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目次

上位 250 社に関する主要統計 4

小売業のトレンド:小売業の変容と再活性への道

5

若い消費者の目を通した小売業の未来 8

過去 15 年を振り返る:当時といま 10

世界経済の見通し 12

上位 10 社のハイライト 16

世界の小売企業上位 250 社 18

地域別の動向 26

商品セクター別の動向 30

上位 250 社へ新たに加わった企業 33

急成長小売企業 50 社 34

調査手法および情報源 39

文末脚注 43

問い合わせ先 47

(3)

「世界の小売業ランキング 2018」は、2016 年度(2017 年 6

月を期末とする事業年度)の公表データに基づいて世界の

小売企業から上位 250 社を選定し、さらにその業績を地域

別、商品セクター別に分析している。また、世界経済の展

望に加え、急成長小売企業 50 社と小売企業上位 250 社へ

新たに加入した企業についても見ていく。

今年のレポートは「小売業の変容と再活性への道」と題して、

最新の小売業のトレンドや若い消費者の思い描く小売業の

未来を探るほか、21 回目の発行を受け、上位 250 社が過

去 15 年間でどのように変化したかについても取り上げる。

(4)

出所:Deloitte Touche Tohmatsu Limited. Global Powers of Retailing 2018. 2017 年 6 月を期末とする事業年度について各社のアニュアルレポートや

上位

250

社に関する主要統計

(2016 年度)

4.1%

22.5%

10

176 億米ドル

4.8%

(CAGR)

平均純利益率

小売売上高の対前年比

平均成長率

上位 250 社の総小売売上高

に占める国外事業の割合

1

社当たりの平均小売

事業展開国数

上位 250 社の平均

小売売上高

平均総資産利益率

(ROA)

上位 250 社に入るために

必要な最低小売売上高

上位 250 社の総小売売上高

2011

~ 2016 年度における

小売売上高の年平均成長率

3.2%

4.4 兆米ドル

3.3%

36 億米ドル

上位 250 社のうち国外

事業を行っている小売

企業の割合

66.8%

(5)

小売業のトレンド:

小売業の変容と再活性への道

小売業界は変容(トランスフォーメーション)の時代を迎えている。主 導権は明らかに消費者が握っていると言えるだろう。消費者はテクノロ ジーによってかつてないほど世界と常に繋がり、自由に購買行動を変化 させている。「どこでもコマース(Everywhere commerce)」が定着し たことで、消費者は、店舗、オンライン、携帯端末、音声操作、クリック &コレクトなどで、欲しいものをいつでも・どこでも望む方法で購入する ことができるようになった。 小売業全体で従来型ビジネスモデルのディスラプション(創造的破壊) が発生しており、かつてないほどの変革が起こっている。この変革によ り、小売企業はオンラインとオフラインの両方で、より要求が高くなっ ている消費者に、より良いサービスを提供することが求められ、顧客体 験のあり方を再定義することとなった。イノベーションと変革はかつて ない規模とスピードで進んでおり、売上成長や利益率、面積当たりの生 産性など、従来型の業績基準のバランスをとってきた小売企業にとって は試練である。 一方で、小売業界におけるディスラプター(創造的破壊者)と称される AmazonやJD.comなどの、世界で最も敏捷性が高く急成長している小 売企業は、短期的収益獲得より顧客や売上成長、小売市場での優位性 を優先しており、業界の基準そのものが変化している。成熟した従来 型の小売企業は、組織と運営の面で敏捷さを発揮する小売業界のディ スラプターに顧客と市場シェアを奪われる危機にさらされているのかも しれない。 小売売上高が驚異的なペースでリアルからオンラインにシフトし、モノ からコト(サービス)消費への支出が増え、一部の小売企業は顧客の支 持を失うことによる実店舗の閉鎖が続いている。実際、米国では2017 年の店舗閉鎖数が過去最多となり、12月1日時点で6,885店が閉鎖し ていた1。店舗網を合理化した企業には、Macy’s、J.C.Penney、Sears/ Kmartのほか、複数のモール展開型のアパレル専門企業などが含まれて いる。小売企業は世界中で、利益の上がらない店舗を閉鎖し、最も収 益力があり有望な拠点に注力する動向を見せている。実店舗は今後ど こも同じような状況に直面すると考えられる。 ワールドクラスのデジタル・ケイパビリティの構築 消費者からすると、買い物をする際にネットかリアル、あ るいはどのチャネルを使うかは重要ではない。そのことに 世界の小売企業は急速に適応しつつある。消費者はチャ ネルにこだわりはなく、購入前の検索から実際の購入までのプロセス は流動的で、ネットやリアルを往来しながら最終的な購入に至る。 デジタルが個人消費にどれほど大きな影響を与えているのかだけを見 ても、驚きの事実が分かる。2016年のレポート「The New Digital Divide (新たなデジタル格差)」に記載の通り、デロイトは、デジタル要素が 関与した買い物の売上高は、実店舗における売上高の56%を占めて いることを調査の結果で確認した2。同数値は3年前ではまだ36%で あった3。また、ネット、携帯端末、実店舗訪問などを含むさまざまな方 法で買い物をする消費者は、実店舗のみで買い物をする消費者の倍以 上の金額を支出している結果となった(デロイトの「The Omnichannel Opportunity」調査)4 これは、最終的な購入が実店舗かオンラインで行われるかに関係な く、小売企業がすべてのチャネルに対して、適切で包括的な計画や戦 略を練り、実行に移さなければならないということである。シームレス な購買体験は、もはや「あるとより受け入れられるもの」ではなく、「な ければならない必須要件」となってきており、世界の小売企業がオンラ インやデジタルに多額の投資をしている大きな理由の一つとなってい る。 小売業界では、eコマース(電子商取引)とラストワンマイル(宅配)の能 力がこれまで以上に必要になっており、そのための能力構築や買収、提 携に踏み切る企業が増えている。特に注目されるのが、上位250社ラン キングで急上昇したAmazonである。Amazonは、2000年度に186位で 初登場してから、今年のレポートでは6位にまで駆け上がった。この「小 売の巨人」はこれまでにないほど強大になっており、常に新しい市場に 参入し、プロダクトの種類を拡大し、新しいテクノロジーとコンセプト を試しながら、行く先々でディスラプションを巻き起こしている。 世界の小売業ランキング 2018 | 小売業のトレンド

(6)

Amazonは2016年8月に、過去最大級の戦略ともいえる、自然食品スー パーWhole Foods Marketの買収に乗り出し、リアル店舗市場に参入し た。この買収により、同社は全米450カ所以上の集荷拠点と生鮮品の 「配送センター」を利用できるようになった。また、Amazonは自社で 開発を進めてきたAmazon Goというレジ決済の不要なコンビニエンス ストア型店舗のサービス開始に向けて準備しており、2017年初めから1 店舗を試験的に運営している。 リアル×ネットの融合によるデジタル変革の ロスタイム挽回 Amazonが小売業ランキングを駆け上がり、市場シェアを 奪っていくのを、他の小売企業は黙って見ているわけでは ない。多くの小売企業は当初こそ傍観し、デジタルトレンドについて行 けていなかったが、今では出遅れた分を取り戻そうと大きな一歩を踏み 出そうとしている。 最近の調査では、eコマース・チャネルを通じた世界の食料品売上高 は、ここ1年で30%と大幅に増加した5。この成長をけん引したのは、中国 (52%増)、韓国(41%増)、英国(8%増)、フランス(7%増)、それに 日本と米国(ともに5%増)である。中国は世界屈指のeコマース・モバ イル市場であり6、2016年に最も急成長した小売企業上位3社のうちの 2社は中国のeコマース企業、VipshopとJD.comである。 世界最大手の小売業であるWal-Martは、eコマースが自社の戦略の柱 の一つであることを明確にしている。Wal-Martは、Grocery Onlineを導 入することで、クリック&コレクト能力を強化し、膨大な店舗網を活か したオンラインとオフライン資産の統合により、Amazonより優位に立 とうとしている。この取り組みには既に何十億米ドルもの投資を行って いる7。さらにWal-Martは、eコマース能力をゼロから自社で開発する代

