た︒彼の耳にはも一度あの懐しい凡ての
替を開いた︒彼の鼻孔には昔のあの香が怒った︒皆はお互にど んだ話をす岳事が出来たらう︒併し何より先づあの艇は嘗℃彼
女殺︶の甲板上に起った人生そどんなに誇る事︑が出来たら弓!
そして蒋し彼女が笑ふ事が出来たら︑どんなに笑ふであらうi
廃たりしあの門口!ゃれ
y L
刀ル
lサ!ズの頭は低︿胸心土に
沈んだ︒弛棋は一摘の一昔も蹴聞かなければ再軍の軍総の務続的な律動
をも開かなかった︒彼は全︿凡ゆ告もの宇忘却してゐた︒彼ば 浪の上に緩やかに安全に浮んマゐた︒現実の暗黒面はずっと般
尾にあって踊ってゐる一計遼輸の援なものであ耳︑彼の人生は彼
の踏み緩て来た年月を旋する般であった︒彼の限は糠尾に向川町
あの踊ってゐる計遮繋を見︑そしてそ円末端に畑中貨があった︒
彼の水毛に附き鍾ふ現貨は務慢に飽︿事なく決して後を遜さう
とはしなかった︒汽鼠は擦に若いたが︑ゾヨン・カル!+1ズ
は限切込んでゐた︒回締夫はた撃でパローですから乗客は皆降り
て下さい︑−r−彼に告げた︒席に腰かけた男は何か深い夢から畳
めた晶体にゆっくりと身を動かじた︒彼は脚がよろめいた︒切符
をどそ/ーと探して際夫に渡し︑それから出来るだけ念いで騒
の外へと出た︒何と一守山夢を後は白地てゐたんだらうo彼は額に
卒をやワて擦った︒雨はどしゃ降りで︑同州は雨を彼の闘聞にたL
きつけた︒彼は暗い寂しい街路の隅に立って︑主どっき︑決心
がつか・なかった︒併し後はホテルを見つけねばならない︒ずぶ
濡れになってそこへ立ってゐる事は出来なかった︒併し常識は ジヨシeカル!サlズの一践をマイ91ホテルへ向げばしたが︑
あω
尚透た感情︑あの不思議な抱みどころのない怠欲が彼の足
争ドックへと向けた︒彼は寝袋きや髪制制り遺具を入れた小さな
袋をたった一つ一持ってゐたo
﹁何と一千山路だ﹂彼は叫んだ︒
あの渡部出の富田秒︑がはっ雪りと心の申で緩いた︒彼はホテルの
事干︑何か喰べるもので
vb
の温いベッドの事等を考へて〆ゐた一一(
72
)一一白藤
暗昔
がも後
on
Aは段々と一山崎干のもりから遠ざかっ
τ
行って︑仏国かも絞を柏町︑進めてゐる隠れた力に向つで富民的な従順さで屈服して
ゐる様であった︑それから彼は此時にたって始めて︑自分がド ヅクに行宮︑そζに漏り静に立ち︑あの帆加を跳砂上うとしてゐ
る身である事を知ワたo
彼はあの泌が
ζの怒魔の構内に閉ぢ込
められ︑雨は情容数もなく空漠たる甲板を洗つでゐるの宇一見 た︒一人時警官が諮
Hナがる彼を・打ち見守り︑老水夫の仕事に
何物かを感どたので︑疾く行き過
Vずる彼の後姿を長い事見てゐ
たが︑ジヨシ・カル1
サ︸ズが出角を出るや否干︑彼の跡を説
った
o併し絞はもろわ丸失ほれてゐたo被は脱界から消え去って
現時
五目
U愛無山中に浸ってゐた
o
絞はドックの入口に託づいた時
心開臓が鼓動ずるのを感ずる事が出来たo艇の震は被の上を高︿
務ひ︑被と彼の目的止を人間の限から隠
Lた︒ニ人は一位であ
りた︒被は門め中へいはいづで行き︑あの加が時間たはってゐると
知ワてゐた阜頭の方ヘ向りたo被はとの庚揚の一口八々Aを知ワ てゐた︒何遜も何おも絞はそζ&路んで行ったρではないか︒
釘か巨大た悟医薬い物がぼうっと寂れ出た︒豆大hu影︑ばやりと
したものC平うして紋はその品酬をEAた
﹁ お
! ま あ ー あ す と に ゐ る
! わ し の 御
! 大 事 な 古 燃 が
! し 彼 は 畿 に よ 可 掛 り て 彼女
F街﹂宇見上げた︒被は苧で鎖を制調んだが︑何んとも言ひょ
うのない感般が昨月中に起った︒絞女はとう/1此虎にゐた︒そ
うだ︑二人は一盤でありたのだ︒二人は共に盛たりし︑めの時代
を持ち︑凱歌を率げた事であったJ二人政互に最後の合同Aをし てゐたG﹁白品き懐しのカレジダ丸
lL
彼は
一去
った
02
それに七ても
どんなものにでも最後と云ふものがある︒彼女は何と黒い事だ︒
