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羽村市地域防災計画

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Academic year: 2021

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第19章 公共施設等の応急・復旧対策

道路、橋りょう、河川及び鉄道等の公共施設は、道路交通など都市活動を営む上できわめ て重要な役割を担っている。特に地震時に損壊した場合は、消火や救急救助及びその他の応 急活動等に重大な支障を及ぼすため、これら公共施設が被災した場合は、速やかに応急・復 旧措置を講ずる必要がある。 本章においては、道路及び鉄道施設並びにその他の公共施設等の応急・復旧対策について 必要な事項を定める。

第1節 公共土木施設等

地震が発生した場合、各公共土木施設等の施設管理者は、速やかに被害状況を把握し、施 設の機能回復のための応急・復旧措置を講ずるものとする。本節においては、道路、河川等 の応急・復旧対策について定める。 1 道路・橋りょう 地震が発生した場合、各道路管理者は、所管の道路、橋りょうについて、被害状況を速 やかに把握し、道路交通の確保を図るため、交通規制等の措置、あるいは迂回道路の選定 等、通行者の安全策を講ずるとともに、パトロール等による広報を行う。被災道路、橋り ょうについては、応急措置及び応急・復旧対策を実施し、緊急物資等の輸送路を確保した 上で、その後の本格的な復旧作業に着手するものとする。 各機関のとるべき応急措置及び応急対策は次のとおりである。 (1)応急措置 ① 市 道路の亀裂、陥没等の損壊及び倒壊物等並びに落橋などによる通行不能箇所につい て調査し、速やかに応急措置を実施する。 ② 西多摩建設事務所 都地域防災計画の定めるところにより、市の実施する応急対策を援助し、都災害対 策本部の活動態勢に従い応急措置を実施する。 (2)応急・復旧対策 ① 市 被害を受けた市道を速やかに復旧し、道路機能をできるだけ早期に回復し、救助救 急活動、物資輸送等のための交通路の確保に努める。 なお、作業は市において選定した緊急道路障害物除去路線を最優先に行うものとし、 その後逐次一般市道の復旧作業を行う。 ② 都 被害を受けた都道を速やかに復旧し、交通の確保に努める。特に緊急道路障害物除 去路線を最優先に復旧作業を行う。

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応急・復旧作業は、主に業者に委託して行い、当初に緊急道路障害物除去路線を最 優先に行う。その後逐次一般道路の障害物の除去並びに道路の被災箇所で、これを放 置することにより二次災害を生ずる恐れがある箇所の応急・復旧を行っていく。 (3)復旧優先道路 ① 緊急交通路(警視庁指定) ア 都道第 29 号 主要地方道立川青梅線 新奥多摩街道全線 イ 都道第 249 号 一般都道福生青梅線 産業道路 小作坂上~小作立体交差~末広二丁目西交差点 ② 緊急輸送道路(東京都建設局) ア 都道第 249 号 一般都道福生青梅線 産業道路 小作坂上~小作立体交差~末広二丁目西交差点 イ 都道第 29 号 主要地方道立川青梅線 新奥多摩街道全線 ウ 都道第 29 号 主要地方道立川青梅線 奥多摩街道全線 エ 市道第 103 号線 特別養護老人ホーム羽村園前~デニーズ羽村店前 オ 市道第 101 号線 デニーズ羽村店前~スカイラーク小作店前 カ 市道第 101 号線 デニーズ羽村店前~福生市境 ③ その他(市) ア 緊急交通路及び緊急輸送道路、避難所等防災上重要な拠点となる施設を結ぶ市 道 (資料:復旧優先道路図) 2 河 川 地震等により堤防等に被害を受けた場合には、各施設の管理者は、被害状況を速やかに 調査し、その施設の応急・復旧に努めるとともに排水に全力を尽くす。 (1)市 水防活動と並行して管内の施設、特に工事中の箇所及び危険箇所を重点的に巡視し、 被害箇所については、直ちに都に報告するとともに、必要な措置を実施するものとす る。 (2)西多摩建設事務所 ① 施設の被害をとりまとめ、市が行う施設の応急・復旧に関して技術援助を行うほか、 大規模なものについては技術援助を行う。 ② 特に公共の安全確保上、緊急に復旧を行う必要のある対象は、次のとおりである。 ア 堤防の破堤、護岸・天然河岸の決壊で住民の日常生活に重大な影響を与えている もの イ 堤防護岸等の決壊で破堤の恐れのあるもの