わりに、Jet.com8、ShoeBuy9、Moosejaw10、ModCloth11、Bonobos12

どの企業を相次いで買収している。 また、独自の強みを提供するeコマース企業とのパートナーシップが注目 を集め始めている。Wal-MartはJD.comと2016年6月に戦略的な提携を 組み、世界最大の小売企業が中国で成長する基盤を整えた。この取引 を通してWal-Martは、傘下のeコマース事業YihaodianをJD.comに売却 し、JDの株式5%を取得した。保有株式はその後、10%まで増加してい る13。さらに、JD.comは2018年にタイでオンラインのショッピングサイ トを開設するため、タイの大手小売業Central Groupとも提携した14 フランスの食料品小売大手のAuchanと中国のオンラインマーケット運 営企業のAlibabaは、中国の食料品セクターで新たな小売の事業機会を 開拓するために、Auchanが筆頭株主となっているSun Art Retail Group の実店舗網を活かし、両社のオフラインとオンラインの専門性を融合 しようとしている15。また、フランスのスーパーマーケットチェーンCasino はネット小売のOcadoと契約し、Ocadoの技術プラットフォームを活用 してフランスでeコマース事業に参入している16。スペインでは、DIAがオ ンラインのディスカウント小売企業MeQuedoUnoと提携し、eコマース の家電製品や日用品の品ぞろえを強化している17 一方、AmazonによるWhole Foods買収が発表されてから、米国では毎 日のように、Instacartが新たなスーパーマーケットと提携を結んだとい うニュースを聞くようになった。Instacartは食料品の即日配達サービス を手掛ける外部プロバイダーで、同社と提携する小売企業は増え続け ている。提携先には、KrogerやPrice Chopper、Publix、Stop & Shop、 Wegmansやハードディスカウンター(超安売り)のAldiなどの優良企 業がいる。Instacartはカナダにも進出し、最近同国食料品最大手の Loblawとeコマースで提携した18 Amazonはラストワンマイル問題を解決するため、独自のパートナーシッ プの構築を急いでいる。この小売の巨人は、ロンドン地域の消費者に 対して1時間で配達するサービスを提供するために、英国の食料品企業 Morrison’sとの協働を拡大した19。米国では、Allrecipes20、EatLove21

Serious Eats22などのレシピ購入サービスを提供するレシピ・サイトと協

力して、AmazonのPrime Nowサービスを通した購入や配達サービスを 拡大しようとしている。また、最近では、ロサンゼルスとシカゴのKohl’s 百貨店の店内に、Amazonの返品を受け付けるエリアが設けられている 「Amazon Smart Home Experience」をオープンした23

リアル店舗におけるユニークで強力な 顧客体験の創造 世界の小売売上高の90%は今でもリアル店舗で上がっ ており、今後もリアル店舗は減退していかないと考えられ る24。しかし、ネット店舗の利便性や膨大な品ぞろえと競うためには、よ り優れた顧客体験とブランドエンゲージメントが不可欠である。その面 ではApple StoreやNike Retailが代表格とされている。

リアル店舗主体の他の小売企業も、ユニークで厳選された品ぞろえや、 わくわくし楽しい店内の雰囲気、そしてネットにはないコンシェルジュの ようなサービス水準を提供することが、いかに重要かを認識し始めてい る。現に、世界中の食料品店の中でそうした動きが出始めている。 食料品企業は変貌しつつある。単なる商品の提供者ではなく、小売の 舞台の中で食料品、健康、ウェルネスを融合し、サービスとソリューショ ンを提供する企業へ変わろうとしている。多くの小売企業はすでに店 舗内にクリニックを開設し、栄養士や食事療法士を配置している。米国 のスーパーマーケットチェーンHy-Veeは現在、フィットネスセンターの OrangeTheoryと組み、一部の店舗内に場所を確保して総合的なトレー ニングと栄養サービスを提供する準備を進めている25。また、英国で は、Debenhamsがジム専門のSweat!と共同で、フィットネスセンターの 試験導入などを行っている26 世界の小売業ランキング 2018 | 小売業のトレンド

(7)

ホームセンターチェーンのLowe’sは、「Smart Home powered by b8ta」 というスマートホームのショップ・イン・ショップ形態を多くの店舗へ展 開している27。b8taは急成長している電化製品専門のスタートアップ企 業で、「b8taテスター」と呼ばれるスタッフの豊富な製品知識と、それ による優れたサービスに定評がある。Lowe’sは現在、その「b8taテス ター」だけがスタッフとしてショッピング全体をサポートし、厳選された スマートホーム製品を実際に体験できる店舗を展開している。Macy’sで も旗艦店の店内にb8taのショールームを追加している28 また、世界のファストファッション小売業が、アパレルセクターにどのよ うなディスラプションを引き起こしているかについても取り上げてみよ う。スペインのInditex(Zara)、スウェーデンのH&M、日本のファースト リテイリング(ユニクロ)は、それぞれ過去5年間に年間平均2桁台の増 収を続けている。これらの小売企業は、ファッションサイクルを従来型 小売の6~9カ月から5週間程度に短縮している29。また、流行を意識し た値ごろ感のある商品で消費者の心をつかみ、市場での差別化を実現 している。 最新テクノロジーで小売業を作り変える 急速なテクノロジーの進歩と画期的イノベーションが、こ れほど急速に、かつ広範囲に小売業のビジネスモデルに 対してディスラプションを引き起こした時代はほとんどな いと言えるだろう。今後、すべての小売企業がIoT(インターネット・オ ブ・シングス)、人工知能、拡張現実と仮想現実(AR/VR)、ロボット技 術などに注目していくべきである。 これらの新たな力を与える技術とオートメーション技術は、リアルとオ ンライン双方の小売企業がさらなる事業拡大と顧客との関係を向上さ せるのに活用できるツールとして存在感を高め始めている。

Amazon Echo、Echo Dot、Google Homeなど、人工知能技術を搭載し た音声制御の電子デバイスは、購入経路にディスラプションを引き起こ している30。例えば、AmazonのEchoとDotは、Amazon.comと同期して 買い物ができる機能を内蔵している。買い物がしたいときは、Amazon のAI技術を搭載したAlexaに呼びかけるだけで品物が注文でき、直接配 達してもらえる。オンラインで注文する必要も、店舗に出向く必要もな い。スマートスピーカー市場におけるAmazonのシェアが68%にのぼっ ているのも不思議ではない31。Alexaは2017年11月からカナダにも進出 した。オーストラリアでは、2018年のAmazon進出を機にAlexaの展開 が期待される。 AmazonのAlexaに対抗するため、Wal-Martは2017年10月にGoogleと 提携し、Google Homeを活用した音声認識ショッピングを顧客に提供 最先端技術は店舗内にも導入されつつあり、それら取り組みの狙いは、 購買体験をパーソナライズし向上させることと、全体的な来店者数の増 加である。IKEAは、中東全域を対象とする新しいポップアップコンセプ トとして、AR/VR体験を採用した35。また、2017年7月にMetroから独立 したドイツの家電小売企業Ceconomyは、Saturnバナー向けにVRアプ リケーションを導入した36。これにより、消費者は2つのバーチャル環境 の中から厳選された100個の商品を閲覧することが可能となった。スペ インのEl Corte Inglesはリオハ産ワインを紹介するVRアプリを展開して おり、消費者はワインの旅に浸ることができる37

