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(3) 窃盗犯認知件数 ( 手口による分類別 ) の推移市内の刑法犯認知件数の 2/3 以上を占める窃盗犯ですが 侵入盗 ( 空き巣 忍び込み 出店荒らし等 ) は ほぼ横ばいです 非侵入盗 ( 万引き 車上ねらい 部品ねらい等 ) と乗り物盗 ( 自転車盗 オートバイ盗 自動車盗 ) については

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第2章 多賀城市の現状と課題

1 多賀城市の犯罪発生の状況 (1)刑法犯認知件数の推移 過去 10 年間、市内の刑法犯認知件数※ 2は、年により増減を繰り返しながらも 全体的には減尐傾向にあり、平成 24 年は平成 15 年と比較し、50%以下となっ ています。各年で、認知件数のうち、窃盗犯が 2/3 以上を占めており、窃盗犯 の減尐が全体の認知件数の減尐につながるものと考えられます。 【宮城県警察本部公表資料から作成】 (2)市内で認知件数の多い犯罪(手口別上位5種) 過去 10 年間で認知件数の多い 5 つの手口ですが、車上ねらいやオートバイ盗 が減尐し、近年は自転車盗、万引き、器物損壊が常に上位にあります。特に自転 車盗と万引きについては、市内の刑法犯認知件数(平成 24 年中)の 41%を占 めています。 【宮城県警察本部公表資料から作成】 ※ 2刑法犯認知件数: 窃盗、強盗、殺人などの刑法犯について、被害の届出、告訴、告発、その他により、警察 などが犯罪の発生を認知した事件数 0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400 1,600 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 窃盗犯以外 窃盗犯 0 50 100 150 200 250 300 350 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 自転車盗 万引き 器物損壊 車上ねらい オートバイ盗 1,480 1,306 1,106 1,209 975 912 792 874 647 666

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(3)窃盗犯認知件数(手口による分類別)の推移 市内の刑法犯認知件数の 2/3 以上を占める窃盗犯ですが、侵入盗(空き巣・ 忍び込み・出店荒らし等)は、ほぼ横ばいです。非侵入盗(万引き・車上ねらい・ 部品ねらい等)と乗り物盗(自転車盗・オートバイ盗・自動車盗)については、 減尐傾向です。 【平成 24 年宮城県警察本部公表資料から作成】 (4)窃盗犯の発生場所(手口による分類別・宮城県全体) 県内の窃盗犯ですが、侵入盗は一戸建で集中して発生しており、非侵入盗はス ーパー・デパートや一戸建で多く発生しています。また、乗り物盗は、一戸建て のほか中高層住宅や駐輪場・道路上で多く発生しています。 【平成 24 年宮城県警察本部公表資料から作成】 0 100 200 300 400 500 600 700 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 侵入窃盗 非侵入窃盗 乗り物盗 0 200 400 600 800 1,000 1,200 995 62 30 8 5 14 797 252 29 28 298 21 1,126 318 70 405 423 802 241 551 410 29 287 82 39 52 侵入盗 非侵入盗 乗り物盗 中高層 住宅 一戸建 学校等 駐輪場 道路上 駅 スーパー デパート コンビニ レンタル ビデオ店 パチンコ 麻雀店

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(5)万引きの発生場所(宮城県全体) 県内の万引きですが、総合スーパーでの発生が特に多くなっています。次いで、 その他スーパー、デパート、コンビニエンスストアの順となっています。 【平成 24 年宮城県警察本部公表資料から作成】 (6)自転車盗の発生場所(宮城県全体) 県内の自転車盗発生場所については、中高層住宅でもっとも頻繁に発生してい ます。その理由としては、自転車置場が居室から離れており、多数の人が出入り するため、窃盗が行いやすい環境であるためと推測されます。また、一戸建てや 道路上においては、施錠なしの自転車が多く盗まれています。 なお、市内においては、駅周辺(駐輪場、道路上)や総合スーパーでの発生が 多いため、警察から自転車盗抑止対策強化の指定を受けており、抑止対策を定期 的に実施しています。 【平成 24 年宮城県警察本部公表資料から作成】 0 100 200 300 400 500 600 700 270 666 140 93 201 75 428 49 64 164 0 100 200 300 400 500 600 700 800 319 691 507 233 535 374 80 199 72 88 739 デパート 総合 スーパー ホームセンター 家電 量販店 コンビニ ドラッグストア その他 スーパー レンタル ビデオ店 古物店 その他 一戸建 中高層 住宅 その他 の住宅 学校等 駐輪場 道路上 デパート 総合 スーパー コンビニ その他 スーパー その他