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ウ 河川の埋そくで流水の疎通を著しく阻害するもの エ 護岸等、又は天然の河岸の全壊又は決壊でこれを放置すると著しい被害を生ずる 恐れのあるもの オ 河川の堤防護岸等の脚部の深掘れで、根固めをする必要があるもの (3)国土交通省関東地方整備局京浜河川事務所多摩川上流出張所 ア 地震が発生した場合、直ちに堤防、護岸等の河川管理施設及び工事箇所の被災の 発見に努める。 イ 破壊、崩壊等の被害を受けた場合には、特に氾濫水による被害の拡大防止に重点 を置き、速やかに施設の復旧に努めるとともに、都及び市の行う応急対策に関し、 要請があれば技術的指導を行う。

第2節 鉄道施設

発災時において、被害を最小限に止め、輸送の確保を図ることは交通機関の責務である。 特に、多数の人員を高速で輸送している鉄道は、直接人命にかかわる被害が発生する恐れ があるため、機敏かつ適切な応急措置を次により各交通機関が実施する。 1 災害時の活動態勢 (1)災害対策本部等の設置 震災が発生した場合、JR東日本(八王子支社)は、旅客及び施設の安全確保と緊 急輸送を行うため、災害対策本部等を設置する。 (2)通信連絡態勢 災害情報及び応急措置の連絡指示並びに被害状況の収集等の通信連絡は、列車無線、 指令電話、鉄道電話等を利用するとともに、必要に応じて無線車、移動用無線機を利 用する。 2 発災時の初動措置 地震発生と同時に、JR東日本(八王子支社)は、運転規制等適切な初動措置を実施し、 乗客の安全確保を図る。 (1)運転規制の内容 地震が発生した場合の列車の運転取扱いは次による。 ① 12 カイン以上の場合、列車の運転を中止し、全線の点検を行った後、安全が確認さ れた区間から運転中止を解除する。 ② 6 カイン以上 12 カイン未満の場合、25 ㎞/h~35 ㎞/h 以下の徐行運転を行い、施設 の点検を行った後、安全を確認した区間から速度規制を解除する。 ③ 6 カイン未満の場合、特に運転規制は行わない。 列車の運転方法は、その都度決定するが、おおむね次により実施する。 ア 迂回又は折り返し運転

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イ 臨時列車の特発 ウ バス代行又は徒歩連絡 (2)乗務員の対応 ① 運転中に地震を感知して、列車の運転が危険と認めた場合は、直ちに列車を停止さ せる。 ② 列車を停止させる場合、その停止位置が築堤、切取り、橋りょう上、又は陸橋下の ような場合は進路の安全を確認の上、安全と認められる場所に列車を移動させる。 ③ 列車を停止させた場合、輸送指令(拝島CTCセンター)と連絡をとり、状況を報 告し、その指示を受ける。 3 乗客の避難誘導 列車の停止が長時間にわたるときや、火災等の二次災害の危険が迫っているときは、乗 客の安全確保のため的確な避難誘導を行う。 (1)JR東日本(八王子支社) 各駅では、市本部長からの避難勧告、指示があった場合には、乗客を避難場所に誘 導する。

