説明資料
1.行政刷新会議「事業仕分け」評価結果(平成 21 年 11 月)・・・・・・・・・・・・・・・・・・P.1
2.
「事業仕分け」を受けて建替えを凍結した公務員宿舎の一覧 ・・・・・・・・・・・・・・・・P.3
3.
「新成長戦略における国有財産の有効活用について(平成 22 年 6 月)
」
(抄)・・P.4
4.新成長戦略における国有財産の有効活用について(平成 22 年 6 月)
「概要」 ・・P.5
5.国家公務員宿舎の概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P.6
6.
「公務員宿舎に係る関係省庁連絡会」における各省庁の意見の概要 ・・・・・・・・・・P.11
7.公務員宿舎の在り方に係る論点 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P.12
財 務 省 理 財 局
平成 22 年 11 月
【別紙2】
凍結した宿舎一覧 1.凍結した新規要求事案 宿舎名 整備方式 所在 設置戸数 府中浅間町住宅 PFI 東京都府中市 362戸 小金井住宅 PFI 東京都小金井市 420戸 西戸部住宅 直工 神奈川県横浜市 38戸 老松住宅 直工 神奈川県横浜市 44戸 東ヶ丘住宅 直工 神奈川県横浜市 65戸 でいき住宅 直工 神奈川県横浜市 251戸 相模台住宅 PFI 千葉県松戸市 276戸 狭山ヶ丘住宅 直工 埼玉県所沢市 163戸 与野住宅 直工 埼玉県さいたま市 154戸 領家住宅 直工 埼玉県さいたま市 410戸 北浦和第2住宅 PFI 埼玉県さいたま市 260戸 (最高裁) 直工 東京都世田谷区 4戸 計12事案 2,447戸 2.凍結した入札手続き中事案 宿舎名 整備方式 所在 設置戸数 勝島住宅 PFI 東京都品川区 682戸 府中朝日町住宅 PFI 東京都府中市 338戸 東大和住宅 PFI 東京都東大和市 720戸 新山下住宅 直工 神奈川県横浜市 262戸 大多良住宅 直工 神奈川県横浜市 326戸 第2轟住宅 直工 千葉県千葉市 149戸 薬円台住宅 直工 千葉県船橋市 524戸 前田住宅 直工 沖縄県浦添市 65戸 計8事案 3,066戸 3.凍結した契約済事案 宿舎名 整備方式 所在地 設置戸数 方南町住宅 PFI 東京都杉並区 142戸 朝霞住宅 PFI 埼玉県朝霞市 850戸 稲毛海岸住宅 PFI 千葉県千葉市 970戸 大川住宅 直工 神奈川県横浜市 138戸 七里住宅 直工 埼玉県さいたま市 101戸 計5事案 2,201戸
新成長戦略における国有財産の有効活用について(抄)
(平成22年6月18日 財務省)
1.新成長戦略における未利用国有地等の国有財産の活用等
(2)地方都市・大都市の再生における国有財産の活用
地方や中央の合同庁舎整備等において、地域主権改革に留意しつつ、集約化を進め跡地の創出
に努める。その際、地方公共団体等地元関係者と連携しながら地域の街作りにも配慮し、跡地も含め
て地域の活性化や都市再生に資するような事案については優先的に推進する。
また、国家公務員宿舎については、そのあり方について、効率性の確保に留意すると同時に国民目
線に立ちつつ関係省庁と検討するとともに、庁舎整備と同様に地域の活性化や都市再生への貢献も
考慮に入れながら、集約化を推進し、跡地の創出を目指す。
こうした取組みにおいては、エリアマネジメントの考え方も導入し、財務局等を通じた地域との連携を
強化することにより、地域と一体となって土地の利用価値を高めていくような開発に貢献していく。また、
隣接地や近隣地の実情を勘案した上で関係者との間で必要な調整を行う。
3.今後の取組み
