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国際化における学生交流のための居住空間 : 横浜国立大学峰沢国際交流会館の住まい方調査

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(1)国際化における学生交涜のための居住空問 横浜国立大学峰沢国際交流会館の住まい方調査. 原. A YNU. Study. on. Minesawa. the. 田. Living. 睦. Pattern. lnternatoinal. MuttIO. 夫. of Students Student. in. Dormitory. HARADA. l本論の目的と背景 わが国は現在,国際化に向けて今後「留学生の受け入れ10万人体制」を推進中である。 しかし外国人留学生受け入れの「容器」としての居住室聞(住居)に関する対応の状況は まったく「お寒い」かぎりであることはマスコミ等で頻繁に指摘されている現状である。 一方で,各国立大学が旧くから抱えている学生寄宿舎が年々老朽化を深め,例えば我が 横浜国立大学の例にみられたように,各学部の学生寄宿舎を廃寮とする代わりに,これま でどうり学生に住空間を保障するためには,. 「統合案」という形での「新々寮」建設の必要. 性に迫られている現状にある。 このように緊急並行する2つの状況で最近生まれたのが,. 「日本人学生と外国人留学生と. が起居をともにする」居住施設,すなはち「混住方式」による学生宿舎である。これはす でに「00大学××国際交沈金館」といった名称で,平成4年の横浜国立大学を皮切りに, 宮崎大学,広島大学,東京大学,静岡大学と矢継ぎ早に計画・建設されるに至っている(1994 年2月現在)。しかも今後建設される新々寮はすべてこの「混住」による国際交流会館型の 形式にするというのが文部省の方針である。 しかるに,言語・文化・習慣・風俗の異なる多国籍の学生のための「混住寮」の計画, 建設,管理・運営をどのように進めていくかに関しては現段階では各大学の試行錯誤に委 ねられている現状をみると,特に建築計画・住居計画的立場からの,. 「混住学生」の顕在的. ・潜在的ニーズに闘わる調査・研究が急務と考えられる。 すなわち,これからの学生宿舎の計画は, 「混住」という全く新しい視点からの配慮が求 められ,そのためにはまず,現在「混住寮」において生活している学生の生活実態やニー ズを探ると,tもに,果たして「学生はどのように混任しか、のか」という課題を明らかに しておかなければならない.これが本論の目的である. ][嗣査方法・内容と結果の概要 平成4年度から建設され,運営されている横浜国立大学の「峰沢国際交涜会館」 B棟の入居学生,計262名(男性208名,女性54名,その内日本人学生169名,外国人留学生. A棟・.

(2) 68. 原. 田. 睦. 夫. 93名)を対象に質問韓・留置法によるア㌢ケ∵ト調査を行った(注1)o 調査内容(項目)は,性別・出身国..・年齢・学部・学年・交流会館での居住期間・入居 階数等の基本的属性,国際交流会館の施設・設備等,. -ード面に関するもの,また日本人. と外国人留学生,あるいは男性と女性との交流等に関するいわゆるソフト面が中心である。 具体的には,. ◇居室の規模,設備,備品の使用満足度,個人所有の持ち物調査,. ◇共用. 施設,設備,備品の利用実態,使用満足度◇交流友人数,交流頻度,,交流内容,交流場所 ◇ 「混住」形態のあり方,等である。. 調査期間は平成5年12月上旬-同下旬で,調査結果の回収状況は262名全員-のアンケー ト配布に対し190名の有効回答があり,回収率は72.5%であった。 有効回答者190名のうち,日本人学生は128名,外国人留学生60名,その性別内訳は男性 158名(日本人111名,留学生47名),女性30名(日本人17名,留学生13名)であった(図 1)0 また外国人留学生の出身国内訳は中国(26名)をはじめ,これに韓国(lo宅);台湾(12 名),これで全体の62%を占めるが,全体として極めて多彩な固からの留学生が集っている ことがわかる(図2)0. E=. ■十. F性 F-1---・・-E---I-.繭! nlー湖_捗. 合. :奉人句点生. 地人弓亡生. 舘. 図I回答者の性別構成. nl. EgT;. 畑一雄. r7=. Iヨ本人学生. 珊. タト四人句丘生. 回答者の出身国別席成. 囲2 =. 横浜国立大学峰沢国際交読会館の概要. 平成5年度の当国際交流会館の入居者募集要項によると,. 「この会館は,防災上危険な老. 朽木造建物で各地に分散ししていた旧寮5寮を廃寮とし,これらの旧寮を統合した機能の 基礎の上に,外国人留学生との混住方式を採用して」. 「日本人学生と外国人留学生とが起居. を共にしてその体験的な国際交流を通じて相互理解を深め,国際化の進展に対応した主体 的な人間形成を図る」. 「国際交流会館として,大学キャンパス至近の地に発展的に再生され. た」とある。 いずれにしろ(注2),当学生寄宿舎は全国の国立大学に先駆けて,新々寮としてははじ めて経験する「混住寮」であり,当然建築計酎勺にもこれまでの学寮とは違ったそれなり の設計方針が当局より打ち出されている。 果たしてこれらの設計条件に対し実際にはどのような使われ方がされているのか,また.

