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戦後制定された旧教育基本法 (昭和 22 年 3 月 31 日) 前文にある 「われらは、 さきに、 日本国憲法を確定し、 民主的で文化的な国家を 建設して、 世界の平和と人類の福祉に貢献しようとする決意を示した。 この理想の実現は、根本において教育の力にまつべきものである4 44 4 4 4 4 4 4 4 4 4 444 4 4 4444 44 4 444 4」 ( 傍 点筆者 ) は、 教員になった頃の自分を支えるものであった。 鉄筆でガ リ版印刷のプリントを作り、 重いオープンリールのテープレコーダーを 抱え 、 白墨で手を真っ白にしながら板書し、 恵まれた環境とは言えな い中でも教育の力を信じ、 熱く語りながら生徒と向き合った。 それでよ かったのだろう。 40 年の時を経て時代は変わった。 当時の手塚治虫が 「鉄腕アトム」 などの漫画の世界で描いた未来のいくつかの道具や事象が現実のも のとなった。 科学技術の進展による情報化、 グローバリゼーションな どにより、 社会は新しい知識 ・ 情報 ・ 技術が政治 ・ 経済 ・ 文化をは じめ社会のあらゆる領域での活動の基盤として飛躍的に重要性を増 す知識基盤社会となった。 教育の未来はどうなっていくことだろう。 ・ 知識には国境がなく, グローバル化が一層進む。 ・ 知識は日進月歩であり, 競争と技術革新が絶え間なく生まれる。 ・ 知識の進展は旧来のパラダイムの転換を伴うことが多い。 ・ 性別や年齢を問わず参画することが促進される。 このような変化の中で、 インターネットというこれまでの社会になかっ たネットワークが構築され、 受け取る情報が押し寄せるように増加し、 そのおびただしい量の情報を選択して即時に判断することを現代人は 迫られている。 選択の自由度が増せば増すほど、 判断すべきことが 増え、 問題は一層複雑化する。 グローバル化し、 こうした急速に変 化する知識基盤社会を生きるのに必要な力を、 OECD は、 学校だけ でなく、 人生を通じて発達させる力として捉え、 次の3つのキー ・ コン ピテンシーに集約している。 (DeSeCo プロジェクトの提案 (2003)) ①社会 ・ 文化的、 技術的ツールを相互作用的に活用する能力 Using Tools Interactively②社会的な異質の集団における交流能力 Interacting in Heterogeneous Groups ③自律的に行動する能力 Acting Autonomously 国立教育施策研究所 (2012) は、 学校における持続可能な発展の ●巻頭エッセイ 教育の未来図 ... 1 ● 2012 年度教員免許状更新講習3 報告 ... 2 ● 『OJU 教職活動報告 ・ 研究 Vol. 3』 の発行 ... 3 ●第 22 回勉強会 「英語の教え方教室」 案内 ... 3 ●授業の玉手箱 「Graphic Organizer の活用」 ... 4 ●書籍紹介 『言語が違えば、 世界も違って見えるわけ』 ... 4 ● 2013 年度教員免許状更新講習1 ・ 2 案内 ... 4 ●編集後記 ... 4
巻頭エッセイ
中井 弘一N
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大阪女学院大学
大阪女学院短期大学
April 10, 2013 第 13 号 教員養成センター Newsletter 第 13 号 ための教育の視点に立った学習指導で重視する能力 ・ 態度の例とし て以下の7項目をあげている。 ・ 批判的に考える力 ・ 未来像を予測して計画を立てる力 ・ 多面的, 総合的に考える力 ・ コミュニケーションを行う力 ・ 他者と協力する態度 ・ つながりを尊重する態度 ・ 進んで参加する態度 など これらのことを踏まえると、 これまでの正解である事実と問題を解決 する手順に関する知識を得る traditional learning では対応できなく なっている。 より深い概念的な理解を伴う知識が必要となる。 変化す る状況に対応する思考力 ・ 判断力 ・ 表現力を育成しなければならな い。 それには、 教師による指導を中心とした知識習得 ・ 暗記中心の 授業から、 生徒が自分の学習に積極的に参加する、 生徒の学習の 過程や思考のプロセス、 発想を重視した授業へのパラダイム転換が 求められる。 秋田 (2012) は授業の質を上げる規定因として、 どのような授業を めざすのか 「教育の方向性としての質」、 それを支えるためどのよう な構造やシステムを創り出すか 「構造の質」、 教育の過程を具体的 にどのように捉えるのか 「過程の質」、 そして成果としてどのような状 況であるかの 「成果の質」 と四つの質を取り上げている。 特に過程 の質は授業とリアルタイムに問われるものになる。 これらの質保障に 求められる授業の構造は、「参加型」 「対話型」 「共有型」 「多様型」 「探 究型」 でないかと思う。 これらの要素をしっかりと捉えて授業をデザイ ンし、 展開していかなければ 、 教育の未来図は描けないであろう。 参考文献 秋田喜代美 (2012) 『学びの心理学 授業をデザインする』 放送大学叢書、 左右社 国立教育施策研究所 (2004) 「キー ・ コンピテンシーの生涯学習政策指標としての活用可 能性に関する調査研究」 http://www.nier.go.jp/04_kenkyu_annai/div03-shogai-lnk1.html 国立教育施策研究所 (2012) 『学校における持続可能な発展のための教育 (ESD) に関す る研究 [ 最終報告 ]』 http://www.nier.go.jp/kaihatsu/pdf/esd_saishuu.pdf OECD(2003) THE DEFINITION AND SELECTION OF KEY COMPETENCIES ExecutiveSummary http://www.oecd.org/dataoecd/47/61/35070367.pdf
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■ 講習3
● 「国際社会を読み解く英語力」 —異文化理解の視点から時事素材を教材としてー 東條 加寿子 グローバル化の進む国際社会で通用する 「思考力 ・ 判断力」 を養 うためには、 自文化の価値判断や思考回路から脱却した異文化理解 の視点が必要であることを、 時事英語素材を使って演習する。 1. なぜ、 時事素材を英語で 時空のタイポロジー 2. 時事英語とは何か 時事英語の力 3. なぜ英語で Trust me の誤謬 4. 時事英語教材化の試み 時事英語は役に立つ、 しかし 5. 時事素材候補 語彙レベルチェックサイト 6. どのような時事素材を捉えるか どのような観点から切り込むか1. Martin Luther King - I Have A Dream Speech (Classical)
http://www.youtube.com/watch?v=smEqnnklfYs
2. Steve Jobs' 2005 Stanford Commencement Address (Standard)
http://www.youtube.com/watch?v=UF8uR6Z6KLc
3. Burqa Ban (Professional)
http://edition.cnn.com/2011/US/studentnews/04/11/transcript.tue/index.html 4.Global Population Growth (Recommended)
http://www.ted.com/talks/hans_rosling_on_global_population_growth.html
● 「思考力を高める英語授業」
—様々な thinking skills , project-based learning などを取り入れてー 中井 弘一
英語の授業で 「思考力 ・ 判断力 ・ 表現力」 を育成する指導の構
成要素は何か、 その key competencies とは何かを探りながら、 critical thinking をはじめ様々な thinking skills や PBL などを用いた実際の教 材展開例を考える。 1. インターネット時代 2. 思考力 ・ 判断力 ・ 表現力の育成 : 論理とは 3. 思考を可視化する : 思考のプロセス 4. 書くことで整理する : ノートの取り方、 Graphic Organizer の活用 5. 対話型授業で問いかけ合う : 質問する生徒の育成 6. 思考力 ・ 判断力 ・ 表現力を育成する活用型学習活動例 “What to think” から “How to think” へ
Teaching students how to compare, contrast and synthesize data helps them through the disorder that can occur in studying. “Making thinking visible”
Making thoughts concrete pins ideas to the reality of paper and prevents them from shifting or fading from memory. Internal concreteness helps too, thinking aloud and forming mental images.