以上のような取組みを着実に実現していくため、財務省において、本とりまとめにおいて決定したこ
とは速やかに実施(予算措置等が必要なものは段階的に検討・実施)するとともに、各財務局等での
取組みをフォローアップしながら、その状況に応じ不断の見直しに努めていく。
また、次の課題として、庁舎・宿舎を含む国有財産について「PRE(Public Real Estate)戦略」(不動産
の最適化戦略)の考え方等を踏まえた検討や国有財産にかかる法制度等の検討を行う必要がある。
なお、今回検討した国有財産にかかる有効活用の考え方については、その進捗状況を踏まえつつ、
今後、公的部門全体でも共有されるよう、独立行政法人や国立大学法人、地方自治体など土地等の
資産を持つ他の公的部門との情報交換や連携について検討していく。
新成長戦略における国有財産の有効活用について
○新成長戦略に盛り込まれた施策の実施に当たって、地域や社会のニーズに対応して国有財産の有効活用を図っていくことにより民間 〔財務省の内部のみでなく、①一般からの意見募集②民間有識者・実務者からのヒアリング実施など、プロセスもオープンにしながら検討〕 ◇ 新成長戦略における国有財産の活用等 国有財産の活用 新成長戦略 ○国有財産の維持管理におけるファシリ ティ・マネジメントの手法の導入による コスト圧縮 ○庁舎等施設のグリーン化の一層の推進 及び省コスト化に向けた取組みの強化 (3)社会資本ストックの戦略的 維持管理・緑の都市化 ~観光・地域活性化戦略~ ○庁舎・宿舎の集約化・跡地創出とその活 用による地域活性化・都市再生への貢献 ○上記取組みの実施に当たってはエリア・ マネジメントの考え方を導入し、地域と一 体となって開発に貢献 (2)地方都市・大都市の再生 ~観光・地域活性化戦略~ ○保育所、介護施設、障害者福祉施設等 の整備、家庭的保育(保育ママ)事業、小 規模多機能型居宅介護等の事業につい て、地方公共団体等の事業者が施設整 備等を行う場合に、下記を実施 ①定期借地権を利用した未利用国有地 の貸付 ②庁舎・宿舎の空きスペースの貸付等 ③庁舎・宿舎の建替時におけるPFIの 活用による施設併設 (1)人々の安心につながる分野 ~健康大国戦略、 雇用・人材戦略~ ◇ 国有財産行政の新展開 (1)未利用国有地の管理処分方式の多様化 ○原則売却優先との管理処分方針を見直し、売却に加え、定期借地権を利用 した新規貸付等個々の土地の特性に応じた最適な活用手段を選択できるよう、 管理処分方式を多様化 (2)国有財産に関する情報提供の充実 ○財務省ホームページや「国有財産情報公開システム」を改善し、情報内容の 充実、利便性の向上を図る ○国有財産台帳の土地価格を、より時価を反映したものとするよう毎年度改定 (現行は5年に一度。次回は平成22年度末) (3)地域との連携強化 ○各財務局等でのワンストップ・サービス化(国有財産に関する相談・連絡等 窓口の設置)を促進し、地方自治体との間で実施している連絡会議を定例化 ○未利用国有地等の情報について早期・積極的な提供を実施 (4)行政財産の効率的活用のための監査の充実等 ○特別会計所属財産を含めた各省庁の行政財産等に対する監査の充実・強化 ○監査結果の公表、是正事項の徹底による無駄の排除、未利用国有地などの 創出に貢献 ○各省庁所管の特別会計所属の未利用国有地を財務省が一元的に管理・処分 する仕組みを検討 ○独立行政法人について、総務省による不要資産見直しに協力し、国庫納付され た土地を有効活用 ◇ 今後の取組み ○速やかな実施と適切なフォローアップ○「PRE(Public Real Estate)戦略」 (不動産最適化戦略)の考え方等を 踏まえた検討や国有財産の法制度等の検討 ○独立行政法人や国立大学法人、地方公共団体など、土地等の資産を持つ 他の公的部門との情報交換や連携について検討 ○併せて、国有財産行政について「透明性・情報提供」、「地域連携」、「財政貢献」を旨とした見直しを行い、新たな展開を図る。 主導の経済成長を後押し。