(3) 69. 国際化における学生交流のための居住空間. ∇. ‡‡壬. I.IZ乍*-J>. '.x: t. -′ー事. -LJ:. t虎. tJ* (罪) (i). :ココ:コ. 居壬・ラウンジ平ai包. (2.800xl.8¢8 12.w). 輔*王平面項l. (i.288XI,mi2I吋). (共用棟. シi・ワ一重平面図. (5.200Xl.8朋22n・). 国3. 峰沢国際交洗会館の居住棟・共用棟と居室・共用設備のプラン構成. (共用棟. 2階). 3階).

(4) 70. 原、田′ 睦. 夫. 施設・設備に対する「満足・不滴足」等の学生のこ-ズがどこに所在するか,館内の「国 際交涜」はどうなっていて,どう混住したいのかを,今回の調査結果をもとに考察する。 JV. 居住棟「居室」の居住性能と居室内設備のニーズ. 学寮における個人の居住空間は,旧寮の「雑居」から「個室」. (12m2)が各棟・各フロア. 一に中廊下型プラン形式で配置されており(図3一居住棟),これは当世学生の一般的居住 形態である「ワンルーム」学生アパートと同じ形式である,oただ学生アパ⊥トと甲相違点 は,キッチン設備と,なによりも当世学生の羨望の必須設備である「バスユニット」が個 室内にないことである。但し国際交流会館では,外国人留学生への配慮から,既設設備と してベット,ロッカー,片袖机,回転椅子,ブラインド,ユニット型洗面,. ・トイレ(換 気装置完備),電気設備(各室ともプレイカー容量は20アンペア,冷暖房用コンセント設置, テレビ共聴アンテナ端子),電話配線など生活上必要最低限のものが整備・貸与されている のが特徴である(図3-居室)。 N=. 8. 柑. 2匂. 3C). 部慶の広さ バルコニーの広き トイレの広き. @5・8 国8・4. 洗面台の使い易き 上部棚軸収納& トイレの換気. 口ツカーの取柄圭 個数 コンセントの位置,. 喜喜2l・l. モ麹6・8 島6,3 席仕上げ 表書≡31・室内の色彩 岳司丁・9 家具のデザイン 匡薯8・4 天井・gt明番長のデザイン園8・9 窓からの部屋の明るさ 萄12・1 夜蘭の部屋の明るさ I憩6.8 ベットの性能 帆.椅子の性能. 見晴らし,風景. 整蔓碧空撃3M. 悪からの涼しき 夏の室内の通気 悪からの屑普 廊下からの宙昔. 隣室からの腰音 上下蒔からの詔書 電子キー=Jステム. 電話システム. 撃23・2 南8・9 匡室垂17・4. 暖房時の暖かき 不. 国4. 明. 昏5・き 居室内性能項目別不満度(複数回答). &g. 58. ,. 88. 19C 7B'/..

(5) 71. 国際化における学生交流のための居住空間. I.居皇居住性能 まず,,これらの設備・機器の性能も含め,居室面積,室内気候,デザイン,室内騒音等, (すなわち「不満な」)項目をみると(図4),廊下・隣室・窓から. 居室内の「適当でない」. の「騒音」,収納棚・ロッカーの「収納量」,居室の「面積」,夏期の涼しさ・湿気や冬期の 暖かさといった「室内気候」,洗面台の「使い勝手」,. 「床仕上げ」が「不満」として挙げら. れている。. ちなみにこれらの不満項目で,日本人学生と外国人留学生の間に有意差(有意水準α0.05)もしくは有意傾向(確率p. く0.1)があったのは収納棚・ロッカーの「収納量」,紘. 面台の「使い勝手」,廊下・隣室からの「騒音」,居室の「面積」,. 「床仕上げ」で,いずれ. も日本人学生の不満度が高くなっている。特に居室の「面積」において顕著な相違をみせ ており(図5),これは日本人学生の入寮選考条件(特に源泉徴収面)で,居住水準(特に 住宅規模)の確保で苦しむ首都圏のサラリーマン家庭の子弟よりも,住宅規模の比較的大 きい圏外・郡部の農・商業家庭の子弟の方へ有利に働く傾向や,. 「家具・器具漬け」気味の. 日本住居の傾向をそのまま反映(持ち込んで生活)しているものと考えられるo. 2.居室内設備のニーズ 次に,前述したように当学寮計画では「調理」機能と「入浴」機能を各居室に整備せず, これを各フロア-の共用設備(補食室,シャワー室)として処理している点が当世学生ア パートとの根本的相違である。 そこで「居室内の他のスペースがたとえ犠牲になってもキチネット(小型調理設備)が● 自室に欲しいかどうか」開いたところ,半数以上が何らかの「調理」機能を自室内に求め ており(日・外学生間にはほとんど有意傾向ありp-0.1048),時に外国人留学生が食器棚 付きの本格的キチネットの整備を望んでいる(図6)。 また「他のスペースが犠牲になってもシャワー(入浴)設備が自室内に欲しいか」と問 いたところ,日本人・外国人学生の間に明らかな有意差を示し(有意水準α-0.005),日本 人に比べ(3人に1人),. 3人に2人の外国人留学生が「シャワー機能」以上の入浴設備を. 切望しているという結果が出た(図7)o. 「銭湯」といったオープンな入浴システムの概念. ・経験のない外国人留学生には,最もプライバシー必要とする入浴・シャワー設備の必要 性は切実なものであろう。 更に,各居室内に整備さている「洗面・トイレユニット」について,先の「居室面積が 不満」との関係で,. 「それではこのユニットの分だけ面積が増えるなら洗面・トイレ機能を. フロアーの共通設備として追い出してよいか」との開いには,やはり「狭くてもこれだけ は(せめてこれだけでも?)自室内に」確保したいという結果が出た(図8,日・外学生 間の有意差なし)0. このように当学生寮の居室は,当世学生アパートの標準プランの中から「調理」 という住居の基本機能が欠落したものであり,全機能完備の居室が望まれる結果となった が,居室内での住生活に関する「総合的満足度」を開いた限りでは,日・外学生間にはほ. 「入浴」.