複数の小売企業で、効率性とサービスレベルを上げるために、日常 業務や指示された仕事をこなす店内ロボットの試験導入が進められて いる38。Wal-Mart39とAhold Delhaize40は米国の店舗にロボットを配

置し、棚の商品探しや在庫確認などの業務をサポートさせている。 LoweBotは、Lowe’sのホームセンターチェーンで顧客の商品探しや場 所の案内、在庫のチェックなどを支援している41。ロシアのスーパーマー ケットチェーンLentaは先ごろ、店内で「Promobots」と呼ばれるカスタ マーサービスを開始した42 テクノロジーとオートメーションの最も進んだ活用形態の一つとして、 無人店舗があげられる。モバイル決済技術のおかげで、商品を選んで 店を出ていくだけの「グラブ・アンド・ゴー(Grab and go)」ショッピン グは今や、その言葉通りの現実となっている。実施はまだ初期段階にあ るが、Amazon Goの例にもあるように、消費者は店に来てスマホアプ リで品物をスキャンし、スマホをタップして支払いを済ませ、出ていくこ とができる43 業界ではAmazonのリアル店舗への進出に注目が集まっているが、上 海にある中国家電小売のSuning44やデンマークのスーパーマーケット Coop Danmark45など、世界の小売企業も独自の無人店舗の試験導入 で話題を集めている。自動化店舗の試験導入として、おそらく過去最大 になるとみられるのがAuchanの例である。同社は現在、中国で無人の Minuteミニコンビニを「数百店」規模で展開する準備を進めている46 世界の小売業ランキング 2018 | 小売業のトレンド

(8)

若い消費者の目を通した

小売業の未来

買い物に求める最も重要な体験は何ですか?

買い物のうち、オンラインでの購入は何%程度ですか?

当社では、ピアソン大学の若い消費者を対象に、自身とその友人たちがどのよう

に買い物をし、どのように小売業の未来を描いているのかについて調査した

自分をサポートする意欲と能力があ

り、知識が豊富な店員

お金を出す価値のある質のよい

商品

男性/女性の間に違いがあった

商品の種類による

若い消費者はな

ぜオンラインで買

い物をするのか

オンラインショッ

ピングにはいくつ

か障害がある

食料品と低額商品の 比 率は高い(電化 製 品、本、音楽など) 女性はオンライ ンショッピング を 選 ぶ 傾 向 が 強い 男性はより品質を重 視し、購入前に商品 を確認することを好 む • オンラインでは商品数が 圧倒的に多い • 簡単に購入できる • 価格が安い • ウェブサイトへの信頼 と知名度の問題 • 商品を実際に見たり 触ったりできない 顧客が購入前に店で試し たい衣料品と靴の比率は 低い

総合的な返品サービスを含め、いつでも

どこでも迅速に、シームレスに買い物が

できること

持続可能な調達による商品、新しい

代替素材、透明なサプライチェーン

品質

20-80%

カスタマーサービス

オムニチャネル

サステナビリティ

(9)

将来の小売業

決済システムは、Android Pay と Apple Pay を中心とする非接触決済により、よりシームレスになる。

現金は使用頻度も、店舗での受け入れの面でも減少していく。暗号通貨(ビットコイン、Ethereum、

IOTA

など)は将来の決済システムとしてますます重要になるが、採用率は国の発展の度合いによって異

なる。

決済システムは、現在と未来のテクノロジーからどのような影響を受けると思いますか?

現在の決済システム

現金

クレジットカード

Apple Pay

PayPal 

Android Pay

クリプトカレンシー

(暗号通貨)

将来の決済システム

新しいテクノロジー(スマートタ

グ、スマートチェックアウトなど)

は購買体験において補足的では

なく基礎的な要素となる

顧客体験は、買い物客が店

内でより相互のやりとりや意

思の疎通を求めるため、引き

続き重要である

ソーシャルメディアを通じ

て自分のブランドを作った

り販売したりできるため、e

リテーラーや小規模販売者

が増える

消費者がAR/VR技術を活用し、自らパー

ソナライズした購買を創出可能な革新

的でユーザーフレンドリーな実験店は、

「小売の展示室」として機能する

(10)

過去

15

年を振り返る:当時といま

高成長維持の難しさ

下図は、過去 15 年間の小売企業上位 250 社の変貌ぶりを示している

上位 10 社の顔ぶれは大きく変貌した

2006年度

2001 年度

1. Wal-Mart

2. Carrefour

3. Ahold

4. Home Depot

5. Kroger

6. Metro

7. Target

8. Albertson’s

9. Kmart

10. Sears

1. Wal-Mart

2. Costco

3. Kroger

4. Schwarz Group

5. Walgreens Boots Alliance

6. Amazon

7. Home Depot

8. Aldi Group

9. Carrefour

10. CVS Health

上位 250 社の年平均成長率(為替調整ベース)は、

10

年間で約半分まで低下した

急成長小売企業上位 50 社でさえも、かつ

てほど急速に成長していない

Wal-Mart

は小売業のリーダーとして頂

点の座を過去 20 年以上保持し続けて

いる。

2001

年度の上位 10 社のうち、2016

年度も上位 10 社にとどまっていたのは

わずか 4 社。

Amazon

は 2001 年度から 2016 年度

の間に、157 位から 6 位まで駆け上が

り、その小売売上高は 1,000 億米ドル

に近づいている。

上位 250 社 小売売上高

CAGR(5 年ごと)

急成長小売企業上位 50 社 小売売上高

CAGR(5 年ごと)

9.1%

28.7%

22.1%

4.8%

5.4%

20.9%

2006年度

2011年度

2016年度

2011年度

2016 年度

2016年度

(11)

上位200社*に入るために必要な最低小売売上高は着実に増えている

欧州はアジア太平洋と一部新興国にシェアを奪われている

* 2001年度は上位 200 社を選んでおり、比較しやすいよう上位 200 社とした

欧州経済の低迷やブレグジット、食料品セクターを含

む欧州を拠点とする大手小売数社のここ数年の業績不

振などを背景に、上位 250 社の小売売上高に占める欧

州のシェアはわずか 10 年で 39.4%から 33.8%に低下

した。

2001 年度

2006 年度

2011 年度

2016 年度

上位 250 社の小売売上高に占めるシェアの変化(2006 年度と 2016 年度)

24億米ドル

33億6,000万

米ドル

45億米ドル

47億3,000万

米ドル

15.4% 10.4% 39.4% 48.3% 0.6% 1.5% 47.8% 33.8%欧州 アジア太平洋 アジア太平洋 欧州 北米 アフリカ・中東 アフリカ・中東 北米

中国、日本およびその他のアジア太平洋

地域の小売企業は、アフリカおよび中東

の新興市場の一部小売企業とともにシェ

アを伸ばしている。

(12)