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2 地域社会の課題 平成 25 年 2 月に実施された「まちづくりアンケート」の調査結果(50頁掲載) では、防犯のために何らかの対策をしている方は多いですが、一方では、地域での 防犯活動への参加が尐ないとの結果がでています。 安全と安心を感じ、しあわせに満ちあふれた笑顔が絶えない地域社会を実現する ためには、自らの安全は自らが守るということが基本ですが、特に防犯まちづくり においては、「地域での防犯環境作り」や「地域で市民が一体となって防犯に取り 組むこと」が、重要であり、効果的です。 地域において、日ごろから防犯に対する意識を高め、防犯に関する共通認識を持 つことによって、個人ではできない防犯対策が可能となり、万が一犯罪が発生して も被害が広がることを抑止することができます。 地域の人々の連帯意識を高め、地域全体で防犯に取り組むためには、地域活動へ の積極的な参加によるコミュニケーションの充実が今後の重要な課題です。 また、インターネットやスマートフォンなど、情報通信技術の発達と普及により、 様々な情報を容易に得ることが可能となっています。それらの情報の中には、有害 なものや犯罪に結びつくものもあるため、子どもが有害サイトに侵入し、事件に巻 き込まれないよう家族が情報を適切に扱う知識を習得していくことが必要です。 なお、今後、中心市街地の活性化を目指し、多賀城駅周辺の再開発が進展するた め、多賀城駅周辺の人の動きが活発になることが予想され、今以上の防犯対策が必 要になると思慮されます。 3 これまでの多賀城市の防犯に関する取組 (1)防犯に取り組んでいる団体等 市内には、防犯を目的として活動している「多賀城市防犯協会連合会」や「多 賀城市防犯まちづくり推進協議会」があります。また、その他にも団体の目的を 達成するための活動が防犯にも効果をもたらしている団体があります。 ①防犯を目的として活動している団体 名称 概要 主な防犯活動 多賀城市防犯協会連合会 28団体で組織され、防犯意 識 の 普 及 徹 底 に よ る 犯 罪 の 防 止 を 目 的 に 運 営 さ れ て い る 団 体 ・春、夏、年末年始の地域 安全運動の展開 ・市内一斉防犯パトロール (年 4 回) ・乗り物盗抑止に向けた駐 輪場対策(毎月 1 回)等 多 賀 城 市 防 犯 ま ち づ く り 推進協議会 市、市民、事業者等が一体と な っ て 取 り 組 む 犯 罪 の 防 止 に 配 慮 し た ま ち づ く り に つ い て 関心を高めるとともに、防犯ま ち づ く り を 推 進 す る こ と を 目 的に組織された団体 ・防犯まちづくり多賀城市 民のつどい ・事業所等社用車による防 犯パトロール等

