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エラワングループ (ERW) The Erawan Group 業績レビュー 全面的に順調な方向へ レポート作成日付 : 2018 年 5 月 17 日 投資格付け : 買い 18 年目標株価 バーツ / 約 35 円 2018 年 5 月 16 日終値 8.00 バーツ / 約 27

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エラワングループ (ERW)

The Erawan Group

レポート作成日付: 2018 年 5 月 17 日

全面的に順調な方向へ

出所:Bloomberg データ

「買い」推奨を維持

当社は、エラワングループ(ERW)の成長見通しに関し引き続き確信を持っている。その理由は、事業拡

張計画が予定通り着実に進行しているからである。今年の中核利益成長率目標は 22.6%と保守的なもので

あるが、競合他社の中では最高水準となっている。当社は業績予想を維持するが、マージンの拡大は上振

れリスクを期待させるものと考える。当社は従来予想および「買い」推奨を維持する。

事業拡張計画は順調

今年、ERW はすでにホテル3物件を開設した(タイでホップイン 2 棟、フィリピンに 3 棟目ホップイン)。

さらに今後数四半期中に、ホテル 6 物件の開設を予定している(第 3・第 4 四半期にタイにホップイン 2

棟、フィリピンにホップイン 2 棟、および 10 月にノボテルとイビススタイルズのプロジェクト)。年末ま

でに ERW は、客室総数が 8,485 となる 61 のホテルを運営することになる。2018 年以降、19 年第 4 四半

期に開設予定のメルキュールとイビス以外にも、ERW はタイに新たにホップイン 15 棟、フィリピンにホ

ップイン 1 棟とホリディイン(ミッドスケール部門)1 棟という拡張計画を推進している。上記の拡張計

画でエラワンの 5 ヵ年目標である 10,000 の客室を達成する見込みである。

0 200 400 600 800 1000 1200 1400 1600 1800 2000 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 2013/5/16 2014/5/16 2015/5/16 2016/5/16 2017/5/16 2018/5/16 ERW 株価 (左軸) SET指数 (右軸)

業績レビュー

投資格付け:買い

18 年 目標株価 10.10 バーツ/ 約 35 円

2018 年 5 月 16 日終値 8.00 バーツ / 約 27 円

観光・レジャー

バーツ

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18 年度 19 年度 コンセンサス EPS (バーツ) 0.244 0.279 KT ZMICO 対コンセンサス 2.5% -6.8% 株式情報 ティッカー ロイター: ブルームバーグ: ERW.BK ERW TB 払込済株式数 25 億 額面価格(バーツ) 1.00 時価総額 200 億バーツ (686 億円) 外国人保有上限 保有株式数(%) 49.00% 17.58% 52 週高値/安値 (バーツ) 9.00/4.54 1 日平均出来高 925.7 万株 NVDR( 無 議 決 権 預 託 証 書 %) 5.93 浮動株 (%) 59.22 ベータ 1.16 ホームページ: www.theerawan.com コーポレート・ガバナンス格付け 腐敗防止レベル: 申告なし

利益率改善で業績上振れ見込みあるが予想数値は維持

18 年第 1 四半期の好調な業績(前年同期比 38%増)にもかかわらず、経営陣は依然として保守的な財務目標

を変えていない(4%の RevPAR 増加率、10%のホテル増収率、利益率の維持)。この目標は当社の見通しと

一致しているものの、18 年第 1 四半期の EBITDA マージンが 2 ポイントと大きく拡大したため ERW の業績

には潜在的な上方リスクが存在すると考えられる。当面、当社は現在の予想を維持するが、仮に好調な 18 年

第 2 四半期の業績が確認されれば再度当社予想を見直す予定である。

財務及び評価 (1)

12 月末に終わる年度

2015 年

2016 年

2017 年

2018 年⋆

2019 年⋆ 2020 年⋆

売上高 (百万バーツ)

5,255

5,624

5,996

6,597

7,221

8,064

売上高 (百万円)

18,025

19,290

20,566

22,628

24,768

27,660

中核利益 (百万バーツ)

198

346

506

620

655

720

中核利益 (百万円)

679

1,187

1,736

2,127

2,247

2,470

中核EPS(バーツ)

0.08

0.15

0.20

0.25

0.26

0.29

中核EPS成長率(%)

276.7%

84.3%

37.7%

22.6%

5.6%

9.9%

配当 (バーツ)

0.04

0.06

0.09

0.11

0.12

0.13

1 株当たり純資産 (バーツ)