主要経済動向 先進国では緩やかな成長 主要な先進国における経済成長はここ10 年、以前と比 べて期待を下回る結果になっている。その大きな要因と して、人口動態による影響が挙げられる。多くの国にお いて生産年齢人口の伸びが減速あるいは、まったく伸 びていない状況になっている。加えて、生産性(労働者当たりの生産) の伸びも期待を下回る結果となっている。一方、米国、日本、ドイツ などの数カ国では、順調に経済が成長しており、完全雇用を達成する ことも可能な水準となっている。また、他の多くの国では失業率が低 下している。緩やかな成長のメリットとして、大幅なインフレを引き起 こさないという利点があり、より長期にわたった成長に繋がる可能性 があると言えるだろう。 労働市場は逼迫しているが、インフレは低水準 多くの国において労働市場は逼迫しているが、賃金に関 しては比較的動きのない状態が続いている。特に米国、 日本、ドイツではそれが顕著で、中央銀行の懸念の種 となっている。一般的に、逼迫した労働市場は人手不 足による賃金圧力が生じ、企業が省力化技術に投資することで生産性 の向上につながるという考えもあるが、実際にはそうなっていないのが 現状である。むしろ、複数の国では仕事を確保しやすくなったことから 就労率が上昇し、賃金の上昇を抑制している。さらに、明白なデフレ 心理が働いており、就労者が大幅な賃金上昇を求めなくなっている。

世界経済の見通し

世界経済は比較的高成長期にあり、取り巻く環境も良好であると言えるだろう。成長は欧州と日本で加

速し、中国と米国では安定化、それ以外の多くの新興国・地域では回復の兆候を見せている。インフレ

水準は多くの地域において依然として低く、資産価格は上昇している。また、各国中央銀行はどちらかと

いえば金融緩和政策を維持している。このように取り巻く環境が良好であると、隠されたリスクが存在し

ないか心配になるのも無理はない。実際、保護主義の高まり、潜在的な資産バブル、近々予想される一

部地域での金融引き締め、政治の機能不全と分断、そして地政学的緊張など、顕在化している多くのリ

スクがある。小売企業にとって、経済成長の加速は最も歓迎すべきことだが、同時にそれは所得格差の

拡大や保護主義的な措置によるマイナスな影響、金融引き締めの潜在的影響に取り組まなければならな

いということでもある。現在一部の主要市場(特に日本と英国)の個人消費は鈍化している。ここでは

2018

年に予想される世界経済の概況と小売企業への影響について検証したいと思う。

とはいえ、この様な状況が長続きすることは少なく、将来的には賃金 が加速的に上昇し、インフレを引き起こす可能性があると考えられる。 その先には中央銀行による金融引き締めか、その意思表示があると考 えられる。焦点となるのは引き締めが実施されるペースであり、これは 今後のインフレ、雇用、政府の税制・支出政策をめぐる情報に影響さ れると言えるだろう。 資産バブルと金融引き締めのリスク ここ数年、史上最低金利を伴う異例の金融緩和策が続 いたことで、投資家の利回り追求という副作用が生じて いる。そのため、株式や債券、不動産などの資産価格 の大幅上昇に拍車がかかっており、小売業界から見ると、 富の増加は個人消費、特に高額所得者層の個人消費を刺激するという 点でプラスに働くが、その半面、仮に金利が急激に上昇した場合、資 産価格が暴落し、富が損失され、金融市場に混乱を招くリスクもある。 世界の小売業ランキング 2018 | 世界経済の見通し

(13)

主要市場 米国 米国の経済状況はあまりに良好で、近い将来 なにか悪いことが起こるのではないかと心配し たくなるほどである。成長は緩やかだが、完 全雇用を達成するには十分な勢いである。インフレは依然として低水 準で、借入コストも低く、資産価格は着実に上昇しており、ボラティリ ティは小幅にとどまっている。この様な状況で、どのような間違いが起 こり得ると言えるのだろう?その答えとして、いくつかの潜在的リスクの 存在が挙げられる。まず、個人消費が家計所得を大幅に上回るペース で伸びている。これは貯蓄を減らし、借入を増やすことで実現されて いるが、この様な状況が長く継続できるはずはない。賃金が加速的に 増加しない限り、巨大な消費者セクターはすぐにでも減速する可能性 がある。また、一部のアナリストが、資産価格はバブルの兆候を示し ており、FRB(連邦準備制度理事会)が金利を大幅に引き上げた時点 で資産価格は急落すると主張している。もしそうなれば、消費者は富 を失い、金融市場の緊張は高まる。そして最後に、米国政府は雇用を 守るために大規模な保護主義的措置を講じると宣言している。しかし、 それは最終的に消費者物価を引き上げ、消費者の購買力を低下させる 可能性が高い。加えて、保護主義は企業のコストを増やすため、多く の企業はサプライチェーンの見直しを迫られる可能性がある。中国を 標的とした保護主義は報復を招き、その結果、米中両国の貿易の混乱 による経済成長の減速の可能性がある。 英国 ブレグジット(EU 離脱)の国民投票後、ポンドの価値 は急激かつ継続的に下落し、輸入価格の上昇を招いた。 その結果、インフレは加速したが、それに見合うだけの 賃金上昇は生じず、そのため消費者の実質(インフレ調 整後)購買力は低下した。これを受け、英国の小売売 上高が低迷しているのは驚くに当たらない現象と言える だろう。また、ポンドはやや回復したものの、完全復活を遂げた訳で はない。最終的にブレグジットがどういう形に収まるのか不透明なた め、国内向けの投資に不利な影響が出るとみられ、すでに多くの企業 が欧州大陸に拠点を移し始めている。こうしたことから、英国の成長 見通しは良くて微増になると言えるだろう。 ユーロ圏 ユーロ圏経済は力強く成長している。国民 1 人当たりでみると、米国より高い伸びを示し ている。高成長国はドイツ、スペイン、オラ ンダであり、フランスは回復傾向、イタリア は改善の兆しを見せ始めている。これらの背 景には欧州中央銀行(ECB)による積極的な金融緩和策のプラス効果 がある。これによって借入コストが減少し、資産価格が上昇し、ユー ロの価値が抑えられている。ユーロ安は欧州の輸出回復に寄与してい る。さらに、一部の国では失業率が依然として比較的高いため、多く の失業者を再雇用するだけで地域経済を急成長させることも可能であ る。また、インフレは、弱い賃金圧力、緩やかなユーロの回復、デフ レ心理の継続などの状況から、低く抑えられている。そのため、ECB は 2018 年も比較的緩めの金融政策を維持する可能性が高い。このこ とから、この地域の最大のリスクは政治的要素にあると言えるだろう。 多くの国々では最近の総選挙で中道政党の得票率が低下した一方、極 左、極右がともに票を伸ばした。この状況では互いに一致点を見出し て連立を組むのが難しいため、ユーロ圏の構造改革の先行きは見通せ ず、次の危機に適切に対応できるかどうかが懸念される。 世界の小売業ランキング 2018 | 世界経済の見通し