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第3節 社会公共施設等

病院、社会福祉施設、学校等の社会公共施設は、震災時において医療救護や避難施設とし て重要な役割を果たすものであり、被災した場合にはその応急・復旧措置を速やかに行う必 要がある。 1 病院等 (1)停電時の措置 自家発電装置に切り換え、手術等緊急に必要な電源を確保する。自家発電装置が被 害により機能しない場合は、関係機関に連絡し、照明電源車の出動を要請する。 (2)給水不能時の措置 緊急時、給水槽の水を給水する。不足するときは、市本部に連絡し、応援を要請す る。 (3)ボイラー使用不能時の措置 医療機器の蒸気消毒、暖房及び患者等の給食は、電気、LPG又は固形燃料等に切 り換え、それぞれ処理する。 (4)患者の避難措置 常時、担架送者と独歩可能者の分別を把握し、震災時において必要がある場合、担 架送者は優先的に担送避難を行い、独歩可能者は安全な場所に誘導する。 なお、避難場所はあらかじめ選定しておくものとする。 (5)応援要請 市本部をはじめ、被害のない施設に連絡して、人的・物的応援を要請する。 (6)重要器材等の保管措置 手術用器材その他緊急必要器材については、常時安全保管及び緊急持ち出しの体制 を確保する。 RI使用施設については、災害の程度に応じて立入禁止等危険防止の措置を講ずる。 2 社会福祉施設等 社会福祉施設は入所者の安全を確保するため、震災時には事前に定めている防災計画に 従い、次のとおり自主的に活動する。 (1)社会福祉施設は、被災後速やかに施設内外を点検し、落下、倒壊等の危険箇所の有 無を確認する。必要な場合には応急修理を行い、安全を確保する。 (2)施設の責任者は、利用者の状況、職員の状況、施設建物の被害状況を把握し、必要 に応じ施設の応急計画を策定する。 (3)施設独自での復旧が困難である場合には、市本部に連絡し、援助を要請する。 (4)震災の被害を受けなかった施設は、援助を必要とする施設に積極的に協力し、入所 者の安全を確保する。

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3 市営住宅 市営住宅に居住する者は、できる限り自衛措置を講ずる。緊急の場合は、市へ通報す る。なお、応急修理等必要な処置は市の所管が行う。 4 学校施設 (1)応急対策 ① 各施設の責任者は、避難について特に綿密な計画を樹立しておき、それに基づいて 行動することとし、特に児童、生徒等の安全確保に万全を期する。 ② 責任者は、自衛防災組織を編成して、分担に基づいて行動する。 ③ 緊急時には、関係機関へ通報して臨機の措置を講ずる。 ④ 避難所になった場合は、避難者の健康と安全の確保に努めるとともに、余震や火災 予防について十分な措置をとる。 ⑤ 学校の応急修理は、迅速に実施する。 (2)復旧計画 市立学校の施設が地震、大火等で被害を受けた場合には、市教育委員会は、被害状 況を調査し、甚大な被害を受け、教育活動ができない状態にあると判断した場合には、 緊急に学校長及び都教育委員会と連絡を密にして、授業再開計画等を作成する。また、 児童・生徒の実態を十分把握し、生活環境の急激な変化による心理的不安や動揺を早 急に解消するためにも教育活動の中断がないように努める。 被害を受けた施設のうち緊急に復旧を必要とするものについては、計画を立て速や かに復旧を行う。 なお、甚大な被害を受けた場合、市教育委員会は都教育委員会と連絡を密にして、 被害額等を調査し、「公立学校施設災害復旧費国庫負担法」による事務手続きを行い、 国庫補助金の交付を受ける。 5 文化財施設 文化財は、貴重な国民的財産であることにかんがみ、次のような災害応急措置を講ずる ものとする。 (1)文化財に被害が発生した場合は、その所有者又は管理者は、直ちに市教育委員会並 びに消防署に通報するとともに、被害の拡大防止に努めなければならない。 (2)被害が発生した文化財が指定文化財の場合は、(1)に加え、その所有者又は管理者 は、被害状況を速やかに調査し、その指定区分により、市教育委員会又は市教育委員 会を経由して都教育委員会又は市教育委員会・都教育委員会を経由して文化庁長官に 届出なければならない。 (3)関係機関は被災文化財の被害拡大を防ぐため、協力して応急措置を講ずる。 6 社会教育施設

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(1)避難誘導 ① 社会教育施設の利用者等は、不特定多数であり、利用者等の避難誘導に当たっては、 あらかじめ定められた避難場所に誘導し、混乱防止及び安全確認に万全を期する。 ② 災害状況に即した対応ができるように、市教育委員会等関係機関との緊急連絡体制 を確立し、利用者の安全確保に努める。 (2)復旧計画 社会教育施設は、市民が日頃利用する施設であることを配慮し、震災後、直ちに被 害状況を把握し、施設毎に再開計画を策定し、早急に開館する。 なお、当面の応急措置が終了し、社会一般が安定し、日常生活が平常に戻れば復旧 計画を立てて本格的な復旧を行う。

参照

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