(6) 72. 原. 睦. 田. 夫. の共助からな n↓. n. l 合. 19魯. ■十. 合. 128. 69. 図5. 腐. 日本人学生. ∈‡本人学生 外部l人司声生. 欄. 計. 鰭. 外周訂人学生. 図6. 居室面墳の満足度. 自室内調理設備の希望状況 I- I-. 詳言毒-i:i;i.i.: TrJ::子t--;I: nl. n. l 199. ■ナ. 合. 12e. モヨ*入学生. 書十. 潤一汐. 合. _:ニミミ. 【ヨ奉^学生. 舘. 60外四ノヽ学生. 外四人学生. 園7. 国8. 自室内シャワー(入浴)設備の希望状況 I.V. た. nl. ー -'∼叫・1-・ーこ=ニ. I. 書十. 合. ・j::2・・.:I:'';.. 紛糾虹. FREl. 自室内洗面・トイレ設備の必要度. 欄 旧. Eヨ車^学生. 領. 外田町^学生. 図9. 居室全体の満足度. 「大. とんど有意差はなく,入館生の3人に2人が「満足」となっている(図9)。これは, 変満足」が7%と少ないことからも,すでに完成済みの学寮に入寮してきたという「あき らめ」を,月額3000円という超低額の寄宿料で相殺したか,学内・学外の居室外生活に転 嫁しているか,いろいろ考察されるところである。 v. 居住棟「共用設備」の使われ方. 本学寮ではすでに述べたように,学生居室内での「調理」. 「入浴」機能を「補食室」. ャワー室」という形で各フロア-の共用設備として追い出している(図3)。本章ではこれ らの利用案態や満足度について概説する。. I.捕食皇の使われ方 まず補食室の「利用回数」をみると,全体的には約半数の学生が1日1回以上はここを 利用している。またこの利用頻度には日・外学生間に有意差があり(α-0.05),ほとんど 毎食利用する日本人学生が多いのに対し,外国人学生は1日に1回か週に数回といった利 用パターンを示している(図10)0 また補食室の「利用目的」には日・外学生間に有意傾向がみられ(p-0.0635),日本人 学生が「ポットにお湯を沸かす程度」か「本格的調理」のどちらかの利用が多いのに対し, 外国人留学生は「本格的調理」か「副食を調理」以上の本格的料理を「自分でつくる」と いうパターンである(図11)0 次に「補食室」には流し台(2台),ガスコンロ(4口),食券棚,冷蔵庫(2台),大型 食卓・椅子等が整備されていが,これらを含め補食室に関する個々の性能項目についての 満足度を聞いてみると,. 「適当でない(不満)」ものとして,食器棚・冷蔵庫・調理台・上. 部戸棚の収納量,調理台の広さ,シンクの台数,掃除道具,それに夏期の涼しさ・湿気,. ・. 「シ.