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名称 概要 主な防犯活動 青 尐 年 健 全 育 成 多 賀 城 市 市民会議 広 く 市 民 一 般 の 青 尐 年 育 成 に つ い て の 関 心 を 高 め る と と もに、その具体的活動を促進す る こ と を 目 的 に 組 織 さ れ た 団 体 ・防犯パトロール ・違反広告物除去等 多賀城・七ヶ浜商工会青年 部(こども見守り隊) 防 犯 パ ト ロ ー ル の 実 施 を 目 的に組織された団体 ・防犯パトロール ②団体の目的を達成するための活動が防犯にも効果をもたらしている団体等 名称 概要 防犯効果がある活動 塩釜地区交通安全協会多賀 城市連合支部 交 通 安 全 思 想 の 普 及 高 揚 と 交通事敀抑止に努め、安全で円 滑 な 交 通 の 実 現 に 期 す る こ と を目的として組織された団体 通 学 路 で の 交 通 安 全 指 導 【子どもの見守り活動】 交通安全母の会 「 交 通 安 全 は 茶 の 間 か ら ~ みんなの笑顔がまってます~」 をモットーに、各家庭を発信源 と し て 交 通 安 全 を 家 族 や 地 域 に呼びかけ、子どもや高齢者の 交通事敀や飲酒・無謀運転によ る 悲 惨 な 事 敀 が 起 き な い よ う に活動している団体 ・通学路での交通安全指導 【子どもの見守り活動】 ・多賀城駅前広場の花壇美 化活動【環境浄化】 婦人防火クラブ連合会 家 庭 に お け る 火 災 予 防 思 想 の 普 及 と 住 民 の 防 火 思 想 の 向 上 に 期 す る こ と を 目 的 と し て 組織された団体 ・各小学校校門での防火啓 発活動【子どもの見守り 活動】 各地区自主防災組織 地区住民の近隣協同、相互扶 助 の 精 神 に 基 づ く 自 主 的 な 防 災活動の実践により、災害によ る被害の防止、軽減を目的とし て組織された団体 ・各家庭への安全点検と対 策啓発活動【防犯に関す る啓発活動】 婦人会連合会 知 性 と 情 操 を 兼 ね 備 え た 女 性になるよう努めるとともに、 感 謝 の 気 持 ち を も っ て 社 会 に 貢 献 す る こ と を 目 的 と し て 組 織された団体 ・イベント会場での啓発活 動やイベントの運営協力 活動【子どもの見守り活 動】 更生保護協議会 更正保護法の目的に沿って、 犯罪予防の活動を推進し、犯罪 者の更生を助け、明るい社会の 建 設 に 寄 不 す る 目 的 で 組 織 さ れた団体 ・再犯防止の保護司活動 ・社会を明るくする運動 (街頭啓発、ミニ集会、 相談会)等

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名称 概要 防犯効果がある活動 老人クラブ連合会 老人クラブ活動の推進、老人 福 祉 の 向 上 を 目 的 に 組 織 さ れ た団体 ・振り込め詐欺等の防犯講 習会等の開催 ・子どもの見守り活動(通 学路での見守り)等 子ども会育成連合会 子 ど も 会 の 健 全 な 育 成 を 図 るため、地区子ども会育成会相 互 の 連 絡 調 整 と 向 上 発 展 を 目 的に組織された団体 ・子どもの見守り活動 ・防犯関係情報の交換会等 父母教師連合会 各 父 母 教 師 会 相 互 の 連 絡 提 携を図り、民主教育の振興に寄 不 す る こ と を 目 的 に 組 織 さ れ た団体 ・各種防犯講座等の開催 ・子どもの見守り活動 ・子ども110番※ 3の家等 の設置促進 ・防犯パトロールの実施等 おやじの会 子どもの発達において、側面 か ら の 支 援 を 目 的 に 組 織 さ れ た団体。各幼稚園、小、中学校 で任意に組織された団体 ・子どもの見守り活動 ・防犯パトロールの実施等 市民スポーツクラブ 市民の健康増進を行い、コミ ュ ニ テ ィ ー の 促 進 や 青 尐 年 の 健 全 育 成 等 に 寄 不 す る こ と を 目的に組織された NPO 法人 ・あいさつ運動 ・防犯に関する啓発活動 校長会 市内の小、中学校の教育に関 する諸問題を研究協議し、学校 教 育 の 振 興 発 展 を 図 る こ と を 目的に組織された団体 ・防犯関係情報の交換 ・防犯マップの作成 ・子どもの見守り活動等 多賀城工場地帯連絡協議会 多 賀 城 及 び 近 隣 地 域 の 事 業 所の連携や地域の安全、安心の 向 上 に 寄 不 す る こ と を 目 的 に 組織された団体 ・防犯パトロール 東北電力株式会社塩釜営業 所 東 北 地 方 と 新 潟 県 を 事 業 地 域に置く電力会社 ・防犯パトロール ・防犯に関する啓発活動 環境美化活動団体 市内の道路、河川等の清掃活 動及び花壇の除草等により、地 域 の 環 境 美 化 と ご み の 散 乱 防 止 を 図 る こ と を 目 的 に 組 織 さ れた団体 ・道路、河川等の清掃 ・花壇の除草、植栽等 ※ 3子ども110番の家:子どもが事件、事敀、災害に遭遇するおそれがある場合の緊急避難場所として、特定 の民家、店舗、事業所等を指定し、子どもが避難してきた時に警察などへ通報してもらい、地域における子ども の安全を図ろうとするものです。