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中国 中国経済は成長しているが、中国にしては緩や かなペースである。その理由として、過剰な生 産能力が民間セクターの投資を圧迫しているこ とと、通貨人民元の過大評価と賃金上昇が輸 出競争力を弱めていることにあると考えられる。さらに、人口動態の 悪化が足を引っ張っていると考えられる。中国の生産年齢人口はもは や増加していないことから、人手不足と労働コストの上昇が生じてい る。政府は、金融市場への緩和姿勢を通じて断続的に成長を刺激して おり、それが周期的な不動産と重工業への投資急増につながっている。 しかし、政府は同時に、債務の拡大ペースに注意しながら、断続的に 金融状況を引き締めて調整を行っている。中国では引き続き消費者市 場の拡大が追い風となっているが、個人消費は他の主要国と比べ、対 GDP(国内総生産)の比率がまだ小さい。これは社会的セーフティネッ トが貧弱なことが個人貯蓄を促している可能性があると推察可能であ る。また、個人消費より投資の拡大を奨励する政策も影響していると 言えるだろう。こうした状況が今後、経済改革などを通じて、どのよう に変化するかは依然不透明である。 日本 日本経済は停滞期を経て回復に向かっていると言え るだろう。安倍晋三首相にちなんで「アベノミクス」 と呼ばれる経済政策は、主に大胆な金融緩和を伴っ ており、それが円安をもたらし、インフレと資産価 格を昂進させ、借入コストを低く抑えている。最大 の効果は輸出競争力の改善である。その一方、極端に逼迫した労働市 場にもかかわらず、賃金の上昇は限られている。その結果、個人消費 は緩やかな伸びにとどまっている。今後については、2018 年は好調な 世界経済の恩恵を受け、日本経済は緩やかながら力強く成長するとみ られる。より長期的な動向として、日本の最大の問題は人口高齢化と 生産年齢人口の急速な減少にあると考えられる。 その他 中国以外の主要新興国・地域ではこの1年、経済成長に再び弾みがつ いている。さまざまな出来事が重なり、これらの国々の見通しが大きく 改善している。これまでの商品(一次産品)価格の下落、現地通貨の下 落、インフレ上昇、金融引き締め政策による景気減速という最悪の事態 を経て、状況は好転した。商品価格と通貨は安定化し、インフレは収束 し、金融政策は緩和に向かい、経済成長が再び上向いている。ロシアと ブラジルはともに長引く深刻な景気後退に苦しんできたが、今は緩やか に成長している。同じような状況はトルコ、インドネシア、アルゼンチン、 ナイジェリアのような、まったく異なる国々でも生じている。 一方、インドはやや異なっている。商品輸出に依存していないこともあ り、きわめて力強い成長を記録した。この高成長には、政府の投資促 進への改革志向と、望ましい人口動態の組み合わせも寄与した。最近 は、廃貨政策などの構造改革や新しい物品・サービス税の導入などが 一時的に影響して成長率は減速しているが、長期的な見通しは依然好 調である。特に、それらの構造改革が長期的に実を結ぶ可能性が高い。 もう一つの例外がメキシコである。メキシコは、米国との通商関係が 悪化すれば成長が阻害される可能性がある。すでに成長は減速してい る。より長期では、最も有望な新興市場は次の特徴を一つ以上もつ国・ 地域であると言えるだろう:望ましい人口動態、強力な財産権保護制 度と紛争裁定のシステム、良好かつ改善しているインフラ、起業家とイ ノベーターに資本を提供する金融システム、そして比較的開放的な市 場、特に外国資本への開放的な姿勢。 世界の小売業ランキング 2018 | 世界経済の見通し

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上位250 社におけ る順位 順位の変化 企業名 本拠地 2016年度 の小売売上 高(100万 米ドル) 2016年 度の小売 売上高成 長率 2016年 度の純利 益率 2016年 度の総資 産利益率 2011~ 2016年度 の小売売上 高のCAGR* 事業展開国数 小売売上高に 占める国外 事業の割合

1 Wal-Mart Stores, Inc. 米国 485,873 0.8% 2.9% 7.2% 1.7% 29 24.3%

2 Costco Wholesale Corporation 米国 118,719 2.2% 2.0% 7.2% 6.0% 10 27.1%

3 The Kroger Co. 米国 115,337 5.0% 1.7% 5.4% 5.0% 1 0.0%

4 Schwarz Group ドイツ 99,256 5.3% n/a n/a 7.3% 27 61.7%

5 Walgreens Boots Alliance, Inc. 米国 97,058 8.3% 3.6% 5.8% 6.1% 10 13.7%

6 +4 Amazon.com, Inc. 米国 94,665 19.4% 1.7% 2.8% 17.6% 14 36.8%

7 -1 The Home Depot, Inc. 米国 94,595 6.9% 8.4% 18.5% 6.1% 4 8.5%

8 Aldi Group ドイツ 84,923e 4.8% n/a n/a 7.7% 17 67.0%

9 -2 Carrefour S.A. フランス 84,131 -0.4% 1.1% 1.8% -1.1% 34 53.2% 10 +2 CVS Health Corporation 米国 81,100 12.6% 3.0% 5.6% 6.4% 3 0.8% 上位10社1     1,355,656 4.5% 3.0% 6.4% 4.5% 14.9² 27.3% 上位250社1     4,410,828 4.1% 3.2% 3.3% 4.8% 10.0² 22.5% 上位250社の小売売上高のうち上位10社の割合 30.7% *年平均成長率 ¹ 為替調整後の売上高加重平均 ² 平均

上位 10 社の小売企業(2016 年度)

Amazon は順位を 4 つ上げ、CVS が初加入 世界の小売企業上位10社は、2016年度は上位250社全体の小売売上 高の30.7%を占め、前年度からシェアを伸ばした。上位5社は2016年度 も変化しなかったが、下位5社は、本業の成長、買収、為替変動の組み 合わせにより順位や顔ぶれが変わった。Wal-Martは世界最大の小売企 業として不動の首位を守った。同社は、2016年度の売上高成長率をプ ラスに戻した。Wal-MartとSam’s Club双方の既存店売上高が伸びたこ とに加え、中国の大手オンライン小売企業JD.comとの提携をテコに世 界全体でeコマースの取り組みを加速させたことによると考えられる。 Wal-Martは、2016年6月のJD.com買収の一環として傘下のeコマース事 業YihaodianをJD.comに売却し、JD株式の5%を取得した47。増収は、 為替相場の変動とSam’s Club事業のガソリン価格低下で一部相殺さ れた。本業の改善に加え、小規模だが重要な戦略的eコマース事業の手

上位

10

社のハイライト

慣れた買収もあり(Jet.com48、ShoeBuy49、Moosejaw50、ModCloth51

Bonobos52など)、Wal-Martの伸びの勢いは戻ってきたようだ。 Costcoの既存店売上高は、為替変動の影響を除く実質ベースでは 4.0%増加したが、2016年度の公表売上高は、外貨安とガソリン価格 の低下によるマイナスの影響により2.2%の小幅増にとどまった。それ でも、このウェアハウスクラブ(会員制倉庫型ディスカウントストア)は しっかりと2位を守った。燃料価格はKrogerの売上成長の抑制要因と なったが、通期では新たに買収したRoundy’s53の決算が寄与し、小売 売上高は5.0%増加した。Schwarz Groupは、ユーロ安によりドル建て 売上高に影響があったものの、2016年度は着実に売り上げ、4位を維持 した。同社は2017年に米国初のLidlを開店して米国市場に進出してお り、さらなる売上高の上乗せが予想される54 e = 見通し n/a = 入手不可

出所:Deloitte Touche Tohmatsu Limited. Global Powers of Retailing 2018. 2017年6月を期末とする事業年度について各社のアニュアルレポートやPlanet Retail database、その他の公表デー タを基に分析

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Walgreens Boots Allianceは、米国最大のドラッグストアチェーンの Walgreens、欧州最大手小売薬局のBoots、大手グローバル卸売流通 企業のAlliance Healthcareの3社が2015年に合併して誕生したグロー バル企業であり、2016年度は好調な売上高成長率を計上し、世界第5 位の座を維持した。同社は、同業の米国ドラッグストアチェーンRite Aid を直接買収する意向だったが、連邦取引委員会の精査を受けて2017年 6月に交渉は終了した。Walgreens Boots Allianceはこれに代えて、Rite Aidの2,186店舗の買収を選んだ55