■ 講習3 受講者コメント
参加者 (紙面の都合により全 28 名のうち 12 名) のコメント ○ あっという間の 1 日でした。 日々の授業が受験に直結するようなこ とばかりを扱っているため、 本日の講習で学んだようなことはあまり 気に留めていませんでした。 しかし、 時事英語は実際の生活の中 で一番必要なものであり、 生徒にとっても将来、 一番役立つものだ と思います。 私にとっては難しい内容の講習でしたが、 受験のずっ と先にある生徒達のことを考えて、 5 分でもいいから時事英語を取り 入れた授業ができるように努力したいと感じました。 本日はありがとう ございました。 ○ 思考力 ・ 判断力 ・ 表現力を鍛え育成する方法を教えてもらいまし た。 楽しく示唆に富んだ講習で 6 時間があっという間でした。 生徒 達を encourage できるように、 今から来年度の予定をもう一度作り直 せるように考えていきます。 ありがとうございます 。 きてよかったです。 ○初めて受けた更新講習が、 このように良心的で意味のあるもので あったとは、 周囲から聞いていたものとの違いに驚き、 よい選択をし たことを実感しました。 ○ 中井先生の講習会や指導助言を継続して受けていることを通して、 英語教育で思考力を高めるのに必要なことが徐々に分かってきた。 自分が教える生徒達にも聞かせてあげたいし、 中井先生に実際に 授業をしていただきたいと思った。 東條先生のお話を伺って、 タイ ムリーな内容を日常的に生徒の目に触れさせると同時に一つの題材 について深く学び考えさせることも大切だと思った。 ○ 非常に有意義な講義内容であった。 iPad を使っての講義、 英語 でのスピーチを映像で見たりと最新のやり方だなと感じ、 またこのよう な手段で英語を勉強できるかとかと、 わたしもまた iPad を購入したく なりました。 また、 中井先生の講義も非常に内容が豊富で、 グルー プの方と話す機会が多く楽しく受講できました。 もっともっと話を聞き たいくらいでした。 本日は大変ありがとうございました。 ○ こんなに 「熱い」 教員免許状更新講習は初めてでした。 形式的 でなく、 参加者に何かを伝えたいという先生方の思いの伝わってくる 講習でした。 感謝です。 6 時間の講習はたいてい 6,000 円かかりま すが、 今回の講習は 3,000 円というところにも、 本講習の目的が具 体的に表れているように思いました。 ○ 午前中の 「国際社会を読み解く英語力」 については、 iPad を使っ ての画期的な講習で内容についても、 時事英語や時事問題につい ての考え方は変わり、 今後は授業等でもできるだけ活用できる時間 を見つけて他教科の先生方とも相談 ・ 協力してやりたいと思った。 また、 中井先生の思考力を高める英語授業については、 教育哲学 に始まり、 ノートの取り方等細かい学習指導、 思考 ・ 判断 ・ 表現力 の育成など、 今までの私の授業の隅々まで検証できただけでなく、 コミュニケーション能力の育成理論など、 その他多くの新しい示唆に 富んだ内容であった。 新年度の授業プランニング (特にコミュニケー ション英語Ⅰ) に早速役立てたい。特 集
教員免許状更新講習 3 2012 年度
平成 25 年 3 月9日 ( 土 )
報告 : 中井 弘一
「思考力・判断力・表現力」の育成をめざす指導
・ 国際社会を読み解く英語力
—異文化理解の視点から時事素材を教材としてー・ 思考力を高める英語授業
—様々な thinking skills , project-based learning などを取り入れてー時事英語 異文化や 価値観の 理解 国際社会 の仕組み の 理解 Real world/Real time/Real English News in Education 英語教員 の自己啓 発や英語 力 アップ なぜ、時事素材を英語で? (Rationale) 時空のタイポロジー there & then there & now here & then here & now
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■ 講習3
● 「国際社会を読み解く英語力」 —異文化理解の視点から時事素材を教材としてー 東條 加寿子 グローバル化の進む国際社会で通用する 「思考力 ・ 判断力」 を養 うためには、 自文化の価値判断や思考回路から脱却した異文化理解 の視点が必要であることを、 時事英語素材を使って演習する。 1. なぜ、 時事素材を英語で 時空のタイポロジー 2. 時事英語とは何か 時事英語の力 3. なぜ英語で Trust me の誤謬 4. 時事英語教材化の試み 時事英語は役に立つ、 しかし 5. 時事素材候補 語彙レベルチェックサイト 6. どのような時事素材を捉えるか どのような観点から切り込むか1. Martin Luther King - I Have A Dream Speech (Classical)
http://www.youtube.com/watch?v=smEqnnklfYs
2. Steve Jobs' 2005 Stanford Commencement Address (Standard)
http://www.youtube.com/watch?v=UF8uR6Z6KLc
3. Burqa Ban (Professional)
http://edition.cnn.com/2011/US/studentnews/04/11/transcript.tue/index.html 4.Global Population Growth (Recommended)
http://www.ted.com/talks/hans_rosling_on_global_population_growth.html
● 「思考力を高める英語授業」
—様々な thinking skills , project-based learning などを取り入れてー 中井 弘一
英語の授業で 「思考力 ・ 判断力 ・ 表現力」 を育成する指導の構
成要素は何か、 その key competencies とは何かを探りながら、 critical thinking をはじめ様々な thinking skills や PBL などを用いた実際の教 材展開例を考える。 1. インターネット時代 2. 思考力 ・ 判断力 ・ 表現力の育成 : 論理とは 3. 思考を可視化する : 思考のプロセス 4. 書くことで整理する : ノートの取り方、 Graphic Organizer の活用 5. 対話型授業で問いかけ合う : 質問する生徒の育成 6. 思考力 ・ 判断力 ・ 表現力を育成する活用型学習活動例 “What to think” から “How to think” へ
Teaching students how to compare, contrast and synthesize data helps them through the disorder that can occur in studying. “Making thinking visible”
Making thoughts concrete pins ideas to the reality of paper and prevents them from shifting or fading from memory. Internal concreteness helps too, thinking aloud and forming mental images.