(7) 73. 国際化における学生交流のための居住空間. N-. 9. 冒 128 亡ヨ本人学生 68 外国人学生. 図10. 2g. 3B. J窃. 5G). 68. 岳嚢毒聾16・7 巨要9・1. ガスレンジの台叛. 198レンジフードの排気. 巨iヨ. F=. 柑. =Jンクの台数 …野里台a)広さ. シンク,調理台下の収納. 補食堂の利用頻度. 上部戸棚の収納量 レンジ.シンクの手元明. 圏8・3. 冷蔵庫全体収納量. n鱒棚全体収納量 J ・貞r. テーブルの広き. 19B靖子の個数. ■十. 128テーブル上の明るき. El串^学生. 69捕食室の広き. 外Ey人事生. 図Il補食堂の利用目的. 固1臥6 圏‖・4 宙4・5 麿要17・4. 夏の涼しさ. 墓28・匂. まの塩気. 喜≡≡≡喜≡≡墓≡≡蓋担=ヨ. 冬①蜜温. n. 床仕上げ. ;. 室内の色彩. 幽7・6. 1テづル,椅子のデゲイ. -9B設備,機器のデザイン. ■十. e Eヨネ人句点生. 18・2. 車重責29・5 車重塁15.2. 凍除道具. 外国人学生. 国13. 図12. 捕食室全体満足度. 補食堂内性能項目別不満度. 冬期の室温が挙げられており,これらは日・外学生間には有意差はなく共通した不満点で ある(図12)0 「電子レンジ」. また補食室の設備・備品で「備えて欲しい」ものを自由に挙げてもらうと, (26件), 「オーブンレンジ」 「エアコン」. (4件),. (9件),. 「食券乾燥機」. 「トースター」. 「ふきん干し台」. 「テレビ」. (各5件),. (2件)等が挙げられ,特に「国際交涜」の視点から. うなずけるものとして「中国式(回転)テーブル」の要求も見られた。 更に, 「捕食室全体の満足度」を開いてみると,日・外の学生間に有意差がみられ(αo.o1),外国人留学生の方が「満足」している割合が多い(図13)0 最後に,補食室に関する意見を自由に書いてもらったところ, 使用して欲しい,という意見がもっとも多く(13件),. ◆共用なので,きれいに. ◆食事時開幕が重なり簡単に利用で. きない◆生ゴミはすぐに捨てて欲しい◆留学生が占領して使いにくいときがある◆ものが. なくなる◆他人のものは使うな◆うるさい◆頭を洗わないで欲しい◆各階でモラルがある か-でかなり違う,といった「集住」. 「混住」生活ならではの意見が出されている。. 2.シャワー室の使われ方 次に「シャワー室」であるが,ここには各フロア-・各室にそれぞれ4室のユニットシ ャワーが設備され, 100円で10分間の使用可能なコイン投入システムになっている。 まずシャワー室の「利用回数」をみると,日・外ともにほとんどの学生が「週に数回」. 162. 7由>..

(8) 74. ∩. I ■■ EI. ■十. *人朝巨. 外圧Ⅰ人事生. 書十. 19B. ・貞■. 128. tヨ本人学生. F=JT竿を感じる堅撃.3テ. 69外四町^学生. 図14. 6匂. 図15. シャワー室の利用頻度. シャワー童コイン投入システムの利便性. F常に. nl一報. F野 合. i:!5:::..:::毒害:≡. 書十巨喜. Eヨ♯人学生. 潤. 外日訂人学生. 細. 一国16. シャワー利用料金の負担感. 以上か「ほとんど毎日」利用しており,当世学生にとって「入浴」 大切な生活行為の一つであるかがうかがわれ,. 「洗髪・整容」がいかに. 「出来れば自室内に(浴槽付きで)欲しい」. という欲求を間接的にあらわしたデーといえる(図14). 「シャワー室の混み具合」は,. 「ほとんど待たずに利用できる」と回答(95%)しており. (図省略), 「コイン投入システムの利便性」については「不便に感じる」学生が半数で, しかもこの傾向は日本人学生に多いという有意傾向(P-0.0823)がでている(図15).また 「シャワー利用料金の負担感」については,約3人に2人が「高い′」とし,これはほん んど毎日「洗髪・整容」する学生の,生活費にしめるシャワー代がかさむことへの気持ち を反映したデ-タともいえるo. (図16)。. 最後に「シャワー室」利用に関して自由に意見を書いてもらったところ, 間では短すぎる(lo件) しい(7件). ◆きたない・きれいにしてほしい(8件). ◆料金が高い(3件). ◆時間が10分. ◆共用でも大浴場が欲. ◆両替機設置(3件)といった意見が見られた。. 3.ラウンジの使われ方 この他に居住棟各フロア-の共用多目的空間として共用廊下中間にオープンスペースと して「ラウンジ」が設けられているが(図3),ほとんどの学生(85%)に利用されておら ず,その利用しない理由としては「自室で済ます」. 「必要がない」が大半を占めている(図. 略)。 V暮. 共用棟諸施設の使われ方. 本国際交流会館の建物全体配置のほぼ中央に3階建ての共用棟が配置され, 1階部分でつながっているo 「談話ロビー」,. l階に「スポーツ交流室」. 3階に「交流会議室」. 「洗濯室」,. A居住棟と. 2階に「管理事務室」. 「学習室」 「相談室」が設けられ,この建物は,学寮. 生共通の交沫の場として,催し物等の諸行事や様々な学習活動,居住棟の自治(狗?)宿 動などを展開するほか,インドアスポーツなど交流を多角的に進められるように計画され ている。. 本章では特に,学生に日常的に直接関係のある施設として, 流室」,. 2階「談話ロビー」,. 3階「交沈金議室」. 1階「洗濯室」. 「スポーツ交. 「学習室」について,その使われ方につい.