1.88

1.97

2.09

2.25

2.40

2.57

⋆は予測 出所: KT ZMICO リサーチ

財務及び評価 (2)

12 月末に終わる年度

2015 年

2016 年

2017 年

2018 年⋆

2019 年⋆

2020 年⋆

PER (倍)

99.75

54.13

39.32

32.06

30.37

27.62

EV/EBITDA (倍)

19.61

17.52

15.07

14.06

12.75

11.50

PBR (倍)

4.22

4.04

3.80

3.53

3.31

3.09

配当利回り (%)

0.5%

0.8%

1.1%

1.4%

1.5%

1.6%

ROE (%)

4.3%

7.6%

10.0%

11.4%

11.3%

11.6%

純負債資本比率 (%)

154%

150%

148%

171%

180%

173%

⋆は予測 出所: KT ZMICO リサーチ

閑散期に入り前期比で利益は減少するものの

前年同期比では増収

ERW にとって第 2 四半期は閑散期にあたり、前期比で

は通常利益は減少する。しかし、業務改善が功を奏し、

収益は前年同期比で約 34%増加し 7,700 万バーツ(約 2

億 6,411 万円)になると当社は予想している。ERW は、

18 年第 2 四半期と第 3 四半期に JW マリオットの客室の

40%に対し改装計画があるが、増益傾向に与える影響は

ないと思われる。ERW は、17 年第 3 四半期に改装の第

1 フェーズ(全客室の 30%)を開始したが、当四半期の

純利益はなおも 42%増加(前年同期比)した。第 1 フェ

ーズがすでに完了し営業も開始していることから、改装

の第 2 フェーズからの影響は限定的と考えている。

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図表1: 事業拡張計画

ホテル 国 部屋数 開業予定 状況

Hop Inn Krabi 2 タイ 71 2018年2月 開業済み

Hop Inn Surin タイ 79 2018年3月 開業済み

Hop Inn Aseana フィリピン 196 2018年4月 建設中

Hop Inn Alabang フィリピン 168 2018年8月 建設中

Hop Inn Chonburi タイ 79 2018年9月 建設中

Novotel Sukhumvit 4 タイ 198 2018年10月 建設中

Ibis Styles Sukhumvit 4 タイ 120 2018年10月 建設中

Hop Inn Chiang Mai 2 タイ 79 2018年10月 建設中

Hop Inn Quezon City フィリピン 167 2018年12月 建設中

Mercure Sukhumvit 24 タイ 300 19年第4四半期 建設中

Ibis Sukhumvit 24 タイ 200 19年第4四半期 建設中

Hop Inn Bangkok タイ 確認中 確認中 開発中

Hop Inn non‐Bangkok タイ 確認中 確認中 開発中

Holiday Inn Cebu City フィリピン 180 確認中 開発中

Hop Inn Cebu City フィリピン 217 確認中 開発中

合計 約2,210

出所: ERW、 KT Zmico リサーチ

図表 2: ホテル事業

1)客室稼働率

2)RevPAR

出所: ERW、 KT ZMICO リサーチ 出所: ERW、 KT ZMICO リサーチ

注. Bt= バーツ RevPAR =

1 日当たり販売可能客室当たりの宿泊売り上げ

図表

3: ホップイン・タイ事業

1)客室稼働率と RevPAR

2)客室数

出所: ERW、 KT ZMICO リサーチ 出所: ERW、 KT ZMICO リサーチ

RevPAR =

1 日当たり販売可能客室当たりの宿泊売り上げ OCC=客室稼働率

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図表 4: ホテル客室数

図表 5: 売上高構成

出所: ERW、 KT ZMICO リサーチ 出所: ERW、 KT ZMICO リサーチ

注. Rooms =客室数 Bt = バーツ Philippines =フィリピン Hop Inn=ホップイン

ibis= イビス Midscale=中規模 Luxury=ラグジュアリー Rental=賃貸

図表 6: 売上総利益率及び EBITDA 利益率 図表 7: 純負債資本比率

出所: ERW、 KT ZMICO リサーチ 出所: ERW、 KT ZMICO リサーチ

図表 8: PER の変動幅

図表 9: 純資産倍率の変動幅

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財務諸表

損益計算書(百万バーツ) 2015 2016 2017 2018E 2019E 2020E