■ 講習3 受講者コメント
参加者 (紙面の都合により全 28 名のうち 12 名) のコメント ○ あっという間の 1 日でした。 日々の授業が受験に直結するようなこ とばかりを扱っているため、 本日の講習で学んだようなことはあまり 気に留めていませんでした。 しかし、 時事英語は実際の生活の中 で一番必要なものであり、 生徒にとっても将来、 一番役立つものだ と思います。 私にとっては難しい内容の講習でしたが、 受験のずっ と先にある生徒達のことを考えて、 5 分でもいいから時事英語を取り 入れた授業ができるように努力したいと感じました。 本日はありがとう ございました。 ○ 思考力 ・ 判断力 ・ 表現力を鍛え育成する方法を教えてもらいまし た。 楽しく示唆に富んだ講習で 6 時間があっという間でした。 生徒 達を encourage できるように、 今から来年度の予定をもう一度作り直 せるように考えていきます。 ありがとうございます 。 きてよかったです。 ○初めて受けた更新講習が、 このように良心的で意味のあるもので あったとは、 周囲から聞いていたものとの違いに驚き、 よい選択をし たことを実感しました。 ○ 中井先生の講習会や指導助言を継続して受けていることを通して、 英語教育で思考力を高めるのに必要なことが徐々に分かってきた。 自分が教える生徒達にも聞かせてあげたいし、 中井先生に実際に 授業をしていただきたいと思った。 東條先生のお話を伺って、 タイ ムリーな内容を日常的に生徒の目に触れさせると同時に一つの題材 について深く学び考えさせることも大切だと思った。 ○ 非常に有意義な講義内容であった。 iPad を使っての講義、 英語 でのスピーチを映像で見たりと最新のやり方だなと感じ、 またこのよう な手段で英語を勉強できるかとかと、 わたしもまた iPad を購入したく なりました。 また、 中井先生の講義も非常に内容が豊富で、 グルー プの方と話す機会が多く楽しく受講できました。 もっともっと話を聞き たいくらいでした。 本日は大変ありがとうございました。 ○ こんなに 「熱い」 教員免許状更新講習は初めてでした。 形式的 でなく、 参加者に何かを伝えたいという先生方の思いの伝わってくる 講習でした。 感謝です。 6 時間の講習はたいてい 6,000 円かかりま すが、 今回の講習は 3,000 円というところにも、 本講習の目的が具 体的に表れているように思いました。 ○ 午前中の 「国際社会を読み解く英語力」 については、 iPad を使っ ての画期的な講習で内容についても、 時事英語や時事問題につい ての考え方は変わり、 今後は授業等でもできるだけ活用できる時間 を見つけて他教科の先生方とも相談 ・ 協力してやりたいと思った。 また、 中井先生の思考力を高める英語授業については、 教育哲学 に始まり、 ノートの取り方等細かい学習指導、 思考 ・ 判断 ・ 表現力 の育成など、 今までの私の授業の隅々まで検証できただけでなく、 コミュニケーション能力の育成理論など、 その他多くの新しい示唆に 富んだ内容であった。 新年度の授業プランニング (特にコミュニケー ション英語Ⅰ) に早速役立てたい。特 集
教員養成センター Newsletter 第 13 号教員免許状更新講習 3 2012 年度
平成 25 年 3 月9日 ( 土 )
報告 : 中井 弘一
「思考力・判断力・表現力」の育成をめざす指導
・ 国際社会を読み解く英語力
—異文化理解の視点から時事素材を教材としてー・ 思考力を高める英語授業
—様々な thinking skills , project-based learning などを取り入れてー時事英語 異文化や 価値観の 理解 国際社会 の仕組み の 理解 Real world/Real time/Real English News in Education 英語教員 の自己啓 発や英語 力 アップ なぜ、時事素材を英語で? (Rationale) 時空のタイポロジー there & then there & now here & then here & now
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○ 昨年 3 月から受講し、 貴学で 3 回の講習を受講することにより、 更新講習を終わろうとしています。 熱心な指導には、 ただただ頭が 下がる思いで、 深く感謝しています。 勿論、 講習を通して様々な知 識や情報を得たことも有意義でしたが、 熱心な先生方の英語教育 にかける姿勢に接することができたことこそが、 本当に貴重な経験で した。 これからも、 お元気でご活躍ください。 ○ 東條先生、 中井先生 本日は本当にありがとうございました。 盛り だくさんの内容でした。 帰宅してから自分でレビューしないと消化不 良になるほどです。 この 4 月から高等学校でも新学習指導要領に 準拠したテキストで授業を行うことになります。 キーワードになってい る 「思考力 ・ 判断力 ・ 表現力を育成」 するためのヒントを今日はた くさんいただきました。 テキストを有効に活用するためのアイディアを 知ることができ、 本当に充実した一日でした。 自ら気付きその上で 創意工夫を加えていかなければ、 決して生徒を motivate するような 授業はできないことを実感しました。 今後も機会があれば、 聴講とし て参加させていただければと思います。 ○ いつも私たちのことを一生懸命考えて、 内容の濃い講習をしてく ださり本当にありがとうございます。 毎度頭が下がり、 感謝の思いで いっぱいになります。 東條先生…時事英語はとてもよい教育教材だ と思います。 難しそうだから…と思っていたら意外なことに生徒から “おもしろい!もっとやりたい” とリクエストをもらったりしました。 教師 が偏見を持たないこと、 自分が興味を持つことが大事だと思います。 中井先生…今日も充実した講習をありがとうございました。 “基礎知 識から応用へ”、 今後教師が一番心を砕き発展させていかねばなら ないところだと思います。 益々、 教師が試されていきますね。 ○ 東北の人々に黙祷を…で始まる講習は、 そうないことかもしれませ ん。 スライド ・ 音楽ともに心がこもった、 印象に残るものでした。 判 断力には選択肢がある。 その中から “判断する” 行為が生まれるこ とも気付かされました。 何気ない活動にも意味がある。 意味を持た せなければならないことを教わった講習でした。 ○ 昨年夏にも受講させていただきましたが、 その時よりも増して話の ポイントのテーマ性がはっきりしていたと思い、 とても有効に今後の 授業に活かせるいろいろなネタや思考法など考えさせていただくこと ができました。 とても一日では収まりきらない内容を、 家へ持ち帰っ ても続けられる学習素材や教材なども提供していただき、 来る度に お土産でとてもいっぱいにしていただいて本当に感謝しております。 ありがとうございました。大阪女学院大学 教職課程機関誌 発行
『OJU
教職活動報告 ・ 研究 Vol.3』