(9) 75. 国際化における学生交涜のための居住空間. ∩. nl. l E∃. 19何食. E3 *^*&. 128日*人事生. 外圧r人学生. 潤一飴. .書十. 69外四町人群生. 国f7. 舘. 洗濯室の利用頻度. 国J8. 洗濯室の混み具合. Ft優でないF:?を感じる堅撃笠 FE営:.ぎし高も苧当賢三 ll rl. nl. l. ■■. ■十書二.i::_・.:.-■・7. 198 128. E=*人事生. 書ナ. 合. 喜一-一軍琵惑;:::≡.・;:; _. ′. ⊥し_. E=車人事生. ′. .. 僻. 6eL 外四打人事生. 外四町人学生.. 図柑. 洗濯室コイン投入システムの利便性. 館. 図20. 洗濯室利用料金の負担感. nl ∈∃. 1. 日♯人事生 9'館. 外四町人学生. 図21自室内洗濯設備の希望状況. ての調査結果を分析する。. I.洗濯室の使われ方 まず「洗濯室」は「騒音」 濯室利用頻度」をみると,. 「水漏れ」 -の配慮等から共用棟に計画・配置された。まず「洗 「週に数回-1回程度」がほとんどを占め(図17),日・外学生. 間で有意傾向(p-0.0713)はあるものの「ときどき待つ程度」の「洗濯室の混み具合」で (図18), 「コイン投入システムの利便性」でも,シャワー室の場合と同様半数以上が「不 便を感じ」ている(図19)。ところが「洗濯室利用料金の負担感」は「利用頻度」が少ない (溜洗い)といった関係からか,半数以上の学生がが「適当」と回答しており,先に挙げ た「シャワー室利用料金の負担感」程ではない(図20)0 また「自室内での洗雇設備の整備を希望するか」と開いたところ,およそ3人に2人が 「今の共用棟でよい」としている反面,自室からの距離との関係から,せめて「各フロア -」. 「各居住棟」にというニーズも少なからず出されている(図21)。 さらに「洗濯室」に関して自由に意見を書いてもらったところ,. 洗濯物をすぐに出してもらいたい(16件) 燥機が全然きかか-. ◆洗濯が終わったら,. ◆洗濯機の台数を増やして欲しい(13件). (100円玉2個いれて1時間やっても). 欄. (8件). ◆乾. ◆両替機の設置(3件). ◆毛布も洗える大型の洗濯機が欲しい(2件)と,施設・設備性能に対する不満とともに, 設備共用生活ならではの各人のモラルに対する不満,要求も多かったo. 2.スポーツ交流室の使われ方 次に「スポーツ交流室」の利用のされ方であるが,ここには現在卓球台と,健康器が設 置されている。まずスポーツ交流室の「利用頻度」は全体的には半数以上の学生が「ほと んど利用していない」。また日・外学生間の「利用度」に相当の有意差があり(α-.

(10) 76. 原. 田. 睦. 夫. ∩. nl. l 書十. 198令. 128. 日本ノし群生. 紀. 日本人学生. 雌. 6垣外口宅I人学生. 外四町人独. 図22. &'. 図23. スポーツ交涜室の利用頻度. スポーツ交流室の利用目的. o.oo5),外国人留学生の方が頻繁に利用していることがわかる(図22)。さらに部屋の「利 用目的」としては,利用者の約半数が「卓球」で,しかも外国人留学生の方が熱心である (図23)o 「交換パーティー」はこの部屋が時にはこのような空間に串云用されるためであるo また「その他」とあるのは,この部屋に「新開」が置かれているためこれを「読む」こと に利用するにすぎない。 このように「スポーツ交流室」を鳴っていても,利用できる備品が貧弱なために本来の ◆もっと広く多. 機能をほとんど果たしていない。これは◆用具を増やして欲しい(17件) 目的に活用できるようにして欲しい(8件). ◆夜でも用具を借りられるようにして欲しい,. といった学生のニーズからも明らかである.. 3.鼓浜口ピーの使われ方 共用棟の2階「談話ロビー」にはテ-ブル・椅子などが置かれ,ここで合食を開くとか, なにかを持ってきてやるとか,その気になれば空間・規模的にはそれなりの機能は発揮で きるよう計画されているはずであるが,その「利用頻度」を開くと「ほとんど利用してい ない」 (図24)。その理由を開くと「自分の部屋で済ませる」. 「必要がない」と,ほとんどそ. の存在価値が認められていない(図25)。それでは「談話ロビーがより有効活用されるには どんな配慮が必要か」と聞くと, ろに設ける(5件) 置(2件). ◆夜間も開放する(14件) ◆管理事務室から離れたとこ. ◆自動販売機の設置(4件). ◆テレビ設. ◆本(雑誌)を設置(3件). ◆ビデオ設置◆コピー機設置◆冷暖房機設置◆イベントを開催して欲しい◆明. るくして欲しいと,いった管理体制の緩和,設備・機番の充実等,全くもっともな回答が 帰ってきている。. 4.交流会憩室・学習室の使われ方 次に共用棟3階「交流会議室」. 「学習室」の利用状況であるが,わずか「交流会議室」で. 入館時になにか「お話引如-た」(説明会)程度のもので,本調査時点では,まだ完成して それほどでもなく,管理・運営上もそこまで手が回ちないこともあり,. 3階全体がほとん. ど「デソドスペース」でしかなかった(図26,図27).ただし学生からは,. 「夜間解放」等. 2階「談話ロビー」と同じような意見がでている。. 最後に「共用株全体の満足度」をみると,外国人留学生のイだいたい満足」が日本人学 生を大きく上まっているものの(p-0.0672で有意傾向),全体的にはおよそ3人に【1人の 学生が「まあ満足」というレベルでとらえているにすぎず, とんど皆無である(図28)0. 「大変満足」している学生はほ.