彼女比其虎に厳たはワてゐるoそしてよ︿そばに寄って瓦るξ
﹁カレンダ﹂の名前はもう緩吉治されてゐたoそれはもうたくな
ってし主りたんだ︒そして魅力は牽きてしまってゐる︒一りの
残骸だ︒彼女の古き生命は逃げ去ったo絞阿様に民づ抑怖とたり
未来の痩骨きへ持たなかったo彼女はこの暗い一一日目の夜に巌然
主唯一人惜慌たはってゐた︒一隔は笠撲の甲板に降り注いでゐた︒
そう
だ︒
ζり突然の孤相倒的宣告は希望を蝕む典阻害のt擦なものだ︑
そして一家治には洞窟の様なこの搬飴けい隅々まで荒れ狂ふ轟然た
る破撲の品目を反響ナる事であらうl
カル
1サーズは顔を手で
表ふた︒絞は彼女を
HA
AU事が燥にたり台︒打れども被はこの寂
しき順躍止なした事を嬉しく怠ったσそれはもワともな事であ
った
o鼠にりけ︑品開
m w 荒れるにりけ︑同州夜︑につけ︑彼女を繰り たものは︑彼自らの手ではなかったか?彼は致多の航路に彼 女 を 導 い た の で は な い か
? ザ 界
ρ前
r3と一石ふ務を航行させたの も 絞 の 手 加 減 で は た か り た か
? 役 女 の 凡 ゆ る 協
Aに警かれた
歴史に彼の手が協はりてゐないものがあ︑b
う か
? 二 人 は 肘 ど 経 験 に 鍛 へ ら れ た の で は な か っ た か
? 勿 諭 そ う だ
o殺はそと
に玄りて或る内的の墜によワて紋女主鼠し︑昔話︑二人の共有
Lた感たりし品目を読り告げた︒紋の日比彼女の一客船臥艇によ︑b
下づてゐる唯一の鋒の薬に務ちた︒そとには生の印は綾塵もな
かりたo
一一一(
73
)一一一陵
葺苦
袋を持ってドックり方ヘ念いで去りて行った老人を授はしげ
に日比てゐた警官は今ζの場面に現われγ来たo被は今鍛の支持
を離れ牛身を阜頭に乗り出して︑との無呂田の泌慢を食る晶体に眺
めてゐる男の沈馳臥せる婆を見守りながら立ってゐた︒此加には
彼の知らぬ隅と一去ってはなかったo船首から街路義︑約九低より
機頭迄彼は凡でを知りてゐたo他の凡ての舶の生活からは掛離
れ︑閉ざされ︑盗人の援に閉め関されてゐたoその舵l
﹁わ
し は此占胞にこんなエ併に立たうとは夢にも思はなかった︑決Lて
そんた事を思った事はなかづた
L
A誌に彼は打たれた様に跳ぴ上
った︒警官が絞の背後に立りてゐた︒
﹁此虎で眠っちヂいけない﹂警官はちょっと突剣呑に一氏った︒
ジョン・方ルIサ1ズは由民一一位に立って警官の援を税き込んだG
﹁忍ば眠ってゐたのではるり宮せんz 一
一被
は吃
って
一民
った
﹁私
は唯
夢を
見て
ゐた
ので
ナ︒
るの
・:
・:
:・
i
﹂警官の答は断乎としてゐたが︑併し毅切昧があった︒彼は相出
資であった﹁うん︑だがこ与で夢を見ながら立ってゐてはいけ
ないんだ﹂警官は一去りた︒彼は老人の附慨に鰯れたo
﹁はい/\勿論でナ︒けれども私は何も怒い事をしてゐたん
ではありません︒ぉェ私はガルドンから昌一直に此般を見に来た
んです︒私はかつて此加の縦長であったんです︒ぇ!と私は行
かねばなり玄︑ずまい︒F
ルトン行の最初の杭事は何時でナか
?﹂と彼は殆んどその径を待たうξはしてゐない援に見えたが 訊ねた︒併しそれでも警官は﹁午前二時五分だ﹂と後の後から叫
んで
同
E入れた︒ジョン・カルlサIズは聞えなかった︒彼は暗
閣の中に見えななつたが︑後がドックから無期間に蹟きながらホ
テルの方へと辿った時に彼の愛した﹁あlお宇ノ\
L
と一
石ふ
撃を開いたものは唯夜の沈融制だけであった︒併し狼気のよいそ
の警官はもう一遍彼の背後に居た︒
﹁君は気分でも惑いのかい﹂老総長の.数に務騰の色を見て彼
は開いた︒
﹁ い
Lえ︑私は良いんですoどうか私を一人に
ι
て置いて下さい﹂彼は干けになって叫んだ︒そして彼は暗黒の中に治え
たO
︵ 完︶
雑
室 長
B
ジエイムズeρ
シり
イの
よ向
︒戸
H Z H
︶
h z
e r g
宰遣は絶版にて︑研
究が閥系たかったo本語にで彼の面影の一部を俸へた︒
ーー−(