2012 年度の本学教員 養成センターの活動や 教職課程学生のレポー ト、 現 場 の 先 生 の 実 践 報 告 な ど を ま と め た Vol.3 を 去 る 3 月 7 日 に発行した。 本 学 教 員 養 成 セ ン ターは、教育の 「未来」 に貢献する役割を演じ てゆきたいと考えている。 昨年度は、 4 年制大学移行措置の学生が 教育実習に赴いた。 3 年生は教職フィールドワークで英国へ出かけ た。 年を経る毎に充実した活動を行っていきたいと考えている。 この Vol.3 では、 2012 年度の教職活動の中で教職課程学生のレポートを 一層充実させるように努めた。 勉強会も現場の先生の発表が中心とな り、 昨年より更に充実した内容となった。 実践記録 ・ 実践報告を投稿 していただいた中西先生、 二森先生、 真田先生にお礼申しあげたい。 設置して4年目の本学教職課程は、 明日の教育を考える教育機関と してこれからも着実な歩みを示してゆく所存である。 http://www.wilmina.ac.jp/ojc/edu/ttc/newsletter/bulletin に掲載第 22 回 「英語の教え方教室」 勉強会 案内
2013( 平成 25) 年5月 18 日 ( 土 ) 14:00 〜 17:00
大阪女学院大学 教員養成センター 「生徒の意欲を引き出すメンタルトレーニング」 大阪府立枚方津田高等学校 久保田 親夫 教諭 最近、 意欲があまり見られない生徒が多くなったと聞きます。 昔と 比べ、 押し寄せる情報の渦の中、 選択 の自由も格段に増えましたが、 自由が増 えるほどに判断を迫られる量が増え、 同 じことを望む人が増すほどに競争が激化 し、 生きる課題も一層複雑になりました。 高まる不安に学習意欲も失いがちになる のではと思われます。 そこで、 今回は英 語の授業発表でなく、 生徒の意欲を引 き出すメンタルトレーニング講習を久保田 先生にお願いしました。 メンタルトレーニングとは、 意志・意欲・ 決断力などの精神力を強化するトレーニ ングです。 教室に、「笑われるかもしれない」 「怒られるかもしれない」 「嫌われるかもしれない」 「馬鹿にされるかもしれない」 「早く結果を だしたい」 「どうせやっても無駄だ」 と思っている生徒はいないでしょ うか。 そんな生徒に 「私は意欲的に取り組む。 私は積極的にアピー ルできる。 私はやる気満々だ」 とポジティブに考えさせられるように、 久保田先生が学ばれた 「実力発揮の公式」 をベースに、 心と体の 抵抗を減らし集中力を高めるトレーニング講習をしていただきます。 ご参加の際には、 黄色の硬式テニスのボールを中古で結構ですの で、テニス部から借りたりして2~3個用意してください。 一昨年の「英 語Ⅰ」、 昨年度の 「英語速読」 「英文法Ⅱ」 でのメンタルトレーニン グや教具についてお話ししていただきます。 久保田先生は、 大阪 大学の学生にも特別講義でこのメンタルトレーニングを講習されてい ます。 皆さんも是非この講習で得たトレーニング法を実際の授業で 実践し、 生徒の不安解消にこれまでと異なるアプローチを試してみ ませんか。 また、 ちょっとした教具の開発についても時間が許す限り 紹介していただこうと思っています。 教員養成センター Newsletter 第 13 号 2013(平成 25)年 5 月 18 日(土) 14:00~17:00 大阪女学院大学 教員養成センター ー みんなで話し合ってみませんか 英語授業でのちょっとした工夫を ー 第 22 回勉強会「英語の教え方教室」 ̶「英語の教え方教室」は、日頃の授業の悩みや工夫を話し合う自由参加の勉強会ですー お問い合わせ:中井 弘一 [email protected] 「生徒の意欲を引き出すメンタルトレーニング」 大阪府立枚方津田高等学校 久保田 親夫 教諭 最近、意欲があまり見られない生徒が多くなったと聞きます。昔と比べ、押し寄せる情報の渦の中、選択の自由も格段に増えましたが、自由が増えるほ どに判断を迫られる量が増え、同じことを望む人が増すほどに競争が激化し、生きる課題も一層複雑になりました。高まる不安に学習意欲も失いがちにな るのではと思われます。そこで、今回は英語の授業発表でなく、生徒の意欲を引き出すメンタルトレーニング講習を久保田先生にお願いしました。 メンタルトレーニングとは、意志・意欲・決断力などの精神力を強化するトレーニングです。教室に、「笑われるかもしれない」「怒られるかもしれな い」「嫌われるかもしれない」「馬鹿にされるかもしれない」「早く結果をだしたい」「どうせやっても無駄だ」と思っている生徒はいないでしょうか。そん な生徒に「私は意欲的に取り組む。私は積極的にアピールできる。私はやる気満々だ」とポジティブに考えさせられるように、先生が学ばれた「実力発揮 の公式」をベースに、心と体の抵抗を減らし集中力を高めるトレーニング講習をしていただきます。ご参加の際には、黄色の硬式テニスのボールを中古で 結構ですので、テニス部から借りたりして2~3個用意してください。昨年度の「英語 Ⅰ」、今年度の「英語速読」「英文法 Ⅱ」でのメンタルトレーニング や教具についてお話ししていただきます。久保田先生は、阪大の学生にも特別講義でこのメンタルトレーニングを講習されています。皆さんも是非この講 習で得たトレーニング法を実際の授業で実践し、生徒の不安解消にこれまでと異なるアプローチを試してみませんか。また、ちょっとした教具の開発につ いても時間が許す限り紹介していただこうと思っています。 鉄人 28 号 長田 目 次 巻頭言 教職課程開設から 3 年経って Ⅰ 2012 年度活動報告 1. 教員免許状更新講習 講習1 「教材の開発 ——その基盤となる考え方と 工夫——」 講習2 「体験型ワークショップ ・ クリニック : 音声で 拓く英語指導のために」 2. 授業デザインスキルアップ演習 3. 勉強会 英語の教え方教室 第 15 回 Post -reading 活動の効果について、 授業 改善への試み 第 16 回 英語授業ディベート授業実践報告 第 17 回 英語特区における “英語活動” 授業の取 り組み 第 18 回 大阪女学院大学教職フィールドワーク課題 研究発表 第 19 回 クイーンズランド大学での研修で学んだこと 第 20 回 中高連携の観点からみた四技能をバランス よく伸ばす指導とは 第 21 回 私の授業への挑戦、 私が試みる指導法 Ⅱ 教員養成センター ・ ホームページ報告 1. 月別 HP アクセス件数 (2012 年1月〜 201 2年 12 月) 2. 英語教育 巻頭リレー ・ エッセイ (2012 年 2 月〜 2013 年 1 月) 3. 書籍紹介 (2012 年 2 月〜 2013 年 1 月) Ⅲ OJU 教職ネットの 1 年 1. ML 配信記録配信件数推移 (〜 2013 年 1 月) 2. OJU 教職ネット登録について Ⅳ 教職サークル活動 ・ 教職課程活動報告 (学生 報告) 1. サークル活動報告 2. 学生授業課題レポート : 「英語科教育法Ⅰ」 ・ 「英語科教育法Ⅱ」 ・ オーディオ ・ リンガル ・ メソッドの有効性と指導の 実際 田口 真弓 ・ 英語の教師は英語で授業を進めるべきであるとい う考え方について 谷口 亜里沙 ・ Content-Based Approach/Task-Based Approachは役に立つ教授法か?-その指導法の考え方と指 導の実際から- 髙井 楓 ・ 認知学習理論は役に立つ指導法か?―その指導 法の考え方と指導の実際から― 谷口 亜里沙 ・ 中学校での授業デザインに大切なこと―その要素 田口 真弓 ・ 学習者に応じた教材開発 川野 潤美 3. 教職フィールドワーク ( 英国) 報告 ・ レポート ・ Interesting Educational Features: Observing