売上高 5,255 5,624 5,996 6,597 7,221 8,064 売上原価 (3,228) (3,305) (3,374) (3,701) (4,044) (4,479) 売上総利益 2,027 2,319 2,622 2,896 3,177 3,585 販売費及び一般管理費 (1,374) (1,503) (1,571) (1,706) (1,880) (2,158) EBITDA 1,371 1,546 1,789 1,944 2,148 2,383 減価償却費 (717) (730) (738) (754) (852) (957) EBIT 653 816 1,051 1,190 1,296 1,427 支払利息 (387) (362) (344) (377) (435) (479) その他利益/費用 46 40 55 31 32 32 EBT 312 494 762 844 893 980 法人税 (99) (122) (172) (169) (179) (196) 関係会社持分損益 19 15 (24) 20 20 20 その他項目 0 21 0 0 0 0 非支配持分 (35) (41) (59) (75) (80) (84) 純利益 196 367 506 620 655 720 会社公表EPS 0.08 0.15 0.20 0.25 0.26 0.29 中核純利益 196 346 506 620 655 720 中核EPS 0.08 0.15 0.20 0.25 0.26 0.29 配当(バーツ) 0.04 0.06 0.09 0.11 0.12 0.13 貸借対照表(百万バーツ)

2015 2016 2017 2018E 2019E 2020E

現金及び現金同等物 1,011 795 1,077 264 228 245 売掛金 202 202 218 239 262 293 棚卸資産 62 53 57 63 68 76 投資 163 156 111 111 111 111 有形固定資産―ネット 13,116 13,307 14,112 16,573 18,236 19,094 その他資産 266 397 474 487 500 518 資産合計 14,820 14,911 16,048 17,736 19,405 20,337 短期借入金 2,618 2,558 2,011 2,616 2,316 2,516 長期借入金 5,988 5,869 7,058 7,658 9,158 9,358 負債合計 9,903 9,839 10,645 11,893 13,144 13,606 払込み資本 2,505 2,538 2,538 2,538 2,538 2,538 資本合計 4,917 5,073 5,403 5,843 6,261 6,731 負債合計及び資本合計 14,820 14,911 16,048 17,736 19,405 20,337 収益性

2015 2016 2017 2018E 2019E 2020E

売上高成長率(%) 22.6% 7.0% 6.6% 10.0% 9.4% 11.7% EBITDA 成長率 (%) 61.3% 12.8% 15.7% 8.7% 10.5% 11.0% EPS 成長率 (%) 276.7% 84.3% 37.7% 22.6% 5.6% 9.9% 売上高総利益率 (%) 38.6% 41.2% 43.7% 43.9% 44.0% 44.5% EBITDA 利益率 (%) 26.1% 27.5% 29.8% 29.5% 29.7% 29.6% 営業利益率 (%) 12.4% 14.5% 17.5% 18.0% 18.0% 17.7% 純利益率 (%) 3.8% 6.5% 8.4% 9.4% 9.1% 8.9% 中核純利益率 (%) 3.8% 6.2% 8.4% 9.4% 9.1% 8.9% 実効税率 (%) 31.7% 24.6% 22.6% 20.0% 20.0% 20.0%

(6)

6

Anti-Corruption(腐敗防止進捗を示す指標)

 レベル 1(確約):会社の声明又は取締役会の決議により、腐敗防止に取り組み、関連する全ての

法律に準拠している。

 レベル 2(宣言):タイの民間組織である腐敗防止共同行動連合(CAC)又は同等な組織に参加して

いるという公式宣言がなされている。

 レベル 3(確立):防止措置、リスクアセスメント、コミュニケーション及び全従業員に対する研修に

ついて、公開している。(継続的モニタリング及び審査プロセスを含む)

 レベル 4(認定):監査委員会、又は証券取引委員会(SEC)により認定を受けた監査役による監査

契約、及び独立した外部の保証提供者(CAC 等)により、認定又は許可を受けている。

 レベル 5(展開):腐敗防止方針を供給網における取引先にまで展開しており、現在行われている

調査、訴訟及び解決済みの事例についても開示している。

 指針が不十分若しくは明確に規定されていない。

 データなし/措置なし。

本レポートは、信頼できると考えられる公開情報を基づき作成されたものです。しかし、その正確性及び完

全性を保証するものではありません。本レポート内で示す意見、見解は投資目的のための情報として使用

するために慎重に検討したうえに形成されました。本レポートに含まれる意見は予告なく変更されることが

あります。本レポートは特定の証券の売買の推奨、勧誘又は申込みを目的としたものではありません。本レ

ポートに含まれる情報のご利用にあたっては、利用者ご自身の判断と責任でご利用下さい。

銘柄推奨

セクター推奨

注:

