背景
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ロジカル = 論理的であること
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「論理的であること」が求められる局面
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合意を形成したいとき
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読むだけで理解してもらいたいとき
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少しずつ慎重に確かめながら作業を進めたいとき
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エンジニア = 論理的に問題を解決する職業
Design Reviewでの説明
技術資料・論文
設計・評価・商品開発プロセス全体
はじめに ●○○
アプローチ
•
様々な仕事を、「論理的に」できるようになるために
•
ロジカルシンキング・ライティングを学んで実践する
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参考図書
1. 考える技術・書く技術 / ダイヤモンド社 / 2,940円
2. ロジカル・シンキング入門 / 日経文庫 / 830円
はじめに ○○●
紹介する概念
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論理のパターン
•
演繹(えんえき)
•
帰納(きのう)
•
帰納と演繹を組み合わせて使う
•
クリティカルシンキング
•
MECE(ミーシー)
ロジカルシンキング ●○○○○○○○○○○○○
そもそも
論理的とは?
•
誰もが「わかったよ!」と納得してくれること
•
実際の職場では、学術的に厳密な「論理的」は不要
•
関係者が心の底から納得してくれれば、それで
OK
•
ただし論文では必要かも
ロジカルシンキング ○●○○○○○○○○○○○
わかった!
となるのは
...
•
人が「わかった!」と感じるのは、
2つの場合だけ
•
A = Bです。B = Cです。だからA = Cです。
•
演繹的に合理的と感じた場合
•
x1はA = Cです。x2もA = Cです。xNもA = Cです。
だから(どんな
xについても)A = Cです。
•
帰納的に合理的と感じた場合
ロジカルシンキング ○○●○○○○○○○○○○
参考:その他の帰納
Wikipedia(http://ja.wikipedia.org/wiki/帰納)より抜粋転記
アナロジーとアブダクションは、エンジニア同士による議論や
仮説の立案には頻繁に用いられるが、公式な見解には使わない
実際の仕事の進め方
•
商品開発プロセスなどでは、帰納と演繹をうまく使い
分けて仕事することが大変重要
•
帰納:反論された場合に言い返せない
•
例:単に反例が見つかっていないだけでしょ?
•
演繹:新しいものを作ることができない
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演繹的な論理を作った上で、帰納的な作業を行う
→例
ロジカルシンキング ○○○○○○●○○○○○○
例:ソフトウェア開発
帰納だけで進めると・・・
テストする
テスト
仕様書
テスト
成績書
ソフトウェア
DR
テストしてない
部分は大丈夫?
演繹的な合意の論理を事前に作って使うやり方
最後にひっくり返されるかも
帰納的な作業が
水の泡になった
りしない
テストする
テスト
仕様書
テスト
成績書
ソフトウェア
DR
所定のテストに
合格していれば
出荷して大丈夫
DR 議事録
事前に帰納的に説明
ロジカルシンキング ○○○○○○○●○○○○○
紹介する概念
•
論理のパターン
•
演繹(えんえき)
•
帰納(きのう)
•
帰納と演繹を組み合わせて使う
•
クリティカルシンキング
•
MECE(ミーシー)
ロジカルシンキング ○○○○○○○○●○○○○
クリティカルシンキング
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合理性や妥当性を重視し検証しようとする姿勢・志向
•
思い込みや希望的な内容が入り込んでいないか?
•
誰が見ても明白か?勝手に説明を省いていないか?
•
反論に耐えうるか?結論が真逆だとしたら?
•
事実と推論を明確に区別しているか?
•
重複が無いか、漏れが無いか
•
演繹や帰納を使う上で、必要不可欠な態度
ロジカルシンキング ○○○○○○○○○●○○○
クリティカルシンキングを欠いた例
•
仕様書通りになっているから、出荷してもよい!
•
そもそも仕様書の妥当性は検証されているか?
•
前回と同レベルのテストに合格したから大丈夫!
•
前回と同レベルのテストでよい根拠は何か?