Classes at Manor School 髙井 楓 ・ 日本と英国の教育観点に違いはあるのだろうか? 樋口 綾香 4. 教育実習報告 ・ レポート ・ 教育実習を通して感じた教育課題 末松 美郷 ・ 教育実習の経験をこれからの英語指導にどのよう に活かしていくか 小島 縁 ・ 効果的な授業とは 森下 好香 ・ 教科指導が基本 ——そのための生徒との関係—— 茨木 成美 Ⅴ 実践記録 ・ 実践報告 ・ 自由論考 ■実践記録 1. 中高接続の観点から 、 四技能をバランスよくノン バス指導とは 滋賀県立八幡高等学校教諭 中西 勝弘 2. 活用型学力を育てる授業を目指して—英語Ⅰ、 OCI での実践— 兵庫県立尼崎小田校高等学校教諭 二森 正人 ■実践報告 1. 生徒の意識および論理思考の可視化を試みて 兵庫県立国際高等学校教諭 真田 弘和 ■自由論考 1. ハワイピジン英語内の日本語起源語彙―カウア イ島リフエプランテーションにおける日本人移民労 働者の生活環境― 本学準教授 夫 明美 2. 英語授業における思考力 ・ 判断力 ・ 表現力育 成の方途 本学教授 中井 弘一 Ⅵ 特別寄稿 日本で英語を教えるノン ・ ネィティブ教師であるこ と 本学教授 寺 秀幸 資料 教員養成センター Newsletter 2012 第 9 号 第 10 号 第 11 号 第 12 号 投稿規定 編集後記
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大阪女学院大学・大阪女学院短期大学
教員養成センター Teacher Development Support Center 540-0004 大阪市中央区玉造2丁目 26 番 54 号 Tel: 06-6761- 9371 Fax: 06-6761-9373 Homepage: http://www.wilmina.ac.jp/ojc/edu/ttc e-mail: [email protected]
授 業 の 玉 手 箱
Graphic Organizer の活用
中井 弘一 「思考力 ・ 判断力 ・ 表現力」 の育成が強く求められているが、 思考 は目に見えるものではないので、 どういう状況にあるのか把握できず、 ゆえにどう指導すれば良いのかがわからないことが多い。 いわゆる Input と Output とを結ぶ Intake( 内在化 ) の思考のプロセスをまず把 握しなければならない。 Bloom (revised 2001) は思考のプロセスを remembering, understanding, applying, analyzing, evaluating, creating の段階順としている。 このプロセスでは、まず与えられた情報を分類し、 その内容がどのような関係構造になっているのか並べ替えたりして整 理することが必要である。 その際、 下に例示するグラフィック ・ オーガ ナーザーを使って図式化して整理すると、 全体の構造がイメージしや すくなる。 グラフィック ・ オーガナイザーは、 生徒が自分の知っている ことを考え、視覚化し、整理するのに役立つ。物事の関係を明らかにし、 考えをまとめ、 計画やプロセスの段階を組み立てるために、 思考を可 視化する Thinking tool として活用することを薦める。 『言語が違えば、 世界も違って見えるわけ』 ガイ ・ ドイッチャー著 (椋田直子 訳) インターシフト (2012) 2400 円、 207 ページ 英語を教えていると、 やはりこのようなタイトルの 本は見逃せない。 原書のタイトルは Through the Language Glass: Why the World Looks Different in Other Languages で、 こちらのほうがより魅力的 である。 本書で、 言語学者ガイ ・ ドイッチャーは 「言語が違うと、 世界はい かに違ってみえるのか」、 すなわち 「言語 (母語) は思考や知覚に いかに影響を与えるか」 というテーマを探るために、 古代ギリシャから 現代、 未開社会から現代社会まで実に広範な時空を駆け巡っている。 そして、 本書を読みやすく説得力あるものにしている理由として、 筆 者は、 「色感」、 「方位感覚 (左右と東西)」、 「ジェンダー (男性名 詞と女性名詞)」 等を例に日常生活のなかの現実的な文化領域内を 探索している。 外国人にとってはどことなく違和感があるといわれる日 本の信号の色が生まれたいきさつ (国際基準に準拠する緑 (「進め」) の範囲内でありながら、 日本語で 「アオ信号」 と呼ぶにふさわしい絶 妙な色合い) もなるほどと頷ける。 「言語が思考を形づくり、 決定する」 という言語相対論を主張したの はエドワード・サピアとベンジャミン・リー・ウォーフである( サピア・ウオー フの仮説)。 ホピ族など北米少数先住民の言語調査研究に依拠した仮 説は、 インド ・ ヨーロッパ語族中心の世界観を打ち破ったため、 大き な注目を集めたとも言われている。 次に現れたのがチョムスキーであ る。 チョムスキーは、 人間は生まれながらに普遍文法を持ち、 人間の 先天的特徴を表現するものとしての言語の様相こそが本質的に重要 であるとした生成文法 (普遍文法) 論を提唱した。 (チョムスキーは 「火 星人の科学者が地球を観察したら、 地上のすべての人間は単一言語 の諸方言を話していると結論づけるに違いない」 といったそうだ。) さて、 本書はそのタイトルから、 言語相対論と生成文法論という二項 対立論を戦わせ、 言語相対論の復権に組するのだろう思いきや、 そ の立場にはない。 最新の脳神経科学の発達や精緻な心理実験に裏 打ちされた認知言語学の知見を拠り所として、 「言語 (母語) は思考 を限界づけはしないが、 話し手の心の習慣を形づくり、 認知 ・ 記憶 ・ 連想などに大きな影響を与える力を持つ」 とするのが本書の主張であ る。 言語学習者の認知や記憶の領域は言語を介したコミュニケーショ ン研究の観点からも興味深い。 本書は、 言語と思考の関係性をめぐるテーマに時間軸を加え、 パラ ダイムシフト (時代による世界観や価値観の変遷) の構図の中で論じ ているように思う。 好著である。 (東條 加寿子)大阪女学院大学 「教員免許状更新講習 1 ・ 2」
平成 25 年度講習
http://www.wilmina.ac.jp/ojc/edu/ttc/certificate 各講習 : 中学校英語科教員 ・ 高等学校英語科教員 計 30 名 ■講習1 平成 25 年8月 5 日 ( 月 ) 9 : 10 〜 16 : 40 「思考力 ・ 判断力 ・ 表現力」 の育成をめざす指導 ・ 国際社会を読み解く英語力 —異文化理解の視点から時事素材を教材としてー 東條 加寿子 大阪女学院大学 教授 ・ 思考力を高める英語授業 ー様々な thinking skills を取り入れてー 中井 弘一 大阪女学院大学 教授 【国際社会を読み解く英語力】 グローバル化の進む国際社会で通用する 「思 考力 ・ 判断力」 を養うためには、 自文化の価値判断や思考回路から脱却した 異文化理解の視点が必要であることを、 時事英語素材を使って演習する。 【思 考力を高める英語授業】 「思考力 ・ 判断力 ・ 表現力」 を育成する指導の構成 要素は何か、 その key competencies とは何かを探りながら、 critical thinking を はじめ様々な thinking skills や PBL などを用いた実際の教材展開例を考える。 ■講習2 平成 25 年8月6日 ( 火 ) 9 : 10 〜 16 : 40 「発音指導とリスニング指導のワークショップ ・ クリニック」 ・ 発音の向上と発音指導の見直し 夫 明美 大阪女学院短期大学 准教授 ・ 英語リスニングのクリニック1 : 文レベルの音のつながり 東條 加寿子 大阪女学院大学 教授 ・ 英語リスニングのクリニック2 : リスニングのストラテジー 中井 弘一 大阪女学院大学 教授 【発音の向上と発音指導の見直し】 体験型ワークショップを通して、 発音向 上のための練習及び発音指導のヒントについて考える。 【リスニングのクリニッ ク1】 文レベルの音のつながりを取り扱い、 リスニング (音声情報) とリーディ ング(文字情報)を関連付けたスラッシュリスニングの指導法について考える。【リ スニングのクリニック2】 リスニングにおける音の判定と識別の遅れをなくし、 音 を意味化する処理に生じる遅れも小さくするリスニングのストラテジーを考える。 平成 25 年 4 月 11 日 ( 木 ) より 7 月 19 日 ( 金 ) までに大阪女学院大学 教 員養成センター 「教員免許状更新講習」 担当へお申し込みください。 (申込 方法) 教員養成センターメールアドレス ([email protected]) 宛に、1) お名前 (漢 字・ふりがな) 2) メールアドレス 3) ご連絡先電話番号 4) ご勤務先・所属等 5) 希望講習を明記してメールを送信ください。 一週間以内に本学より申込受付確 認メールとともに受講申請手続きについてご案内いたします。 ○ 受講料 5,000 円 (所定の口座へ振り込み) 本学は 4 年制大学に教職課程を設置して以来 4 年目を迎え 、 今年 度が完成年度である。 現職教員の皆さんとともに、 明日の教育を考 える教育機関としての役割を担うようこれからも着実な歩みを示してゆ きたい。 本号は第 13 号、 勉強会は第 22 回を迎える。 To teach is to touch the future. ともに頑張りましょう。書 籍
紹 介
編集後記■ 受講申し込み受付
参考 : 黒上晴夫 (2012) 『シンキングツール 〜考えることを教えたい』 http://ks-lab.net/haruo/thinking_tool/short.pdf4
大阪女学院大学・大阪女学院短期大学
教員養成センター Teacher Development Support Center 540-0004 大阪市中央区玉造2丁目 26 番 54 号 Tel: 06-6761- 9371 Fax: 06-6761-9373 Homepage: http://www.wilmina.ac.jp/ojc/edu/ttc e-mail: [email protected]
授 業 の 玉 手 箱
Graphic Organizer の活用
中井 弘一 「思考力 ・ 判断力 ・ 表現力」 の育成が強く求められているが、 思考 は目に見えるものではないので、 どういう状況にあるのか把握できず、 ゆえにどう指導すれば良いのかがわからないことが多い。 いわゆる Input と Output とを結ぶ Intake( 内在化 ) の思考のプロセスをまず把 握しなければならない。 Bloom (revised 2001) は思考のプロセスを remembering, understanding, applying, analyzing, evaluating, creating の段階順としている。 このプロセスでは、まず与えられた情報を分類し、 その内容がどのような関係構造になっているのか並べ替えたりして整 理することが必要である。 その際、 下に例示するグラフィック ・ オーガ ナーザーを使って図式化して整理すると、 全体の構造がイメージしや すくなる。 グラフィック ・ オーガナイザーは、 生徒が自分の知っている ことを考え、視覚化し、整理するのに役立つ。物事の関係を明らかにし、 考えをまとめ、 計画やプロセスの段階を組み立てるために、 思考を可 視化する Thinking tool として活用することを薦める。 『言語が違えば、 世界も違って見えるわけ』 ガイ ・ ドイッチャー著 (椋田直子 訳) インターシフト (2012) 2400 円、 207 ページ 英語を教えていると、 やはりこのようなタイトルの 本は見逃せない。 原書のタイトルは Through the Language Glass: Why the World Looks Different in Other Languages で、 こちらのほうがより魅力的 である。 本書で、 言語学者ガイ ・ ドイッチャーは 「言語が違うと、 世界はい かに違ってみえるのか」、 すなわち 「言語 (母語) は思考や知覚に いかに影響を与えるか」 というテーマを探るために、 古代ギリシャから 現代、 未開社会から現代社会まで実に広範な時空を駆け巡っている。 そして、 本書を読みやすく説得力あるものにしている理由として、 筆 者は、 「色感」、 「方位感覚 (左右と東西)」、 「ジェンダー (男性名 詞と女性名詞)」 等を例に日常生活のなかの現実的な文化領域内を 探索している。 外国人にとってはどことなく違和感があるといわれる日 本の信号の色が生まれたいきさつ (国際基準に準拠する緑 (「進め」) の範囲内でありながら、 日本語で 「アオ信号」 と呼ぶにふさわしい絶 妙な色合い) もなるほどと頷ける。 「言語が思考を形づくり、 決定する」 という言語相対論を主張したの はエドワード・サピアとベンジャミン・リー・ウォーフである( サピア・ウオー フの仮説)。 ホピ族など北米少数先住民の言語調査研究に依拠した仮 説は、 インド ・ ヨーロッパ語族中心の世界観を打ち破ったため、 大き な注目を集めたとも言われている。 次に現れたのがチョムスキーであ る。 チョムスキーは、 人間は生まれながらに普遍文法を持ち、 人間の 先天的特徴を表現するものとしての言語の様相こそが本質的に重要 であるとした生成文法 (普遍文法) 論を提唱した。 (チョムスキーは 「火 星人の科学者が地球を観察したら、 地上のすべての人間は単一言語 の諸方言を話していると結論づけるに違いない」 といったそうだ。) さて、 本書はそのタイトルから、 言語相対論と生成文法論という二項 対立論を戦わせ、 言語相対論の復権に組するのだろう思いきや、 そ 教員養成センター Newsletter 第 13 号 の立場にはない。 最新の脳神経科学の発達や精緻な心理実験に裏 打ちされた認知言語学の知見を拠り所として、 「言語 (母語) は思考 を限界づけはしないが、 話し手の心の習慣を形づくり、 認知 ・ 記憶 ・ 連想などに大きな影響を与える力を持つ」 とするのが本書の主張であ る。 言語学習者の認知や記憶の領域は言語を介したコミュニケーショ ン研究の観点からも興味深い。 本書は、 言語と思考の関係性をめぐるテーマに時間軸を加え、 パラ ダイムシフト (時代による世界観や価値観の変遷) の構図の中で論じ ているように思う。 好著である。 (東條 加寿子)大阪女学院大学 「教員免許状更新講習 1 ・ 2」
平成 25 年度講習