(11) 77. 国際化における学生交涜のための居住空間. と毎. 匡_ド. nl. ∩. l. ㌦. 128. 日本人学生. 日本人学生. 館. 6¢ 外国人学生. 外用町人学生. 国24. 国Z5. 談話ロビーの利用頻度. Fる Fい 令. 書十. 198合. Eij. 潤一怨. 巨∃. E:_.I.叩¶,∼,. !ある.....N_."...N∼"∼ nl. ∩. I lS匂・合. 書十. 128. 日奉^弓丘盤. 68. 外田町^司声生. 図26. 談話ロビーを利用しない玉里由. 書十. 欄. 腰. ∈l奉^学生. 細. 外四訂ノヽ学生. 図27. 交沈金諌室利用経験の有無. 学習室利用経験の有無. nlー舘ー訴. 書十. 合. 【ヨ本人学生 舘. クー田町^学生. 国28. 共用株全体の満足度. このように共用棟は,日常生活に必需の「洗濯室」以外は必ずしも当初の計画通りの使 われ方がされているとはいえず,これは管理・運営の問題,設備・備品の不備,学生の生 活時間の(夜間)遍在,個室化傾向等いろいろな要素が絡んでいると考えられる。 vII国際交読会館における学生交流の乗越 前章までは主に国際交流会館の施設・設備の使われ方と学生ニーズといった,いわゆる ハード面についてみて-きたが,本章では,本学の学生寄宿舎が全国に先駆けて「国際交流 「混住方式」とい,,たソ. 会館」という形で統合された計画原則の一つでもある「国際交流」. フト面についてみる。ただしここでは必ずしも「国際交涜」という側面だけにとらわれず, いわゆる「同年代の日本人学生・外国人留学生が起居を共にする学生寮」という範噂の中 での「学生交流」というレベルでとらえてみた. 本学生寮における交流状況をみるにあたり,まず国際交流会館内の「友人数」とその「き っかけ」,日常での居室相互の「訪問相手数」と「訪問頻度」および「訪問交流の内容」, 「館内交涜場所」とその実体,さらに「男女混住形態」のあり方,という視点から調査結 果を分析する。. 1.館内友人数 本国際交流館内で「何らかの交流を持っている」友人が何人いるかを聞いてみた。まず 館内における日本人の友人数をみてみると,日本人学生の日本人友人数は9人以上が1番 多い(21%)が,外国人留学生では26%の者に「日本人学生の友人を1人も持たかりと いうパターンがでた(図29)o. また逆に,館内における外Bl人の友人数をみると,外国人留. 学生の外国人友人数は「9人以上」を筆頭(26%)に,. 2人から6人までも幅広く積極的. に友人を作っている。これと対照的に,日本人学生の外国人友人数は,. 0入が57%と非常.

(12) 78. 原. 令. 田. 陸. 大. ■十 187日奉人学生. E3奉人群生. 53外日野人学生. 外四町人学生. 国29. 館内日本人友人数. 囲30. 館内外国人友人数. nl 潤. ■十. 合. 旧. ∈l奉人事盤. 館. 外田町人学生. 図31友人関係の形成理由. に少なく,日本人学生の方が外国人留学生との積極的交流を持つことに消極的であるか, もしくは「不得手」であることがうかがえる(図30,. α-0.005で有意)0 次に「現在の友人関係に至った1番の理由(きっかけ)」を聞いてみると,. 「同学部,同. 学科」は日・外学生間にあまり変わりはないが,雨着の相違点は,日本人学生にあっては 「同じフロアー」. (25%),外国人学生にあっては「同じ出身国」というパターンとなった. (図31)。. 2.居室相互「訪問友人数」とその支流状況 会館内でそれ相応の頻度でお互いに相手の居室を訪問し合えるということは「学生交流 の強さ」を示すバロメータと考えることが出来る。そこでまず,. 「互いの部屋に訪問し合え. る友人が何人いるか」を聞いてみると,訪問相手が日本人学生の場合,日本人学生間では 1人-3人,. 5人と比較的多いが,外国人留学生にとっては半数近くが日本人学生との居. 室交淀はゼロであるものの, ることがわかる(図32,. 3人に1人は1人か2人の日本人学生と居室交淀を行ってい. α-0.05で有意)o. 一方訪問し合う相手が外国人学生の場合,日本人学生は3人に2人は外国人学生との居 室交流はゼロで,交流相手がいてもせいぜい1人か2人である。これに対し外国人留学壁 間では3人から4人を越える相手と幅広く居室交流を行っていることがわかる(図33,. α-. 0.005で有意)。 また,. 「居室交流」に関ゎる彼らの「訪問頻度」をみると,日本人学生で「週に数回」が. 最も多いがその割合は比較的小さく(23%),交流の最低強度の一応の目安と考えられる「週 に1回以上」は45%である。一方外国人学生は相当の割合の者(78%)が少なくとも「週 に1匝Ⅰ以上」の居室交流による友好を高めていることがうかがえる(図34,. α-0.05で有. 意)0 それでは「居室交流」の質的側面である,彼らの相互「訪問の目的」はなにかと開くと, 日本人・外国人学生ともに半数以上が「何となく雑談」,続いて「趣味・娯楽」という気軽 な訪問内容となっており,共同の「学習・研究」やお互いの「語学交流」といった堅苦し い目的の交淀はきわめて少ないのが実態である。 このようにお互いの居室を訪問しあうという「学生交涜」は日本人学生同志,外国人学.