KT ZMICO 証券は KTB(貸付金や総資産でバンコク銀行と並びタイ王国内で商業銀行として最上位に位置するクル

ン・タイ銀行)と ZMICO(Seamico 証券)との間のパートナーシップです。

KT ZMICO 証券の役員は BCP, BTC, CI, CPI, KBS, MAJOR, MK, PACE, PSL, SVH, VNG, ZMICO, SAWAD, TFG の取締

役会のメンバーでもあります。

KT ZMICO 証券の幹部は BTC と NFC の取締役会メンバーでもあります。

KT ZMICO 証券は U, LOXLEY, ZMICO, MAKRO, CPALL, SAFARI, M‐CHAI, POMPUI, TTL, NMG, SAWAD のファイナンシ

ャル・アドバイザーを務めています。

免責事項

KT ZMICO 調査 ・評価判断の定義

買い:今後 12 ヶ月間におけるトータルリターンが+15%以

上であると予想する場合。

アウトパフォーム:トータルリターンが-10%から+15%の

間で、特定の材料(カタリスト)により、今後 6 ヶ月間にお

けるトータルリターンが市場リターンを上回ると予想する

場合。

アンダーパフォーム:トータルリターンが-10%から+15%

の間で、特定の材料(カタリスト)により今後 6 ヶ月間にお

けるトータルリターンが市場リターンを下回ると予想する

場合。

売り:今後 12 ヶ月間におけるトータルリターンが-10%以

下であると予想する場合。

オーバーウエイト:今後 12 ヵ月において、関連する主要市場

指数との比較で、当該セクターのパフォーマンスが少なくとも

10%上回るとアナリストが予想する場合。

ニュートラル:今後12 ヵ月において、関連する主要市場指数と

の比較で、当該セクターのパフォーマンスが同程度とアナリ

ストが予想する場合。

アンダーウエイト: 今後12ヵ月において、関連主要市場指数

との比較で、当該セクターのパフォーマンスが10%下回るとア

ナリストが予想する場合。

(7)

7

本レポートは市況等に関する情報提供を目的として、当社と提携証券会社との契約に基づき、同社作成のレ

ポートをキャピタル・パートナーズ証券株式会社がお届けするものです。本レポートは、信頼できると考えられ

る公開情報に基づき作成されたものですが、その内容の正確性及び完全性を保証するものではありません。

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作成者自身の私見等が含まれる場合があります。コメント中に個別銘柄や金融商品について触れている場合

であっても、本レポートは特定の証券の売買の推奨、勧誘又は申込みを目的としたものではありません。金融

商品への投資には各種リスクとご負担いただく費用等があります。投資にあたっては、当該金融商品の契約

締結前交付書面等により、商品性、リスクおよび費用等をよくご確認いただき、投資家ご自身の判断と責任で

お願いいたします。

【資料提供】

キャピタル・パートナーズ証券株式会社

調査部 [email protected]

商 号 等 キャピタル・パートナーズ証券株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第 62 号

加入協会 日本証券業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会

http://www.capital.co.jp/

[事業所]

本社・本店

〒101-0047 東京都千代田区内神田 1-13-7 四国ビルディング

電話番号:03-3518-9300(代表)

大阪支店

〒530-0057 大阪府大阪市北区曽根崎 2-5-10 梅田パシフィックビルディング

電話番号:06-6232-8370(代表)

福岡支店

〒810-0801 福岡県福岡市博多区中洲 5-5-13 KDC 福岡ビル

電話番号:092-272-0873(代表)

図表   3:  ホップイン・タイ事業
図表 4:  ホテル客室数                 図表 5:  売上高構成

参照

関連したドキュメント

長期的目標年度の CO 2 排出係数 2018 年 08 月 01 日 2019 年 07 月 31 日. 2017年度以下

継続企業の前提に関する注記に記載されているとおり、会社は、×年4月1日から×年3月 31

[r]

報告日付: 2017年 11月 6日 事業ID:

大正13年 3月20日 大正 4年 3月20日 大正 4年 5月18日 大正10年10月10日 大正10年12月 7日 大正13年 1月 8日 大正13年 6月27日 大正13年 1月 8日 大正14年 7月17日 大正15年

約3倍の数値となっていた。),平成 23 年 5 月 18 日が 4.47~5.00 (入域の目 的は同月

全体として 11 名減となっています。 ( 2022 年3 月31 日付) 。 2021 年度は,入会・資料請求等の問い合わせは 5 件あり,前

第1回 平成27年6月11日 第2回 平成28年4月26日 第3回 平成28年6月24日 第4回 平成28年8月29日