http://www.wilmina.ac.jp/ojc/edu/ttc/certificate 各講習 : 中学校英語科教員 ・ 高等学校英語科教員 計 30 名 ■講習1 平成 25 年8月 5 日 ( 月 ) 9 : 10 〜 16 : 40 「思考力 ・ 判断力 ・ 表現力」 の育成をめざす指導 ・ 国際社会を読み解く英語力 —異文化理解の視点から時事素材を教材としてー 東條 加寿子 大阪女学院大学 教授 ・ 思考力を高める英語授業 ー様々な thinking skills を取り入れてー 中井 弘一 大阪女学院大学 教授 【国際社会を読み解く英語力】 グローバル化の進む国際社会で通用する 「思 考力 ・ 判断力」 を養うためには、 自文化の価値判断や思考回路から脱却した 異文化理解の視点が必要であることを、 時事英語素材を使って演習する。 【思 考力を高める英語授業】 「思考力 ・ 判断力 ・ 表現力」 を育成する指導の構成 要素は何か、 その key competencies とは何かを探りながら、 critical thinking を はじめ様々な thinking skills や PBL などを用いた実際の教材展開例を考える。 ■講習2 平成 25 年8月6日 ( 火 ) 9 : 10 〜 16 : 40 「発音指導とリスニング指導のワークショップ ・ クリニック」 ・ 発音の向上と発音指導の見直し 夫 明美 大阪女学院短期大学 准教授 ・ 英語リスニングのクリニック1 : 文レベルの音のつながり 東條 加寿子 大阪女学院大学 教授 ・ 英語リスニングのクリニック2 : リスニングのストラテジー 中井 弘一 大阪女学院大学 教授 【発音の向上と発音指導の見直し】 体験型ワークショップを通して、 発音向 上のための練習及び発音指導のヒントについて考える。 【リスニングのクリニッ ク1】 文レベルの音のつながりを取り扱い、 リスニング (音声情報) とリーディ ング(文字情報)を関連付けたスラッシュリスニングの指導法について考える。【リ スニングのクリニック2】 リスニングにおける音の判定と識別の遅れをなくし、 音 を意味化する処理に生じる遅れも小さくするリスニングのストラテジーを考える。 平成 25 年 4 月 11 日 ( 木 ) より 7 月 19 日 ( 金 ) までに大阪女学院大学 教 員養成センター 「教員免許状更新講習」 担当へお申し込みください。 (申込 方法) 教員養成センターメールアドレス ([email protected]) 宛に、1) お名前 (漢 字・ふりがな) 2) メールアドレス 3) ご連絡先電話番号 4) ご勤務先・所属等 5) 希望講習を明記してメールを送信ください。 一週間以内に本学より申込受付確 認メールとともに受講申請手続きについてご案内いたします。 ○ 受講料 5,000 円 (所定の口座へ振り込み) 本学は 4 年制大学に教職課程を設置して以来 4 年目を迎え 、 今年 度が完成年度である。 現職教員の皆さんとともに、 明日の教育を考 える教育機関としての役割を担うようこれからも着実な歩みを示してゆ きたい。 本号は第 13 号、 勉強会は第 22 回を迎える。 To teach is to touch the future. ともに頑張りましょう。書 籍
紹 介
編集後記■ 受講申し込み受付
参考 : 黒上晴夫 (2012) 『シンキングツール 〜考えることを教えたい』 http://ks-lab.net/haruo/thinking_tool/short.pdf1
これまで 3 年間の 21 回、 学内で行ってきた勉強会 「英語の教え方 教室」 を本学キャンパスから離れ、 滋賀県の “へその地” である近 江八幡において 「合宿」 スタイルで、この 5 月 11 日 ( 土)・12 日 ( 日) に行った。 当日、やむを得ない事情で2名欠席された方もおられたが、 最終的に 27 名の参加状況であった。 初の試みとして予想を上回る参 加者を得たことは、 運営幹事の中西、 二森先生の尽力のおかげであ る。 お礼を述べたい。 また、 参加いただいた皆様のご協力を得て本 合宿勉強会が意味のある集いになったことは喜ばしい限りである。 さて、 今回の勉強会を振り返ると、 二つのテーマを基調として話し 合ったと思われる。 一つ目のテーマは 「創造的実行力」 である。 私 自身、 この 「創造的実行力」 を英語授業哲学の基本理念として、 ど う教員は授業に臨むべきかを話した。 そのあとに話された松川先生の 実践報告も、「創造的実行力」に基づいた内容であった。 二人の講演・ 発表の内容は次ページ以降にまとめるとして、 この 「創造的実行力」 とはどういうもので、 どう身につけるべきものであろうか。 【創造】 とは、 新しいものを初めてつくり出すこと、 【実行力】 とは、 実際にそのことを行える能力、 計画などを実行に移す力で、 行動力 を伴うものである。 「創造的実行力」 とは、 急激に変化するグローバ ル化社会に必要な生きる力であり、 「問題を発見し、 ビジョンを持って、 めざすべきゴールを定め、 ゴールに向かって邁進する」 問題解決 ・ 課題解決に必要な力である。 英語教育における 「創造的実行力」 と は、 教材に対し 「何が問題か?何を学ばせるべきか?」 を明らかに することがその基本である。 自分の知識、 経験、 思考 ・ 想像力を総 動員し、 教材を多角的に読み取ること。 あれやこれやと教え込むこと でなく、 その教材に何を読み取るか、 まず 「めざすべきゴール」 を明確にすることであろう。 また、 一人の考えでなく、 他の人の 考えなどと対比させ、自分が思いつかなかったことに気付かせる、 そして互いに批判する。 ことばが伝える情況やイメージを生徒が しっかりつかめるように言語活動を活性化させ、 生徒の学びがそ の教材の響きと共鳴できるように工夫し実践することであろう。 こ れらを実践するには、 Wallas Graham の創造の 4 段階である (i) preparation, (ii) incubation, (iii)illumination, (iv) verification のプ ロセスが必要で、 すなわち、 ハテ?と思う観察力 ・ 注意力、 旺 盛な好奇心と探究欲求、豊富な知識と経験による 「準備の段階」、 ●創造的実行力とハーモニーの礎 ... 1 ●基調講演 「明日からの授業実践のために」 報告 ... 2 ●実践発表 「こんな授業はおもしろい!」 報告 ... 3 ●ディスカッション「みんなで知恵を出し合おう!授業の悩み」 報告 ... 3 ●参加者から寄せられた声 ... 4 ●合宿スナップ写真 ... 5 ●今後の勉強会予定 ... 6 ●教員免許状更新講習1/授業デザインスキルアップ演習 ... 6創造的実行力 と ハーモニーの礎
——「英語の教え方教室」合宿 in 近江八幡
中井 弘一N
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大阪女学院大学
大阪女学院短期大学