(13) 国際化における学生交流のための居住空間. Lij;. F≡∃. Eヨネ^事貞三. 121日本人学生 5eタL臥弓■虫. 外白打^弓■生. 国32. 訪問し合える日本人友人数. 図33. 訪問し合える外国人友人数. i-I:三妄.そこ二「‥ミ i=i圭≒きこ宗套…去声::-: 匪今轡禦髪警.E三∼Eqo琶 ∩. ■十. +. 巨頑匿曇藍電萱ヨ軸柳相梱‖軸国. El奉人句点生. 19B. 合. ■ナ. 128. E5*人学生. 51. …惑巨朝日咽唖細蜘由. 雌. 68外日野人学生. 外四申^学生. 図34. 訪問頻度. 細. 図35. 訪問の目的. nl. n▲⊥. E≡∃. I. F7=. ;S:':"it・. ‡中三:;僚:;:' .1. 亡ヨ本人句点生. .. 畑. I 128. 僧. 日ホ人事盤. 68外8山人朝巨. 外Ey人事生. 図36. 印. 囲37. 薦内(外)での交洗場所. 補食塞利用形態. 生同志というパターンが強く,どうみても活発な「国際交流」のレベルとはほど遠く,あ る程度の頻度で「居室交流」は行われてはいるものの,その内容はというと「とりとめの ない雑談」といった,相当「淡泊」で立ち入ったものではないといえよう占 いずれにしろ館内における「学生交涜」の場としてまず「居室」が筆頭に考えられるが, ちなみに,居室以外に交流会館内外でどこが「学生交流」の場として使われているかを大 学キャンパスまで範囲を広げて聞いてみると,建て前(建築計画的立場)としては「共用 棟談話ロビー」. 「スポーツ交流室」における積極交流が期待されるが,これらの利用は皆無. に等しく,日本人学生においては「大学キャンパス」と「補食室」,外国人留学生は「補食 室」と「自分の部屋」を挙げている(図36,. α-0.05で有意)。. そこで日・外学生に共通した交涜空間である「補食室」を利用する時に, 行為を通して「誰と交流しているか」をみると, 人・外国人学生ともに「時々」ではあるが補食室を, との「学生交流」の場として利用しており(図37,. 「調理」という. 「ほとんど1入」が最も多いものの,日本 「不特定」かもしくは「特定」の友達 α-0.05で有意),今後とも設備・機器. ・備品や家具・インテリア等の,より充実した整備が図られることが望まれる。 4.国際交流会館における「男女温色」について 国際交流会館は,日本人学生と外国人留学生の「混住」という形で生まれた学生寄宿舎 である。現在(調査時点)の「混住形態」は前述したように,居住棟レベルでは「男女混 住」ではあるが,フロアー(居住階)レベルでは最上階に女子学生,その他の階に男子学 生が「国際混住」という「住み分け」で,かならずしも「完全混住」ではない。しかも初 期計画ではC棟が完成すると,女子学生はすべてC棟に移って棟レベルでの「男女分離」 の予定になっており,. nl一関. I. 「完全男女混住」は更に遠のくものになる。常識的にいえば「棟レベ.