平成22年6月18日
財 務 省
〔
〕
2
5
国家公務員宿舎制度の沿革等
国等の事務及び事業の円滑な運営に資するという目的を達成するため、国家公務
員宿舎法が制定され、同法により、宿舎の設置及び維持管理に関する基本的事項
が定められ、その適正化を図っている。
国家公務員宿舎法制定後(昭和34年以降)
「官舎」を全般的に統括し、必要な総合調整を行うべき主務官庁が明確でなかった。
国家公務員宿舎法制定前(戦前から戦後)
各省各庁間において、官舎の設置、維持管理の
状況が区々となり、相当の不均衡が発生
問題点
設 置 の 機 関 維持管理の機関 総 括 の 機 関 設 置 計 画 宿 舎 の 種 類 維 持 管 理 そ の 他 原則―財務大臣、例外―各省各庁の長 合同宿舎―財務大臣、省庁別宿舎―各省各庁の長 財務大臣 宿舎の設置に関する年度計画―財務大臣が策定 公邸、無料宿舎、有料宿舎 使用料、修繕、明渡し等 人事院勧告(宿舎の設置、使用料等が対象)6
国家公務員宿舎の概要
合同宿舎
省庁別宿舎
・同一の省庁に所属する職員に貸与する目的で設置され、原則、 当該省庁職員が貸与の対象 ・建設は、財務大臣が一部実施するものを除き、各省各庁の長 が実施 ・宿舎の維持管理は、各省各庁の長が実施 ・全ての省庁(国会、裁判所を含む)の職員が貸与の対象 ・建設・維持管理は、財務大臣が実施 (86,727戸) (131,951戸)【総戸数】218,678戸(平成21年9月1日現在)
【主な内訳】 防衛省(自衛隊) 57,774戸 法務省(行刑施設等) 14,146戸 公共事業(国交省、農水省) 14,494戸 等7
宿舎の戸数及び措置率の推移
(注1)調査時点は、職員数については各年6月1日現在、宿舎戸数については各年9月1日現在。 (注2)職員数は、国家公務員宿舎法の規定に基づき宿舎の貸与を受けることができる職員(営舎に居住する自衛官等を除く。)の数。 ただし、平成15年度以前については、国の機関(郵政事業、印刷局、造幣局、国立大学)の法人化等に伴い宿舎法の対象 となっていた職員数及び宿舎戸数の減少分を控除している。 584,103人 583,650人 579,243人 579,067人 576,371人 568,679人 572,031人 246,915戸 245,061戸 235,018戸 228,130戸 225,420戸 224,163戸 218,678戸 42% 42% 41% 39% 39% 39% 38% 0人・戸 100,000人・戸 200,000人・戸 300,000人・戸 400,000人・戸 500,000人・戸 600,000人・戸 700,000人・戸 平成15年度 平成16年度 平成17年度 平成18年度 平成19年度 平成20年度 平成21年度 0% 50% 100% 職員数 総戸数 保有率 平成16.4.1に宿舎法対象外 となった職員 ・国立大学法人等(約132千人) 平成15.4.1に宿舎法 対象外となった職員 ・郵政公社(約281千人) ・国立印刷局(約6千人) ・造幣局(約1千人)8
25,536 24,701 22,556 16,803 44,828 33,300 17,982 8,061 70,355 60,776 29,263 16,657 0 20,000 40,000 60,000 80,000 民間社宅使用料(全国) 宿舎使用料(全国) 宿舎使用料(23区) 円 (注)宿舎使用料につ いては、全宿舎の規格 別平均面積に、規格別 の1当たり平均宿舎使 用料を乗じて算出(RC 造)。 b規格 (55㎡未満) (55~70㎡未満)c規格 (70~80㎡未満)d規格 (80㎡以上)e規格