Amazonはその製品とサービスを絶えず刷新、革新し、1994年の創業 以来、堅調な二桁台の伸びを続けている。2016年度も例外ではない。 前年比20%近い増収がこのeリテーラーの順位をまたも押し上げ、今回 は、前年度の10位から4社を飛び越えて6位となった。Amazonは2017 年にリアル店舗の自然派食料品スーパーWhole Foods Marketを買収す るなど56、積極的に食料品事業に進出しており、それが今後も同社の発

展を支えるであろう。Amazonが2000年に上位250社加入したときの 順位は186位であったが、今後もさらに順位が上がると予想される。 米国を本拠地とするホームセンターチェーン、The Home Depotの2016 年度小売売上高はAmazonにわずかに追い越され、7位となった。好調 な米国住宅市場により、The Home Depotの来店客数と顧客当たりの 平均売上高は増加し、売上高は前年比で6.9%の高い伸びとなった。 Aldiはその積極的な拡大策、特に英国、オーストラリア、米国での事業 拡大により、5%近い増収率を達成してCarrefourを抑え、8位の座を 守った。 Carrefourは、2016年度の小売売上高が0.4%減と3年連続増収の流 れが止まり、9位に順位を落とした。2016年2月にスペインのEroski グループの店舗網57、同年1月に食料品以外を扱うeリテーラーのRue du Commerce58、2015年12月にスーパーマーケットチェーンのBilla Romania59を買収したものの、Carrefourの業績は大幅改善には至らな かった。対照的に、CVSは12.6%と過去最高の成長率を記録した。こ れは主に、Targetの薬局とクリニック運営事業の買収60、新店舗開設、 OmnicareのLTC(介護)事業の買収、既存店売上高の増加によるもの で、その結果、このドラッグストアチェーンは上位10社に食い込んだ。 一方、Tescoはここ数年、一部周辺事業の売却を含む抜本的改革を実施 しており、それが業績の好転と収益性の回復に寄与している。この英国 の食料品大手は、トルコの小売事業Kipaの他、レストランのGiraffe61 ガーデンセンターチェーンのDobbies62、コーヒーショップのHarris + Hoole63、ベーカリーのEuphorium64を売却し、上位10社圏外にランク ダウンした。しかし、Tescoは、2017年11月に食品卸Bookerとの合併を 英国競争・市場庁(CMA)から承認され65、今後数年内に上位10社に返 り咲く可能性もあると考えられる。 上位10社と上位250社の比較 世界の小売上位10社は全般に世界中に広く事業展開をしており、事業 展開国数の平均は15カ国と、上位250社平均の10カ国より多い。上位 10社のうち3社(Aldi、Schwarz Group、Carrefour)は、小売売上高の 半分以上を国外事業から上げており、Amazonでは小売売上高の3分 の1以上、Wal-MartとCostcoでは約4分の1を国外事業で上げている。 上位10社の中で、現在もグローバル展開していない企業は引き続き Krogerだけである。 為替調整後の売上高加重平均ベースでは、上位10社の売上高成長率 は上位250社の成長率を上回ったが、純利益率は上位250社をやや 下回った。これは概ね、上位10社のうち8社が利幅の低さで知られる FMCG(日用消費財)セクターに属していることに起因すると考えられ る。残りの2社はAmazonとThe Home Depotである。また、食料品小売 企業は長期にわたる価格競争と、米国小売企業の場合は食料品価格の 下落に苦しんでおり、売上高が抑えられ、利益を圧迫している。 一方、総資産利益率(ROA)に関してはまったく異なる動向を示してい る。上位10社のROAは、上位250社のほぼ倍に達している。これは、大 手小売の効率的な事業運営と優れた在庫管理が実現されていることを 如実に表している。 世界の小売業ランキング 2018 | 上位10社のハイライト

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世界の小売企業上位

250

2016

年度の特徴は、小売企業の成長率と収益性に対するよりバランスのとれたアプローチ

世界の小売企業上位 250 社は、2016 年度に利益を伸ばした。小売 売上高は世界の小売上位 250 社の 4 分の 3 近く(181 社)が増加し、 為替調整後の平均成長率は 4.1%と前年の 5.2%からはやや減速した。 また、最終損益を公表した小売企業の 90%(195 社のうちの 176 社) が利益を確保した。 2016年度の平均純利益率は 3.2%、平均総資産利益率は 3.3%だった。 世界の小売企業上位 250 社の 2016 年度の売上高合計は 4 兆 4,000 億米ドルを超え、1 社当たりに換算すると平均 176 億米ドル規模となっ た。とはいえ、2016 年度にこの水準を上回る売上高を上げた小売企 業は、4 分の 1 以下(上位 250 社のうち 55 社)にとどまった。 2016年度に上位 250 社にランクインするためには、少なくとも 36 億 米ドルの小売売上高が必要であるという結果になった。この数字は前 年度に比べてやや上昇したが、その背景には世界経済の一段の好調や 個人消費の増加、やや有利な対米ドル相場などがあると言えるだろう。 2016年度の上位 250 社のうち、小売売上高が 500 億米ドルを超えた のは 20 社で、50 億米ドルに満たなかったのは前年度から 5 社減り、 62社となった。 小売業のグローバル化はここ数年、やや横ばいで推移している。その 要因として、小売企業が既存事業の改善を重視し、e コマースの取り 組みに目を向けていることがあると考えられる。2016 年度は上位 250 社の 3 分の 2(167 社)が本国以外でも事業を展開していた。平均す ると小売企業の展開国数は 10 カ国で、小売売上高の 22.5%を国外事 業から得ている。 上位 250 社のうち小売事業が売上高の大半を占めていない企業は、平均純利益率と総資産利益率の計算から除外している。当該企業は小売業を主としておらず、連結利益および資産は小売以外の事 業を主に反映している。 小売事業の平均展開国数には、会社所有の流通チャネルの所在地に加え、フランチャイズ店、ライセンス店、合弁企業の営業地が含まれる。情報入手が可能な場合、店舗所在地のほか、現地消費者 2015年度 2016年度 上位250社の総小売売上高 4.31兆米ドル 4.41兆米ドル 上位250社の平均規模(小売売上高) 172億米ドル 176億米ドル 小売売上高の5年間年平均成長率 5.0% 4.8% 小売売上高の対前年比平均成長率 5.2% 4.1% 平均純利益率 3.0% 3.2% 企業当たりの平均小売事業展開国数 10.1 10.0 上位250社の総小売売上高に占める国外事業の割合 22.8% 22.5%

2015 年度と 2016 年度の比較

世界の小売業ランキング 2018 | 世界の小売企業上位250社

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2016年度 の小売売 上高の順位 企業名 本拠地 2016年度 の小売売 上高(100 万米ドル) 2016年度 の親会社/   グループの  売上高 ¹ (100万米ドル) 2016年度の親 会社/グループ の純利益 ¹ (100万米ドル ) 主要な業態 展開国数事業 2011~ 2016年 度の小売 売上高の CAGR²

1 Wal-Mart Stores, Inc. 米国 485,873 485,873 14,293 ハイパーマーケット/スーパーセンター/

スーパーストア 29 1.7% 2 Costco Wholesale Corporation 米国 118,719 118,719 2,376 キャッシュアンドキャリー/ウェアハウ

スクラブ 10 6.0%

3 The Kroger Co. 米国 115,337 115,337 1,957 スーパーマーケット 1 5.0% 4 Schwarz Group ドイツ 99,256 99,256 n/a ディスカウントストア 27 7.3% 5 Walgreens Boots Alliance, Inc. 米国 97,058 117,351** 4,191 ドラッグストア/薬局 10 6.1%