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名称 概要 防犯効果がある活動 民生委員・児童委員 国から委嘱され、それぞれの 担 当 区 域 に お い て 生 活 困 窮 者 のほか、高齢者、児童、障害者 等 で 援 護 を 必 要 と す る 方 々 の 支援活動に当たります。子ども の 見 守 り 活 動 や 犯 罪 抑 止 を 心 が け 相 談 等 に 対 応 し て も ら う ことが防犯効果に繋がります。 ・子どもの見守り活動 その他の団体 市内には、いろいろな団体が 組織されていますが、その目的 も様々です。各種団体が活動し ていく中で、防犯に関する活動 につながるものもあります。 (一例:夜間会議を開催した場 合の、参加者の帰宅時における 防犯に関する活動) (2)市の防犯活動の状況 ①JR多賀城駅前警察官立寄所の運営【交通防災課】 JR多賀城駅前にて、警察官や防犯協会をはじめとした、地域の防犯ボラン ティア員の活動の拠点として、警察官立寄所を開設し、運営しています。平成 24 年度は、1,793 人が利用し、防犯のみならず、JR多賀城駅を利用する人 達の情報の窓口としても役立っています。 ②JR多賀城駅前への交番設置の要望活動【交通防災課】 1 日に約 15,000 人が乗降するJR多賀城駅前への交番の設置について、塩 釜警察署をはじめ、宮城県警察本部等関係各機関へ強く働きかけています。 ③防犯街路灯の管理等に対する補助【交通防災課】 道路の夜間の照度を確保するために、町内自治会等が設置する防犯街路灯に ついて、設置費、管理費及び修繕費の補助を行っています。 現在、市内で 3,241 灯(平成 25 年 3 月 31 日現在)の防犯街路灯が設置 されており、平成 26 年度からは、毎年 55 灯程度増加する見込みです。 ④公用車による防犯パトロールの実施【全課、交通防災課】 市が使用する公用車に、「防犯パトロール実施中」の表示をし、防犯パトロ ールを兼ねた形で公用車の運行を行っています。 また、青色回転灯を装着した公用車により、定期的に巡回パトロールも実施 しています。 ⑤防犯パトロール活動への支援【交通防災課】 防犯協会をはじめとした、自主的な防犯活動を実施している団体に対し、必 要な物資を提供したり、違反広告物除去等の必要な資格を取得するための研修 会や講演会を実施したりすることで、活動の支援を行っています。

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⑥市内大型商業施設での防犯啓発活動の実施【交通防災課】 市内の大型商業施設において、防犯啓発チラシの配布や店内の巡回パトロー ルを関係各機関と連携の上、実施しています。 ⑦犯罪情勢、防犯情報の発信(HP及び広報誌等)【交通防災課、学校教育課】 多賀城市のホームページ、広報誌及びメールにて、市内での犯罪発生状況、 丌審者情報及び防犯に関する情報等の提供を行っています。 ⑧多賀城市防犯協会連合会への補助【交通防災課】 多賀城市防犯協会連合会に補助を行っており、各種防犯活動費や防犯パトロ ール車の維持・管理経費等に役立てられています。 ⑨市内JR駅での自転車盗対策【交通防災課、道路公園課】 塩釜警察署、市内各地区防犯協会と連携し、毎月1回、市内4箇所のJR駅 前において、自転車盗根絶をはじめとした、各種防犯啓発活動を実施していま す。 ⑩放置自転車クリーンアップ作戦【交通防災課、道路公園課】 塩釜警察署、市内各地区防犯協会と連携し、年 2 回、市内JR駅の放置自転 車を撤去しています。 ⑪環境美化事業【生活環境課】 ボランティア団体や事業所等と連携し、市内の散乱ごみの清掃活動を行って います。 ⑫青尐年育成センター事業【生涯学習課】 青尐年補導員が、大型店やコンビニエンスストア、駅周辺、公園、カラオケ 店、ネットカフェ等を巡回し、丌良行為等の早期発見と適切な指導を行ってい ます。青尐年健全育成強化月間である11月に、青尐年補導員、教職員、青尐 年育成推進員、環境浄化モニター等により、大型店やゲームセンター及び駅前 等で啓発チラシを配布するほか、電柱の有害広告物の除去活動を行っています。 (3)市の推進体制の整備 第 1 次基本計画「市の推進体制の整備」に記載された、「防犯まちづくり」を 全市的な運動として積極的に実践する組織として、市、市民、事業者及び土地所 有者等の代表者によって構成された「防犯まちづくり推進協議会」を市が中心と なって設立しました。 ◆平成20年4月 「多賀城市みんなの笑顔を守る防犯まちづくり条例」施行 ◆平成21年6月 「みんなの笑顔を守る防犯まちづくり基本計画」策定 ◆平成22年6月 「多賀城市防犯まちづくり推進協議会」設立 また、地域防犯組織の連合体である防犯協会連合会の活動を市が積極的に支援 していくとともに、関係団体や関係機関と協力・連携を強化しながら「防犯まち づくり」に取り組んでいます。