(14) 80. 原. 睦. 田. 夫. nl. ∩. l E= E3. 19¢合. ⊂王]. 川. 夕弓鞘巨. 12毎. ♯人事生. 摺. 引-. 口. 6B舌r=苧鞄. 外ロー^句亡生. 図38. 国39. 男女混住の希望形態. 男女混住の希望形態(日本人学生). nl. 舘 47 ほ. 図40. 男女混住の希望形態く外国人学生). ルでの男女混住・フロアー分離」が妥当ともいえるが,ここであえて,全株「さいころを. 振って部屋割りを決める」ような「完全混住方式」の是非を含め,どのような混住形態が 望ましいのかを設問してみた。 まず日本人・外国人学生別でみると両者間に有意差はなく,. 「同棟・・別フロアー」派が4. 3%と最も多く,ついで「完全混住」の「同フロア-」が20%となっており,男女が棟を 別にする「住棟別居」派はわずかである(図38)。 またこれを男女別の意見としてみると,女子学生は日本人・外国人学生とも「同株・別 フロアー」希望が最も多く(約70%),. 「同株・同フロアー」の「完全混住」希望は,特に. 外国人女子留学生においては皆無である。 入館生がそれぞれの混住形態を選択した理由として, 住. 棟. 別. 居:◆普通は別れているから◆女性が不安がるから◆部外者の判断が容易に できるから. 同株同フロアー:. ◆むしろ自然◆交流が増す◆近くに異性がいた方が楽しい◆女性が料哩 を作ってくれるかもしれない. 同株別フロアー:◆異性に気を使わなくてもよい◆交疎もできる◆同フロアーはまずい◆ 現況でうまくいっているから◆女子だけの棟だと痴漢に狙われ易い◆風 呂上がりを異性に見られたくない◆男性が同株にいると思うと安心する 以上がほとんどの意見だが「同棟同フロアー」の意見は男性に多く,. 「同株別フロアー」で. の意見は女性に多いoいずれにしろ「現況でうまくいっている」という意見も出ているよ うに,今のところ男女混住軸では「同株・別フロアー」,国際混住軸では「同株・同フロア ー」という混住方式が最も「素直で合理的」であると考えられる。 vM. おわりIA=-これからの国際交流会館. 大学における新しい学生宿舎の居住形態である「混住寮」として初めて建設された「横 浜国立大学峰沢国際交流会館」の使われ方等の調査をおこない,いろいろな側面から-の分 析を加えた。これを要約・考察すると, まず,自宅にしろ学生アパートのしろ学生にとって住生活を送る面でもっとも充実した.

(15) 81. 国際化における学生交流のための居住空間. いのは「自室の整備」である。本調査における峰沢国際交流会館においても,自室の充実 のための設備として,何らかの「調理」設備と,せめてもの「シャワー」設備であったo 参考として,東京大学駒場寮を廃寮として新規建設されている「三鷹国際学生宿舎」の「約 8畳の個室には,ベッド,冷暖房,シャワー,トイレ,ミニキッチンがつく。宿舎料は, 水道,光熱費含めつき,. 2万円程度」とある(朝日新聞1993/ll/19付夕刊」。新三鷹寮では. 住生活機能がすべて自室で完結しているわけであるが,この場合,峰沢寮におけるような 「共用棟」のような,人間集住生活には欠かせない共用施設のあり方である。三鷹寮の場 令,空間機敵管理運営方式の問題はあるが,. 「共用棟」を付加しても,. 「個室-メインス. トラクチャー」であると認識される限り,学生は「共用棟」を素通りして直接キャンパス へという利用パターンになるのではないかと考えられる。 次に,峰沢交際交流会館における「共用棟」各室の使われ方の問題。学生の住生活機能 の一部(洗濯機能)がここにはみ出しているために,一応は共用棟への学生の流れは生じ る。ところが実態はそこ止まりの感が強い.. 「談話. 「スポーツ交流室」ならスポ-ツ用品,. ロビー」ならそれなりの備品・雰囲気等の整備充実,それになによりもキャンパスから帰 「夜間解放」という管理運営方式の転換が ってきた学生の交流の場としての共用棟ならば, 必須である。 「仏を作ったら限も入れる」べきだ。峰沢の場合キャンパスが近いだけになお さらである。. 最後に,学生による「国際交流の要」となる館内における「男女混住」の方式0 すでに廃寮となった教育学部「蒼翠寮」は男女混住寮であったが,学生側から言えば「完 全自治」であったものの,さすがに「同株同フロアー」による混住はなかったようで,最 級(廃寮時)には「同株別フロア-」であった.また,続合寮建設にともなって国大在学生 を対象に学生部がおこなった「学寮についてのアンケートのお願い」の調査結果(平成3 年1月23日付学生部資料,在籍者の5%-450人抽出回答者436人)では, に男女が居住すること」には,賛成が55%. 「学寮の同一棟内. (男性57.7%,女性43.1%)となっている。国. 際軸一男女軸の2軸で混住の形態を決定するのは決して当局ではなく,やはり「棲み分け は自分達で決める」という「自治組織」であると考えられるが, 等に象徴される「完全自治」の基盤や意識の希薄な現寮生に対しても,. 「入退寮権」. 「負担区分」. 「住人投票」のよう. な形ででも,せめて「同株同フロアー」の選択肢も用意しておいてもよいであろう. いずれにしろ新しい居住形態の「混住寮」のあり方を今後もいろいろな立場・側面から 注視・追跡すべきである。. 最後にこの調査を進めるにあたり,. 「回答拒否」もいとわず孤軍奔走・データ処理をして. いただいた桜井哲也君(現名鉄勤務),快くアンケートに応じていただいた寮生諸君に深く 感謝いたします。.

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