6 Amazon.com, Inc. 米国 94,665 135,987 2,371 無店舗 14 17.6% 7 The Home Depot, Inc. 米国 94,595 94,595 7,957 ホームセンター 4 6.1% 8 Aldi Group ドイツ 84,923e 84,923e n/a ディスカウントストア 17 7.7%

9 Carrefour S.A. フランス 84,131 87,139 989 ハイパーマーケット/スーパーセンター/ スーパーストア 34 -1.1% 10 CVS Health Corporation 米国 81,100 177,526 5,319 ドラッグストア/薬局 3 6.4% 11 Tesco PLC 英国 72,390 73,724 668 ハイパーマーケット/スーパーセンター/ スーパーストア 8 -2.9% 12 イオン株式会社 日本 70,854 75,774** 699 ハイパーマーケット/スーパーセンター/ スーパーストア 11 10.1% 13 Target Corporation 米国 69,495 69,495 2,737 ディスカウントデパート 1 0.3% 14 Ahold Delhaize (formerly Koninklijke Ahold N.V.) オランダ 68,950** 68,950** 1,192 スーパーマーケット 11 15.5%

15 Lowe's Companies, Inc. 米国 65,017 65,017 3,093 ホームセンター 3 5.3% 16 Metro Ag ドイツ 64,863** 64,863** 729 キャッシュアンドキャリー/ウェアハウ

スクラブ 30 -2.6% 17 Albertsons Companies, Inc. 米国 59,678 59,678 -373 スーパーマーケット 1 74.0% 18 Auchan Holding SA (formerly Groupe Auchan SA) フランス 57,219** 58,429** 888 ハイパーマーケット/スーパーセンター/

スーパーストア 14 3.5% 19 Edeka Group ドイツ 53,540** 54,867** n/a スーパーマーケット 1 2.5%

20 株式会社セブン&アイ・ホールディングス 日本 51,385** 53,859** 1,023 コンビニエンス/フォアコートストア 20 4.0%

21 Wesfarmers Limited オーストラリア 47,690 51,569 2,165 スーパーマーケット 4 4.6% 22 Rewe Group ドイツ 44,641** 50,482** 512 スーパーマーケット 11 1.8%

23 Woolworths Limited オーストラリア 40,773 41,943 1,201 スーパーマーケット 3 0.1% 24 Casino Guichard-Perrachon S.A. フランス 39,856** 40,456** 2,429 ハイパーマーケット/スーパーセンター/

スーパーストア 27 1.3% 25 Centres Distributeurs E. Leclerc フランス 39,646e** n/a n/a ハイパーマーケット/スーパーセンター/

スーパーストア 7 1.9% 26 Best Buy Co., Inc. 米国 39,403 39,403 1,228 家電専門店 4 -4.9% 27 The IKEA Group (INGKA Holding B.V.) オランダ 37,982 38,953 4,676 その他専門店 48 6.7% 28 JD.com, Inc 中国 35,777 39,152** -514 無店舗 1 62.6%

29 Publix Super Markets, Inc. 米国 34,274 34,274 2,026 スーパーマーケット 1 4.7% 30 Loblaw Companies Limited カナダ 34,235** 34,990** 747 ハイパーマーケット/スーパーセンター/

スーパーストア 6 8.1% 31 J Sainsbury plc 英国 34,048 34,575 497 ハイパーマーケット/スーパーセンター/

スーパーストア 2 3.0% 32 The TJX Companies, Inc. 米国 33,184 33,184 2,298 衣料品/靴専門店 10 7.4% 33 ITM Développement International (Intermarché) フランス 30,774e** 44,469g** n/a スーパーマーケット 4 0.9%

34 Apple Inc. / Apple Retail Stores 米国 28,600e 215,639 45,687 家電専門店 22 15.1%

35 LVMH Moët Hennessy-Louis Vuitton S.A. フランス 26,904 41,593** 4,826 その他専門店 80 10.3%

36 Rite Aid Corporation 米国 26,817 32,845 4 ドラッグストア/薬局 1 0.5% 37 Macy's, Inc. 米国 25,778** 25,778** 611 デパート 4 -0.5%

世界の小売企業上位 250 社(2016 年度)

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世界の小売企業上位 250 社(2016 年度)

2016年度 の小売売 上高の順位 企業名 本拠地 2016年度 の小売売 上高(100 万米ドル) 2016年度 の親会社/   グループの  売上高 ¹ (100万米ドル) 2016年度の親 会社/グループ の純利益 ¹ (100万米ドル ) 主要な業態 展開国数事業 2011~ 2016年 度の小売 売上高の CAGR²

40 Lotte Shopping Co., Ltd. 韓国 23,991 25,355 212 ハイパーマーケット/スーパーセンター/

スーパーストア 6 5.9% 41 H.E. Butt Grocery Company 米国 23,000e 23,000e n/a スーパーマーケット 2 5.5%

42 H & M Hennes & Mauritz AB スウェーデン 22,602** 22,602** 2,191 衣料品/靴専門店 64 11.8%

43 Coop Group スイス 22,401e** 28,744** 609 スーパーマーケット 7 -0.5%

44 Suning Commerce Group Co., Ltd. 中国 22,364 22,364 74 家電専門店 2 9.6% 45 Sears Holdings Corporation 米国 22,138 22,138 -2,221 デパート 2 -11.8% 46 Dollar General Corporation 米国 21,987 21,987 1,251 ディスカウントストア 1 8.2% 47 Mercadona, S.A. スペイン 21,905 21,905 704 スーパーマーケット 2 3.8% 48 Wm Morrison Supermarkets PLC 英国 21,744 21,744 406 スーパーマーケット 1 -1.6% 49 Dollar Tree, Inc. 米国 20,719 20,719 896 ディスカウントストア 2 25.6% 50 Système U, Centrale Nationale フランス 20,675e** 26,239g** n/a スーパーマーケット 4 2.2%

51 A.S. Watson Group 香港 19,517** 19,517** n/a ドラッグストア/薬局 25 1.1%

52 Kohl's Corporation 米国 18,686 18,686 556 デパート 1 -0.1% 53 Empire Company Limited カナダ 18,065** 18,065** 131 スーパーマーケット 1 8.2%

54 Groupe Adeo SA フランス 17,959e** 21,072g** n/a ホームセンター 12 7.0% 55 Meijer, Inc. 米国 17,900e 17,900e n/a ハイパーマーケット/スーパーセンター/

スーパーストア 1 4.4% 56 Jerónimo Martins, SGPS, S.A. ポルトガル 16,174 16,174 679 ディスカウントストア 3 8.7% 57 PJSC "Magnit" ロシア 15,957 16,041** 812 コンビニエンス/フォアコートストア 1 26.1%

58 株式会社ファーストリテイリング 日本 15,739** 15,763** 477 衣料品/靴専門店 25 16.9%

59 Whole Foods Market, Inc. 米国 15,724 15,724 507 スーパーマーケット 3 9.2% 60 China Resources Vanguard Co., Ltd. 中国 15,577 15,577 n/a ハイパーマーケット/スーパーセンター/

スーパーストア 1 4.6% 61 The Gap, Inc. 米国 15,516** 15,516** 676 衣料品/靴専門店 53 1.3%

62 X5 Retail Group N.V. ロシア 15,427 15,427 333 ディスカウントストア 1 17.9% 63 Kingfisher plc 英国 14,958 14,958 813 ホームセンター 10 0.7% 64 Cencosud S.A. チリ 14,525 15,147 568 スーパーマーケット 5 6.6% 65 Nordstrom, Inc. 米国 14,498 14,757 354 デパート 3 6.7% 66 株式会社ヤマダ電機 日本 14,425** 14,425** 338 家電専門店 7 -3.2%