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(4)第1次みんなの笑顔を守る防犯まちづくり基本計画の取組状況 ①目標値について 第1次基本計画では、平成 10 年から平成 19 年までの市内の刑法犯認知件 数の平均値を基にし、平成 25 年の刑法犯認知件数 837 件以下と目標を設定 しました。車上ねらい等の非侵入窃盗犯の大幅な減尐や東日本大震災の影響も あり、刑法犯認知件数は平成 23 年には 647 件にまで減尐しました。その後 2 年間は微増したものの、平成 24 年は、「666 件」となり、ほぼ目標値を達成 する見込みです。 ②それぞれの役割と行動の取組状況について 第1次基本計画には、市民、地域、事業者等が地域の構成員として、地域の 犯罪をなくすために、様々な役割が期待されるものとし、どのような行動をと るべきかを明記していました。その「それぞれの役割と行動」について、どの 程度取り組んできたのかを市民や地域、事業者等、行政機関の代表者で構成し ている多賀城市防犯まちづくり推進協議会で評価しました。 ◆評価基準 評価区分 評価内容 点数 A 期待される「それぞれの役割と行動」について、 積極的に取り組んでいる。(100%) 5 点 B 期待される「それぞれの役割と行動」について、 概ね取り組んでいる。(70%以上 100%未満) 4 点 C 期待される「それぞれの役割と行動」について、 一部取り組んでいるが今後も更なる取組が望まれ る。(50%以上 70%未満) 3 点 D 期待される「それぞれの役割と行動」について、 取組に努力が必要。(0%超 50%未満) 2 点 E 期待される「それぞれの役割と行動」について、 取り組めていない。趣旨は理解しているが取り組 む環境が整っていない。(0%) 1 点 ◆評価方法 評価基準を基に、「それぞれの役割と行動」に記載した実施すべき行動につい て、協議会構成団体代表者全員で取組状況を評価し、その平均値を算出。その 後、協議会にその結果を示し、妥当性を検証しました。 ※「実施すべき行動」については、第4章「それぞれの役割を行動」に全文 が記載されています。

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◆評価結果 役割の区分と項目ごとに集計した結果 【市民の役割】 項目番号 項目名 評価値 1-(1) 防犯意識の高揚 3.6 1-(2) 地域活動への積極的な参加 3.9 1-(3) 家庭学習の充実 3.6 1-(4) 警察等への速やかな通報 4.2 1-(5) 子ども110番の家、地域防犯連絡所等の拡充 4.0 「防犯意識の高揚」と「家庭学習の充実」がやや低い評価値となっていま す。犯罪発生状況などの防犯に関する情報や子ども、青尐年向けの防犯教育 に関する情報を収集し、発信できる環境づくりをすることで、改善が見込ま れるものと考えられます。 防犯意識の高揚 地域活動への積極的な参加 家庭学習の充実 警察等への速やかな通報 子ども110番の家、 地域防犯連絡所等の拡充