国家公務員宿舎使用料
【国家公務員宿舎法第15条第1項】
有料宿舎の使用料は、月額によるものとし、その標準的な建設費用の償却額、修繕費、地代
及び火災保険料に相当する金額を基礎とし、かつ、第18条第1項に規定する居住の条件その他
の事情を考慮して政令で定める算定方法により、各宿舎につきその維持管理機関が決定する。
【国家公務員宿舎の性質】
①
営利を目的としていない
②
借家権が認められない
【法第18条第1項の条件】 次の場合には退去義務が発生。 ・ 職員でなくなったとき ・ 転任・配置換等により当該宿舎 に居住する資格を失ったとき 等 宿舎使用料及び民間社宅使用料の対比表(世帯用) (平成21年人事院調査(H22.9.30公表)との対比)民間企業の社宅に類似する施設
9
14,821円/戸・月額
合同宿舎の建設・維持管理コスト等について
※単位未満は四捨五入のため計数は一致しない。 (154億円 ÷86,727戸÷12月) 宿舎1戸当たりのコスト月額(試算) (参考) 上限:27,000円/月額 国家公務員の住居手当10
金 額 305 156 97 69 15 14 36 16 ※計 216 154 費 用 費 用 収 入 実 質 コ ス ト (A-B) 人件費 (試算) 市町村交付金(過去5ヵ年決算額平均) 151 公務員宿舎使用料収入 (合同宿舎分:過去5ヵ年決算額平均) 合同宿舎管理費 施設改修費・各所修繕 そ の 他 合同宿舎の建設・維持管理に要した費用 建設費用の償却額(築47年以内から算出) 維持管理経費(過去5ヵ年決算額平均) (億円) (A) (B)1.宿舎を必要とする理由。 ・ 公務の要請による通勤や住居確保が困難な地域への異動に当たり、職員が 安心して転居でき、職務に専念することができる ・ 全国各地から採用する新規採用者や自治体等からの出向職員に対して必要 ・ 緊急時に政府として対応可能な体制を確保することが可能 等 2.東京周辺の宿舎の建設(建替えを含む)ができない場合の問題点。 ・ 国会対応、予算編成、法令協議など勤務が早朝から深夜、休日出勤してい る職員の健康管理上や予算節約の観点から問題 ・ 通勤時間を考慮した距離に民間住居を借りた場合、職員の負担増となる ・ 通勤時間が短縮され職員の身体的・精神的負担の軽減となる 等 3.早急に宿舎の建設(建替えを含む)を行わないと事務事業に支障を来す ことになる個別事情。 ・ 新成長戦略に掲げられた羽田空港の「24時間国際拠点空港化」に伴い、 交代制勤務への対応および緊急時の迅速な対応を図るため、空港に近接す る宿舎が必要 ・ 老朽宿舎の入居者の身体の安全確保、住環境の維持が業務の円滑な運営上 必要 等 4.その他個別の事情や宿舎に関する意見等。 ・ 公務員宿舎の新設や建替えに併せて保育所等の社会福祉施設の整備を市 町村と連携して実施することは、待機児童解消のための一つの有効策と なる ・ 地域レベルの安全・安心なまちづくりを向上させる上で防災関連施設の 整備は極めて効果が高いが、民間主導による地域開発に対して防災に関 する地域配慮を義務付けることは非常に困難。このため、地域住民の安 全・安心の確保に貢献できるよう、防災面の機能を備えた宿舎の設置が 必要 ・ 宿舎は勤務条件と深い関連があり、職員団体はこれまで、必要な宿舎が 確保されることを前提に、主に地方レベルで交渉を行ってきたが、今後、 宿舎の在り方が見直され、必要な宿舎が確保されないとなると、職員団 体側の対応も違ったものになると考えられる 等 公務員宿舎に係る関係省庁連絡会(7月 23・26 日開催) における各省庁の意見の概要