•
構造化したソフトウェアの方が品質が高い
•
ビールにも、ウイスキーにも、日本酒にも水が入って
いる → 水を飲むと酔っぱらう(Wikipediaより)
ロジカルシンキング ○○○○○○○○○○●○○
MECE(ミーシー)
•
Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive
•
「相互に排他的な項目」による「完全な全体集合」を
意味する言葉である。
要するに「ダブリなく・漏れな
く」という意味である。
- Wikipediaより抜粋転記
•
重複が無いか、漏れが無いか、という観点での検証
(つまり
MECEの検証)は、クリティカルシンキング
において非常に重要
•
MECEでなければ、主張の信憑性は全く損なわれる
ロジカルシンキング ○○○○○○○○○○○●○
まとめ
•
説明や仕事の進め方に、演繹や帰納を意識して使うこと
•
基本的な態度として、クリティカルシンキングが必須
•
「わかった!」と思ったら、「何故、わかったと思った
のか?」をすぐに考えてみるといいかも
•
慣れてくると、他人の主張を論理的に検証できるように
なるので、有効な指摘ができるようになるかも
ロジカルシンキング ○○○○○○○○○○○○●
ロジカルライティング
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読む人の頭の中に論理(演繹や帰納)が構成されるように、
文章の構造(構成)を設計して書くこと
•
基本的には、論理の構造をそのまま文章の構造にする
•
つまり、ロジカルシンキングが出来ていれば大崩れしない
•
文書テンプレートは、論理的に仕事をさせるために設計され
ていることがある
→ お手本になる
ロジカルライティング ●○○○○○○○○○
演繹
•
A = Cです。(結論を最初に述べる)
•
その理由を説明します。
•
A = Bです。(前提1)
•
B = Cです。(前提2)
•
まとめます。
A = Cです。(結論=主張)
暑い日はビールを
飲む人が増える
(A = B)
ビールを飲む人は
車を運転できない
(B = C)
暑い日は車を運転できる人が減る
(A = C)
ロジカルライティング ○●○○○○○○○○
帰納
•
A = Cです。(結論を最初に述べる)
•
以下、詳細に説明します。
•
x1について、A = Cです。
•
x2について、A = Cです。
•
xNについて、A = Cです。
•
まとめます。
A = Cです。(結論=主張)
失業率が上がった
(x1 : A = C)
経済全体として、景気が悪くなっている
(A = C)
設備投資が減った
(x2 : A = C)
株価が下がった
(xN : A = C)
ロジカルライティング ○○●○○○○○○○
活用分野と事例
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プレゼンテーションの資料(スライド)
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データパッケージ・技術文書・論文
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文書全体∼章や段落まで、基本的には各段階でロジ
カルライティングが行われ、入れ子的な構造になる
ロジカルライティング ○○○●○○○○○○
プレゼンテーション
•
例:
PREP法 (注:他にも様々なパターンあり)
•
Point - Reason - Example - Point
•
要点
(A=C) - 理由(A=B, B=C) - 事例 - 要点(A=C)
•
全体としては演繹
•
A=B and/or B=Cを事例で帰納的に説明する
ロジカルライティング ○○○○●○○○○○
技術的な報告書
•
概要
•
結論
•
主張を演繹または帰納で述べる
•
実施内容
•
記述内容=実施内容は、演繹的または帰納的な構成
要素の多層構造になる
ロジカルライティング ○○○○○●○○○○
具体的なテクニック
•
主に参考図書
1.より
1. ピラミッド構造:導入部+論理的階層構造で構成する
•
導入部:状況
→複雑化→疑問→答え
•
キーライン:「答え」を直接支える命題群
2. 記述順序の法則: グループ化の根拠(3種!)に従う
ロジカルライティング ○○○○○○●○○○
ピラミッド構造
参考図書
1: 考える技術・書く技術より
キーライン:
主題(
A : 答え)の直下に
配置され、主題を直接的に
支える
3つの要素・根拠
導入部:
読者と書き手の意
識や興味を える
ためのストーリー
キーライン
S : 状況
C : 複雑化
Q : 疑問
A : 答え
導入部
ロジカルライティング ○○○○○○○●○○
記述順序の法則
•
書く場合は、帰納的な根拠を列挙する順番が問題となる
•
書き手が順不同のつもりで書いたとしても、読み手は
目にした順番に意味を見出してしまう!
•
原則:妥当性のある順序は、下記の
3つしかない
a. 時間の順序
b. 構造の順序
c. 度合いの順序
ロジカルライティング ○○○○○○○○●○
主張
根拠 根拠 根拠
ここをどう並べるか
a. 時間の順序
•
結果に対して原因を列挙する場合
•
相互に少しでも因果関係があると、時間的な順番がある
•
取り組むべき順番
•
発生する順番など
プロセスを標準化することは業績に貢献する
恒久的に対策する 市場問題が減る 売上が増える
b. 構造の順序
•
目に見える(頭に思い浮かべる)構造を伝える場合
•
構造を図示し、図の左上から右下へ
•
図示する場合の順序は、何らかの観点による
•
入力→出力、規模、地理的な位置、重要性、etc...
景況は世界的に改善しつつある
北米の景況 ヨーロッパの景況 アジアの景況
c. 度合いの順序
•
重要度の順序ともいう
•
上位概念に対する度合いの大→小
•
合目的性の度合い:より目的に合致している
•
効率性の度合い:費用対効果が大きい
など
•
因果の度合い:因果が明確なもの
→不確かなもの
製品の仕様はこうすべきである
果たすべき機能 満たすべき性能 その他
まとめ
•
とにかくロジカルシンキングがベース
•
テクニックは原則の具体化事例であり、膨大にある
•
頭の中だけでは論理の検証や
MECEの検証が困難なので、
書いてみることはとても重要
•
ロジカルライティングで文書を作りながら仕事をすれば、
ロジカルシンキングを自分に課すことができる
ロジカルライティング ○○○○○○○○○●
まとめ
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説明責任を果たしてこそエンジニア(でなければ職人)
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説明責任を果たすとは、多くの人にわかってもらうこと
•
多様な人が対象だから、自分流の説明方法を作るよりも
普遍的な説明方法を身に付けて実践した方が確実
•
ロジカルシンキングやロジカルライティングは、かなり
普遍的な(普及している)説明方法