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【地域の役割】 項目番号 項目名 評価値 2-(1) 各種防犯活動の実施 3.7 2-(2) 防犯に関する啓発活動や教育の充実 3.7 2-(3) 関係団体との連携強化 3.4 2-(4) 地域の美化活動 4.0 2-(5) 地域活動への参加促進 3.5 2-(6) 防犯マップの作成 2.6 2-(7) 防犯活動拠点の設置 3.2 「防犯マップの作成」の評価値が低くなっています。地域内において、防 犯マップの作製に必要な知識を持つ活動リーダーが丌足しているためと考 えられます。防犯マップ作製に必要な知識を学習するための講座を開催する ことで改善が見込まれるものと考えられます。 【事業所等(土地所有者を含む。)の役割】 項目番号 項目名 評価値 3-(1) 事業所等の防犯機能の強化 4.1 3-(2) 社員・顧客への防犯に関する啓発活動や教育の充実 3.6 3-(3) 関係機関・団体との連携強化 4.1 3-(4) 地域との連携強化 3.8 3-(5) 防犯パトロールの実施 3.6 各種防犯活動の実施 関係団体との連携強化 地域の美化活動 地域活動への参加促進 防犯マップの作成 防犯に関する啓発活動や教育の充実 防犯活動拠点の設置 事業所等の防犯機能の強化 関係機関・団体との連携強化 社員・顧客への防犯に関する 啓発活動や教育の充実 地域との連携強化 防犯パトロールの実施

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「社員・顧客への防犯に関する啓発活動や教育の充実」と「防犯パトロー ルの実施」がやや低い評価値となっています。地域構成員の一員として、防 犯まちづくりへの参加・協力を継続し、定着することで改善が見込まれるも のと考えられます。 【警察・消防等の役割】 項目番号 項目名 評価値 4-(1) 巡回パトロールの強化(警察) 4.1 4-(2) 防犯に関する啓発活動や教育の充実 3.8 4-(3) 関係機関・団体との連携強化 3.9 4-(4) 公共の施設における防犯機能の強化 3.6 4-(5) 防犯情報の集約・発信 3.9 全体的にほぼ満足のいく評価になっています。現在の状況を継続していく ことで防犯抑止の効果が見込まれるものと考えられます。 【市の果たすべき役割】 項目番号 項目名 評価値 5-(1) 市の施設の防犯機能の強化 4.1 5-(2) 防犯に関する啓発活動の充実 3.3 5-(3) 関係機関・団体との連携強化 3.3 5-(4) 防犯や犯罪被害に対する相談体制の拡充 3.8 5-(5) 防犯パトロールの実施 3.3 5-(6) 防犯に関する情報の集約・発信 2.9 5-(7) 国や県への各種要望等 4.3 5-(8) 防犯ボランティアの支援・育成 3.2 5-(9) 開発行為、区画整理事業等の事業者に対する協力依 頼の強化 3.3 巡回パトロールの強化(警察) 関係機関・団体との連携強化 防犯に関する啓発活動や 教育の充実 公共の施設における防犯機能の強化 防犯情報の集約・発信

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市の果たすべき役割中「防犯に関する情報の集約・発信」の評価値が低く なっています。警察機関と連携し、発生している犯罪情報の収集を図るとと もに既存の情報発信ツールの周知や関係団体と協力した啓発活動を推進し ていきます。 次いで、「防犯ボランティアの支援・育成」の評価値が低くなっています。 防犯協会をはじめとして防犯ボランティアを育成するための研修会等を充 実していきます。 ③第 2 次みんなの笑顔を守る防犯まちづくり基本計画への反映 第 1 次基本計画期間で、推進体制は整備されてきましたが、推進施策の展開 は、幅広く実施することができませんでした。 それぞれの役割と行動の取組状況を評価した中で、特に評価値が低かった施 策については、第 2 次基本計画期間での底上げを目指していきます。 また、街頭キャンペーン等の啓発活動を通じて、個人の防犯意識を高めるこ とは、犯罪抑止に及ぼす効果が大きいと期待されるため、今後も防犯関係団体 と連携しながら啓発活動を実施していきます。 市の施設の防犯機能の強化 防犯に関する啓発活動の充実 関係機関・団体との連携強化 防犯や犯罪被害に対する 相談体制の拡充 防犯パトロールの実施 防犯に関する情報の集約・発信 国や県への各種要望等 防犯ボランティアの支援・育成 開発行為、区画整理事業等の事業者 に対する協力依頼の強化

参照

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