67 Marks and Spencer Group plc 英国 13,837** 13,837** 151 デパート 50 1.3%

68 Steinhoff International Holdings N.V. 南アフリカ 13,596 14,909 1,364 その他専門店 31 22.9% 69 Dixons Carphone plc 英国 13,379 13,653 381 家電専門店 10 4.8% 70 John Lewis Partnership plc 英国 13,361** 13,361** 471 スーパーマーケット 6 5.3%

71 El Corte Inglés, S.A. スペイン 13,306 17,061 178 デパート 9 -0.5% 72 Coop Italia イタリア 13,042e 16,040g n/a ハイパーマーケット/スーパーセンター/

スーパーストア 1 0.3% 73 Ross Stores, Inc. 米国 12,867 12,867 1,118 衣料品/靴専門店 1 8.4% 74 BJ's Wholesale Club, Inc. 米国 12,800e 12,800e n/a キャッシュアンドキャリー/ウェアハウ

スクラブ 1 2.5%

75 CP ALL Plc. タイ 12,754** 12,780** 476 コンビニエンス/フォアコートストア 1 23.2%

76 L Brands, Inc. 米国 12,574** 12,574** 1,158 衣料品/靴専門店 79 3.9%

77 J. C. Penney Company, Inc. 米国 12,547 12,547 1 デパート 2 -6.2% 78 Conad Consorzio Nazionale, Dettaglianti Soc.

Coop. a.r.l. イタリア 12,345

e** 13,717g** n/a スーパーマーケット 2 3.1%

79 Bed Bath and Beyond Inc. 米国 12,216 12,216 685 その他専門店 4 5.2% 80 ICA Gruppen AB スウェーデン 11,824** 12,099** 399 スーパーマーケット 5 1.7% 世界の小売業ランキング 2018 | 世界の小売企業上位250社 ¹ 親会社またはグループの売上高と純利益は、小売以外の事業の業績を含む 場合がある。 ² 年平均成長率 e = 見通し g = 企業が報告した総売上高 n/a = 入手不可 ne = 存在せず(合併または事業分割の結果) * 卸売売上高を反映させた売上高 ** 卸売および小売売上高を含む売上高

(21)

世界の小売企業上位 250 社(2016 年度)

2016年度 の小売売 上高の順位 企業名 本拠地 2016年度 の小売売 上高(100 万米ドル) 2016年度 の親会社/   グループの  売上高 ¹ (100万米ドル) 2016年度の親 会社/グループ の純利益 ¹ (100万米ドル ) 主要な業態 展開国数事業 2011~ 2016年 度の小売 売上高の CAGR²

81 Gome Home Appliance Group 中国 11,544 11,544 -8 家電専門店 1 -2.5% 82 Toys "R" Us, Inc. 米国 11,540 11,540 -29 その他専門店 39 -3.7% 83 株式会社三越伊勢丹ホールディングス 日本 11,489 11,568 136 デパート 9 0.5% 84 E-MART Inc. 韓国 11,447 12,690 328 ハイパーマーケット/スーパーセンター/

スーパーストア 4 10.8% 85 Dairy Farm International Holdings Limited 香港 11,201 11,201 470 スーパーマーケット 11 4.2% 86 Décathlon S.A. フランス 11,062 11,062 n/a その他専門店 29 9.0% 87 Hudson's Bay Company カナダ 10,970 10,970 -392 デパート 9 30.3% 88 S Group フィンランド 10,835 12,190 n/a スーパーマーケット 5 1.5% 89 Otto (GmbH & Co KG) ドイツ 10,805 14,604 45 無店舗 30 -0.4% 90 Liberty Interactive Corporation 米国 10,647 10,647 1,274 無店舗 9 2.1% 91 AutoZone, Inc. 米国 10,636** 10,636** 1,241 その他専門店 4 5.7%

92 Southeastern Grocers, LLC 米国 10,500e 10,500e n/a スーパーマーケット 1 31.7% 93 Spar Holding AG オーストリア 10,447** 10,533** 283 スーパーマーケット 8 1.9%

94 Shoprite Holdings Ltd. 南アフリカ 10,340** 10,340** 399 スーパーマーケット 15 11.3%

95 S.A.C.I. Falabella チリ 10,288 11,578 994 ホームセンター 6 9.8% 96 Menard, Inc. 米国 10,000e 10,000e n/a ホームセンター 1 2.6% 97 Tengelmann Warenhandelsgesellschaft KG ドイツ 9,856e** 9,956** n/a ホームセンター 13 1.7%

98 Distribuidora Internacional de Alimentación, S.A.

(Dia, S.A.) スペイン 9,809

** 9,932** 193 ディスカウントストア 6 -1.9%

99 Hy-Vee, Inc. 米国 9,800 9,800 n/a スーパーマーケット 1 6.2% 100 FEMSA Comercio, S.A. de C.V. メキシコ 9,662 9,662 n/a コンビニエンス/フォアコートストア 4 19.5% 101 Metro Inc. カナダ 9,646** 9,646** 442 スーパーマーケット 1 2.3%

102 Co-operative Group Ltd. 英国 9,631 12,792 -181 コンビニエンス/フォアコートストア 1 -2.7% 103 dm-drogerie markt GmbH + Co. KG ドイツ 9,616e 10,779g n/a ドラッグストア/薬局 12 9.3%

104 Advance Auto Parts, Inc. 米国 9,568** 9,568** 460 その他専門店 3 9.2%

105 Giant Eagle, Inc. 米国 9,300e** 9,300e** n/a スーパーマーケット 1 -0.3%

106 Dirk Rossmann GmbH ドイツ 9,292 9,292 n/a ドラッグストア/薬局 6 10.4% 107 J.フロントリテイリング株式会社 日本 9,229 10,231** 280 デパート 2 3.3%

108 Louis Delhaize S.A. ベルギー 9,181e 12,168eg n/a ハイパーマーケット/スーパーセンター/

スーパーストア 4 -3.7% 109 NIKE, Inc. / Direct to Consumer 米国 9,082 34,350** 4,240 衣料品/靴専門店 81 20.8%

110 NorgesGruppen ASA ノルウェー 9,081** 9,534** 293 ディスカウントストア 1 6.2%

111 Canadian Tire Corporation, Limited カナダ 8,635** 9,566** 564 その他専門店 1 4.1%

112 GameStop Corp. 米国 8,608 8,608 353 その他専門店 14 -2.1% 113 O'Reilly Automotive, Inc. 米国 8,593** 8,593** 1,038 その他専門店 1 8.2%

114 Dansk Supermarked A/S デンマーク 8,554 8,602 196 ディスカウントストア 4 1.3% 115 Associated British Foods plc / Primark 英国 8,451 19,035 1,166 衣料品/靴専門店 11 14.3% 116 Wegmans Food Markets, Inc. 米国 8,300 8,300 n/a スーパーマーケット 1 5.6% 117 FNAC Darty (formerly Groupe FNAC S.A.) フランス 8,206** 8,206** 0 その他専門店 9 12.3%

118 Central Group タイ 8,062e 9,408 n/a デパート 6 19.8%

119 Colruyt Group ベルギー 8,027 10,412** 420 スーパーマーケット 3 4.1%

120 Organización Soriana, S.A.B. de C.V. メキシコ 8,001** 8,001** 225 ハイパーマーケット/スーパーセンター/

スーパーストア 1 8.8% 121 Vipshop Holdings Limited 中国 7,962 8,151 287 無店舗 1 103.8%

参照

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