May 18, 2013 臨時増刊号 教員養成センター Newsletter 臨時増刊号 課題に対する集中心と粘り強い態度、 情報をうまく整理 ・ 分類してお く能力、 思い切った気分転換による 「温めの段階」、 型にはまらぬ柔 軟な思考、 豊かなアイデアとイメージ、 独創的な判断などによる 「ひ らめきの段階」、 分析力と総合力、 再構成する能力、 冷静な評価能 力などによる 「検証の段階」 を通して産みだしていくことになる。 もう一つテーマとなったものは、 同僚性であった。 同じ学年の担当 者であっても協働して教材開発するには相手の壁が高く、 授業の進 め方を共有することが難しいという意見が参加者の先生から寄せられ た。 補助プリント ・ ワークシートの共有フォルダーボックスを設置して 誰でも気軽に活用できるように工夫しているという報告もあった。 教員 一人ずつの考え方や指導方法は年を経る毎に固定化する傾向があ る。 一家言を持つことは、 必ずしも悪いことでなく経験に基づいた教 育理念 ・ 信念でもある。 むしろ、 金太郎飴のようにどの先生も同じ顔 で同じ教材を使って授業を行うというのは、 教育の管理主義に陥るか もしれない。 それゆえ、 和音が美しいメロディを奏でるように、 音調が 異なる人がともに重なり合って音を紡いでいくことが大切ではないか。 共通の曲を混声合唱で演奏するのである。 ただ、 ハーモニーが美し く響くためには、 音程が調和していなければならない。 やみくもに演 奏するのでなく、 教材のねらい、 進度予定、 活動の効果、 プリント 配付などそれぞれの指導やワークシートなどに対しての principles を 明確にすることである。 それらが明確であれば音を合わすことができ る。 共有するということは、 ハーモニーの礎を築くことであり、 同化す るのでなく調和を持つことである。 相手を納得させる、 いや共鳴させ る principles をもって話し合っていくことが望まれるであろう。2
■ 開会挨拶
中西 勝弘 (滋賀県立八幡高校) 合宿運営幹事長の中西先生から開会の挨拶。 2 府 4 県から大勢の参加者を得たことに謝辞を述べられて、 勉強会が始まった。■ 基調講演
「明日からの授業実践のために -英語授業の哲学-」 毎月大阪女学院大学で開かれている 「英語の教え方 教室」 に参加されている先生方の有志でこの合宿が開 催された。 毎回の勉強会で我々発表者のフォローをして くださり、 残ったわずかな時間で、 何百枚のもスライドを 通し話してくださる中井先生が 90 分の基調講演をしてく ださった。 その講演をまとめさせていただけることは非常 に光栄で、 一人でも多くの読者に、 この講演の中身を味わっていた だきたいと思い、 合宿から帰宅してタイプしている。 講演を聴きたくて も仕事の関係で不参加だった先生方にも読んでいただけたらと思い、 38 ページのレジュメの内容を簡潔にまとめてみる。 この合宿は近畿圏のほぼ全府県 (滋賀 ・ 兵庫 ・ 京都 ・ 大阪 ・ 奈良 ・ 和歌山) から 27 名の先生方が参加し、中井先生の講演で、心が震え、 涙し、 生徒のために一緒に明日からがんばろうと思った先生方が多い に違いない。 少なくとも筆者もその一人である。 この講演を二つのキー ワード 「創造的実行力」 と 「生徒のために」 で報告する。 キーワード1 : 「創造的実行力」 中井流英語指導極意伝として、 ①教師として信念をもつ ②ものの見方を広げる ③夢を語る ④心を開く ⑤英語学習の目標 ・ 景色を見せる ⑥創造する精神をもつ の6つが紹介された。 90分の話の 中で、 何度も出てきたことばが 「創造的実行力」。 とても一言では説 明するのは難しいので、 実に多くの実践例を紹介してくださった。 中 井先生は、 この 「創造的実行力」 こそが 「教師の全て」 と言う。 創造性の定義としてヴァン ・ ファンジェは ①創造者とは、 既存の要素から新しい組み合わせを達成する人であ る ②創造とは、 この新しい組み合わせである。 ③創造することは、 既存の要素を新しく組み合わせることにすぎない。 と言っている。 Easier said than done という内容であるが、 我々に、 中 井先生が 1975 年から実践されてきたことをやって見せてくださったの で、 参加者としてはどういうことなのか考えることができた。具体的には、
①発音指導の方法:Listen and repeat, 良く似た子音を何度も聞かせ、 瞬間的に英単語を言い当てる。 ②楽しく単語を学ぶ方法 : クロスワード ③和文英訳 1000 題 : 中学校3年間の本文を全て和訳し、 それをもと に英文訳を作らせる。 ④和訳並べ替え方式 ・ 穴埋め補充方式 : 和訳を一文ずつ並べ、 論 理的に正しい順に並べる。 等、 実に多くの実践例が紹介され、 参加者一同が 「おぉ」 という雰 囲気だった。 次に、 教科書のメッセージをどのように生徒のために解 釈し、 生徒たち伝えていくのか、 教師の 「教材研究」 の視点をたくさ ん教えていただいた。 キーワード2 : 「生徒のために」 この言葉は夜の懇談会でのキーワードでもあるのだが (参加者のみ ぞ知る)、 全ての授業は生徒のために我々教員は教材研究をする。 予習ではなく、研究をするのである。 教科書に載っている 「メッセージ」 「地図・写真」 「語法」 「表現」 「語彙」 「構文」 「発展的思考」 「活用」 等をどうくみ取り、 伝えていくのか。 それが、 創造的実行力なのであ ると中井先生は強調する。 その力を行使するひとつの方法が、 「立体 化する」 ことである。 文字でいっぱいの平面テキストからテキストを立 体化するのに、 音声や挿絵を使うことはもちろん、 教師としての教材 研究に次の7ステップが必要とされる。 ①テキストをまず直接に自分の知識、 経験、 思考 ・ 想像力を投入、 反映させて多角的に読み取る。 ②テキストの表面を立体化すること。言葉をイメージと情況に還元する。 ③これを教えなければならない、 ではなく、 そのテキストに自分は何 を読み取るのか。 ④読みの深浅、 共鳴。 それが何を教えるのか決める。 ⑤自分の読みと他者の読みを対比し、 批判し、 自分の意見を修正し、 取捨選択する。 ⑥立体化され、 活性化され、 鼓動しているテキストを、 生徒にいかに 共鳴させるのか考える。 ⑦教室の雰囲気 ・ 生徒の反応に敏感である。 このような立体化を目指し、 サマリーを作成したり、 表の作成を通し、 実践されたことを紹介された。 言語習得も過程も、 自転車理論で紹介された。 Input → Intake → output の流れで習得はされるのだが、 Intake の活動をメカニカル ・ ド リルだけ行うのではいけないと強調する。 そこには意味がないといけ ない。 自転車でもそうである。 乗りたい、 そして乗れるようになったら、 遠くへ行きたい、 という動機が存在する。 英語学習でも同じで、 内発 的動機と自信をつけていかなければならない。前者は「英語は面白い」 という実感を生徒にどう伝えるか。 英語特有の表現や音声、 そして構 造。 後者は他者とのやりとりの中で生まれると説く。 参加者の中高の 教員、 学生はここで大きくうなずいた。 なぜ英語が好きなのか、 なぜ 英語教員をめざすことになったのか。 中井先生の言葉で改めて会場 が共鳴した。 英語とは何か。 コミュニケーションとは何か。 言語とは何か。 一言で は言い表すことが難しい内容を、 具体的に示していただいた。 日本 語と英語の距離の遠さを、 「言語とは文化」 という考えで説明された。 日本語、 つまり日本文化は高文脈文化 ; 状況言語であり、 英語は低 文脈文化 ; 言葉なのである。 津軽海峡がなぜヒットしたのか。 外国映 画でなぜ I love you, honey がよく聞かれるのか、 答えはそこにあるだ ろう。 そういった違いがある点を 認識したうえで、 教員は英語指 導、 文法指導に留意しなければ いけない。 5 文 型、 受 動 態、 to 不 定 詞 〜 ing の 形 を 単 に 教 え る だ け で はいけない。 筆者も大学時代に Lasen-freeman の Grammaring と いう考え方に共感をした。 文法指